JP2010239118A - インプリント装置および方法 - Google Patents
インプリント装置および方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010239118A JP2010239118A JP2010030898A JP2010030898A JP2010239118A JP 2010239118 A JP2010239118 A JP 2010239118A JP 2010030898 A JP2010030898 A JP 2010030898A JP 2010030898 A JP2010030898 A JP 2010030898A JP 2010239118 A JP2010239118 A JP 2010239118A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shot
- imprint
- group
- resin
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/0002—Lithographic processes using patterning methods other than those involving the exposure to radiation, e.g. by stamping
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C35/00—Heating, cooling or curing, e.g. crosslinking or vulcanising; Apparatus therefor
- B29C35/02—Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould
- B29C35/08—Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould by wave energy or particle radiation
- B29C35/0888—Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould by wave energy or particle radiation using transparant moulds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C59/00—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
- B29C59/02—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing
- B29C59/022—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing characterised by the disposition or the configuration, e.g. dimensions, of the embossments or the shaping tools therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y10/00—Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y40/00—Manufacture or treatment of nanostructures
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/16—Coating processes; Apparatus therefor
- G03F7/161—Coating processes; Apparatus therefor using a previously coated surface, e.g. by stamping or by transfer lamination
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C35/00—Heating, cooling or curing, e.g. crosslinking or vulcanising; Apparatus therefor
- B29C35/02—Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould
- B29C35/08—Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould by wave energy or particle radiation
- B29C35/0805—Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould by wave energy or particle radiation using electromagnetic radiation
- B29C2035/0827—Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould by wave energy or particle radiation using electromagnetic radiation using UV radiation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C59/00—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
- B29C59/02—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing
- B29C59/022—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing characterised by the disposition or the configuration, e.g. dimensions, of the embossments or the shaping tools therefor
- B29C2059/023—Microembossing
Abstract
【課題】スループットの点で有利なインプリント装置および方法を提供する。
【解決手段】型11を保持するインプリントヘッド33を含み、基板12のショット領域への樹脂の塗布と塗布された該樹脂への前記型の押し付けとを含むインプリント処理を行うインプリント装置は、前記基板12上の選択された複数のショット領域に対する前記インプリント処理の順番を制御する制御部51と、樹脂を塗布する第1塗布部32および第2塗布部52とを有する。前記第1塗布部32は、前記インプリントヘッド33に関して第1方向の側に配置され、前記第2塗布部52は、前記インプリントヘッド33に関して前記第1方向とは反対の第2方向の側に配置され、前記複数のショット領域の配列における行が前記第1方向および前記第2方向に沿うように該基板12が配置されている。
【選択図】図3
【解決手段】型11を保持するインプリントヘッド33を含み、基板12のショット領域への樹脂の塗布と塗布された該樹脂への前記型の押し付けとを含むインプリント処理を行うインプリント装置は、前記基板12上の選択された複数のショット領域に対する前記インプリント処理の順番を制御する制御部51と、樹脂を塗布する第1塗布部32および第2塗布部52とを有する。前記第1塗布部32は、前記インプリントヘッド33に関して第1方向の側に配置され、前記第2塗布部52は、前記インプリントヘッド33に関して前記第1方向とは反対の第2方向の側に配置され、前記複数のショット領域の配列における行が前記第1方向および前記第2方向に沿うように該基板12が配置されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、インプリント装置および方法に関する。
ナノインプリント技術は、ナノスケールの微細パターンの転写を可能にする技術であり、磁気記憶媒体や半導体デバイスの量産向けナノリソグラフィ技術の1つとして実用化されつつある。ナノインプリントでは、電子線描画装置等の装置を用いて微細パターンが形成された型を原版としてシリコンウエハやガラスプレート等の基板上に微細パターンが形成される。この微細パターンは、基板上にナノインプリント樹脂を塗布し、その樹脂を介して基板に型を押し付けた状態でその樹脂を硬化させることによって形成される。
現時点において実用化されているナノインプリント技術としては、熱サイクル法および光硬化法がある。熱サイクル法では、熱可塑性のナノインプリント樹脂をガラス転移温度以上の温度に加熱し、樹脂の流動性を高めた状態で樹脂を介して基板に型を押し付ける。そして、冷却した後に樹脂から型を引き離すことによりパターンが形成される。また、光硬化法では、紫外線硬化型のナノインプリント樹脂を使用し、樹脂を介して基板に型を押し付けた状態で紫外線を照射して樹脂を硬化させた後、硬化した樹脂から型を引き離すことによりパターンが形成される。熱サイクル法は、温度制御による転写時間の増大および温度変化による寸法精度の低下を伴うが、光硬化法には、そのような問題が存在しないため、現時点においては、光硬化法がナノスケールの半導体デバイスの量産において有利である。
これまで樹脂の硬化方法や用途に応じて多様なナノインプリント装置が実現されてきた。半導体デバイス等の量産向け装置を前提とした場合、インプリント樹脂の塗布とパターンの転写とを基板上のショット領域ごとに繰り返す装置が有効である。このような装置が特許文献1に開示されている。このナノインプリント装置は、基板ステージ、ナノインプリント樹脂の塗布機構、インプリントヘッド、光照射系および位置決めマーク検出機構を有する。
上記のようなナノインプリント装置では、塗布機構の下にショット領域を移動させてそのショット領域に樹脂を塗布し、その後にそのショット領域を型の下に移動させて型を基板に押し付ける処理が繰り返されうる。よって、基板を移動させるために要する時間の短縮が望まれる。
本発明は、例えば、スループットの点で有利なインプリント装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面は、型を保持するインプリントヘッドを含み、基板のショット領域への樹脂の塗布と塗布された該樹脂への前記型の押し付けとを含むインプリント処理を行うインプリント装置に係り、前記インプリント装置は、前記基板上の選択された複数のショット領域に対する前記インプリント処理の順番を制御する制御部と、樹脂を塗布する第1塗布部および第2塗布部とを有し、前記第1塗布部は、前記インプリントヘッドに関して第1方向の側に配置され、前記第2塗布部は、前記インプリントヘッドに関して前記第1方向とは反対の第2方向の側に配置され、前記複数のショット領域の配列における行が前記第1方向および前記第2方向に沿うように該基板が配置され、前記配列における第1グループに属するショット領域に対する樹脂の塗布が前記第1塗布部によってなされ、前記配列における第2グループに属するショット領域に対する樹脂の塗布が前記第2塗布部によってなされ、前記第1グループは、前記第1方向の側にあり、前記第2グループは、前記第2方向の側にあり、かつ前記第1グループの第r行(rは自然数)に属するショット領域の数と前記第2グループの第r行に属するショット領域の数との差が1以下であり、前記制御部は、前記配列における1つの行において選択されたショット領域の全てに対する前記インプリント処理が終了すると、前記配列における次の行において選択されたショット領域に対して前記インプリント処理が実行されるという第1条件と、前記第1グループにおいて選択されたショット領域のうち第r行に属する複数のショット領域が前記第1方向および前記第2方向に平行な第r行選択方向に向かって順番にインプリント処理をされるという第2条件と、前記第2グループにおいて選択されたショット領域のうち第r行に属する複数のショット領域が前記第r行選択方向に向かって順番にインプリント処理をされるという第3条件と、前記配列における1つの行に関して、前記第1グループにおいて選択されたショット領域と前記第2グループにおいて選択されたショット領域とが、交互にインプリントされうる限り、交互にインプリント処理をされるという第4条件と、
を満たすように前記順番を制御する。
を満たすように前記順番を制御する。
本発明によれば、例えば、スループットの点で有利なインプリント装置および方法が提供される。
以下に、本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。
図2を参照しながら光硬化法によるインプリントの原理を説明する。図2(a)に示す工程では、インプリント樹脂(以下、樹脂)13が基板12に塗布され、樹脂13を介して型11のパターン面15が基板12に押し付けられる。樹脂13は、この例では、紫外線等の光が照射されることによって硬化する樹脂である。型11は、例えば、紫外線を透過する石英等の材料で構成され、そのパターン面15にパターン16が形成されている。型11のパターン面15が樹脂13を介してシリコンウエハまたはガラスプレート等の基板12に押し付けられることにより、樹脂13がパターン16の凹部に毛細管現象によって進入する。
図2(b)に示す工程では、樹脂13を介して基板12に型11が押し付けられた状態で、型11を介して樹脂13に紫外線14が照射される。この紫外線14を受けて樹脂13が硬化し、これによって型11のパターン16が基板12に転写される。本明細書では、ナノインプリント技術に代表されるインプリント技術によって基板にパターンを形成あるいは転写することをインプリントという。
図2(c)に示す工程では、基板12上の樹脂13から型11が引き離される。基板12上の樹脂13は、型11のパターン16に対応する形状のままで基板12上に留まる。転写された樹脂13のパターンは、型11を引き離すと、従来の露光装置のフォトリソグラフィー工程によって作成されたレジストパターンと同等のものとなっている。半導体デバイスの製造における以降の工程は、露光装置を用いた場合と同様に扱うことができる。
図3を参照して本発明の好適な実施形態のインプリント装置INPを説明する。インプリント装置INPは、基板12のショット領域に樹脂を塗布し該樹脂を介して基板に型11のパターン面15を押し付けた状態で該樹脂を硬化させることにより該ショット領域にパターンをインプリントするように構成される。インプリント装置INPは、インプリントヘッド33と、基板上の選択された複数のショット領域に対するインプリントの順番を制御する制御部51と、インプリントすべきショット領域に樹脂を塗布する第1塗布部32および第2塗布部52とを備える。この実施形態では、インプリント装置INPにおいて、X軸方向およびY軸方向の原点がインプリントヘッド33の中心に一致するように設定されている。
この実施形態では、樹脂は、光が照射されることによって硬化する光硬化型樹脂であり、インプリント装置INPは、型11を介して樹脂に光39を照射する光照射系34を備えている。光照射系34は、型11のパターン面15が樹脂を介して基板12に押し付けられた状態で該樹脂に光を照射する。他の実施形式では、熱などの他の物理的なエネルギーを樹脂に与えること、または、樹脂に化学的な変化を生じさせることによって樹脂が硬化されうる。第1塗布部32および第2塗布部52は、例えば、複数のノズルを有し、樹脂を吐出するノズルの個数を選択することによって塗布幅を調整することができる。
第1塗布部32は、インプリントヘッド33(の中心)の第1方向(+X方向)側に配置され、第2塗布部52は、該第1方向(+X方向)の反対方向であるインプリントヘッド33の第2方向(−X方向)側に配置されている。第1塗布部32および第2塗布部52は、第1塗布部32、第2塗布部52およびインプリントヘッド33の中心(または原点)が直線上に位置するように配置されうる。
インプリントヘッド33は、型11を保持する型チャックを有し、該型チャックによって型11を保持した状態で不図示のアクチュエータによって上下方向(Z軸方向)に駆動される。インプリントヘッド33が該アクチュエータによって下方に駆動されることによって型11のパターン面15が樹脂を介して基板12に押し付けられる。インプリントヘッド33が該アクチュエータによって上方に駆動されることによって型11のパターン面15が基板12上の樹脂から引き離される。
インプリント装置INPは、基板12を不図示の基板チャックによって保持し駆動する基板駆動機構31を備えている。基板駆動機構31は、XYZ座標系における少なくともX軸方向およびY軸方向の2軸(即ち、Z軸方向に直交し且つ互いに直交する2軸)に関して基板12の位置を制御することができる。インプリント装置INPは、型11と基板12との位置ずれを検出する検出器35を備えうる。検出器35は、例えば、型11に形成されたマークと、基板12に形成されたマークとを光学的に検出することによって、型11と基板12との位置ずれを検出しうる。符号38は、検出器35の検出光軸を模式的に示している。
制御部51は、基板上の選択された複数のショット領域に対するインプリントの順番を制御するほか、例えば、基板駆動機構31、第1塗布部32、第2塗布部52、光照射系34および検出器35を制御するように構成されうる。
図4を参照しながら本発明の好適な実施形態のインプリント装置におけるインプリント動作を例示的に説明する。図4(a)は、インプリントヘッド33によって保持された型11の直下に基板12の中心がある状態を示している。ここで、41は基板12の中心付近のショット領域、42は基板12の外周付近のショット領域を表す。図4(b)は、第1塗布部32によって基板12のショット領域41に対して樹脂の塗布を開始する直前の状態を示している。このとき、基板12の中心付近が第1塗布部32の直下周辺に位置している。図4(c)は、第1塗布部32による基板上のショット領域41に対する樹脂の塗布が終了した直後の状態を示している。図4(b)に示す状態から図4(c)に示す状態に至る間、ショット領域41の全域に樹脂43を塗布するために、第1塗布部32による樹脂の塗布と基板駆動機構31による基板の駆動が並行してなされている。図4(d)は、インプリント直後(即ち、基板12のショット領域41に塗布された樹脂を介して型11を基板12に押し付けた状態で樹脂を硬化させ、該樹脂から型11を引き離した直後)の状態を示している。インプリントによって、型11のパターン面に形成されているパターンが基板12上の樹脂に転写されてパターン45が形成される。図4(e)は、第2塗布部52によって基板12のショット領域領域42に対して樹脂の塗布を開始する直前の状態を示す。
図1を参照して本発明の第1実施形態におけるインプリントの順番を例示的に説明する。図1において、基板12の領域内に記載された各矩形は、ショット領域を表していて、各矩形内の数字は、インプリントがなされる順番を示している。図1に示す例では、ショット領域の配列がY軸に対して対称になっている。
基板12上の複数のショット領域によって構成される配列における行は、X方向に沿うように定義され、該配列における列は、Y方向に沿うように定義されている。各行におけるショット領域が+X方向(第1方向)側の第1グループと、−X方向(第2方向)側の第2グループとに分割されている。ここで、第1グループの第r行(rは自然数)に属するショット領域の数と第2グループの第r行に属するショット領域の数との差が1以下となるように分割がなされる。図1に示す例では、基板12上の複数(全て)のショット領域によって構成される配列が分割境界101を対称軸として対称である。したがって、第1グループの第r行に属するショット領域の数と第2グループの第r行に属するショット領域の数との差が全ての行において0である。
矢印104は、第1グループに属するショット領域のインプリントの順番を示し、矢印105は、第2グループに属するショット領域のインプリントの順番を示している。106は、基板上のショット領域の配列における行の番号(r)を示し、107は、該配列における列の番号を示している。第1グループに属する選択されたショット領域に対する樹脂の塗布は、第1塗布部32によってなされ、第2グループに属する選択されたショット領域に対する樹脂の塗布が第2塗布部52によってなされる。
制御部51は、以下の第1条件、第2条件、第3条件および第4条件を満たすように、基板12上の選択された複数のショット領域に対するインプリントの順番を制御する。選択されたショット領域とは、特定パターンをインプリントによって形成すべきショット領域として基板12上の全てのショット領域から選択されたショット領域である。ここで、基板12上の全てのショット領域が選択されてもよいし、一部が選択されてもよく、図1に示す例では、基板12上の全てのショット領域が選択されたショット領域である。
(第1条件)第1条件は、1つの行に属する選択されたショット領域の全てに対するインプリントが終了すると、次の行に属する選択されたショット領域に対してインプリントが実行されるという条件である。
(第2条件)第2条件は、第1グループに属する選択されたショット領域のうち第r行に属するショット領域が第1方向(+X方向)および第2方向(−X方向)に平行な第r行選択方向に従う順番にインプリントされるという条件である。
(第3条件)第3条件は、第2グループに属する選択されたショット領域のうち第r行に属するショット領域が前記第r行選択方向に従う順番にインプリントされるという条件である。
(第4条件)第1グループに属する選択されたショット領域と第2グループに属する選択されたショット領域とが、交互にインプリントされうる限り、交互にインプリントされるという条件である。
図1に示す例では、第1グループを構成する選択されたショット領域の配列と第2グループを構成する選択されたショット領域の配列とが対称である。したがって、第1グループに属する選択されたショット領域に対するインプリントと第2グループに属するショット領域に対するインプリントとが交互に実行される。
図1に示す例では、第1行に属する選択されたショット領域(1〜4が付されたショット領域)に対するインプリントが終了すると、第2行に属する選択されたショット領域(5〜10が付されたショット領域)に対してインプリントが実行される(第1条件)。同様に、第r行に属する選択されたショット領域の全てに対するインプリントが終了すると、第(r+1)行に属する選択されたショット領域に対してインプリントが実行される(第1条件)。
また、第1グループに属する選択されたショット領域のうち第r行に属するショット領域は、第1方向(+X方向)および第2方向(−X方向)に平行な第r行選択方向(矢印104で示す方向)に従う順番にインプリントされる(第2条件)。また、第2グループに属する選択されたショット領域のうち第r行に属するショット領域は、前記第r行選択方向(矢印105で示す方向)に従う順番にインプリントされる(第3条件)。また、第1グループに属する選択されたショット領域と第2グループに属する選択された第1ショット領域とが交互にインプリントされる(第4条件)。例えば、第1グループ第1行の”1”が付されたショット領域、第2グループ第1行の”2”が付されたショット領域、第1グループ第1行の”3”が付されたショット領域、第2グループ第1行の”4”が付されたショット領域という順にインプリントがなされる。
各グループの各行におけるショット領域のインプリントの順番は、rの値が奇数のときの第r行選択方向が第1方向(+X方向)であり、かつ、rの値が偶数のときの第r行選択方向が第2方向(−X方向)であるように決定されることが好ましい。或いは、各グループの各行におけるショット領域のインプリントの順番は、rの値が奇数のときの第r行選択方向が第2方向(−X方向)であり、かつ、rの値が偶数のときの第r行選択方向が第1方向(+X方向)であるように決定されることが好ましい。このように、奇数行における第r行選択方向と偶数行における第r行選択方向とを互いに反対方向に設定することは、基板の移動量を小さくし、スループットを向上させるために有効である。換言すれば、rの値がr0のときの第r行選択方向とrの値がr0+1のときの第r行選択方向とが互いに反対方向になるような設定にすると、スループット面で有利である。
図1に例示されるインプリントの順番は、以下のような式で表現することができる。なお、以下の式における各演算の結果は、切捨てによって整数化されるものとする。
O1(i)=NX/2+i
O2(i)=NX/2−n(j)/2+i
E1(i)=(NX+1)/2+n(j)/2−(i−1)
E2(i)=(NX+1)/2−(i−1)
ここで、O1(i)は、第1グループの奇数行に属するショット領域のうちi番目にインプリントされるショット領域の列の番号である。O2(i)は、第2グループの奇数行に属するショット領域のうちi番目にインプリントされるショット領域の列の番号である。E1(i)は、第1グループの偶数行に属するショット領域のうちi番目にインプリントされるショット領域の列の番号である。E2(i)は、第2グループの偶数行に属するショット領域のうちi番目にインプリントされるショット領域の列の番号である。NXは、ショット領域の数が最も多い行におけるショット領域の数(即ち、列数)である。n(r)は、第r行におけるショット領域の数である。
O2(i)=NX/2−n(j)/2+i
E1(i)=(NX+1)/2+n(j)/2−(i−1)
E2(i)=(NX+1)/2−(i−1)
ここで、O1(i)は、第1グループの奇数行に属するショット領域のうちi番目にインプリントされるショット領域の列の番号である。O2(i)は、第2グループの奇数行に属するショット領域のうちi番目にインプリントされるショット領域の列の番号である。E1(i)は、第1グループの偶数行に属するショット領域のうちi番目にインプリントされるショット領域の列の番号である。E2(i)は、第2グループの偶数行に属するショット領域のうちi番目にインプリントされるショット領域の列の番号である。NXは、ショット領域の数が最も多い行におけるショット領域の数(即ち、列数)である。n(r)は、第r行におけるショット領域の数である。
図1に示すショット領域(選択されたショット領域)の配列例において、順番として4、3、2、55、54、56、53が付されたショット領域を最初にインプリントする場合においても、第1条件〜第4条件が満たすことができる。
図5に示す例では、第1グループの第r行(rは自然数)に属するショット領域の数と第2グループの第r行に属するショット領域の数との差が全ての行において1である。図5に示す例では、基板12上の複数のショット領域は、分割境界110によって第1グループと第2グループとに分割されている。基板12の領域内に記載された各矩形は、ショット領域を表していて、各矩形内の数字は、インプリントがなされる順番を示している。図5に示す例においても、第1条件〜第4条件が満たされている。
図6を参照しながらインプリント装置INPにおけるインプリント処理の流れを例示的に説明する。このインプリント処理は、制御部51によって制御されうる。ステップ601では、制御部51は、第1条件〜第4条件を満たすインプリントの順番に従って、次にインプリントすべきショット領域を決定する。ここで、インプリントの順番は、第1条件〜第4条件を満たすように予め決定されて制御部51に設定されてもよいし、基板上の複数(全て)のショット領域の配列、および、選択されたショット領域に基づいて制御部51が決定してもよい。
ステップS602では、制御部51は、インプリントすべきショット領域に樹脂が塗布されるように、基板駆動機構31、第1塗布部32および第2塗布部52を制御する。ここで、インプリントすべきショット領域が第1グループに属する場合には第1塗布部32によって該ショット領域に樹脂が塗布され、第2グループに属する場合には第2塗布部52によって該ショット領域に樹脂が塗布される。
ステップS603では、制御部は、樹脂が塗布されたショット領域に対してインプリントが実行されるように基板駆動機構31、インプリントヘッド33および光照射系34を制御する。このときの動作は、例えば、次のとおりである。まず、樹脂が塗布されたショット領域が基板駆動機構31によってインプリントヘッド33に対して位置決めされる。次いで、樹脂を介して該ショット領域にインプリントヘッド33が押し付けられ、その状態で、光照射系34によって該樹脂に光が照射されて該樹脂が硬化する。次いで、インプリントヘッド33が硬化した樹脂から引き離される。
ステップ604では、制御部51は、インプリントすべき全てのショット領域の処理が終了したか否かを判断し、終了していない場合には処理をステップS601に戻し、終了した場合には1枚の基板についてのインプリント処理を終了する。
以下、本発明の第2実施形態を説明する。基板上に複数のショット領域を近接して配置する場合において、ショット領域同士の境界における樹脂を考慮するべきであるかもしれない。ショット領域間において樹脂の隙間が生じると、インプリントによって形成されたパターンを使ってその下の層をエッチングする場合に、当該隙間の部分でも層がエッチングされる。逆に、ショット領域に塗布する樹脂が過剰になって未だインプリントしていない隣接ショットへはみ出すと、当該隣接ショットでのインプリントを阻害し得る。
このような問題点を考慮して、第1パターンを形成すべき第1ショット領域と該第1パターンよりも大きい面積を有する第2パターンを形成すべき第2ショット領域とが市松模様を構成するように配列することが有用である。ここで、第1パターンおよび第2パターンは、同一の型11を用いて形成されうる。この場合は、第1ショット領域および第2ショット領域に塗布する樹脂の量に差を設けることによって第1パターンと第2パターンとが区別されうる。或いは、第1パターンおよび第2パターンは、互いに異なる型11を用いて形成されてもよい。
図7に示す例では、第1パターンが形成される第1ショット領域91と該第1パターンよりも大きい面積を有する第2パターンを形成すべき第2ショット領域92とが市松模様を構成するように配列されている。第2ショット領域92は、例えば、スクライブラインを覆うようにその大きさが決定されうる。図7において、各矩形内の数字は、インプリントがなされる順番を示している。
図7に示す例では、制御部51によって制御されるインプリントの順番は、次のように設定あるいは決定される。まず、複数の第1ショット領域91がインプリントすべきショット領域として選択され、当該選択された複数の第1ショット領域91が第1条件、第2条件、第3条件および第4条件を満たす順番でインプリントされる。次いで、複数の第2ショット領域92がインプリントすべきショット領域として選択され、当該選択された複数の第2ショット領域92が第1条件、第2条件、第3条件および第4条件を満たす順番でインプリントされる。
第1ショット領域91のショット領域と第2ショット領域92のショット領域とが交互にインプリントできない場合において、図7の矢印93、94で示した順序でショット領域に対してインプリントすると、スループット面で好ましい。矢印93、94で示した順序は、第2・第3条件に従えば基板の外側のショット領域から内側のショット領域へという順序となるところ、スループットを向上させるために、その順序が逆転している。そこで、第1ショット領域91又は第2ショット領域92のいずれかに属する少なくとも2つのショット領域を連続してインプリントする場合に、基板の内側から外側のショット領域に向かう順序でショット領域がインプリントされる、との第5条件を追加してもよい。
図8を参照しながら本発明の他の実施形態のインプリント装置におけるインプリント動作を例示的に説明する。図9は、図8に示すインプリント動作のシーケンスを示している。第1塗布部32および第2塗布部52は、移動可能に構成されている。第1塗布部32および第2塗布部52は、静止している基板12に対して、移動しながら樹脂を塗布することができる。 図8(a)は、インプリントヘッド33によって保持された型11の直下に基板12の中心がある状態を示している。ここで、41と46は、基板12の中心付近のショット領域の例であるとともに第1グループに属する複数の第1のショット領域の例でもある。42と47は、基板12の外周付近のショット領域の例であるとともに第2グループに属する複数の第2のショット領域の例でもある。第1グループは、X軸における正の方向の側に配置された複数の第1のショット領域で構成される。第2グループは、X軸における負の方向の側に配置された複数の第2のショット領域で構成される。
図8(b)は、第1塗布部32によって基板12のショット領域41に対して樹脂を塗布している様子を示している。ショット領域41が第1塗布部32の直下付近に位置するように基板12が基板駆動機構31によって駆動された後、第1塗布部32が移動しながら第1塗布部32がショット領域41に樹脂43を塗布する(901)
図8(c)は、一方の第1塗布部32によって樹脂43が塗布されたショット領域41が型11の直下に位置するように基板12が基板駆動機構31によって駆動され、ショット領域41に対してインプリント(型11の押し付け)がなされた状態を示している。インプリントによって、型11のパターンが樹脂43に転写されて、パターン45が形成される(902)。このインプリント動作(型11の押し付け)と並行して、他方の第2塗布部52が移動しながらショット領域42に樹脂48を塗布する(902)。
図8(c)は、一方の第1塗布部32によって樹脂43が塗布されたショット領域41が型11の直下に位置するように基板12が基板駆動機構31によって駆動され、ショット領域41に対してインプリント(型11の押し付け)がなされた状態を示している。インプリントによって、型11のパターンが樹脂43に転写されて、パターン45が形成される(902)。このインプリント動作(型11の押し付け)と並行して、他方の第2塗布部52が移動しながらショット領域42に樹脂48を塗布する(902)。
図8(d)は、一方の第2塗布部52によって樹脂48が塗布されたショット領域42が型11の直下に位置するように基板12が基板駆動機構31によって駆動され、ショット領域42へインプリント(型11の押し付け)がなされた状態を示している。インプリントによって、型11のパターンが樹脂48に転写されて、パターン49が形成される(903)。このインプリント動(型11の押し付け)作と並行して、他方の第1塗布部32が移動しながらショット領域46に樹脂50を塗布する(903)。
図8(e)は、一方の第1塗布部32によって樹脂50が塗布されたショット領域46が型11の直下に位置するように基板12が基板駆動機構31によって駆動され、ショット領域46に対してインプリント(型11の押し付け)がなされた状態を示している。インプリントによって、型11のパターンが樹脂50に転写されて、パターン51が形成される(904)。このインプリント動作(型11の押し付け)と並行して、他方の第2塗布部52が移動しながらショット領域47に樹脂52を塗布する(904)。
以上のように、図8に示す実施形態では、塗布部が移動しながらショット領域に樹脂を塗布することにより、型11によるインプリント動作中に次のショット領域に対して樹脂を塗布することができる。これにより、ショット領域へ樹脂を塗布する工程に要する期間がインプリント動作の期間に隠れるため生産時間の短縮となる。型11と第1塗布部32、第2塗布部52との移動開始時における位置関係は、任意に設定することができ、例えば、ショット領域の大きさやレイアウトに合わせて設定することができる。
制御部51は、ショット領域のレイアウトを示すレイアウト情報に基づいて樹脂の塗布対象のショット領域に対する塗布の開始位置を決定し、当該開始位置に第1塗布部32および第2塗布部52のうち該当する塗布部を移動させる。次いで、制御部51は、第1塗布部32および第2塗布部52のうち該当する塗布部を樹脂の塗布対象のショット領域を横切るように移動させながら当該ショット領域に樹脂を塗布させる。ここで、第1グループに属する選択されたショット領域に対する樹脂の塗布は第1塗布部32によってなされ、第2グループに属する選択されたショット領域に対する樹脂の塗布は第2塗布部52によってなされる。レイアウト情報は、典型的には、1または複数の基板からなるロットの処理に先立って制御部51に提供される。
上記の例では、第1グループに属するショット領域に対するインプリントと並行して、第2グループに属する次にインプリントすべきショット領域に対して第2塗布部52によって樹脂が塗布される。また、第2グループに属するショット領域に対するインプリントと並行して、第1グループに属する次にインプリントすべきショット領域に対して第1塗布部32によって樹脂が塗布される。
上記の例に代えて次のような制御も有用である。即ち、第1グループに属するショット領域に対するインプリントと並行して、第2グループに属する次にインプリントすべきショット領域に対して樹脂を塗布するための位置に第2塗布部52が移動する。また、第2グループに属するショット領域に対するインプリントと並行して、第1グループに属する次にインプリントすべきショット領域に対して樹脂を塗布するための位置に第1塗布部32が移動する。
以上のように、インプリントヘッドおよび基板駆動機構をそれぞれ1つだけ構成し、樹脂を塗布する塗布部を2つ構成した場合、装置コストを低く抑えることができる。一方、上述のインプリント手順を採用すれば、スループット面で有利である。
物品としてのデバイス(半導体集積回路素子、液晶表示素子等)の製造方法は、前述したインプリント装置(押印装置)を用いて基板(ウエハ、ガラスプレート、フィルム状基板等)にパターンを転写(形成)するステップを含む。さらに、パターンを転写された前記基板をエッチングするステップを含みうる。なお、パターンドメディア(記録媒体)や光学素子などの他の物品を製造する場合には、エッチングステップの代わりに、パターンを転写された前記基板を加工する他の加工ステップを含みうる。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明はこれらの実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内において様々な変形及び変更が可能である。
半導体やMEMS(Micro Electro−Mechanical Systems)などの物品を製造するための微細パターンの形成に利用可能である。
Claims (10)
- 型を保持するインプリントヘッドを含み、基板のショット領域への樹脂の塗布と塗布された該樹脂への前記型の押し付けとを含むインプリント処理を行うインプリント装置であって、
前記基板上の選択された複数のショット領域に対する前記インプリント処理の順番を制御する制御部と、
樹脂を塗布する第1塗布部および第2塗布部とを有し、
前記第1塗布部は、前記インプリントヘッドに関して第1方向の側に配置され、前記第2塗布部は、前記インプリントヘッドに関して前記第1方向とは反対の第2方向の側に配置され、
前記複数のショット領域の配列における行が前記第1方向および前記第2方向に沿うように該基板が配置され、
前記配列における第1グループに属するショット領域に対する樹脂の塗布が前記第1塗布部によってなされ、前記配列における第2グループに属するショット領域に対する樹脂の塗布が前記第2塗布部によってなされ、前記第1グループは、前記第1方向の側にあり、前記第2グループは、前記第2方向の側にあり、かつ前記第1グループの第r行(rは自然数)に属するショット領域の数と前記第2グループの第r行に属するショット領域の数との差が1以下であり、
前記制御部は、
前記配列における1つの行において選択されたショット領域の全てに対する前記インプリント処理が終了すると、前記配列における次の行において選択されたショット領域に対して前記インプリント処理が実行されるという第1条件と、
前記第1グループにおいて選択されたショット領域のうち第r行に属する複数のショット領域が前記第1方向および前記第2方向に平行な第r行選択方向に向かって順番にインプリント処理をされるという第2条件と、
前記第2グループにおいて選択されたショット領域のうち第r行に属する複数のショット領域が前記第r行選択方向に向かって順番にインプリント処理をされるという第3条件と、
前記配列における1つの行に関して、前記第1グループにおいて選択されたショット領域と前記第2グループにおいて選択されたショット領域とが、交互にインプリントされうる限り、交互にインプリント処理をされるという第4条件と、
を満たすように前記順番を制御する、
ことを特徴とするインプリント装置。 - rの値が奇数のときの前記第r行選択方向が前記第1方向であり、かつ、rの値が偶数のときの前記第r行選択方向が前記第2方向であり、または、
rの値が奇数のときの前記第r行選択方向が前記第2方向であり、かつ、rの値が偶数のときの前記第r行選択方向が前記第1方向である、
ことを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。 - 前記複数のショット領域のうち複数の第1ショット領域には第1パターンを形成し、前記複数のショット領域のうち複数の第2ショット領域には第2パターンを形成し、ここで前記複数の第1ショット領域および前記複数の第2ショット領域は市松模様を構成するように配列され、
前記制御部は、
前記複数の第1ショット領域に対して、前記第1条件、前記第2条件、前記第3条件および前記第4条件を満たす順番で前記インプリント処理が実行され、その後、
前記複数の第2ショット領域に対して、前記第1条件、前記第2条件、前記第3条件および前記第4条件を満たす順番で前記インプリント処理が実行されるように、前記インプリント処理の順番を制御する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインプリント装置。 - 基板のショット領域への樹脂の塗布と塗布された該樹脂への型の押し付けとを含むインプリント処理を行うインプリント装置によるインプリント方法であって、
前記インプリント装置は、
前記型を保持するインプリントヘッドと、
前記基板上の選択された複数のショット領域に対する前記インプリント処理の順番を制御する制御部と、
前記樹脂を塗布する第1塗布部および第2塗布部とを含み、
前記第1塗布部は、前記インプリントヘッドに関して第1方向の側に配置され、前記第2塗布部は、前記インプリントヘッドに関して前記第1方向とは反対の第2方向の側に配置され、
前記複数のショット領域の配列における行が前記第1方向および前記第2方向に沿うように該基板が配置され、
前記インプリント方法は、
前記配列における第1グループに属するショット領域に対する樹脂の塗布が前記第1塗布部によってなされ、前記配列における第2グループに属するショット領域に対する樹脂の塗布が前記第2塗布部によってなされるように前記インプリント処理を制御し、ここで、前記第1グループは、前記第1方向の側にあり、前記第2グループは、前記第2方向の側にあり、かつ前記第1グループの第r行(rは自然数)に属するショット領域の数と前記第2グループの第r行に属するショット領域の数との差が1以下であり、
前記インプリント方法はさらに、
前記配列における1つの行において選択されたショット領域の全てに対する前記インプリント処理が終了すると、前記配列における次の行において選択されたショット領域に対して前記インプリント処理が実行されるという第1条件と、
前記第1グループにおいて選択されたショット領域のうち第r行に属する複数のショット領域が前記第1方向および前記第2方向に平行な第r行選択方向に向かって順番にインプリント処理をされるという第2条件と、
前記第2グループにおいて選択されたショット領域のうち第r行に属する複数のショット領域が前記第r行選択方向に向かって順番にインプリント処理をされるという第3条件と、
前記配列における1つの行に関して、前記第1グループにおいて選択されたショット領域と前記第2グループにおいて選択されたショット領域とが、交互にインプリントされうる限り、交互にインプリント処理をされるという第4条件と、
が満たされるように前記順番を制御する、
ことを特徴とするインプリント方法。 - 請求項1に記載のインプリント装置を用いて樹脂のパターンを基板上に形成する工程と、
前記工程において前記パターンを形成された基板を加工する工程と、
を有することを特徴とする物品の製造方法。 - 前記第1塗布部および前記第2塗布部が移動可能であり、前記第1グループにおけるショット領域に対する前記型の押し付けと並行して、前記第2グループにおいて次に前記型を押し付けるべきショット領域に対して前記第2塗布部によって樹脂が塗布され、前記第2グループにおけるショット領域に対する前記型の押し付けと並行して、前記第1グループにおいて次に前記型を押し付けるべきショット領域に対して前記第1塗布部によって樹脂が塗布される、
ことを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。 - 前記第1塗布部および前記第2塗布部が移動可能であり、前記第1グループにおけるショット領域に対する前記インプリント処理と並行して、前記第2グループにおいて次に前記インプリント処理が行われるショット領域に対して樹脂を塗布するための位置に前記第2塗布部が移動し、前記第2グループにおけるショット領域に対する前記インプリント処理と並行して、前記第1グループにおいて次に前記インプリント処理が行われるショット領域に対して樹脂を塗布するための位置に前記第1塗布部が移動する、
ことを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。 - 基板のショット領域への樹脂の塗布と塗布された該樹脂への型の押し付けとを含むインプリント処理を行うインプリント装置であって、
前記型を保持し、前記押し付けの方向としてのZ軸方向に移動されるインプリントヘッドと、
前記基板を保持し、前記Z軸方向に直交し且つ互いに直交するX軸方向およびY軸方向に前記基板を移動させる駆動機構と、
前記インプリントヘッドに関して前記X軸における正の方向の側に配置され、前記ショット領域に前記樹脂を塗布する第1塗布部と、
前記インプリントヘッドに関して前記X軸における負の方向の側に配置され、前記ショット領域に前記樹脂を塗布する第2塗布部と、
前記インプリントヘッド、前記駆動機構、前記第1塗布部および前記第2塗布部を動作させて、前記X軸方向に配列された複数のショット領域に対する前記インプリント処理を制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、
前記複数のショット領域のうち前記正の方向の側にある複数の第1のショット領域それぞれには前記第1塗布部に前記樹脂を塗布させ、
前記複数のショット領域のうち前記負の方向の側にある複数の第2のショット領域それぞれには前記第2塗布部に前記樹脂を塗布させ、
前記複数の第1のショット領域の1つに対する前記インプリント処理と前記複数の第2のショット領域の1つに対する前記インプリント処理とが交互に実行されるように前記インプリント処理を制御する、
ことを特徴とするインプリント装置。 - 前記第1塗布部および前記第2塗布部は移動可能に構成され、
前記複数の第1のショット領域および前記複数の第2のショット領域のうち一方のショット領域に対する前記押し付けと並行して、前記複数の第1のショット領域および前記複数の第2のショット領域のうち他方のショット領域に対して前記第1塗布部および前記第2塗布部のうち対応する一方が前記樹脂の塗布のために移動する、
ことを特徴とする請求項8に記載のインプリント装置。 - 請求項8に記載のインプリント装置を用いて樹脂のパターンを基板上に形成する工程と、
前記工程において前記パターンを形成された基板を加工する工程と、
を有することを特徴とする物品の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010030898A JP2010239118A (ja) | 2009-03-11 | 2010-02-16 | インプリント装置および方法 |
TW099106643A TW201034053A (en) | 2009-03-11 | 2010-03-08 | Imprint apparatus and method |
KR1020100021053A KR20100102549A (ko) | 2009-03-11 | 2010-03-10 | 임프린트 장치 및 방법 |
US12/721,799 US20100233377A1 (en) | 2009-03-11 | 2010-03-11 | Imprint apparatus and method |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009058701 | 2009-03-11 | ||
JP2010030898A JP2010239118A (ja) | 2009-03-11 | 2010-02-16 | インプリント装置および方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010239118A true JP2010239118A (ja) | 2010-10-21 |
Family
ID=42730937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010030898A Withdrawn JP2010239118A (ja) | 2009-03-11 | 2010-02-16 | インプリント装置および方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20100233377A1 (ja) |
JP (1) | JP2010239118A (ja) |
KR (1) | KR20100102549A (ja) |
TW (1) | TW201034053A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013051359A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Toshiba Corp | パターン転写装置および半導体装置の製造方法 |
JP2015079887A (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | キヤノン株式会社 | インプリント装置、および物品の製造方法 |
WO2018164016A1 (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-13 | キヤノン株式会社 | 光ナノインプリント技術を用いたパターン形成方法、インプリント装置、および硬化性組成物 |
WO2018164015A1 (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-13 | キヤノン株式会社 | パターン形成方法、インプリント前処理コーティング材料、及び基板の前処理方法 |
JP2019009356A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | キヤノン株式会社 | インプリント装置および物品製造方法 |
US10451965B2 (en) | 2015-03-18 | 2019-10-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Imprint system and method of manufacturing article |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5875250B2 (ja) * | 2011-04-28 | 2016-03-02 | キヤノン株式会社 | インプリント装置、インプリント方法及びデバイス製造方法 |
JP5833045B2 (ja) * | 2013-03-04 | 2015-12-16 | 株式会社東芝 | パターン形成方法及びパターン形成装置 |
CN105229467A (zh) * | 2013-03-15 | 2016-01-06 | 普林斯顿大学理事会 | 快速且灵敏的分析物测量测定法 |
JP6242099B2 (ja) * | 2013-07-23 | 2017-12-06 | キヤノン株式会社 | インプリント方法、インプリント装置およびデバイス製造方法 |
JP6478565B2 (ja) * | 2014-11-06 | 2019-03-06 | キヤノン株式会社 | インプリントシステム及び物品の製造方法 |
JP6602033B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2019-11-06 | キヤノン株式会社 | インプリント装置、供給量分布の作成方法、インプリント方法、及び物品の製造方法 |
KR20200026407A (ko) * | 2018-08-31 | 2020-03-11 | 삼성디스플레이 주식회사 | 나노 임프린트용 스탬프 및 이의 제조 방법 |
JP2021174974A (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-01 | キヤノン株式会社 | インプリント装置、および物品製造方法 |
JP2023045650A (ja) * | 2021-09-22 | 2023-04-03 | キオクシア株式会社 | ドロップレシピの作成方法、パターン形成方法、半導体装置の製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7878791B2 (en) * | 2005-11-04 | 2011-02-01 | Asml Netherlands B.V. | Imprint lithography |
US7670530B2 (en) * | 2006-01-20 | 2010-03-02 | Molecular Imprints, Inc. | Patterning substrates employing multiple chucks |
-
2010
- 2010-02-16 JP JP2010030898A patent/JP2010239118A/ja not_active Withdrawn
- 2010-03-08 TW TW099106643A patent/TW201034053A/zh unknown
- 2010-03-10 KR KR1020100021053A patent/KR20100102549A/ko not_active Application Discontinuation
- 2010-03-11 US US12/721,799 patent/US20100233377A1/en not_active Abandoned
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013051359A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Toshiba Corp | パターン転写装置および半導体装置の製造方法 |
JP2015079887A (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | キヤノン株式会社 | インプリント装置、および物品の製造方法 |
US10451965B2 (en) | 2015-03-18 | 2019-10-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Imprint system and method of manufacturing article |
US11281097B2 (en) | 2017-03-08 | 2022-03-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Method for forming pattern by using photo-nanoimprint technology, imprint apparatus, and curable composition |
US11327397B2 (en) | 2017-03-08 | 2022-05-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Pattern forming method, coating material for imprint pretreatment and substrate pretreatment method |
KR20190117761A (ko) * | 2017-03-08 | 2019-10-16 | 캐논 가부시끼가이샤 | 광 나노임프린트 기술을 사용한 패턴 형성 방법, 임프린트 장치 및 경화성 조성물 |
WO2018164015A1 (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-13 | キヤノン株式会社 | パターン形成方法、インプリント前処理コーティング材料、及び基板の前処理方法 |
JPWO2018164016A1 (ja) * | 2017-03-08 | 2020-01-09 | キヤノン株式会社 | 光ナノインプリント技術を用いたパターン形成方法、インプリント装置、および硬化性組成物 |
JPWO2018164015A1 (ja) * | 2017-03-08 | 2020-01-09 | キヤノン株式会社 | パターン形成方法、インプリント前処理コーティング材料、及び基板の前処理方法 |
KR102265572B1 (ko) | 2017-03-08 | 2021-06-17 | 캐논 가부시끼가이샤 | 광 나노임프린트 기술을 사용한 패턴 형성 방법, 임프린트 장치 및 경화성 조성물 |
JP7071331B2 (ja) | 2017-03-08 | 2022-05-18 | キヤノン株式会社 | 光ナノインプリント技術を用いたパターン形成方法、インプリント装置、および硬化性組成物 |
JP7066674B2 (ja) | 2017-03-08 | 2022-05-13 | キヤノン株式会社 | パターン形成方法、インプリント前処理コーティング材料、及び基板の前処理方法 |
WO2018164016A1 (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-13 | キヤノン株式会社 | 光ナノインプリント技術を用いたパターン形成方法、インプリント装置、および硬化性組成物 |
JP2019009356A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | キヤノン株式会社 | インプリント装置および物品製造方法 |
JP6993799B2 (ja) | 2017-06-27 | 2022-01-14 | キヤノン株式会社 | インプリント装置および物品製造方法 |
JP2021176200A (ja) * | 2017-06-27 | 2021-11-04 | キヤノン株式会社 | インプリント装置および物品製造方法 |
JP7194238B2 (ja) | 2017-06-27 | 2022-12-21 | キヤノン株式会社 | インプリント装置および物品製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW201034053A (en) | 2010-09-16 |
KR20100102549A (ko) | 2010-09-24 |
US20100233377A1 (en) | 2010-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010239118A (ja) | インプリント装置および方法 | |
JP2010080630A (ja) | 押印装置および物品の製造方法 | |
JP6004738B2 (ja) | インプリント装置、それを用いた物品の製造方法 | |
KR101366587B1 (ko) | 임프린트 장치 및 임프린트 방법 | |
JP6021606B2 (ja) | インプリント装置、それを用いた物品の製造方法、およびインプリント方法 | |
JP5703600B2 (ja) | インプリント用モールド、アライメント方法、インプリント方法、およびインプリント装置 | |
JP5371349B2 (ja) | インプリント装置、および物品の製造方法 | |
JP5868215B2 (ja) | インプリント装置およびインプリント方法、それを用いた物品の製造方法 | |
JP6300459B2 (ja) | インプリント装置およびインプリント方法、それを用いた物品の製造方法 | |
JP2007081048A (ja) | ナノインプリント用型、装置および方法 | |
JP2011061029A (ja) | インプリント方法および装置 | |
JP2010080631A (ja) | 押印装置および物品の製造方法 | |
JP2017022243A (ja) | インプリント装置、インプリント方法及び物品の製造方法 | |
JP2011129802A (ja) | インプリント装置及び方法、並びに物品の製造方法 | |
JP2013021194A (ja) | インプリント装置及び物品の製造方法 | |
JP2012146699A (ja) | インプリント装置、及びそれを用いた物品の製造方法 | |
JP6234207B2 (ja) | インプリント方法、インプリント装置および物品の製造方法 | |
JP6395352B2 (ja) | インプリント装置およびインプリント方法、それを用いた物品の製造方法 | |
KR102059758B1 (ko) | 임프린트 장치 및 물품 제조 방법 | |
JP7150535B2 (ja) | 平坦化装置、平坦化方法及び物品の製造方法 | |
TWI709161B (zh) | 壓印裝置及物品的製造方法 | |
TW201937550A (zh) | 壓印方法、壓印裝置、模具之製造方法及物品之製造方法 | |
JP5671410B2 (ja) | インプリント装置、インプリント方法及び物品の製造方法 | |
JP5563243B2 (ja) | インプリント装置、および、物品の製造方法 | |
JP2011129720A (ja) | インプリント装置、モールド及び物品の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20130507 |