JP5386188B2 - パワーシートの調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パワーシートの調整装置に関する。
一般にパワーシートは、電動モータ等のアクチュエータを用いて、シート全体の前後方向のスライド調整、シート前部の上下方向の昇降(チルト)調整、シート後部の上下方向の昇降(リフト)調整、シートバックの前後方向の傾動(リクライニング)調整をするものである。その他、シートバックのランバーサポートの前後方向の移動調整やヘッドレストの上下方向の昇降調整も含めることもある。なお、シート前部の上下方向の昇降調整を前チルトと称し、シート後部の上下方向の昇降調整を後チルトと称し、シート全体の上下方向の昇降調整をリフトと称する場合もある。
このようなパワーシートにおいて、各調整は、スイッチ操作で行うようになっている。例えば、引用文献1では、1個の操作ダイヤルの回転操作でシートのリクライニング調整、ダイヤルの前後方向のスライド操作でシートの前後方向のスライド調整、ダイヤルの上下方向のスライド操作でシートの上下高さ調整が行えるようになっている。
加えて、ダイヤルの前斜め上方のスライド操作で、シートを前方スライドさせながら上方に移動させ、ダイヤルの前斜め下方のスライド操作で、シートを前方スライドさせながら下方に移動させる調整が行えるようになっている。また、ダイヤルの後斜め上方の操作で、シートを後方スライドさせながら上方に移動させ、ダイヤルの後斜め下方の操作で、シートを後方スライドさせながら下方に移動させる調整が行えるようになっている。
その他に、引用文献2のように、1個のダイヤルの前後方向のスライド操作でシートの前後方向のスライド調整、ダイヤルの上下方向のスライド操作でシートの上下方向の高さ調整、ダイヤルの右回しの操作でシートの前傾斜調整、ダイヤルの左回しの操作でシートの後傾斜調整が行えるものもある。
前記のようなパワーシートが例えば家族で使用する乗用車(車両)であるような場合、乗員の座る位置がほぼ決まっていることから、スライド、チルト、リフト等はごく希に使用する調整である。これに対して、リクライニングは、停車休憩時にはリラックスできるように大きく後傾させ、その後、運転する前に元に戻す等のように、比較的頻繁に使用する調整である。
特開2006−88718号公報 特開平9−22642号公報
しかしながら、いずれの特許文献でも、1個のダイヤルの回転操作とスライド操作で各調整を行うようにしているから、操作に迷うことがある。すなわち、リクライニングの操作をしたいのに、誤ってスライド、チルト、リフト等の操作をしてしまうといった問題があった。
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、比較的頻繁に使用するリクライニングの調整と、ごく希に使用するスライド、チルト、リフト等の調整とを明確に区分けすることで、頻繁に使用するリクライニングの調整の操作性を向上させるようにしたパワーシートの調整装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明は、アクチュエータを用いて、シートのリクライニング、スライド、チルト、リフト等の調整を行うパワーシートの調整装置において、リクライニング調整専用のダイヤル操作スイッチとスライド、チルト、リフト等の調整兼用のスライドつまみ操作スイッチが上下2段で設けられて、下段の前記ダイヤル操作スイッチは、スイッチ設置部材に回転操作可能に取付けられ、上段の前記スライドつまみ操作スイッチは、前記ダイヤル操作スイッチよりも小径に形成され、このダイヤル操作スイッチの上部のほぼ中心部位に、ダイヤル操作スイッチの上面よりも上方に突出した状態で、前後、上下、斜めの各方向にスライド操作可能に取付けられていることを特徴とするパワーシートの調整装置を提供するものである。
請求項2のように、請求項1において、前記ダイヤル操作スイッチは、外周に指が引っ掛かり可能な凹凸部が形成され、前記スライドつまみ操作スイッチは、外周に凹凸部が形成されていない構成とすることが好ましい。
請求項3のように、請求項1または2において、前記スイッチ設置部材内に、操作シャフトを倒した方向にオンする多方向切替えスイッチが設置され、この多方向切替えスイッチの外周部に、操作リングを回転させた方向にオンするロータリエンコーダが一体的に取付けられ、前記操作シャフトは、上部が球状のスティック部材の下部を回転しないように差し込み結合可能であり、前記操作リングに、係合穴が形成され、前記スイッチ設置部材の上面に、前記多方向切替えスイッチの操作軸と同芯の円形開口が形成され、この円形開口に、前記ダイヤル操作スイッチの中径部が回転操作可能に嵌め合わされ、この中径部の係合爪が前記ロータリエンコーダの操作リングの係合穴にそれぞれ係合するようになっており、前記ダイヤル操作スイッチの上面には、中心部位に内周くぼみ穴部が形成され、その外周側に外周窪み部が形成され、前記スライドつまみ操作スイッチの下面筒部に、軸部材の上部が嵌め込み固定可能であり、この軸部材の大径フランジ部は、ダイヤル操作スイッチの内周窪み部の立上がり壁に当て止められ、前記スライドつまみ操作スイッチと前記軸部材のフランジ部との間には、リング部材の大径中心穴が嵌め合わされて、このリング部材の外周係止爪がダイヤル操作スイッチの外周窪み部の係止溝に係合するようになっており、前記スライドつまみ操作スイッチは、前記軸部材のフランジ部が立上がり壁とリング部材との間で上下動位置が規制された状態で、軸直交方向にスライド操作できるようになっており、前記軸部材の下部には、前記多方向切替えスイッチのスティック部材の球状上部が回動可能に嵌合する嵌合穴が形成されている構成とすることが好ましい。
本発明によれば、スライド、チルト、リフト等の調整兼用のスライドつまみ操作スイッチとリクライニング調整専用のダイヤル操作スイッチとは上下2段に設定されていて、しかも下段のダイヤル操作スイッチは上段のスライドつまみ操作スイッチよりも大径に設定されている。したがって、ダイヤルやつまみを手探り状態で操作する場合であっても、大径のダイヤル操作スイッチは、感覚的に探り当てやすいことから、操作に迷うことがなくなる。
このように、比較的頻繁に使用するリクライニングの調整と、ごく希に使用するスライド、チルト、リフト等の調整とが明確に区分けできるから、頻繁に使用するリクライニングの調整の操作性が向上するようになる。
請求項2によれば、ダイヤル操作スイッチに凹凸部が形成され、スライドつまみ操作スイッチには凹凸部が形成されていないことから、ダイヤル操作スイッチとスライドつまみ操作スイッチが感覚的により探り当てやすくなる。しかも、凹凸部によって、回転操作するものかスライド操作するものかも分かりやすくなる。
請求項3によれば、スイッチ設置部材内に、ロータリエンコーダを取付けた多方向切替えスイッチを設置した状態で、このスイッチ設置部材をシート側に取り付ける。また、軸部材の嵌合穴にスティック部材の球状上部を嵌合させ、軸部材の上部からリング部材の大径中心穴を嵌め込んだ状態で、軸部材の上部にスライドつまみ操作スイッチの下面筒部を嵌め込み固定することで、スライドつまみ操作スイッチと、軸部材と、リング部材と、スティック部材とをサブアッシー(事前組付け)する。その後、スイッチ設置部材の円形開口からサブアッシーされた状態のスティック部材を差し込んで、スティック部材の下部を操作シャフトに差し込み結合するとともに、ダイヤル操作スイッチの中径部の係合爪をロータリエンコーダの操作リングの係合穴に係合させる。ついで、リング部材の外周係止爪をダイヤル操作スイッチの外周窪み部の係止溝に係合させる。
これにより、ダイヤル操作スイッチは、中径部の係合爪がロータリエンコーダの操作リングの係合穴に係合されることで、抜けないように保持される。スライドつまみ操作スイッチは、軸部材のフランジ部が立上がり壁とリング部材との間で上下動位置が規制された状態で、軸直交方向にスライド操作できるように保持される。
このように、サブアッシーされた部品をシート側のスイッチ設置部材の円形開口に差し込む等するだけで、組み立てることができるので、組付け性が向上するようになる。
本発明の実施形態のパワーシートの調整装置であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 図1のパワーシートの調整装置であり、(a)は、図1(b)のI−I線に相当する断面図、(b)は、図1(b)のII−II線に相当する断面図である。 図1のパワーシートの調整装置の分解斜視図である。 スイッチの配線基板であり、(a)はスティック部材を差し込む前の斜視図、(b)はスティック部材を差し込んだ後の斜視図である。 (a)はダイヤル操作スイッチの底面側斜視図、(b)はボックス本体の底面側斜視図である。 本発明の実施形態のパワーシートの斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図6は、本発明の実施形態の自動車用パワーシート1の斜視図である。このパワーシート1では、電動モータ等のアクチュエータ(不図示)を用いて、シートバック3の前後方向の傾動(リクライニング)調整(矢印A参照)、シート1全体の前後方向のスライド調整(矢印B参照)が行えるようになっている。
また、シートクッション2の前部の上下方向の昇降(チルト)調整(矢印C参照)、シートクッション2の後部の上下方向の昇降(リフト)調整(矢印D参照)、シートバック3のランバーサポートの前後方向の移動調整(矢印E参照)も行えるようになっている。なお、4はヘッドレストであり、このヘッドレスト4の上下方向の昇降調整(矢印F参照)を行うことも可能である。
前記パワーシート1のシートクッション2の側面には、リクライニング調整専用のダイヤル操作スイッチ6と、スライド、チルト、リフト、ランバーサポート等の調整兼用のスライドつまみ操作スイッチ7とが設けられている。
ダイヤル操作スイッチ6は、矢印a方向に回転操作することで、シートバック3が前後方向に傾動(リクライニング)調整(矢印A参照)されるようになる。
スライドつまみ操作スイッチ7は、矢印b方向にスライド操作することで、シート1全体が前後方向にスライド調整(矢印B参照)されるようになる。
さらに、スライドつまみ操作スイッチ7は、矢印c方向にスライド操作することで、シートクッション2の前部が上下方向に昇降(チルト)調整(矢印C参照)されるようになる。
また、スライドつまみ操作スイッチ7は、矢印d方向にスライド操作することで、シートクッション2の後部が上下方向に昇降(リフト)調整(矢印D参照)されるようになる。
さらに、スライドつまみ操作スイッチ7は、矢印e方向にスライド操作することで、シートバック3のランバーサポートが前後方向に移動調整(矢印E参照)されるようになる。なお、ランバーサポートに代えて、ヘッドレスト4の上下方向の昇降調整(矢印F参照)でも可能である。
パワーシート1の調整装置には、図1〜図3に示すように、スイッチ設置ボックス(スイッチ設置部材)10が設けられている。スイッチ設置ボックス10は、下面が開口した横長四角箱状のボックス本体11と、このボックス本体11の下面を閉じる底蓋12とで構成されている。
ボックス本体11内に下段位置には、制御部品等を実装したプリント基板13が設置され、中段位置には、8方向切替えスイッチ(スライド操作用スイッチ)14とロータリエンコーダ(回転操作用スイッチ)17等を実装した配線基板15が設置されている。このスイッチ14やロータリエンコーダ17の信号情報は、コネクタ18〔図1(b)参照〕に接続される配線材で、アクチュエータを制御する制御回路等に送られる。
8方向(多方向)切替えスイッチ14は、一般にジョイスティックと呼ばれるスイッチである。図4(a)のように、中立オフ位置の操作シャフト14aを矢印b方向のシート前方側に倒してスイッチオンすると、アクチュエータが駆動されてシート1全体が前方にスライド調整され、逆にシート後方側に倒してスイッチオンすると、アクチュエータが駆動されてシート1全体が後方にスライド調整されるようになる。
また、中立位置の操作シャフト14aを矢印c方向のシート前斜め上方側に倒してスイッチオンすると、アクチュエータが駆動されてシートクッション2の前部が上方向に調整され、逆にシート前斜め下方側に倒してスイッチオンすると、アクチュエータが駆動されてシートクッション2の前部が下方向に調整されるようになる。
さらに、中立位置の操作シャフト14aを矢印d方向のシート上方側に倒してスイッチオンすると、アクチュエータが駆動されてシートクッション2の後部が上方向に調整され、逆にシート下方側に倒してスイッチオンすると、アクチュエータが駆動されてシートクッション2の後部が下方向に調整されるようになる。
また、中立位置の操作シャフト14aを矢印e方向のシート後斜め上方側に倒してスイッチオンすると、アクチュエータが駆動されてシートバック3のランバーサポートが前方向に移動調整され、逆にシート後斜め下方側に倒してスイッチオンすると、アクチュエータが駆動されてシートバック3のランバーサポートが後方向に移動調整されるようになる。
なお、操作シャフト14aの倒し方向と調整部位は、前記形態に限られるものではなく、任意に決めることができる。
図4(b)のように、操作シャフト14aの上部の異形部には、上部16aが球状のスティック部材16の下部の異形下部孔16b〔図2(a)(b)参照〕が回転しないように差し込み結合されている。
8方向切替えスイッチ14の外周部にはロータリエンコーダ17が一体的に取付けられていて、図4(a)のように、中立オフ位置の操作リング17aが矢印a方向のシート前方側に回転されると、ロータリエンコーダ17の検出でアクチュエータが駆動されてシートバック3が前方向にリクライニング調整され、逆にシート後方側に回転されると、ロータリエンコーダ17の検出でアクチュエータが駆動されてシートバック3が後方向にリクライニング調整されるようになる。
図3に示すように、ボックス本体11の上面11aには、8方向切替えスイッチ14の操作シャフト14aと同芯の円形開口11bと、この円形開口11bの一部から外方に広がる扇形開口11cとが形成されている。
リクライニング調整専用の大径のダイヤル操作スイッチ6は、ボックス本体11の上面11aの円形開口11bに、その中径部6aが回転操作可能に嵌め合わされている。このダイヤル操作スイッチ6の外周には、指が引っ掛かり可能な凹凸部6bが円周上略等角度間隔で形成されている。
また、ボックス本体11の上面11aの一対の下部突起11dで両端下向き片部がそれぞれ係止されたプレート21に、ダイヤル操作スイッチ6の中径部6aの下面が当て止められるようになる。
さらに、ダイヤル操作スイッチ6の中径部6aの複数の内向き係合爪6cがロータリエンコーダ17の操作リング17aの複数の係合穴17bにそれぞれ係合するようになる。これにより、ダイヤル操作スイッチ6の中径部6aが円形開口11bから抜け外れないように取付けられるようになる。
そして、ロータリエンコーダ17の操作リング17aは、ダイヤル操作スイッチ6の回転操作に連動して回転されるようになる。
図5(a)(b)のように、ダイヤル操作スイッチ6の裏面の円形状突起6dは、ボックス本体11の上面11aの扇形開口11cから内部に突出するようになる。
ボックス本体11の上面11aの下部円形突起11eには、ワイヤースプリング22のリング部が嵌め込まれている。
このワイヤースプリング22の両脚部22aは、ボックス本体11の上面11aの下部立ち上がり部11fを両側から挟み込むようになっている。また、この両脚部22aの間に、ダイヤル操作スイッチ6の円形状突起6dが挟み込まれるようになる。
したがって、ダイヤル操作スイッチ6を矢印a方向〔図6参照〕のいずれの向きに回転操作しても、手を離せば、ダイヤル操作スイッチ6は、ワイヤースプリング22の付勢力で、図5(b)の中立位置に自動復帰するようになる。
図2および図3に示すように、ダイヤル操作スイッチ6の上部のほぼ中心部位に、ダイヤル操作スイッチ6よりも小径に形成されたスライドつまみ操作スイッチ7が取付けられている。スライドつまみ操作スイッチ7とダイヤル操作スイッチ6とは上下2段に設定されていて、しかも下段のダイヤル操作スイッチ6は上段のスライドつまみ操作スイッチ7よりも大径に設定されている。したがって、図1および図2からも明らかなように、大径のダイヤル操作スイッチ6の上面から小径のスライドつまみ操作スイッチ7が上方に突出した状態となる。なお、図6のように、シートクッション2の側面にスライドつまみ操作スイッチ7とダイヤル操作スイッチ6とを取付けた状態では、スライドつまみ操作スイッチ7は、ダイヤル操作スイッチ6の外側の端面よりも外側方に突出する状態となる。このスライドつまみ操作スイッチ7の外周には、ダイヤル操作スイッチ6の凹凸部6bのような凹凸部が形成されていない。なお、凹凸部を形成することも可能である。
具体的には、ダイヤル操作スイッチ6の上面には、中心部位に内周くぼみ穴部6eが形成されるとともに、その外周側に外周窪み部6fが形成されている。
また、スライドつまみ操作スイッチ7の下面筒部7aには、軸部材26の上部26aが回転しないように、かつ抜けないように嵌め込み固定されている。この軸部材26の大径フランジ部26bは、ダイヤル操作スイッチ6の内周窪み穴部6eの立上がり壁6gに当て止められるようになる。これにより、スライドつまみ操作スイッチ7の下動位置が規制されるようになる。
さらに、スライドつまみ操作スイッチ7と軸部材26のフランジ部26bとの間には、リング部材27の大径中心穴27aが嵌め合わされて、このリング部材27の複数の外周係止爪27bがダイヤル操作スイッチ6の外周窪み部6fの複数の係止溝6hに係合するようになる。これにより、スライドつまみ操作スイッチ7の上動位置が規制されるようになる。
そして、スライドつまみ操作スイッチ7は、軸部材26のフランジ部26bが立上がり壁6gとリング部材27との間で上下動位置が規制された状態で、軸直交方向にスライド操作できるようになる。
軸部材26の下部26cには、8方向切替えスイッチ14のスティック部材16の球状上部16aが回動可能に嵌合する嵌合穴26dが形成されている。これにより、スライドつまみ操作スイッチ7をスライド操作することで、軸部材26の嵌合穴26dからスティック部材16の球状上部16aを介して、8方向切替えスイッチ14の操作シャフト14aを矢印b方向、矢印c方向、矢印d方向に倒してスイッチオンさせることができる。
前記したパワーシートの調整装置であれば、ダイヤル操作スイッチ6を矢印a方向に回転操作すると、中径部20aの内向き係合爪6cと係合穴17bを介して操作リング17aが回転されるようになる。そして、中立オフ位置の操作リング17aが矢印a方向のシート前方側に回転されると、ロータリエンコーダ17の検出でアクチュエータが駆動されてシートバック3が前方向にリクライニング調整(矢印A参照)されるようになる。逆にシート後方側に回転されると、ロータリエンコーダ17の検出でアクチュエータが駆動されてシートバック3が後方向にリクライニング調整(矢印A参照)されるようになる。
さらに、スライドつまみ操作スイッチ7を矢印b方向にスライド操作すると、軸部材26とスティック部材16を介して操作シャフト14aが倒されるようになる。そして、中立オフ位置の操作シャフト14aが矢印b方向のシート前方側に倒されてスイッチオンすると、アクチュエータが駆動されてシート1全体が前方にスライド調整され、逆にシート後方側に倒されてスイッチオンすると、アクチュエータが駆動されてシート1全体が後方にスライド調整(矢印B参照)されるようになる。
以後同様に、スライドつまみ操作スイッチ7を矢印c方向にスライド操作すると、シートクッション2の前部が上下方向に調整(矢印C参照)されるようになる。また、スライドつまみ操作スイッチ7を矢印d方向にスライド操作すると、シートクッション2の後部が上下方向に調整(矢印D参照)されるようになる。さらに、スライドつまみ操作スイッチ7を矢印e方向にスライド操作すると、シートバック3のランバーサポートが前後方向に移動調整(矢印E参照)されるようになる。
本実施形態によれば、スライド、チルト、リフト等の調整兼用のスライドつまみ操作スイッチ7とリクライニング調整専用のダイヤル操作スイッチ6とは上下2段に設定されていて、しかも下段のダイヤル操作スイッチ6は上段のスライドつまみ操作スイッチ7よりも大径に設定されている。したがって、ダイヤル6やつまみ7を手探り状態で操作する場合であっても、大径のダイヤル操作スイッチ6は、感覚的に探り当てやすいことから、操作に迷うことがなくなる。このように、比較的頻繁に使用するリクライニングの調整と、ごく希に使用するスライド、チルト、リフト等の調整とが明確に区分けできるから、頻繁に使用するリクライニングの調整の操作性が向上するようになる。
また、ダイヤル操作スイッチ6に凹凸部6bが形成され、スライドつまみ操作スイッチ7には凹凸部が形成されていないことから、ダイヤル操作スイッチ6とスライドつまみ操作スイッチ7が感覚的により探り当てやすくなる。しかも、凹凸部6bによって、回転操作するものかスライド操作するものかも分かりやすくなる。
さらに、スイッチ設置ボックス10内に、ロータリエンコーダ17を取付けた8方向切替えスイッチ14を設置した状態で、このスイッチ設置ボックス10をシートクッション2に取り付ける。また、軸部材26の嵌合穴26dにスティック部材16の球状上部16aを嵌合させ、軸部材26の上部26aからリング部材27の大径中心穴27aを嵌め込んだ状態で、軸部材26の上部26aにスライドつまみ操作スイッチ7の下面筒部7aを嵌め込み固定することで、スライドつまみ操作スイッチ7と、軸部材26と、リング部材27と、スティック部材16とをサブアッシー(事前組付け)する。その後、スイッチ設置ボックス10の円形開口11bからサブアッシーされた状態のスティック部材16を差し込んで、スティック部材16の下部の異形下部孔16bを操作シャフト14aに差し込み結合するとともに、ダイヤル操作スイッチ6の中径部6aの係合爪6cをロータリエンコーダ17の操作リング17aの係合穴17bに係合させる。ついで、リング部材27の外周係止爪27bをダイヤル操作スイッチ6の外周窪み穴部6eの係止溝6hに係合させる。
これにより、ダイヤル操作スイッチ6は、中径部6aの係合爪6cがロータリエンコーダ17の操作リング17aの係合穴17bに係合されることで、抜けないように保持される。スライドつまみ操作スイッチ7は、軸部材26のフランジ部26bが立上がり壁6gとリング部材27との間で上下動位置が規制された状態で、軸直交方向にスライド操作できるように保持される。
このように、サブアッシーされた部品をシート側のスイッチ設置ボックス10の円形開口11bに差し込む等するだけで、組み立てることができるので、組付け性が向上するようになる。
1 パワーシート
2 シートクッション
3 シートバック
6 ダイヤル操作スイッチ
6a 中径部
6b 凹凸部
6c 係合爪
6g 立上がり壁
6h 係止溝
7 スライドつまみ操作スイッチ
7a 下面筒部
10 スイッチ設置ボックス(スイッチ設置部材)
11 ボックス本体
11b 円形開口
14 8方向切り替スイッチ(スライド操作スイッチ)
14a 操作シャフト
16 スティック部材
16a 上部
17 ロータリエンコーダ
17a 操作リング
17b 係合爪
26 軸部材
26a 上部
26b 大径フランジ部
26c 下部
27 リング部材
27a 大径中心穴
27b 外周係止爪

Claims (3)

  1. アクチュエータを用いて、シートのリクライニング、スライド、チルト、リフト等の調整を行うパワーシートの調整装置において、
    リクライニング調整専用のダイヤル操作スイッチとスライド、チルト、リフト等の調整兼用のスライドつまみ操作スイッチが上下2段で設けられて、下段の前記ダイヤル操作スイッチは、スイッチ設置部材に回転操作可能に取付けられ、上段の前記スライドつまみ操作スイッチは、前記ダイヤル操作スイッチよりも小径に形成され、このダイヤル操作スイッチの上部のほぼ中心部位に、ダイヤル操作スイッチの上面よりも上方に突出した状態で、前後、上下、斜めの各方向にスライド操作可能に取付けられていることを特徴とするパワーシートの調整装置。
  2. 前記ダイヤル操作スイッチは、外周に指が引っ掛かり可能な凹凸部が形成され、前記スライドつまみ操作スイッチは、外周に凹凸部が形成されていないことを特徴とする請求項1に記載のパワーシートの調整装置。
  3. 前記スイッチ設置部材内に、操作シャフトを倒した方向にオンする多方向切替えスイッチが設置され、この多方向切替えスイッチの外周部に、操作リングを回転させた方向にオンするロータリエンコーダが一体的に取付けられ、前記操作シャフトは、上部が球状のスティック部材の下部を回転しないように差し込み結合可能であり、前記操作リングに、係合穴が形成され、
    前記スイッチ設置部材の上面に、前記多方向切替えスイッチの操作軸と同芯の円形開口が形成され、この円形開口に、前記ダイヤル操作スイッチの中径部が回転操作可能に嵌め合わされ、この中径部の係合爪が前記ロータリエンコーダの操作リングの係合穴にそれぞれ係合するようになっており、
    前記ダイヤル操作スイッチの上面には、中心部位に内周くぼみ穴部が形成され、その外周側に外周窪み部が形成され、
    前記スライドつまみ操作スイッチの下面筒部に、軸部材の上部が嵌め込み固定可能であり、この軸部材の大径フランジ部は、ダイヤル操作スイッチの内周窪み部の立上がり壁に当て止められ、
    前記スライドつまみ操作スイッチと前記軸部材のフランジ部との間には、リング部材の大径中心穴が嵌め合わされて、このリング部材の外周係止爪がダイヤル操作スイッチの外周窪み部の係止溝に係合するようになっており、
    前記スライドつまみ操作スイッチは、前記軸部材のフランジ部が立上がり壁とリング部材との間で上下動位置が規制された状態で、軸直交方向にスライド操作できるようになっており、
    前記軸部材の下部には、前記多方向切替えスイッチのスティック部材の球状上部が回動可能に嵌合する嵌合穴が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のパワーシートの調整装置。
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