JP2010232881A - オーディオ信号変換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリアル信号線を流れるオーディオ信号のch数の変換を、例えば1サンプルの処理時間程度の短い処理時間で実行することができる高速変換回路を提供することを目的とする。
【解決手段】1本の信号線に時分割でNチャンネル(ch)のオーディオデータが流れるNch/line(ただし、aとMを2以上の自然数としてN=a×Mと表せるものとする)の信号を、a本の各信号線のそれぞれに時分割でMchのオーディオデータが流れるMch/line×a系統の信号に、変換するオーディオ信号変換回路において、サンプルデータを同時に読み書き可能な第1〜第N領域を備えた記憶手段を設け、入力側は1サンプリング周期でNchの各サンプルデータを該記憶手段に書き込み、出力側はその次のサンプリング周期で該記憶手段からサンプルデータを読み出して、Mch/line×a系統の信号を出力する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、信号線上を伝送されるシリアルなオーディオ信号のチャンネル数を相互に変換する回路に関する。
従来より、信号線上を流れるシリアルオーディオ信号のチャンネル(ch)数を、例えば8ch/lineと4ch/lineとの間で相互に変換する機能を備えた集積回路(IC)が知られている。これは、TDM(Time Division Multiplexed:時分割多重)変換回路と呼ばれるものであり、例えば、ヤマハ社製ICのATSC2や、シーラスロジック社製ICのCRD5381などである。これらのICの変換回路では、変換処理に、前者のICだと4サンプリング周期、後者のICだと5サンプリング周期の時間がかかっていた。
図7は、従来用いられていた4ch/line×2から8ch/lineへの変換を行う集積回路の概略構成を示す。4ch/line×2の入力はシリアル−パラレル変換部701により8ch分のパラレルな各chのデータに分けられ、セレクタ702に入力する。セレクタ702は、各chのオーディオサンプルデータを入力バッファ703,704に書き込む。入力バッファ703および704は、それぞれ8つ分のサンプルデータを格納するバッファ領域を持つ。入力バッファ703,704に書き込まれた各chのデータは、セレクタ705により読み出され、出力バッファ706,707に書き込まれる。出力バッファ706および707は、それぞれ8つ分のサンプルデータを格納するバッファ領域を持つ。セレクタ705は、入力バッファ703,704の各データを並び替えて出力バッファ706,707に書き込む。セレクタ708は、所定のタイミングで出力バッファ706,707の各バッファ領域のデータをパラレル−シリアル変換部709に渡し、ここで8ch/lineのシリアルデータに変換して出力する。
図7に示したような従来の変換回路では、入力側の701〜704の各部と出力側の705〜709の各部とが非同期で動作している。また、変換するのに充分な数のバッファ領域703,704,706,707を備え、これにより、入力した各chのデータをどのような順番で出力するかについては柔軟に指定をすることができ、その点で汎用性がある変換を行うことができる。しかし、その汎用性のために、レイテンシ(遅れ)が大きくなり、事実上、数サンプル分の遅れが生じていた。オーディオ信号の伝送は、一般的に、より高速に行われることが期待され、TDM変換回路によるシリアル信号線のch数の変換も、より高速に行われることが期待されている。
この発明は、シリアル信号線を流れるオーディオ信号のch数の変換を、例えば1サンプルの処理時間程度の短い処理時間で実行することができる高速変換回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、1本の信号線に時分割でNチャンネル(ch)のオーディオデータが流れるNch/line(ただし、aとMを2以上の自然数としてN=a×Mと表せるものとする)の信号を、a本の各信号線のそれぞれに時分割でMchのオーディオデータが流れるMch/line×a系統の信号に、変換するオーディオ信号変換回路において、サンプルデータを同時に読み書き可能な第1〜第N領域を備えた記憶手段を設け、入力側は、1サンプリング周期で、入力したNch/lineの信号から、順次、各chのサンプルデータを取り出し、第1番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第1領域に、第2番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第2領域に、…、第N番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第N領域に、それぞれ格納するようにし、出力側は、次のサンプリング周期で、並列に、(1)前記記憶手段の第1領域、第a+1領域、第2a+1領域、…、および、第(M−1)a+1領域のサンプルデータを順次出力することにより、第1系統のMch/lineの信号を出力し、(2)前記記憶手段の第2領域、第a+2領域、第2a+2領域、…、および、第(M−1)a+2領域のサンプルデータを順次出力することにより、第2系統のMch/lineの信号を出力し、…(3)前記記憶手段の第a領域、第2a領域、第3a領域、…、および、第Ma(=N)領域のサンプルデータを順次出力することにより、第a系統のMch/lineの信号を出力するようにすることを特徴とする。
逆に、Mch/line×a系統の信号をNch/lineの信号に変換する場合、入力側は、1サンプリング周期で、入力したMch/line×a系統の信号に対して、並列に、(1)第1系統のMch/lineの信号から、順次、サンプルデータを取り出し、第1番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第1領域に、第2番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第a+1領域に、第3番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第2a+1領域に、…、第M番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第(M−1)a+1領域に、それぞれ格納し、(2)第2系統のMch/lineの信号から、順次、サンプルデータを取り出し、第1番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第2領域に、第2番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第a+2領域に、第3番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第2a+2領域に、…、第M番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第(M−1)a+2領域に、それぞれ格納し、…(3)第a系統のMch/lineの信号から、順次、サンプルデータを取り出し、第1番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第a領域に、第2番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第2a領域に、第3番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第3a領域に、…、第M番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第Ma(=N)領域に、それぞれ格納するようにし、出力側は、次のサンプリング周期で、前記記憶手段の第1領域、第2領域、…、および、第N領域のサンプルデータを順次出力することにより、Nch側/lineの信号を出力するようにする。
上述したNch/lineの信号をMch/line×a系統の信号に変換する回路と、Mch/line×a系統の信号をNch/lineの信号に変換する回路の両方を備えたオーディオ信号変換回路としてもよい。
上記構成において、Nch→Mch×aへの変換を行う出力側手段は、サンプルデータを格納するa個の第1〜第a出力側バッファを備えるようにし、このバッファを経由することで、第1〜第a系統のMch/lineの信号の並列な出力を実現するようにしてもよい。同様に、Mch×a→Nchへの変換を行う入力側手段は、サンプルデータを格納するa個の第1〜第a入力側レジスタを備えるようにし、このレジスタを経由することで、第1〜第a系統のMch/lineの信号の並列な入力および前記第1〜第N領域を備えた記憶手段への書き込みを実現するようにしてもよい。
さらに、回路を共通化し、Nch/lineの信号をMch/line×a系統の信号に変換するか、Mch/line×a系統の信号をNch/lineの信号に変換するかを、指示するための選択信号を入力し、該選択信号がNch→Mch/line×a系統の変換を指示していたときは該変換を行う回路として機能するように各共通部分を制御し、該選択信号がMch/line×a系統→Nchの変換を指示していたときは該変換を行う回路として機能するように各共通部分を制御するようにしてもよい。
また、1サンプリング周期における、前記記憶手段の第1〜第N領域へのサンプルデータの書き込みの順序、および/または、前記記憶手段の第1〜第N領域からのサンプルデータの読み出しの順序を、テーブルで特定するようにしてもよい。
本発明によれば、Nch/lineの信号とMch/line×a系統の信号との相互の変換を、1サンプリング周期で行うことができる。また、従来の変換回路が変換の汎用性を高めるために備えていたセレクタなどの回路を省略することができ、回路規模も簡易になる。
本発明に係るTDM変換回路を適用したオーディオデータ入出力システム全体のデータの流れを示すブロック図 8ch/line→4ch/line変換のタイムチャート図 4ch/line×2系統→8ch/line変換のタイムチャート図 実施形態のFPGAの概略構成図 8→4変換部の書き込み処理および読み出し処理のフローチャート アドレステーブルの例を示す図 従来の4ch/line×2から8ch/lineへの変換を行う集積回路の概略構成図
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係るTDM変換回路を適用したオーディオデータ入出力システム全体のデータの流れを示す。マイクなどにより入力し入力端子101を介してアナログディジタル(AD)変換器102に入力した8ch分のアナログオーディオ信号は、それぞれディジタルオーディオ信号に変換されて、SSP103に入力する。SSP103は、パラレルシリアル変換器の機能を備え、AD変換器102から入力したパラレルな8ch分のディジタルオーディオ信号を4ch/line×2に纏めて、それら2系統のシリアル信号線で合わせて8chの信号をFPGA104に入力する。
FPGA104(1個のICで構成されている)は、入力した4ch/line×2系統のディジタルオーディオ信号を、8ch/lineに変換してDICE105に出力する。DICE105は、オーディオデータを伝送する音楽ネットワークのインターフェースを実現する回路である。107はIEEE1394インターフェースのコネクタであり、不図示のディジタルオーディオワークステーション(DAW)と接続するコネクタである。PHY106は、DICE105とDAWI/O107との間の信号伝送のタイミング調整を行う回路である。108は、BNC形式のワードクロックインターフェースである。109は、光ファイバの入出力を実現するインターフェースである。110はS/PDインターフェースである。DICE105は、FPGA104から出力される8ch/lineのシリアルオーディオ信号の各chのオーディオデータを、これらのインターフェース106〜110により、外部へ出力することができる。
逆に、これらの各インターフェースにより入力したディジタルオーディオ信号は、DICE105を介して、8ch/lineのシリアルオーディオ信号としてFPGA104に入力する。FPGA104は、入力した8ch/lineのシリアルオーディオ信号を、4ch/line×2系統に変換し、SSP103に入力する。SSP103は、シリアルパラレル変換器の機能を備え、入力した4ch/line×2系統のシリアルオーディオ信号を、各ch毎のパラレルなディジタルオーディオ信号に分け、ディジタルアナログ(DA)変換器111に出力する。DA変換器111は、各ch毎のディジタルオーディオ信号をそれぞれアナログ信号に変換し、対応するコネクタから出力する。
図2は、図1のFPGA104で実現する8ch/line→4ch/line変換のタイムチャートを示す。矢印Tの向きに時間が進むものとする。図中、(a)はシステムで使用する同調パルス(サンプリングクロック)を示す。この同調パルスは、DICE105からFPGA104に与えられる。(b)は、DICE105からFPGA104に入力する8ch/lineのシリアルオーディオ信号を示す。同調パルスに同期して、パルス間(1サンプリング周期)で256ビットの入力を行うが、この256ビットを32ビットずつ8つの区間に分け、各区間の初めの24ビット分で1〜8chの各chのサンプルデータを順に入力する。(c)は、FPGA104からの4ch/line×2の出力のうち第1系統の出力信号を示す。(d)は、FPGA104からの4ch/line×2の出力のうち第2系統の出力信号を示す。これらの各系統では、同調パルスに同期して、1サンプリング周期で128ビットの出力を行うことができる。第1系統では、この128ビット分の区間を32ビットずつ4つに分け、それらの4つの区間の先頭24ビット分で1ch、3ch、5ch、および7chの各chのサンプルデータを順に出力する。同様に、第2系統では、2ch、4ch、6ch、および8chのサンプルデータを順に出力する。以上のようにして、入力した8ch/lineの信号を4ch/lineの2つの系統に変換する。
図3は、図1のFPGA104で実現する4ch/line×2系統→8ch/line変換のタイムチャートを示す。矢印Tおよび(a)の同調パルスは、図2で説明した。(b)および(c)は、SSP103からFPGA104に入力する4ch/line×2系統のシリアルオーディオ信号を示す。同調パルスに同期して、1サンプリング周期で128ビットの入力を行うが、この128ビットを32ビットずつ4つの区間に分け、各区間の初めの24ビット分で各chのサンプルデータを順に入力する。図示するように、(b)の第1系統で、1ch、3ch、5ch、および7chを順に入力し、第2系統で、2ch、4ch、6ch、および8chの各chを順に入力するものとする。(d)は、FPGA104からの8ch/lineの出力信号を示す。出力側は、同調パルスに同期して、1サンプリング周期で256ビットの出力を行うことができるが、この256ビットを8つの区間に分け、各32ビットの先頭の24ビット分で1ch〜8chの各chのサンプルデータを順に出力する。以上のようにして、4ch/line×2系統から8ch/lineへの変換が実現される。
図4は、図1〜3で説明した本実施形態のFPGA104の概略構成を示す。400は8ch/line→4ch/line変換部(以下、8→4変換部と呼ぶ)、420は4ch/line→8ch/line変換部(以下、4→8変換部と呼ぶ)、440はタイミングコントローラを示す。
8→4変換部400は、32ビットシフトレジスタ401、32ビットレジスタ402、2ポートRAM403、32ビットバッファ404,406、および32ビットシフトレジスタ405,407を備える。4→8変換部420は、32ビットシフトレジスタ421,423、32ビットレジスタ422,424、2ポートRAM425、32ビットバッファ426、および32ビットシフトレジスタ427を備える。なお、データの流れを示す矢印線の近くに記載した“1”あるいは“32”の数値は、そのラインに流れるデータのビット数を示している。タイミングコントローラ440は、エッジデデクタ441、ビットカウンタ442、fsビットカウンタ443、ワードカウンタ444、減算器446、および加算器445,447を備える。reset_nは電源オン時などに入力されるリセット信号であり、これが入力されるとFPGA104内のレジスタ、カウンタ、バッファなどは全て0リセットされる。SYNCpulseは、図2,3の(a)の同調パルスである。256fsは、同調パルスの立ち上がり時点から次の立ち上がり時点までの区間(1サンプリング周期)を256分割するシステムクロック信号である。
同調パルスの立ち上がり時点から開始する8→4変換部400の動作について説明する。8ch/lineで8→4変換部400に入力したデータは、システムクロック256fsに基づいて、1サンプリング周期を256分割したタイムスロット毎に1ビットずつ32ビットシフトレジスタ401に取り込まれる。32ビットシフトレジスタ401は、32ビット分のデータを取り込んだら、そのデータを32ビットレジスタ402に転送して格納する。32ビットレジスタ402に格納されたデータは、2ポートRAM403に順番に積まれていく。2ポートRAM403は、32ビット×16ワードの領域を持ち、2ワードを1セットとして見かけ上1つの領域で読み出しと書き込みが同時に行えるように見えるものである。従って、RAM403内には、同時に読み書き可能な第1領域〜第8領域があることになる。2ポートRAM403の入力側と出力側に記載した1〜8の数字は、与えられたライトアドレス(Write Address)に従ってRAM403内の第1領域〜第8領域に書き込み/読み出ししていることを示す。
図2の(b)に示したように、サンプリング周期の開始タイミング201−0から、まず1chのサンプルデータが入力し、32ビットシフトレジスタ401を介して32ビットレジスタ402に格納されると、そのデータはタイミング201−1でRAM403内の第1領域に書き込まれる。同様にして、2ch〜8chのサンプルデータは、RAM403内の第2〜第8領域にタイミング201−2〜201−8で順次書き込まれる。以上のようにして、1サンプリング周期で、1ch〜8chの各サンプルデータがRAM403の第1〜第8領域に書き込まれる。入力側では、サンプリング周期毎にこの処理を繰り返す。
上述の32ビットレジスタ402からRAM403への書き込みは、タイミングコントローラ440からのライトイネーブル(Write Enable)信号を契機として実行され、その書き込みアドレスは、タイミングコントローラ440からライトアドレス(Write Address)として与えられる。
ここで、タイミングコントローラ440の動作を説明しておく。エッジデデクタ441は、同調パルスの立ち上がり時点を検出したとき、ビットカウンタ442およびfsビットカウンタ443へリセット信号を出力する。32ビットカウンタ442およびfsビットカウンタ443は、エッジデデクタ441からのリセット信号でそれぞれ0リセットされ、その後、システムクロック256fsに基づくカウントアップ動作を開始する。ビットカウンタ442は、5ビットのカウンタであるので、システムクロック256fsに基づいて0から31を繰り返しカウントすることになり、オーバフローしてカウント値が0になる毎にライトイネーブル信号を出力する。これにより、1サンプリング周期において、図2の付番201−1〜201−8の各タイミングでライトイネーブル信号が出力される。fsビットカウンタ443は8ビットのカウンタであるので、1サンプリング周期でシステムクロック256fsに基づいて0から255をカウントすることになり、エッジデデクタ441からのリセット信号でカウント値が0になる毎に(すなわち、付番201−8や201−0のタイミングで)0リセット信号をワードカウンタ444に出力する。また、ビットカウンタ442からは、ライトイネーブル信号と同タイミングでカウントアップ信号がワードカウンタ444に出力される。ワードカウンタ444は、fsビットカウンタ443から出力される0リセット信号で0リセットされ、ビットカウンタ442から出力されるカウントアップ信号でカウントアップされる。ワードカウンタ444は、3ビットのカウンタであるので、1サンプリング周期で0から7をカウントすることになる。なお、このカウントアップ信号は図2の付番201−1〜201−8の各タイミングで出力されるが、これらの各タイミングにおいて、ワードカウンタ444は、ライトアドレスとしてカウントアップする前の値を出力した後、カウントアップを行うものとする。従って、ライトイネーブル信号が出力されるタイミング201−1〜201−8では、それぞれ、ライトアドレスとして“0”〜“7”が出力されることになる。このライトアドレス“0”〜“7”は、順にRAM403の第1〜第8領域を指すアドレスである。
以上により、1chのサンプルデータがタイミング201−1でライトアドレス“0”すなわちRAM403の第1領域に書き込まれ、2chのサンプルデータがタイミング201−2でライトアドレス“1”すなわちRAM403の第2領域に書き込まれ、…、8chのサンプルデータがタイミング201−8でライトアドレス“7”すなわちRAM403の第8領域に書き込まれ、というようにして、1サンプリング周期で、1ch〜8chの各サンプルデータがRAM403の第1〜第8領域に書き込まれる。入力側では、サンプリング周期毎にこの処理を繰り返す。
8→4変換部400の出力側の動作を説明する。タイミングコントローラ440のワードカウンタ444のカウント値を加算器445で+2した値がリードアドレス(read address)としてRAM403に入力する。リードのタイミングを示すストローブ信号は図示しないが、ライトイネーブル信号が出力されるタイミングでリードも行うものとする。従って、図2の(c)および(d)において、ライトアドレス“6”でライトイネーブル信号が出力されるタイミング201−7では、リードアドレス“0”(3ビットデータの“6”に+2してオーバフローするので“0”となる)が出力され、RAM403の第1領域のサンプルデータが32ビットバッファ404に読み出される。次に、ライトアドレス“7”でライトイネーブル信号が出力されるタイミング202−0(201−8)では、リードアドレス“1”が出力され、RAM403の第2領域のサンプルデータが32ビットバッファ406に読み出される。この時点202−0で、バッファ404と406に1chと2chのサンプルデータが用意されたことになり、これらのデータは32ビットシフトレジスタ405および407に出力され、該シフトレジスタ405および407からそれぞれ1ビットずつシリアル信号として出力される。これにより、図2(c)の1chのサンプルデータを含む32ビットの出力と、図2(d)の2chのサンプルデータを含む32ビットの出力が、実行される。同様にして、タイミング202−1でRAM403の第3領域のサンプルデータが32ビットバッファ404に読み出され、タイミング202−2でRAM403の第4領域のサンプルデータが32ビットバッファ406に読み出される。この時点202−2で、バッファ404と406に3chと4chのサンプルデータが用意されたことになり、これらのデータは32ビットシフトレジスタ405および407に出力され、該シフトレジスタ405および407からそれぞれ1ビットずつシリアル信号として出力される。これにより、図2(c)の3chのサンプルデータを含む32ビットの出力と、図2(d)の4chのサンプルデータを含む32ビットの出力が、実行される。以下、5〜8chのデータ出力も同様である。以上により、1サンプリング周期で、第1出力系列ではch1,3,5,7の各サンプルデータが4ch/lineのシリアル信号で、第2出力系列ではch2,4,6,8の各サンプルデータが4ch/lineのシリアル信号で、それぞれ出力される。出力側では、サンプリング周期毎にこの処理を繰り返す。
なお、RAM403の第1,3,5,7領域からサンプルデータを読み出したときは、読み出したデータを32ビットバッファ404に書き込み、第2,4,6,8領域からサンプルデータを読み出したときは、読み出したデータを32ビットバッファ406に書き込んでいるが、書き込み先のバッファ404と406の切り替えは、リードアドレスに応じて切り替えている。
同調パルスの立ち上がり時点から開始する4→8変換部420の動作について説明する。4ch/lineで4→8変換部420に入力した第1系統と第2系統のデータは、システムクロック256fsを2分の1分周したクロックに基づいて、1サンプリング周期を128分割したタイムスロット毎に1ビットずつ32ビットシフトレジスタ421,423にそれぞれ取り込まれる。32ビットシフトレジスタ421,423は、それぞれ、32ビット分のデータを取り込んだら、そのデータを32ビットレジスタ422,424に転送して格納する。32ビットレジスタ422,424に格納されたデータは、2ポートRAM425に順番に積まれていく。2ポートRAM425は、2ポートRAM403と同様のものであり、同時に読み書き可能な第1領域〜第8領域を備える。
図3の(b)および(c)に示したように、サンプリング周期の開始タイミング301−0から、まず1chと2chのサンプルデータがそれぞれ入力し、32ビットシフトレジスタ421,423を介して、タイミング301−2で、それらのデータが32ビットレジスタ422,424にそれぞれ格納される。タイミングコントローラ440は、タイミング301−2でライトイネーブル信号を出力するが、このときRAM425に入力するライトアドレスは、ワードカウンタ444のカウント値から減算器446で−1した値である。タイミング301−2では、ワードカウンタ444のカウント値は“1”であるので、ライトアドレスとして“0”がRAM425に入力する。従って、このタイミング301−2で、32ビットレジスタ422の1chのサンプルデータがRAM425の第1領域に書き込まれる。次に、タイミングコントローラ440は、タイミング301−3でライトイネーブル信号を出力するが、このときRAM425に入力するライトアドレスは“1”であるので、このタイミング301−3で、32ビットレジスタ424の2chのサンプルデータがRAM425の第2領域に書き込まれる。同様にして、タイミング301−4で3chのサンプルデータがRAM425の第3領域に書き込まれ、タイミング301−5で4chのサンプルデータがRAM425の第4領域に書き込まれ、…、タイミング301−8(302−0)で7chのサンプルデータがRAM425の第7領域に書き込まれ、タイミング302−1で8chのサンプルデータがRAM425の第8領域に書き込まれる。以上のようにして、1サンプリング周期で、1ch〜8chの各サンプルデータがRAM425の第1〜第8領域に書き込まれる。入力側では、サンプリング周期毎にこの処理を繰り返す。
なお、RAM425の第1,3,5,7領域へは32ビットレジスタ422のサンプルデータを書き込み、第2,4,6,8領域へは32ビットレジスタ424のサンプルデータを書き込んでいるが、32ビットレジスタ422と424の切り替えは、ライトアドレスに応じて切り替えている。
4→8変換部420の出力側の動作を説明する。タイミングコントローラ440のワードカウンタ444のカウント値に加算器447で+1した値がリードアドレス(read address)としてRAM425に入力する。リードのタイミングを示すストローブ信号は図示しないが、ライトイネーブル信号が出力されるタイミングでリードも行うものとする。従って、図3の(d)において、ライトアドレス“7”でライトイネーブル信号が出力されるタイミング302−0では、リードアドレス“0”(3ビットデータの“7”に+1してオーバフローするので“0”となる)が出力され、RAM425の第1領域のサンプルデータが32ビットバッファ426に読み出される。32ビットバッファ426のサンプルデータは、シフトレジスタ427を介して1ビットずつシリアル信号として出力される。これにより、図3(d)の1chのサンプルデータを含む32ビットの出力が実行される。次に、ライトアドレス“0”でライトイネーブル信号が出力されるタイミング302−1では、リードアドレス“1”が出力され、RAM425の第2領域のサンプルデータが32ビットバッファ426に読み出される。32ビットバッファ426のサンプルデータは、シフトレジスタ427を介して1ビットずつシリアル信号として出力される。これにより、図3(d)の2chのサンプルデータを含む32ビットの出力が実行される。同様にして、タイミング302−2では第3領域のサンプルデータが読み出されて出力が開始され、タイミング302−3では第4領域のサンプルデータが読み出されて出力が開始され、…、タイミング302−7では第8領域のサンプルデータが読み出されて出力が開始され、というようにして、1サンプリング周期で、ch1〜ch8の各サンプルデータが8ch/lineのシリアル信号で出力される。出力側では、サンプリング周期毎にこの処理を繰り返す。
図5(a)は、図4の8→4変換部400におけるRAM403への書き込み処理の流れを示す。ステップ501で、ビットカウンタ442からライトイネーブル信号が来るまで待機する。来たら、ステップ502で、32ビットレジスタ402のデータをRAM403の与えられているライトアドレスの領域に書き込む。以上を繰り返すことにより、RAM403への書き込み処理が行われる。なお、図4の4→8変換部420におけるRAM425への書き込み処理も同様である。ただし、ステップ502におけるRAM425への書き込みでは、ライトアドレスに応じて32ビットレジスタ422または424の何れかのデータをRAM425に書き込むことになる。
図5(b)は、図4の8→4変換部400におけるRAM403からの読み出し処理の流れを示す。ステップ511で、ライトイネーブル信号と同じタイミングで出力されるストローブ信号を待機する。来たら、ステップ512で、RAM403の与えられたリードアドレスの領域からデータを読み出し、32ビットバッファ404または406に格納する。リードアドレスが0,2,4,6(RAM403の第1,3,5,7領域からの読み出し)のときは32ビットバッファ404に格納し、リードアドレスが1,3,5,7(RAM403の第2,4,6,8領域からの読み出し)のときは32ビットバッファ406に格納する。以上を繰り返すことによりRAM403からの読み出し処理が行われる。なお、図4の4→8変換部420におけるRAM425からの読み出し処理も同様である。ただし、ステップ512におけるRAM425からの読み出しでは、読み出したデータを32ビットバッファ426に書き込めばよい。
上記実施形態によれば、8ch/line→4ch/line×2の変換および4ch/line×2→8ch/lineの変換の両方において、入力側は、1サンプリング周期で受信した各chのサンプルを2portRAMに書き込み、出力側は、その次のサンプリング周期で2portRAMから各chのサンプルデータを読み出して出力するようにしている。これにより、レイテンシは1クロック分で済む。
上記実施形態では、図4のタイミングコントローラ440において、ワードカウンタ444および減算器446や加算器445,447を用いてライトアドレスとリードアドレスを生成しているが、テーブルを用いてこれらのアドレスを生成するようにしてもよい。例えば、図6(a)は、8→4変換部400の出力側のリードアドレスを生成するためのアドレステーブルの例(その1)を示す。図4の加算器445を、図6(a)のアドレステーブルに置き換える。アドレステーブルの各要素領域の左側に記載した0〜7の数値は、ワードカウンタ444のカウント値を示す。ワードカウンタ444からこれらのカウント値が出力されたとき、アドレステーブルの対応する要素領域に格納されているアドレスを出力する。図6(a)のテーブルでは、ワードカウンタ444のカウント値が6のときリードアドレスとして0を出力し、カウント値が7のときリードアドレスとして1を出力し、…、カウント値が5のときリードアドレスとして7を出力することになる。これは、要するにワードカウンタ444のカウント値に+2した値をリードアドレスとして出力しているので、8→4変換部400の出力側の動作としては、上記図2や図4を参照して説明したのと同じとなる。
図6(b)は、8→4変換部400の出力側のリードアドレスを生成するためのアドレステーブルの例(その2)であり、図6(a)のテーブルの各要素領域に格納されているリードアドレスを書き換えたものである。ワードカウンタ444のカウント値が6のときリードアドレスとして3を出力し、カウント値が7のときリードアドレスとして2を出力し、…カウント値が5のときリードアドレスとして4を出力している。これにより、第1出力系列ではRAM403の第4領域、第2領域、第8領域、および第6領域のサンプルデータがこの順に(chで言うと、4ch、2ch、8ch、6chの順)出力され、第2出力系列ではRAM403の第3領域、第1領域、第7領域、および第5領域のサンプルデータがこの順に(chで言うと、3ch、1ch、7ch、5chの順)出力される。
図6に例示したようなアドレステーブルを用いることで、入力した各chをどのような順番で出力するかについての汎用性を向上させることができる。ただし、例えば図2のタイムチャートから分るように、8chのサンプルデータは付番201−8のタイミングで受信が終わってRAM403に書き込まれるので、このサンプルをタイミング201−7や202−0でRAM403から読み出すことは不可能である。すなわち、1つのchに着目して、そのchのサンプルデータを読み出すタイミングが来る前に、そのchのサンプルデータがRAM403に書き込まれていなければならないという制約がある。
上記では8→4変換部400の出力側のリードアドレスを生成するためのアドレステーブルを説明したが、このようなアドレステーブルは、入力側のライトアドレスの発生にも適用できる。また、4→8変換部420におけるリードアドレスやライトアドレスの発生にも適用できる。
上記実施形態では、8ch/line→4ch/line×2の変換および4ch/line×2→8ch/lineの変換を例として説明したが、ch数はこれらに限らない。要するに、本願発明は、N=a×M(N,a,Mは何れも2以上の自然数)のとき、Nch/lineの信号とMch/line×a系統の信号との間で変換する場合に適用可能である。
上記実施形態では、図4に示すように、8→4変換部400と4→8変換部420とを別々に設けたが、これらを一体化することもできる。図4において、8→4変換部400の入力側のレジスタ401,402と4→8変換部420の出力側のレジスタ427,426を共通化し、8→4変換部400の出力側のバッファ404,406およびレジスタ405,407と4→8変換部420の入力側のレジスタ422,424およびレジスタ421,423を共通化する。また、2portRAM403と425を共通化する。そして、これらの共通化した回路を8→4変換部として用いるのか4→8変換部として用いるのかを指示するための選択信号を入力する。該選択信号が8→4変換部を指示していた場合は、上記共通化した部分を図4の8→4変換部400の各部として機能するように制御し、該選択信号が4→8変換部を指示していた場合は、上記共通化した部分を図4の4→8変換部420の各部として機能するように制御する。このような共通化によれば、一方向の変換しかできなくなるが、回路規模を小さくすることができるメリットがある。
104…FPGA、400…8ch/line→4ch/line変換部、401…32ビットシフトレジスタ、402…32ビットレジスタ、403…2ポートRAM、404,406…32ビットバッファ、405,407…32ビットシフトレジスタ、420…4ch/line→8ch/line変換部、421,423…32ビットシフトレジスタ、422,424…32ビットレジスタ、425…2ポートRAM、426…32ビットバッファ、427…32ビットシフトレジスタ、440…タイミングコントローラ、441…エッジデデクタ、442…ビットカウンタ、443…fsビットカウンタ、444…ワードカウンタ、446…減算器、445,447…加算器。

Claims (7)

  1. 1本の信号線に時分割でNチャンネル(ch)のオーディオデータが流れるNch/line(ただし、aとMを2以上の自然数としてN=a×Mと表せるものとする)の信号を、a本の各信号線のそれぞれに時分割でMchのオーディオデータが流れるMch/line×a系統の信号に、変換するオーディオ信号変換回路であって、
    サンプルデータを同時に読み書き可能な第1〜第N領域を備えた記憶手段と、
    1サンプリング周期で、入力したNch/lineの信号から、順次、各chのサンプルデータを取り出し、第1番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第1領域に、第2番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第2領域に、…、第N番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第N領域に、それぞれ格納するN→M変換入力側手段と、
    次のサンプリング周期で、並列に、
    (1)前記記憶手段の第1領域、第a+1領域、第2a+1領域、…、および、第(M−1)a+1領域のサンプルデータを順次出力することにより、第1系統のMch/lineの信号を出力し、
    (2)前記記憶手段の第2領域、第a+2領域、第2a+2領域、…、および、第(M−1)a+2領域のサンプルデータを順次出力することにより、第2系統のMch/lineの信号を出力し、

    (3)前記記憶手段の第a領域、第2a領域、第3a領域、…、および、第Ma(=N)領域のサンプルデータを順次出力することにより、第a系統のMch/lineの信号を出力する
    N→M変換出力側手段と
    を備えることを特徴とするオーディオ信号変換回路。
  2. a本の各信号線のそれぞれに時分割でMチャンネル(ch)のオーディオデータが流れるMch/line×a系統の信号を、1本の信号線に時分割でNchのオーディオデータが流れるNch/line(ただし、N=a×Mとする)の信号に、変換するオーディオ信号変換回路であって、
    サンプルデータを同時に読み書き可能な第1〜第N領域を備えた記憶手段と、
    1サンプリング周期で、入力したMch/line×a系統の信号に対して、並列に、
    (1)第1系統のMch/lineの信号から、順次、サンプルデータを取り出し、第1番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第1領域に、第2番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第a+1領域に、第3番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第2a+1領域に、…、第M番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第(M−1)a+1領域に、それぞれ格納し、
    (2)第2系統のMch/lineの信号から、順次、サンプルデータを取り出し、第1番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第2領域に、第2番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第a+2領域に、第3番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第2a+2領域に、…、第M番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第(M−1)a+2領域に、それぞれ格納し、

    (3)第a系統のMch/lineの信号から、順次、サンプルデータを取り出し、第1番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第a領域に、第2番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第2a領域に、第3番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第3a領域に、…、第M番目に入力したサンプルデータを前記記憶手段の第Ma(=N)領域に、それぞれ格納する
    M→N変換入力側手段と、
    次のサンプリング周期で、前記記憶手段の第1領域、第2領域、…、および、第N領域のサンプルデータを順次出力することにより、Nch側/lineの信号を出力するM→N変換出力側手段と
    を備えることを特徴とするオーディオ信号変換回路。
  3. 請求項1に係るNch/lineの信号をMch/line×a系統の信号に変換する回路と、
    請求項2に係るMch/line×a系統の信号をNch/lineの信号に変換する回路と
    を備えることを特徴とするオーディオ信号変換回路。
  4. 請求項1または3に記載のオーディオ信号変換回路において、
    前記N→M変換出力側手段は、
    サンプルデータを格納するa個の第1〜第a出力側バッファと、
    (1)前記記憶手段の第1領域のサンプルデータを読み出して前記第1出力側バッファに書き込み、前記記憶手段の第2領域のサンプルデータを読み出して前記第2出力側バッファに書き込み、…、前記記憶手段の第a領域のサンプルデータを読み出して前記第a出力側バッファに書き込み、
    (2)前記第1〜第a出力側バッファにサンプルデータが書き込まれたら、第1出力側バッファのサンプルデータを第1系統のMch/lineの信号として、第2出力側バッファのサンプルデータを第2系統のMch/lineの信号として、…、第a出力側バッファのサンプルデータを第a系統のMch/lineの信号として、それぞれ出力することにより、並行してa本のMch/lineの信号出力を開始し、
    (3)引き続き、前記記憶手段の第a+1〜第2a領域のサンプルデータを前記第1〜第a出力側バッファ経由で第1〜第a系統のMch/lineの信号として出力し、前記記憶手段の第2a+1〜第3a領域のサンプルデータを前記第1〜第a出力側バッファ経由で第1〜第a系統のMch/lineの信号として出力し、…、最後に前記記憶手段の第(M−1)a+1〜第Ma(=N)領域のサンプルデータを前記第1〜第a出力側バッファ経由で第1〜第a系統のMch/lineの信号として出力することにより、
    (4)前記Nch/lineの信号の各chのサンプルデータを入力したサンプリング周期の次のサンプリング周期で、当該入力したNchのサンプルデータを含む前記第1〜第a系統のMch/lineの信号を出力する
    手段と
    を備えることを特徴とするオーディオ信号変換回路。
  5. 請求項2または3に記載のオーディオ信号変換回路において、
    前記M→N変換入力側手段は、
    サンプルデータを格納するa個の第1〜第a入力側レジスタと、
    1サンプリング周期で、
    (1)前記第1系統のMch/lineの信号から第1番目に入力したサンプルデータを前記第1入力側レジスタに格納し、前記第2系統のMch/lineの信号から第1番目に入力したサンプルデータを前記第2入力側レジスタに格納し、…、前記第a系統のMch/lineの信号から第1番目に入力したサンプルデータを前記第a入力側レジスタに格納し、前記第1〜第a入力側レジスタにサンプルデータが格納されたら、前記第1入力側レジスタのサンプルデータを前記記憶手段の第1領域に、前記第2入力側レジスタのサンプルデータを前記記憶手段の第2領域に、…、前記第a入力側レジスタのサンプルデータを前記記憶手段の第a領域に、それぞれ格納し、
    (2)前記第1系統のMch/lineの信号から第2番目に入力したサンプルデータを前記第1入力側レジスタに格納し、前記第2系統のMch/lineの信号から第2番目に入力したサンプルデータを前記第2入力側レジスタに格納し、…、前記第a系統のMch/lineの信号から第2番目に入力したサンプルデータを前記第a入力側レジスタに格納し、前記第1〜第a入力側レジスタにサンプルデータが格納されたら、前記第1入力側レジスタのサンプルデータを前記記憶手段の第a+1領域に、前記第2入力側レジスタのサンプルデータを前記記憶手段の第a+2領域に、…、前記第a入力側レジスタのサンプルデータを前記記憶手段の第2a領域に、それぞれ格納し、

    (3)前記第1系統のMch/lineの信号から第M番目に入力したサンプルデータを前記第1入力側レジスタに格納し、前記第2系統のMch/lineの信号から第M番目に入力したサンプルデータを前記第2入力側レジスタに格納し、…、前記第a系統のMch/lineの信号から第M番目に入力したサンプルデータを前記第a入力側レジスタに格納し、前記第1〜第a入力側レジスタにサンプルデータが格納されたら、前記第1入力側レジスタのサンプルデータを前記記憶手段の第(M−1)a+1領域に、前記第2入力側レジスタのサンプルデータを前記記憶手段の第(M−1)a+2領域に、…、前記第a入力側レジスタのサンプルデータを前記記憶手段の第Ma(=N)領域に、それぞれ格納する
    手段と
    を備えることを特徴とするオーディオ信号変換回路。
  6. 1本の信号線に時分割でNチャンネル(ch)のオーディオデータが流れるNch/line(ただし、aとMを2以上の自然数としてN=a×Mと表せるものとする)の信号と、a本の各信号線のそれぞれに時分割でMchのオーディオデータが流れるMch/line×a系統の信号とを、相互に変換するオーディオ信号変換回路であって、
    サンプルデータを同時に読み書き可能な第1〜第N領域を備えた記憶手段と、
    Nch/lineの信号をMch/line×a系統の信号に変換するか、Mch/line×a系統の信号をNch/lineの信号に変換するかを、指示するための選択信号を入力する手段と、
    Nch/lineの信号を入力して各chのサンプルデータを順次取り出す機能と、順次与えられるN個の各chのサンプルデータをNch/lineの信号として出力する機能とを切替え可能な第1の回路と、
    Mch/line×a系統の信号を並列に入力してそれぞれ各chのサンプルデータを順次取り出す機能と、a系統のそれぞれに対して並列に、順次与えられるM個の各chのサンプルデータをMch/lineの信号として出力する機能とを切替え可能な第2の回路と、
    前記選択信号として、Nch/lineの信号をMch/line×a系統の信号に変換する指示が入力された場合は、前記第1の回路を、Nch/lineの信号を入力して各chのサンプルデータを取り出す機能に切替え、前記第2の回路を、a系統のそれぞれに対して並列に、順次与えられるM個の各chのサンプルデータをMch/lineの信号として出力する機能に切替えることにより、1サンプリング周期で、前記第1の回路により順次取り出したNch分のサンプルデータを順に前記記憶手段の第1〜第N領域に格納し、次のサンプリング周期で、前記第2の回路により、第1系統では前記記憶手段の第1領域、第a+1領域、第2a+1領域、…、および、第(M−1)a+1領域のサンプルデータを順次出力することによりMch/lineの信号を出力し、第2系統では前記記憶手段の第2領域、第a+2領域、第2a+2領域、…、および、第(M−1)a+2領域のサンプルデータを順次出力することによりMch/lineの信号を出力し、…、第a系統では前記記憶手段の第a領域、第2a領域、第3a領域、および、第Ma(=N)領域のサンプルデータを順次出力することによりMch/lineの信号を出力するように制御する手段と、
    前記選択信号として、Mch/line×a系統の信号をNch/lineの信号に変換する指示が入力された場合は、前記第1の回路を、順次与えられるN個の各chのサンプルデータをNch/lineの信号として出力する機能に切替え、前記第2の回路を、Mch/line×a系統の信号を並列に入力してそれぞれ各chのサンプルデータを順次取り出す機能に切替えることにより、1サンプリング周期で、前記第2の回路により、並列に、入力した第1系統のMch/lineの信号から順次取り出したサンプルデータを前記記憶手段の第1領域、第a+1領域、第2a+1領域、…、および、第(M−1)a+1領域に順に格納し、入力した第2系統のMch/lineの信号から順次取り出したサンプルデータを前記記憶手段の第2領域、第a+2領域、第2a+2領域、…、および、第(M−1)a+2領域に順に格納し、…、入力した第a系統のMch/lineの信号から順次取り出したサンプルデータを前記記憶手段の第a領域、第2a領域、第3a領域、…、および、第Ma(=N)領域に順に格納し、次のサンプリング周期で、前記第1の回路により、前記記憶手段の第1領域、第2領域、…、および、第N領域のサンプルデータを順次出力することによりNch/lineの信号を出力するように制御する手段と
    を備えることを特徴とするオーディオ信号変換回路。
  7. 請求項1から6の何れか1つに記載のオーディオ信号変換回路において、
    1サンプリング周期における、前記記憶手段の第1〜第N領域へのサンプルデータの書き込みの順序、および/または、前記記憶手段の第1〜第N領域からのサンプルデータの読み出しの順序を、テーブルで特定することを特徴とするオーディオ信号変換回路。
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