JP2010238222A - タッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置、及びタッチパネル装置の制御方法 - Google Patents

タッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置、及びタッチパネル装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
表示画面内に表示される操作部品と指先の位置関係を触感だけで瞬時に認識することのできるタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置、及びタッチパネル装置の制御方法を提供すること。
【解決手段】
タッチパネル装置は、座標入力面と、前記座標入力面の下側に位置する表示部に画像として表示させる操作部品を生成する操作部品生成部と、前記座標入力面を振動させるための振動を生成する振動生成部と、前記振動生成部の駆動制御を行う駆動制御部とを含み、前記駆動制御部は、前記操作部品の位置に応じた波形の定在波を発生させる駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示画面に操作部品を表示し、座標入力面に入力される操作者の操作入力を受け付けるタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置、及びタッチパネル装置の制御方法に関する。
駅の切符券売機、金融機関やコンビニエンスストアに設置されるATM(Automated Teller Machine:現金自動預け払い機)、又は、携帯電話端末機、音楽プレーヤ、ゲーム機等の端末装置の表示画面には、タッチパネルを用いた入力装置(以下、タッチパネル装置)が広く使用されている。
一般的なタッチパネル装置は、液晶画面等の表示画面に座標入力面を重ね合わせて用いられ、表示画面内にボタン等の操作部品を表示し、座標入力面への操作者のタッチに応じた操作を提供する。ボタン等の操作部品としては、典型的には、GUI(Graphical User Interface)部品が挙げられる。
このようなタッチパネル装置は、ボタン等のGUI部品を自由に設定できるため、製造者及び操作者の双方にとって利便性が高く、今後も更に需要が増して行くことが予想される。
ところで、表示画面内に表示されたボタン等の操作には、実際のボタン操作のような操作感が伴わないため、操作者が違和感を覚える場合がある。このため、ボタンの押下やスライドバーの移動等の操作入力がタッチパネル装置に認識されていないと思い、操作者が強い力で表示画面を押してしまう場合が起こりうる。
このようにタッチパネルに強い力が加わると、液晶画面が損傷を受ける可能性がある。
ここで、操作入力がタッチパネル装置側で認識されたことを操作者が認識し易くするために、操作されたボタンの表示を反転させる、又は操作音を発する等の工夫が考えられる。
しかしながら、視覚や聴覚には個人差があり、また、タッチパネル装置が設置される環境によって見え方や聞こえ方が異なる場合もあるので、表示の反転や操作音の発報では操作者が十分に認識できない場合があった。
このような操作に関する問題を解決するために、操作感を提供するタッチパネル装置が提案されている。このようなタッチパネル装置では、タッチパネルの押圧等の時点からその押圧等の確定までは小さな振幅の信号波形に従ってタッチパネルを変位させ、押圧等の確定後は大きな振幅の信号波形に従ってパネルを変位させることにより、押圧等の時点からの弱い振動によって操作者にストローク感を提供し、その後の強い振動によってクリック感を提供している(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述した従来のタッチパネル装置では、操作者にストローク感を提供することはできるが、操作部品と指の位置関係を触感だけで瞬時に認識することはできなかった。
このため、例えば、ボタン等の端に指先が触れているような状態で、指先のどちら側にボタン等が存在しているのかを触感だけで瞬時に認識することはできなかった。
また、例えば、最初のタッチでボタン等と指との位置がずれていた場合には、視覚で確認して押し直す必要があり、特に、視覚の不自由な操作者にとっては利用が困難になる可能性があった。
そこで、本発明は、表示画面内に表示される操作部品と指先の位置関係を触感だけで瞬時に認識することのできるタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置、及びタッチパネル装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の一観点のタッチパネル装置は、座標入力面と、前記座標入力面の下側に位置する表示部に画像として表示させる操作部品を生成する操作部品生成部と、前記座標入力面を振動させるための振動を生成する振動生成部と、前記振動生成部の駆動制御を行う駆動制御部とを含み、前記駆動制御部は、前記操作部品の位置に応じた波形の定在波を発生させる駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行う。
また、前記駆動制御部は、前記操作部品の大きさに応じた波形の定在波を発生させる駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行ってもよい。
また、前記駆動パターンは、前記座標入力面の固有振動数で前記振動生成部の駆動制御を行う駆動パターンを含んでもよい。
また、前記駆動パターンは、前記操作部品の中央部又は境界部に前記定在波の腹又は節が位置するように前記振動生成部の駆動制御を行う駆動パターンを含んでもよい。
また、前記座標入力面への操作者の近接度合を検出する近接度合検出部と、前記近接度合検出部によって検出される近接度合が所定度合以上であるか否かを判定する近接度合判定部とをさらに含み、前記駆動制御部は、前記近接度合判定部によって近接度合が所定度合以上であると判定されると、前記駆動パターンによる前記振動生成部の駆動制御を開始してもよい。
また、操作者の識別情報を読み取る識別情報読取部と、前記操作者の識別情報と、当該操作者に応じた駆動パターンとを関連付けて記憶する記憶部と、前記識別情報読取部によって読み取られた識別情報に関連付けられた駆動パターンを前記記憶部から読み出す駆動パターン読出部とをさらに含み、前記駆動制御部は、前記駆動パターン読出部によって読み出された駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行ってもよい。
また、前記駆動制御部は、前記駆動パターンによる前記定在波の腹あるいは節の位置、又は、前記定在波の振幅あるいは周期を時間経過に応じて変化させてもよい。
また、前記駆動制御部は、前記操作部品生成部によって生成される前記操作部品が変更又は移動されると、当該変更又は移動後の操作部品の位置に応じた波形の定在波を発生させる駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行ってもよい。
また、前記駆動制御部は、前記座標入力面上でなされた操作入力の位置に応じて前記定在波の腹又は節の位置が変わるように前記駆動パターンを変更してもよい。
また、前記座標入力面上でなされた操作入力の押圧度合を検出する押圧度合検出部と、前記押圧度合検出部で検出される押圧度合が所定閾値以上であるか否かを判定する押圧度合判定部とをさらに含み、前記駆動制御部は、前記押圧度合判定部によって検出される操作入力の押圧度合が所定の閾値未満であると判定された場合には、前記駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行い、前記押圧度合判定部によって検出される操作入力の押圧度合が所定の閾値以上であると判定された場合には、前記駆動パターンとは異なる他の駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行ってもよい。
また、前記他の駆動パターンは、前記操作部品の操作の完了を操作者に知覚させるように前記振動生成部の駆動制御を行う駆動パターンであってもよい。
本発明の実施の形態の一観点のタッチパネル付き表示装置は、前記いずれかに記載のタッチパネル装置と、前記操作部品生成部によって生成される操作部品を画像として表示する表示部とを含む。
本発明の実施の形態の一観点のタッチパネル装置の制御方法は、座標入力面の下側に位置する表示部に画像として表示させるための操作部品を生成する操作部品生成部と、前記表示部を振動させるための振動を生成する振動生成部とを含むタッチパネル装置の制御方法であって、前記操作部品の位置に応じた波形の定在波を発生させる駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行う。
表示画面内に表示される操作部品と指先との位置関係を触感だけで瞬時に認識することのできるタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置、及びタッチパネル装置の制御方法を提供できる。
実施の形態1のタッチパネル付き表示装置の断面構造を示す図である。 実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100の液晶パネル2の表示の一例を示す斜視図である。 実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100の主制御装置9に含まれる一部の回路構成を示すブロック図である。 図3に示される定在波生成回路の回路構成を示すブロック図である。 実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100の表面基板4を通じて表示されるGUI部品と、表面基板4に生成される定在波の振幅のピーク値との位置関係を示す図である。 実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100Aの表面基板4を通じて表示されるGUI部品と、表面基板4に生成される固有振動モードによる振幅のピーク値との位置関係を示す図である。 実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100Aの表面基板4を通じて表示される他のGUI部品と、表面基板4に生成される他の固有振動モードによる振幅のピーク値との位置関係を示す図である。 実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100Aの変形例における表面基板4を通じて表示されるGUI部品と、表面基板4に生成される固有振動モードによる振幅のピーク値との位置関係を示す図である。 実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100のメモリ10に格納されるテーブルの一例を示す図である。 実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100の主制御装置9によって実行される駆動パターンの生成処理の手順を示す図である。 実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100において、操作者がGUIボタン23に軽く触れた後に、操作を完了させるべく、押圧力を強めた場合の駆動状態を示す特性図である。 比較用のタッチパネル付き表示装置における操作者の指先と表面基板4の振動との関係を示す図である。 実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100における操作者の指先の位置と表面基板4に生成される定在波の振幅のピーク値との位置関係を示す図である。 実施の形態2のタッチパネル付き表示装置の主制御装置9によって実行される駆動パターンの生成処理の手順を示す図である。 実施の形態3のタッチパネル付き表示装置の断面構造を示す図である。 実施の形態3のタッチパネル付き表示装置300の主制御装置39によって実行される駆動パターンの生成処理の手順を示す図である。 実施の形態4のタッチパネル付き表示装置の断面構造を示す図である。 実施の形態4のタッチパネル付き表示装置400のメモリ40内に格納されるテーブルの一例を示す図である。 実施の形態4のタッチパネル付き表示装置400の主制御装置49によって実行される駆動パターンの生成処理の手順を示す図である。 実施の形態5のタッチパネル付き表示装置における駆動パターンを示す図である。 実施の形態6のタッチパネル付き表示装置の座標入力面を示す平面図である。 実施の形態6のタッチパネル付き表示装置の主制御装置9によって実行される駆動パターンの生成処理の手順を示す図である。 実施の形態6のタッチパネル付き表示装置の表面基板4を通じて表示されるGUI部品と、表面基板4に生成される定在波の振幅のピーク値との位置関係を示す図である。
以下、本発明のタッチパネル装置、及びこれを含むタッチパネル付き表示装置を適用した実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置の断面構造を示す図である。
実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100は、基板1、液晶パネル2、接触センサ3、表面基板4、圧電駆動装置5A、5B、接触センサ処理回路6、画像表示回路7、駆動制御回路8、主制御装置9、及びメモリ10を含む。
これらのうち、基板1、接触センサ3、表面基板4、圧電駆動装置5A、5B、接触センサ処理回路6、画像表示回路7、駆動制御回路8、主制御装置9、及びメモリ10は、実施の形態1のタッチパネル装置を構成する。すなわち、実施の形態1では、「タッチパネル装置」という用語は、液晶パネル2を含まない装置を表す。
基板1は、液晶パネル2、接触センサ3、表面基板4、及び圧電駆動装置5A、5Bを搭載するための基板であり、例えば、ガラスエポキシ基板やガラスコンポジット基板で構成されるプリント基板(PCB:Printed Circuit Board)を用いることができる。
液晶パネル2は、基板1に搭載され、画像表示回路7によって生成されるGUI部品を表示する表示部である。なお、この表示部は、GUI部品を表示できればよいため、液晶パネル2に限られるものではない。例えば、液晶パネル2の代わりに、有機EL(Electro-Luminescence)パネルを用いてもよい。
接触センサ3は、液晶パネル2の上に搭載され、操作者が押圧した位置の座標を検出する座標検出装置である。実施の形態1では、接触センサ3として抵抗膜方式のセンサを用いる形態について説明するが、接触センサ3としては、抵抗膜方式のセンサに限られるものではなく、例えば、感圧式のセンサ、又は静電容量方式のセンサを用いてもよい。
抵抗膜方式のセンサは、複数の透明電極が一定間隔でマトリクス状に対向配置された電極シートを有しており、操作者が表面基板4の表面を指先で押圧すると、対向する電極同士が接触して導通し、その接触位置によって電極シートのX方向及びY方向の抵抗値が変化する。この抵抗値の変化により、抵抗膜方式のセンサから出力されるX方向及びY方向に対応する電圧値が変化する。この電圧値の変化により、押圧された操作位置の座標が特定される。
表面基板4は、タッチパネル装置100の操作入力部となる透明基板であり、上述のように操作者が表面基板4の表面を押圧すると接触センサ3で操作位置の座標が検出されるため、表面基板4の表面は、実施の形態1のタッチパネル装置を操作するための座標入力面となる。この表面基板4としては、例えば、アクリル製あるいはポリカーボネート製の樹脂基板、又はガラス基板を用いることができる。
圧電駆動装置5A、5Bは、積層された複数の薄板状の圧電素子を電極板で挟んで樹脂製の筐体に収納したパッケージ型の駆動素子である。圧電駆動素子5A、5Bは、図1に示すように、基板1と表面基板4との間に挟まれた状態で、液晶パネル2及び接触センサ3の両側に対をなすように、一つずつ配設される。圧電駆動装置5A、5Bは、実際には、基板1及び表面基板4の紙面を貫く方向の辺と略同じ長さを有する細長い駆動素子である。圧電駆動素子5A、5Bは、電圧が印加されると、積層方向に歪んで変位するため、表面基板4に振動を生成するための振動生成部として用いられる。
接触センサ処理回路6は、接触センサ3から出力される操作位置の座標を表す電圧値に信号処理を行う回路である。この信号処理により、操作位置の座標を表す電圧値は、増幅、ノイズ除去、及びデジタル変換が行われ、デジタル電圧値として出力される。このように信号処理を行うため、接触センサ3から出力される電圧値が微小であっても、操作位置を正確に検出することができる。また、上述のように複数の透明電極をマトリクス状に配列した抵抗膜方式の接触センサ3を用いている場合には、押圧によって接触が生じた電極の数から接触面積を求めることができるとともに、接触面の中心位置を算出して操作位置(接触位置)を正確に導出できる。さらに、接触センサ処理回路6は、操作位置や接触面積の時間変化量を検出することもできる。
なお、接触センサ3及び接触センサ処理回路6は、座標入力面上でなされた操作入力の押圧度合を検出する押圧度合検出部としての機能も有する。
接触センサ処理回路6は、操作位置の座標を表す電圧値に上述の信号処理を行い、操作入力のあった位置を表す入力座標情報と、接触面積を表す面積情報を出力する。入力座標情報は、例えば、入力操作が行われた領域の中心位置の座標を表し、面積情報は接触面積の大きさを示す。操作者による押圧度合が高くなると、対向配置された接触センサ3の電極シートが接触する接触面積が増えるため、電極シート間の抵抗値が下がり、接触センサ処理回路6から出力される面積情報を表す電圧値は低くなる。一方、押圧度合が低い場合は、接触面積が減るため、面積情報を表す電圧値は高くなる。面積情報の変化は、操作者による表面基板4の押圧度合の変化を表す情報として利用することができる。入力座標情報と面積情報は、操作者の操作入力の内容を表す情報として、主制御装置9に入力される。
画像表示回路7は、液晶パネル2の各画素を駆動して所望の画像を表示させるための回路である。例えば、液晶パネルがアクティブマトリクス駆動される場合は、画像表示回路7は、主制御装置9から入力される画像データ及び表示座標データに基づき、各画素を駆動するためのTFT(Thin Film Transistor)を駆動する。画像表示回路7は、主制御装置9によってメモリ10から読み出される画像データをアナログ電圧信号に変換して出力し、液晶パネル2を駆動する。これにより、液晶パネル2には、画像データに応じた画像(画像パターン)が表示座標データに応じた表示位置に表示される。画像データは、メモリ10に格納されており、例えば、タッチパネル付き表示装置100の操作部品となるGUI部品やGUI部品の周囲の画像(画像パターン)を生成するためのデータである。また、表示座標データは、画像データを表す位置を座標上で特定するためのデータであり、画像データと関連付けられてメモリ10内に格納されている。
駆動制御回路8は、圧電駆動装置5A、5Bを駆動するための駆動電圧(駆動信号)を出力する回路であり、例えば、ファンクションジェネレータを用いることができる。駆動制御回路8は、主制御装置9から入力される駆動パターンに応じて駆動電圧の電圧波形の変調や増幅を行い、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する。駆動パターンは、電圧波形の周波数及び振幅で決まるため、電圧波形の周波数及び振幅は、主制御装置9がメモリ10から読み出す周波数データ及び振幅データによって設定されることになる。
主制御装置9は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)で構成され、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100の制御を統括する処理装置である。
実施の形態1では、主制御装置9は、メモリ10内に格納されたプログラムを実行して操作者に所定のサービスを提供する際に、接触センサ処理回路6から入力される入力座標情報又は面積情報と、液晶パネル2に表示しているGUI部品の種類を表すデータとに基づき、操作者の操作内容を判定する。
そして、判定結果に応じて処理を実行し、処理に必要な画像パターンを生成するための画像データをメモリ10から読み出し、画像表示回路7を介して液晶パネル2に表示させる。
例えば、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100がATMとして用いられる場合は、主制御装置9は、操作者の操作入力に応じて、暗証番号や金額を入力するためのボタンを表すGUI部品を液晶パネル2に表示させ、操作者の操作入力に応じて現金の支払い処理や振り込み処理等を実行する。
ここで、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100では、画像データと、振幅データ、周波数データ、及び位相差データとが関連付けられてメモリ10に格納されている。
そして、主制御装置9は、上述のような所定のサービスを提供するために、メモリ10から画像データを読み出して液晶パネル2に画像を表示させる際に、メモリ10内で画像データと関連付けられた振幅データ、周波数データ、及び位相差データを読み出し、駆動制御回路8を介して圧電駆動装置5A、5Bを駆動させて、表面基板4を振動させるための処理を実行する駆動制御部である。このように表面基板4を振動させるための処理の詳細については後述する。
メモリ10は、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100の駆動に必要なプログラム等の種々のデータを格納するメモリであり、実施の形態1では、所定のサービスを提供するためのプログラムと、画像データ及び表示座標データとに加えて、振幅データ、周波数データ、及び位相差データを格納する。
画像データは、液晶パネル2に表示するためのGUI部品の画像、及びその他の画像を表すデータである。また、表示座標データは、各画像データによる画像を表示する位置を座標上で特定するためのデータである。
振幅データ、周波数データ、及び位相差データは、駆動制御回路8を介して圧電駆動装置5A、5Bを駆動するための駆動パターンを表すデータである。
この駆動パターンを表す振幅データ、周波数データ、及び位相差データは、画像データ及び表示座標データと関連付けられてメモリ10に格納されている。
圧電駆動装置5A、5Bの駆動方法の詳細については後述するが、実施の形態1のタッチパネル装置及びタッチパネル付き表示装置100は、液晶パネル2に表示されるボタン等であるGUI部品の中央部に腹が位置し、かつGUI部品の境界部に節が位置するように、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する。
図2は、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100の液晶パネル2の表示の一例を示す斜視図である。
主制御装置9は、後述する画像パターンIDを用いてメモリ10にアクセスし、画像パターンIDに関連付けられた画像データIDに対応する画像データと、表示座標データとを読み出す。そして主制御装置9が画像データと表示座標データを画像表示回路7に入力すると、画像表示回路7は、画像データと表示座標データを用いて液晶パネル2内の所望の位置に画像(画像パターン)を生成する。このようにして液晶パネル2にGUI部品として、例えば、8つのGUIボタン21とGUIスライドバー22が表示される。
図3は、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100の主制御装置9に含まれる一部の回路構成を示すブロック図であり、図4は、図3に示される定在波生成回路の回路構成を示すブロック図である。
図3に示すように、主制御装置9は、接触状態判定回路11、操作完了パターン生成回路12、及び定在波生成回路13を含む。なお、上述のように、主制御装置9は、タッチパネル付き表示装置100の種々の処理を統括する処理装置であるため、ここに示す回路は、主制御装置9のうちの一部分である。
接触状態判定回路11は、接触センサ処理回路6から入力される入力座標情報及び面積情報のうち、面積情報に基づき、操作者による座標入力面(表面基板4の表面)の押圧度合を判定する回路である。主制御装置9は、接触状態判定回路11によって判定される押圧度合が所定の閾値以上の場合は、操作完了パターン生成回路12に処理を実行させ、接触状態判定回路11によって判定される押圧度合が所定の閾値未満の場合は、定在波生成回路13に処理を実行させる。
操作完了パターン生成回路12は、駆動制御回路8に入力する駆動パターンを生成する2つの回路のうちの一方の回路であり、操作者が液晶パネル2に表示するGUIボタンやスライドバーに触れて操作を行う際に、操作完了を知らせるための触感を与えるように圧電駆動装置5A、5Bを駆動させるための駆動パターンを生成する。なお、ここでは、「操作完了」とは、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100が操作者の操作入力を認識したことをいう。
定在波生成回路13は、駆動制御回路8に入力する駆動パターンを生成する2つの回路のうちの他方の回路であり、操作者が液晶パネル2に表示するGUI部品であるボタンやスライドバーに触れる際に、実際のボタンに触れているような触感を与えるように圧電駆動装置5A、5Bを駆動させるための駆動パターンを生成する。
図4に示すように、定在波生成回路13は、周波数制御回路14、位相制御回路15、及び振幅制御回路16を含む。
周波数制御回路14は、メモリ10に格納された周波数データを読み出して出力する回路である。この周波数制御回路14は、主制御装置9に含まれるため、主制御装置9がメモリ10に格納された周波数データを読み出す処理は、実際には、周波数制御回路14がメモリ10内の周波数データが読み出すことによって実現される。
位相制御回路15は、メモリ10に格納された位相差データを読み出して出力する回路である。この位相制御回路15は、主制御装置9に含まれるため、主制御装置9がメモリ10に格納された位相差データを読み出す処理は、実際には、位相制御回路15がメモリ10内の位相差データを読み出すことによって実現される。
振幅制御回路16は、メモリ10に格納された振幅データを読み出して出力する回路である。この振幅制御回路16は、主制御装置9に含まれるため、主制御装置9がメモリ10に格納された振幅データを読み出す処理は、実際には、振幅制御回路16がメモリ10内の振幅データを読み出すことによって実現される。
周波数制御回路14、位相制御回路15、及び振幅制御回路16によってメモリ10から周波数データ、位相差データ、及び振幅データが読み出されることにより、定在波生成回路13からこれらのデータが出力され、これにより、周波数データ、位相差データ、及び振幅データで表される駆動パターンが主制御装置9から駆動制御回路8に入力される。
なお、定在波の周期、腹や節の位置、及び振幅は、周波数データ、位相差データ、又は振幅データを変更することで調整できる。
また、周波数データ、位相差データ、及び振幅データを変更することにより、複数の波形を重畳させた駆動パターンを生成することもできる。さらに、生成される波形は正弦波に限定されるものではなく、パルス波や三角波等の波形を生成することもできる。また、圧電駆動装置5A、5Bの駆動パターンは、共通パターン又は異なるパターンのいずれで行うこともできる。
図5は、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100の表面基板4を通じて表示されるGUI部品と、表面基板4に生成される定在波の振幅のピーク値との位置関係を示す図である。図5(a)はGUI部品として3行3列の9個のGUIボタン23を表示する場合を示し、図5(b)は6行6列の36個のGUIボタン24を表示する場合を示す。
図5(a)、(b)において、ともに上側に示す平面図では、透明な表面基板4を通じて液晶パネル2に表示されたGUIボタン23、24が示されている。また、ともに下側に示す波形図は、表面基板4のx方向の位置における定在波の振幅のピーク値の振幅プロファイルを示している。平面図と波形図は、共通のxy座標で表されている。
このようにGUIボタン23の中央部231に腹を位置させるとともに、端の位置(GUIボタン23の境界部232)に定在波の節を生成すれば、操作者が座標入力面(表面基板4の表面)に触れると、ボタン表面上の他の部位よりも振動が強い部位がGUIボタン23のX方向の中心であることを触感だけで瞬時に認識することができる。
なお、図5(a)には、例えば40mm×30mm程度のGUIボタン23の中央部231に腹が位置し、境界部232に節が位置する定在波を発生させた状態を示すが、境界部232に腹が位置し、GUIボタン23のX方向における中央部231に節が位置する定在波を発生させてもよい。
定在波の腹と節の位置及び数は、駆動パターンに含まれる周波数データと位相差データで任意に設定することができる。
例えば、図5(b)に示すように、6行6列の36個のGUIボタン24が配列される場合には、X方向に6つ並べられるGUIボタン24の各々の中央部241に腹が位置するとともに、各境界部242に節が位置する定在波を生成すればよい。
図5(b)に示す表面基板4の寸法が図5(a)に示す表面基板4の寸法と同一である場合には、GUIボタン24の大きさは、GUIボタン23の大きさの半分程度(例えば、20mm×15mm程度)に設定する必要があるため、図5(a)に示す定在波よりも高い周波数で圧電駆動装置5A、5Bを駆動すれば、図5(b)に示すように比較的小さなGUIボタン24の中央部241及び境界部242にも定在波の腹及び節を位置させることができる。
また、以上では、図5(a)、(b)に示すように、表面基板4のX方向の端部にY方向にわたって圧電駆動装置5A、5Bが配設され、X方向の定在波を生成する形態について説明したが、表面基板4のY方向の端部にX方向にわたって配設される一対の圧電駆動装置を配置すれば、Y方向の定在波を生成することが可能である。
また、実施の形態1では、固有振動モードの定在波を発生させて固有振動数を調整することにより、GUIボタン23毎に定在波の腹が位置するようにすることもできる。ここでは、図6乃至図8を用いて、固有振動モードの定在波を発生させるタッチパネル付き表示装置100Aについて説明する。
図6は、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100Aの表面基板4を通じて表示されるGUI部品と、表面基板4に生成される固有振動モードによる振幅のピーク値との位置関係を示す図である。ここで、定在波のうち、固有振動モードによる定在波は、物体端面(固定端)で波が反射し重畳を繰り返すことによって形成される分布振動によって発生する定在波である。この固有振動モードによる定在波を利用すれば、任意の振動分布を発生させることができるため、固有振動周波数を調整することにより、GUIボタン23毎に定在波の腹を生成することが可能になる。
図6に示すタッチパネル付き表示装置100Aは、圧電駆動装置5A、5Bが平面視で表面基板4の対角線上に位置するように配設されるとともに、基板1(図1参照)に対して表面基板4が壁部5Cによって支持されている点が図5に示すタッチパネル付き表示装置100と異なる。図6に示す圧電駆動装置5A、5Bは平面視で円形の円筒状の駆動装置である。また、壁部5Cは、平面視で矩形環状であり、表面基板4の四辺に沿って配設され、基板1(図1参照)に対して表面基板4を支持している。壁部5Cによって表面基板4が基板1に対して固定されている部分は、固有振動モードにおける固定端となる。
固有振動モードが励起される条件としては、例えば梁の場合で考えると梁の長さが加振によって発生する波の半波長の整数倍である必要がある。つまり、固有振動モードは物体の材質やサイズによって決まるものであり、例えば、図6に示すように四辺が支持された矩形平板状の表面基板4におけるm、nモード(m、nは任意の整数)の周波数は、物体のヤング率をE,密度をρ,ポアソン比をν、表面基板の長さをLx,Ly、表面基板の高さをh、角周波数をωとすると(1)式で表すことができる。
例えばヤング率が2.5e[Pa]、密度が1200[kg/m]、ポアソン比が0.38のポリカーボネート製の透明基板を表面基板4として用い、Lxが30[mm]、Lyが40[mm]、hが1.21[mm]である場合は、圧電駆動装置5A、5Bを20kHzで駆動して表面基板4に加振することで、図6に示すような2次元的に分布する3,4モードの分布振動を発生させることができる。このとき図6の上側の図のA−A'断面における振幅プロファイルは図6の下側の図に示すようになり、図6の上側の図に示すように4行3列のGUIボタン23を表示させれば、各GUIボタン23の位置に合わせて振動の腹233が存在した状態を生成することができる。なお、図6には腹233をグラデーションで示すが、グラデーションが濃いほど振幅が大きいことを表す。また、節は、各腹233同士の間に存在する。
また、固有振動周波数を変更して他の固有モードを励起することにより、定在波の腹と節の位置を制御することもできる。例えば、圧電駆動装置5A、5Bを13.4kHzで駆動すれば、図7の上側の図面に示すように3,3モードが励起される。この場合に、GUIボタン23を3行3列で表示してGUIボタン23の表示位置と定在波の位置を調節すれば、図7の上側の図のA−A'断面における振幅プロファイルは図7の下側の図に示すようになり、各GUIボタン23の中央に定在波の腹233を位置させることができる。
また、このような固有振動モードを利用することにより、圧電駆動装置5A、5Bの加振力が小さい場合でも、図5に示すような固有振動モードではない定在波を生成する場合に比べて、腹の位置で大きな振幅を得ることができるという利点が得られる。また、波が端面(壁部5Cによる固定端)で反射するため、加振点が1つであっても振動分布を形成できる場合もある。すなわち、表面基板4のヤング率E、密度ρ、ポアソン比ν、長さをLx,Ly、高さh、及び角周波数ω等を調整することにより、1つの圧電駆動装置で固有振動による定在波を発生させることができる。具体的には、例えば、図6の圧電駆動装置5A又は5Bのいずれか一方のみを備えるように構成すればよい。
また、当然ながら、加振点を増やすことで振動を安定化させることができる。すなわち、圧電駆動装置の数を増やすことにより加振点を増やせばよく、例えば、図6中の左下と右上のGUIボタン23の下に配設される圧電駆動装置5A、5Bに加えて、図6中左上と右下のGUIボタン23の下に圧電駆動装置をそれぞれ配設することにより、合計4つの圧電駆動装置で表面基板4を振動させるようにしてもよい。
また、図6及び図7には、基板1(図1参照)に対して、矩形環状の壁部5Cで表面基板4の四辺方向をすべて支持する構成を示すが、壁部5Cは四辺方向に配設されていれば、環状に繋がっている必要はない。例えば、図6及び図7に示す矩形環状の壁部5Cの4つの角部で切除され、四辺に平行な4つの直線状の壁部5Cが設けられていてもよい。
また、図6及び図7には、平面視で壁部5Cの内側に圧電駆動装置5A、5Bが配設され、かつ、圧電駆動装置5A、5BがGUIボタン23の真下に位置するように配列される構成を示したが、圧電駆動装置5A、5Bは、各GUIボタン23が表示される領域よりも平面視で外側であって壁部5Cよりも内側の領域に配置されてもよい。
また、図8に示すように、図5(a)に示した圧電駆動装置5A、5Bと同様にY軸方向に延在する直線状の圧電駆動装置5A、5Bを用いて、表面基板4のヤング率E、密度ρ、ポアソン比ν、長さをLx,Ly、高さh、及び角周波数ω等を調整することによっても、GUIボタン23毎に定在波の腹233を発生させることができる。すなわち、図8の上側の図のA−A'断面における振幅プロファイルは図8の下側の図に示すようになり、GUIボタン23毎に固有振動による定在波の腹233を発生させることができる。
なお、ここに示す数値は一例に過ぎず、その数値以外の値を除外する趣旨ではない。
次に、図9を用いて、図5(a)、(b)に例示的に示したような定在波を生成するためのデータ構造について説明する。
図9は、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100のメモリ10に格納されるテーブルの一例を示す図である。
図9のテーブルに示すように、メモリ10内では、画像パターンID、画像データID、表示座標データ、周波数データ、振幅データ、及び位相差データが関連付けられて格納されている。
画像パターンIDは、画像データID、表示座標データ、周波数データ、振幅データ、及び位相差データを管理するための識別子(ID)として用いられるIDであり、関連付けられる画像データで表される画像パターンに付与されるIDである。
画像データIDは、画像データの種類を表すIDである。画像データ自体は、図2に示すテーブルとは別にメモリ10内に格納されている。
表示座標データは、液晶パネル2に画像パターンを表示するXY座標(X,Y)を表す。この表示座標データにより、画像データから生成される画像パターンの表示位置が規定される。
周波数データ及び振幅データは、圧電駆動装置5A、5Bを駆動するための周波数及び振幅を表すデータであり、圧電駆動装置5A、5Bの各々に対してデータが割り当てられている。周波数データF、及び振幅データAは、画像パターンに応じて設定されている。
位相差データは、圧電駆動装置5A、5Bを駆動するための周波数データの位相差を表すデータである。この位相差データは、圧電駆動装置5Aの周波数データに対する圧電駆動装置5Bの周波数データの位相差を正又は負の値で表すデータである。
ここで、周波数データ、振幅データ、及び位相差データは、図5(a)、(b)に例示的に示したように、様々な定在波の腹又は節をGUI部品の中央部又は境界部に生成させるために、画像データIDによって特定される画像データの画像パターン(すなわちGUI部品の形状)に合わせた定在波を生成できる値に設定されている。
以上のようなテーブルに含まれるデータを主制御装置9が画像パターンIDを用いて画像データID、表示座標データ、周波数データ、振幅データ、及び位相差データをメモリ10から読み出すことにより、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100の液晶パネルにGUI部品の画像や、GUI部品の周囲の画像が表示され、操作者の操作に応じて所定のサービスが提供される。
なお、ここでは、主制御装置9が画像パターンIDを用いて画像データID、表示座標データ、周波数データ、振幅データ、及び位相差データ形態について説明したが、データの読み出し方は、この手法に限られるものではない。
図10は、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100の主制御装置9によって実行される駆動パターンの生成処理の手順を示す図である。この処理手順は、実施の形態1のタッチパネル装置の制御方法を表す。
主制御装置9は、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100が起動されると、図10に示す処理を開始する(Start)。
実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100は、初期状態で液晶パネル2に所定の初期操作画面を表示している。
初期操作画面は、起動時に主制御装置9が初期操作画面で表示するGUI部品の画像パターンIDを用いて、図9に示すテーブルから、画像データID、表示座標データ、周波数データ、振幅データ、及び位相差データを読み出し、このうちの画像データIDに関連付けられた画像データと、表示座標データとを画像表示回路7に入力することにより、液晶パネル2に初期操作画面が表示される。
このように、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100の初期状態では、液晶パネル2に初期操作画面が表示されているが、圧電駆動装置5A、5Bの駆動は行われておらず、表面基板4に定在波は生成されていない。
まず、主制御装置9は、座標入力面(表面基板4の表面)への接触状態を検出する(ステップS1)。接触状態の検出は、接触センサ処理回路6から入力される入力座標情報を検出することによって行われる。
次いで、主制御装置9は、座標入力面(表面基板4の表面)の押圧度合が所定の閾値未満であるか否かを判定する(ステップS2)。押圧度合の判定は、接触センサ処理回路6から入力される面積情報を表す電圧値に基づいて押圧度合判定部としての主制御装置9によって行われる。
ここで、押圧度合が低い状態(押圧されていないか、又は軽く押圧されている状態)は、面積情報を表す電圧値が高い状態に対応し、押圧度合が高い状態(強く押圧されている状態)は、面積情報を表す電圧値が低い状態に対応する。このため、実際には、ステップS2の判定処理は、面積情報を表す電圧値が所定の電圧閾値より高いか否かを判定することによって行われる。
なお、ステップS1及びS2の処理は、主制御装置9に含まれる接触状態判定回路11によって実行される処理である。
主制御装置9は、ステップS2において、押圧度合が所定の閾値未満であると判定した場合は、起動後に予めメモリ10から読み出しておいた周波数データ、振幅データ、及び位相差データを用いて駆動パターン(定在波駆動パターン)を生成する(ステップS3A)。
このステップS3Aの処理は、定在波生成回路13内の周波数制御回路14、位相制御回路15、及び振幅制御回路16によって実行される処理である。
次いで、主制御装置9は、定在波を生成するための周波数データ、振幅データ、及び位相差データで表される駆動パターン(定在波駆動パターン)を駆動制御回路8に入力し、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する(ステップS4)。
これにより、表面基板4に振動が伝達され、GUI部品のボタンの中央部に定在波の腹が生成される。すなわち、例えば、図5(a)に示した状態のように、GUIボタン23の腹が位置する定在波が生成される。
このため、操作者は、GUIボタン23に触れると、GUIボタン23の境界部の輪郭を定在波の振動によって認識できるため、座標入力面(表面基板4の表面)にタッチすれば、触感だけで瞬時にGUIボタン23の位置を認識することができる。
このように、押圧度合が所定の閾値未満の場合に、表面基板4に定在波を生成するのは、押圧度合が所定の閾値未満の場合は、操作者は操作入力を行おうとしてGUIボタン23の位置を探している状態であると考えられるため、定在波を生成して操作者がGUIボタン23の位置を触感だけで瞬時に認識できるようにするためである。
一方、主制御装置9は、ステップS2で押圧度合が所定の閾値以上であると判定した場合は、GUIボタン23に操作完了を知らせるための触感を与えるための振動を生成する駆動パターン(操作完了駆動パターン)をメモリ10から読み出す(ステップS3B)。
この場合、続くステップS4では、ステップS3Bで生成された駆動パターン(操作完了駆動パターン)を駆動制御回路8に入力し、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する。
この操作完了駆動パターンは、例えば、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する周波数、位相差、又は振幅を変更して操作者に提供する触感を変えることにより、操作が完了したことを伝達できるパターンであれば、どのようなパターンであってもよい。
なお、ステップS3B及びこれに続くステップS4の処理は、主制御装置9によって実行される。また、ステップS3Bで用いられる操作完了駆動パターンは、図9に示すテーブルとともに格納されていてもよいし、テーブルとは別にメモリ10内に格納されていてもよい。
主制御装置9は、操作者へのサービスを提供するためのプログラムによる処理が終了したか否かを判定する(ステップS5)。このステップS5の処理は、例えば、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100がATMとして用いられる場合は、引き出し処理のためのプログラムが終了したか否か、あるいは、振り込み処理のためのプログラムが終了したか否かを判定することによって実現することができる。
主制御装置9は、ステップS5でプログラムが終了していないと判定した場合は、フローをステップS1にリターンする。これにより、主制御装置9は、ステップS1から処理を繰り返す。
なお、上述したステップS2で押圧度合が所定の閾値未満であると判定されて、ステップS3A及びS4を経て定在波が生成された後に、上述のステップS5でリターンして再びステップS2の判定が行われた場合に、押圧度合が所定の閾値以上であると判定されると、フローはステップS3Bを経てステップS4に進行し、表面基板4の振動は、定在波によるものから、操作の完了を伝達するためのパターンに切り替わる。
この流れの場合は、操作者が最初GUIボタン23に軽く触れた後に、操作を完了させるべく、押圧力を高めた場合に相当する。
このため、操作者は、触れ始めに定在波による振動でGUIボタン23の位置を触感だけで瞬時に認識できるとともに、押圧を完了したときに、操作の完了を触感で確認することができる。次に、図11を用いて、操作者が最初GUIボタン23に軽く触れた後に、操作を完了させるべく、押圧力を高めた場合の振動波形の変化の様子を説明する。
図11は、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100において、操作者がGUIボタン23に軽く触れた後に、操作を完了させるべく、押圧力を強めた場合の駆動状態を示す特性図である。図11(a)は押圧度合の時間的変化を示し、図11(b)は定在波駆動パターン及び操作完了駆動パターンで圧電駆動装置5A、5Bを駆動した場合の振動波形の関係を示し、図11(c)は定在波が生成された場合に、表面基板4の表面で腹が生成される位置Aと、節が生成される位置Bにおける振幅を示す。位置Aは、図5(a)で言えば、X=X1、X2、X3の位置に相当し、位置Bは、X=X1、X2、X3を挟む4箇所の節の位置に相当する。
図11(a)に示すように、時刻t=0から徐々に押圧度合Pが上昇して行くと、押圧度合Pが閾値P1未満である間は、圧電駆動装置5A、5Bは、定在波を生成するための周波数、位相差(図11(b)では位相差は零)、及び振幅で駆動される。これにより、位置Aでは定在波の腹を生成する振動が生成され、位置Bは定在波の節であるため振幅は零となる。この定在波により、操作者は触感だけで瞬時にGUI部品の位置を認識することができる。
また、時刻t=t1において、押圧度合Pが閾値P1以上になると、圧電駆動装置5A、5Bを駆動するための周波数が変更され、これにより、表面基板4には定在波が生成されなくなる。このため、図11(c)に示すように、位置A及び位置Bともに、同位相で振動される。これは、表面基板4の全体が同一位相で振動されていることを示す。このように振動パターンが変化することにより、操作者は、操作入力が完了したことを触感だけで認識することができる。
図12は、比較用のタッチパネル付き表示装置における操作者の指先と表面基板4の振動との関係を示す図である。図12(a)〜(c)は、それぞれ、左側の断面図で座標入力面上のGUIボタン23Bに対する指先の位置を示し、右側の特性図でGUIボタン23Bの幅方向xにおける指の位置と振幅の大きさの関係を表す特性を示す。図12(a)〜(c)には、GUIボタン23Bを触れようとして指先の位置をずらしている状態を示す。なお、x軸の原点は、GUIボタン23B左端である。
図13は、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100における操作者の指先の位置と表面基板4に生成される定在波の振幅のピーク値との位置関係を示す図である。図13(a)〜(d)は、それぞれ、座標入力面上のGUIボタン23A、23B、23Cに対する指先の位置を示す断面図と、定在波の振幅のピーク値を上下に重ねて示す。図13(a)〜(d)の各々の上側の断面図と下側の波形図における横軸Xは、表面基板4の幅方向の位置を示す。
これらの図面において、操作者の指は紙面の表から裏に貫く方向に向けられてGUIボタンに触れていることとする。また、図12及び図13では、説明の便宜上、位置を分かりやすく示すために、GUIボタン23A、23B、23Cを破線で立体的に示すが、GUIボタン23A〜23Cは、図5(a)に示すGUIボタン23と同一のものであり、GUI部品として液晶パネル2に表示されるものである。
比較用のタッチパネル付き表示装置は、表面基板4に定在波を生成するのではなく、GUIボタン23の位置に対する指先の位置によって表面基板4の全体を振動させる振幅を変化させるように構成されている点が実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100と異なるが、その他の構成は同一である。
この比較用のタッチパネル付き表示装置では、指先がGUIボタン23A〜23Cの各々の中央に位置すると振幅は最大値Smaxとなり、指先がGUIボタン23A〜23C同士の間に位置すると、振幅は最小値S3になる。
このため、操作者が指先の触感だけでGUIボタン23の位置を認識しようとする場合は、表面基板4の表面に触れて指先をずらすことに伴って、表面基板4の振動が大きくなれば、GUIボタン23の中央に向かって指先が移動していることを認識することができる。また、これとは逆に、表面基板4の振動が小さくなれば、GUIボタン23の端に向かって指先が移動していることを認識することができる。
このような比較用のタッチパネル付き表示装置において、図12(a)の左側の断面図に示すように、指先の中心がGUIボタン23Bのx方向における位置P1に位置している場合は、圧電駆動装置5A、5Bの振幅は、図12(a)の右側の特性図に示すように、振幅S1に設定される。この場合、表面基板4の全体が振幅S1で振動される。
このため、操作者は触感だけで瞬時に指先とGUIボタン23Bの位置を認識することはできず、指先を左右にずらして振幅が変化されることによってGUIボタン23Bの位置を認識することになる。
例えば、図12(b)に示すように、指先を少し右側の位置P2にずらすと、最大振幅Smaxで表面基板4の全体が振動するため、図12(a)の場合よりも、指先がGUIボタン23Bの中心寄りに移動したことを触感で認識することになる。
また、さらに指先を右側に移動させ続けることにより、図12(c)に示す位置P3に指先の中心が位置すると、表面基板4の全体が振幅S2で振動されるため、指先がGUIボタン23Bの中心を通り過ぎてしまったことを認識することができる。
しかしながら、比較用のタッチパネル付き表示装置では、表面基板4の表面に指先を触れると、表面基板4の全体が同じ振幅で振動されるので、指先を左右にずらさないと指先とGUIボタン23Bの位置関係を把握することはできず、位置関係を触感だけで瞬時に(触れた瞬間に)認識することはできない。
特に、図12(a)〜(c)に示すように、複数のGUIボタン23A〜23Cが配列されている場合には、指先がGUIボタン23A寄りにあるのか、GUIボタン23B寄りにあるのか、あるいは、GUIボタン23C寄りにあるのかを触感だけで認識するためには、指先を左右にずらす必要があり、操作性に課題が残されていた。
また、GUIボタン23Bの大きさが指先で隠れてしまうほど小さい場合は、視覚でもGUIボタン23Bと指先との相対位置を認識することが困難となっていた。
さらに、この比較用のタッチパネル付き表示装置とは別に、比較的小さなGUIボタンを用いるタッチパネル付き表示装置において、指先の下に位置するGUIボタンを拡大して表示することも考えられるが、GUIボタンを拡大表示すると、隣接するGUIボタンが隠れて見難くなり、また、拡大表示する領域の分だけ表示の自由度が低下するという問題が生じていた。
これに対して、実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100によれば、例えば、図13(a)に示すように、GUIボタン23A、23Bの間(X=X1とX2の中央)に指先が位置した場合には、操作者の指先が定在波の節に触れるため、操作者の指先には振動が伝わらない。このため、操作者は触感だけで瞬時に指先がGUIボタン23A、23Bの間にあると認識することができる。
また、図13(b)に示すように、GUIボタン23Bの中央(X=X2の位置)に指先が位置すると、操作者の指先は定在波の腹に触れるため、操作者の指先には最も強い振動が伝わる。このため、操作者は触感だけで瞬時に指先がGUIボタン23Bの中央にあると認識することができる。
また、図13(c)に示すように、GUIボタン23B、23Cの間でGUIボタン23B寄りの位置にある場合は、操作者の指先の左側に定在波の腹がある位置関係となる。このとき、操作者は、触感により、指先の左側により強い振動を感じる。このため、操作者は触感だけで瞬時に指先がGUIボタン23B、23Cの間におけるGUIボタン23B寄りにあると認識することができる。
さらに、図13(d)に示すように、GUIボタン23A、23Bの間でGUIボタン23B寄りの位置にある場合は、操作者の指先の右側に定在波の腹がある位置関係となる。このとき、操作者は、触感により、指先の右側により強い振動を感じる。このため、操作者は触感だけで瞬時に指先がGUIボタン23A、23Bの間におけるGUIボタン23B寄りにあると認識することができる。
以上、実施の形態1のタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置100では、操作者の指先が表面基板4の表面に触れると、GUIボタン23の位置に応じて生成される定在波を触感で知覚することができるので、触感だけで瞬時に指先とGUI部品との位置関係を認識することができる。このため、操作性に非常に優れたタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置を提供することができる。
また、GUI部品の点数が多いような場合には、GUIボタン等の大きさが小さくなり、指先に隠れて見えなくなる場合もあり得るが、実施の形態1のタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置100によれば、触感だけで瞬時にGUIボタン等の位置を認識することができるので、誤操作等を抑制することができ、操作者の肉体的や精神的な負担を軽減し、使い勝手を大幅に向上させることができる。
また、表面基板4の押圧度合が所定の閾値以上になると、圧電駆動装置5A、5Bの駆動パターンを変えるので、操作者は、操作入力が装置側に認識されたこと(操作の完了)を認識することができる。これにより、触感でGUI部品の位置を瞬時に認識できる上に、触感の変化を通じて操作の完了を伝達することができ、利便性をさらに向上させることができる。
なお、以上では、GUI部品の中央部又は境界部に定在波の腹又は節を位置させるように表面基板4に振動を加える形態について説明したが、定在波の腹又は節の位置は、GUI部品の位置が分かるようにGUI部品の位置に応じて生成されるのであれば、以上で説明した位置に限られるものではない。
また、圧電駆動装置5A、5Bで生成される波形が表面基板4の端部で反射されることにより定在波の波形が乱れるような場合には、圧電駆動装置5A、5Bの周波数及び位相差を調整するか、又は、表面基板4の端部に振動吸収部材を配置すればよい。
[実施の形態2]
図14は、実施の形態2のタッチパネル付き表示装置の主制御装置9によって実行される駆動パターンの生成処理の手順を示す図である。この処理手順は、実施の形態2のタッチパネル装置の制御方法を表す。
実施の形態2のタッチパネル付き表示装置は、起動直後から表面基板4に定在波を生成する点が実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100と異なる。このため、構成図としては図1を援用し、処理手順の相違点を中心に説明する。
主制御装置9は、実施の形態2のタッチパネル付き表示装置が起動されると、図14に示す処理を開始する(Start)。
実施の形態2のタッチパネル付き表示装置を立ち上げるためには、液晶パネル2には所定の操作画面を表示する必要がある。このため、主制御装置9は、タッチパネル付き表示装置が起動されると、初期操作画面で表示するGUI部品の画像パターンの画像パターンIDを用いて、図6に示すテーブルから、画像データID、表示座標データ、周波数データ、振幅データ、及び位相差データを初期データとして読み出す(ステップS21)。
次いで、主制御装置9は、画像データIDに関連付けられた画像データと、表示座標データとを画像パターンとして画像表示回路7に入力するとともに、定在波を生成するための周波数データ、振幅データ、及び位相差データで表される駆動パターン(定在波駆動パターン)を駆動制御回路8に入力する(ステップS22)。
これにより、初期操作画面が表示されるとともに、GUI部品のボタンの中央部に定在波の腹が生成される。すなわち、例えば、図5(a)に示した状態のように、GUIボタン23の腹が位置する定在波が生成される。
このため、操作者は、GUIボタン23に触れると、定在波の振動でGUIボタン23の境界部232を認識できるので、座標入力面(表面基板4の表面)にタッチすれば、触感だけで瞬時にGUIボタン23の位置を認識することができる。
次いで、主制御装置9は、座標入力面(表面基板4の表面)への接触状態を検出する(ステップS23)。接触状態の検出は、接触センサ処理回路6から入力される入力座標情報を検出することによって行われる。
主制御装置9は、座標入力面(表面基板4の表面)の押圧度合が所定の閾値未満であるか否かを判定する(ステップS24)。押圧度合の判定は、接触センサ処理回路6から入力される面積情報を表す電圧値に基づいて行われる。
主制御装置9は、ステップS24において、押圧度合が所定の閾値未満であると判定した場合は、ステップS22でメモリ10から読み出した周波数データ、振幅データ、及び位相差データで表される駆動パターン(定在波駆動パターン)を維持する(ステップS25A)。
次いで、主制御装置9は、ステップS25Aで維持した駆動パターンを駆動制御回路8に入力し、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する(ステップS26)。
この場合、駆動制御回路8には、ステップS22で読み出された駆動パターンが入力され続けるため、表面基板4には、ステップS22で生成された定在波と同一の定在波が生成された状態が維持される。
押圧度合が所定の閾値未満の場合は、操作者による操作入力が完了していないと考えられるからである。
一方、主制御装置9は、ステップS24で押圧度合が所定の閾値以上であると判定した場合は、駆動パターンを変更し、GUIボタン23に操作完了を知らせるための触感を与えるための振動を生成する駆動パターン(操作完了駆動パターン)をメモリ10から読み出す(ステップ25B)。
この場合、続くステップS26では、ステップS25Bで変更された駆動パターン(操作完了駆動パターン)を駆動制御回路8に入力し、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する。
なお、操作完了駆動パターンは、例えば、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する周波数、位相差、又は振幅を変更して操作者に提供する触感を変えることにより、操作が完了したことを伝達できるパターンであれば、どのようなパターンであってもよい。
以上、実施の形態2のタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置によれば、起動直後から表面基板4に定在波を生成するので、指先が表面基板4の表面に触れただけで、触感だけで瞬時にGUI部品との位置関係を認識することができる。このため、操作性に非常に優れたタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置を提供することができる。
また、表面基板4の押圧度合が所定の閾値以上になると、圧電駆動装置5A、5Bの駆動パターンを変えるので、操作者は、操作入力が装置側に認識されたこと(操作の完了)を認識することができる。これにより、触感でGUI部品の位置を瞬時に認識できる上に、触感の変化を通じて操作の完了を伝達することができ、利便性をさらに向上させることができる。
[実施の形態3]
図15は、実施の形態3のタッチパネル付き表示装置の断面構造を示す図である。
実施の形態3のタッチパネル付き表示装置300は、基板1、液晶パネル2、接触センサ3、表面基板4、圧電駆動装置5A、5B、接触センサ処理回路6、画像表示回路7、駆動制御回路8、主制御装置39、及びメモリ10に加えて、近接センサ30及び近接センサ処理回路31を備える点が実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100と異なる。
近接センサ30は、基板1と表面基板4の間で、液晶パネル2及び接触センサ3を遮らない位置に配設されており、操作者の近接を検出する近接度合検出部である。この近接センサ30は、操作者が実施の形態3のタッチパネル付き表示装置300に近接したことを検出できるセンサであれば、どのような形式のセンサであってもよく、例えば、操作者との距離を検出するセンサであれば、音波を放射して操作者の指先で反射された反射波を検出するソナー型のセンサ、あるいは、超音波、光、電磁波を放射し操作者の指で反射された反射波を検出するセンサ、もしくは、操作者が発する熱を検出する赤外線型のセンサ、又は操作者の指が接近することによる静電容量の変化を検出する静電容量方式のセンサ等を用いることができる。なお、接触センサ3として静電容量方式のセンサを用いる場合は、新たに近接センサ30を設けなくても、接触センサ3で静電容量方式の近接センサを兼ねるように構成してもよい。
近接センサ30は、操作者の近接を検出すると、近接情報を表す電圧値を出力する。この近接情報を表す電圧値は、操作者の近接度合が大きい程(近い程)高くなるように設定されている。
近接センサ処理回路31は、近接センサ30から入力される近接情報を表す電圧値をデジタル変換して主制御装置39に入力する。
次に、図16を用いて実施の形態3のタッチパネル付き表示装置300の主制御装置39によって実行される駆動パターンの生成処理について説明する。
図16は、実施の形態3のタッチパネル付き表示装置300の主制御装置39によって実行される駆動パターンの生成処理の手順を示す図である。この処理手順は、実施の形態3のタッチパネル装置の制御方法を表す。
主制御装置39は、実施の形態3のタッチパネル付き表示装置300が起動されると、図16に示す処理を開始する(Start)。
実施の形態3のタッチパネル付き表示装置300は、初期状態で液晶パネル2に所定の初期操作画面を表示している。
初期操作画面は、起動時に主制御装置39が初期操作画面で表示するGUI部品の画像パターンIDを用いて、図9に示すテーブルから、画像データID、表示座標データ、周波数データ、振幅データ、及び位相差データを読み出し、このうちの画像データIDに関連付けられた画像データと、表示座標データとを画像表示回路7に入力することにより、液晶パネル2に初期操作画面が表示される。
このように、実施の形態3のタッチパネル付き表示装置300の初期状態では、液晶パネル2に初期操作画面が表示されているが、圧電駆動装置5A、5Bの駆動は行われておらず、表面基板4に定在波は生成されていない。
まず、主制御装置39は、近接状態を検出する(ステップS31)。近接状態の検出は、近接センサ処理回路31から入力される近接情報を検出することによって行われる。
次いで、主制御装置39は、近接度合が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS32)。すなわち、主制御装置39は、近接度合判定部として、近接情報を表す電圧値が所定の電圧閾値以上であるか否かを判定する。この電圧値が所定の電圧閾値未満であれば、操作者は表面基板4の表面からまだ比較的離れている状態であり、所定の電圧閾値以上であれば、操作者が表面基板4の表面に非常に接近している状態となる。このステップS32の処理は、近接情報を表す電圧値は所定の電圧閾値以上であると判定されるまで、繰り返し実行される。
主制御装置39は、ステップS32で近接情報を表す電圧値が所定の電圧閾値以上であると判定すると、起動後に予めメモリ10から読み出しておいた周波数データ、振幅データ、及び位相差データを用いて駆動パターン(定在波駆動パターン)を生成する(ステップS33)。
このステップS33の処理は、定在波生成回路13内の周波数制御回路14、位相制御回路15、及び振幅制御回路16によって実行される処理である。
次いで、主制御装置39は、定在波を生成するための周波数データ、振幅データ、及び位相差データで表される駆動パターン(定在波駆動パターン)を駆動制御回路8に入力し、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する(ステップS34)。
さらに、主制御装置39は、座標入力面(表面基板4の表面)への接触状態を検出する(ステップS35)。接触状態の検出は、接触センサ処理回路6から入力される入力座標情報を検出することによって行われる。
次いで、主制御装置39は、座標入力面(表面基板4の表面)の押圧度合が所定の閾値未満であるか否かを判定する(ステップS36)。押圧度合の判定は、接触センサ処理回路6から入力される面積情報を表す電圧値に基づいて行われる。
なお、ステップS35及びS36の処理は、主制御装置39に含まれる接触状態判定回路11によって実行される処理である。
主制御装置39は、ステップS36において、押圧度合が所定の閾値未満であると判定した場合は、S34で生成した定在波駆動パターンを維持する(ステップS37A)。
次いで、主制御装置39は、ステップS37Aで維持した駆動パターンを駆動制御回路8に入力し、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する(ステップS38)。
この場合、駆動制御回路8には、ステップS34で入力された駆動パターンと同一の定在波駆動パターンが入力され続けるため、表面基板4には、ステップS34で生成された定在波と同一の定在波が生成された状態が維持される。
押圧度合が所定の閾値未満の場合は、操作者による操作入力が完了していないと考えられるからである。
このステップS37Aの処理は、定在波生成回路13内の周波数制御回路14、位相制御回路15、及び振幅制御回路16によって実行される処理である。
一方、主制御装置39は、ステップS36で押圧度合が所定の閾値以上であると判定した場合は、GUIボタン23に操作完了を知らせるための触感を与えるための振動を生成する駆動パターン(操作完了駆動パターン)をメモリ10から読み出す(ステップS37B)。
この場合、続くステップS38では、ステップS37Bで生成された駆動パターン(操作完了駆動パターン)を駆動制御回路8に入力し、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する。
この操作完了駆動パターンは、例えば、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する周波数、振幅、又は位相を変更して操作者に提供する触感を変えることにより、操作が完了したことを伝達できるパターンであれば、どのようなパターンであってもよい。
なお、ステップS37B及びこれに続くステップS38の処理は、主制御装置9によって実行される。また、ステップS37Bで用いられる操作完了駆動パターンは、図9に示すテーブルとともに格納されていてもよいし、テーブルとは別にメモリ10内に格納されていてもよい。
主制御装置39は、操作者へのサービスを提供するためのプログラムによる処理が終了したか否かを判定する(ステップS39)。このステップS39の処理は、例えば、実施の形態3のタッチパネル付き表示装置300がATMとして用いられる場合は、引き出し処理のためのプログラムが終了したか否か、あるいは、振り込み処理のためのプログラムが終了したか否かを判定することによって実現することができる。
主制御装置39は、ステップS39でプログラムが終了していないと判定した場合は、フローをステップS31にリターンする。これにより、主制御装置39は、ステップS31から処理を繰り返す。
なお、上述したステップS36で押圧度合が所定の閾値未満であると判定されて、ステップS37A及びS38を経て定在波が生成された後に、上述のステップS39でリターンして再びステップS36の判定が行われた場合に、押圧度合が所定の閾値以上であると判定されると、フローはステップS37Bを経てステップS38に進行し、表面基板4の振動は、定在波によるものから、操作の完了を伝達するためのパターンに切り替わる。
この流れは、操作者が最初GUIボタン23に軽く触れた後に、操作を完了させるべく、押圧力を高めた場合に相当する。
このため、操作者は、触れ始めに定在波による振動でGUIボタン23の位置を触感だけで瞬時に認識できるとともに、押圧を完了したときに、操作の完了を触感で確認することができる。
以上、実施の形態3のタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置300によれば、操作者が表面基板4の表面に触れる直前に、近接状態を検出して予め表面基板4に定在波を生成する処理を実行することができる。このため、例えば、主制御装置39の処理速度が十分に速くないような場合でも、操作者が表面基板4に触れた瞬間には既に定在波による振動を生成しておけるので、タイムラグを生じさせることなく、表面基板4の表面に触れた瞬間に触感だけでGUI部品との位置関係を認識することができる。このため、操作性に非常に優れたタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置を提供することができる。
また、操作者が近接した場合に定在波の生成を開始するので低消費電力化を図ることができる。
なお、以上では、操作者の近接状態を距離に基づいて判定する形態について説明したが、操作者が近寄る速度や加速度で近接状態を判定するように構成してもよい。
[実施の形態4]
図17は、実施の形態4のタッチパネル付き表示装置の断面構造を示す図である。
実施の形態4のタッチパネル付き表示装置400は、基板1、液晶パネル2、接触センサ3、表面基板4、圧電駆動装置5A、5B、接触センサ処理回路6、画像表示回路7、駆動制御回路8、主制御装置49、及びメモリ40に加えて、操作者識別センサ41、及び操作者識別センサ処理回路42を備える点が実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100と異なる。
実施の形態4のタッチパネル付き表示装置400では、操作者が所持する操作者IDを読み取り、圧電駆動装置5A、5Bの駆動パターンを変更する。
このため、メモリ40には、各操作者が所持する操作者IDと、駆動パターンとを関連付けたテーブルが格納されている。なお、このテーブルの構造については、図18を用いて後述する。
操作者識別センサ41は、操作者が所持する識別タグを読み取る識別情報読取部である。操作者が所持する識別タグとしては、例えば、RF−IDが挙げられる。このため、実施の形態4では、操作者IDはRF−IDに格納されており、操作者識別センサ41は、操作者が所持するRF−IDから操作者ID(操作者識別子)を読み取り、操作者IDを表す識別情報を出力する形態について説明する。
操作者識別センサ処理回路42は、操作者識別センサ41から入力される識別情報を識別子データに変換して主制御装置49に入力する。この識別子データは、操作者IDを表すデータである。
実施の形態4では、主制御装置49は、操作者IDに関連付けられた駆動パターンをメモリ40から読み出す駆動パターン読出部として機能する。主制御装置49は、メモリ40から読み出した駆動パターンを用いて圧電駆動装置5A、5Bの駆動制御を行う。
図18は、実施の形態4のタッチパネル付き表示装置400のメモリ40内に格納されるテーブルの一例を示す図である。
メモリ40内には、図18(a)に示す画像パターンID、画像データID、及び表示座標データを関連付けた第1テーブルと、図18(b)に示す操作者ID、周波数データ、振幅データ、及び位相差データを関連付けた第2テーブルとが格納されている。
操作者IDは、操作者を識別するためのIDであり、操作者一人ずつに割り当てられていてもよいし、性別や年齢等に応じて分けた何種類かのグループに分け、グループ毎にIDを割り当て、操作者がいずれかのグループのIDを所持していてもよい。
画像パターンID、画像データID、表示座標データ、周波数データ、振幅データ、及び位相差データについては、実施の形態1の各データと同一であるため、説明を省略する。
実施の形態4のタッチパネル付き表示装置400では、図18(a)、(b)に示すように、画像パターンID、画像データID、及び表示座標データを含む第1テーブルと、周波数データ、振幅データ、及び位相差データを含む第2テーブルとを分けており、第2テーブル内のデータは操作者IDと関連付けられている。
すなわち、第1テーブルは、実施の形態1で図9に示したテーブルのうちの画像パターンID、画像データID、及び表示座標データに関する部分を抜き出したものであり、第2テーブルは、図9に示すテーブルのうちの周波数データ、振幅データ、及び位相差データに関する部分のサブテーブルを操作者ID毎に格納したものである。
主制御装置49は、まず、操作者IDを用いて、メモリ40に格納される第2テーブルから操作者IDに対応するサブテーブルを読み出す。このサブテーブルには、画像パターンID、周波数データ、振幅データ、及び位相差データが含まれる。
そして、主制御装置49は、画像パターンIDを用いて、メモリ40に格納される第1テーブルから画像データID、表示座標データを読み出すとともに、サブテーブルから周波数データ、振幅データ、及び位相差データを読み出す。
このようにして読み出した画像データID、表示座標データ、周波数データ、振幅データ、及び位相差データを用いて、液層パネル2へのGUI部品の表示、及び圧電駆動装置5A、5Bの駆動制御を行う。
なお、ここでは、主制御装置49が画像パターンIDを用いて画像データID、表示座標データ、周波数データ、振幅データ、及び位相差データを読み出す形態について説明したが、データの読み出し方は、この手法に限られるものではない。
図19は、実施の形態4のタッチパネル付き表示装置400の主制御装置49によって実行される駆動パターンの生成処理の手順を示す図である。この処理手順は、実施の形態4のタッチパネル装置の制御方法を表す。
主制御装置49は、実施の形態4のタッチパネル付き表示装置400が起動されると、図19に示す処理を開始する(Start)。
実施の形態4のタッチパネル付き表示装置400は、液晶パネル2に所定の初期操作画面で待機している。
主制御装置49は、識別子データを検出する(ステップS41)。識別子データは、操作者識別センサ処理回路42から入力される。
次いで、主制御装置49は、識別子データを用いてメモリ40に格納されたテーブルから、識別子データに対応するサブテーブルを読み出す(ステップS42)。
次いで、主制御装置49は、座標入力面(表面基板4の表面)への接触状態を検出する(ステップS43)。接触状態の検出は、接触センサ処理回路6から入力される入力座標情報を検出することによって行われる。
次いで、主制御装置49は、座標入力面(表面基板4の表面)の押圧度合が所定の閾値未満であるか否かを判定する(ステップS44)。押圧度合の判定は、接触センサ処理回路6から入力される面積情報を表す電圧値に基づいて行われる。
なお、ステップS43及びS44の処理は、主制御装置49に含まれる接触状態判定回路11によって実行される処理である。
主制御装置49は、ステップS44において、押圧度合が所定の閾値未満であると判定した場合は、ステップS42でメモリ40から読み出しておいたサブテーブルから画像パターンIDに関連付けられた周波数データ、振幅データ、及び位相差データを読み出し、駆動パターン(定在波駆動パターン)を生成する(ステップ45A)。
次いで、主制御装置49は、定在波を生成するための周波数データ、振幅データ、及び位相差データで表される駆動パターン(定在波駆動パターン)を駆動制御回路8に入力し、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する(ステップS46)。
これにより、表面基板4に振動が伝達され、GUI部品のボタンの中央部に定在波の腹が生成される。すなわち、例えば、図5(a)に示した状態のように、GUIボタン23の腹が位置する定在波が生成される。
このため、操作者は、GUIボタン23に触れると、ボタンの中央部の位置を定在波の振動で認識できるため、座標入力面(表面基板4の表面)にタッチすれば、触感だけで瞬時にGUIボタン23の位置を認識することができる。
このように、押圧度合が所定の閾値未満の場合に、表面基板4に定在波を生成するのは、押圧度合が所定の閾値未満の場合は、操作者は操作入力を行おうとしてGUIボタン23の位置を探している状態であると考えられるため、定在波を生成して操作者がGUIボタン23の位置を触感だけで瞬時に認識できるようにするためである。
一方、主制御装置49は、ステップS44で押圧度合が所定の閾値以上であると判定した場合は、GUIボタン23に操作完了を知らせるための触感を与えるための振動を生成する駆動パターン(操作完了駆動パターン)をメモリ40から読み出す(ステップS45B)。
この場合、続くステップS46では、ステップS45Bで読み出された駆動パターン(操作完了駆動パターン)を駆動制御回路8に入力し、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する。
この操作完了駆動パターンは、例えば、定在波の周波数を変更して操作者に提供する触感を変えることにより、操作が完了したことを伝達できるパターンであれば、どのようなパターンであってもよい。
主制御装置49は、操作者へのサービスを提供するためのプログラムによる処理が終了したか否かを判定する(ステップS47)。このステップS47の処理は、例えば、実施の形態4のタッチパネル付き表示装置400がATMとして用いられる場合は、引き出し処理のためのプログラムが終了したか否か、あるいは、振り込み処理のためのプログラムが終了したか否かを判定することによって実現することができる。
主制御装置49は、ステップS47でプログラムが終了していないと判定した場合は、フローをステップS41にリターンする。これにより、主制御装置49は、ステップS41から処理を繰り返す。
以上、実施の形態4のタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置400によれば、操作者が所持するRF−IDから識別子データを読み取り、この識別子データに関連付けられた駆動パターンで圧電駆動装置5A、5Bを駆動するので、操作者の性別や年齢等に応じて表面基板4に生成する定在波の強度を設定することができる。
このため、操作者に応じた最適な操作感を提供することができる。
例えば、触感は年齢や個人差によって大きく異なる。一般的には加齢に反比例して触覚の感度は衰えるため、若年者と同程度の触感を高齢者が得るためにはより強い定在波を発生させる必要がある。
このため、操作者固有の識別子データを用いて圧電駆動装置5A、5Bを駆動するための周波数データ、振幅データ、及び位相差データを予めメモリ40に第2テーブルとして操作者ID毎に格納しておくことにより、操作者に応じて表面基板4に生成する定在波の強度を変えることができるので、操作者の年齢や個人差に応じた最適な触感を提供することができ、操作性の良好なタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置を提供することができる。
なお、周波数データ、振幅データ、及び位相差データは、年齢や性別等に応じてデータを設定しておいてもよいし、各操作者が予め自身とってもっとも感じやすいもしくは操作しやすいデータを登録するようにしてもよい。
また、以上では、定在波の駆動パターンを変更する形態について説明したが、操作完了駆動パターンについても、同様に、識別子データに応じて振幅や周波数等を変更するようにしてもよい。
[実施の形態5]
図20は、実施の形態5のタッチパネル付き表示装置における駆動パターンを示す図である。図20(a)は圧電駆動装置5A、5Bの駆動の位相差の時間変化を示す特性図、図20(b)は(a)に示す各区間における定在波の位置を指先との関係で示す図である。
実施の形態5のタッチパネル付き表示装置は、定在波の駆動パターンを周期的に変化させる点が実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100と異なる。このため、構成図としては図1を援用し、処理手順の相違点を中心に説明する。
図20(a)には、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する区間を時間経過に応じて区間A〜Dに分けて示す。区間Aでは、圧電駆動装置5A、5Bは同位相(位相零)であり、区間Dに向けて位相差が増大してゆく。区間Dの後は、区間Aに戻る。
圧電駆動装置5A、5Bを同位相で駆動した場合、指先の位置する場所に間隔10mmで定在波の節が生成され、かつ、指先の両側面に定在波の腹が生成されたとする(区間A)。
ここで、例えば、圧電駆動装置5A、5Bの駆動信号の位相をπ/100だけ変化させると、区間Aの場合に比べてX方向に0.1mmずれた位置に定在波の腹が移動したとする(区間B)。
区間C、Dでは、さらに位相をπ/100ずつ変化されており、定在波の腹は、0.1mmずつX方向に移動している。
実施の形態5のタッチパネル付き表示装置は、上述のように圧電駆動装置5A、5Bの位相差を周期的に制御し、定在波の腹及び節の位置を周期的に変化させるものである。
このような定在波の腹及び節の位置の変更は、メモリ10内に変更用のデータを格納しておき、読み出す位相差データを変更することによって駆動パターンを変化させてもよいし、位相制御回路15内で位相差を調整することによって実現してもよい。
また、以上では、位相差を周期的に変化させる形態について説明したが、周波数又は振幅を変化させることにより、駆動パターンを周期的に変化させてもよい。周波数又は振幅の変更は、メモリ10内に変更用のデータを格納しておき、読み出す周波数データ又は振幅データを変更することによって駆動パターンを変化させてもよいし、周波数制御回路14又は振幅制御回路16内で周波数又は振幅を調整することによって実現してもよい。
また、以上では、位相差、周波数、又は振幅を周期的に微小変化させる形態について説明したが、位相差、周波数、又は振幅の変化は、周期的である必要はなく、例えば、ランダムに変更させてもよい。
実施の形態5のタッチパネル付き表示装置で圧電駆動装置5A、5Bを駆動するパターンは、定在波の腹あるいは節の位置、又は、定在波の振幅あるいは周期を時間経過に応じて変化させることができれば、どのような駆動パターンであってもよい。
以上、実施の形態5のタッチパネル付き表示装置における駆動パターンの変更について説明したが、上述のような駆動パターンの変更は、特に、定在波の周波数が高い場合に、有効である。
例えば、定在波の周波数を高く設定することにより、人間の触覚受容器が感じることのできる周波数を超えてしまうような場合には、位相差、周波数、又は振幅を微妙に変化させることにより、低周波でのパルスのような脈動を生成することができる。
このような脈動の周波数を人間の触覚受容器が感じることのできる周波数の範囲内で生成できれば、例え人間の触覚受容器が感じることのできないような高い周波数で圧電駆動装置5A、5Bを駆動させる場合でも、GUI部品の位置を触感だけで瞬時に認識できるタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置を提供することができる。
以上より、実施の形態5によれば、操作性に非常に優れたタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置を提供することができる。
[実施の形態6]
図21は、実施の形態6のタッチパネル付き表示装置の座標入力面を示す平面図である。
実施の形態6のタッチパネル付き表示装置は、操作者によって操作入力が行われた位置に応じて、圧電駆動装置5A、5Bの駆動パターンを変更し、大きさの異なるGUIボタンを表示する場合においても、操作入力の行われたGUIボタンに応じた定在波を生成させる点が実施の形態1のタッチパネル付き表示装置100と異なる。このため、構成図としては図1を援用し、処理手順の相違点を中心に説明する。
実施の形態6のタッチパネル付き表示装置は、座標入力面(表面基板4の表面)にGUIボタン61、62、及び63を表示する。
GUIボタン61は、3行3列に配列された9つのGUIボタンであり、座標入力面内の第1領域に表示されている。また、GUIボタン62及び63は、座標入力面内の第2領域に配列されたStartボタン、及びStopボタンである。
実施の形態6のタッチパネル付き表示装置は、第1領域内に操作入力が行われた場合と、第2領域に操作入力が行われた場合とで、圧電駆動装置5A、5Bの駆動パターンを変更し、互いに異なるピッチの定在波を生成させる。
ここで、第1領域内のGUIボタン61用に定在波を生成する第1駆動パターン(周波数データ、振幅データ、及び位相差データ)と、第2領域内のGUIボタン62又は63用に定在波を生成する第2駆動パターンとは、例えば、メモリ10内に、図9に示す構造のテーブルを第1領域用と第2領域用とで別々に格納しておけばよい。
図22は、実施の形態6のタッチパネル付き表示装置の主制御装置9によって実行される駆動パターンの生成処理の手順を示す図である。この処理手順は、実施の形態6のタッチパネル装置の制御方法を表す。また、図22に示す処理手順の説明にあたっては、図23を用いる。
図23は、実施の形態6のタッチパネル付き表示装置の表面基板4を通じて表示されるGUI部品と、表面基板4に生成される定在波の振幅のピーク値との位置関係を示す図である。図23(a)は第1領域のGUIボタン61に合わせた定在波を生成する場合、図23(b)は第2領域のGUIボタン62及び63に合わせた定在波を生成する場合を示す。
図22に示すように、主制御装置9は、実施の形態6のタッチパネル付き表示装置が起動されると、図22に示す処理を開始する(Start)。
実施の形態6のタッチパネル付き表示装置は、初期状態で液晶パネル2に所定の初期操作画面を表示している。
初期操作画面は、起動時に主制御装置9が初期操作画面で表示するGUI部品の画像パターンIDを用いて、図9に示すテーブルから、画像データID、表示座標データ、周波数データ、振幅データ、及び位相差データを読み出し、このうちの画像データIDに関連付けられた画像データと、表示座標データとを画像表示回路7に入力することにより、液晶パネル2に初期操作画面が表示される。
このように、実施の形態6のタッチパネル付き表示装置の初期状態では、液晶パネル2に初期操作画面が表示されているが、圧電駆動装置5A、5Bの駆動は行われておらず、表面基板4に定在波は生成されていない。
まず、主制御装置9は、座標入力面(表面基板4の表面)への接触状態を検出する(ステップS61)。接触状態の検出は、接触センサ処理回路6から入力される入力座標情報を検出することによって行われる。
次いで、主制御装置9は、座標入力面(表面基板4の表面)の押圧度合が所定の閾値未満であるか否かを判定する(ステップS62)。押圧度合の判定は、接触センサ処理回路6から入力される面積情報を表す電圧値に基づいて行われる。
ここで、押圧度合が低い状態(押圧されていないか、又は軽く押圧されている状態)は、面積情報を表す電圧値が高い状態に対応し、押圧度合が高い状態(強く押圧されている状態)は、面積情報を表す電圧値が低い状態に対応する。このため、実際には、ステップS62の判定処理は、面積情報を表す電圧値が所定の電圧閾値より高いか否かを判定することによって行われる。
なお、ステップS61及びS62の処理は、主制御装置9に含まれる接触状態判定回路11によって実行される処理である。
主制御装置9は、ステップS62において、押圧度合が所定の閾値未満であると判定した場合は、操作位置が第1領域内であるか否かを判定する(ステップS63)。第1領域内であるか否かで駆動パターンを変更するために行う判定である。
主制御装置9は、ステップS63において、操作位置が第1領域内であると判定した場合は、メモリ10から周波数データ、振幅データ、及び位相差データを読み出し、第1駆動パターン(定在波駆動パターン)を生成する(ステップS64A)。
このステップS64Aの処理は、定在波生成回路13内の周波数制御回路14、位相制御回路15、及び振幅制御回路16によって実行される処理である。
次いで、主制御装置9は、定在波を生成するための周波数データ、振幅データ、及び位相差データで表される第1駆動パターン(第1定在波駆動パターン)を駆動制御回路8に入力し、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する(ステップS65)。
これにより、表面基板4に振動が伝達され、第1領域内のGUIボタン61の中央部に定在波の腹が生成され、図23(a)に示すように、GUIボタン61の中央部に腹が位置する定在波が生成される。なお、このとき、GUIボタン61の中央の位置(X=X31、X32、及びX33の位置)に定在波の腹が生成されるとともに、X=X34、X35、X36、X37、及びX38の位置にも定在波の腹が生成される。X=X34、X35、X36、X37、及びX38は、第2領域内の位置であるが、フローがステップS64Aに進行した場合は、操作者が第1領域内に操作入力を行っている場合であるため、X=X34、X35、X36、X37、及びX38の位置に定在波の腹が位置しても、操作に影響は生じない。
このため、操作者は、GUIボタン61に触れると、GUIボタン61の位置を定在波の振動によって認識できるため、座標入力面(表面基板4の表面)にタッチすれば、触感だけで瞬時に第1領域内のGUIボタン61の位置を認識することができる。
また、主制御装置9は、ステップS63で操作位置が第1領域内ではないと判定した場合は、メモリ10から周波数データ、振幅データ、及び位相差データを読み出し、第2駆動パターン(定在波駆動パターン)を生成する(ステップS64B)。
このステップS64Bの処理は、定在波生成回路13内の周波数制御回路14、位相制御回路15、及び振幅制御回路16によって実行される処理である。
次いで、主制御装置9は、定在波を生成するための周波数データ、振幅データ、及び位相差データで表される第2駆動パターン(第2定在波駆動パターン)を駆動制御回路8に入力し、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する(ステップS65)。
これにより、表面基板4に振動が伝達され、第2領域内のGUIボタン62及び63の中央部に定在波の腹が生成され、図23(b)に示すように、GUIボタン62及び63の中央部に腹が位置する定在波が生成される。なお、このとき、GUIボタン62及び63の中央の位置(X=X43、及びX44の位置)に定在波の腹が生成されるとともに、X=X41、及びX42の位置にも定在波の腹が生成される。X=X41、及びX42は、第1領域内の位置であるが、フローがステップS64Bに進行した場合は、操作者が第2領域内に操作入力を行っている場合であるため、X=X41、及びX42の位置に定在波の腹が位置しても、操作に影響は生じない。
このため、操作者は、GUIボタン62又は63に触れると、GUIボタン62又は63の位置を定在波の振動によって認識できるため、座標入力面(表面基板4の表面)にタッチすれば、触感だけで瞬時に第2領域内のGUIボタン62又は63の位置を認識することができる。
また、主制御装置9は、ステップS62で押圧度合が所定の閾値以上であると判定した場合は、GUIボタン61、62、及び63に操作完了を知らせるための触感を与えるための振動を生成する駆動パターン(操作完了駆動パターン)をメモリ10から読み出す(ステップS64C)。
この場合、続くステップS65では、ステップS64Cで生成された駆動パターン(操作完了駆動パターン)を駆動制御回路8に入力し、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する。
この操作完了駆動パターンは、例えば、圧電駆動装置5A、5Bを駆動する周波数、位相差、又は振幅を変更して操作者に提供する触感を変えることにより、操作が完了したことを伝達できるパターンであれば、どのようなパターンであってもよい。
なお、ステップS64C及びこれに続くステップS65の処理は、主制御装置9によって実行される。
主制御装置9は、操作者へのサービスを提供するためのプログラムによる処理が終了したか否かを判定する(ステップS66)。このステップS66の処理は、例えば、実施の形態6のタッチパネル付き表示装置がATMとして用いられる場合は、引き出し処理のためのプログラムが終了したか否か、あるいは、振り込み処理のためのプログラムが終了したか否かを判定することによって実現することができる。
主制御装置9は、ステップS66でプログラムが終了していないと判定した場合は、フローをステップS61にリターンする。これにより、主制御装置9は、ステップS61から処理を繰り返す。
以上、実施の形態6のタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置によれば、図21に示すように、ボタンの中心位置や境界位置の異なるGUI部品が表示されている場合でも、GUI部品が表示される位置を領域で分け、操作入力に応じて定在波を生成するための圧電駆動装置5A、5Bの駆動パターンを変更する。このため、様々な大きさやパターンで配列されるGUI部品に応じた定在波を生成することができ、様々なGUI部品を表示するタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置においても、触感だけで瞬時にGUI部品の位置を認識でき、良好な操作性を提供することができる。
以上、実施の形態1乃至6のタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置、及びタッチパネル装置の制御方法について説明したが、各実施の形態のタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置、及びタッチパネル装置の制御方法を任意に組み合わせてもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態のタッチパネル装置、これを含むタッチパネル付き表示装置、及びタッチパネル装置の制御方法について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 基板
2 液晶パネル
3 接触センサ
4 表面基板
5A、5B 圧電駆動装置
6 接触センサ処理回路
7 画像表示回路
8 駆動制御回路
9、29、39、49 主制御装置
10、40 メモリ
11 接触状態判定回路
12 操作感生成回路
13 定在波生成回路
14 周波数制御回路
15 位相制御回路
16 振幅制御回路
21、23、23A、23B、23C、24A、24B、24C、61、62、63 GUIボタン
22 GUIスライドバー
30 近接センサ
31 近接センサ処理回路
41 操作者識別センサ
42 操作者識別センサ処理回路
100、100A、300、400 タッチパネル付き表示装置
特開2005−149197号公報

Claims (13)

  1. 座標入力面と、
    前記座標入力面の下側に位置する表示部に画像として表示させる操作部品を生成する操作部品生成部と、
    前記座標入力面を振動させるための振動を生成する振動生成部と、
    前記振動生成部の駆動制御を行う駆動制御部と
    を含み、
    前記駆動制御部は、前記操作部品の位置に応じた波形の定在波を発生させる駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行う、タッチパネル装置。
  2. 前記駆動制御部は、前記操作部品の大きさに応じた波形の定在波を発生させる駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行う、請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 前記駆動パターンは、前記座標入力面の固有振動数で前記振動生成部の駆動制御を行う駆動パターンを含む請求項1又は2に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記駆動パターンは、前記操作部品の中央部又は境界部に前記定在波の腹又は節が位置するように前記振動生成部の駆動制御を行う駆動パターンを含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  5. 前記座標入力面への操作者の近接度合を検出する近接度合検出部と、
    前記近接度合検出部によって検出される近接度合が所定度合以上であるか否かを判定する近接度合判定部と
    をさらに含み、
    前記駆動制御部は、前記近接度合判定部によって近接度合が所定度合以上であると判定されると、前記駆動パターンによる前記振動生成部の駆動制御を開始する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  6. 操作者の識別情報を読み取る識別情報読取部と、
    前記操作者の識別情報と、当該操作者に応じた駆動パターンとを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記識別情報読取部によって読み取られた識別情報に関連付けられた駆動パターンを前記記憶部から読み出す駆動パターン読出部と
    をさらに含み、
    前記駆動制御部は、前記駆動パターン読出部によって読み出された駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行う、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  7. 前記駆動制御部は、前記駆動パターンによる前記定在波の腹あるいは節の位置、又は、前記定在波の振幅あるいは周期を時間経過に応じて変化させる、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  8. 前記駆動制御部は、前記操作部品生成部によって生成される前記操作部品が変更又は移動されると、当該変更又は移動後の操作部品の位置に応じた波形の定在波を発生させる駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行う、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  9. 前記駆動制御部は、前記座標入力面上でなされた操作入力の位置に応じて前記定在波の腹又は節の位置が変わるように前記駆動パターンを変更する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  10. 前記座標入力面上でなされた操作入力の押圧度合を検出する押圧度合検出部と、
    前記押圧度合検出部で検出される押圧度合が所定閾値以上であるか否かを判定する押圧度合判定部と
    をさらに含み、
    前記駆動制御部は、前記押圧度合判定部によって検出される操作入力の押圧度合が所定の閾値未満であると判定された場合には、前記駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行い、前記押圧度合判定部によって検出される操作入力の押圧度合が所定の閾値以上であると判定された場合には、前記駆動パターンとは異なる他の駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行う、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  11. 前記他の駆動パターンは、前記操作部品の操作の完了を操作者に知覚させるように前記振動生成部の駆動制御を行う駆動パターンである、請求項10に記載のタッチパネル装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載のタッチパネル装置と、
    前記操作部品生成部によって生成される操作部品を画像として表示する表示部と
    を含む、タッチパネル付き表示装置。
  13. 座標入力面の下側に位置する表示部に画像として表示させるための操作部品を生成する操作部品生成部と、前記表示部を振動させるための振動を生成する振動生成部とを含むタッチパネル装置の制御方法であって、
    前記操作部品の位置に応じた波形の定在波を発生させる駆動パターンで前記振動生成部の駆動制御を行う、タッチパネル装置の制御方法。
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