JP3789596B2 - 自動車車体の姿勢変更装置における車体把持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車車体を横転姿勢にして下回り部品の組付けを行う工程で使用する自動車車体の姿勢変更装置に関し、特に、この装置に設けられる車体把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の姿勢変更装置として、特開昭52−43277号公報や実開昭51−74949号公報に見られるように、自動車車体を車幅方向に跨ぐようにして保持可能な車体保持フレームを車長方向の軸線回りに回動自在に設け、車体保持フレームの回動で自動車車体を横転姿勢に姿勢変更するものが知られている。
【0003】
ここで、特開昭52−43277号公報に記載のものでは、車体保持フレームの車幅方向両側部に、自動車車体のサイドシルを下方から受ける受座と、自動車車体のフロア下面の位置決め穴に嵌合する位置決めピンとを設けて自動車車体を保持しているが、このものでは車体横転時に自動車車体がガタツキ易くなる。
【0004】
そこで、実開昭51−74949号公報に記載のものでは、車体保持フレームの両側部に、自動車車体のサイドシルを下方から受ける受座と、サイドシルに車幅方向外方から当接するサイドシル押えとを設けると共に、車体保持フレームの中央部に、自動車車体のルーフに上方から当接するルーフ押えを設け、自動車車体を車幅方向及び車高方向に拘束して、車体横転時の自動車車体のガタツキを防止できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記後者の従来技術のように、サイドシル押えやルーフ押えを設けた場合、サイドシルやルーフの変形を生ずる可能性があり、また、ルーフ押えという重量の大きな把持手段を設ける関係で、車体保持フレームの支持機構を高剛性のものにする必要があり、姿勢変更装置全体が大型化してコストも高くなる不具合がある。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、自動車車体をその変形を生ずることなく安定に保持できるようにした小型軽量の姿勢変更装置用把持装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、本発明は、自動車車体を車幅方向に跨ぐようにして保持可能な車体保持フレームを車長方向の軸線回りに回動自在として成る自動車車体の姿勢変更装置において、車体保持フレームの車幅方向の側部に把持手段を設け、把持手段を、自動車車体のサイドシルを下方から受ける受座と、自動車車体のフロア下面の位置決め穴に嵌合する位置決めピンと、車体保持フレームの側部に設けられた車長方向に長手の支軸を中心にして揺動する連結部材であって、自動車車体の車室内に車幅方向外方から進入してシート取付部に締結固定される連結部材とで構成している。
【0008】
シート取付部は剛性が高く、これに連結部材を締結することにより、自動車車体を車体保持フレームに車体の変形を生ずることなく安定に保持できる。そして、連結部材は上記従来技術のルーフ押えに比し遥かに小型軽量に構成でき、そのため、姿勢変更装置の大型化やコストアップといった不具合は生じない。
【0009】
ところで、連結部材をシート取付部に締結するには、サイドシルの上方のドア開口を通して連結部材を車室内に進入させると共に、連結部材を下降させてシート取付部に着座させる必要がある。この場合、車体保持フレームの側部に、車幅方向に進退自在で、且つ、上下動自在な可動機構を設け、この可動機構に連結部材を取付けることが考えられるが、これでは構造が複雑になる。これに対し、車体保持フレームの側部に車長方向に長手の支軸を設け、連結部材を支軸を中心にして揺動自在とすれば、連結部材は、支軸を中心にした円運動で、サイドシルに干渉することなく車室内に進入してシート取付部に着座するようになり、構造が簡素化される。
【0010】
尚、フロア下面の基準穴に対しシート取付部の位置は車種によって車長方向に変化する。この場合、前記連結部材を前記支軸の長手方向に移動自在としておけば、車種変更に容易に対処でき、有利である。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3は自動車車体の姿勢変更装置を示している。図中1は姿勢変更装置の基台であり、基台1の前方位置に台車2により自動車車体Wをその車長方向を左右方向に向けた状態で搬入するようにしている。
【0012】
基台1上には左右1対の支柱3,3が立設されており、両支柱3,3間に、シリンダ4によりチェーン4aを介して昇降動される支持体5が設けられている。支持体5の前側には、自動車車体Wを車幅方向に跨ぐようにして保持する車体保持フレーム6が設けられており、該フレーム6を支持体5により車長方向、即ち、左右方向の軸線回りに回動自在に支持している。そして、車体支持フレーム6の図1で時計方向への回動により自動車車体Wを、図4に示す如く、そのフロアが前方を向く横転姿勢に姿勢変更し、下回り部品の取付作業を作業性良く行い得られるようにしている。
【0013】
支持体5は、左右1対の支持枠5a,5aと、両支持枠5a,5aを連結するクロスメンバ5bとで構成されており、各支持枠5aを各支柱3に取付けたガイドレール3aにローラ5cを介して昇降自在に支持させている。
【0014】
車体保持フレーム6は、自動車車体Wを車幅方向に跨ぐアーチ状の左右1対のフレーム部材6a,6aと、両フレーム部材6a,6aを連結する中央のクロスメンバ6bと、車幅方向両側部のクロスメンバ6c,6cとで構成されている。そして、各フレーム部材6aの外側面に、車長方向の軸線を中心とする円弧状に延在する断面コ字状のガイド枠6dを取付けると共に、支持体5の各支持枠5aの内側面に、ガイド枠6aに周方向に離間した2箇所で内接する1対のガイドローラ5d,5dを取付け、車体保持フレーム6をこれらガイドローラ5dにより車長方向の軸線回りに回動自在に支持している。
【0015】
また、各ガイド枠6aの外周面にはチェーン6eが取付けられており、支持体5の左右の支持枠5a,5a間に、一方の支持枠5aに搭載したモータ5eによりチェーン駆動される駆動軸5fを横設し、駆動軸5fに各ガイド枠6aの外周のチェーン6eに係合するスプロケット5gを取付け、かくて、モータ5eを駆動源として車体保持フレーム6が回動されるようにしている。
【0016】
また、車体保持フレーム6の車幅方向両側の各クロスメンバ6cには自動車車体Wを把持する把持手段が設けられている。把持手段は、図5(A)(B)(C)に示すように、自動車車体WのサイドシルWaをジャッキアップポイントWbにおいて下方から受ける受座7と、自動車車体Wのフロア下面のサイドフレームWcに形成した位置決め穴Wdに嵌合する位置決めピン8と、自動車車体Wの車室内のシート取付部たるフロア上の1対のシートブラケットWe,Wfに跨るようにして該両ブラケットWe,Wfに締結される、シートレールに近似した形状の連結部材9とで構成されている。
【0017】
受座7と位置決めピン8とは、クロスメンバ6cに車長方向に離間させて1対に設けた車幅方向内方に張り出す各ブラケット10上に設けられている。
【0018】
連結部材9は、各シートブラケットWe,Wfに溶着したナットWgに螺合する1対のボルト9a,9aを備えており、連結部材9の両端部を両シートブラケットWe,Wfに着座させた状態で両ボルト9a,9aを手持ち式ナットランナ等で締め込むことにより、連結部材9を両シートブラケットWe,Wfに締結する。ここで、連結部材9は、クロスメンバ6cにステー11aを介して取付けた車長方向に長手の支軸11にアーム9bを介して揺動自在に支持されており、連結部材9を支軸11を中心にした円運動により、サイドシルWaの上方のドア開口を通して車幅方向外方から車室内に進入させ、サイドシルWaより下方のシートブラケットWe,Wfに着座させるようにしている。
【0019】
尚、両シートブラケットWe,Wfの間隔に車種差はないが、両シートブラケットWe,Wfの位置は車種によって、例えば、4ドアタイプと2ドアタイプとで車長方向に変化する。そのため、連結部材9のアーム9bを支軸11の長手方向に揺動自在とし、車種に合わせて連結部材9の位置を車長方向に調整できるようにしている。
【0020】
上記の如く構成された姿勢変更装置の使用に際しては、先ず、図1に示す如く自動車車体Wを台車2によって基台1の前方位置に搬入し、次いで車体保持フレーム6を支持体5の上昇で上昇させる。これによれば、受座7がジャッキアップポイントWbに当接すると共に、位置決めピン8が位置決め穴Wdに嵌合し、自動車車体Wが位置決めされた状態で台車2から持ち上げられる。
【0021】
次に、連結部材9を車室内に振り込んでシートブラケットWe,Wfに着座させ、ナットランナ等でボルト9aを締め込んで連結部材9をシートブラケットWe,Wfに締結する。その後、車体支持フレーム6を回動させて、自動車車体Wを図4に示す如く横転姿勢に姿勢変更し、下回り部品の組付作業を行う。
【0022】
ここで、自動車車体Wを横転姿勢にすると、自動車車体Wが図4で矢印a方向に倒れようとするが、横転時に上方に位置する車体保持フレーム6の側部に設けた連結部材9は矢印b方向への回動が許容されるだけで矢印a方向には回動しないため、該連結部材9により自動車車体Wの倒れが防止され、自動車車体Wは横転時にも安定に保持される。また、シートブラケットWe,Wfは剛性が高いため、自動車車体Wの変形も生じない。
【0023】
尚、上記実施形態では車体保持フレーム6の両側部に連結部材9を設けているが、車体横転時の自動車車体Wの保持に寄与するのは主として横転時に上方に位置する側部に設けた連結部材9であり、横転時に下方に位置する側部に設けた連結部材9は省略しても良い。
【0024】
また、上記実施形態では、連結部材9を手動で車室内に振り込むようにしたが、支軸11にアーム9bをスプライン係合させ、支軸11を駆動源により回動させて、連結部材9を車室内に振り込むようにしても良い。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、自動車車体を車体保持フレームに車体の変形を生ずることなく安定に保持できると共に、把持装置を小型軽量に構成して、姿勢変更装置の大型化やコストアップを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の把持装置を具備する姿勢変更装置の一例の側面図
【図2】 図1の姿勢変更装置の正面図
【図3】 図1の姿勢変更装置の平面図
【図4】 車体横転時の姿勢変更装置の側面図
【図5】 (A)把持手段を示す要部の斜視図、(B)図5(A)のVB−VB線截断面図、(C)図5(A)のVC−VC線截断面図
【符号の説明】
W 自動車車体 Wa サイドシル
Wd 位置決め穴 We,Wf シートブラケット(シート取付部)
6 車体保持フレーム 7 受座
8 位置決めピン 9 連結部材
11 支軸
Claims (2)
- 自動車車体を車幅方向に跨ぐようにして保持可能な車体保持フレームを車長方向の軸線回りに回動自在として成る自動車車体の姿勢変更装置において、
車体保持フレームの車幅方向の側部に把持手段を設け、
把持手段を、自動車車体のサイドシルを下方から受ける受座と、自動車車体のフロア下面の位置決め穴に嵌合する位置決めピンと、車体保持フレームの側部に設けられた車長方向に長手の支軸を中心にして揺動する連結部材であって、自動車車体の車室内に車幅方向外方から進入してシート取付部に締結固定される連結部材とで構成する、
ことを特徴とする自動車車体の姿勢変更装置における車体把持装置。 - 前記連結部材を前記支軸の長手方向に移動自在とすることを特徴とする請求項1に記載の自動車車体の姿勢変更装置における車体把持装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP12068097A JP3789596B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 自動車車体の姿勢変更装置における車体把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12068097A JP3789596B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 自動車車体の姿勢変更装置における車体把持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH10310381A JPH10310381A (ja) | 1998-11-24 |
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Family
ID=14792295
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12068097A Expired - Fee Related JP3789596B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 自動車車体の姿勢変更装置における車体把持装置 |
Country Status (1)
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