JP6234207B2 - インプリント方法、インプリント装置および物品の製造方法 - Google Patents

インプリント方法、インプリント装置および物品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、型と基板上のインプリント材を接触させ、接触させた状態でインプリント材を硬化させることで、インプリント材にパターンを形成するインプリント方法に関する。
半導体デバイス等を製造するための技術として、インプリント技術が知られている。インプリント技術は、パターンが形成された型を用いて、基板上に供給されたインプリント材にパターンを形成する技術である。
インプリント技術においては、型に形成されたパターンに異物が付着している状態で型とインプリント材とを接触させると、基板上にパターンを正確に形成することができない。
そのため、型に付着した異物を除去してから基板上にパターンを形成する必要がある。特許文献1には、基板であるウエハ上にパターンを形成する前に、インプリント装置内にダミーのウエハを搬入するインプリント装置が記載されている。インプリント装置内に搬入されたダミーのウエハにインプリントを行い型に付着した異物を除去したのち、ダミーのウエハをインプリント装置から搬出するインプリント装置が記載されている。
特開2009−266841号公報
特許文献1のように、ダミーウエハを用いて型に付着した異物を除去したとしても、インプリント装置からダミーウエハを搬出して、インプリント装置へダミーではないウエハ(実素子ウエハ)を搬入する間に、異物が型に付着することが考えられる。そのため、最初にパターンを形成するショット領域では、異物の影響によりパターンを正確に形成できない恐れがある。
そこで本発明は、型に付着した異物の影響を軽減してウエハ等の基板に型のパターンを形成するインプリント方法を提供することを目的とする。
本発明のインプリント方法は、型を用いて基板上にパターンを形成するインプリント方法であって、前記基板をインプリント装置に搬入する搬入工程と、前記基板がインプリント装置に搬入された後、前記インプリント装置内の前記基板とは異なる部材に供給されたインプリント材と前記型を接触させて前記インプリント材を硬化して前記パターンを形成することによって前記型のパターンに付着した異物の一部又は全部を除去する異物除去工程と、前記異物除去を行った前記型を用いて、インプリント装置に搬入された前記基板上にパターンを形成する工程と、を有することを特徴とする。
型に付着した異物の影響を軽減してウエハ等の基板に型のパターンを形成することができる。
第1実施形態のインプリント装置を示した図である。 第1実施形態のインプリントサイクルのフローを示した図である。 第1実施形態のダミープレートを示した図である。 第1実施形態のダミープレートの配置を示した図である。 第2実施形態のインプリント装置を示した図である。 第2実施形態の異物除去工程を説明する図である。 第2実施形態のダミープレートを示した図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
(インプリント装置)
図1を参照しながら第1実施形態のインプリント装置IMPの構成について説明する。ここでは、光の照射によってインプリント材を硬化させる光硬化型のインプリント方法について説明する。具体的には、光として紫外光を用い、インプリント材として紫外線硬化樹脂(樹脂、レジスト)を用いるインプリント方法である。
図1は第1実施形態のインプリント装置IMPを示した図である。ここでは、図1に示すように型5を基板1に押し付ける方向をZ軸とし、Z軸に垂直で基板1の面内方向に互いに直交するようにX軸とY軸を決めた。インプリント装置IMPはシリコンウエハより成る基板1を保持する基板チャック2(基板保持部)、基板チャック2を保持して移動する基板ステージ3、基板ステージ3を保持して位置決めするベースフレーム4を備える。基板チャック2として、例えば真空チャックを用いることができる。基板ステージ3はベースフレーム4上をX軸及びY軸方向に移動する。
さらにインプリント装置IMPは、型5を保持してZ軸に駆動する型保持部5a、紫外光を照射する光源6、基板1上にインプリント材を供給する供給部7(ディスペンサ)、インプリント材を保管するタンク8、アライメントスコープ11を備える。アライメントスコープ11(検出部)は、型5に形成されたマークと型5を挟んで基板1に形成されたマークとを検出する検出部として機能する。検出部として、型5を挟まずに基板1に形成されたマークを検出するオフアクシススコープ13を備えていても良い。型保持部5a、光源6、供給部7、タンク8、アライメントスコープ11、オフアクシススコープ13は、定盤12に支持されている。
型5(原版、テンプレート)は、基板1に対向する面に凹凸状のパターンが形成されており、光源6からの紫外光が透過する材料(石英など)からなる。型5に形成されているパターンの箇所をここではパターン領域と呼ぶ。型保持部5aがZ軸に移動することで、型5に形成されたパターンを基板1上のインプリント材に接触させる。
光源6は紫外光発生装置である。光源6には、例えば、i線、g線を発生するハロゲンランプなどの光源に加えて、光源から発生した光を集光する光学素子(凹面鏡等)が含まれている。
供給部7は、インプリント材を微小液滴化して吐出して、基板1上に所定の量のインプリント材を供給する。供給部7はタンク8と配管9でつながっており、タンク8から供給部7にインプリント材が供給される。また、供給部7をインプリント材の吐出位置と退避位置(メンテナンス位置)との間で移動させる移動手段10を備えていても良い。供給部7を通常の吐出動作時は吐出位置に位置決めし、メンテナンスする際は、退避位置に移動させる。退避位置では供給部7のノズル等のクリーニング及び交換を行う。
アライメントスコープ11は、基板1の上に供給部7によってインプリント材を供給した後に、型5に設けられたマークと基板1に設けられたマークを検出するスコープである。インプリント装置IMPは、アライメントスコープ11によって検出された型5のマークと基板1のマークの検出結果を用いて基板1と型5の位置合わせを行う。
(インプリントサイクル)
図2を参照しながら第1実施形態のインプリントサイクルについて説明する。図2は第1実施形態におけるインプリントサイクルを示すフローチャートである。第1実施形態のインプリント装置IMPは、インプリントサイクルを繰り返すことによって基板1の複数のショット領域にパターンを形成する。ここでショット領域とは、基板1上の領域のことであり、型5に形成されたパターン領域を1回のインプリントで転写する領域を示している。ショット領域に転写するパターンは型5に形成されたパターン領域の全体でもその一部でも良い。また、基板1上のショット領域には、インプリント装置を含む他のリソグラフィ装置で予めパターンが形成されていても良いし、パターンが形成されていなくても良い。
以下、このインプリントサイクルは、インプリント装置IMPで実施されるものとする。図2に示すインプリントサイクルは、図1で示した制御部CNTに有するメモリMRYに格納されているプログラムを実行することで実施される。また、制御部CNTに有するプロセッサPRCはメモリMRYに格納されたプログラムを処理する。このように、本発明のインプリントサイクルの動作は、制御部CNTのメモリMRYに格納されたプログラムに従って実行される。
インプリントサイクルが開始されると、インプリント装置IMPに基板1が搬入され、インプリント装置IMP内の搬送ハンド(不図示)に置かれる(S21)。不図示の基板搬送ユニットが、搬送ハンドに置かれた基板1を搬送して基板チャック2に載置する。基板チャック2に基板1が載置されると、オフアクシススコープ13は基板1上に形成された複数の位置合わせマーク(アライメントマーク)を検出し、インプリント装置IMPは検出結果から基板1上の複数のショット領域の配列(位置)を求める。
S21で基板1をインプリント装置IMPに搬入し、基板搬送ユニットが基板チャック2に基板1を載置すると、その間に異物が型5に付着する恐れがある。そのため、基板1をインプリント装置IMPに搬入した後、後述の異物除去工程(S22)を行う。
異物除去工程(S22)を行った後、基板1上の1番目のショット領域にインプリント材を供給するために基板ステージ3が供給部7の下に移動する。インプリント材は、供給部7の吐出口から吐出され基板1上に供給される(S23、供給工程)。ここでは、吐出口から未硬化樹脂を吐出しながら、基板1を移動させることでショット領域毎にインプリント材の供給とパターン形成(押印・硬化・離型)を繰り返す。S23の供給工程は、1回の供給工程で基板上の複数のショット領域にインプリント材を供給しても良いし、基板の全面にインプリント材を一括で供給しても良い。
インプリント材が供給されたショット領域は、基板1を搬入した際に求めたショット領域の配列に基づいてパターンPが形成された型Mの下に移動する。基板1と型5との相対的な位置合わせは、グローバルアライメント方式でもダイバイダイアライメント方式でも良い。
基板1と型5の位置合わせを行った後、基板1と型5を近づけて(間隔を狭めて)いき、基板1上のインプリント材と型5のパターンとを接触させる(接触工程)。基板1と型5を互いに押し付けて、型5のパターンの凹部に未硬化樹脂を充填させる(S24、押印工程)。
型5のパターンの凹部にインプリント材が充填したら、型5とインプリント材を接触させた状態で紫外光を照射し、インプリント材を硬化させる(S25、硬化工程)。
インプリント材を硬化させた後、基板1と型5の間隔を広げて、硬化したインプリント材から型5を引き離す(S26、離型工程)。硬化したインプリント材から型5が引き離されることにより、基板1上にパターンが形成(転写)される。このS26離型工程は、型保持部5aを駆動させてインプリント材から型5を引き離しても良いし、基板ステージ3を駆動させてインプリント材から型5を引き離しても良い。また、型保持部5aと基板ステージ3を同時または順次駆動させてインプリント材から型5を引き離しても良い。
S26の離型工程の後、基板1上の全てのショット領域にパターン形成が完了したかを判断する(S27)。全てのショット領域にパターンの形成が完了していない場合(S27でNOの場合)、上述したS23の供給工程を行う。S23の供給工程では、基板ステージ3が移動して次にパターンを形成するショット領域にインプリント材を供給する。なお、予め複数のショット領域又は基板1の全面に一括してインプリント材が供給されている場合についてはS23の供給工程を行わず、S24の押印工程に進む。
S27で基板1上の全てのショット領域にパターン形成が完了したかを判断した結果、すべてのショット領域にパターン形成が完了した場合(S27でYESの場合)、インプリント装置IMPから基板1が搬出される(S28)。S28では不図示の基板搬送ユニットが、基板1を基板チャック2からインプリント装置IMPの外部に搬出し、インプリントサイクルを終了する。
このようなインプリントサイクルを行うインプリント装置IMPにおいて、基板1をインプリント装置の外部に搬出して、新たな基板をインプリント装置の内部に搬入する間に、型5に異物が付着する場合が多いことが分かった。そのため、異物を除去せずに上述のインプリントサイクルを行うと、最初のショット領域は、異物により型のパターンが基板上に正確に形成できないことが多いことが分かった。
(基板ステージにダミープレート)
そこで、第1実施形態のインプリント装置IMPは、インプリント装置の内部に搬入された基板1上にパターンを形成する前に、インプリント装置内部に設けられた異物除去用の専用基板(ダミープレート、部材)を用いてS22の異物除去工程を行う。以下、型5に付着した異物の除去するための異物除去工程(S22)について説明する。
図3は第1実施形態のインプリント装置IMPの基板チャック2を示した図である。図3(A)は基板1を保持している基板チャック2を上面から見た図である。図3(B)は基板1を保持している基板チャック2を側面から見た図である。基板チャック2は、基板1を保持すると同時に、ダミープレート2aを保持している。基板チャック2には、真空チャックや電磁チャックを用いることができる。基板チャック2は、ダミープレート2aを真空吸着や電磁力により保持、固定することができる。
ダミープレート2aとしては、ダミープレート上にインプリント材を供給してインプリントを行うことができれば、どのような材料でも良い。ダミープレート2aの材料をシリコンウエハである基板1と同一の材料(例えば、単結晶シリコン)を用いることで、図2のインプリントサイクルで説明した基板1に対するインプリントの各工程と同じ動作条件でS22の異物除去工程を実施することができる。また、ダミープレート2aの厚さを基板1と同じにすることで、基板1に対するインプリントの各工程と同じ動作条件でS22の異物除去工程を実施することができる。
また、図3(C)に示すようにダミープレート2aを、基板ステージ3に直接設けても良い。S22の異物除去工程を基板ステージ3に設けられた専用領域(ダミープレート2a)で行う。基板ステージ3に設けられたダミープレート2aを、基板1と同じ材料を用いたり、基板1の表面の高さと合わせたりすることで、基板1に対するインプリントの各工程と同じ動作条件でS22の異物除去工程を実施することができる。
ダミープレート2aの型5に対向する面は、型5に形成されたパターンの領域よりも広い領域を有している。図4(A)に示すダミープレート2aには、型5に形成されたパターンの領域の大きさに対応したダミーインプリント領域101、102を有している。
図4(A)は、インプリント装置IMPに基板1を搬入(又は搬出)する時の基板チャック2の位置(基板搭載位置)と、型5の位置(インプリント位置)と、供給部7の位置(供給位置)を示している。ダミープレート2aは、基板搭載位置に基板チャック2が位置決めされている時の基板チャック2(基板1)の中心と型5の位置との間にあることが望ましい。あるいは基板搭載位置に基板チャック2が位置決めされている時の基板チャック2の中心と供給部の位置との間に、ダミープレート2aがあることが望ましい。このようにダミープレート2aを配置することで、基板1がインプリント装置IMPに搬入された後、ダミーインプリントを行う際に基板ステージ3の移動距離を短くすることができる。異物除去工程に要する時間を短くすることが可能になり、インプリント装置IMPの生産性を向上させることができる。
(異物除去工程)
次に、S22の異物除去工程について説明する。インプリント装置IMPに基板1を搬入する前に異物除去工程を行って型5に付着した異物の除去を行うと、インプリント装置IMPに基板1を搬入する際に(搬入前後に)、型5に異物が付着する恐れがある。そのため、S22の異物除去工程は、S21でインプリント装置IMPに基板1が搬入された後に所定のタイミングで行う。図3(A)のように、基板チャック2に保持されたダミープレート2aに対してS22の異物除去工程を行う場合は、インプリント装置IMPに基板1を搬入するのと同時に、ダミープレート2aを搬入する。または、インプリントサイクルが開始する前に予めダミープレート2aをインプリント装置IMP内に備えていても良い。
S22の異物除去工程は、ダミープレート2aにインプリントを行うことによって型5に付着した異物の一部又は全部を除去する工程である。S21で基板1がインプリント装置IMPに搬入された後、ダミープレート2aに対してインプリント(ダミーインプリント)を行う。ダミープレート2aに対して行うインプリント動作は、基板1に対して行うインプリント動作(S23、S24、S25、S26)と同じである。ただし、型5に付着した異物を除去しやすくするために、各インプリント動作の工程に違いが生じても良い。例えば、ダミープレート2aにインプリント材を供給する供給工程で、基板1に供給するインプリント材とは粘度の異なるインプリント材を供給したり、型5とインプリント材とを接触させる押印工程で、接触させる時間を変えたりする。また、紫外線を照射してインプリント材を硬化させる硬化工程で、紫外線の照射時間を変えたり、硬化したインプリント材から型5を引き離す離型工程に要する時間を変えたりすることができる。
S22の異物除去工程は、ダミープレート2aに対して少なくとも1回以上のインプリント動作を行う。例えば、図4(B)に示すように、ダミープレート2a上のダミーインプリント領域101、102に対してS22の異物除去工程を行う。その後、基板1上のショット領域103から順にインプリント動作(S23、S24、S25、S26)を繰返して基板上にパターンを形成する。ダミープレート2aに形成されたすべてのダミーインプリント領域が異物除去工程に使用されたダミープレート2aは、インプリント装置IMPから搬出して、新たなダミープレートをインプリント装置IMPに搬入する。異物除去工程に使用されたダミープレート2aは、再度利用するために、異物が付着したインプリント材をダミープレートから取り除いたり、異物が付着したインプリント材の膜を形成したりして、その上にダミーインプリントを行っても良い。このように、S22の異物除去工程の後、インプリント装置IMPからダミープレート2aを搬出したり、インプリント装置IMPへ基板(他の実素子基板)を搬入したりする工程を行う事無く、基板1上にパターンを形成することができる。そのため、型5に付着した異物によるパターン転写精度の低下を防ぐことができる。
(第2実施形態)
第1実施形態のインプリント装置IMPでは、S22の異物除去工程を、基板チャック2に保持されたダミープレート2aや、基板ステージ3に直接設けられたダミープレート2aを用いて行った。第2実施形態のインプリント装置IMPには、ダミープレート14を保持し、基板ステージ3から独立してインプリント装置内を移動する、ダミープレートステージ15(ダミープレート保持部)を有している。第2実施形態のインプリント装置IMPではS22の異物除去工程を、ダミープレートステージ15に保持されたダミープレート14を用いて行う。
(ダミープレート)
図5(A)は、ダミープレート14を保持するダミープレートステージ15を備えるインプリント装置IMPを示した図である。ダミープレート14は、ダミープレートステージ15に設けられた真空チャックにより真空吸着されている。ダミープレート14は、真空吸着以外にも、ダミープレートステージ15に設けられた電磁チャックに保持、固定されても良い。ダミープレート14は、ダミープレート14上にインプリント材を供給してインプリントを行うことができれば、どのような材料でも良い。ダミープレート14の材料をシリコンウエハである基板1と同一の材料(例えば、単結晶シリコン)を用いることで、図2のインプリントサイクルで説明した基板1に対するインプリントの各工程と同じ動作条件でS22の異物除去工程を実施することができる。また、ダミープレート14の表面の高さを基板1と同じにすることで、基板1に対するインプリントの各工程と同じ動作条件でS22の異物除去工程を実施することができる。
(ダミーインプリント)
図5(A)に示したインプリント装置IMPを用いて、第2実施形態のS22の異物除去工程を説明する。第2実施形態のインプリント装置IMPは、図2で説明したインプリントサイクルと同じく、S21で基板1をインプリント装置IMPに搬入した後で、かつ、基板1上にパターンを形成する前に、S22の異物除去工程を実施する。
S22の異物除去工程では、ダミープレートステージ15の退避位置から、ダミープレート14にインプリント材を供給するために、ダミープレートステージ15が供給部7の下(供給位置)に移動する。ダミープレート14にインプリント材を供給した後、ダミープレート14を用いてダミーインプリントを行うために、ダミープレートステージ15が型5の下(インプリント位置)に移動する。
その後、第1実施形態で説明したダミーインプリントと同じように、ダミープレート14を用いてインプリントを行う。図6はダミープレート14を用いてダミーインプリントを行う様子を示す図である。ダミープレートステージ15は、インプリント材が供給されたダミープレート14を型5の下まで移動させ(図6(A))、ダミープレート14と型5とを近づけてインプリントを行う(図6(B))。図7はダミープレートステージ15に保持されたダミープレート14を示した図である。ダミープレート14には複数のダミーインプリント領域201〜210が形成されている。S22の異物除去工程におけるダミーインプリントは、少なくとも1回以上行われる。そのため、1つの基板に対してすべてのダミーインプリント領域を用いて異物除去工程を行わなくても良い。ダミープレート14に形成されたすべてのダミーインプリント領域にダミーインプリントが行われた場合(図7(B))には、ダミープレート14をインプリント装置から搬出し、新しいダミープレート14を搬入する。異物除去工程に使用されたダミープレート14は、再度利用するために、異物が付着したインプリント材をダミープレートから取り除いたり、異物が付着したインプリント材の膜を形成したりして、その上にダミーインプリントを行っても良い。
S22の異物除去工程は、ダミーインプリント後、ダミープレートステージ15が退避位置へ移動することで完了する。図5(A)はダミープレートステージ15が退避位置にある状態を示した図であり、図5(B)はダミープレートステージ15が退避位置と供給位置とインプリント位置へ移動する様子を示した図である。
図5は基板ステージ3が基板搭載位置に位置決めされている様子を示している。ダミープレートステージ15は退避位置と供給位置とインプリント位置の間で移動可能に構成されている。図5に示すようにダミープレートステージ15は、基板ステージが基板搭載位置に位置決めされている時に、基板ステージ3に対して、インプリント位置側又は供給位置側に設けられているのが望ましい。さらに、ダミープレートステージ15の退避位置は、インプリント位置又は供給位置に対して基板搭載位置の反対側に設けられているのが望ましい。
このようにダミープレートステージ15がインプリント装置IMPに設けられていることで、S22の異物除去工程において、ダミープレートステージ15がインプリント位置と供給位置へ移動する距離を短くすることができる。S22の異物除去工程(ダミーインプリント)に要する時間を短くすることができる。
第2実施形態のインプリント装置IMPは、基板1を保持するステージとダミープレート14を保持するステージを別々に移動させることができる。そのため、ダミープレート14で異物除去工程の終了と同時に、基板ステージ3を供給位置に移動させてS33の供給工程を実施することができる。異物除去工程から基板1上にパターンを形成する工程の間を短くすることができるため、インプリント装置の生産性を向上させる効果がある。
このように、インプリント装置IMPに基板1が搬入された後、S22の異物除去工程を行うことで、ダミーインプリントにより、型5に付着した異物を取り去り、基板1にパターンを形成する際に、異物の影響を低減することが可能になる。
(その他の形態)
上記、何れの実施形態も紫外線を用いてインプリント材を硬化させるインプリント装置について説明してきた。しかし、本発明のインプリント装置は紫外線に限らず他の波長域の光の照射によって樹脂を硬化させるインプリント装置でもよい。さらに、光硬化法によるインプリントに限らず、熱を用いてインプリント材を硬化させるインプリント装置に適用することも可能である。
上記、何れの実施形態も型保持部5aがZ方向に移動することで、型5と基板1又はダミープレート上に供給されたインプリント材(未硬化樹脂)とを接触させることができる。また、基板ステージ3又はダミープレートステージ15がZ方向に移動することで型5とインプリント材とを接触させてもよいし、型保持部5aと基板ステージ3又はダミープレートステージ15を同時に移動させても良い。
(物品の製造方法)
物品としてのデバイス(半導体集積回路デバイス、液晶表示デバイス、MEMS等)の製造方法は、上述のインプリント装置を用いて基板(ウエハ、ガラスプレート、フィルム状基板等)にパターンを転写(形成)するステップを含む。さらに、該デバイス製造方法は、パターンを転写された前記基板をエッチングするステップを含みうる。なお、パターンドメディア(記録媒体)や光学素子などの他の物品を製造する場合には、該製造方法は、エッチングステップの代わりに、パターンを転写された前記基板を加工する他の加工ステップを含みうる。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (10)

  1. 型を用いて基板上にパターンを形成するインプリント方法であって、
    前記基板をインプリント装置に搬入する搬入工程と、
    前記基板がインプリント装置に搬入された後、前記インプリント装置内の前記基板とは異なる部材に供給されたインプリント材と前記型を接触させて前記インプリント材を硬化して前記パターンを形成することによって前記型のパターンに付着した異物の一部又は全部を除去する異物除去工程と、
    前記異物除去を行った前記型を用いて、インプリント装置に搬入された前記基板上にパターンを形成する工程と、を有することを特徴とするインプリント方法。
  2. 前記異物除去工程は、前記部材としてダミープレート上に供給されたインプリント材と前記型を接触させて前記型のパターンを形成することを特徴とする請求項1に記載のインプリント方法。
  3. 型を用いて基板上にパターンを形成するインプリント装置であって、
    前記基板を保持する基板保持部と、
    制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記基板を前記基板保持部が保持した後、前記基板とは異なる部材に供給されたインプリント材と前記型を接触させて前記インプリント材を硬化して前記パターンを形成した後に前記部材から前記型を離し、前記部材から離した前記型を用いて前記基板にパターンを形成することを特徴とするインプリント装置。
  4. 前記基板保持部は、前記基板と、前記部材としてのダミープレートとを保持し、
    前記制御部は、前記基板保持部に保持されたダミープレート上に供給されたインプリント材と前記型を接触させ前記インプリント材を硬化して前記パターンを形成することを特徴とする請求項3に記載のインプリント装置。
  5. 前記基板保持部は、前記インプリント装置に前記基板が搬入される際に前記基板保持部が保持する前記基板の位置と前記型を保持する型保持部の位置との間の位置で、前記ダミープレートを保持することを特徴とする請求項4に記載のインプリント装置。
  6. 前記部材としてダミープレートを保持するダミープレート保持部を有し、
    前記制御部は、ダミープレート保持部に保持されたダミープレート上に供給されたインプリント材と前記型を接触させて前記インプリント材を硬化して前記パターンを形成することを特徴とする請求項3に記載のインプリント装置。
  7. 前記ダミープレート保持部は、前記インプリント装置に前記基板が搬入される際に前記基板保持部が保持する前記基板の位置と前記型を保持する型保持部の位置との間の位置に配置されていることを特徴とする請求項6に記載のインプリント装置。
  8. 前記基板保持部を移動させる基板ステージ、を有し、
    前記ダミープレート保持部は前記基板ステージとは独立して移動することを特徴とする請求項6又は7に記載のインプリント装置。
  9. 型を用いて基板上にパターンを形成するインプリント装置であって、
    前記基板を保持する基板保持部と、
    前記基板とは異なる部材としてのダミープレートを保持するダミープレート保持部と、
    制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記ダミープレート上に供給されたインプリント材と前記型を接触させて前記インプリント材を硬化して前記パターンを形成することを特徴とするインプリント装置。
  10. 請求項3乃至9のいずれか一項に記載のインプリント装置を用いて、基板上のインプリント材にパターンを形成する工程と、
    インプリント材に形成されたパターンを用いて前記基板を加工する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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