JP2008123429A - タッチパネルディスプレイ装置および電子機器並びに遊技機器 - Google Patents

タッチパネルディスプレイ装置および電子機器並びに遊技機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008123429A
JP2008123429A JP2006309212A JP2006309212A JP2008123429A JP 2008123429 A JP2008123429 A JP 2008123429A JP 2006309212 A JP2006309212 A JP 2006309212A JP 2006309212 A JP2006309212 A JP 2006309212A JP 2008123429 A JP2008123429 A JP 2008123429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
touch panel
display device
movable
panel unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006309212A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Takahashi
伴幸 高橋
Mikio Takenaka
幹雄 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006309212A priority Critical patent/JP2008123429A/ja
Publication of JP2008123429A publication Critical patent/JP2008123429A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

【課題】使用感を高める上で有利なタッチパネルディスプレイ装置および電子機器並びに遊技機器を提供する。
【解決手段】駆動信号Sがアクチュエータ22へ供給され、可動パネルユニット14は、その駆動信号Sの波形に従って、可動パネルユニット14の厚さ方向に沿って振動する。駆動信号Sは開始部A、中間部B、終了部Cを含んでいる。開始部Aは、駆動信号Sの大きさが時間経過とともにゼロから次第に増大する部分である。中間部Bは、開始部Aに続いて所定の周波数でその大きさが変化する部分である。終了部Cは、中間部Bに続いてその大きさが時間経過と共に減少しゼロに至る部分である。実線で示すように、開始部Aおよび終了部Cの双方は、開始部Aおよび終了部Cの双方に含まれる高周波成分の発生量が抑制されるようにその大きさが緩やかに変化する波形を呈している。
【選択図】図4

Description

本発明は、タッチパネルディスプレイ装置およびこのようなタッチパネルディスプレイ装置を備えた電子機器並びに遊技機器に関する。
入力装置ないし入出力装置として用いられるタッチパネルディスプレイ装置は、ソフトウェアによって入力画面を自由に構成できるため、機械的スイッチを用いて構成した入力装置では得られないフレキシビリティを備えており、また、軽量且つコンパクトに構成でき、機械的故障の発生頻度が低いなどの数々の利点を有することから、現在では、比較的大きな各種機械の操作パネルから、非常に小さな携帯機器の入出力装置に至るまで、広く利用されている。
多くのタッチパネルディスプレイ装置は、それを操作するユーザの指先が、平坦で滑らかなパネル面に触れるだけであるため、機械的スイッチを用いて構成した入力装置を操作するときに指先に感じるクリック感のような、指先の触覚によるユーザへのフィードバックが存在せず、そのことが装置の操作感を頼りないものにしていた。この点を改善するために、操作するユーザの指先に触覚をフィードバックするようにしたタッチパネルディスプレイ装置が開示されている(特許文献1参照)。
このタッチパネルディスプレイ装置は、ユーザの指先が接触するタッチパネルを、アクチュエータを用いて振動させることによって、ユーザの指先に触覚を発生させるようにしたものである。
特開2003−288158号公報
ところで、アクチュエータとして正弦波あるいは正弦波に近似した駆動信号が供給されることで振動する圧電アクチュエータなどを用いる場合、図9に示すように、駆動信号S0は、その大きさが時間経過とともにゼロから次第に増大する開始部Aと、開始部Aに続きアクチュエータを振動させる大きさの振幅を有する中間部Bと、中間部Bに続きその大きさが時間経過と共に減少しゼロに至る終了部Cとを含んでいる。
ここで、開始部Aおよび終了部Cは中間部Bと異なり、駆動信号S0の波形がゼロクロスする部分を含んでいるため、言い換えると、駆動信号S0の大きさの変化が急峻であることから、開始部Aおよび終了部Cは高周波成分を含んでいる。
多くの場合、このような高周波成分は人間の可聴範囲の周波数を含むため、そのような高周波成分を含む駆動信号S0によってアクチュエータがタッチパネルを振動させることで、タッチパネルから音響ノイズが発生することになり、使用者にとって違和感や不快感を与えることが懸念される。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、本発明の目的は、使用者に違和感や不快感を与えることなく、使用感を高める上で有利なタッチパネルディスプレイ装置、およびそのようなタッチパネルディスプレイ装置を備える電子機器並びに遊技機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、ディスプレイパネルと、タッチパネルを備えた平板形状の可動パネルユニットと、前記可動パネルユニットを変位可能に支持構造体上に支持する可動支持部と、駆動信号が供給されることで前記可動パネルユニットを駆動して振動させるアクチュエータと、前記駆動信号を生成して前記アクチュエータに供給することにより前記アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ駆動制御部とを備え、前記アクチュエータが前記可動パネルユニットを振動させることによって、前記可動パネルユニットのパネル面である前記タッチパネルに接触しているユーザの指先に触覚を発生させるタッチパネルディスプレイ装置であって、前記駆動信号は、その大きさが時間経過とともにゼロから次第に増大する開始部と、前記開始部に続き所定の周波数でその大きさが変化する中間部と、前記中間部に続きその大きさが時間経過と共に減少しゼロに至る終了部とを含み、前記開始部および前記終了部の双方または一方は、前記開始部および前記終了部の双方または一方に含まれる高周波成分の発生量が抑制されるようにその大きさが緩やかに変化する波形を呈していることを特徴とする。
また本発明は、機器側筐体を有する電子機器であって、前記機器側筐体にはタッチパネルディスプレイ装置が組み込まれ、前記タッチパネルディスプレイ装置は、ディスプレイパネルと、タッチパネルを備えた平板形状の可動パネルユニットと、前記可動パネルユニットを変位可能に支持構造体上に支持する可動支持部と、駆動信号が供給されることで前記可動パネルユニットを駆動して振動させるアクチュエータと、前記駆動信号を生成して前記アクチュエータに供給することにより前記アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ駆動制御部とを備え、前記アクチュエータが前記可動パネルユニットを振動させることによって、前記可動パネルユニットのパネル面である前記タッチパネルに接触しているユーザの指先に触覚を発生させ、前記駆動信号は、その大きさが時間経過とともにゼロから次第に増大する開始部と、前記開始部に続き所定の周波数でその大きさが変化する中間部と、前記中間部に続きその大きさが時間経過と共に減少しゼロに至る終了部とを含み、前記開始部および前記終了部の双方または一方は、前記開始部および前記終了部の双方または一方に含まれる高周波成分の発生量が抑制されるようにその大きさが緩やかに変化する波形を呈していることを特徴とする。
また本発明は、機器側筐体を有する遊技機器であって、前記機器側筐体にはタッチパネルディスプレイ装置が組み込まれ、前記タッチパネルディスプレイ装置は、ディスプレイパネルと、タッチパネルを備えた平板形状の可動パネルユニットと、前記可動パネルユニットを変位可能に支持構造体上に支持する可動支持部と、駆動信号が供給されることで前記可動パネルユニットを駆動して振動させるアクチュエータと、前記駆動信号を生成して前記アクチュエータに供給することにより前記アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ駆動制御部とを備え、前記アクチュエータが前記可動パネルユニットを振動させることによって、前記可動パネルユニットのパネル面である前記タッチパネルに接触しているユーザの指先に触覚を発生させ、前記駆動信号は、その大きさが時間経過とともにゼロから次第に増大する開始部と、前記開始部に続き所定の周波数でその大きさが変化する中間部と、前記中間部に続きその大きさが時間経過と共に減少しゼロに至る終了部とを含み、前記開始部および前記終了部の双方または一方は、前記開始部および前記終了部の双方または一方に含まれる高周波成分の発生量が抑制されるようにその大きさが緩やかに変化する波形を呈していることを特徴とする。
本発明によれば、触覚フィードバック発生時における音響ノイズの発生を低減することができ、使用感を高める上で有利となる。
(第1の実施の形態)
以下に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るタッチパネルディスプレイ装置10の構成を示す断面図である。
タッチパネルディスプレイ装置10は、筐体12(支持構造体)、可動パネルユニット14、可動支持部材16、第1のスペーサーブロック18、第2のスペーサーブロック20、アクチュエータ22、アクチュエータ駆動制御部36(図2参照)などを含んで構成されている。
図1に示すように、筐体12は、矩形板状の底壁12Aを含んで構成されている。
可動パネルユニット14は、画像を表示するための制御信号が供給されることにより画像を表示するディスプレイパネル24と、ディスプレイパネル24の表示面2402に重ね合わされて一体的に設けられたタッチパネル26とを備え、矩形板状(平板形状)を呈している。
本実施の形態では、ディスプレイパネル24は透過型の液晶ディスプレイ装置で構成されており、液晶層と該液晶層を挟む2枚のガラス基板からなるディスプレイ本体24Aと、ディスプレイ本体24Aの表示面2402と反対側に位置する背面2404に取着されディスプレイ本体24Aを背面2404から表示面2402に向けて照明するバックライト24Bとを含んで構成され、バックライト24Bはディスプレイ本体24Aに一体的に取着されている。
ディスプレイパネル24は、バックライトが不要な反射型の液晶ディスプレイ装置や有機ELディスプレイ装置であってもよい。
タッチパネル26は、例えば2枚の透明なPETフィルムと、その2枚のフィルム間に透明電極フィルムを形成した、いわゆるフィルム−フィルムタイプのタッチパネルで構成されており、可動パネルユニット14の薄型化が図られている。
タッチパネル26は、表示面2402の全域を覆う大きさを有し、表示面2402に重ね合わされて接着剤などによって接着されてディスプレイパネル24と一体的に設けられている。
したがって、本実施の形態では、可動パネルユニット14の表面1402はタッチパネル26の表面で構成され、可動パネルユニット14の背面1404はバックライト24Bの背面で構成されている。
可動支持部材16は、可動パネルユニット14を底壁12Aの底面1202と平行させ、表面1402を底壁12Aと反対側に臨ませた状態で、可動パネルユニット14の厚さ方向に変位可能に底壁12A上に支持するものであり、弾性材料で構成されている。
本実施の形態では、可動支持部材16は、可動パネルユニット14の背面1404の四隅において、この可動パネルユニット14と底面1202との間に設けられている。
このような弾性材料は、可動パネルユニット14をできるだけ容易に変位させることができるようなものとすることが望ましく、それには、弾性材料として超低硬度の高分子ゲル材料から成るものとするとよい。
例えば、北川工業株式会社が「KGゲル(商標)」という製品名で市場に提供している、シート状の超低硬度の高分子ゲル材料は、可動支持部材16の材料として特に適したものである。その具体例について述べると、例えば、厚さが1mmの「KGゲル(商標)」のシートを2mm角に切断することによって、高さが1mmの弾性体ブロックを形成し、その弾性体ブロックの上下両面を、両面接着シートなどを用いて底壁12Aと可動パネルユニット14の背面1404の四隅とに接着することにより、可動パネルユニット14の可動支持部材16を好適に構成することができる。
弾性材料として高分子ゲル材料以外の適当な材料としては、例えば、種々のラバー材料、軟質ポリエチレン、それにシリコーン樹脂などがある。
アクチュエータ22は、可動パネルユニット14の背面1404と底壁12Aとの間に配設されている。
アクチュエータ22として、細長い板状の屈曲変位型圧電アクチュエータを使用することができる。この種の圧電アクチュエータとしては、バイモルフ型圧電アクチュエータや、モノモルフ型圧電アクチュエータが知られており、それらのうちではバイモルフ型の方が、より強力な駆動力を発揮できることから好ましく、また、単層バイモルフ型圧電アクチュエータと積層バイモルフ型圧電アクチュエータとでは、前者の方が低い電圧で駆動できることから、モバイル電子機器に用いるのにより適しているといえる。
そのため、本実施の形態では、アクチュエータ22として積層バイモルフ型圧電アクチュエータを使用している。
図1に示したように、細長い板状の積層バイモルフ型圧電アクチュエータ22は、その長手方向両端部が2つの第1のスペーサーブロック18を介して底壁12Aに連結されており、各第1のスペーサーブロック18とアクチュエータ22の各端部との間、並びに、第1のスペーサーブロック18と底壁12Aとの間は、両面接着テープを用いて接着されている。
また、アクチュエータ22は、その長手方向中央部が第2のスペーサーブロック20を介して可動パネルユニット14の背面1404の中央に連結されており、第2のスペーサーブロック20とアクチュエータ22との間、並びに、第2のスペーサーブロック20と可動パネルユニット14の背面1404との間は、両面接着テープを用いて接着されている。
このようにして底壁12A(筐体12)と可動パネルユニット14との間に取付けた積層バイモルフ型圧電アクチュエータ22に電圧(駆動信号)を印加すると、このアクチュエータ22が屈曲変位を発生するため、その長手方向中央部が図1に矢印Aで示した方向に変位して、可動パネルユニット14を矢印Bで示した方向に変位させる。
この変位の向き及び大きさは、印加する電圧の極性及び大きさに対応したものとなる。また、こうして発生する可動パネルユニット14の変位の方向は、この可動パネルユニット14の厚さ方向に沿った方向である。したがって、アクチュエータ22は、可動パネルユニット14を、その厚さ方向に沿った方向に駆動するものである。
なお、アクチュエータ22の底壁12Aへの取り付け構造は、本実施の形態のようにアクチュエータ22の長手方向の両端を底壁12Aに取り付ける、いわゆる両持ち構造に限定されるものではなく、長手方向の一端のみを底壁12Aに取り付ける、いわゆる片持ち構造であってもよいが、本実施の形態のように両持ち構造にすると、片持ち構造に比較してアクチュエータ22で生じる振動を効率よく発生させることができ、アクチュエータ22の省電力化を図る上で有利となる。
なお、可動パネルユニット14の構成は、以上に説明したものに限られない。
例えば、タッチパネル26とディスプレイパネル24とを一体化せずに、ディスプレイパネル24を筐体12(支持構造体)上に固定し、タッチパネル26だけで可動パネルユニット14を構成するようにしてもよい。
そうした場合には、その可動パネルユニット14を構成しているタッチパネル26がディスプレイパネル24に重なる位置にくるように、その可動パネルユニット14を配置するようにする。
この構成によれば、タッチパネル26だけが、可動パネルユニット14の厚さ方向(タッチパネル26の表面と直交する方向)に変位可能に支持されることになる。
図2はタッチパネルディスプレイ装置10の構成要素である制御部及び電子回路を示すブロック図である。
符号30は、タッチパネルディスプレイ装置10を装備した電子機器の制御システムであり、タッチパネルディスプレイ装置10の制御部及び電子回路は、この制御システム30の制御下にある。
タッチパネルディスプレイ装置10の制御部及び電子回路には、可動パネルユニット14の一方の構成要素であるタッチパネル26に接続したタッチパネル回路32と、可動パネルユニット14の他方の構成要素であるディスプレイパネル24に接続したLCD駆動回路34と、アクチュエータ22を駆動制御するアクチュエータ駆動制御部36とが含まれている。
タッチパネル回路32は、一般的なタッチパネルに付随している回路であり、タッチパネルから得られる信号を処理することによって、タッチパネルのパネル面(可動パネルユニット14の表面1402)のユーザの指先が接触している位置を表す信号を発生させる。
また、このタッチパネル回路32は、タッチパネル26が接触圧を検出できるものである場合には、その接触圧を表す信号も発生するものであり、また、必要とあらば、パネル面の接触位置を表す信号に更に処理を施して、パネル面に接触している指先の移動速度や加速度を表す信号を発生させるものである。
タッチパネル回路32が発生する信号は、タッチパネル入力信号として、制御システム30へ供給されている。
LCD駆動回路34は、一般的な液晶ディスプレイパネルに付随している回路であり、制御システム30から受取る制御信号に従って、ディスプレイパネル24を駆動して視覚表示を行う。
アクチュエータ駆動制御部36は、中央処理装置及びメモリを備えたワンチップコンピュータと電子回路とで構成されており、制御システム30から制御信号を受取るためのインターフェース38を含んでいる。制御システム30から受取る制御信号は、出力タイミング信号と波形選択信号とを含むものである。アクチュエータ駆動制御部36はメモリ40を備えており、このメモリ40には、複数の波形の夫々に対応した、波形生成に必要なデータ(波形データ)が格納されている。アクチュエータ駆動制御部36は更に、波形生成機構42と、出力信号送出回路44と、パワーアンプ46とを備えている。
波形生成機構42は、ソフトウェアにより構成された機構であって、波形選択信号により指定された波形に対応したデータをメモリ40から読出し、その読出した波形データに従って波形を生成する。出力信号送出回路44は、波形生成機構42が生成した波形を有する出力信号を、出力タイミング信号により指定された期間に亘って送出するものである。
また、パワーアンプ46は、出力信号送出回路44の出力信号を増幅して、圧電アクチュエータ22へ駆動信号Sとして供給するものである。
図3の(A)〜(D)に、波形生成機構42で生成される波形の具体例を示した。図から明らかなように、それらは振動波形であり、その振幅、周期、及び波形は、一定のものもあれば変化するものもある。メモリ40に格納されている波形データには、振幅及び周期に関するデータも含まれている。そして、メモリ40に格納されている複数の波形に対応した波形データのうちから、波形選択信号により指定された波形の波形データが読出され、その波形を有する駆動信号Sがアクチュエータ22へ供給されるため、可動パネルユニット14は、その駆動信号Sの波形に従って、可動パネルユニット14の厚さ方向に沿って振動することになる。
駆動信号Sの周波数は例えば100Hzから300Hzであり、触覚フィードバックを与えるためには、1周期以上の駆動信号Sを与えればよい。
そして、この可動パネルユニット14の振動が、可動パネルユニット14の表面1402(パネル面)に触れているユーザの指先に、その駆動信号Sの波形に応じた触覚を発生させる。従って、換言するならば、アクチュエータ駆動制御部36は、可動パネルユニット14を駆動して複数の所定の振動パターンのうちから選択した振動パターンで振動させるものであり、また、それら複数の所定の振動パターンは、可動パネルユニット14のパネル面に接触しているユーザの指先に互いに異なった触覚を発生させるものである。
可動パネルユニット14の振動振幅が20μm〜50μm程度になるようにして、指先にどのような触覚が発生するかを実際に試してみたところ、可動パネルユニット14のパネル面に触れている指先は、可動パネルユニット14が振動していることは鋭敏に知覚するが、可動パネルユニット14の振動方向を識別することはできなかった。一方、出力信号の波形の違いによって、明瞭に異なる触覚が発生することが判明した。また、可動パネルユニット14の振動パターン次第で、指先に擬似的な凹凸感や素材感を知覚させることが可能であることも判明した。
次に、本発明の要旨である可動パネルユニット14から異音が発生することを防止する構成について説明する。
図4は駆動信号Sの波形の一例を示す図である。
図4において、実線部分が本実施の形態に係るタッチパネルディスプレイ装置10においてアクチュエータ22に供給される駆動信号Sを示し、破線部分が従来のタッチパネルディスプレイ装置においてアクチュエータ22に供給される駆動信号S´を示している。
駆動信号Sは正弦波あるいは正弦波に近似した波形を呈している。
本例では、駆動信号Sは1周期分発生されており、開始部A、中間部B、終了部Cを含んでいる。
開始部Aは、駆動信号Sの大きさが時間経過とともにゼロから次第に増大する部分である。
中間部Bは、開始部Aに続いて所定の周波数でその大きさが変化する部分であり、アクチュエータ22を振動させるに足りる大きさの振幅を有している。
終了部Cは、中間部Bに続いてその大きさが時間経過と共に減少しゼロに至る部分である。
本実施の形態の駆動信号Sは、実線で示すように、開始部Aおよび終了部Cの双方は、開始部Aおよび終了部Cの双方に含まれる高周波成分の発生量が抑制されるようにその大きさが緩やかに変化する波形を呈している。
そして、開始部Aおよび終了部Cの双方に含まれる高周波成分は、人間の可聴範囲における音響の周波数成分を含んでいる。
言い換えると、開始部Aおよび終了部Cの双方は、開始部Aおよび終了部Cの双方に含まれる高周波成分の発生量が抑制されるような緩やかな傾きの波形を呈している。
また、中間部Bの波形は従来の駆動信号S´と同一である。
次に、開始部Aおよび終了部Cにおける駆動信号の波形データを生成する方法の一例について説明する。
図5は駆動信号の波形図、図6は駆動信号の開始部近傍を拡大して示した波形図である。
図5、図6において横軸は時間t、縦軸は駆動信号Sの値である電圧Eを示す。
また、図6において横軸に付した値は任意単位で示した時間t(=0、1、2、3……)を示す。
図5、図6において、実線は本実施の形態の駆動信号Sを示し、破線は従来の駆動信号S´を示す。
本例では、駆動信号Sである出力電圧E(t)のうち、中間部Bは(1)式で示される正弦波である。
E(t)=sin(t) (1)
そして、開始部Aの出力電圧Eは、(2)式で示される。
E(t)=AVE(sin(t−n)、sin(t−n−1),sin(t−n−2),sin(t−n−3),……sin(t),sin(t+1)、sin(t+2),……sin(t+n)) (2)
ただし、nは自然数である。また、AVEは( )内の数値の平均値を示すものであり、例えば、n個の数値x1乃至xnの平均値は、AVE(x1、x2、x3、……、xn)=(x1+x2+x3+……+xn)/nとして示される。
すなわち、開始部Aにおいて、時間tにおける電圧Eは、中間部Bと同じ振幅と周波数を有する正弦波信号の波形がゼロから立ち上がる立ち上がり部分の所定期間にわたる出力値(電圧値)の平均値に基づいて生成され、具体的には、前記正弦波信号の時間tを中心とした前後n個分の電圧の平均値で示されている。
本例では、n=20としているので、時間tの電圧Eは、時間tに対応する1個の電圧Eと、時間tを中心とした前後20個分の電圧Eとの合計41個分の電圧Eの平均値となり、(3)式で示される。
E(t)=AVE(sin(t−20)、sin(t−19),sin(t−18),sin(t−17),……sin(t),sin(t+1)、sin(t+2),……sin(t+20)) (3)
すなわち、駆動信号Sの中間部Bは正弦波を呈し、開始部Aの波形は、中間部Bと同じ振幅と周波数を有する正弦波信号の波形の立ち上がり部分の所定期間にわたる出力値(電圧値)の平均値(本例では、時間(t−20)から時間(t+20)の間の期間)にわたる前記正弦波信号の出力値の平均値に基づいて生成されている。
このようにして生成された開始部Aの波形は、図5、図6に示すように、開始部Aに含まれる高周波成分の発生量が抑制されるような緩やかな傾きの波形を呈している。
なお、終了部Cの波形における時間tにおける電圧Eは、中間部Bと同じ振幅と周波数を有する正弦波信号の波形がゼロに立ち下がる立ち下がり部分の所定期間にわたる出力値(電圧値)の平均値に基づいて生成される。
そして、このような駆動信号Sを生成するためには、上記の式で求められた駆動信号Sの波形データをメモリ40に格納しておき、前述したように、波形生成機構42によってその波形データをメモリ40から読出し、その読出した波形データを出力信号送出回路44に与え、これにより、出力信号送出回路44で生成された駆動信号Sをパワーアンプ46を介してアクチュエータ22に供給すればよい。
また、このような開始部A、終了部Cの波形の生成方法は、本例に限定されるものではなく、従来公知の直線補間による波形の生成などを含むさまざまな波形の生成方法を用いることが可能である。
本実施の形態によれば、駆動信号Sは、その開始部Aおよび終了部Cにおいて前記高周波成分の発生量が抑制されているため、駆動信号Sが供給されたアクチュエータ22によって振動される可動パネルユニット14からは人間の可聴範囲内の音響、すなわち音響ノイズがほとんど発生しない。
これにより、タッチパネルディスプレイ装置10を操作する使用者に対して、異音の発生による違和感や不快感を与えることが防止され使用感を高める上で有利となる。
なお、開始部Aおよび終了部Cの何れか一方のみを緩やか大きさが変化する波形としても音響ノイズの低減を図ることができるが、本実施の形態のように、開始部Aおよび終了部Cの双方をそれらの大きさが緩やかに変化する波形とすれば、開始部Aおよび終了部Cの双方において音響ノイズの発生を防止でき、使用感を高める上でより有利となる。
(比較例)
次に、本実施の形態の比較例として従来のタッチパネルディスプレイ装置における駆動信号について説明する。
従来の駆動信号S´の開始部Aおよび終了部Cは、図4、図5、図6に破線で示すように、本実施の形態の駆動信号Sの開始部Aおよび終了部Cと異なり、波形がゼロクロスする部分を含んでおり、駆動信号S´の大きさがゼロから急激に立ち上がり、あるいは、急激にゼロに立ち下がるため、すなわち、駆動信号S´の大きさの変化(傾きの変化)が急峻であることから、開始部Aおよび終了部Cは高周波成分を含んでいる。
このような高周波成分は多くの場合、人間の可聴範囲の周波数を含んでいる。
したがって、駆動信号S´が供給されたアクチュエータ22によって振動される可動パネルユニット14から音響ノイズが発生し、使用者にとって違和感や不快感を与えるおそれがある。
これに対して、本実施の形態のように、開始部Aおよび終了部Cが緩やかに大きさが変化する波形となる駆動信号Sを用いると音響ノイズの発生を効果的に防止することができる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、本発明に係るタッチパネルディスプレイ装置10を電子機器としての遊技機器に適用したものである。
図7(A)、(B)は第2の実施の形態の遊技機器2の説明図である。なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様または同一の部分、部材については同一の符号を付して説明する。
遊技機器2は、ゲームセンターなどの店舗に設置されるアーケードゲーム機と称されるものであり、(A)に示す遊技機器2はユーザが立った状態でゲームを行うものであり、(B)に示す遊技機器2はユーザが椅子206に座った状態でゲームを行うものである。
図7(A)、(B)に示すように、遊技機器2は機器側筐体202を有し、タッチパネルディスプレイ装置10の筐体12は機器側筐体202に取り付けられ、機器側筐体202の正面の開口202Aから可動パネルユニット14の表面1402が外方に露出するように配置されている。開口202Aの下方の機器側筐体202の箇所には操作ボタンや操作レバーなどの操作部材が配置された操作卓204が設けられている。
ユーザは、タッチパネルディスプレイ装置10のディスプレイパネル24に表示される画面を視認しつつタッチパネル26を指で押圧操作することによりゲームを行う。
このような遊技機器2においても第1の実施の形態と同様の効果が奏されることは無論である。
特に、このような遊技機器2では、タッチパネルディスプレイ装置10の面積が大きく、したがって、可動パネルユニット14の面積が大きいことから、異音が発生した場合、その異音の音量が大きなものとなることが懸念されるが、本実施の形態によればそのような異音の発生を効果的に防止でき、ユーザに対して違和感や不快感を与えることがなく使用感を向上させる上で有利となる。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は可動パネルユニット14をパネル面と平行な面に沿って振動させる点が第1の実施の形態と異なっており、それ以外の点については第1の実施の形態と同様である。
図8は第3の実施の形態のタッチパネルディスプレイ装置50の構成を示す斜視図である。
第3の実施の形態のタッチパネルディスプレイ装置50は、第1の実施の形態と同様に、筐体12(支持構造体)、可動パネルユニット14、可動支持部材16、第1のスペーサーブロック18、第2のスペーサーブロック20、アクチュエータ22、アクチュエータ駆動制御部36(図2参照)などを含んで構成されている。
筐体12の底壁12Aには、平面視長方形の平板形状の可動パネルユニット14の1つの側辺に対向するようにして、固定壁12Bが設けられている。この固定壁12Bは、電子機器の筐体ないしフレームによって画成されており、従って、支持構造体12の一部を成すものである。
可動パネルユニット14は第1の実施の形態と同様に、ディスプレイパネル24と、ディスプレイパネル24の表示面2402に重ね合わされて一体的に設けられたタッチパネル26とを備え、矩形板状(平板形状)を呈しており、可動パネルユニット14の表面1402はタッチパネル26の表面で構成され、可動パネルユニット14の背面1404はバックライト24Bの背面で構成されている。
可動支持部材16は、可動パネルユニット14を底壁12Aの底面1202と平行させ、表面1402を底壁12Aと反対側に臨ませた状態で、可動パネルユニット14をそのパネル面と平行な面に沿って変位可能に底壁12A上に支持するものであり、第1の実施の形態と同様の弾性材料で構成されている。
互いに対向した可動パネルユニット14の側辺と固定壁12Bとの間に、アクチュエータ22が配設されている。
アクチュエータ22は、その長手方向両端部がスペーサーブロック18を介して固定壁12Bに連結されており、各スペーサーブロック18とアクチュエータ22の各端部との間、並びに、各スペーサーブロック18と固定壁12Bとの間は、両面接着テープを用いて接着されている。
また、アクチュエータ22は、その長手方向中央部がスペーサーブロック20を介して可動パネルユニット14の側辺(固定壁12Bに対向している側辺)に連結されており、スペーサーブロック20とアクチュエータ22との間、並びに、スペーサーブロック24と可動パネルユニット14の側辺との間は、両面接着テープを用いて接着されている。
このようにして支持構造体12の固定壁12Bと可動パネルユニット14との間に取付けたアクチュエータ22に電圧を印加すると、このアクチュエータ22が屈曲変位を発生するため、その長手方向中央部が図8に矢印Aで示した方向に変位して、可動パネルユニット14を矢印Bで示した方向に変位させる。
この変位の向き及び大きさは、印加する電圧の極性及び大きさに対応したものとなる。また、こうして発生する可動パネルユニット14の変位の方向は、この可動パネルユニット14のパネル面に平行な平面に沿った方向である。従って、アクチュエータ22は、可動パネルユニット14を、そのパネル面に平行な平面に沿った方向に駆動するものである。
このような構成においても、第1の実施の形態と同様に、開始部Aおよび終了部Cの双方は、開始部Aおよび終了部Cの双方に含まれる高周波成分の発生量が抑制されるようにその大きさが緩やかに変化する波形を呈した駆動信号Sを、アクチュエータ22に供給することによって、可動パネルユニット14からの音響ノイズの発生を抑制し、タッチパネルディスプレイ装置50を操作する使用者に対して、異音の発生による違和感や不快感を与えることが防止され使用感を高めることができる。
また、第3の実施の形態のタッチパネルディスプレイ装置50においても、タッチパネル26とディスプレイパネル24とを一体化せずに、ディスプレイパネル24を筐体12(支持構造体)上に固定し、タッチパネル26だけで可動パネルユニット14を構成するようにしてもよいことは第1の実施の形態と同様である。
また、第3の実施の形態のタッチパネルディスプレイ装置50を、第2の実施の形態と同様に、電子機器としての遊技機器2に適用することができ、その場合、第2の実施の形態と同様の効果が奏されることは無論である。
なお、上述した実施の形態では、タッチパネルディスプレイ装置が適用される電子機器として遊技機器を例にとって説明したが、本発明のタッチパネルディスプレイ装置は、カーナビゲーションシステム、携帯情報端末装置、携帯電話機、ATM(現金自動預け払い機)、POS(販売時点情報管理システム)におけるレジ、家庭用ゲーム機器、携帯ゲーム機器、その他種々のゲーム機器などさまざまな電子機器に適用可能である。
本発明の実施の形態に係るタッチパネルディスプレイ装置10の構成を示す断面図である。 タッチパネルディスプレイ装置10の構成要素である制御部及び電子回路を示すブロック図である。 (A)〜(D)は波形生成機構42で生成される波形の具体例を示す図である。 駆動信号Sの波形の一例を示す図である。 駆動信号の波形図である。 駆動信号の開始部近傍を拡大して示した波形図である。 (A)、(B)は第2の実施の形態の遊技機器2の説明図である。 第3の実施の形態のタッチパネルディスプレイ装置50の構成を示す斜視図である。 従来のタッチパネルディスプレイ装置における駆動信号の波形を示す図である。
符号の説明
2……遊技機器、10、50……タッチパネルディスプレイ装置、12……筐体、14……可動パネルユニット、16……可動支持部材、22……アクチュエータ、24……ディスプレイパネル、26……タッチパネル、36……アクチュエータ駆動制御部、S……駆動信号、A……開始部、B……中間部、C……終了部。

Claims (16)

  1. ディスプレイパネルと、
    タッチパネルを備えた平板形状の可動パネルユニットと、
    前記可動パネルユニットを変位可能に支持構造体上に支持する可動支持部と、
    駆動信号が供給されることで前記可動パネルユニットを駆動して振動させるアクチュエータと、
    前記駆動信号を生成して前記アクチュエータに供給することにより前記アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ駆動制御部とを備え、
    前記アクチュエータが前記可動パネルユニットを振動させることによって、前記可動パネルユニットのパネル面である前記タッチパネルに接触しているユーザの指先に触覚を発生させるタッチパネルディスプレイ装置であって、
    前記駆動信号は、その大きさが時間経過とともにゼロから次第に増大する開始部と、前記開始部に続き所定の周波数でその大きさが変化する中間部と、前記中間部に続きその大きさが時間経過と共に減少しゼロに至る終了部とを含み、
    前記開始部および前記終了部の双方または一方は、前記開始部および前記終了部の双方または一方に含まれる高周波成分の発生量が抑制されるようにその大きさが緩やかに変化する波形を呈している、
    ことを特徴とするタッチパネルディスプレイ装置。
  2. 前記高周波成分は人間の可聴範囲における音響の周波数成分を含むこと、
    を特徴とする請求項1記載のタッチパネルディスプレイ装置。
  3. 前記中間部は正弦波を呈し、
    前記駆動信号の開始部および前記終了部の双方または一方の波形は、前記中間部と同じ振幅と周波数を有する正弦波信号の波形がゼロから立ち上がる立ち上がり部分および前記正弦波信号の波形がゼロに立ち下がる立下り部分の所定期間にわたる出力値の平均値に基づいて生成される、
    ことを特徴とする請求項1記載のタッチパネルディスプレイ装置。
  4. 前記可動支持部は前記可動パネルユニットを該可動パネルユニットの厚さ方向に沿って変位可能に支持し、
    前記アクチュエータは前記可動パネルユニットを前記厚さ方向に沿って振動させる、
    ことを特徴とする請求項1記載のタッチパネルディスプレイ装置。
  5. 前記可動支持部は前記可動パネルユニットを該可動パネルユニットのパネル面に平行な平面に沿って変位可能に支持し、
    前記アクチュエータは前記可動パネルユニットを前記パネル面に平行な平面に沿って振動させる、
    ことを特徴とする請求項1記載のタッチパネルディスプレイ装置。
  6. 前記ディスプレイパネルと前記タッチパネルとが一体に結合されて前記可動パネルユニットが構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のタッチパネルディスプレイ装置。
  7. 前記ディスプレイパネルが前記支持構造体上に固定されており、前記タッチパネルが前記ディスプレイパネルに重なる位置にくるように前記可動パネルユニットが配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のタッチパネルディスプレイ装置。
  8. 前記アクチュエータ駆動制御部は、
    波形に対応した波形データを格納したメモリと、
    該メモリから読出した波形データに従って波形を生成する波形生成機構と、
    該波形生成機構が生成した波形を有する駆動信号を前記アクチュエータへ供給する手段とを備えている、
    ことを特徴とする請求項1記載のタッチパネルディスプレイ装置。
  9. 前記可動支持部は、前記可動パネルユニットと前記支持構造体との間の複数箇所に設けられた、弾性体ブロックから成ることを特徴とする請求項1記載のタッチパネルディスプレイ装置。
  10. 前記弾性体ブロックは高分子ゲル材料から成ることを特徴とする請求項9記載のタッチパネルディスプレイ装置。
  11. 前記アクチュエータは、細長い板状の屈曲変位型圧電アクチュエータであり、
    該圧電アクチュエータは、前記可動パネルユニットのパネル面の反対側に位置する背面と、その背面に対向して設けられた前記支持構造体の一部である固定部との間に配設され、
    該圧電アクチュエータは、その長手方向両端部が前記可動パネルユニットの前記背面と前記固定部との一方に連結され、その長手方向中央部が前記可動パネルユニットの前記背面と前記固定部との他方に連結されていることを特徴とする請求項1記載のタッチパネルディスプレイ装置。
  12. 前記圧電アクチュエータは、積層バイモルフ型圧電アクチュエータであることを特徴とする請求項11記載のタッチパネルディスプレイ装置。
  13. 前記アクチュエータは、細長い板状の屈曲変位型圧電アクチュエータであり、該圧電アクチュエータは、前記可動パネルユニットの1つの側辺とその側辺に対向して設けられた前記支持構造体の一部である固定部との間に配設され、該圧電アクチュエータは、その長手方向両端部が前記可動パネルユニットの前記側辺と前記固定部との一方に連結され、その長手方向中央部が前記可動パネルユニットの前記側辺と前記固定部との他方に連結されていることを特徴とする請求項1記載のタッチパネルディスプレイ装置。
  14. 前記圧電アクチュエータは、積層バイモルフ型圧電アクチュエータであることを特徴とする請求項13記載のタッチパネルディスプレイ装置。
  15. 機器側筐体を有する電子機器であって、
    前記機器側筐体にはタッチパネルディスプレイ装置が組み込まれ、
    前記タッチパネルディスプレイ装置は、
    ディスプレイパネルと、
    タッチパネルを備えた平板形状の可動パネルユニットと、
    前記可動パネルユニットを変位可能に支持構造体上に支持する可動支持部と、
    駆動信号が供給されることで前記可動パネルユニットを駆動して振動させるアクチュエータと、
    前記駆動信号を生成して前記アクチュエータに供給することにより前記アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ駆動制御部とを備え、
    前記アクチュエータが前記可動パネルユニットを振動させることによって、前記可動パネルユニットのパネル面である前記タッチパネルに接触しているユーザの指先に触覚を発生させ、
    前記駆動信号は、その大きさが時間経過とともにゼロから次第に増大する開始部と、前記開始部に続き所定の周波数でその大きさが変化する中間部と、前記中間部に続きその大きさが時間経過と共に減少しゼロに至る終了部とを含み、
    前記開始部および前記終了部の双方または一方は、前記開始部および前記終了部の双方または一方に含まれる高周波成分の発生量が抑制されるようにその大きさが緩やかに変化する波形を呈している、
    ことを特徴とする電子機器。
  16. 機器側筐体を有する遊技機器であって、
    前記機器側筐体にはタッチパネルディスプレイ装置が組み込まれ、
    前記タッチパネルディスプレイ装置は、
    ディスプレイパネルと、
    タッチパネルを備えた平板形状の可動パネルユニットと、
    前記可動パネルユニットを変位可能に支持構造体上に支持する可動支持部と、
    駆動信号が供給されることで前記可動パネルユニットを駆動して振動させるアクチュエータと、
    前記駆動信号を生成して前記アクチュエータに供給することにより前記アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ駆動制御部とを備え、
    前記アクチュエータが前記可動パネルユニットを振動させることによって、前記可動パネルユニットのパネル面である前記タッチパネルに接触しているユーザの指先に触覚を発生させ、
    前記駆動信号は、その大きさが時間経過とともにゼロから次第に増大する開始部と、前記開始部に続き所定の周波数でその大きさが変化する中間部と、前記中間部に続きその大きさが時間経過と共に減少しゼロに至る終了部とを含み、
    前記開始部および前記終了部の双方または一方は、前記開始部および前記終了部の双方または一方に含まれる高周波成分の発生量が抑制されるようにその大きさが緩やかに変化する波形を呈している、
    ことを特徴とする遊技機器。
JP2006309212A 2006-11-15 2006-11-15 タッチパネルディスプレイ装置および電子機器並びに遊技機器 Pending JP2008123429A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006309212A JP2008123429A (ja) 2006-11-15 2006-11-15 タッチパネルディスプレイ装置および電子機器並びに遊技機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006309212A JP2008123429A (ja) 2006-11-15 2006-11-15 タッチパネルディスプレイ装置および電子機器並びに遊技機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008123429A true JP2008123429A (ja) 2008-05-29

Family

ID=39508089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006309212A Pending JP2008123429A (ja) 2006-11-15 2006-11-15 タッチパネルディスプレイ装置および電子機器並びに遊技機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008123429A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010038552A1 (en) * 2008-10-03 2010-04-08 Nissha Printing Co., Ltd. Touch sensitive device
WO2015083691A1 (ja) * 2013-12-02 2015-06-11 株式会社ニコン 電子機器、および振動情報生成装置
EP3029549A1 (en) 2014-12-01 2016-06-08 NLT Technologies, Ltd. Display device and electronic apparatus
JP5950139B1 (ja) * 2015-03-04 2016-07-13 Smk株式会社 電子機器の振動発生装置
JP2016539390A (ja) * 2013-10-08 2016-12-15 ティーケー ホールディングス インク.Tk Holdings Inc. 触覚フィードバックを有する力センサ
JP2018163691A (ja) * 2012-11-02 2018-10-18 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation ダイナミックハプティック効果のコード化
KR101936675B1 (ko) 2012-11-23 2019-01-09 엘지디스플레이 주식회사 터치 스크린 장치와 그의 구동방법
US10359851B2 (en) 2012-12-10 2019-07-23 Immersion Corporation Enhanced dynamic haptic effects
CN112181136A (zh) * 2020-03-18 2021-01-05 友达光电股份有限公司 具有振动反馈的触控显示装置
US11379052B2 (en) 2018-11-30 2022-07-05 Alps Alpine Co., Ltd. Input device
US11422629B2 (en) 2019-12-30 2022-08-23 Joyson Safety Systems Acquisition Llc Systems and methods for intelligent waveform interruption
KR20230043975A (ko) 2020-08-31 2023-03-31 알프스 알파인 가부시키가이샤 입력 장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004094389A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Sony Corp 入出力装置および入出力装置を有する電子機器
JP2006079136A (ja) * 2004-09-06 2006-03-23 Fujitsu Component Ltd 触覚提示装置
JP2006195734A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Sony Corp 触覚機能付きの入出力装置及び電子機器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004094389A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Sony Corp 入出力装置および入出力装置を有する電子機器
JP2006079136A (ja) * 2004-09-06 2006-03-23 Fujitsu Component Ltd 触覚提示装置
JP2006195734A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Sony Corp 触覚機能付きの入出力装置及び電子機器

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011527791A (ja) * 2008-10-03 2011-11-04 日本写真印刷株式会社 タッチ検知デバイス
KR101281434B1 (ko) 2008-10-03 2013-07-02 하이웨이브 테크놀러지스 (유케이) 리미티드 터치 감응 디바이스
US9041662B2 (en) 2008-10-03 2015-05-26 Nvf Tech Ltd Touch sensitive device
TWI486846B (zh) * 2008-10-03 2015-06-01 Hiwave Technologies Uk Ltd 接觸敏感裝置
WO2010038552A1 (en) * 2008-10-03 2010-04-08 Nissha Printing Co., Ltd. Touch sensitive device
US10108268B2 (en) 2008-10-03 2018-10-23 Nvf Tech Ltd Touch sensitive device
JP2018163691A (ja) * 2012-11-02 2018-10-18 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation ダイナミックハプティック効果のコード化
KR101936675B1 (ko) 2012-11-23 2019-01-09 엘지디스플레이 주식회사 터치 스크린 장치와 그의 구동방법
US10359851B2 (en) 2012-12-10 2019-07-23 Immersion Corporation Enhanced dynamic haptic effects
US10180723B2 (en) 2013-10-08 2019-01-15 Joyson Safety Systems Acquisition Llc Force sensor with haptic feedback
JP2016539390A (ja) * 2013-10-08 2016-12-15 ティーケー ホールディングス インク.Tk Holdings Inc. 触覚フィードバックを有する力センサ
WO2015083691A1 (ja) * 2013-12-02 2015-06-11 株式会社ニコン 電子機器、および振動情報生成装置
JPWO2015083691A1 (ja) * 2013-12-02 2017-03-16 株式会社ニコン 電子機器、および振動情報生成装置
US9785239B2 (en) 2014-12-01 2017-10-10 Nlt Technologies, Ltd. Display device and electronic apparatus
EP3029549A1 (en) 2014-12-01 2016-06-08 NLT Technologies, Ltd. Display device and electronic apparatus
JP5950139B1 (ja) * 2015-03-04 2016-07-13 Smk株式会社 電子機器の振動発生装置
US11379052B2 (en) 2018-11-30 2022-07-05 Alps Alpine Co., Ltd. Input device
US11422629B2 (en) 2019-12-30 2022-08-23 Joyson Safety Systems Acquisition Llc Systems and methods for intelligent waveform interruption
CN112181136A (zh) * 2020-03-18 2021-01-05 友达光电股份有限公司 具有振动反馈的触控显示装置
KR20230043975A (ko) 2020-08-31 2023-03-31 알프스 알파인 가부시키가이샤 입력 장치
DE112021004596T5 (de) 2020-08-31 2023-07-20 Alps Alpine Co., Ltd. Eingabevorrichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4697095B2 (ja) タッチパネルディスプレイ装置、電子機器および遊技機器
JP2008130055A (ja) タッチパネルディスプレイ装置および駆動方法並びに電子機器
JP2008123429A (ja) タッチパネルディスプレイ装置および電子機器並びに遊技機器
JP4803105B2 (ja) 電子機器
JP4910726B2 (ja) タッチパネルディスプレイ装置、その製造方法および電子機器
JP4229098B2 (ja) タッチパネルディスプレイ装置、タッチパネルディスプレイ装置を備えた電子機器、及びタッチパネルディスプレイ装置を備えたカメラ
JP4604902B2 (ja) 入出力装置及び入出力装置を備えた電子機器
JP6172284B2 (ja) 駆動制御装置、電子機器、及び駆動制御方法
JP5507760B2 (ja) 電子機器
JP5421500B2 (ja) 電子機器
JP2007034991A (ja) タッチパネルディスプレイ装置、タッチパネルディスプレイ装置を備えた電子機器、及びタッチパネルディスプレイ装置を備えたカメラ
JP5476513B1 (ja) 電子機器
KR20140109292A (ko) 선형 공진 액추에이터를 구비한 햅틱 디바이스
WO2010104019A1 (en) Touch panel device, display device equipped with touch panel device, and control method of touch panel device
JP2008287402A (ja) タッチパネルディスプレイ装置およびタッチパッド並びに電子機器
KR20100074695A (ko) 터치 감지 인터페이스 장치
JP2007075751A (ja) 触覚提供機構及び触覚提供機構を備えた電子機器
WO2015136923A1 (ja) 電子機器
US8884884B2 (en) Haptic effect generation with an eccentric rotating mass actuator
JP5587596B2 (ja) 触感呈示装置
JP2012155526A (ja) 入力装置
JP2012203552A (ja) 入力装置、表示装置、および携帯端末
TWI756950B (zh) 顯示裝置及觸覺回饋方法
WO2020110737A1 (ja) 電子機器
JP2021146238A (ja) 操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090925

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091015

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110419