JP2010247874A - 収容容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクパックを搬送する際にインクパックの破損を抑制する。
【解決手段】収容容器10は、一対の容器部20が設けられており、この容器部20には、インクパックのパック部が収容される収容部22と、インクパックのスパウト部を固定するスパウト固定部23と、容器部20を凹状に窪ませた補強部が形成されている。この補強部は、長さ方向に延びる縦方向補強部41と、幅方向に延びる第1横方向補強部42及び第2横方向補強部43と、H型に延びるH型補強部46とにより構成されている。そして、第1横方向補強部42に弾性体のパッド50が嵌め込まれている。このため、一対の容器部20でインクパックを挟み込むと、インクパックのスパウト部はスパウト固定部23に固定され、インクパックのパック部は、パッド50に押圧されることで、厚さ方向に膨張するとともに内部のインク領域が分割される。
【選択図】図15

Description

本発明は、インクが充填されたインクパックを収容する収容容器に関する。
業務用などの大型のインクジェットプリンタでは、インクジェットヘッドにインクを供給するために、大容量のインクが充填されたインクパックを装着したインクカートリッジが挿入されている。そして、インクパックに充填されたインクが無くなると、従来は、インクカートリッジ自体を交換していた。
近年、コストの低減や環境への配慮などの観点から、インクパックのみが販売されるようになり、インクカートリッジ本体を再利用して、インクパックのみを交換することが行われるようになってきた。しかしながら、このインクパックは、アルミ蒸着フィルムなどで形成されているため、梱包せずに搬送することは、インクパックの破損などが考えられるため好ましくない。そこで、従来は、インクパックを直方体の段ボール容器に敷詰めて搬送することが行われていた(例えば、非特許文献1参照)。
「Screen Printing Inkjet - to - Garment, Products for GarmentDecorators」CatalogNo, 40-2007, P13
しかしながら、従来は、段ボール容器に敷詰められたインクパックが固定されていないため、インクパック内においてインクが自由に移動可能となる。このため、インクパックの搬送時に落下衝撃や振動が加えられると、インクパック内におけるインクの急激な移動によりインクパックが破損などするという問題があった。
そこで、本発明は、インクパックを搬送する際にインクパックの破損を抑制することができる収容容器を提供することを目的とする。
本発明に係る収容容器はインクが充填された袋状のインクパックを収容する収容容器であって、内側にインクパックを収容する凹状の収容部が形成されてインクパックを挟み込む一対の容器部と、収容部に収容されたインクパックを押圧する押圧手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る収容容器によれば、一対の容器部でインクパックを挟み込むと、このインクパックは収容部に収容されるとともに、押圧手段で押圧される。これにより、インクパックは、収容容器内で自由な移動が規制されるため、搬送時に、インクパックが破損するのを抑制することができる。
この場合、上記収容部は、凹曲断面形状に形成されていることが好ましい。このように、収容部を凹曲断面形状に形成することで、インクが充填されて膨張したインクパックと収容部の形状を適合させることができるため、収容部との接触によりインクパックを破損するのを抑制することができる。
また、インクパックは、インクが充填される袋状のパック部と、当該パック部の一方端部に設けられたスパウト部と、を有しており、一対の容器部の少なくとも一方には、スパウト部を係止するスパウト係止部が形成されていることが好ましい。このように、スパウト係止部を形成することで、インクパックを収容部に収容する際にスパウト部がスパウト係止部に係止されるため、収容容器に収容されたインクパックの自由な移動が更に規制されて、搬送時におけるインクパックの破損を更に抑制することができる。
また、スパウト係止部は、一対の容器部の両端部に形成されていることが好ましい。このように、スパウト係止部を容器部の両端部に形成することで、インクパックの向きに関係なくインクパックを収容部に収容することができるため、作業性を向上させることができる。
また、一対の容器部は、同一形状であることが好ましい。このように、一対の容器部を同一形状とすることで、何れの容器部からでもインクパックを収容部に収容させることができるため、作業性を向上させることができる。
また、一対の容器部を連結する連結部を更に有することが好ましい。このように、連結部により一対の容器部を連結することで、収容容器の部品点数を減らすことができるため、作業性を向上させることができる。
また、一対の容器部には、一部が凹状に窪んだ補強部が形成されていることが好ましい。このように、容器部の一部が凹状に窪んだ補強部を形成することで、インクパックの収容空間を犠牲にすることなく、容器部の剛性を向上させることができる。これにより、例えば、収容容器が落下した場合など、容器部に衝撃が加えられたとしても、容器部を潰れ難くすることができるため、インクパックの破損を更に抑制することができる。
そして、補強部は、第1の方向に延びる縦方向補強部と、縦方向補強部に連結されて第1の方向に直交する第2の方向に延びる横方向補強部と、を有することが好ましい。このように、縦方向補強部及び横方向補強部を形成することで、第1の方向及び第2の方向に対する収容容器の剛性を向上させることができる。しかも、縦方向補強部と横方向補強部とが連結されているため、捩れ方向に対する収容容器の剛性も向上させることができる。
更に、横方向補強部は、矩形環状に形成されていることが好ましい。このように、横方向補強部を矩形環状に形成することで、補強部を全ての方向に向けることができるため、あらゆる方向に対する収容容器の剛性を向上させることができる。
そして、補強部は、深さ方向に向かって狭くなる凹状に窪んでいることが好ましい。このように、補強部を深さ方向に向かって狭くなる凹状に窪ませることで、複数の収容容器を積層した場合に、上下層の補強部を入れ子状態に重ね合わせることができる。これにより、収容容器自体の収納時や搬送時に、複数の収容容器を小さく纏めることができる。
更に、補強部には、インクパックの付属部品を収容する付属部品収容スペースが形成されていることが好ましい。このように、補強部に付属部品収容スペースを形成することで、付属部品を収容部の外側に配置することができるため、付属部品によってインクパックが損傷するのを抑制することができる。しかも、補強部に付属部品収容スペースを形成することで、別途付属品を収容するためのスペースが不要となるため、収容容器の製造コストを低減することができる。
また、収容部に収容されたインクパックに充填されたインクの移動を抑制する移動抑制手段を更に有することが好ましい。このように、収容容器に移動抑制手段を備えることで、インクパック内でのインクの移動速度及び移動量が低減される。このため、収容容器に振動や衝撃などが加わっても、インクの急激な大量移動が抑制されるため、インクの運動エネルギーが小さくなり、インクパック内に局部的な過加圧が加えられることによって生じるインクパックの破損を抑制することができる。しかも、インクの急激な移動に伴う気泡の発生が抑制されるため、インクの劣化を抑制することができる。
そして、移動抑制手段は、一対の容器部の少なくとも一方に設けられており、収容部に収容されたインクパックを横断的に挟み込むことで、インクの移動を抑制することが好ましい。このように、移動抑制手段によりインクパックが横断的に挟み込まれると、インクパックが複数の領域に分割されて、領域間でのインクの移動が抑制される。これにより、各領域が完全に分割された場合は、インクパック内でインクが移動できる距離が短くなるため、収容容器に振動や衝撃などが加わっても、インクの最大移動速度を低く抑えることができる。一方、各領域が完全に分割されていない場合であっても、領域間の移動抵抗が大きくなるため、各領域が完全に分割された場合と同様に、インクの最大移動速度を低く抑えることができる。しかも、インクパックが複数の領域に分割されることにより、各領域のインク量が少なくなるため、収容容器に振動や衝撃などが加わっても、各領域におけるインクの運動エネルギーをより小さく抑えることができ、インクパックの破損を抑制することができる。なお、移動抑制手段が一対の容器部の両方に設けられていると、インクパックを移動抑制手段によって挟み込むことができるため、インクの移動抑制効果を更に高めることができる。
更に、移動抑制手段は、弾性体であることが好ましい。このように、移動抑制手段を弾性体とすることで、適切な圧力でインクパックを挟み込むことができるため、過加圧によるインクパックの破損を防止することができる。弾性体は、公知の材料を用いることが可能であるが、内部に気泡構造を有しているものが好ましく、更には、独立気泡構造を有しているものが更に好ましい。
そして、移動抑制手段は、補強部に嵌め込まれていることが好ましい。すなわち、補強部は、収容部から外方に向けて窪んでいるため、この窪んだ空間に移動抑制手段を嵌め込むことで、移動抑制手段を収容容器に取り付けることができる。このように、補強部に移動抑制手段を嵌め込むことで、別途、移動抑制手段を取り付けるためのスペースが不要となるため、収容容器の製造コストを低減することができる。
また、押圧手段は、一対の容器部の外側を締め付ける締付部材であることが好ましい。このように、締付部材により一対の容器部の外側を締め付けることで、インクパックを一対の容器部に確実に収容させることができる。そして、収容容器に移動抑制手段が設けられている場合は、この移動抑制手段が一対の容器部の外側から締付部材により締め付けられるため、効果的にインクパック内のインクの移動を抑制することができる。
この場合、締付部材は、補強部を締め付けるのが好ましい。このように、締付部材が補強部を締め付けることで、一対の容器部自体の変形を抑止して一対の容器部を締め付けることができる。そして、補強部が一対の容器部の中央部を含む複数箇所に形成されている場合は、中央部の補強部と中央部から離間した補強部を締め付けることで、インクパック内のインクの移動を更に抑制することができる。
また、押圧手段は、インクパックの周囲を囲む緩衝部材であることが好ましい。このように、インクパックの周囲を緩衝部材で囲むことで、インクパックが一対の容器部に挟み込まれた際に、インクパックを全体的に押圧することができるため、インクパックの局部的な変形を抑制してインクパックを押圧することができる。これにより、一対の容器部に凹状に窪んだ補強部が形成されている場合であっても、インクパックがこの補強部に入り込むように局部的に膨張変形するのを抑制することができる。このため、インクパック内のインクが補強部に移動することによって発生する力を分散させることができ、インクパックの破損を更に抑制することができる。なお、緩衝部材は、エアーキャップ(宇部興産株式会社の登録商標)などの気泡緩衝材が好ましい。
また、一対の容器部は、再生紙で形成されていることが好ましい。このように、容器部を再生紙で形成することで、軽量化を保持しつつ、所定の強度を保持させることができる。しかも、環境負荷を低減するとともに、コストを低減することができる。
本発明によれば、インクパックの破損を抑制して搬送することができる。
インクパックの平面図である。 インクパックの正面図である。 インクパックが装着されるインクカートリッジの斜視図である。 収容容器の開状態を示した斜視図である。 収容容器の閉状態を示した斜視図である。 収容容器の平面図である。 収容容器の底面図である。 収容容器の正面図である。 収容容器の側面図である。 図6のX−X線断面図である。 図6のXI−XI線断面図である。 図6のXII−XII線断面図である。 インクパック1を収容するときの収容容器10の状態を示した図である。 パッドの斜視図である。 ICチップとパッドが嵌め込まれた収容容器を示した図である。 緩衝材が巻きつけられたインクパックを示した図である。 緩衝材が巻きつけられたインクパックを収容容器に収容した状態を示した図である。 連結部を折り曲げて容器部を重ね合わせた状態を示した図である。 バンドで収容容器を締め付けた状態を示した図である。 図19の収容容器を段ボール容器53で包装して、更にバンド54で締め付けた状態を示した図である。 複数の収容容器を積層した状態を示した図である。 他の例の収容容器を示した正面図である。 他の例の収容容器を示した正面図である。 他の例の収容容器を示した正面図である。 他の例の収容容器を示した正面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る収容容器の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、全図中、同一又は相当部分には同一符号を付すこととする。
本実施形態に係る収容容器は、インクが充填されたインクパックを収容する容器であって、インクジェットプリンタにインクを供給するインクカートリッジに装着されたインクパックを交換する際に、販売店などから客先にインクパックを搬送するための搬送用収容容器(搬送用ケース)である。
まず、図1及び図2を参照して、収容容器に収容されるインクパックの構成について説明する。
図1は、インクパックの平面図であり、図2は、インクパックの正面図である。図1及び図2に示すように、インクパック1は、インクが充填されるため、細長い袋状に形成されている。そして、インクパック1は、インクが充填されるパック部2と、パック部2に充填されたインクを抽出してインクジェットプリンタ(不図示)に供給するためのスパウト部3とを備えている。
パック部2は、600mL、1L、2Lなど大容量のインクを充填するものである。パック部2には、様々な種類のインクが充填され、例えば、粘度が1〜40mmPa・s(25℃)のインクが充填される。パック部2は、細長い矩形状に形成された一対のシート4,5が溶着されて形成されている。各シート4,5は、アルミ製のシートであって、具体的には、ポリプロピレン層、このポリプロピレンに蒸着されたアルミニウム層、及びこのアルミニウム層を覆うナイロン層、の三層構造をなしている。そして、パック部2は、ポリプロピレン層が内側に配置されるように一対のシート4,5を重ね合わせられるとともに、その鍔部が溶着されて、細長い矩形の袋状容器に形成されている。そして、パック部2は、内部にインクが充填されることにより、厚さ方向に膨張して枕状に膨らむ。なお、パック部2の寸法は、充填するインクの容量によって変わるが、例えば、600mLのインクを充填するインクパック1の場合、長手方向である長さ方向の寸法が504mm、短手方向である幅方向の寸法が89mmとなっている。
スパウト部3は、パック部2の長さ方向における一方端部に熱圧着されており、パック部2の内外を連通可能としている。スパウト部3は、硬質の樹脂によって円筒状に形成されており、その中央部に、半径方向外側に突出したフランジ部6が形成されている。また、スパウト部3には、円筒内部を塞ぐ封止膜(不図示)が取り付けられている。そして、インクパック1が装着されたインクカートリッジがインクジェットプリンタに挿入される際に、インクジェットプリンタに取り付けられたオス型コネクタ(不図示)を封止膜に貫通させることにより、パック部2に充填されたインクがインクジェットプリンタに供給することが可能となっている。
図3は、インクパックが装着されるインクカートリッジの斜視図である。図3に示すように、インクパック1は、平板状のインクカートリッジ7に装着されて、インクジェットプリンタに挿入される。このとき、インクジェットプリンタ側で供給されるインクの情報を識別するために、インクカートリッジ7に、装着されたインクパック1に充填されたインクを識別するための情報が記録されたICチップ8を取り付けておく。なお、ICチップ8に記録される情報とは、例えば、インクの種類や色などである。
次に、インクパック1を収容する収容容器10の構成について説明する。
図4は、収容容器の開状態を示した斜視図、図5は、収容容器の閉状態を示した斜視図、図6は、収容容器の平面図、図7は、収容容器の底面図、図8は、収容容器の正面図、図9は、収容容器の側面図、図10は、図6のX−X線断面図、図11は、図6のXI−XI線断面図、図12は、図6のXII−XII線断面図である。
図4〜図12に示すように、本実施形態に係る収容容器10は、パルプモールド製法などによって所定厚さの再生紙により形成されている。すなわち、収容容器10は、原料となる古紙を溶かしてパルプ繊維の容器を生成し、この溶液を金網の型で掬って乾燥させたものである。この収容容器10は、インクパック1を収容する一対の容器部20a,20bと、これら一対の容器部20a,20bを連結する連結部30と、を備えており、一対の容器部20a,20bと連結部30とが一体的に形成されている。そして、収容容器10は、連結部30で一対の容器部20a,20bを折り曲げることにより一対の容器部20a,20bでインクパック1を挟み込むことで、一対の容器部20a,20bの内部にインクパック1を収容するものである。なお、以下の説明において、収容容器10に収容されたインクパック1の長さ方向を容器部20a,20bの長さ方向、同インクパック1の幅方向を容器部20a,20bの幅方向、同インクパック1の厚さ方向を容器部20a,20bの深さ方向という。
連結部30は、図9〜図12に示すように、C字状断面形状に形成されており、収容容器10の内側となる面が開放されている。このため、連結部30は、収容容器10の内側に向けて屈曲しやすい形状となっている。そして、連結部30が屈曲することで、一対の容器部20a,20bは、連結部30を軸として回転して互いに重ね合わされる。
一対の容器部20a,20bは、インクパック1を挟み込んで内側に収容するものである。そして、一対の容器部20a,20bは、同一形状であって、連結部30を中心線とした線対称に形成されている。なお、以下では、容器部20aに対応するものは“a”の符号を付し、容器部20bに対応するものは“b”の符号を付して説明するが、上述したように、容器部20aと容器部20bとは同一形状であるため、容器部20aを代表して説明するとともに、特に指定する場合を除いて、“a”及び“b”の符号を省略して説明する。
容器部20の周縁部には、収容されるインクパック1を囲う細長い矩形環状の鍔部21が形成されている。この鍔部21は、一対の容器部20a,20bが重ね合わされたときに互いに当接するものであり、その内面が平面状に形成されている。そして、鍔部21に囲まれる内部には、インクパック1を収容する収容部22が形成されている。なお、連結部30は、鍔部21に連結されている。
収容部22は、細長の矩形状であって、鍔部21から凹状に窪んだ所定曲率の凹曲断面形状に形成されている。このため、一対の容器部20a,20bが重ね合わさると、収容部22の内部に、インクパック1が収容される収容空間が形成される。収容部22は、長さ方向の寸法が、インクパック1の長さ方向の寸法と略同一に形成されており、幅方向の寸法が、インクパック1の幅方向の寸法と略同一に形成されており、深さ方向の寸法が、インクが充填されて膨らんだインクパック1の厚さ方向の寸法と略同一に形成されている。
また、容器部20の長さ方向における両端部には、長さ方向において収容部22と隣接する位置に、インクパック1のスパウト部3を係止して固定する一対のスパウト固定部23が形成されている。スパウト固定部23は、収容部22の底面から隆起して形成されている。具体的に説明すると、スパウト固定部23は、長手方向において容器部20の中央部から端部に向かって隆起する内側部24と、長手方向において容器部20の端部から中央部に向かって隆起する外側部25と、内側部24と外側部25とが合流する頂部の中央部に、長手方向に向いて凹曲面状に窪んだ載置部26とにより構成されている。なお、載置部26は、スパウト部3と略同径の凹曲面状に形成されている。
また、容器部20には、長さ方向に延びる縦方向補強部41と、この縦方向補強部41に連結されて幅方向に延びる第1横方向補強部42及び第2横方向補強部43とが形成されている。
縦方向補強部41は、容器部20における幅方向の中央部において、所定幅の略直線状に形成されている。なお、縦方向補強部41の幅は、後述するICチップ収容スペース49を縦方向補強部41に形成するために、インクカートリッジ7に取り付けられるICチップ8よりも狭くなっている。
図10に示すように、縦方向補強部41は、収容部22の一部が凹状に窪んだリブ状に形成されており、幅方向の断面が所定幅のコ字状に形成されている。すなわち、縦方向補強部41は、収容部22に対して屈曲して形成された側部と、この側部に対して屈曲して形成された底部とにより構成されており、容器部20の一部が陥没した形状となっている。そして、この縦方向補強部41の底部は、鍔部21と平行に形成されており、縦方向補強部41の側部は、縦方向補強部41の窪みが深さ方向に向かって狭くなる先細り形状となるように、鍔部21の面方向に対して所定角度傾斜している。
第1横方向補強部42は、縦方向補強部41に連結されて、幅方向に延びる所定幅の矩形環状に形成されており、長さ方向に沿って3箇所形成されている。そして、第1横方向補強部42は、幅方向において対向する鍔部21を渡すように、インクパック1の幅よりも広く形成されている。
図11に示すように、第1横方向補強部42は、鍔部21及び収容部22の一部が凹状に窪んだリブ状に形成されており、断面が所定幅の略コ字状に形成されている。すなわち、第1横方向補強部42は、鍔部21及び収容部22に対して屈曲して形成された側部と、この側部に対して屈曲して形成された底部とにより構成されており、容器部20の一部が陥没した形状となっている。そして、この第1横方向補強部42の底部は、鍔部21と平行に形成されており、第1横方向補強部42の側部は、第1横方向補強部42の窪みが深さ方向に向かって狭くなる先細り形状となるように、鍔部21の面方向に対して所定角度傾斜している。これにより、第1横方向補強部42が位置する容器部20の断面が、略台形状となっている。
第2横方向補強部43は、縦方向補強部41に連結されて、幅方向に延びる所定幅の直線状に形成されている。この第2横方向補強部43は、長さ方向に沿って2箇所形成されており、第1横方向補強部の間に配置されている。そして、第2横方向補強部43は、幅方向において対向する鍔部21を渡すように、インクパック1の幅よりも広く形成されている。
図12に示すように、第2横方向補強部43は、鍔部21及び収容部22の一部が凹状に窪んだリブ状に形成されており、窪みの深さが異なる一段部44及び二段部45の2段構成になっている。一段部44は、幅方向において第2横方向補強部43の中央付近に配置されている。この一段部44は、収容部22の一部が浅く凹状に窪んだものであり、断面が所定幅の略コ字状に形成されている。そして、縦方向補強部41を形成する凹状の窪みが、縦方向補強部41と連結されて幅方向に延びている。一方、二段部45は、幅方向において一段部44の両端部に配置されている。この二段部45は、鍔部21及び収容部22の一部が更に深く凹状に窪んだものであり、断面が所定幅の略コ字状に形成されている。なお、二段部45の寸法は、長さ方向に対して幅方向が短くなっている。このため、第2横方向補強部43全体としては、幅方向に延びる直線状に形成されているが、二段部45単体では、長さ方向に延びる直線状に形成されている。そして、一段部44を形成する凹状の窪みが、縦方向補強部41と連結されて幅方向に延び、二段部45を形成する凹状の窪みが、一段部44と連結されて長さ方向に延びている。
この第2横方向補強部43は、鍔部21及び収容部22に対して屈曲して形成された側部と、この側部に対して屈曲して形成された底部とにより構成されており、容器部20の一部が陥没した形状となっている。そして、この第2横方向補強部43の底部は、鍔部21と平行に形成されており、第2横方向補強部43の側部は、第2横方向補強部43の窪みが深さ方向に向かって狭くなる先細り形状となるように、鍔部21の面方向に対して所定角度傾斜している。これにより、第2横方向補強部43が位置する容器部20の断面が、略台形状となっている。
更に、容器部20には、スパウト固定部23の周囲に、H型に延びるH型補強部46が形成されている。H型補強部46は、幅方向におけるスパウト固定部23の両側に配置されて長さ方向に延びる一対の縦凹部47と、長さ方向におけるスパウト固定部23の外側に配置されて幅方向に延びる横凹部48とにより構成されており、この一対の縦凹部47と横凹部48とが連結されている。H型補強部46を構成する一対の縦凹部47及び横凹部48は、鍔部21及び収容部22の一部が凹状に窪んだリブ状に形成されており、断面が所定幅のコ字状に形成されている。すなわち、H型補強部46は、鍔部21及び収容部22に対して屈曲して形成された側部と、この側部に対して屈曲して形成された底部とにより構成されており、鍔部21及び容器部20の一部が陥没した形状となっている。そして、このH型補強部46の底部は、鍔部21と平行に形成されており、H型補強部46の側部は、H型補強部46の窪みが深さ方向に向かって狭くなる先細り形状となるように、鍔部21の面方向に対して所定角度傾斜している。これにより、H型補強部46が位置する容器部20の断面が、略台形状となっている。
また、容器部20には、インクカートリッジ7に取り付けられるICチップ8が収容されるICチップ収容スペース49が形成されている。ICチップ収容スペース49は、縦方向補強部41に形成されている。すなわち、ICチップ収容スペース49は、縦方向補強部41の窪みを利用した収容スペースであって、第2横方向補強部43との連結位置において、縦方向補強部41の幅をICチップ8の幅に広げたものである。
図13は、インクパック1を収容するときの収容容器10の状態を示した図である。図13に示すように、容器部20の第2横方向補強部43には、インクパック1を押圧してインクパック1に充填されたインクの移動を抑制する弾性体のパッド50が嵌め込まれている。パッド50は、独立気泡構造を有する押出発泡体などにより構成されており、例えば、無架橋押出高発泡ポリエチレンが好ましい。
図14は、パッドの斜視図である。図14に示すように、パッド50は、直方体に形成されている。そして、パッド50は、第2横方向補強部43に保持されるように、第2横方向補強部43の窪みよりも僅かに大きい寸法に形成されており、インクパック1の幅よりも長く形成されている。また、パッド50は、インクパック1を押圧するために、第2横方向補強部43に保持されたときに、鍔部21と面一、又は、鍔部21から僅かに突出する寸法に形成されている。そして、パッド50が中央部の第2横方向補強部43に嵌め込まれた状態で、インクパック1が一対の容器部20a,20bに挟み込まれると、インクパック1(パック部2)は、パッド50によって横断的に押圧されて二つの領域に分割(分断)される。
次に、図15〜図20を参照して、インクパック1を収容容器10に収容する方法について説明する。
まず、図15に示すように、収容容器10を用意する。そして、ビニール袋などで梱包したICチップ8を、ICチップ収容スペース49に収納する。このとき、ICチップ8がICチップ収容スペース49から脱落しないように、ICチップ収容スペース49に収容されたICチップ8をテープなどで貼り付ける。また、中央部の第2横方向補強部43にパッド50を嵌め込む。このとき、一対の容器部20a,20bの双方に、それぞれパッド50を嵌め込む。
次に、図16に示すように、インクパック1に、気泡緩衝材であるエアーキャップなどの緩衝材51を巻きつける。
次に、図17に示すように、緩衝材51が巻きつけられたインクパック1を、収容容器10の容器部20に収容する。このとき、インクパック1のスパウト部3をスパウト固定部23の載置部26に載置して、フランジ部6をスパウト固定部23の外側部25に係止する。
次に、図18に示すように、連結部30を折り曲げて一対の容器部20a,20bを重ね合わせると、インクパック1は、収容部22に挟み込まれて収容容器10に収容される。なお、一対の容器部20a,20bを重ね合わせることにより、第1横方向補強部42、第2横方向補強部42及びH型補強部46の位置する収容容器10の断面は、一対の容器部20a,20bが重ね合わされることにより略六角形状となる。このとき、インクパック1のスパウト部3は、スパウト固定部23に挟み込まれて収容容器10内で固定される。また、インクパック1のパック部2は、パッド50により横断的に押圧されるため、パック部2内におけるインク領域が二つに分割されるともに、パック部2が厚さ方向に膨張して収容部22の内壁に押し付けられる。これにより、収容容器10内でのパック部2の移動が制限されるとともに、パック部2内でのインクの移動が制限される。なお、パッド50によりパック部2が押圧される際に、必ずしもパック部2と収容部22の内壁とが完全に密着されなくてもよい。つまり、パック部2内でインクの移動が抑制できる程度の内圧に設定できるのであれば、パッド50による押圧により、パック部2と収容部22の内壁とが完全に密着される必要はなく、ある程度の隙間があってもよい。
次に、図19に示すように、ポリプロピレンなどで形成されたバンド52で、収容容器10の外側を3箇所締め付ける。具体的には、重ね合わされた一対の容器部20a,20bの第1横方向補強部42にテープ状のバンド52を幅方向に巻き、このバンド52の両端部を重ね合わせて溶着することで、一対の容器部20a,20bが重ね合わされた状態で締め付けられる。なお、バンド52の締め付け順序は、パッド50によるインクパック1の押圧を効果的に行うために、1番目に、中央部に配置された第1横方向補強部42を締め付け、2番目及び3番目に、両端部に配置された2箇所の第1横方向補強部42を締め付けるのが好ましい。これにより、収容容器10は、一対の容器部20a,20bが3箇所においてバンド52で締め付けられるため、一対の容器部20a,20bによるインクパック1の挟み込み状態が保持される。
次に、図20に示すように、バンド52で締め付けられた収容容器10を、矩形管状の段ボール容器53で包装し囲い、この段ボール容器53をポリプロピレンなどで形成されたバンド54で締め付ける。そして、1つのインクパック1を搬送する場合は、インクパック1が包装された段ボール容器53の状態で搬送する。一方、複数のインクパック1を搬送する場合は、インクパック1が包装された段ボール容器53を、更に大きな段ボール箱(不図示)に梱包し、複数のインクパック1を纏めて搬送する。
このように、本実施形態に係る収容容器10によれば、収容部22を凹曲断面形状に形成することで、インクが充填されて膨張したインクパック1と収容部22の形状を適合させることができるため、収容部22との接触によりインクパック1を破損するのを抑制することができる。
また、スパウト固定部23は、長さ方向において収容部22と隣接する位置に配置されているため、インクパック1を容器部20に収容すると、パック部2は収容部22に収容され、スパウト部3は、何れか一方の載置部26に係止される。そして、一対の容器部20でインクパック1を挟み込むと、スパウト部3は、載置部26に挟み込まれるとともにフランジ部6が外側部25に係止されて、収容容器10内で固定されるため、収容容器10に収容されたインクパック1の自由な移動を規制することができ、搬送時におけるインクパック1の破損を抑制することができる。
しかも、スパウト固定部23を、容器部20の長さ方向における両端部に形成することで、インクパック1の向きに関係なくインクパック1を収容部22に収容することができるため、作業性を向上させることができる。
また、一対の容器部20a,20bを同一形状とすることで、何れの容器部20a,20bからでもインクパック1を収容させることができるため、作業性を向上させることができる。
そして、連結部30により一対の容器部20a,20bを一体的に形成することで、収容容器10の部品点数を減らすことができるため、作業性を向上させることができる。しかも、連結部30をC字状断面形状とすることで、連結部30は一対の容器部20a,20bに対して優先的に屈曲するため、一対の容器部20a,20bを変形させることなく一対の容器部20a,20bを重ね合わせることができる。
また、容器部20に、容器部20の一部が陥没した形状の縦方向補強部41、第1横方向補強部42、第2横方向補強部及びH型補強部46を形成することで、インクパック1の収容空間を犠牲にすることなく、容器部20の剛性を向上させることができる。これにより、例えば、収容容器10が落下した場合など、容器部20に衝撃が加えられたとしても、容器部20を潰れ難くすることができるため、インクパック1の破損を抑制することができる。
そして、これらの補強部を形成する凹状の窪みを長さ方向及び幅方向に延ばすことで、長さ方向及び幅方向に対する収容容器の剛性を向上させることができる。しかも、縦方向補強部41と第1横方向補強部42及び第2横方向補強部43とが連結されているため、捩れ方向に対する収容容器10の剛性も向上させることができる。
更に、第1横方向補強部42を矩形環状に形成することで、第1横方向補強部42を全ての方向に向けることができるため、あらゆる方向に対する収容容器10の剛性を向上させることができる。
また、縦方向補強部41、第1横方向補強部42、第2横方向補強部43及びH型補強部46の側部を傾斜させて、縦方向補強部41、第1横方向補強部42、第2横方向補強部43及びH型補強部46を、深さ方向に向かって狭くなる凹状に形成することで、図21に示すように、複数の収容容器10を積層した場合に、上下層の縦方向補強部41、第1横方向補強部42、第2横方向補強部43及びH型補強部46を入れ子状態に重ね合わせることができる。これにより、収容容器10自体の収納時や搬送時に、複数の収容容器10を小さく纏めることができる。なお、容器部20の厚さが1.6mmの場合は、縦方向補強部41、第1横方向補強部42、第2横方向補強部43及びH型補強部46の側部を10°程度傾斜させると好ましい。
また、縦方向補強部41にICチップ収容スペース49を形成することで、ICチップ8を収容部22の外側に配置することができるため、ICチップ8によってインクパック1が損傷するのを抑制することができる。しかも、縦方向補強部41にICチップ収容スペース49を形成することで、別途ICチップ8を収容するためのスペースが不要となるため、収容容器10の製造コストを低減することができる。
また、容器部20にパッド50を嵌め込むことで、インクパック1内でのインクの移動速度及び移動量が低減される。このため、収容容器10に振動や衝撃などが加わっても、インクの急激な大量移動が抑制されるため、インクの運動エネルギーが小さくなり、インクパック1内に局部的な過加圧が加えられることによって生じるインクパック1の破損を抑制することができる。しかも、インクの急激な移動に伴う気泡の発生が抑制されるため、インクの劣化を抑制することができる。
この場合、パッド50によりインクパック1を横断的に挟み込むことで、インクパック1のパック部2が二つのインク領域に分割されるため、領域間でのインクの移動が抑制される。これにより、パック部2内でインクが移動できる距離が短くなるため、収容容器10に振動や衝撃などが加わっても、インクの最大移動速度を低く抑えることができる。しかも、パック部2が複数の二つの領域に分割されることにより、各領域のインク量が少なくなるため、収容容器10に振動や衝撃などが加わっても、各領域におけるインクの運動エネルギーをより小さく抑えることができ、インクパック1の破損を抑制することができる。
また、パッド50を弾性体とすることで、適切な圧力でインクパック1を挟み込むことができるため、過加圧によるインクパック1の破損を防止することができる。
しかも、第1横方向補強部42にパッド50を嵌め込むことで、別途、パッド50を取り付けるためのスペースが不要となるため、収容容器10の製造コストを低減することができる。
また、バンド52により容器部20の外側を締め付けることで、インクパック1を容器部20の収容部22に確実に収容させることができ、しかも、パッド50及び緩衝材51が容器部20の外側からバンド52により締め付けられるため、効果的にインクパック1内のインクの移動を抑制することができる。
そして、バンド52が第1横方向補強部42を締め付けることで、容器部20自体の変形を抑止して容器部20を締め付けることができる。そして、このバンド52で、長手方向において中央部に配置された第1横方向補強部42と、長さ方向において両端部に配置された第1横方向補強部42とを締め付けることで、インクパック内のインクの移動を更に抑制することができる。
また、インクパック1の周囲を緩衝材51で囲むことで、インクパック1が容器部20に挟み込まれた際に、インクパック1を全体的に押圧することができるため、インクパック1の局部的な変形を抑制してインクパック1を押圧することができる。これにより、インクパック1が縦方向補強部41、第1横方向補強部42、第2横方向補強部43などの凹部に入り込んで局部的に膨張変形するのを抑制することができる。このため、インクパック1内のインクがこれらの凹部に移動することによって発生する力を分散させることができ、インクパック1の破損を更に抑制することができる。
そして、収容容器10を再生紙で形成することで、軽量化を保持しつつ、所定の強度を保持させることができる。しかも、環境負荷を低減するとともに、コストを低減することができる。なお、収容容器10をパルプモールド製法により形成することで、通気性、吸湿性、形状安定性優れ、更に、水に浸すと水素結合が壊れて繊維が簡単に解れるため再利用性にも優れる。
次に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、製品形態での搬送を想定したものであり、落下試験と振動試験とを行うことで、梱包形態の性能と、収容容器の構成部品の効果とを確認した。
落下試験は、JIS Z0202に準拠した試験であって、高さ1mの位置から、下記1〜5項の順に計10回(一角、三稜、六面)落下させ、試験後の状態を確認した。
1.下面と接する角
2.下面とつま面とに接する稜
3.下面と側面とに接する稜
4.側面とつま面とに接する稜
5.全ての面
なお、落下床面は、平坦な固定したコンクリート面で、角は、インクパック1の一番弱いと考えられるスパウト部3側の角を採用した。
振動試験は、自社規格に基づいた試験であって、試験品を長さ方向に、幅10cmの距離を1往復/秒の速度で、60万回振動させ、試験後の状態を確認した。
[梱包形態の性能]
梱包形態の性能を確認するため、下記の4形態で落下試験及び振動試験を行った。
(1)パック単体:インクパック1を全く梱包等していない状態。
(2)カートリッジ形態:図3に示すインクカートリッジ7にインクパック1を装着した状態。
(3)梱包形態1:図23に示す収容容器74にインクパック1を装着した状態。
(4)梱包形態2:上記実施形態に係る収容容器10にインクパック1を装着した状態。
なお、(1)及び(2)は比較例であり、(3)及び(4)は実施例である。そして、(3)及び(4)は、収容容器74,10に一対のパッド50を嵌め込んだ。
落下試験結果は表1となり、振動試験は表2となった。
表1及び表2に示すように、比較例であるパック単体及びカートリッジ形態では、殆どのインクパック1が破れてインクが漏れてしまったが、実施例である梱包形態1及び梱包形態2では、インクパック1が破損することなく、使用上問題ない状態となった。
Figure 2010247874

○ :問題なし
× :インクパック1からインクは漏れていないが、インクパック1が破損して使用できない
××:インクパック1が破れてインクが漏れた
Figure 2010247874

○ :問題なし
××:インクパック1が破れてインクが漏れた
[収容容器の構成部品の効果]
収容容器10の各構成要素の効果を確認するために、下記の5形態で落下試験及び振動試験を行った。
(1)スリーブのみ:インクパック1を段ボールに包んだだけの状態。
(2)ケースのみ:パッド50を抜き取った収容容器10にインクパック1をそのまま収容した状態。
(3)ケース+パッド:パッド50が嵌め込まれた収容容器10にインクパック1をそのまま収容した状態。
(4)ケース+エアーキャップ+パッド:パッド50を抜き取った収容容器10にエアーキャップで包んだインクパック1を収容した状態
(5)梱包形態2:パッド50が嵌め込まれた収容容器10にエアーキャップで包んだインクパック1を収容した状態(図17の状態)。
落下試験結果は表3となり、振動試験は表4となった。
表3及び表4に示すように、スリーブのみでは、落下試験及び振動試験の何れもインクが漏れてしまった。これに対し、ケースのみは、落下試験においてインク漏れが発生せず、ケース+パッドでは、振動試験においても一部インク漏れが発生しなかった。そして、ケース+エアーキャップ及び梱包形態2では、落下試験及び振動試験の何れもインク漏れが発生しなかった。
Figure 2010247874

○ :問題なし
△ :インクパック1に明らかなダメージ(ひび割れ)があるが、使用できる状態
××:インクパック1が破れてインクが漏れた
Figure 2010247874

カッコ( )付きは、20万回時点での結果
○ :問題なし
△ :インクパック1に明らかなダメージ(ひび割れ)があるが、使用できる状態
××:インクパック1が破れてインクが漏れた
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態において、容器部20に形成される補強部は、3つの第1横方向補強部42と、2つの第2横方向補強部43とにより形成されるものとして説明したが、如何なる形状、位置、数、組合せであってもよく、例えば、図22及び図23に示すものであってもよい。また、上記実施形態において、容器部20に形成されるスパウト固定部23は、長さ方向において容器部20の両端部に形成されるものとして説明したが、図22及び図23に示すように、何れか一方端部に形成されるものであってもよい。
図22に示す収容容器71の一対の容器部72a,72bには、縦方向補強部41から幅方向に直線状に延びる第2横方向補強部42が、長さ方向において中央部に1箇所形成されており、縦方向補強部41から幅方向に矩形環状に延びる第1横方向補強部42が、長さ方向において第2横方向補強部42の両側に2箇所ずつ計4箇所形成されている。そして、スパウト固定部23は、長さ方向において容器部72の一方端部にのみ形成されており、長さ方向において容器部72の他方端部には、長さ方向に直線状に延びる凹状の窪みが幅方向に沿って三本形成された三連補強部73が形成されている。
図23に示す収容容器81の一対の容器部82a,82bには、第1横方向補強部42が、長さ方向に沿って5箇所形成されており、第2横方向補強部43は形成されていない。そして、図22に示す容器部72と同様に、スパウト固定部23は、長さ方向において容器部82の一方端部にのみ形成されており、長さ方向において容器部82の他方端部には、三連補強部73が形成されている。
また、上記実施形態において、一対の容器部20a,20bは、連結部30に連結されて一体的に形成されるものとして説明したが、図24に収容容器91の一対の容器部92a,92bのように、容器部92aと容器部92bとが別体に形成されていてもよい。
また、上記実施形態において、パッド50は、各容器部20に一つずつ嵌め込み、対向するパッド50でインクパック1を挟み込むものとして説明したが、例えば、各容器部20に複数個ずつ嵌め込むものとしてもよい。また、パッド50の形状を、断面半円形状、断面円形状、断面円筒形状などの様々な形状としてもよい。また、高さ寸法の大きいパッド50を一方の容器部20にのみ嵌め込み、このパッド50と他方の容器部20とでインクパック1を押圧するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、インクパック1を押圧する押圧手段として、容器部20に嵌め込まれたパッド50を用いて説明したが、インクパック1を収容する際にインクパック1を押圧することができれば、如何なる手段を採用してもよい。例えば、図25に示す収容容器101は、段ボールの積層体である一対の容器部102a,102bが別の段ボールよって連結されており、これら一対の容器部102a,102bの内側に浅めの凹部103及びICチップ収容スペース104が形成されている。なお、一対の容器部102a,102bは、段ボールを積層することにより、容器部102a、102bを補強している。そして、ICチップ収容スペース104にICチップ8を収容するとともに、この凹部103にインクパック1を収容して一対の容器部102a,102bで挟み込み、バンド(不図示)で締め付けることにより、インクパック1を押圧するものとしてもよい。なお、バンドで締め付けられた収容容器101は、上記実施形態と同様に、段ボール容器105に包装されて搬送される。
そして、収容容器10を3本のバンド52で締め付けることにより、インクパック1を挟み込んで押圧した状態を保持するものとして説明したが、例えば、鍔部21をステップラーや粘着テープなどで留めてもよく、バンド52を締め付けることなくインクパック1を挟みこんだ状態の収容容器10を段ボール容器53に梱包するだけでもよい。
また、上記実施形態では、インクパック1内におけるインクの移動を抑制する移動抑制手段として、容器部20に嵌め込まれたパッド50を用いて説明したが、容器部20に収納可能で、インクパック1内におけるインクの移動を抑制することができれば、如何なる手段を採用してもよく、例えば、容器部20とパッド50とを一体的に形成してもよく、クリップなどでインクパック1を挟み込んでもよい。
また、上記実施形態において、一対の容器部20a,20bを締め付けるバンド52は、第1横方向補強部42を締め付けるものとして説明したが、締め付け位置、締め付け本数、締め付け順序などは特に限定されるものではなく、また、第1横方向補強部43やH型補強部46などの他の補強部を締め付けてもよい。
1…インクパック、2…パック部、3…スパウト部、4,5…シート、6…フランジ部、7…インクカートリッジ、8…ICチップ、10…収容容器、20…容器部、21…鍔部、22…収容部、23…スパウト固定部(スパウト係止部)、24…内側部、25…外側部、26…載置部、30…連結部、41…縦方向補強部、42…第1横方向補強部、43…第2横方向補強部、44…一段部、45…二段部、46…H型補強部、47…縦凹部、48…横凹部、49…ICチップ収容スペース(付属部品収容スペース)、50…パッド(押圧手段、移動抑制手段)、51…緩衝材(押圧手段、移動抑制手段)、52…バンド(押圧手段、移動抑制手段、締付部材)、53…段ボール容器、54…バンド、71…収容容器、72…容器部、73…三連補強部、81…収容容器、82…容器部、91…収容容器、92…容器部、101…収容容器、102…容器部、103…凹部、104…ICチップ収容スペース(付属部品収容スペース)、105…段ボール容器。

Claims (19)

  1. インクが充填された袋状のインクパックを収容する収容容器であって、
    内側に前記インクパックを収容する凹状の収容部が形成されて前記インクパックを挟み込む一対の容器部と、
    前記収容部に収容されたインクパックを押圧する押圧手段と、
    を有することを特徴とする収容容器。
  2. 前記収容部は、凹曲断面形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の収容容器。
  3. 前記インクパックは、インクが充填される袋状のパック部と、当該パック部の一方端部に設けられたスパウト部と、を有しており、
    前記一対の容器部の少なくとも一方には、前記スパウト部を係止するスパウト係止部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の収容容器。
  4. 前記スパウト係止部は、前記一対の容器部の両端部に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の収容容器。
  5. 前記一対の容器部は、同一形状であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の収容容器。
  6. 前記一対の容器部を連結する連結部を更に有することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の収容容器。
  7. 前記一対の容器部には、一部が凹状に窪んだ補強部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の収容容器。
  8. 前記補強部は、
    第1の方向に延びる縦方向補強部と、
    前記縦方向補強部に連結されて前記第1の方向に直交する第2の方向に延びる横方向補強部と、
    を有することを特徴とする請求項7に記載の収容容器。
  9. 前記横方向補強部は、矩形環状に形成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の収容容器。
  10. 前記補強部は、深さ方向に向かって狭くなる凹状に窪んでいることを特徴とする請求項7〜9の何れか1項に記載の収容容器。
  11. 前記補強部には、前記インクパックの付属部品を収容する付属部品収容スペースが形成されていることを特徴とする請求項7〜10の何れか1項に記載の収容容器。
  12. 前記収容部に収容された前記インクパックに充填されたインクの移動を抑制する移動抑制手段を更に有することを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の収容容器。
  13. 前記移動抑制手段は、前記一対の容器部の少なくとも一方に設けられており、前記収容部に収容された前記インクパックを横断的に挟み込むことで、インクの移動を抑制することを特徴とする請求項12に記載の収容容器。
  14. 前記移動抑制手段は、弾性体であることを特徴とする請求項12又は13に記載の収容容器。
  15. 前記移動抑制手段は、前記補強部に嵌め込まれていることを特徴とする請求項12〜14の何れか1項に記載の収容容器。
  16. 前記押圧手段は、前記一対の容器部の外側を締め付ける締付部材であることを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載の収容容器。
  17. 前記締付部材は、補強部を締め付けることを特徴とする請求項17に記載の収容容器。
  18. 前記押圧手段は、前記インクパックの周囲を囲む緩衝部材であることを特徴とする請求項1〜17の何れか1項に記載の収容容器。
  19. 前記一対の容器部は、再生紙で形成されていることを特徴とする請求項1〜18の何れか1項に記載の収容容器。
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