JP2010252177A - パイプライン型a/d変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】パイプラインステージの入出力特性の誤差を補正し、ステージ出力をデコードしたときの折り返しの発生を防止して、出力レンジを有効に使う。
【解決手段】複数ステージP11〜P1nにより順次、入力アナログ信号から部分デジタルデータを生成し、タイミング調整後デコーダ部3により加算する。各ステージは、部分A/D変換器と、部分D/A変換器と、前段からのアナログ信号に対して部分D/A変換器の出力の加減算を行なう加算器と、加算器の出力を増幅して次段へ供給するゲインアンプとを備える。デコーダ部の出力に後述する補正値を加算する補正値加算部4と、補正値加算部の出力に基づき、ステージの入出力特性の2点における、出力データ間の中点と理想中点との間の誤差を算出し補正値として保持し、補正値加算部に出力する補正値演算部5と、それらを制御して誤差を算出する補正動作を行わせる制御部6とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、パイプライン型A/D変換器のオフセットを補正する技術に関するものである。
パイプライン型A/D変換器は、低ビットのA/D変換器を従属接続して構成されことを特徴とし、所望のビット精度を得ることは、低ビットA/D変換器を必要段数接続することで実現可能である。また、一般にパイプラインステージと呼ばれる単位機能ブロックを接続するという比較的単純な構成であることから、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなど、様々な用途に利用されている。
一方で、プロセス微細化や高速化、低電圧化などにより、A/D変換器としての特性(DNLE:微分非線形誤差、INLE:積分非線形誤差)が劣化してしまう問題がある。この特性劣化に対して、さまざまな補正技術が考案されており、ポピュラーなものとしては段差誤差の補正方法(特許文献1参照)などが提案されている。
図4は、一般的なパイプライン型A/D変換器の構成の一例を示すブロック図である。図4において、21はパイプラインステージ群であり、複数のパイプラインステージP21〜P2nを含む。外部から入力されるA/D変換対象である入力アナログ信号AS2は、パイプライン1stステージP21に入力される。複数のパイプラインステージP21〜P2nが出力する部分デジタルデータS21〜S2nは、シフトレジスタ群からなるシフトレジスタ部22に供給される。部分デジタルデータS21〜S2nは、シフトレジスタ部22によりタイミング調整され、調整後部分デジタルデータSR21〜SR2nとして、デコーダ部23に供給される。調整後部分デジタルデータSR21〜SR2nは、デコーダ部23により演算処理されてADC出力DS2として出力される。
また、図5は、パイプラインステージP21〜P2nの各々の一般的な構成の一例を示す図である。入力アナログ信号AS2もしくは上位ステージの出力アナログ信号が、加算器24、及び低ビットの部分A/D変換器25に入力される。部分A/D変換器25の出力は、部分デジタルデータS21〜S2nであり、パイプラインステージ出力として出力されるとともに、部分D/A変換器26に入力される。部分D/A変換器26が出力する基準アナログ信号は、加算器24に入力されて、入力アナログ信号もしくは上位ステージの出力アナログ信号との演算処理が行われる。その結果の信号は、ゲインアンプ27により増幅されて出力アナログ信号となり、下位ステージへ供給される。
さらに、図6はシフトレジスタ部22の一般的な構成の一例を示す図である。シフトレジスタ部22は、複数の遅延部28からなり、パイプラインステージの出力遅延に応じて、必要数の遅延部28が従属接続され、部分デジタルデータS21〜S2nの相互間のタイミングを調整する。
以上のような構成を有するパイプライン型のA/D変換器の動作について、簡単に説明する。アナログ信号AS2は、まずパイプライン1stステージP21に入力され、部分A/D変換器25でデジタル化される。部分A/D変換器25として、一般的には3値(00、01、10)を出力する1.5ビットのものが多用されている。部分A/D変換器25の部分デジタルデータS21〜S2nは、シフトレジスタ部22でタイミング調整される一方で、部分D/A変換器26によりアナログ変換される。アナログ変換された信号は加算器24により、入力されてきたアナログ信号と加算され、ゲインアンプ27で増幅して出力される。1.5ビットパイプラインステージの場合、一般的にゲインアンプ27の利得は2倍である。この一連の動作が、下位のパイプラインステージまで行われる。
一方、部分デジタルデータS21〜S2nがシフトレジスタ部22でタイミング調整された調整後部分デジタルデータSR21〜SR2nはデコーダ部23に供給され、デコーダ部23で加算されることで、所望のビット数を持つA/D変換デジタルデータDS2が得られる。
特開2003−298418号公報(図1)
これらパイプラインステージ群21の構成要素では、さまざまな要因により出力が上下にシフトすることがある。例として1.5ビットパイプラインステージの入出力特性を図7に示す。図7において、各パイプラインステージに入力されるアナログ信号の大きさが、入力軸30(横軸)で表される。各パイプラインステージが出力するアナログ信号の大きさは、出力軸31(縦軸)で表される。実線の特性ライン32は理想的な入出力特性を示し、破線の特性ライン33は、上側にシフトした入出力特性を示す。
VREFはパイプラインA/D変換器の入力レンジの上限、下限の絶対値を示す。パイプラインステージ出力SPSは、3値(00、01、10)のデジタルデータをとる。−VREF/4、+VREF/4は、3値のデジタルデータ出力を選択する境界値である。破線の入出力特性ライン33の場合のアナログ出力信号の誤差値が、VEで示されている。
上述のような各パイプラインステージでのアナログ出力信号の誤差に起因して、A/D変換器の入出力特性における誤差は、図8に示すようなものになる。入力軸34(横軸)は、A/D変換器へのアナログ信号の大きさを、出力軸35(縦軸)は部分デジタルデータの大きさを示す。一点鎖線の特性ライン36は理想の入出力特性を、実線の特性ライン37は上側にシフトしている誤差を持った入出力特性を示す。
このように、パイプラインステージの入出力特性に上下シフトが発生した場合、A/D変換器の出力としてはデジタル出力値の上限を超えてしまい、デコーダ出力としては折り返しが発生してしまう。一般には、折り返しが発生しないようにクリップ処理をする。しかしながら、クリップ処理をすることで、超えた部分の変換データが無駄になってしまい、A/D変換器の出力レンジを有効に使うことができないという課題がある。
そこで本発明は、パイプラインステージの入出力特性に発生する上下のシフト誤差を補正し、各ステージのデジタル出力値をデコードしたときの折り返しの発生を防止して、A/D変換器の出力レンジを有効に使うことが可能なパイプライン型A/D変換器を提供することを目的とする。
本発明のパイプライン型A/D変換器は、従属接続された複数段のパイプラインステージにより順次、入力アナログ信号から一部ビットに対応する部分デジタルデータを生成し、各々の前記パイプラインステージから得られる前記部分デジタルデータについて、パイプライン処理によるタイミング遅延を調整した後、デコーダ部により加算してデジタルデータを出力するように構成される。
前記各パイプラインステージは、前記入力アナログ信号または前段の前記パイプラインステージから出力される出力アナログ信号を量子化して前記部分デジタルデータを生成する低ビットの部分A/D変換器と、 前記部分A/D変換器が出力する前記部分デジタルデータを基準アナログ信号に変換する低ビットの部分D/A変換器と、前記出力アナログ信号に対して前記部分D/A変換器が出力する前記基準アナログ信号の加減算を行なう加算器と、前記加算器の出力信号を増幅して前記出力アナログ信号として次段の前記パイプラインステージへ供給するゲインアンプとを備える。
上記課題を解決するために、本発明のパイプライン型A/D変換器は、前記デコーダ部が出力する前記デジタルデータを第1の入力とし、後述する補正値を第2の入力として、これらを加算して出力データとする補正値加算部と、前記補正値加算部の出力を入力として、前記パイプラインステージの入出力特性の任意の2点における前記出力データ間の中点を算出し、その算出された中点と理想中点との間の誤差を算出し前記補正値として保持し、前記補正値加算部に出力する補正値演算部と、前記パイプラインステージ及び前記補正値演算部を制御して、前記誤差を算出する補正動作を行わせる制御部とを備えたことを特徴とする。
上記構成のパイプライン型A/D変換器によれば、A/D変換器出力の理想中点に補正することができるため、クリップにより無駄になるデータを軽減できるため、A/D変換器の出力レンジを有効に利用することが可能になる。
本発明の一実施の形態におけるパイプライン型A/D変換器を示すブロック図 同パイプライン型A/D変換器に適用される補正方法の一例を示すフローチャート 同パイプライン型A/D変換器に含まれる補正対象のパイプラインステージの構成例を示すブロック図 従来の一般的なパイプライン型A/D変換器の構成を示すブロック図 同パイプライン型A/D変換器に含まれるパイプラインステージの構成例を示すブロック図 同パイプライン型A/D変換器に含まれるシフトレジスタ部の構成例を示すブロック図 パイプライン型A/D変換器に含まれるパイプラインステージの入出力特性の例を示す図 A/D変換器の入出力特性の例を示す図
本発明のパイプライン型A/D変換器は、上記構成を基本として、以下のような態様をとることができる。
すなわち、前記パイプラインステージの最下位ステージは、任意ビットのフラッシュ型A/D変換器により構成することができる。
また、前記制御部は、補正対象の前記パイプラインステージを任意の下位側から設定し、順に上位側に移動させるように、前記パイプラインステージの入出力を制御することが好ましい。
また、前記制御部は、補正対象の前記パイプラインステージに対して、前記中点を算出するための前記任意の2点の入力値と出力値を設定する構成とすることができる。
また、前記補正値演算部は、前記補正動作前はゼロを出力して、前記補正加算部からの出力をデコーダ部出力と等価にする構成とすることができる。
また、前記補正値演算部は、前記制御部が設定した2点において、前記補正値加算部からの出力をモニタすることで前記中点を算出する構成とすることができる。
また、前記パイプラインステージは、前記補正動作中は、通常入力を遮断して前記任意の2点に対応する設定値を入力するように制御される構成とすることができる。
以下に、本発明の実施の形態におけるパイプライン型A/D変換器について、図面を参照して説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態におけるパイプライン型A/D変換器の構成例を示すブロック図である。
図1において、パイプラインステージ群1は、複数段のパイプラインステージP11〜P1nを縦続接続して構成されている。最上位のパイプライン1stステージP11に、A/D変換対象である外部からの入力アナログ信号AS1が入力される。各パイプラインステージP11〜P1nの部分デジタルデータS11〜S1nは、シフトレジスタ群からなるシフトレジスタ部2に入力される。シフトレジスタ部2は、各部分デジタルデータS11〜S1nを、各パイプラインステージでの遅延に応じてタイミングを調整し、調整後部分デジタルデータSR11〜SR1nとして出力する。
シフトレジスタ部2から出力される調整後の部分デジタルデータSR11〜SR1nは、デコーダ部3に入力され、加算されてA/D変換データSdecが生成される。デコーダ部3が出力するA/D変換データSdecは、補正値加算部4に入力され、補正値演算部5から供給される補正値データScalを加算する処理が行われる。それにより、シフト誤差が補正されたA/D変換データDS1が、パイプラインA/D変換器の出力(デジタルデータ)として出力される。
補正値演算部5は後述する補正期間に、パイプラインステージの入出力特性における誤差を算出して、補正値データScalとして保持する。パイプラインステージの入出力特性における誤差は、補正値加算部4からの出力に基づき、パイプラインステージの入出力特性における任意の2点の中点と理想中点との間の出力データの誤差として算出することができる。
パイプラインステージP11〜P1nの入出力特性に起因するシフト誤差を補正するための、パイプラインステージ群1と補正値演算部5の動作は、制御部6により制御される。Scnt1はパイプラインステージ群1を制御する制御信号、Scnt2は補正値演算部5を制御する制御信号である。これらの制御信号により、パイプラインステージ群1と補正値演算部5は、以下に説明する動作を行うように制御される。
まず、図7を参照して、シフト誤差の一例について説明する。図7は従来例のパイプラインステージの入出力特性を示したものであるが、本実施の形態のパイプラインステージについても、同様の入出力特性を例として説明することができる。パイプラインステージ出力SPSは3値(00、01、10)をとり、図1における部分デジタルデータS11〜S1nに対応する。
上述のように、パイプラインステージの入出力特性における任意の2点の中点と理想中点との間の出力データの誤差を算出するために、図7に示すような補正用入力値13、14が、制御部6で設定される。ここでは、補正用入力値13として、入力値を+VREF/4に、出力データを(01)に設定し、補正用入力値14として、入力値を−VREF/4に、出力データを(01)に設定している。誤差値VEが、補正すべき値である。
図2は、上記構成のパイプライン型A/D変換器により行われる、本実施の形態の補正方法の一例を示すフローチャートである。
図2において、補正期間が開始されると、まずステップS101では、制御部6により任意の下位パイプラインステージが補正対象ステージとして設定される。次にステップS102では、制御部6により、補正対象ステージの入出力特性における理想中心との誤差が検出される。その際、補正用入力値13、14を用い、+VREF/4と−VREF/4を入力値、(01)を出力データとして補正対象ステージを制御する。
誤差を検出するときには、補正対象ステージの出力アナログ信号を、下位のパイプラインステージのデコーダ部3によりデコードしたA/D変換データSdecを用いる。デコードされた2点に対応するデータを用いて加算平均することで、簡単に中点の出力レベルを算出することができる。このようにして算出された中点と理想中点との出力レベルの差を、補正値データとして補正値演算部5が保持する。
次にステップS103では、最上位ステージ(1stステージ)であるか否かを判定する。1stステージでない場合は、ステップS104に進み、補正対象ステージに対応する補正値データを保持して、補正対象ステージを1つ上位側にシフトさせ、ステップS102のフローに戻る。以降、1stステージになるまで、補正対象ステージに対応する補正値データを保持して、次の補正対象ステージを設定し、同様の動作を繰り返す。補正値データは順次加算することで、補正対象ステージの補正値として扱うことができる。
ステップS103の条件分岐において、1stステージであった場合、ステップS105に進む。ステップS105のフローとしては、全補正対象ステージの補正値を加算して、この補正期間でのパイプラインA/D変換器の補正値データScalとして保持し、補正期間を終了する。以降、通常動作期間としてパイプラインA/D変換器を動作させれば、保持された補正値データScalにより、シフト誤差をキャンセルすることができる。
図3は、上述のようなフローの補正方法を実施するための、補正対象のパイプラインステージの構成例を示すブロック図である。入力アナログ信号AS1もしくは上位ステージの出力アナログ信号は、スイッチSW1を介して、加算器7に入力される。さらに、スイッチSW2を介して、部分A/D変換器8に入力される。部分A/D変換器8の出力は部分デジタルデータS11〜S1nであり、スイッチSW3を介して、パイプラインステージ出力として出力されるとともに、部分D/A変換器9に入力される。部分D/A変換器9が出力する基準アナログ信号は、加算器7に入力されて、入力アナログ信号もしくは上位ステージの出力アナログ信号との演算処理が行われる。その結果の信号は、ゲインアンプ10により増幅されて出力アナログ信号となり、下位ステージへ供給される。
加算器7には、スイッチSW4を介して、基準電圧設定部11の出力信号が入力される。部分D/A変換器9には、スイッチSW5を介して、デジタル値設定部12の出力信号が入力される。本実施の形態においては上述のように、デジタル値設定部12は基準電圧として、+VREF/4と−VREF/4を出力するように設定される。デジタル値設定部12は、(01)を出力するように設定される。
スイッチSW1〜SW5は、補正期間に補正対象ステージとして設定されたか否か、あるいは通常動作期間であるかに応じて、選択的に切り換えられる。図3は、補正期間に補正対象ステージとして設定されたときのスイッチ切り換え状態が図示されている。補正対象ステージとなった場合、スイッチSW1〜SW3がオフとなり、スイッチSW4、SW5がオンとなる。それにより、基準電圧設定部11から補正用入力信号が入力され、またデジタル値設定部12から補正用デジタル出力値が供給される。補正期間に補正対象ステージとして設定されていない場合、及び通常動作期間の場合は、スイッチSW1〜SW3がオン、スイッチSW4、SW5がオフになる。
図8に、本実施の形態による補正効果の一例を示す。図8は従来例のパイプラインA/D変換器の入出力特性を示したものであるが、本実施の形態のパイプライン型A/D変換器についても、同様の入出力特性の場合を一例として説明することができる。上述のフローを実施することで、シフト誤差を含有した実線の特性ライン37で示される入出力特性を補正して、一点鎖線の特性ライン36で示される理想の入出力特性に近づけることができる。これにより、シフト誤差のある入出力特性(特性ライン37)では、出力レンジを超えた分(オーバーフロー)が折り返される(一般的にはクリップされる)ことで無駄になっていた出力データが、補正処理を実施することで、効率的に出力レンジを利用することが可能になる。
本発明にかかるパイプライン型A/D変換器は、プロセス微細化などによるばらつきで発生する入出力特性の上下シフトを補正することで出力レンジを有効に利用することができるため、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなど、様々な用途に有用である。
1、21 パイプラインステージ群
2、22 シフトレジスタ部
3、23 デコーダ部
4 補正値加算部
5 補正値演算部
6 制御部
7、24 加算器
8、25 部分A/D変換器
9、26 部分D/A変換器
10、27 ゲインアンプ
11 デジタル値設定部
12 基準電圧設定部
13、14 補正用入力値
28 遅延部
30、34 入力軸
31、35 出力軸
32、37 実線の特性ライン
33 破線の特性ライン
36 一点鎖線の特性ライン
P11〜P1n、P21〜P2n パイプラインステージ
SW1〜SW5 スイッチ

Claims (7)

  1. 従属接続された複数段のパイプラインステージにより順次、入力アナログ信号から一部ビットに対応する部分デジタルデータを生成し、各々の前記パイプラインステージから得られる前記部分デジタルデータについて、パイプライン処理によるタイミング遅延を調整した後、デコーダ部により加算してデジタルデータを出力するように構成され、
    前記各パイプラインステージは、
    前記入力アナログ信号または前段の前記パイプラインステージから出力される出力アナログ信号を量子化して前記部分デジタルデータを生成する低ビットの部分A/D変換器と、
    前記部分A/D変換器が出力する前記部分デジタルデータを基準アナログ信号に変換する低ビットの部分D/A変換器と、
    前記出力アナログ信号に対して前記部分D/A変換器が出力する前記基準アナログ信号の加減算を行なう加算器と、
    前記加算器の出力信号を増幅して前記出力アナログ信号として次段の前記パイプラインステージへ供給するゲインアンプとを備えたパイプラインA/D変換器において、
    前記デコーダ部が出力する前記デジタルデータを第1の入力とし、後述する補正値を第2の入力として、これらを加算して出力データとする補正値加算部と、
    前記補正値加算部の出力を入力として、前記パイプラインステージの入出力特性の任意の2点における前記出力データ間の中点を算出し、その算出された中点と理想中点との間の誤差を算出し前記補正値として保持し、前記補正値加算部に出力する補正値演算部と、
    前記パイプラインステージ及び前記補正値演算部を制御して、前記誤差を算出する補正動作を行わせる制御部とを備えたことを特徴とするパイプライン型A/D変換器。
  2. 前記パイプラインステージの最下位ステージは、任意ビットのフラッシュ型A/D変換器により構成された請求項1記載のパイプライン型A/D変換器。
  3. 前記制御部は、補正対象の前記パイプラインステージを任意の下位側から設定し、順に上位側に移動させるように、前記パイプラインステージの入出力を制御する請求項1記載のパイプライン型A/D変換器。
  4. 前記制御部は、補正対象の前記パイプラインステージに対して、前記中点を算出するための前記任意の2点の入力値と出力値を設定する請求項1記載のパイプライン型A/D変換器。
  5. 前記補正値演算部は、前記補正動作前はゼロを出力して、前記補正加算部からの出力をデコーダ部出力と等価にする請求項1記載のパイプライン型A/D変換器。
  6. 前記補正値演算部は、前記制御部が設定した2点において、前記補正値加算部からの出力をモニタすることで前記中点を算出する請求項4記載のパイプライン型A/D変換器。
  7. 前記パイプラインステージは、前記補正動作中は、通常入力を遮断して前記任意の2点に対応する設定値を入力するように制御される請求項1記載のパイプライン型A/D変換器。
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