JP2010248899A - 自動車用ドアロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロック機能を有する第1作動機構とダブルロック機能を有する第2作動機構を備えたドアロック装置において、第2作動機構を簡単に構成する。
【解決手段】ダブルロック機能を有する第2作動機構30を、第1作動機構20の作動時に連動して動作してダブルロック動作位置とアンダブルロック動作位置とに選択的に移行する被掛止レバー31と、該被掛止レバー31とは別に動作して被掛止レバー31を保持するセット位置と保持状態を解除するアンセット位置に選択的に移行する掛止レバー32を備え、掛止レバー32は前記セット位置において被掛止レバー31をダブルロック動作位置にて保持することによりダブルロック状態を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】ダブルロック機能を有する第2作動機構30を、第1作動機構20の作動時に連動して動作してダブルロック動作位置とアンダブルロック動作位置とに選択的に移行する被掛止レバー31と、該被掛止レバー31とは別に動作して被掛止レバー31を保持するセット位置と保持状態を解除するアンセット位置に選択的に移行する掛止レバー32を備え、掛止レバー32は前記セット位置において被掛止レバー31をダブルロック動作位置にて保持することによりダブルロック状態を形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車用ドアロック装置に関する。
自動車用ドアロック装置の一形式として、特開平9−195601号公報にて提案されているように、自動車のボデー側に設けた掛止手段(ストライカ)とドア側に設けた被掛止手段(ラッチとポール等)とからなる掛止部の掛止状態を解除不能なロック状態と解除可能なアンロック状態とに選択的に形成する第1の作動機構と、第1の作動機構が構成するロック状態を解除不能なダブルロック状態と同ダブルロック状態を解除したアンダブルロック状態とに選択的に形成する第2の作動機構を備えてなる自動車用ドアロック装置がある。
当該ドアロック装置は、所謂、ダブルロック機能(またはスーパロック機能)を有するものであり、当該ダブルロック機能は、第1の作動機構によって得られるロック状態を維持(ロック)して、例えば車外から第1の作動機構の一構成部材であるドアロックノブを不正にアンロック操作してもロック状態を解除し得ないという有用な機能である。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、ダブルロック機能を発揮する第2の作動機構は、ロック状態を解除可能に構成する第1の作動機構とは機能的にも構造的にも密接に関連することから、その構成は必然的に複雑なものとなる。従って、本発明の目的は、ダブルロック機能を発揮する第2の作動機構をできるかぎり簡単に構成して、ドアロック装置を簡単な構成にすることにある。
ところで、ダブルロック機能を発揮する第2の作動機構は、ロック状態を解除可能に構成する第1の作動機構とは機能的にも構造的にも密接に関連することから、その構成は必然的に複雑なものとなる。従って、本発明の目的は、ダブルロック機能を発揮する第2の作動機構をできるかぎり簡単に構成して、ドアロック装置を簡単な構成にすることにある。
(課題を解決するための手段)
本発明は自動車用ドアロック装置に関するもので、特に、自動車のボデー側に設けた掛止手段とドア側に設けた被掛止手段からなる掛止部の掛止状態を解除不能なロック状態と解除可能なアンロック状態とに選択的に形成する第1の作動機構と、同第1の作動機構が形成するロック状態を解除不能なダブルロック状態と同ダブルロック状態を解除したアンダブルロック状態とに選択的に形成する第2の作動機構を備えてなる形式の自動車用ドアロック装置を適用対象とするものである。
本発明は自動車用ドアロック装置に関するもので、特に、自動車のボデー側に設けた掛止手段とドア側に設けた被掛止手段からなる掛止部の掛止状態を解除不能なロック状態と解除可能なアンロック状態とに選択的に形成する第1の作動機構と、同第1の作動機構が形成するロック状態を解除不能なダブルロック状態と同ダブルロック状態を解除したアンダブルロック状態とに選択的に形成する第2の作動機構を備えてなる形式の自動車用ドアロック装置を適用対象とするものである。
しかして、本発明に係る自動車用ドアロック装置は、前記第2の作動機構を、前記第1の作動機構を構成するロック操作レバーのロック動作およびアンロック動作に連動して動作してダブルロック動作位置とアンダブルロック動作位置とに選択的に移行する被掛止レバーと、該被掛止レバーとは別に動作して前記被掛止レバーを保持するセット位置と保持状態を解除するアンセット位置に選択的に移行する掛止レバーを備えた構成として、該掛止レバーは前記セット位置において前記被掛止レバーをダブルロック動作位置にて保持することにより前記ダブルロック状態を形成すること(請求項1に係る発明)に特徴がある。
本発明に係る自動車用ドアロック装置においては、前記被掛止レバーがダブルロック動作位置にて前記掛止レバーによって保持されている状態では、前記ロック操作レバーがアンロック動作しても空振り作動して前記アンロック状態が得られない構成であること(請求項2に係る発明)が可能である。
(発明の作用・効果)
本発明に係る自動車用ドアロック装置においては、第1の作動機構の作動により、自動車のボデー側に設けた掛止手段とドア側に設けた被掛止手段からなる掛止部の掛止状態を解除不能なロック状態と解除可能なアンロック状態とに選択的に形成することができ、かつ、第2の作動機構により、第1の作動機構が形成するロック状態を解除不能なダブルロック状態と同ダブルロック状態を解除したアンダブルロック状態(ロック状態を解除可能な状態)とに選択的に形成することができる。
本発明に係る自動車用ドアロック装置においては、第1の作動機構の作動により、自動車のボデー側に設けた掛止手段とドア側に設けた被掛止手段からなる掛止部の掛止状態を解除不能なロック状態と解除可能なアンロック状態とに選択的に形成することができ、かつ、第2の作動機構により、第1の作動機構が形成するロック状態を解除不能なダブルロック状態と同ダブルロック状態を解除したアンダブルロック状態(ロック状態を解除可能な状態)とに選択的に形成することができる。
このように、本発明に係る自動車用ドアロック装置は、第2の作動機構によりダブルロック機能を発揮させることができるものであるが、特に、当該第2の作動機構を、前記第1の作動機構を構成するロック操作レバーのロック動作およびアンロック動作に連動して動作してダブルロック動作位置とアンダブルロック動作位置とに選択的に移行する被掛止レバーと、該被掛止レバーとは別に動作して前記被掛止レバーを保持するセット位置と保持状態を解除するアンセット位置に選択的に移行する掛止レバーを備えた構成(請求項1に係る発明)としているため、従来の第2の作動機構に比較して簡単な構成とすることができるという利点がある。
また、本発明の実施に際して、前記被掛止レバーがダブルロック動作位置にて前記掛止レバーによって保持されている状態では、前記ロック操作レバーがアンロック動作しても空振り作動して前記アンロック状態が得られない構成とした場合(請求項2に係る発明の場合)には、ロック操作レバーの空振り作動によって、被掛止レバー及び掛止レバー等構成部材に無理な力が作用せず、被掛止レバー及び掛止レバー等構成部材の損傷を防止することができる。
以下に、本発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一例に係る自動車用ドアロック装置を分解した全体の斜視図、図2は図1の一部分を拡大して示す斜視図、図3は図1の他の一部分を拡大して示す斜視図である。当該ドアロック装置はドアの内部に配設されるもので、ハウジング10内に第1作動機構20、第2作動機構30、第3作動機構40、および被掛止機構50を収容して構成されている。また、図4〜図10は、ハウジング10内に収容した第1作動機構20および第2作動機構30を構成する各構成部材の動作時の連係状態を示している。第1作動機構20および第2作動機構30は、本発明における第1の作動機構および第2の作動機構に該当する。なお、図1に示す各矢印方向は、自動車の車体を基準とする前後方向、上下方向、および内外方向を示している。
当該ドアロック装置のハウジング10は、ハウジング本体11と、第1カバー体12と、第2カバー体13からなるもので、ハウジング本体11は、内側に開口する皿状の第1ケース部11aおよび第1ケース部11aとは直交して後側に開口する皿状の第2ケース部11bを有し、第1ケース部11aの開口部側には第1カバー体12が取付けられ、かつ、第2ケース部11bの開口部側には第2カバー体13が取付けられている。これにより、第1ケース部11aの開口部は第1カバー体12にて閉塞され、かつ、第2ケース部11bの開口部は第2カバー体13にて閉塞されている。
ハウジング10においては、ハウジング本体11の第1ケース部11aと第1カバー体12間の内部に、第1作動機構20および第2作動機構30の各構成部材が配設されている。また、ハウジング本体11の第2ケース部11bと第2カバー体13間の内部には、サブベースプレート14が配設されているとともに、第3作動機構40の各構成部材が配設されている。第2カバー体13の後側の開口部側にはベースプレート15が取付けられて、ベースプレート15が同開口部を閉塞している。第2カバー体13とベースプレート15間の内部には、被掛止機構50の各構成部材が配設されている。
第1作動機構20は、本発明における第1の作動機構に該当するもので、第1インサイドレバー21、第2インサイドレバー22、オープンリンク23、ロック操作レバー24、電動モータ25、ホイールギヤ26、アクティブレバー27、キーレバー28、およびアイドルレバー29を備えている。
第1インサイドレバー21は、第1カバー体12の内面側に支持ピン21aを介して、図示時計方向および反時計方向へ回動可能に取付けられている。また、第1カバー体12の外面側には、第3インサイドレバー61が同一の支持ピン21aを介して、図示時計方向および反時計方向へ回動可能に取付けられている。第1インサイドレバー21は、第1カバー体12側に向けて突出する係合突起部21bを備え、係合突起部21bは第1カバー体12の円弧状孔12aを貫通して第3インサイドレバー61の連結孔61aに係合して、第1インサイドレバー21を第3インサイドレバー61に一体的に連結している。第3インサイドレバー61は、ドアの車内側に設けた図示しないインサイドハンドルに連結するインサイドケーブル62に連結されていて、インサイドハンドルの開方向への操作(開操作)により図示時計方向へ回動し、第1インサイドレバー21を同方向へ回動させる。
第2インサイドレバー22は、第1カバー体12の内面側に図示時計方向および反時計方向へ回動可能に取付けられて、第1インサイドレバー21の外側に位置しているもので、第1カバー体12側へ突出する係合ピン22aと、ハウジング本体11側に位置する係合アーム部22bを備えている。第2インサイドレバー22においては、係合ピン22aを第1インサイドレバー21の長孔21cに挿通することにより、第1インサイドレバー21に連係されている。
オープンリンク23は、第1インサイドレバー21の外側に位置し、後述するアクティブレバー27の第1係合ピン27bが挿通する長孔状の係合溝23a、第1インサイドレバー21の先端部21dが当接して係合するL字状の係合片部23b、および、後述するオープンレバー41に連結されるための連結部23cを備えていて、アクティブレバー27およびオープンレバー41にて支持されている。
ロック操作レバー24は、ハウジング本体11の第1ケース部11aの内面側に図示時計方向および反時計方向へ回動可能に取付けられているもので、ロッキングケーブル63用の取付孔24a、後述するアクティブレバー27の第3係合ピン27dを受承する受承部24b、後述する被掛止レバー31の一端を掛止する掛止部24c、および、第2インサイドレバー22の係合アーム部22bの先端部が当接する当接部24dを備えている。ロッキングケーブル63は、ドアの車内側に設けた図示しないロックノブに連結されると共に取付孔24aにてロック操作レバー24に連結されているもので、ロックノブがロック操作された場合、その操作力をロック操作レバー24に伝達して、ロック操作レバー24を図示時計方向へ回動させ、ロックノブがアンロック操作された場合、その操作力をロック操作レバー24に伝達して、ロック操作レバー24を図示反時計方向へ回動させる。
電動モータ25は、電動式アクチュエータであって、第1作動機構20に対する操作力を出力すべく機能する。電動モータ25は、第1カバー体12の内面側に取付けられている。電動モータ25はその出力軸にウォーム25aを備え、ウォーム25aはホイールギヤ26のギヤ部に噛合している。電動モータ25は、キーブレードやドア室内トリムに設けたロック・アンロックスイッチの操作(ロック・アンロック操作)によるリモートコントロール操作によって駆動を制御される。ホイールギヤ26は、電動モータ25の出力部に該当するもので、その外面側に一対の係合ピン26a,26bを備えていて、第1ケース部11aと第1カバー体12とに回転可能に支持されている。両係合ピン26a,26bは、ホイールギヤ26の回転中心を挟んで同一円周上に所定間隔を保持して配置されていて、ホイールギヤ26の正逆回転時に、何れか一方がアクティブレバー27の扇形面に対して当接・離脱し、何れか他方がアクティブレバー27の係合凹所27aに対して進退する。
アクティブレバー27は、第1ケース部11aと第1カバー体12とに図示時計方向および反時計方向へ回動可能に支持されて、オープンリンク23とロック操作レバー24間に位置しているもので、第1カバー体12に対向する対向面側に係合凹所27a(図4参照)、第1係合ピン27b(図4参照)、および第2係合ピン27cを備え、第1ケース部11aに対向する対向面側に第3係合ピン27dおよび突起部27eを備えている。また、アクティブレバー27は、ハウジング本体11に設けた突片11cと弾撥的に係合するアーム27fを備えている。
アクティブレバー27においては、係合凹所27aはホイールギヤ26側に臨み、第1係合ピン27bはオープンリンク23の係合溝23aに挿通されている。また、第2係合ピン27cは後述するアイドルレバー29の第2係合溝29bに係合し、第3係合ピン27dはロック操作レバー24の受承部24bに受承され、突起部27eは後述する掛止レバー32に近接して位置している。またアクティブレバー27の係合凹所27aは、ホイールギヤ26が正逆回転した際、ピン26aまたは26bが選択的に進退して係合・非係合し、アクティブレバー27を図示時計および反時計方向へ選択的に回動させるように形成されている。
キーレバー28は、円柱状の柱状本体28aとそれに一体に連結されたレバー部28bとからなるもので、ハウジング本体11の第1ケース部11aに、アイドルレバー29とともに回転可能に支持されており、柱状本体28aには図示しないキーシリンダから突出する突片の先端部が嵌合する嵌合溝28cを備えるとともに、レバー部28bの背面にはアイドルレバー29に設けた円弧状の第1係合溝29aに挿入される係合ピン28d(図4参照)を備えている。アイドルレバー29は、その先端部に先端側が開口する第2係合溝29bを備え、第2係合溝29bには、アクティブレバー27の第2係合ピン27cが挿入されている。キーレバー28は、キーブレード(図示省略)によってキーシリンダを回動操作することにより回動してアイドルレバー29を図示時計方向および反時計方向へ選択的に回動させ、かつ、アイドルレバー29を介してアクティブレバー27を図示時計方向および反時計方向へ選択的に回動させる。
第2作動機構30は、本発明における第2の作動機構に該当するもので、被掛止レバー(被ダブルロックレバー)31、掛止レバー(ダブルロックレバー)32、電動モータ33を備えている。被掛止レバー31は、線状のバネ鋼材(他の弾性素材で構成して実施することも可能である)を屈曲形成してなるもので、コイル状の基部31aと、基部31aから所定長さ延びるレバー部31bと、レバー部31bの先端部に形成されたフック状の被掛止部31cを備えている。被掛止レバー31においては、その基部31aがロック操作レバー24を回動可能に支持する支持ピン24f周りに巻回させた状態で、その基部31aの一端がロック操作レバー24の掛止部24cに掛止され、そのレバー部31bの中間部がロック操作レバー24の掛止部24eに掛止されて取付けられている。被掛止レバー31は、レバー部31bを図示反時計方向へ付勢された状態でロック操作レバー24に連動動作可能に組付けられていて、レバー部31bの先端部の背部にてアクティブレバー27の第3係合ピン27dをロック操作レバー24の受承部24bとにより受承している。
掛止レバー32は、第1ケース部11aと第1カバー部12とに図示時計方向および反時計方向へ回動可能に取付けられるもので、図4に示すように、一端側の揺動アーム32aの先端部に掛止部32bを備え、他端側の揺動アーム32cの先端縁に円弧状のギヤ部32dを備えている。電動モータ33は、掛止レバー32を駆動して回動させるもので、その出力軸に設けたウォーム33aを掛止レバー32のギヤ部32dに噛合させている。電動モータ33は、キーブレードやドア室内トリムに設けたダブルロックスイッチの操作(セット・アンセット操作)によるリモートコントロール操作によって駆動を制御される。掛止レバー32は、被掛止レバー31が図5に示すダブルロック動作位置に移行している状態で、電動モータ33の正回転駆動により図示時計方向へ回動されると、図7に示すように、被掛止レバー31の被掛止部31cを揺動アーム32aの掛止部32bにて掛止(保持)する。
掛止レバー32による被掛止レバー31の掛止状態(ダブルロック状態)は、掛止レバー32を図示反時計方向へ回動動作させることにより解除されるが、この掛止レバー32の回動動作は、リモートコントロール操作による電動モータ33を逆回転駆動させることにより当然に行えるとともに、アクティブレバー27のアンロック動作位置への移行動作によっても行われる。掛止レバー32が被掛止レバー31を掛止している状態(セット位置)では、アクティブレバー27は図7に示すようにロック動作位置に移行していて、アクティブレバー27の突起部27eが掛止レバー32の揺動アーム32aの上方にてこれに近接して位置している。このため、アクティブレバー27を図示時計方向へ回動動作させれば、アクティブレバー27の突起部27eが掛止レバー32の揺動アーム32aの上端部に当接して揺動アーム32aを下方へ押動し、掛止レバー32を反時計方向へ所定量回動させて、図5に示すように、掛止レバー32による被掛止レバー31の掛止状態を解除する(アンセット位置とする)。
第3作動機構40の各構成部材は、ハウジング本体11の第2ケース部11bと第2カバー体13間にてその内部に配設されている。第3作動機構40は、オープンレバー41およびリフトレバー42を備えている。オープンレバー41は、第2ケース部11bとサブベースプレート14間にて、支持ピン43aおよびトーションスプリング43bを介して回動可能に支持されている。オープンレバー41の一方の回動端部41aには、ドアの車外側に設けた図示しないアウトサイドハンドルに連結するアウトサイドリンクが連結され、かつ、他方の回動端部41bには、オープンリンク23の連結部23cが嵌着されて連結されている。オープンレバー41は、アウトサイドハンドルの開方向への操作(開操作)により、トーションスプリング43bに抗して他方の回動端部41bを上動させるように回動する。リフトレバー42は、第2カバー体13を貫通して延びる後述するポール52の軸部52bの外周に一体回転可能に嵌合していて、その周縁部に設けた係合片42aがオープンリンク23の係合片部23bの上端縁の上方に臨んでいる。
被掛止機構50は、ラッチ51、ポール52、および、これらをそれぞれ付勢する一対のトーションスプリング53,54を備えているもので、第2カバー体13とベースプレート15間にてその内部に配設されている。ラッチ51は、本発明における被掛止手段に該当するもので、サブベースプレート14と第2カバー体13とベースプレート15を貫通してこれらによって支持された支持ピン55を介して、第2カバー体13とベースプレート15間にて回転可能に支持されていて、支持ピン55の外周に巻回されたトーションスプリング53の一端が掛止されている。トーションスプリング53の他端は第2カバー体13側に掛止されていて、ラッチ51の回転を所定の力で規制し、ラッチ51が回転した際にはラッチ51を回転復帰すべく付勢する。ラッチ51は、トーションスプリング53の作用にて、その掛止溝51aの開口部がベースプレート15に設けた挿入溝15aの開口部に略一致するように保持されている。
ポール52は、ブロック状のポール本体52aと、ポール本体52aに略直交して延びる軸部52bからなるもので、軸部52bは第2カバー体13とサブベースプレート14を貫通してハウジング本体11の第2ケース部11b内に臨んだ状態で、サブベースプレート14およびベースプレート15に回転可能に支持されている。ポール52の軸部52bには、第2カバー体13とサブベースプレート14間の中間部位の外周にトーションスプリング54が巻回し、かつ、その先端の部位にリフトレバー42が一体回転可能に嵌着されている。トーションスプリング54は、その一端をポール52側に掛止されかつ他端をサブベースプレート14側に掛止されていて、ポール52の回転を所定の力で規制するとともに、ポール52が回転した際にはポール52を回転復帰すべく付勢する。ポール52は、ポール本体52aをラッチ51の外周に当接させている。
ラッチ51は、車体のボデー側に設けたストライカ56がベースプレート15の挿入溝15aを通して相対的に進入した際には、ストライカ56の押動作用にてトーションスプリング53に抗して回転しつつストライカ56を受け入れ、この間、ポール52はラッチ51の外周に摺接しつつ外周の掛止部51bに相対的に移行して、同掛止部51bに掛止される。これにより、ラッチ51は、ストライカ56を受け入れた回転状態でポール52により保持され、ストライカ56を掛止するとともにこの掛止状態を保持する。この状態では、ドアは閉止状態にある。
ラッチ51は、この掛止状態では、トーションスプリング53にて復帰方向へ付勢されており、リフトレバー42が回動されてポール52が回転しラッチ51の掛止部51bから離脱した際には、トーションスプリング53の付勢力で回動復帰するとともに、掛止溝51aの開口部がベースプレート15に設けた挿入溝15aの開口部に一致する方向へ回転する。この状態では、ストライカ56はラッチ51の掛止溝51aおよびベースプレート15に設けた挿入溝15aから退出可能である。従って、ドアはこの状態では開放可能である。ポール52は、ラッチ51とストライカ56との掛止状態および非掛止状態を選択的に形成すべく機能するもので、トーションスプリング54に抗して回転操作されると、ラッチ51の掛止部51bから離脱してラッチ51とストライカ56との掛止状態を解除する。
当該ドアロック装置においては、以下に説明する各作動、すなわち、ラッチ51とストライカ56の掛止状態の解除が不能なロック状態を形成する作動、ラッチ51とストライカ56の掛止状態の解除が可能なアンロック状態を形成する作動、アンロック状態およびロック状態においてドアを開閉操作する場合の作動、ロック状態をアンロック状態に解除し得ないダブルロック状態を形成する作動、および、ダブルロック状態を解除する作動が得られる。
第1の作動は、当該ドアロック装置が図4に示すアンロック状態にある場合、車内でのインサイドハンドル操作によりドアを開放可能とする作動である。当該ドアロック装置において、インサイドハンドルを開操作すると、インサイドケーブル62を介して第3インサイドレバー61が図示時計方向に回動して第1インサイドレバー21を図4の時計方向へ回動させる。第1インサイドレバー21の図4の時計方向への回動時、その先端部21dがオープンリンク23の係合片部23bの下面に係合してオープンリング23を上方へ押し上げ、オープンリンク23は係合片部23bの上端縁部をリフトレバー42の係合片42aに係合させてリフトレバー42を回転させる。リフトレバー42は、ポール52を回転させてラッチ51の掛止部51bから離脱させる。
これにより、ラッチ51はポール52による回転規制を解除されてトーションスプリング53の付勢力により回動復帰し、ドアを開放させる力によりラッチ51がストライカ56から離間する方向へ移動すると、ラッチ51は回動復帰しつつストライカ56との掛止状態を解除してストライカ56から引き離される。すなわち、インサイドハンドルの開操作により、ラッチ51とストライカ56との掛止状態を解除してドアを開放することができる。
第2の作動は、当該ドアロック装置が図4に示すアンロック状態にある場合、車外でのアウトサイドハンドル操作によりドアを開放可能とする作動である。当該ドアロック装置において、アウトサイドハンドルを開操作すると、オープンレバー41がトーションスプリング43bに抗して回動してオープンリンク23を上方へ押し上げ、オープンリンク23は係合片部23bの上端縁部をリフトレバー42の係合片42aに係合させてリフトレバー42を回転させ、リフトレバー42はポール52を回転させてラッチ51の掛止部51bから離脱させる。
これにより、ラッチ51はポール52による回転規制を解除されてトーションスプリング53の付勢力により回動復帰し、ドアを開放させる力によりラッチ51がストライカ56から離間する方向へ移動すると、ラッチ51は回動復帰しつつストライカ56との掛止状態を解除してストライカ56から引き離される。すなわち、アウトサイドハンドルの開操作により、ラッチ51とストライカ56との掛止状態を解除してドアを開放することができる。
第3の作動は、車内でのロックノブ操作により、ラッチ51とストライカ56の掛止状態の解除が不能となるロック状態を形成する作動である。当該ドアロック装置が図4に示すアンロック状態にある場合、ロックノブのロック操作によりロッキングケーブル63が操作されると、ロック操作レバー24が図示時計方向へ回動して、第3係合ピン27dを介してアクティブレバー27を図示反時計方向へ回動させ、オープンリンク23をオープンレバー41との連結部を支点として、図4に示すアンロック動作位置(アンロック状態を形成する動作位置)から図5に示すロック動作位置(ロック状態を形成する動作位置)へ傾動(移動)させる。このため、インサイドハンドルやアウトサイドハンドルの開操作によってオープンリンク23を動作させても、オープンリンク23はリフトレバー42の係合片42aとは係合せず、リフトレバー42およびポール52は回転しない。
この結果、インサイドハンドルやアウトサイドハンドルが開操作されても、ラッチ51とストライカ56との掛止状態が解除可能なアンロック状態は形成されず、ロック状態が保持されてドアが開放されることはない。なお、オープンリンク23がロック動作位置にある場合(図5の位置にある場合)には、被掛止レバー31はその被掛止部31cを掛止レバー32の掛止部32bに臨ませていて、掛止レバー32の図示時計方向の回動動作により、掛止レバー32の掛止部32cに掛止し得る位置(ダブルロック動作位置)に待機する。また、オープンリンク23がアンロック動作位置にある場合(図4の位置にある場合)には、被掛止レバー31はその被掛止部31cを掛止レバー32の掛止部32bから外れていて、掛止レバー32が図示時計方向に回動動作しても、掛止レバー32の掛止部32cに掛止し得ない位置(アンダブルロック動作位置)に待機する。
第4の作動は、車外でのキーブレードによるキーシリンダの回動操作により、当該ドアロック装置をロック状態、およびアンロック状態に形成する作動である。当該ドアロック装置において、キーブレードによりキーシリンダを回動操作すると、キーレバー28のレバー部28bが回動してアイドルレバー29を回動させ、アイドルレバー29は第2係合ピン27cを介してアクティブレバー27を図4に示すアンロック動作位置と図5に示すロック動作位置とに選択的に回動させる。これにより、アクティブレバー27はオープンリンク23を、図4に示すアンロック動作位置と図5に示すロック動作位置とに選択的に移動させる。このため、キーブレードによるキーシリンダの回動操作により、ラッチ51とストライカ56との掛止状態を、アウトサイドハンドルの開操作によって解除可能なアンロック状態と、解除不能なロック状態とに選択的に形成することができる。
第5の作動は、例えば、キーブレードに設けたロック・アンロックスイッチの車外でのリモートコントロール操作により、電動モータ25を駆動させて当該ドアロック装置をロック状態およびアンロック状態に形成する作動である。当該ドアロック装置において、キーブレードのロック・アンロックスイッチを操作すると、電動モータ25が正転回転駆動してウォーム25aを介してホイールギヤ26を所定量回転させ、ホイールギヤ26は正逆回転時、係合ピン26a,26bのいずれかをアクティブレバー27の係合凹所27aに選択的に係合させて、アクティブレバー27を図4に示すアンロック動作位置と図5に示すロック動作位置に選択的に回動させる。これにより、アクティブレバー27はオープンリンク23を、図4に示すアンロック動作位置と図5に示すロック動作位置とに選択的に移動させる。このため、キーブレードのロック・アンロックスイッチの操作により、ラッチ51とストライカ56との掛止状態を、アウトサイドハンドルの開操作によって解除可能なアンロック状態と、解除不能なロック状態とに選択的に構成することができる。
第6の作動は、当該ドアロック装置がラッチ51とストライカ56との掛止状態が解除不能なロック状態にある場合(図5を参照)、インサイドハンドルを開操作することにより、ロック状態のアンロック作動とドアの開放作動が連続して行える作動(ワンモーション作動)である。当該ドアロック装置においては、ロック状態にある場合には、第2インサイドレバー22の係合アーム部22bは図5に示すようにロック操作レバー24の当接部24dに接近している。この状態で、インサイドハンドルを開操作すると、第1インサイドレバー21と一体に第2インサイドレバー22が回動して、ロック操作レバー24を押動してこれを図示反時計方向へ回動させるとともに、被掛止レバー31を一体に回動させる。この結果、被掛止レバー31は、弾撥的に当接してロック操作レバー24の受承部24b間にて受承している第3係合ピン27dを介して、アクティブレバー27を図示時計方向へ回動させる。
これにより、アクティブレバー27は図5に示すロック動作位置から図6に示すアンロック動作位置に回動して、当該ドアロック装置を図6に示すアンロック状態にし、その後に継続されるインサイドハンドルの開操作により、第1インサイドレバー21を介してオープンリンク23が押し上げられてリフトレバー42を回動させて、ポール52を回転させる。これにより、ドアを開放することができる。
第7の作動は、当該ドアロック装置がラッチ51とストライカ56との掛止状態が解除不能なロック状態にある場合(図5を参照)、このロック状態を解除不能にロックする第2のロック状態(ダブルロック状態)にする作動である。当該ドアロック装置においては、ロック状態にある場合、被掛止レバー31の被掛止部31cは掛止レバー32の揺動アーム部32aに臨み、掛止レバー32の図示時計方向への回動動作により、掛止レバー32の掛止部32bに掛止し得るように待機している。このため、キーブレードのダブルロックスイッチを操作(リモートコントロール操作)して電動モータ33を正回転方向へ駆動して、掛止レバー32を図5に示したアンセット位置から図7に示したセット位置まで図示時計方向へ所定量回動させれば、被掛止レバー31は掛止レバー32に掛止される。これにより、被掛止レバー31および掛止レバー32は、当該ドアロック装置を図7に示すダブルロック状態を形成する。
当該ドアロック装置においては、このダブルロック状態は、アウトサイドハンドルの操作によっては勿論のこと、例えば外部からのドアノブに対する不正なアンロック操作によっては解除不能な状態にある。このダブルロック状態を解除するには、リモートコントロール操作で電動モータ33を逆回転方向へ所定量駆動させる。これにより、掛止レバー32は図7の図示反時計方向へ所定量回動して、図5に示すように、被掛止レバー31を掛止レバー32の掛止部32bに掛止し得る待機状態(掛止レバー32のアンセット位置)に復帰させる。被掛止レバー31の待機状態は、当該ドアロック装置では図5に示すようにロック状態であり、上記したキーブレードによるロック解除操作や電動モータ25のリモートコントロール操作によるロック解除操作により、図4に示すアンロック状態を形成することができる。
第8の作動は、当該ドアロック装置がダブルロック状態にある場合(図7を参照)、ドアロックノブを外部から不正にアンロック操作した作動である。当該ドアロック装置が図7に示すダブルロック状態にある場合、ロックノブをアンロック操作すると、ロッキングケーブル63が操作されて、ロック操作レバー24は図8に示すように反時計方向へ回動する。しかしながら、被掛止レバー31は掛止レバー32に掛止されていて、ロック操作レバー24との一体の回動を規制されているため(換言すれば、ロック操作レバー24がその掛止部24eと被掛止レバー31との掛止を解除して空振り作動するため)、アクティブレバー27を図示時計方向へ回動させてアンロック動作位置に移行させることはない。このため、当該ドアロック装置は、ロック状態を保持される。なお、当該ドアロック装置においては、ドアロックノブの外部から不正操作終了後には、ロック操作レバー24は被掛止レバー31の弾性復帰作用により図示時計方向へ回動して、図7に示すロック動作位置に復帰する。
第9の作動は、当該ドアロック装置がダブルロック状態にある場合(図7を参照)、インサイドハンドルを外部から不正に開操作した作動である。このインサイドハンドルの開操作は第6の作動で説明したワンモーション作動に対応するものである。当該ドアロック装置においては、図7に示すダブルロック状態にある場合には、第2インサイドレバー22の係合アーム部22bは図7に示すようにロック操作レバー24の当接部24dに接近している。この状態で、インサドハンドルを開操作すると、第1インサイドレバー21と一体に第2インサイドレバー22が回動してロック操作レバー24を押動し、ロック操作レバー24を図9に示すように図示反時計方向へ回動する。しかしながら、被掛止レバー31は掛止レバー32に掛止されていて、ロック操作レバー24との一体の回動を規制されているため(換言すれば、ロック操作レバー24がその掛止部24eと被掛止レバー31との掛止を解除して空振り作動するため)、アクティブレバー27を図示時計方向へ回動させてアンロック動作位置に移行させるようなことはない。このため、当該ドアロック装置は、ロック状態を保持される。なお、当該ドアロック装置においては、インサイドハンドルの不正操作の終了後には、ロック操作レバー24は被掛止レバー31の弾性復帰作用により図示時計方向へ回動して、図7に示すロック動作位置に復帰する。
第10の作動は、当該ドアロック装置がラッチ51とストライカ56との掛止状態が解除不能なダブルロック状態にある場合(図7を参照)、このダブルロック状態を一気に解除してアンロック状態にする作動である。当該ドアロック装置においては、図7に示すダブルロック状態にある場合、アクティブレバー27はロック動作位置にあって、その突起部27eは掛止レバー32の揺動アーム32aの上方にて接近して位置している。このため、キーブレードによるロック解除操作をすれば、または、電動モータ25をリモートコントロール操作により逆回転駆動させれば、アクティブレバー27は図10に示すように図示時計方向へ回動して、先ず、その突起部27eを掛止レバー32の揺動アーム32aに当接して掛止レバー32を図示反時計方向へ回動して、被掛止レバー31の掛止レバー32に対する掛止状態を解除する。アクティブレバー27は、次いで、さらなる回動によりオープンリンク23をアンロック動作位置に回動させ、これにより、当該ドアロック装置を図10に示すアンロック状態とする。従って、このアンロック状態にある当該ドアロック装置では、第2の作動で説明したと同様に、アウトサイドハンドルの開操作によりドアを開放することができる。
以上の説明から明らかなように、当該ドアロック装置においては、第2作動機構30によりダブルロック機能を発揮させることができるものであるが、特に、第2作動機構30を、第1作動機構20におけるロック操作レバー24のロック動作およびアンロック動作に連動して回動動作する被掛止レバー31と、この被掛止レバー31をリモートコントロールのロック操作およびアンロック操作により揺動動作する掛止レバー32を備えた構成としているため、簡単な構成とし得るとともに、被掛止レバー31と掛止レバー32の形状をシンプルなレバー形状として安価に製作することができる。
また、当該ドアロック装置においては、被掛止レバー31がロック操作レバー24のアンロック動作時におけるアンロック機能を有していて、被掛止レバー31がダブルロック動作位置にて掛止レバー32によって掛止保持されている状態(図7の状態)では、ロック操作レバー24がアンロック動作しても図8及び図9に示したように空振り作動してアンロック機能が得られない構成としたため、ロック操作レバー24の空振り作動によって、被掛止レバー31及び掛止レバー32等構成部材に無理な力が作用せず、被掛止レバー31及び掛止レバー32等構成部材の損傷を防止することができる。
また、当該ドアロック装置においては、被掛止レバー31がバネ鋼材(弾性素材)で構成されていて、被掛止レバー31がダブルロック動作位置にて掛止レバー32によって掛止保持されている状態(図7の状態)では、ロック操作レバー24のアンロック動作が被掛止レバー31の弾性変形によって許容される構成としたため、被掛止レバー31に相当する被掛止レバーを非弾性素材で構成し、この被掛止レバーとロック操作レバー24間にトーションスプリングを介装してこれらを連動動作可能に連結する場合に比して、当該作動機構を少ない部品数にて構成することができる。
10…ハウジング、11…ハウジング本体、11a…第1ケース部、11b…第2ケース部、12…第1カバー体、12a…円弧状孔、13…第2カバー体、14…サブベースプレート、15…ベースプレート、15a…挿入溝、20…第1作動機構、21…第1インサイドレバー、21a…支持ピン、21b…係合突起部、21c…長孔、22…第2インサイドレバー、22a…係合ピン、22b…係合アーム部、23…オープンリンク、23a…係合溝、23b…係合片部、23c…連結部、24…ロック操作レバー、24a…取付孔、24b…受承部、24c…掛止部、24d…当接部、24f…支持ピン、25…電動モータ、25a…ウォーム、26…ホイールギヤ、26a,26b…係合ピン、27…アクティブレバー、27a…係合凹所、27b…第1係合ピン、27c…第2係合ピン、27d…第3係合ピン、27e…突起部、27f…アーム、28…キーレバー、28a…柱状本体、28b…レバー部、28c…嵌合溝、28d…係合ピン、29…アイドルレバー、29a…第1係合溝、29b…第2係合溝、30…第2作動機構、31…被掛止レバー、31a…基部、31b…レバー部、31c…被掛止部、32…掛止レバー、32a,32c…揺動アーム、32b…掛止部、32d…ギヤ部、33…電動モータ、33a…ウォーム、40…第3作動機構、41…オープンレバー、41a,41b…回動端部、42…リフトレバー、42a…係合片、43a…支持ピン、43b…トーションスプリング、50…被掛止機構、51…ラッチ、51a…掛止溝、51b…掛止部、52…ポール、52a…ポール本体、52b…軸部、53,54…トーションスプリング、55…支持ピン、56…ストライカ、61…第3インサイドレバー、61a…連結孔、62…インサイドケーブル、63…ロッキングケーブル。
Claims (2)
- 自動車のボデー側に設けた掛止手段とドア側に設けた被掛止手段からなる掛止部の掛止状態を解除不能なロック状態と解除可能なアンロック状態とに選択的に形成する第1の作動機構と、
同第1の作動機構が形成する前記ロック状態を解除不能なダブルロック状態と同ダブルロック状態を解除したアンダブルロック状態とに選択的に形成する第2の作動機構を備えてなる自動車用ドアロック装置であり、
前記第2の作動機構は、前記第1の作動機構を構成するロック操作レバーのロック動作およびアンロック動作に連動して動作してダブルロック動作位置とアンダブルロック動作位置とに選択的に移行する被掛止レバーと、該被掛止レバーとは別に動作して前記被掛止レバーを保持するセット位置と保持状態を解除するアンセット位置に選択的に移行する掛止レバーを備え、
該掛止レバーは前記セット位置において前記被掛止レバーをダブルロック動作位置にて保持することにより前記ダブルロック状態を形成することを特徴とする自動車用ドアロック装置。 - 請求項1に記載の自動車用ドアロック装置において、
前記被掛止レバーがダブルロック動作位置にて前記掛止レバーによって保持されている状態では、前記ロック操作レバーがアンロック動作しても空振り作動して前記アンロック状態が得られない構成であることを特徴とする自動車用ドアロック装置。
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JP2014514475A (ja) * | 2011-04-23 | 2014-06-19 | キーケルト アクツィーエンゲゼルシャフト | 自動車ドアロック |
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JPH08270290A (ja) * | 1995-03-30 | 1996-10-15 | Aisin Seiki Co Ltd | ドアロック装置 |
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