JP2010244961A - 車両用パワーシートスイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1操作ノブと第2操作ノブとの間での持ち替えを不要とし、操作性を高めることができる車両用パワーシートスイッチ装置を提供する。
【解決手段】自動車用座席の複数の部位を動作させるための複数の第1スイッチ3〜8を操作する第1操作ノブ9と、第1操作ノブ9のノブ操作領域内に操作可能に配置され、自動車用座席の複数の部位と異なる複数の部位を動作させるための複数の第2スイッチ10〜15を操作する第2操作ノブ16とを備え、第2操作ノブ16は、複数の方向に操作することにより複数の第2スイッチ10〜15を動作させ、第1操作ノブ9は、第2操作ノブ16の複数の方向と異なる複数の方向に操作することにより複数の第1スイッチ3〜8を動作させる。
【選択図】図5
【解決手段】自動車用座席の複数の部位を動作させるための複数の第1スイッチ3〜8を操作する第1操作ノブ9と、第1操作ノブ9のノブ操作領域内に操作可能に配置され、自動車用座席の複数の部位と異なる複数の部位を動作させるための複数の第2スイッチ10〜15を操作する第2操作ノブ16とを備え、第2操作ノブ16は、複数の方向に操作することにより複数の第2スイッチ10〜15を動作させ、第1操作ノブ9は、第2操作ノブ16の複数の方向と異なる複数の方向に操作することにより複数の第1スイッチ3〜8を動作させる。
【選択図】図5
Description
本発明は、車両用パワーシートスイッチ装置に関し、特に車両用座席の座部及び背もたれ部など複数の部位を操作ノブによって動作させる機能を備えた車両用パワーシートスイッチ装置に関する。
従来の車両用パワーシートスイッチ装置として、座席を保持するベースの片側側面に配置され、2つの第1スイッチ部を有する第1操作ノブ、及び2つの第2スイッチ部を有する第2操作ノブを備えたものがある(特許文献1)。
第1操作ノブは、2つの第1スイッチ部のうち一方の第1スイッチ部が座部(座席)全体を前後に動作させるためのスイッチによって、また他方の第1スイッチ部が座部前方部を上下方向に動作させるためのスイッチによってそれぞれ構成されている。
第2操作ノブは、第1操作ノブに前後方向に所定の間隔をもって配置され、2つの第2スイッチ部のうち一方の第2スイッチ部が座部後方部を上下方向に動作させるためのスイッチによって、また他方の第2スイッチ部が背もたれ部を動作させる(角度を調整する)ためのスイッチによってそれぞれ構成されている。
以上の構成により、座席全体を前後方向に動作させるには第1操作ノブを操作して一方の第1スイッチ部を、また座部前方を上下方向に動作させるには第1操作ノブを操作して他方の第1スイッチ部をそれぞれ動作させることにより行う。
一方、座部後方部を上下方向に動作させるには第2操作ノブを操作して一方の第2スイッチ部を、また背もたれ部の角度を調整するには第2操作ノブを操作して他方の第2スイッチ部をそれぞれ動作させることにより行う。
しかしながら、特許文献1に示す車両用パワーシートスイッチ装置によると、第1操作ノブ及び第2操作ノブが所定の間隔をもって互いに並列して配置されているため、第1スイッチ部と第2スイッチ部との間でスイッチ切り替えを実行する場合に操作ノブの持ち替えが、例えば座部を動作させた後に背もたれ部を動作させる場合には第1操作ノブから第2操作ノブへの持ち替えが必要となり、操作性が低下するという問題があった。このことは、近年における座席の多機能化に伴うスイッチ数が増加するシートスイッチ装置に顕著である。
従って、本発明の目的は、第1操作ノブと第2操作ノブとの間での持ち替えを不要とし、もって操作性を高めることができる車両用パワーシートスイッチ装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、(1)〜(3)の車両用パワーシートスイッチ装置を提供する。
(1)車両用座席の複数の部位を動作させるための複数の第1スイッチを操作する第1操作ノブと、前記第1操作ノブのノブ操作領域内に操作可能に配置され、前記車両用座席の前記複数の部位と異なる複数の部位を動作させるための複数の第2スイッチを操作する第2操作ノブとを備え、前記第2操作ノブは、複数の方向に操作することにより前記複数の第2スイッチを動作させ、前記第1操作ノブは、前記複数の方向と異なる複数の方向に操作することにより前記複数の第1スイッチを動作させる車両用パワーシートスイッチ装置。
(2)上記(1)に記載の車両用パワーシートスイッチ装置において、前記第1操作ノブは、前記複数の第1スイッチが互いに並列する複数対の固定検出部、及び前記複数対の固定検出部に対応する複数の可動被検出部を有し、前記複数対の固定検出部のうち互いに隣り合う2対の固定検出部の並列方向を互いに異にする。
(3)上記(2)に記載の車両用パワーシートスイッチ装置において、前記第2操作ノブは、前記複数の可動被検出部のうち少なくともいずれかの可動被検出部に対応するノブホルダの可動を許容する切り欠きを有し、正逆2方向に回転操作することにより前記複数の第2スイッチのうち2つの第2スイッチを動作させる。
本発明によると、第1操作ノブと第2操作ノブとの間での持ち替えを不要とし、操作性を高めることができる。
〔実施の形態〕
図1は自動車の座席を示す。図1において、符号100で示す自動車用座席は、乗員(図示せず)の着座部としてのシートクッション101と、乗員の背もたれ部としてのバッククッション102と、乗員の頭部を受けるヘッドレスト103とからなり、自動車(図示せず)内の床部にシートベース104を介して自動車の前後方向(矢印a1,a2方向)に進退可能に配置されている。
図1は自動車の座席を示す。図1において、符号100で示す自動車用座席は、乗員(図示せず)の着座部としてのシートクッション101と、乗員の背もたれ部としてのバッククッション102と、乗員の頭部を受けるヘッドレスト103とからなり、自動車(図示せず)内の床部にシートベース104を介して自動車の前後方向(矢印a1,a2方向)に進退可能に配置されている。
自動車用座席100には、その側面を進退面としてシートクッション101(座席全体)を矢印a1,a2方向に進退動作させる機能(スライド機能)の他、座席側面を揺動面としてシートクッション101の前方端部を矢印b1,b2方向に揺動動作させる機能(バーチカル機能)、座席側面を揺動面としてシートクッション101の後方端部を矢印c1,c2方向に揺動動作させる機能(リフター機能)、座席側面を揺動面としてバッククッション102を矢印d1,d2方向に揺動動作させる機能(リクライニング機能)、背もたれ面を進退面としてバッククッション102を矢印e1,e2方向に進退動作させる機能(上下ランバー機能)、及び背もたれ面を進退面としてバッククッション102を矢印f1,f2方向に進退動作させる機能(前後ランバー機能)がある。
図2は自動車用パワーシートスイッチ装置の全体を示す。図3(a)〜(c)は自動車用パワーシートスイッチ装置の操作ノブを示す。図2に示すように、自動車用パワーシートスイッチ装置1は、装置本体2と、複数(実施の形態では6個)の第1スイッチ3〜8(図5に示す)を操作する第1操作ノブ9と、複数(実施の形態では6個)の第2スイッチ10〜15(図5に示す)を操作する第2操作ノブ16とを備え、シートベース101(図1に示す)に配置されている。第1スイッチ3〜8及び第2スイッチ10〜15の詳細については後述する。
装置本体2は、回路基板17が搭載されたベース2a、及び第1操作ノブ9を保持するためのホルダ機構18(図4に示す)を収容するカバー2bを有し、シートベース101(図1に示す)の片側側面に取り付けられている。回路基板17には、第1スイッチ3〜8の可動被検出部(図示せず)及び第2スイッチ10〜15の可動被検出部(図示せず)に対応する固定検出部(一部図示せず),ロータリエンコーダ(図示せず)が配置されている。ホルダ機構18の詳細については後述する。
カバー2bには、ホルダ機構18のノブホルダ20a〜20cを挿通させるホルダ挿通孔20b〜22bが設けられている。
ホルダ挿通孔20b〜22bは、ノブホルダ20a〜20cの揺動(傾動)を許容する長孔によって形成されている。ホルダ挿通孔20bとホルダ挿通孔21bとの間のピッチは、ホルダ挿通孔20bとホルダ挿通孔22bとの間のピッチよりも小さい寸法に設定されている。
第1操作ノブ9は、図3に示すように、外部に露出するノブ操作面90〜92を有し、装置本体2(図2に示す)の外側に配置され、かつ装置本体2にホルダ機構18(図4に示す)を介して揺動操作可能に保持され、全体が略断面コ字状の部材によって形成されている。そして、第1操作ノブ9は、ノブ操作面90〜92を矢印m1〜m6方向に押圧操作することにより進退・揺動し、第1スイッチ3〜8(図5に示す)を動作させるように構成されている。
第1操作ノブ9には、図2に示すように、自動車用座席100(図1に示す)のシートベース101側に突出する凸部9a〜9c、及びこれら凸部9a〜9cの先端面に開口してホルダ機構18(図4に示す)のノブホルダ20〜22を挿入させるホルダ挿入孔9d〜9fが設けられている。
第2操作ノブ16は、図2に示すように、外部に一部を露出するノブ操作面160を有し、装置本体2と第1操作ノブ9との間に介在して第1操作ノブ9の操作領域内に配置され、かつ装置本体2内の回路基板17上にXYθユニット19を介して操作可能(回転かつ移動可能)に保持され、全体が平面略円形状の部材によって形成されている。そして、第2操作ノブ16は、図3に示すように、ノブ操作面160を矢印n1,n2方向(正逆2方向)に回転操作することにより回転し、第2スイッチ10,11(図5に示す)を動作させるように構成されている。また、第2操作ノブ16は、ノブ操作面160を矢印n3〜n6方向に押圧操作することにより進退・揺動し、第2スイッチ12〜15(図5に示す)を動作させるように構成されている。
第2操作ノブ16には、第1スイッチ5,6における可動被検出部材24(後述)に対応するノブホルダ20の可動(傾動)を許容する切り欠き16aが設けられている。
次に、第1操作ノブ9を保持するためのホルダ機構18につき、図4を用いて説明する。図4はホルダ機構を示す。ホルダ機構18は、図4に示すように、第1操作ノブ9を保持するノブホルダ20〜22(ノブホルダ20のみ図示)、これらノブホルダ20〜22の傾動によって移動する複数対(実施の形態では3対)のプッシャー23,23(1対のみ図示)、及びこれらプッシャー23,23の押圧によって弾性変形可能な複数対の可動被検出部材24,24(1対のみ図示)を有し、回路基板17上に保持されている。
ノブホルダ21は、第1操作ノブ9の操作力を伝達する操作力伝達面21a,21aを有し、ホルダ挿通孔20b及びシール部材25に挿通され、かつ可動被検出部材24,24にプッシャー23,23を介して傾動可能に保持されている。そして、ノブホルダ21は、スプリング(図示せず)によって復帰力が常時付与されている。操作力伝達面21a,21aは、それぞれが各勾配を互いに異にする1対の傾斜面で形成されている。
プッシャー23,23は、操作力伝達面21a,21aにそれぞれ対応する受面23a,23aを有し、可動被検出部材24,24とノブホルダ21の操作力伝達面21a,21aとの間に介在して回路基板17の回路面と直交する方向に進退可能に配置されている。受面23a,23aは半球面で形成されている。
可動被検出部材24,24は、第1スイッチ5,6の固定検出部(図示せず)に対応する可動被検出部(図示せず)、及びプッシャー23,23からの押圧力を受けて弾性変形可能な弾性変形部24a,24aを有し、回路基板17上に配置され、全体がラバー部材によって形成されている。
次に、第1スイッチ3〜8及び第2スイッチ10〜15につき、図5及び図6を用いて説明する。図5は第1スイッチ及び第2スイッチの制御系を示す。図6は第1スイッチにおける固定検出部の配置状態を示す。図5に示すように、第1スイッチ3〜8及び第2スイッチ10〜15は制御部26に接続されている。
第1スイッチ3,4は、それぞれが固定検出部3a,4a(図6に示す)及び可動被検出部(図示せず)を有し、制御部26及びモータ27を介してスライド機構28に接続されている。そして、第1スイッチ3,4は、第1操作ノブ9の矢印m1,m2方向(図3に示す)への揺動操作によって各可動被検出部が固定検出部3a,4aに接近し、スイッチON状態とするように構成されている。また、第1スイッチ3,4は、第1操作ノブ9の揺動操作解除によって各可動被検出部が固定検出部3a,4aから離間し、スイッチOFF状態とするように構成されている。
第1スイッチ5,6は、それぞれが固定検出部5a,6a(図6に示す)及び可動被検出部(図示せず)を有し、制御部26及びモータ29を介してバーチカル(フロントチルト)機構30に接続されている。そして、第1スイッチ5,6は、第1操作ノブ9の矢印m3,m4方向(図3に示す)への揺動操作によって各可動被検出部が固定検出部5a,6aに接近し、スイッチON状態とするように構成されている。また、第1スイッチ5,6は、第1操作ノブ9の揺動操作解除によって各可動被検出部が固定検出部5a,6aから離間し、スイッチOFF状態とするように構成されている。
第1スイッチ7,8は、それぞれが固定検出部7a,8a(図6に示す)及び可動被検出部(図示せず)を有し、制御部26及びモータ31を介してリフター(リヤチルト)機構32に接続されている。そして、第1スイッチ7,8は、第1操作ノブ9の矢印m5,m6方向(図3に示す)への揺動操作によって各可動被検出部が固定検出部7a,8aに接近し、スイッチON状態とするように構成されている。また、第1スイッチ7,8は、第1操作ノブ9の揺動操作解除によって各可動被検出部が固定検出部7a,8aから離間し、スイッチOFF状態とするように構成されている。
図6に示すように、第1スイッチ3,4(図5に示す)の固定検出部3a,4aは自動車の前後方向に、第1スイッチ5,6の固定検出部5a,6aは第1スイッチ3,4の固定検出部3a,4aに隣接して自動車の上下方向に、また第1スイッチ7,8は第1スイッチ5,6の固定検出部5a,6aに第1スイッチ3,4の固定検出部3a,4aを介し自動車の上下方向にそれぞれ並列して配置されている。
第2スイッチ10,11は、図5に示すように、可動被検出部(図示せず)を有し、制御部26及びモータ33を介してリクライニング機構34に接続されている。そして、第2スイッチ10,11は、初期位置から第2操作ノブ16の矢印n1,n2方向(図3に示す)への回転操作によって可動被検出部をロータリエンコーダが検出し、スイッチON状態とするように構成されている。また、第2スイッチ10は、第2操作ノブ16の初期位置への回転操作復帰によってスイッチOFF状態とするように構成されている。
第2スイッチ12,13は、それぞれが固定検出部及び可動被検出部(共に図示せず)を有し、制御部26及びモータ35を介して上下ランバー機構36に接続されている。そして、第2スイッチ12,13は、第2操作ノブ16の矢印n3,n4方向(図3に示す)への進退(移動)操作によって各可動被検出部が固定検出部に接近し、スイッチON状態とするように構成されている。また、第2スイッチ12,13は、第2操作ノブ16の進退操作解除によって各可動被検出部が各固定検出部から離間し、スイッチOFF状態とするように構成されている。
第2スイッチ14,15は、それぞれが固定検出部及び可動被検出部(共に図示せず)を有し、制御部26及びモータ37を介して前後ランバー機構38に接続されている。そして、第2スイッチ14,15は、第2操作ノブ16の矢印n5,n6方向(図3に示す)への進退操作によって各可動被検出部が各固定検出部に接近し、スイッチON状態とするように構成されている。また、第2スイッチ14,15は、第2操作ノブ16の進退操作解除によって各可動被検出部が各固定検出部から離間し、スイッチOFF状態とするように構成されている。
〔自動車用パワーシートスイッチ装置1の動作〕
次に、本発明の実施の形態に係る車両用パワーシートスイッチ装置1による自動車用座席100の動作(「シートクッションのスライド動作」・「シートクッションのバーチカル動作」・「シートクッションのリフター動作」・「バッククッションのリクライニング動作」・「バッククッションの上下ランバー動作」・「バッククッションの前後ランバー動作」)について説明する。
次に、本発明の実施の形態に係る車両用パワーシートスイッチ装置1による自動車用座席100の動作(「シートクッションのスライド動作」・「シートクッションのバーチカル動作」・「シートクッションのリフター動作」・「バッククッションのリクライニング動作」・「バッククッションの上下ランバー動作」・「バッククッションの前後ランバー動作」)について説明する。
「シートクッションのスライド動作」
シートクッション101のスライド動作は、ノブ操作面90の中央部を矢印m1方向に押圧操作して第1操作ノブ9を矢印m1方向に揺動させ、第1スイッチ3を動作させることにより、またノブ操作面90中央部を矢印m2方向に押圧操作して第1操作ノブ9を矢印m2方向に移動させ、第1スイッチ4を動作させることにより行う。この場合、第1スイッチ3,4が動作によってスイッチON状態となると、第1スイッチ3,4からスイッチ信号が制御部26出力される。制御部26では第1スイッチ3,4のスイッチ信号を入力すると、制御信号をモータ27に出力する。このため、モータ27が制御信号を入力して一方向又は他方向に回転し、この回転力をスライド機構28が受けて駆動し、シートクッション101を矢印a1方向又は矢印a2方向に移動させる。
シートクッション101のスライド動作は、ノブ操作面90の中央部を矢印m1方向に押圧操作して第1操作ノブ9を矢印m1方向に揺動させ、第1スイッチ3を動作させることにより、またノブ操作面90中央部を矢印m2方向に押圧操作して第1操作ノブ9を矢印m2方向に移動させ、第1スイッチ4を動作させることにより行う。この場合、第1スイッチ3,4が動作によってスイッチON状態となると、第1スイッチ3,4からスイッチ信号が制御部26出力される。制御部26では第1スイッチ3,4のスイッチ信号を入力すると、制御信号をモータ27に出力する。このため、モータ27が制御信号を入力して一方向又は他方向に回転し、この回転力をスライド機構28が受けて駆動し、シートクッション101を矢印a1方向又は矢印a2方向に移動させる。
「シートクッションのバーチカル動作」
シートクッション101のバーチカル動作は、ノブ操作面91の前方端部を矢印m3方向に押圧操作して第1操作ノブ9を矢印m3方向に揺動させ、第1スイッチ5を動作させることにより、またノブ操作面92の前方端部を矢印m4方向に押圧操作して第1操作ノブ9を矢印m4方向に揺動させ、第1スイッチ6を動作させることにより行う。この場合、第1スイッチ5,6が動作によってスイッチON状態となると、第1スイッチ5,6からスイッチ信号が制御部26に出力される。制御部26では第1スイッチ5,6のスイッチ信号を入力すると、制御信号をモータ29に出力する。このため、モータ29が制御信号を入力して一方向又は他方向に回転し、この回転力をバーチカル機構30が受けて駆動し、シートクッション101の前方端部を矢印b1方向又は矢印b2方向に揺動させる。
シートクッション101のバーチカル動作は、ノブ操作面91の前方端部を矢印m3方向に押圧操作して第1操作ノブ9を矢印m3方向に揺動させ、第1スイッチ5を動作させることにより、またノブ操作面92の前方端部を矢印m4方向に押圧操作して第1操作ノブ9を矢印m4方向に揺動させ、第1スイッチ6を動作させることにより行う。この場合、第1スイッチ5,6が動作によってスイッチON状態となると、第1スイッチ5,6からスイッチ信号が制御部26に出力される。制御部26では第1スイッチ5,6のスイッチ信号を入力すると、制御信号をモータ29に出力する。このため、モータ29が制御信号を入力して一方向又は他方向に回転し、この回転力をバーチカル機構30が受けて駆動し、シートクッション101の前方端部を矢印b1方向又は矢印b2方向に揺動させる。
「シートクッションのリフター動作」
シートクッション101のリフター動作は、ノブ操作面91の後方端部を矢印m5方向に押圧操作して第1操作ノブ9を矢印m5方向に揺動させ、第1スイッチ7を動作させることにより、またノブ操作面92の後方端部を矢印m6方向に押圧操作して第1操作ノブ9を矢印m6方向に揺動させ、第1スイッチ8を動作させることにより行う。この場合、第1スイッチ7,8が動作によってスイッチON状態となると、第1スイッチ7,8からスイッチ信号が制御部26に出力される。制御部26では第1スイッチ7,8のスイッチ信号を入力すると、制御信号をモータ31に出力する。このため、モータ31が制御信号を入力して一方向又は他方向に回転し、この回転力をリフター機構32が受けて駆動し、シートクッション101の後方端部を矢印c1方向又は矢印c2方向に揺動させる。
シートクッション101のリフター動作は、ノブ操作面91の後方端部を矢印m5方向に押圧操作して第1操作ノブ9を矢印m5方向に揺動させ、第1スイッチ7を動作させることにより、またノブ操作面92の後方端部を矢印m6方向に押圧操作して第1操作ノブ9を矢印m6方向に揺動させ、第1スイッチ8を動作させることにより行う。この場合、第1スイッチ7,8が動作によってスイッチON状態となると、第1スイッチ7,8からスイッチ信号が制御部26に出力される。制御部26では第1スイッチ7,8のスイッチ信号を入力すると、制御信号をモータ31に出力する。このため、モータ31が制御信号を入力して一方向又は他方向に回転し、この回転力をリフター機構32が受けて駆動し、シートクッション101の後方端部を矢印c1方向又は矢印c2方向に揺動させる。
「バッククッションのリクライニング動作」
バッククッション102のリクライニング動作は、ノブ操作面160を矢印n1方向に回転操作して第2操作ノブ16を矢印n1方向に回転させ、第2スイッチ10を動作させることにより、またノブ操作面160を矢印n2方向に回転操作して第2操作ノブ16を矢印n2方向に回転させ、第2スイッチ11を動作させることにより行う。この場合、第2スイッチ10,11が動作によってスイッチON状態となると、第2スイッチ10,11からスイッチ信号が制御部26に出力される。制御部26では第2スイッチ10,11のスイッチ信号を入力すると、制御信号をモータ33に出力する。このため、モータ33が制御信号を入力して一方向又は他方向に回転し、この回転力をリクライニング機構34が受けて駆動し、バッククッション102を矢印d1方向又は矢印d2方向に揺動させる。
バッククッション102のリクライニング動作は、ノブ操作面160を矢印n1方向に回転操作して第2操作ノブ16を矢印n1方向に回転させ、第2スイッチ10を動作させることにより、またノブ操作面160を矢印n2方向に回転操作して第2操作ノブ16を矢印n2方向に回転させ、第2スイッチ11を動作させることにより行う。この場合、第2スイッチ10,11が動作によってスイッチON状態となると、第2スイッチ10,11からスイッチ信号が制御部26に出力される。制御部26では第2スイッチ10,11のスイッチ信号を入力すると、制御信号をモータ33に出力する。このため、モータ33が制御信号を入力して一方向又は他方向に回転し、この回転力をリクライニング機構34が受けて駆動し、バッククッション102を矢印d1方向又は矢印d2方向に揺動させる。
「バッククッションの上下ランバー動作」
バッククッション102の上下ランバー動作は、ノブ操作面160を矢印n3方向に押圧操作して第2作ノブ16を矢印n3方向に移動させ、第2スイッチ12を動作させることにより、またノブ操作面160を矢印n4方向に押圧操作して第2操作ノブ16を矢印n4方向に移動させ、第2スイッチ13を動作させることにより行う。この場合、第2スイッチ12,13が動作によってスイッチON状態となると、第2スイッチ12,13からスイッチ信号が制御部26に出力される。制御部26では第2スイッチ12,13のスイッチ信号を入力すると、制御信号をモータ35に出力する。このため、モータ35が制御信号を入力して一方向又は他方向に回転し、この回転力を上下ランバー機構36が受けて駆動し、バッククッション102の下方端部を矢印e1方向又は矢印e2方向に移動させる。
バッククッション102の上下ランバー動作は、ノブ操作面160を矢印n3方向に押圧操作して第2作ノブ16を矢印n3方向に移動させ、第2スイッチ12を動作させることにより、またノブ操作面160を矢印n4方向に押圧操作して第2操作ノブ16を矢印n4方向に移動させ、第2スイッチ13を動作させることにより行う。この場合、第2スイッチ12,13が動作によってスイッチON状態となると、第2スイッチ12,13からスイッチ信号が制御部26に出力される。制御部26では第2スイッチ12,13のスイッチ信号を入力すると、制御信号をモータ35に出力する。このため、モータ35が制御信号を入力して一方向又は他方向に回転し、この回転力を上下ランバー機構36が受けて駆動し、バッククッション102の下方端部を矢印e1方向又は矢印e2方向に移動させる。
「バッククッションの前後ランバー動作」
バッククッション102の前後ランバー動作は、ノブ操作面160を矢印n5方向に押圧操作して第2作ノブ16を矢印n5方向に移動させ、第2スイッチ14を動作させることにより、またノブ操作面160を矢印n6方向に押圧操作して第2操作ノブ16を矢印n6方向に移動させ、第2スイッチ15を動作させることにより行う。この場合、第2スイッチ14,15が動作によってスイッチON状態となると、第2スイッチ14,15からスイッチ信号が制御部26に出力される。制御部26では第2スイッチ14,15のスイッチ信号を入力すると、制御信号をモータ37に出力する。このため、モータ37が制御信号を入力して一方向又は他方向に回転し、この回転力を前後ランバー機構38が受けて駆動し、バッククッション102の下方端部を矢印f1方向又は矢印f2方向に移動させる。
バッククッション102の前後ランバー動作は、ノブ操作面160を矢印n5方向に押圧操作して第2作ノブ16を矢印n5方向に移動させ、第2スイッチ14を動作させることにより、またノブ操作面160を矢印n6方向に押圧操作して第2操作ノブ16を矢印n6方向に移動させ、第2スイッチ15を動作させることにより行う。この場合、第2スイッチ14,15が動作によってスイッチON状態となると、第2スイッチ14,15からスイッチ信号が制御部26に出力される。制御部26では第2スイッチ14,15のスイッチ信号を入力すると、制御信号をモータ37に出力する。このため、モータ37が制御信号を入力して一方向又は他方向に回転し、この回転力を前後ランバー機構38が受けて駆動し、バッククッション102の下方端部を矢印f1方向又は矢印f2方向に移動させる。
本実施の形態においては、第1操作ノブ9の操作領域内に第2操作ノブ16が操作可能に配置されているため、第1操作ノブ9及び第2操作ノブ16を覆うようにして保持して操作することができ、第1スイッチ3〜8と第2スイッチ10〜15との間でスイッチ切り替えを実行する場合に第1操作ノブ9から第2操作ノブ16への持ち替えが、また第2操作ノブ16から第1操作ノブ9への持ち替えがそれぞれ不要である。
[実施の形態の効果]
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
第1操作ノブ9と第2操作ノブ16との間での持ち替えを不要とし、操作性を高めることができる。
以上、本発明の車両用パワーシートスイッチ装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
(1)本実施の形態では、第1スイッチ3〜8及び第2スイッチ10〜15によって合計12の機能を実行する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば第2操作ノブにおける回転方向の位置検出数を増加して合計13以上の機能を実行させることができる。
(2)本実施の形態では、第1スイッチ3〜8及び第2スイッチ10〜15が非接触センサである場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、リミットスイッチなどの接触センサでもよい。
(3)本実施の形態では、第2操作ノブ16の切り欠き16aが単一のノブホルダ(ノブホルダ20)の傾動を許容する構成について説明したが、本発明はこれに限定されず、複数のノブホルダの傾動を許容する構成としてもよい。
(4)本実施の形態では、自動車に適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、他の車両に適用することもできる。
1…自動車用パワーシートスイッチ装置、2…装置本体、2a…ベース、2b…カバー、20b〜22b…ホルダ挿通孔、3〜8…第1スイッチ、3a,4a,5a,6a…固定検出部、9…第1操作ノブ、9a〜9c…凸部、9d〜9f…ホルダ挿入孔、90〜92…ノブ操作面、10〜15…第2スイッチ、16…第2操作ノブ、16a…切り欠き、160…ノブ操作面、17…回路基板、18…ホルダ機構、19…XYθユニット、20〜22…ノブホルダ、21a…操作力伝達面、23…プッシャー、23a…受面、24…可動被検出部材、24a…弾性変形部、25…シール部材、26…制御部、27…モータ、28…スライド機構、29…モータ、30…バーチカル機構、31…モータ、32…リフター機構、33…モータ、34…リクライニング機構、35…モータ、36…上下ランバー機構、37…モータ、38…前後ランバー機構
Claims (3)
- 車両用座席の複数の部位を動作させるための複数の第1スイッチを操作する第1操作ノブと、
前記第1操作ノブのノブ操作領域内に操作可能に配置され、前記車両用座席の前記複数の部位と異なる複数の部位を動作させるための複数の第2スイッチを操作する第2操作ノブとを備え、
前記第2操作ノブは、複数の方向に操作することにより前記複数の第2スイッチを動作させ、
前記第1操作ノブは、前記複数の方向と異なる複数の方向に操作することにより前記複数の第1スイッチを動作させる
車両用パワーシートスイッチ装置。 - 前記第1操作ノブは、前記複数の第1スイッチが互いに並列する複数対の固定検出部、及び前記複数対の固定検出部に対応する複数の可動被検出部を有し、前記複数対の固定検出部のうち互いに隣り合う2対の固定検出部の並列方向を互いに異にする請求項1に記載の車両用パワーシートスイッチ装置。
- 前記第2操作ノブは、前記複数の可動被検出部のうち少なくともいずれかの可動被検出部の可動を許容する切り欠きを有し、正逆2方向に回転操作することにより前記複数の第2スイッチのうち2つの第2スイッチを動作させる請求項2に記載の車両用パワーシートスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009094744A JP2010244961A (ja) | 2009-04-09 | 2009-04-09 | 車両用パワーシートスイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009094744A JP2010244961A (ja) | 2009-04-09 | 2009-04-09 | 車両用パワーシートスイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010244961A true JP2010244961A (ja) | 2010-10-28 |
Family
ID=43097743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009094744A Pending JP2010244961A (ja) | 2009-04-09 | 2009-04-09 | 車両用パワーシートスイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010244961A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014038678A1 (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-13 | 日本発條株式会社 | 車両用シート |
US11623546B2 (en) | 2020-12-23 | 2023-04-11 | Toyo Denso Kabushiki Kaisha | Seat switch device |
-
2009
- 2009-04-09 JP JP2009094744A patent/JP2010244961A/ja active Pending
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WO2014038678A1 (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-13 | 日本発條株式会社 | 車両用シート |
US11623546B2 (en) | 2020-12-23 | 2023-04-11 | Toyo Denso Kabushiki Kaisha | Seat switch device |
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