JP2010228657A - 自転車搭載装置 - Google Patents

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Satoshi Shibayama
智志 柴山
Seiichi Sumiya
誠一 角谷
Ryoichi Fukumoto
良一 福元
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Abstract

【課題】 自転車を搭載及び下ろす際の自転車の安定を保ち、搭載及び下ろす作業を容易にできる自転車搭載装置を提案すること。
【解決手段】 自転車搭載装置(5)を、後方フロア(11)に設けられる軸部(6)と、軸部(6)から延設されるアーム部(60)と、アーム部(60)に連係され、軸部(6)を中心として回動可能であって、自転車(2)の前輪(21)が載置されるホルダー(50)と、を備え、ホルダー(50)は、自転車(2)の前輪(21)の幅方向の動きを規制するように対向して配置された縦壁部(51a、51b、52a、52b)と、縦壁部(51a、51b、52a、52b)の間に回転自在に配置され、自転車(2)の前輪(21)のホルダー(50)に対する進退方向の移動を規制する一対のローラ部(53、54)と、を有し、自転車(2)の前輪(21)は一対のローラ部(53、54)に当接しつつ、後方フロア(11)に当接するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車に備えられる自転車搭載装置に関する。特にワンボックス型などの自動車の後方フロア上に自転車を搭載するための装置に関する。
従来、自動車の後方フロア上に自転車を搭載するための装置としては、
特許文献1に記載されるような装置が知られている。
特許文献1に記載される自転車搭載装置では、車両の後方フロア上に車両前後方向に延びるガイドレールが固定して取付けられている。そして、ガイドレールに自転車を載置するためのキャリアが、車両の前後方向に移動できるように取付けられた構成になっている。
自転車の搭載は、先ず車両の後部ドアを開き、キャリアを車外に引出し、車両フロアの後端と地面との間を架橋するようにキャリアを傾斜させセットする。次に、キャリアの上に自転車を載置した後、前輪固定具とフレーム固定ステーを用いて互いに固定する。そして、キャリアとキャリアに固定された自転車を、ガイドレール上を移動させて車両内へ押込み、自転車を搭載する。尚、自転車を下ろすときは、搭載と逆の手順で行う。
特開平11−198710号公報
しかしながら、特許文献1のような自転車搭載装置では、搭載の際に、先ず傾斜したキャリア上に自転車を載置し、そして固定する必要がある。このため、前輪固定具とフレーム固定ステーによる自転車の固定が完了するまでは、不安定な状態の自転車を転倒しないように支持しなければならない。また、自転車を車両から下ろす際も同様に、自転車を支持しながら前輪固定具とフレーム固定ステーを外す必要がある。このように、自転車の搭載及び下ろす際、自転車は不安定な状態となるために、一人で実施できないほど作業が難しくなる問題がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、自転車を搭載及び下ろす際の自転車の安定を保ち、搭載及び下ろす作業を容易にできる自転車搭載装置を提案することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、車両後方フロア上に自転車を搭載する自転車搭載装置であって、前記後方フロアに設けられる軸部と、前記軸部から延設されるアーム部と、前記アーム部に連係され、前記軸部を中心として回動可能であって、自転車の前輪が載置されるホルダーとを備え、前記ホルダーは、前記自転車の前輪の幅方向の動きを規制するように対向して配置された縦壁部と、対向して配置された前記縦壁部の間に回転自在に配置され、前記自転車の前輪の前記ホルダーに対する進退方向の移動を規制する一対のローラ部とを有し、前記自転車の前輪は、前記一対のローラ部に当接しつつ、前記後方フロアに当接するようにした。
また、請求項2に記載の発明は、車両後方フロア上に自転車を搭載する自転車搭載装置であって、前記後方フロアに設けられる軸部と、前記軸部から延設されるアーム部と、前記アーム部に連係され、前記軸部を中心として回動可能であり、自転車の前輪が載置されるホルダーと、を備え、前記ホルダーは、前記自転車の前輪の幅方向の動きを規制するように対向して配置された縦壁部と、前記自転車の前輪の進退方向の動きを規制する規制部と、前記後方フロアに回転自在に当接する転動体と、を有するようにした。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の自転車搭載装置において、前記ホルダーは、一方のローラ部が設けられた第1ホルダー部と、他方のローラ部が設けられ、且つ前記第1ホルダー部に回動自在に連結された第2ホルダー部と、前記第1ホルダー部及び前記第2ホルダー部の回動軸でターンオーバーするように前記第1ホルダー部、及び第2ホルダー部を連結するスプリングとを有し、前記スプリングの付勢力により、前記各ローラ部が前記自転車の前輪を挟み込み保持するようにした。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の自転車搭載装置において、前記第1ホルダーを前記アーム部に連結し、前記ホルダーを車両前後方向に延びる向きにしたとき、前記第1ホルダーを前記第2ホルダーの車両前方側になる構成とし、前記自転車の前輪が車両後方から前記ホルダーに載置される際に、該前輪が当接することで前記スプリングを、前記前輪を挟み込み保持する方向に、ターンオーバーさせる当接部を有するようにした。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の自転車搭載装置において、前記軸部側の前記縦壁部は、車両の上方に向かうに従い、対向する他方側の前記縦壁部に対して離間するテーパ部位を有するようにした。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1又は3から5の何れか一項に記載の自転車搭載装置において、前記ローラ部の周面は、中心に向かうに従い直径が小さくなる曲面にした。
請求項1に記載の発明では、自転車の前輪又は転動体によりホルダーが後方フロアに対して軸部を中心として回動自在となっているため、自転車の前輪をホルダーに載置して自転車を押すだけの容易な作業で、自転車のハンドルを切った安定した状態にして収納することができる。また、収納状態において縦壁部及びローラ部(規制部)により自転車の前輪が外れることを抑制できるので、車両走行中に移動しないように拘束し易い。
請求項2に記載の発明では請求項1と同様の作用効果を奏する。
請求項3に記載の発明ではタイヤの径の異なる自転車に対しても対応することができる。また、自転車の前輪がホルダーに載置される前は、スプリングを載置後と異なる方向にターンオーバーさせておけばホルダーに前輪を載せやすくなる。
請求項4に記載の発明では、自転車の前輪がホルダーに載置される前は、スプリングを載置後と異なる方向にターンオーバーさせておいて、前輪をホルダーに載せる際には当接部に前輪が当接することでスプリングを載置後の方向にターンオーバーさせて前輪を保持することができる。そのため、前輪を保持する際に、手動で第2ホルダーをターンオーバー位置まで移動させる必要が無く、自転車搭載装置の操作性が向上する。
請求項5に記載の発明では、自転車はハンドルを切った状態で収納されるため、前輪が上方に向かうに従い、もう一方の前記縦壁部に対して離間するように傾くことになる。そのため、自転車の収納状態においてテーパ部位で自転車の前輪の幅方向の動きをより効果的に規制することができる。
請求項6に記載の発明では、自転車はハンドルを切った状態で収納されるため、収納状態までの間に前輪は除々に傾くことになる。ローラ部の周面を中心に向かうに従い直径が小さくなる曲面とすることでローラ部が回転する方向に効率的に力が伝わる。
本発明に関わる第一実施例の自転車搭載装置を備える車両の後部フロアの斜視図である。 本発明に関わる第一実施例の自転車搭載装置を示す平面図である。 本発明に関わる第一実施例の自転車搭載装置を示す側面図である。 本発明に関わる第一実施例の自転車搭載装置を示す側面図で図3とは異なる方向からの側面図である。 本発明に関わる第一実施例の自転車搭載装置によって、車両に自転車の搭載を開始するときの状態を示す側面図である。 本発明に関わる第一実施例の自転車搭載装置によって、車両に自転車の搭載を進める過程の状態を示し、(a)は側面図で、(b)は平面図である。 本発明に関わる第一実施例の自転車搭載装置によって、車両に自転車の搭載を完了した状態を示し、(a)は側面図で、(b)は平面図である。 本発明に関わる第一実施例の自転車搭載装置のホルダー上に自転車の前輪を載置した状態を示す側面図である。 本発明に関わる第二実施例の自転車搭載装置を示す側面図である。
以下に本発明の第一の実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、ワンボックス型の車両1の後部ドア15を開き、車両1の後部開放部1aから後部フロア11部分を見た斜視図で、後部フロア11上に自転車搭載装置5が設置されている。自転車搭載装置5は、自転車2を後部フロア11上に前輪21と後輪22で起立させた状態で搭載する装置である。尚、車両1における各方向は、図中に矢印で示されている。
車両1には、自転車搭載装置5で搭載した自転車2を、車両1の走行中に搭載位置に保持しておくための拘束ベルト7が備えられている。拘束ベルト7は、後部フロア11と車体12に連結され、長さを調整できるバックル71を備え、自転車2を後部フロア11に押付けるように付勢して保持する。
次に、図1に加え、図2を用いて、自転車搭載装置5の構成を詳細に説明する。
自転車搭載装置5は、後方フロア11に取付けられる軸部6と、軸部6に一方端部で回転自在に取付けられ、後方フロア11の面に沿って長く延びるアーム部60と、更にアーム部60の他方端部に結合されるホルダー50を備える。
軸部6は、後部フロア11の左右いずれか一方側(実施例では左側にしている)に配置されている。ホルダー50は、下端部分で後方フロア11に接し、且つ軸部6を中心とする円弧上での移動が可能となっている。そして、ホルダー50は、図1に2点鎖線示される後部開放部1aに近い位置と、実線で示される車両1内に入った位置間で、ホルダー50上に載置された自転車2の前輪21と共に移動できる構成となっている。
図2に示すように、アーム部60は、軸部6に回転自在に係合する環状係合部65と、環状係合部65に一方端で結合されて長く延びる中空形状の第1ロッド61と、第1ロッド61の内径部に一方端が挿入されて長く延びる中空形状の第2ロッド62と、第2ロッド62の内径に一方端が挿入されて長く延びる第3ロッド63と、第3ロッド63の先端部に結合されるブラケット部64とで構成されている。そして、ブラケット部64がホルダー50と結合する構成となっている。
アーム部60は、第1ロッド61、第2ロッド62、第3ロッド63が互いに抜き差し自在に嵌合することで、長さを伸縮させることが可能となっている。このために、図2に実線と二点差線とで示される位置の間で、軸部6からのホルダー50の距離を変更することができる構成となっている。
次に、図2、図3及び図4に基づいてホルダー50の構成を説明する。
ホルダー50は、ブラケット部64と結合される第1ホルダー部51を備える。第1ホルダー部51は、アーム部60の延び方向と交叉する方向に、長く延びる形状となっている。第1ホルダー部51は、延び方向に互いに対向して延びる外側縦壁部51aと内側縦壁部51bを有する。尚、軸部6に近い方が内側縦壁部51bで、遠い方が外側縦壁部51aである。
第1ホルダー部51の一方の端部には、回動軸55によって第2ホルダー部52が回転自在に連結されている。第2ホルダー部52も第1ホルダー部51と同様に、対となる軸部6に遠い側の外側縦壁部52aと、近い側の内側縦壁部52bを備えている。回動軸55は、外側縦壁部51aと外側縦壁部52aを、また内側縦壁部51bと内側縦壁部52bを、同じ回転軸線A上に配置された一対で連結する構成となっている。
図2及び図3に示されるように、第1ホルダー部51及び第2ホルダー部52夫々の外側縦壁部51a、52aは、後方フロア11に対して直角方向に起立する。一方、内側縦壁部51b、52bは、後方フロア11に近い下端部分では外側縦壁部51a、52aと自転車2の前輪21の幅よりわずか大きい所定の間隔で起立し、上端部分には、車両1の上方に向かうに従い、外側縦壁部51a、52aに対して離間するように形成されたテーパ部位51c、52cを備える。そして、詳細は後述するが、ホルダー50は、内側縦壁部51b、52b側に傾いた前輪21を回転可能に保持することができる構成となっている。
第2ホルダー部52が連結される側と対向する第1ホルダー部51の端部に、外側縦壁部51aと内側縦壁部51bを連結するように水平方向に取付けられた回転軸(図示せず)で第1ローラ部53が回転自在に取付けられている。同様に、第2ホルダー部52にも、第1ホルダー部51とは対向する側の端部の外側縦壁部52aと内側縦壁部52bとの間に回転自在となる第2ローラ部54が取付けられている。
第1ローラ部53の周面53a、及び第2ローラ部54の周面54aは、回転軸方向で中心に向かうに従い直径が小さくなる曲面となっている。第2ローラ部54の周面54aは、所謂、鼓型の形状となっている。第1ローラ部53と第2ローラ部54が鼓型の形状になっていることで、前輪21が後部フロア11に対して傾いたときでも、前輪21が第1ローラ部53と第2ローラ部54と当接しつつ、前輪21の円滑な回転が維持されるようになっている。
次に、図4に示されるように、ホルダー50には、第1ホルダー部51に一方端が、また第2ホルダー部52に他方端が回動軸55を挟む2点の位置で係止され、第1ホルダー部51と第2ホルダー部52に対し、2点の位置間で引っ張り力を及ぼすスプリング57が取付けられている。図4に示されるスプリング57の中心線Bは、回動軸55の軸心の下側を通る。スプリング57は、第2ホルダー部52を図4で時計方向に回転させる付勢力を及ぼす。即ち、図4の状態のときスプリング57は下方へのターンオーバー状態になっている。そして、第1ホルダー部51と第2ホルダー部52の間には、ストッパー部(図示せず)が設けられていて、図4の第2ホルダー部52を下端部で後方フロア11と接する状態に維持する構成となっている。
更に、第2ホルダー部52には、第2ローラ部54が取付けられる端部と回動軸55を挟み対向する位置に、外側縦壁部52aと内側縦壁部52bを連結する棒状の当接部52d(図2を参照)が取付けられている。
次に、上記のように構成された自転車搭載装置5によって自転車2を車両1に搭載する手順を、図5、図6、図7及び図8に基づいて説明する。
先ず、自転車2の搭載に際し、ホルダー50の延びる方向が、図5に示される車両1の前後方向となるように、自転車搭載装置5を回転させてセットする。次に、自転車2の前輪21を後部フロア11上に持上げ、前輪21をホルダー50上に載置するように、ホルダー50に向けて後部フロア11上を前方に押し進める。このときに、第2ホルダー部52の下端部が後方フロア11に接するように、スプリング57が下方へターンオーバーさせ、図4に示された状態にしておき、前輪21のホルダー50への載置を容易する。
図6(a)は、自転車2の前輪21がホルダー50上に載置された状態を側面図で、図6(b)は平面図で示している。図5の状態から図6の状態に移行する過程で、前輪21は、第2ホルダー部52に取り付けられた当接部52d(図2参照)と当接して前方へと進み、自転車2の重量で当接部52dは下方に押下げられる。当接部52dが押下げられることで、第2ホルダー部52を回動軸55周りに、図6(a)で反時計方向に回転し、スプリング57の中心線B(図4参照)が回動軸55の軸心の上側を通る位置になる。この結果、スプリング57は、第2ホルダー部52を図6の反時計方向へ回転させる付勢力を及ぼす上方にターンオーバーした状態となる。スプリング57が上方へターンオーバーする結果、自転車2の前輪21は、スプリング57の付勢力を受けて前後方向で第1ローラ部53と第2ローラ部53との間に挟まれる。
図8は、ホルダー50の上に前輪21が載置された状態を側面図で示している。図8の状態で、前輪21は幅方向で各内側及び外側縦壁部51a、51b、52a、52b(図2参照)によって幅方向でホルダー50から外れないように、また第1及び第2ローラ部53、54によって進退方向でホルダー50から外れないように、前輪21とホルダー50は相互の動きが規制される。
尚、図8に1点差線Cで示されるように、前輪21の径が異なる場合であっても、スプリング57で付勢される第2ホルダー部52は前輪21の径に合わせて回転し、確実に前輪21のホルダー50に対する動きを規制する。
更に、図8に示されているように、前輪21がホルダー50の上に載置された状態で、前輪21の最下部は、後方フロア11に接し、自転車の重量を支えている。このために、ホルダー50には自転車2の重量による荷重がかからず、回転自在となっている第1及び第2ローラ部53、54と当接する前輪21と共にホルダー50は、軽い力で移動できる。
次に、図7(a)は、前輪21をホルダー50上に載置された状態で自転車2を車両1内の所定の収納位置まで押して入れた状態を側面図で示している。また、図7(b)は、図7(a)の状態を平面図で示している。
図6(b)と図7(b)から分かるように、自転車2が車両1内の所定の収納位置に移行する過程で、自転車搭載装置5はホルダー50が車両1の前後方向から幅方向に延びる向きになる。そして、ホルダー50に拘束されている前輪21は、ホルダー50の回転に伴い徐々に回転し、それに伴い自転車2のハンドルが切られていく。前輪21の動きが拘束され、且つハンドルが切られて図7(a)に示される状態になった自転車2は、後部フロア11上に支え無しで安定して起立できる。このために、車両1の走行中の自転車2の移動を拘束するための拘束ベルト7を懸ける作業の際、自転車2を支える必要はない。
図7(a)と図7(b)に示されるように、自転車2はハンドルのキャスタのために、ハンドルが切られた角度に対応して、前輪21が内側縦壁部51b、52b側へと徐々に傾く。上述したように、内側縦壁部51b、52bにはテーパ部位51c、52cが形成されているために、前輪21は傾いていても円滑な回転ができるようにホルダー50で保持される。またこのときに、前輪21を進退方向で規制する第1ローラ部53と第2ローラ部54は、鼓型の形状となっているために、前輪21は円滑な回転を妨げられずに傾くことができる。
尚、自転車搭載装置5に自転車2を搭載しない場合には、スプリング57を上にターンオーバーさせておくことで、第2ホルダー部52は、図8に2点鎖線Dで示される第1ホルダー部51上に重なる位置まで回転し保持される。更に、アーム部60の長さを縮めてホルダー50を、図2に2点鎖線で示される位置にすることで、後方フロア11が広く利用できるようになる。
更に、長期間、自転車搭載装置5を利用しない場合は、軸部6を後方フロア11に着脱自在な機構(図示せず)を備えるようにすることで、取り外しの容易な自転車搭載装置5が実現できる。
次に、本発明の第二の実施形態を、図面9を参照しつつ詳細に説明する。
第二の実施形態の自転車搭載装置105は、第一の実施形態の自転車搭載装置5とはホルダー150が異なる構成となる。ホルダー150は、後部フロア11に当接して回転する複数の転動体155を備えるようにした。
また、第二の実施形態のホルダー150は、ホルダー150上に自転車の前輪21を載置したとき、ホルダー150で前輪21が及ぼす自転車の重量を支える。従って、前輪21は、後部フロア11上を移動するとき回転しない。このために、第一の実施形態の自転車搭載装置5のホルダー50が備える第1及び第2ローラ部53、54に相当する前輪21と当接する第1規制部153と第2規制部154は回転しない棒形状の部材で、第1及び第2ホルダー部151、152に夫々固定して取付けられた簡単な構成となっている。尚、第二の実施形態の自転車搭載装置105の作動及び効果は第一の実施形態の場合と同じであるために説明は省く。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下に示す態様に変更してもよい。
・上記第一の実施形態では、当接部52dは必ずしも備えている必要はない。例えば、当接部52dを備えていない場合は、自転車2の搭載に際し、ホルダー50の延びる方向が、図5に示される車両1の前後方向となるように、自転車搭載装置5を回転させてセットした場合に、第2ホルダー部52が後部フロア11から車両後方外側且つ下方に露出する構成とするとよい。この構成により、前輪21をホルダー50上に載置して、自転車2を後部フロア11上を前方に押し進めると、第2ホルダー部52の下端部が後方フロア11に当接する。これにより、スプリング57は、第2ホルダー部52を図6の反時計方向へ回転させる付勢力を及ぼす上方にターンオーバーした状態となる。スプリング57が上方へターンオーバーする結果、自転車2の前輪21は、スプリング57の付勢力を受けて前後方向で第1ローラ部53と第2ローラ部53との間に挟まれる。
・上記各実施形態では、ホルダー50(150)は、第1ホルダー部51(151)と第2ホルダー部52(152)とに分割されていたが、例えば一体化したものであってもよい。この場合は、スプリング57を備えない構成となる。
1 車両
2 自転車
5 自転車搭載装置
6 軸部
11 後方フロア
21 前輪
50 ホルダー
51 第1ホルダー部
51a 縦壁部(外側縦壁部)
51b 縦壁部(内側縦壁部)
51c テーパ部位
52 第2ホルダー部
52a 縦壁部(外側縦壁部)
52b 縦壁部(内側縦壁部)
52c テーパ部位
52d 当接部
53 ローラ部(第1ローラ部)
53a 周面
54 ローラ部(第2ローラ部)
54a 周面
55 回動軸
57 スプリング
150 ホルダー
151a 縦壁部
152a 縦壁部
153 規制部(第1規制部)
154 規制部(第2規制部)
155 転動体

Claims (6)

  1. 車両後方フロア上に自転車を搭載する自転車搭載装置であって、
    前記後方フロアに設けられる軸部と、
    前記軸部から延設されるアーム部と、
    前記アーム部に連係され、前記軸部を中心として回動可能であって、自転車の前輪が載置されるホルダーとを備え、
    前記ホルダーは、前記自転車の前輪の幅方向の動きを規制するように対向して配置された縦壁部と、
    対向して配置された前記縦壁部の間に回転自在に配置され、前記自転車の前輪の前記ホルダーに対する進退方向の移動を規制する一対のローラ部とを有し、
    前記自転車の前輪は、前記一対のローラ部に当接しつつ、前記後方フロアに当接することを特徴とする自転車搭載装置。
  2. 車両後方フロア上に自転車を搭載する自転車搭載装置であって、
    前記後方フロアに設けられる軸部と、
    前記軸部から延設されるアーム部と、
    前記アーム部に連係され、前記軸部を中心として回動可能であり、自転車の前輪が載置されるホルダーと、を備え、
    前記ホルダーは、前記自転車の前輪の幅方向の動きを規制するように対向して配置された縦壁部と、
    前記自転車の前輪の進退方向の動きを規制する規制部と、
    前記後方フロアに回転自在に当接する転動体と、を有することを特徴とする自転車搭載装置
  3. 請求項1に記載の自転車搭載装置において、
    前記ホルダーは、一方のローラ部が設けられた第1ホルダー部と、
    他方のローラ部が設けられ、且つ前記第1ホルダー部に回動自在に連結された第2ホルダー部と、
    前記第1ホルダー部及び前記第2ホルダー部の回動軸でターンオーバーするように前記第1ホルダー部及び第2ホルダー部を連結するスプリングとを有し、
    前記スプリングの付勢力により、前記各ローラ部により前記自転車の前輪を挟み込んで保持すること特徴とする自転車搭載装置。
  4. 請求項3に記載の自転車搭載装置において、
    前記第1ホルダーを前記アーム部に連結し、前記ホルダーを車両前後方向に延びる向きにしたとき、前記第1ホルダーを前記第2ホルダーの車両前方側になる構成とし、
    前記自転車の前輪が車両後方から前記ホルダーに載置される際に、該前輪が当接することで前記スプリングを、前記前輪を挟み込み保持する方向に、ターンオーバーさせる当接部を有することを特徴とする自転車搭載装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の自転車搭載装置において、
    前記軸部側の前記縦壁部は、車両の上方に向かうに従い、対向する他方側の前記縦壁部に対して離間するテーパ部位を有することを特徴とする自転車搭載装置。
  6. 請求項1又は3〜5の何れか一項に記載の自転車搭載装置において、
    前記ローラ部の周面は、中心に向かうに従い直径が小さくなる曲面であることを特徴とする自転車搭載装置。
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