JP2010235919A - ラッカー型塗料用樹脂及び塗料 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウレタン変性エポキシ樹脂が有する高硬度性を維持しつつ、長期の防錆性・防食性が向上した優れたラッカー型塗料用樹脂を提供する。
【解決手段】ビスフェノール型エポキシ樹脂(a1)並びに2級アルカノールアミン及びC8以上のアルキルアミンを、(2級アルカノールアミンのアミノ基の活性水素数)/(C8以上のアルキルアミンのアミノ基の活性水素数)が5/95〜20/80の割合で含有するアミン類(a2)を{(a1)のエポキシ基数}/{(a2)のアミノ基の活性水素数}が100/95〜100/110となるように反応させて得られるアミン変性エポキシ樹脂(A)、並びに、ポリイソシアネート化合物(B)を反応させて得られるラッカー型塗料用樹脂である。
【選択図】なし

Description

本発明は、ラッカー型塗料用樹脂及び塗料に関する。
ビスフェノールAとエピクロルヒドリン等とを反応させて製造するビスフェノールA型エポキシ樹脂は、この樹脂の有するエポキシ基及び水酸基の反応性から優れた防食性、密着性、耐薬品性等を有し、塗料用樹脂として広く使用されている。
ところで、エポキシ樹脂は一般に自己硬化性を有しないため、エポキシ樹脂塗料を常温で硬化させる場合には硬化剤としてポリアミン、ポリアミド等を配合した二液反応型塗料として使用されていた。
しかしながら、二液反応型塗料は基材に塗布する直前に硬化剤を配合しなければならず、取り扱いが不便であり、しかもポットライフ(可使時間)の点からも実用上種々の制限を受けるという不利を有する。そのため、エポキシ樹脂としての密着性、防食性等の特性を有したまま、しかも常温乾燥でき、かつ硬化剤を配合する必要のない一液型ラッカー型塗料用樹脂が切望されていた。
この課題を解決するために、従来、エポキシ樹脂をアミン類等で開環させ、さらにポリイソシアネート化合物を反応させて得られるウレタン変性エポキシ樹脂が開発され、提供されていた(特許文献1及び2参照。)。このウレタン変性エポキシ樹脂は、エポキシ樹脂としての防食性、密着性、耐薬品性等の性能を有し、しかも常温乾燥できかつ硬化剤を配合する必要のない一液型のラッカー型塗料を提供することができるため、非常に有用であった。
しかしながら、近年、一液型のラッカー型塗料において、塗料外観が重要視されるようになってきており、高防錆性、高硬度を有しつつ、塗料外観を向上させたエポキシ樹脂の開発が望まれていた。
特公平6−89289号公報 特許第3965749号公報
本発明は、上述した問題点を解決し、ウレタン変性エポキシ樹脂が有する高硬度性を維持しながら、塗膜の長期の高い防錆性・防食性が向上したラッカー型塗料用樹脂を提供することを目的とする。
本発明者は前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定のラッカー型塗料用樹脂を用いることにより前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明1は、ビスフェノール型エポキシ樹脂(a1)(以下、(a1)成分ともいう。)並びに2級アルカノールアミン及びC8以上のアルキルアミンを、(2級アルカノールアミンのアミノ基の活性水素数)/(C8以上のアルキルアミンのアミノ基の活性水素数)が5/95〜20/80の割合で含有するアミン類(a2)(以下、(a2)成分ともいう。)を{(a1)のエポキシ基数}/{(a2)のアミノ基の活性水素数}が100/95〜100/110となるように反応させて得られるアミン変性エポキシ樹脂(A)(以下、(A)成分ともいう。)、並びに、ポリイソシアネート化合物(B)(以下、(B)成分ともいう。)を反応させて得られるラッカー型塗料用樹脂である。
本発明2は、上記本発明1において、前記アミン類(a2)のC8以上のアルキルアミンの炭素数が8〜18であるラッカー型塗料用樹脂である。
本発明3は、上記本発明1又は2のラッカー型塗料用樹脂を用いた塗料でもある。
本発明のラッカー型塗料用樹脂は、高硬度性を維持しながら、長期の高い防錆性・防食性を有する塗膜を形成できるものである。
本発明のラッカー型塗装用樹脂は、ビスフェノール型エポキシ樹脂(a1)並びに2級アルカノールアミン及びC8以上のアルキルアミンを、(2級アルカノールアミンのアミノ基の活性水素数)/(C8以上のアルキルアミンのアミノ基の活性水素数)が5/95〜20/80の割合で含有するアミン類(a2)を{(a1)のエポキシ基数}/{(a2)のアミノ基の活性水素数}が100/95〜100/110となるように反応させて得られるアミン変性エポキシ樹脂(A)、並びに、ポリイソシアネート化合物(B)を反応させて得られる。
上記(a1)成分としては、ビスフェノール類とエピクロルヒドリンまたはβ−メチルエピクロルヒドリン等のハロエポキシドとの反応により得られるものが挙げられる。ビスフェノール類としては、フェノールまたは2,6−ジハロフェノールとホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アセトン、アセトフェノン、シクロヘキサノン、ベンゾフェノン等のアルデヒド類もしくはケトン類との反応の他、ジヒドロキシフェニルスルフィドの過酸による酸化、ハイドロキノン同士のエーテル化反応等により得られるものが挙げられる。ビスフェノール類の具体例としては、例えば2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールΑ)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン(ビスフェノールF)等が挙げられる。
上記(a1)成分のエポキシ当量は、10,000程度以下であることが好ましく、5,000程度以下であることがより好ましい。このエポキシ当量が30,000未満であると分子量の増大を防ぎ、ゲル化しにくいというメリットがある。
上記(a2)成分は、2級アルカノールアミン及びC8以上のアルキルアミンを、(2級アルカノールアミンのアミノ基の活性水素数)/(C8以上のアルキルアミンのアミノ基の活性水素数)が5/95〜20/80程度の割合で含有するものであれば、1級アルカノールアミン、3級アルカノールアミン、脂肪族アミン、芳香族アルキルアミン、脂環族アルキルアミン、及び、芳香核置換脂肪族アミン等から選ばれた1種以上のアミン類を含有するものであってもよく、1級アルカノールアミンを含有することが好ましい。(a2)成分が2級アルカノールアミン及びC8以上のアルキルアミンを上記割合で含有することにより、この(a2)成分を用いて得られたラッカー型塗料用樹脂は適度な高分子量体が得られることから、優れた塗料外観を保持しながら、高硬度性、長期の防錆性・防食性を有する塗膜を得ることが可能となる。(2級アルカノールアミンのアミノ基の活性水素数)/(C8以上のアルキルアミンのアミノ基の活性水素数)が5/95程度未満になると、分子量が高くなりすぎるため、粘度が高くなり、優れた塗装外観を得られなくなり、その結果防食性も低下してしまう。20/80程度を超えると、塗装外観は維持できるものの塗膜強度が劣ることから硬度、防食性が低下してしまう。好ましくは、8/92〜18/82程度である。(a2)成分が、1級アルカノールアミンを含有する場合は、特に長期防食性が向上する。
上記2級アルカノールアミンとしては、例えば、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、ジ‐2−ヒドロキシブチルアミン、N−メチルエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、N−ベンジルエタノールアミン等が挙げられるが、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミンを用いることが好ましい。より好ましくは、ジエタノールアミンである。これらを用いることにより、より低粘度のラッカー型塗料用樹脂を製造することが可能となる。
上記C8以上のアルキルアミンは、アルキルアミンに含まれる炭素数が8以上であれば、特に限定されず、例えば、ステアリルアミン、オクチルアミン、ジブチルアミン、ラウリルアミン、パルチミルアミン、オレイルアミン、ジステアリルアミン、ジオクチルアミン等が挙げられるが、炭素数が8〜18のアルキルアミンが好ましく、ステアリルアミン、オクチルアミンを用いることが特に好ましい。
上記1級アルカノールアミンとしては、例えばモノエタノールアミン、モノプロパノールアミン、モノイソプロパノールアミン、モノノルマルプロパノールアミン、モノブタノールアミン、モノノルマルブタノールアミン、モノ2−ヒドロキシブチルアミン等が挙げられる。上記1級アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、モノプロパノールアミンを用いることが好ましい。
上記脂肪族アミン類としては、例えば、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、ラウリルアミン、ステアリルアミン、パルミチルアミン、オレイルアミン、エルシルアミン等の一級アルキルアミンやジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン等の二級アルキルアミン等が挙げられる。
上記脂環族アルキルアミンとしてはシクロペンチルアミン類、シクロヘキシルアミン類、ノルボニルアミン類等があげられる。
上記芳香族アルキルアミンとしてはトルイジン類、キシリジン類、クミジン(イソプロピルアニリン)類、ヘキシルアニリン類、ノニルアニリン類、ドデシルアニリン類等が挙げられる。
上記芳香核置換脂肪族アルキルアミンとしてはベンジルアミン、フェネチルアミン等が挙げられる。
上記(a1)成分の配合量は、(A)成分100重量部に対して70〜98重量部程度であることが好ましく、重量部であることがより好ましい。この(a1)成分の配合量が70重量部以上であると硬度・耐薬品性を向上させることができ、98重量部以下とすると高い防食性・密着性を有するものとすることができる。
上記(A)成分は、{(a1)成分のエポキシ基数}/{(a2)成分のアミノ基の活性水素数}が100/95〜100/110程度となるように反応させて得られる。これにより、(a1)成分と(a2)成分の未反応物を低減させることができる。
上記(A)成分は、上記(a1)成分及び(a2)成分を反応させてなるものである。反応温度は通常、50〜250℃程度、好ましくは80〜150℃程度である。反応温度が50℃未満であると反応速度が小さくなりすぎ、250℃を越えるとエポキシ基とエポキシ樹脂中の水酸基との開環反応またはエポキシ基同士の開環反応等が起こり反応生成物のゲル化が生じる場合がある。また、反応時間は3〜10時間程度とするのがよい。
上記(B)成分としては、芳香族、脂肪族または脂環族の各種公知のポリイソシアネート類の一種または二種以上を使用することができる。たとえば、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4′‐ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4′‐ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、4,4′‐ジベンジルイソシアネート、ジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ブタン‐1,4−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、シクロヘキサン‐1,4−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン‐4,4′‐ジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、オルトトルイジンジイソシアネート、ポリフェニルポリイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等がその代表例としてあげられる。好ましくは、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートである。
上記(B)成分は、((B)成分のイソシアネート基数)/((A)成分の水酸基数)が0.5〜50程度、好ましくは1〜40程度となるように反応させることにより得られる。((B)成分のイソシアネート基数)/((A)成分の水酸基数)が0.5以上であると得られるラッカー型塗料用樹脂の分子量が高くなり、常温乾燥しうる一液型のラッカー型塗料用樹脂として使用可能となる。一方、50以下であると著しい高分子量化を抑制することができる。
上記(B)成分と(A)成分の反応条件は特に限定されないが、通常、反応温度は20〜200℃程度、好しくは50〜150℃程度である。また、反応時間は3〜10時間程度とするのがよい。
上記(A)成分と(B)成分の反応において、溶剤を用いることは任意であり、たとえば、トルエン、キシレン等の炭化水素類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メチルセロソルブアセテート、セロソルブアセテート等のセロソルブアセテート類等の活性水素を有しないものがあげられ、これらを単独または2種以上の混合物で用いることができる。なお、ウレタン変性エポキシ樹脂の製造後においてはメチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ類、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール等のアルコール類等の活性水素を有する溶剤も稀釈溶剤として使用しうる。
本発明のラッカー型塗料用樹脂の重量平均分子量(ゲルパーメーションクロマトグラフィーによるポリスチレン換算値)は、5000〜150000程度の範囲とするのがよい。平均分子量が5000以上とすることで長期の高い防食性、耐水性等を有するラッカー型塗料用樹脂を得ることができ、150000以下とすることで、高粘度化または著しい高分子量化を抑制したラッカー型塗料用樹脂としての使用に適するものとすることができる。
上記ラッカー型塗料用樹脂を用いた塗料も本発明の一つである。
また、本発明のウレタン変性エポキシ樹脂を溶剤に溶解した塗料として用いる場合、その固形分濃度は特に制限はされず、塗料化した場合の粘度等を考慮して適宜決定すればよいが、通常は、30〜80重量%程度、粘度はR〜Z3(ガードナー法,25℃)程度の範囲に調整するのが実用上好適である。
かくして得られた本発明のラッカー型塗料用樹脂は常温乾燥しうる一液型のラッカー型塗料として用いられることはもちろんのこと、焼付け塗料としても用いられる。また、メラミン樹脂、尿素樹脂、イソシアネート、ブロックイソシアネート等の硬化剤と組合せて常温乾燥塗料、焼付け塗料とすることもできる、塗料としての用途は何ら制限されず各種用途に適用できるが、防食性、密着性等の性能を考慮すれば、下塗り用の塗料とするのが好適である。
なお、各種用途への使用に際し、必要に応じてタルク、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、カーボン等の顔料を併用することも任意である。
以下に本発明を実施例により更に具体的に説明する。ただし、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。また実施例中、「部」は特に断りのない限り「重量部」を意味する。
製造例1
攪拌機、冷却器、温度計および窒素ガス導入管を備えた反応容器に、ジエタノールアミン8.4g、ステアリルアミン64.7g、オクチルアミン15.5g、ビスフェノール型エポキシ樹脂(商品名「エポトートYD−014」;東都化成(株)製:エポキシ基濃度950)760g、キシレン521gを仕込み、これらを窒素気流下で100℃において、5時間反応させて、アミン変性エポキシ樹脂(A1)を得た。次いで、同反応容器にヘキサメチレンジイソシアネート(B)4.0g、シクロヘキサノン521gを仕込み、これらを窒素気流下で100℃において5時間反応させることにより、ラッカー型塗料用樹脂である(C1)成分を得た。この樹脂の物性値を表1に示す。なお、重量平均分子量の測定は以下の方法で行った。
(重量平均分子量測定)
装置: HLC−8220(東ソー(株)製)
カラム: TSKgel α−2500×1、α−3000×1
分離溶媒: DMF(LiBr 5mmol/kg含有)、
流量: 1ml/min
温度: 40℃
標準: ポリスチレン
製造例2〜13
製造例1おいて、アミン成分の種類(括弧内は使用重量)を表1に示すように変えた他は製造例1と同様にして(C2)成分〜(C8)成分、(D1)成分〜(D5)成分を得た。それぞれの物性値を表1に示す。
Figure 2010235919
表1及び2中、a1、a2及びBにおける数値は仕込み量(g)であり、各記号は以下の意味を示す。
SA:ステアリルアミン
OA:オクチルアミン
DSA:ジステアリルアミン
DEA:ジエタノールアミン
MEA:モノエタノールアミン
N−MEA:N−メチルエタノールアミン
YD014:「エポトートYD−014」
HDI:ヘキサメチレンジイイソシアネート
IPDI:イソホロンジイソシアネート
Nv(%):固形分濃度
Mw:重量平均分子量
Vis(25℃):ガードナー粘度
実施例1〜8、比較例1〜5
以下に示す組成の混合物をそれぞれペイントシェイカーで練合してラッカー型塗料を調整し以下の試験に供した。得られた塗料を、脱脂ダル鋼板(SPCC−SD、0.8×70×150mm)上に、乾燥後の膜厚が30μmとなるように、バーコーターにより塗布し、強制乾燥(80℃×20分)後、常温(20℃、60%R.H.)で5日放置した。
(組成)
製造例1〜13で得られたラッカー型塗料用樹脂178部(固形分80部)
カーボンブラック 10部
沈降性硫酸バリウム 60部
リン酸アルミニウム系防錆顔料 10部
キシレン 20部
シクロヘキサノン 20部
(塗膜の評価試験)
(1)鉛筆硬度
JIS K5400に準拠する。
(2)防食性
JIS K5400に準じて行い、塩水噴霧テスト10日間及び20日間後のセロハンテープ剥離幅(mm)で示した。
Figure 2010235919

Claims (3)

  1. ビスフェノール型エポキシ樹脂(a1)並びに2級アルカノールアミン及びC8以上のアルキルアミンを、(2級アルカノールアミンのアミノ基の活性水素数)/(C8以上のアルキルアミンのアミノ基の活性水素数)が5/95〜20/80の割合で含有するアミン類(a2)を{(a1)のエポキシ基数}/{(a2)のアミノ基の活性水素数}が100/95〜100/110となるように反応させて得られるアミン変性エポキシ樹脂(A)、並びに、ポリイソシアネート化合物(B)を反応させて得られるラッカー型塗料用樹脂。
  2. 前記アミン類(a2)のC8以上のアルキルアミンの炭素数が8〜18である請求項1に記載のラッカー型塗料用樹脂。
  3. 請求項1又は2に記載のラッカー型塗料用樹脂を用いた塗料。
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