JP5421500B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本開示は、タッチパネルを備える電子機器に関する。
近年、ディスプレイの表面に、入力手段としてタッチパネルを備えた電子機器が広く利用されている。このタッチパネルの動作原理の一つとして、静電容量方式が挙げられる。この方式では、ユーザの指先と、タッチパネルの導電膜との間の静電容量の変化を捉えることで、ユーザの指先のタッチパネル上のタッチ位置を検出する。
一般に、タッチパネルを備えた電子機器は、ユーザがタッチパネル表面に直接触れることで入力操作を行う。ユーザは、タッチパネル表面への接触時に静電容量の変化が起こっても、触覚的に認識することはできなかった。そのためユーザは、入力操作が正しく行われたかを、指先の触覚によって判断することができなかった。そのことが、ユーザにとってストレスとなっていた。
例えば、駅の切符券売機や現金自動預け払い機等においては、画面に表示されたGUIボタンにタッチすることで機器の操作を行うが、GUIボタンの位置とそうでない位置とで触覚は同じであるため、ユーザは、GUIボタンの正しい位置を押せたかどうかを判断することは困難である。特許文献1は、GUIボタンの表示位置に対して振動を設定するタッチパネル装置を開示している。このタッチパネル装置では、GUIボタンの表示位置を振動させ、GUIボタンが表示されていない位置は振動させない。ユーザは、GUIボタンの表示位置を押したときは振動を感じ、GUIボタンが表示されていない位置を押したときは振動を感じないことで、GUIボタンを正しく押せているか否かを認識することができる。
特開2010−238222号公報
本開示は、タッチ位置による触覚の違いを低減することができる電子機器を提供する。
本開示における電子機器は、ユーザがタッチするパネル部材と、パネル部材を第1振動モードと第2振動モードとで振動させる振動部と、振動部の振動を制御する振動制御部とを備え、第1振動モード時にパネル部材に発生する振動の節の数と、第2振動モード時にパネル部材に発生する振動の節の数とは互いに異なり、振動制御部は、ユーザのタッチ位置に応じて、第1振動モードと第2振動モードのうちの少なくとも一方でパネル部材を振動させる。
本開示における電子機器によれば、タッチ位置による触覚の違いを低減することができる。
実施形態に係る電子機器の外観斜視図である。 実施形態に係る電子機器を示す分解斜視図である。 実施形態に係る電子機器を図2に示すA−A’線で切断したときの断面図である。 実施形態に係る電子機器の表示部を示す平面図である。 実施形態に係る振動部をある周波数で駆動した際のタッチパネルの振動分布図である。 実施形態に係る振動部を別の周波数で駆動した際のタッチパネルの振動分布図である。 実施形態に係る電子機器の図4Aに示すB−B’線におけるタッチパネルの振動強度図である。 実施形態に係るタッチ位置によって駆動周波数を変更した場合のタッチパネルの振動分布図である。 実施形態に係るf00モードの振動分布図である。 実施形態に係るf10モードの振動分布図である。 実施形態に係るf01モードの振動分布図である。 実施形態に係るf20モードの振動分布図である。 実施形態に係るf11モードの振動分布図である。 実施形態に係るf30モードの振動分布図である。 実施形態に係るf21モードの振動分布図である。 実施形態に係るf02モードの振動分布図である。 実施形態に係るタッチパネル上のタッチ位置に応じて駆動する駆動波形を示す図である。 実施形態に係るタッチパネル上のタッチ位置に応じて駆動する駆動波形を示す図である。 実施形態に係るタッチパネルをタッチしている指がタッチしたまま連続して動いた場合の連続駆動の駆動波形図である。 実施形態に係る電子機器の表示部を示す平面図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
[1.電子機器の構成]
図1は、実施形態に係る電子機器100の表示面側の外観を示す斜視図である。電子機器100は、表示部101と、それを覆うように配置されたタッチパネル102と、筐体103とを備える。説明の便宜上、以下ではタッチパネル102の長辺方向をX方向、短辺方向をY方向とする。
図2は、電子機器100を示す分解斜視図である。図2に示すように、電子機器100は、ベース部材201と、タッチパネル102と、支持部202と、振動部203とを備える。ベース部材201は、タッチパネル102を支えるベースとなる部材である。ベース部材201は、金属や樹脂など、タッチパネル102などを支えることができる剛性を備えている。ベース部材201には、図示しない表示パネルや回路基板が取り付けられる。
タッチパネル102は、ユーザのタッチ操作を受け付け、タッチ位置を検出する。タッチパネル102の位置検出方式としては、感圧方式、静電容量方式、光学式、表面弾性波方式などの公知の方式を用いることができる。タッチパネル102は、パネル部材の一例である。タッチパネル102は、その周縁部分が支持部202により支持されている。
支持部202は、タッチパネル102の周縁部のほぼ全周に亘って設けられており、タッチパネル102をベース部材201に対して支持する。支持部202は、樹脂、ゴム、ゲルなどの一定の強度と弾性力を備えた材料で構成される。支持部202は金属などで構成されてもよい。このような構成により、支持部202の強度を強くすることができる。また、支持部202は、バネ要素で構成されてもよい。このような構成により、支持部202は高い弾性力を有することができる。
支持部202は、4つの辺で構成されている。具体的には、電子機器100の形状に合わせて、2つの対向する長辺と、2つの対向する短辺とで構成される。支持部202の幅は、短辺よりも長辺の方が狭くしている。その結果として、支持部202の剛性は短辺よりも長辺の方が低い。
なお、本実施形態では、ベース部材201と支持部202とは別体として設けられているが、ベース部材201と支持部202とは一体に形成されてもよい。
また、本実施形態では、支持部202は全周に亘りベース部材201とタッチパネル102を接続しているが、一部であってもよい。
本実施形態の電子機器100は、2つの振動部203a、203bを有している。振動部203a、203bは、タッチパネル102の裏面の周縁部に取り付けられている。振動部203a、203bは、タッチパネル102の短辺の略中点付近に1つずつ配置されている。振動部203a、203bは、タッチパネル102を振動させることで、ユーザに触覚を与える。振動部203a、203bとしては、例えば、圧電素子、振動モータ、リニアアクチュエータ、ボイスコイルモータ、人工筋肉などが用いられる。要するに振動部203a、203bは、電気エネルギーなどを振動エネルギーに変換することができるものであればよい。
図3は、電子機器100を図2に示すA−A’線で切断したときのタッチパネル102と振動部203aの断面図である。図3に示すように、タッチパネル102に振動部203aは物理的に接続されている。振動部203aは振動制御部301に電気的に接続されている。この例では、振動部203aは圧電素子であり、その両面に電極が形成されている。タッチパネル102と接続されている側の電極は、圧電素子の端面を介して、振動制御部301に電気的に接続されている。振動制御部301より交流電圧を印加することで、振動部203aは伸縮し、それによりタッチパネル102にたわみ振動を引き起こす。
なお、ここでは振動部203a、203bがタッチパネル102に物理的に接続されている例を示したが、振動部203a、203bはタッチパネル102に直接接続されている必要はなく、タッチパネル102を振動させることができるならばタッチパネル102以外の部材に接続されていてもよい。
[2.タッチパネルの振動]
タッチパネル102を振動させたとき、タッチパネル102上には振幅の大きな場所(定常波の振動の腹)と振幅の小さな場所(定常波の振動の節)が生じる。ユーザのタッチ位置が振幅の小さな節の部分であった場合、ユーザはタッチパネル102の振動を感じることができず、振動という情報がユーザに伝わらないことになる。また、タッチ位置によって感じる振動の大きさが異なると、ユーザは操作に違和感を覚えることになる。電子機器100は、タッチ位置に応じて振動を設定することで、タッチ位置による触覚の違いを低減する。
図4Aは、電子機器100の表示部101の平面図である。支持部202は、X方向に延びる支持部202aと、支持部202aとは垂直な方向(Y方向)に延びる支持部202bとを備える。この例では、X方向の支持部202aの剛性はY方向の支持部202bの剛性より低い。
図4Bは、振動部203a、203bの圧電素子に、振動制御部301を介して、電圧150Vpp、周波数220Hzの正弦波を同位相で印加した場合の、タッチパネル102上の振動振幅分布を表した図である。振動の振幅の大きさが等高線で示してある。X方向には、3つの振幅の大きな場所(以下、振動の腹402)と、両端部を除く2つの振幅の小さな場所(以下、振動の節401)がある。Y方向には、両端部を除き振動の節401はない。このような振動モードをf20とよぶ(fの添え字の一桁目はX方向の節の数、二桁目はY方向の節の数を示す)。本実施形態では、全周にわたり支持部202が形成されているので、タッチパネル102は両端固定のたわみ振動となる。なお、両端固定のたわみ振動以外の振動を用いてもよい。
図4Cは、振動部203a、203bの圧電素子に、振動制御部301を介して、電圧150Vpp、周波数370Hzの正弦波を逆位相で印加した場合の、タッチパネル102上の振動振幅の分布を表した図である。ここで逆位相とは、例えば振動部203aが伸びているときに振動部203bが縮むように、振動制御部301が制御することである。具体的には、圧電素子にかかる電圧が逆になる。この場合は、X方向には、4つの振動の腹402、3つの振動の節401ができる。このような振動モードをf30モードとよぶ。
f20モード(図4B)での振動時にタッチパネル102に発生する振動の節401の数と、f30モード(図4B)での振動時にタッチパネル102に発生する振動の節401の数とは互いに異なっている。これに伴い、f20モード時のタッチパネル102上の節401の位置と、f30モード時のタッチパネル102上の節401の位置とは互いに異なっている。また、f20モード時にタッチパネル102に発生する振動の腹402の位置と、f30モード時にタッチパネル102に発生する振動の腹402の位置とは互いに異なっている。
図4Dは、図4AのB−B’線に沿った、振動振幅分布を示した図である。実線はf20モード(図4B)、点線はf30モード(図4C)を示している。ユーザのタッチ位置に応じて、振動制御部301は振動波形を制御する。具体的には、ユーザのタッチ位置が図4Dの領域Aの範囲の場合は、振動制御部301は振動部203に対してf20モードが誘起されるように振動波形を制御する。また、ユーザのタッチ位置が図4Dの領域Bの範囲の場合には、振動制御部301は振動部203に対してf30モードが誘起されるように振動波形を制御する。振動制御部301は、f20モードとf30モードのうち、振動の節401の位置がユーザのタッチ位置から遠い方の振動モードを選択してタッチパネル102を振動させる。なお、振動制御部301は、f20モードとf30モードのうち、振動の腹402の位置がユーザのタッチ位置に近い方の振動モードを選択してタッチパネル102を振動させてもよい。このように制御することにより、ユーザはタッチパネル102のどの位置をタッチしても振動を感じることができる。
図4Eは、ユーザのタッチ位置によって駆動周波数を変更した場合の振動分布図である。f20モードとf30モードのうち、ユーザのタッチ位置の振動が大きい方が出力されるため、タッチパネル102の全域にわたって大きな振幅をユーザに提供することができる。
本実施形態では、使用する振動モードは2つであったが、これに限定されるものではない。つまり、使用する振動モードは2つ以上であってもよい。その場合は、例えば、複数の振動モードのうちタッチ位置の振幅が一番大きなものを用いる。
使用する振動モードの選択時には、振動の均一性だけでなく、人が感じやすく、音が聞こえにくい周波数を選んでもよい。人の触覚の感じやすい周波数は100〜500Hz、より詳細には200〜400Hzである。また、周波数が500Hzを超えると、パネルの振動により騒音が発生し得るので、500Hz以下、例えば400Hz以下の周波数を使用する。また複数の振動モードを使い分ける場合に、あまりに駆動周波数が違うと触覚に違和感を覚えてしまうので、近い駆動周波数を使用するのが好ましい。なお、タッチパネル102上の振幅が約5〜50μmとなるように周波数および電圧を設定すると、人間の指に心地良い触覚(振動)を提示することができる。
振動部203のタッチパネル102上の配置位置は、タッチパネル102の使用する振動モードの振動振幅の大きな場所に配置することが望ましい。図4Bの場合、振動の腹である3箇所に設置することが望ましいが、通常、振動部203は透明ではないため、タッチパネルの中央部に配置するとその裏側の表示部101の表示が見えなくなる。そのために、振動部203をタッチパネル102の端部に配置する。例えば、表示部101の表示エリアよりも外側で、タッチパネル102の範囲に配置する。なお、振動部203はタッチパネル102の端部に配置すると説明したが、端部よりも若干内側に配置しても、表示エリアより外側であれば問題ない。その場合も、より振動の腹に近い端部に設置するのが望ましい。タッチパネル102のX方向端部におけるY方向中央部に振動部203を配置する(図4Aの配置)か、タッチパネル102のY方向端部におけるX方向の振動の腹に近い3箇所(f20モード)に配置することが考えられる。
f30モードに対する振動部203の配置位置も同じく振動振幅の腹の位置の近くに配置することが望ましい。したがって、タッチパネル102のX方向端部におけるY方向中央部か、タッチパネル102のY方向端部におけるX方向の振動の腹に近い4箇所に配置することが考えられる。
この例では、f20モードとf30モードをタッチ位置に応じて使い分けるため、振動部203は、f20モードおよびf30モードそれぞれにおける振動の腹の位置の近傍に配置する。より詳細には、f20モードおよびf30モードそれぞれにおける振動の節よりも、f20モードおよびf30モードそれぞれにおける振動の腹の方に近い位置に振動部203を配置する。コストの観点からできるだけ少ない振動部203の数で振動を発生させたいので、両方の振動モードに適しているタッチパネル102のX方向端部におけるY方向中央部に振動部203を配置する(図4Aの配置)。
上記の例は、振動部203が最も少ない構成であるが、振動部203は2箇所以上でもよい。また、振動部203の配置位置は、X方向端部におけるY方向中央部ではなく、Y方向端部におけるX方向中央部であってもよいし、それらの両方への配置であってもよい。また、対称な位置だけでなく、非対称な位置に配置しても、振動させるモードの腹に近い部分に配置すればよい。
また、図4Cのように、逆位相の振幅を誘起させる場合は、振動部203を配置する場所により、駆動位相を変更する必要がある。具体的には、X方向の左右に振動部203を配置している場合は、振動部203への駆動を逆位相(片側が延びるときにもう片側を縮める)にする。
なお、振動部203としては、スパッタリング等の方法によりタッチパネル102に薄膜の透明圧電部材を形成して振動部203として用いてもよい。また、タッチパネル102上にカバー部材がある場合は、振動部203をカバー部材に貼り付けてもよい。なお、タッチパネル102上にカバー部材がある場合は、タッチパネル102とカバー部材の両方を含めて、タッチ位置を検出するパネル部材とよぶ。
また、この例では、ユーザがタッチするタッチパネル102と画像を表示する表示部101とが別々の構成要素になっているが、タッチパネル102と表示部101とは一体に形成されていてもよい。例えば、タッチパネル機能を液晶パネルの内部に一体化するインセル型タッチパネルや、タッチパネル機能を液晶パネルの表面に一体化するオンセル型タッチパネル等の方式であってもよい。
[3.有限要素法によるシミュレーション]
電子機器100の基本構成は、前述の電子機器100と実質的に同じである。前述の電子機器100と同じ構成については同じ参照符号を付し、同じ説明の繰り返しは省略する。
図5A〜図5Hは、有限要素法を用いて計算した振動分布図である。等高線により振幅の大きさを示している。図5Aは、f00モードの振動分布を示す。同様に、図5Bはf10モードを、図5Cはf01モードを、図5Dはf20モードを、図5Eはf22モードを、図5Fはf30モードを、図5Gはf21モードを、図5Hはf02モードの振動分布をそれぞれ示す。
振動モードは、fの添え字の一桁目はX方向の節の数、二桁目はY方向の節の数を示すように命名してある。
図5Aでは、中心部の振幅が一番大きくなっている。この場合、X方向、Y方向とも振動の節は存在しないので、振動モードはf00になる。
図5Bでは、同心円状の等高線が、X方向に左右に並んでいるので振動の腹402は左右に2つ存在する。また、表示部101のX方向の中心部は、Y方向全域にわたり振動が小さい。この部分は振動の節401となる。この場合、X方向には振動の節401が1つ、Y方向には振動の節401がないので、振動モードはf10となる。
図5Cでは、同心円状の等高線がY方向に2つ並んでいる。前記と同じようにX方向には振動の節がなく、Y方向には振動の節401が1つあるので、振動モードはf01となる。
図5A〜図5Hでは、アルファベットの若い方が共振周波数は低くなる。つまり同じ1次モードのf10モードとf01モードでは、f10モードの方が共振周波数は低くなる。これは、表示部101のXY比が、Xの方が大きいためである。共振周波数は、長さに反比例するため、X方向の共振周波数が、Y方向の共振周波数より低くなる。また、同じ位置に節401がある振動モードを使うと振動モードを切り替えても必要な振幅が得られないので、同じ位置に節401がある振動モードは使わないほうがよい。したがって、X方向またはY方向のみに節401があり、且つ、節401の数が連続した振動モード同士を切り替えることが望ましい。すなわち、一方の振動モードにおける節の数をN(Nは正の整数)としたとき、他方の振動モードにおける節の数はN+1にする。例えば、f20モードとf30モード間で切り替えたり、f01モードとf02モード間で切り替えたりする。
また、単一方向(X方向またはY方向)のみに節を発生させるために、支持部202のX方向側とY方向側の剛性を異ならせてもよい。例えば、X方向のみに振動の節401を発生させる場合には、X方向の支持部202aの剛性をY方向の支持部202bの剛性より低くする。これにより、X方向がたわみやすく、Y方向がたわみにくくなる。そのため、X方向に振動の節や腹ができやすくなる。逆に、Y方向のみに振動の節を発生させる場合には、Y方向の支持部202bの剛性をX方向の支持部202aの剛性より低くする。
[4.動作]
表1は、タッチ位置に応じた駆動条件を示す。また、図6Aは、条件ごとの駆動波形である。表と図を使って、動作を詳しく説明する。ユーザは、タッチパネル102にタッチする。マイクロコンピュータ(図示せず)は、タッチ位置に応じて、表1に示す値を参照して、ユーザに均一な触覚が提示されるように、振動制御部301に駆動条件を送付する。駆動条件は、振動部203a、203bそれぞれに対する駆動電圧、駆動周波数、位相、波形、出力タイミングなどの少なくとも1つを含む。振動制御部301は、マイクロコンピュータからの情報を元に振動部203を駆動し、ユーザに触覚を提示する。具体的には、タッチ位置が図4Dの領域Aをタッチした場合には条件A、領域Bをタッチした場合には、条件Bで駆動する。
Figure 0005421500
この例では、電圧は一定であるが、さらに領域の中を細かく分けて電圧を調整することで、より均一な触覚を提示してもよい。電圧は、条件Aと条件Bで振幅が同一になるように設定するのではなく、人間の触覚の周波数特性に応じて触覚が同じ強さになるように設定してもよい。また、バースト駆動でクリック感を表す場合などは、その振動時間が同じになるように、発数を調整してもよい。
図6Bは、騒音対策のために、立ち上がりと立下りをなまらせた波形を示している。ユーザの指がタッチパネル102上を連続的に移動する(なぞる)場合で、連続的に触覚を提示したい場合、バースト駆動の休止期間に条件を変更してもよい。すなわち、振動部203を間欠的に駆動しているときは、振動モードの切り替えを振動休止時に行ってもよい。
駆動方法が連続駆動の場合は、そのタッチ位置に応じて、マイクロコンピュータは連続的に駆動条件を振動制御部301に送付する。
また、ユーザがタッチパネル102にタッチし続けたままタッチ位置を移動させたとき、振動制御部301は、2つの振動モードのうち、移動途中の現在のタッチ位置に節の位置が遠い方の振動モードが実行されるように、振動モードを切り替える。あるいは、2つの振動モードのうち、移動途中の現在のタッチ位置に腹の位置が近い方の振動モードが実行されるように、振動モードを切り替える。図6Cは、タッチパネル102上を連続的にタッチしている指が動いた場合の連続駆動の駆動波形を表す図である。このとき、振動制御部301が実際に出力する信号波形は、ユーザに違和感がないように駆動波形が連続的な変化になるように調整する。具体的には、タッチ位置が図4Dの領域Aから領域Bへ移動した際に、駆動条件を条件Aから条件Bに変える際には、出力電圧が0のときを目安に変更する。別の言い方をすると、駆動波形のゼロクロスポイントで、振幅、周波数、位相などのパラメータを変化させる。これにより、ユーザに違和感を覚えさせないと共に、騒音の発生も防ぐことができる。
また、ユーザが複数の指などで操作した場合には、それら複数のタッチ位置それぞれの最適な駆動条件が違う場合には、時分割して振動を発生させる。具体的には、2本の指がそれぞれ図4Dの領域Aと領域Bにある場合、一定間隔ごとに条件Aと条件Bを連続して交互に切り替えて駆動する。そのことにより、ユーザは、両方の指に触覚を感じることができる。
また、振動部203が複数個ある場合、それらのうちのいくつかの振動部を休止させてもよい。これにより、消費電力を低減することができる。また、振動部203が複数個ある場合、2つの駆動条件を同時に発生させてもよい。例えば、振動部203aは駆動条件Aで駆動し、振動部203bは駆動条件Bで駆動する。このようにして、同時に2つの振動モードを発生させる。ただし、2つの共振モードがカップリングを起こして、別の振動モードが発生しないようにする。
複数の振動部203は、タッチパネル102の4辺に均等に配置してもよいし、短辺にのみ、または長辺にのみ複数組配置してもよい。また、短辺と長辺のそれぞれに1つずつ配置してもよい。
また、駆動位相に関して、同位相(位相差0度)および逆位相(位相差180度)の例を示したが、タッチパネル102の特定の箇所の振動振幅を最大化したり最小化したりするなど、最適な量に調整するために位相差0度および位相差180度以外の任意の位相差を設定してもよい。
また、振動制御部301は正弦波のみならず、正弦波の包絡線に任意の波形により変調をかけた波形で振動部203a、203bを振動させてもよい。これにより、ユーザは固い、柔らかい、ざらざら等の様々な触覚を感じることができる。
[5.その他の実施形態]
図7は、電子機器100の別の実施形態の平面図である。支持部202は、X方向の支持部202aとY方向の支持部202bとを備える。X方向の支持部202aの剛性はY方向の支持部202bの剛性より高い。これにより、X方向の節401の発生を弱め、共振が明確に立たなくなる。つまり、振動の腹と節を不明確にすることで、触覚の不感領域を減らすことができる。
[6.まとめ]
本実施形態に係る電子機器100は、ユーザがタッチするタッチパネル102と、タッチパネル102を、第1振動モードと第2振動モードとで振動させる振動部203と、振動部203の振動を制御する振動制御部301とを備える。第1振動モード時にタッチパネル102に発生する振動の節の数と、第2振動モード時にタッチパネル102に発生する振動の節の数とは互いに異なっている。振動制御部301は、ユーザのタッチ位置に応じて、第1振動モードと第2振動モードのうちの少なくとも一方でタッチパネル102を振動させる。
これにより、ユーザは、タッチパネル102のどの位置をタッチしても振動を感じることができる。そのため、タッチ位置による触覚の違いを低減することができる。
また、例えば、第1振動モードの節の数をNとしたとき、第2振動モードの節の数がN+1となるように振動制御部301は振動を制御する。
また、第1振動モード時のタッチパネル102上の節の位置と、第2振動モード時のタッチパネル102上の節の位置とは互いに異なっていてもよく、振動制御部301は、例えば、第1振動モードと第2振動モードのうち、振動の節の位置がユーザのタッチ位置から遠い方の振動モードを選択してタッチパネル102を振動させる。
また、ユーザがタッチパネル102にタッチし続けたままタッチ位置を移動させたとき、振動制御部301は、例えば、第1振動モードと第2振動モードのうち、現在のタッチ位置に振動の節の位置が遠い方の振動モードが実行されるように、第1振動モードと第2振動モードとを切り替える。
また、第1振動モード時にタッチパネル102に発生する振動の腹の位置と、第2振動モード時にタッチパネル102に発生する振動の腹の位置とは互いに異なっていてもよく、振動制御部301は、例えば、第1振動モードと第2振動モードのうち、振動の腹の位置がユーザのタッチ位置に近い方の振動モードを選択してタッチパネル102を振動させる。
また、ユーザがタッチパネル102にタッチし続けたままタッチ位置を移動させたとき、振動制御部301は、例えば、第1振動モードと第2振動モードのうち、現在のタッチ位置に振動の腹の位置が近い方の振動モードが実行されるように、第1振動モードと第2振動モードとを切り替える。
これにより、ユーザは、タッチパネル102のどの位置をタッチしても振動を感じることができる。そのため、タッチ位置による触覚の違いを低減することができる。
振動制御部301は、例えば、第1振動モードと第2振動モードとを連続して交互に切り替える。
これにより、ユーザが複数の指で異なる位置をタッチした場合でも、それぞれの指で振動を感じることができる。
また、電子機器100は、筐体201と、タッチパネル102を筐体201に支持する第1および第2支持部202aおよび202bとをさらに備えていてもよい。第1支持部202aと第2支持部202bとは、互いに垂直な方向に沿って延びており、第1支持部202aは第2支持部202bよりも剛性が高くてもよい。
これにより、第1支持部202aが伸びる方向のたわみ振動がおきにくく、第2支持部202bが伸びる振動がおきやすくなり、振動の節が一方の方向のみにできるので、複数の振動を組み合わせたときに同じ場所に振動の節が起こりにくくなる。そのため、ユーザは、タッチパネル102のどの位置をタッチしても振動を感じることができる。そのため、タッチ位置による触覚の違いを低減することができる。
電子機器100は、画像を表示する表示部101をさらに備えていてもよく、振動部203は、例えば、表示部101の画像表示範囲よりも外側に配置されており、且つ、第1および第2振動モードそれぞれにおける振動の節よりも腹に近い位置に配置されている。
これにより、効率よく双方の振動モードを励振できる。そのため、より小型の素子で所望の振幅を得ることができる。
振動制御部301は、振動部203を間欠的に駆動してもよく、第1振動モードと第2振動モードとの切り替えを例えば振動休止時に行う。
これにより、振動部203が振動していないときに駆動条件を切り替えることができる。そのため、条件を変更した場合でも騒音などの発生を抑制することができる。
振動制御部301は、振動部203を連続的に駆動してもよく、第1振動モードと第2振動モードとの切り替えを例えば振動部203に印加される駆動電圧が0の時に行う。
これにより、振動部203が振動していないときに条件を切り替えることができる。そのため、条件を変更した場合でも騒音などの発生を抑制することができる。
また、電子機器100は、振動部203を複数個備えていてもよく、例えば、振動制御部301は、第1振動部203を第1振動モードで振動させ、第2振動部203を第2振動モードで振動させ、それら第1振動部203の第1振動モードの振動と第2振動部203の第2振動モードの振動とを同時に実行する。
これにより、ユーザが複数の指で異なる位置をタッチした場合でも、それぞれの指で振動を感じることができる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術はこれらに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態も可能である。また、上記実施形態の各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
上記実施形態では、電子機器の一例としてタブレット型の情報端末機器を用いて説明したが、電子機器はこれには限らない。例えば、携帯電話、PDA、ゲーム機、コンピュータ用ディスプレイ、カーナビゲーション装置、ATM、券売機など、タッチパネルを備える電子機器であってもよい。
また、上記実施形態では、振動を発生することで触覚を提示したが、本開示の技術はこれに限られない。例えば、静電気による摩擦の変化や、電流による皮膚の刺激、液体による画面形状の変化などの他の方法と振動とを組み合わせて触覚を提示してもよい。また、触覚の提示だけでなく、画面表示、音、光、熱などを適宜組み合わせてもよい。
なお、本開示の実施形態に係る振動の制御動作は、ハードウエアによって実現されてもよいしソフトウエアによって実現されてもよい。そのような振動制御動作を実行させるコンピュータプログラムは、例えばマイクロコンピュータの内蔵メモリやマイクロコンピュータとは別に設けられた記録媒体に記憶される。また、振動制御部がそのようなコンピュータプログラムを記憶していてもよい。また、そのようなコンピュータプログラムは、それが記憶された記録媒体(光ディスク、半導体メモリー等)から電子機器へインストールしてもよいし、インターネット等の電気通信回線を介してダウンロードしてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、例えば、ユーザによる操作が可能な電子機器に適用することができる。
100 電子機器
101 表示部
102 タッチパネル
103 筐体
201 ベース部材
202 支持部
202a 第1支持部
202b 第2支持部
203 振動部
203a 振動部
203b 振動部
301 振動制御部
401 節
402 腹

Claims (14)

  1. ユーザがタッチするパネル部材と、
    前記パネル部材を、第1振動モードと第2振動モードとで振動させる振動部と、
    前記振動部の振動を制御する振動制御部と
    を備え、
    前記第1振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数と、前記第2振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数とは互いに異なり、
    前記振動制御部は、前記ユーザのタッチ位置に応じて、前記第1振動モードと前記第2振動モードとを切り替えて前記パネル部材を振動させ、
    前記第1振動モード時の前記パネル部材上の前記節の位置と、前記第2振動モード時の前記パネル部材上の前記節の位置とは互いに異なり、
    前記振動制御部は、前記第1振動モードと前記第2振動モードのうち、振動の節の位置が前記ユーザのタッチ位置から遠い方の振動モードを選択して前記パネル部材を振動させる、電子機器。
  2. 前記第1振動モードにおける前記節の数をN(Nは正の整数)としたとき、前記第2振動モードにおける前記節の数はN+1である、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記ユーザが前記パネル部材にタッチし続けたままタッチ位置を移動させたとき、前記振動制御部は、前記第1振動モードと前記第2振動モードのうち、現在のタッチ位置に振動の節の位置が遠い方の振動モードが実行されるように、前記第1振動モードと前記第2振動モードとを切り替える、請求項に記載の電子機器。
  4. ユーザがタッチするパネル部材と、
    前記パネル部材を、第1振動モードと第2振動モードとで振動させる振動部と、
    前記振動部の振動を制御する振動制御部と
    を備え、
    前記第1振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数と、前記第2振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数とは互いに異なり、
    前記振動制御部は、前記ユーザのタッチ位置に応じて、前記第1振動モードと前記第2振動モードとを切り替えて前記パネル部材を振動させ、
    前記第1振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の腹の位置と、前記第2振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の腹の位置とは互いに異なり、
    前記振動制御部は、前記第1振動モードと前記第2振動モードのうち、振動の腹の位置が前記ユーザのタッチ位置に近い方の振動モードを選択して前記パネル部材を振動させる電子機器。
  5. 前記ユーザが前記パネル部材にタッチし続けたままタッチ位置を移動させたとき、前記振動制御部は、前記第1振動モードと前記第2振動モードのうち、現在のタッチ位置に振動の腹の位置が近い方の振動モードが実行されるように、前記第1振動モードと前記第2振動モードとを切り替える、請求項に記載の電子機器。
  6. ユーザがタッチするパネル部材と、
    前記パネル部材を、第1振動モードと第2振動モードとで振動させる振動部と、
    前記振動部の振動を制御する振動制御部と
    を備えた電子機器であって、
    前記第1振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数と、前記第2振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数とは互いに異なり、
    前記振動制御部は、前記ユーザのタッチ位置に応じて、前記第1振動モードと前記第2振動モードのうちの少なくとも一方で前記パネル部材を振動させ、
    前記電子機器は、
    筐体と、
    前記パネル部材を前記筐体に支持する第1および第2支持部と
    をさらに備え、
    前記第1支持部と前記第2支持部とは、互いに垂直な方向に沿って延びており、
    前記第1支持部は前記第2支持部よりも剛性が高い電子機器。
  7. 画像を表示する表示部をさらに備え、
    前記振動部は、前記表示部の画像表示範囲よりも外側に配置されており、且つ、前記第1および第2振動モードそれぞれにおける振動の節よりも腹に近い位置に配置されている、請求項1からのいずれかに記載の電子機器。
  8. ユーザがタッチするパネル部材と、
    前記パネル部材を、第1振動モードと第2振動モードとで振動させる振動部と、
    前記振動部の振動を制御する振動制御部と
    を備え、
    前記第1振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数と、前記第2振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数とは互いに異なり、
    前記振動制御部は、前記ユーザのタッチ位置に応じて、前記第1振動モードと前記第2振動モードのうちの少なくとも一方で前記パネル部材を振動させ、
    前記振動制御部は、前記振動部を間欠的に駆動し、前記第1振動モードと前記第2振動モードとの切り替えを振動休止時に行う電子機器。
  9. ユーザがタッチするパネル部材と、
    前記パネル部材を、第1振動モードと第2振動モードとで振動させる振動部と、
    前記振動部の振動を制御する振動制御部と
    を備え、
    前記第1振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数と、前記第2振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数とは互いに異なり、
    前記振動制御部は、前記ユーザのタッチ位置に応じて、前記第1振動モードと前記第2振動モードのうちの少なくとも一方で前記パネル部材を振動させ、
    前記振動制御部は、前記振動部を連続的に駆動し、前記第1振動モードと前記第2振動モードとの切り替えを前記振動部に印加される駆動電圧が0の時に行う電子機器。
  10. ユーザがタッチするパネル部材と、
    前記パネル部材を、第1振動モードと第2振動モードとで振動させる振動部と、
    前記振動部の振動を制御する振動制御部と
    を備えた電子機器であって、
    前記第1振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数と、前記第2振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数とは互いに異なり、
    前記振動制御部は、前記ユーザのタッチ位置に応じて、前記第1振動モードと前記第2振動モードのうちの少なくとも一方で前記パネル部材を振動させ、
    前記電子機器は、
    前記振動部を複数個備え、
    前記振動制御部は、前記複数の振動部のうちの第1振動部を前記第1振動モードで振動させ、
    前記振動制御部は、前記複数の振動部のうちの第2振動部を前記第2振動モードで振動させ、
    前記振動制御部は、前記第1振動部の前記第1振動モードの振動と前記第2振動部の前記第2振動モードの振動とを同時に実行する電子機器。
  11. ユーザがタッチするパネル部材と、
    前記パネル部材を、第1振動モードと第2振動モードとで振動させる振動部と、
    前記振動部の振動を制御する振動制御部と、
    画像を表示する表示部と
    を備え、
    前記第1振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数と、前記第2振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数とは互いに異なり、
    前記振動部は、前記表示部の画像表示範囲よりも外側に配置されており、且つ、前記第1および第2振動モードそれぞれにおける振動の節よりも腹に近い位置に配置されている、電子機器。
  12. ユーザがタッチするパネル部材と、
    前記パネル部材を、第1振動モードと第2振動モードとで振動させる振動部と、
    前記振動部の振動を制御する振動制御部と、
    画像を表示する表示部と
    を備えた電子機器であって、
    前記第1振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数と、前記第2振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数とは互いに異なり、
    前記振動部は、前記表示部の画像表示範囲よりも外側に配置されており、且つ、前記第1および第2振動モードそれぞれにおける振動の節よりも腹に近い位置に配置されており、
    前記電子機器は、
    筐体と、
    前記パネル部材を前記筐体に支持する第1および第2支持部と
    をさらに備え、
    前記第1支持部と前記第2支持部とは、互いに垂直な方向に沿って延びており、
    前記第1支持部は前記第2支持部よりも剛性が高い電子機器。
  13. 振動動作を電子機器に実行させるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、
    ユーザのタッチ操作を受け付け、タッチ位置を検出するステップと、
    ユーザがタッチするパネル部材を第1振動モードと第2振動モードとで振動させるステップと、
    を電子機器に実行させ、
    前記第1振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数と、前記第2振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数とは互いに異なり、
    前記振動させるステップは、前記ユーザのタッチ位置に応じて、前記第1振動モードと前記第2振動モードとを切り替えて前記パネル部材を振動させるステップを含み、
    前記第1振動モード時の前記パネル部材上の前記節の位置と、前記第2振動モード時の前記パネル部材上の前記節の位置とは互いに異なり、
    前記振動させるステップは、前記第1振動モードと前記第2振動モードのうち、振動の節の位置が前記ユーザのタッチ位置から遠い方の振動モードを選択して前記パネル部材を振動させるステップをさらに含む、コンピュータプログラム。
  14. 振動動作を電子機器に実行させるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、
    ユーザのタッチ操作を受け付け、タッチ位置を検出するステップと、
    ユーザがタッチするパネル部材を第1振動モードと第2振動モードとで振動させるステップと、
    を電子機器に実行させ、
    前記第1振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数と、前記第2振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の節の数とは互いに異なり、
    前記振動させるステップは、前記ユーザのタッチ位置に応じて、前記第1振動モードと前記第2振動モードとを切り替えて前記パネル部材を振動させるステップを含み、
    前記第1振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の腹の位置と、前記第2振動モード時に前記パネル部材に発生する振動の腹の位置とは互いに異なり、
    前記振動させるステップは、前記第1振動モードと前記第2振動モードのうち、振動の腹の位置が前記ユーザのタッチ位置に近い方の振動モードを選択して前記パネル部材を振動させるステップをさらに含む、コンピュータプログラム。
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