JPH0622058U - シートの取付け構造 - Google Patents

シートの取付け構造

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JPH0622058U
JPH0622058U JP065442U JP6544292U JPH0622058U JP H0622058 U JPH0622058 U JP H0622058U JP 065442 U JP065442 U JP 065442U JP 6544292 U JP6544292 U JP 6544292U JP H0622058 U JPH0622058 U JP H0622058U
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seat
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seat leg
leg
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雅弘 内山
重彦 岩城
豊 小平
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Tachi S Co Ltd
Hino Motors Ltd
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Tachi S Co Ltd
Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] その上にシートを載置したシートレッグをフ
ロアパネル上のブラケットに固定する際に、とくにシー
トレッグの後側の部分を取付け用ブラケットに固定する
際にシートバックを前方に倒さなくても取付け作業が行
ない得るようにしたシートの取付け構造を提供すること
を目的とする。 [構成] シートレッグ24の下側の開口を横切るよう
に前後の連結板25、26を取付けるとともに、これら
の連結板25、26には前方または斜め前方に向いた取
付け片33、34を形成し、これらの取付け片33、3
4のボルト挿通孔35を挿通するボルト36によってシ
ートレッグ24をフロアパネル29上のブラケット2
7、28に固定するようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両におけるシートの取付け構造に係り、とくにシートをシートレッ グ上に取付けるとともに、車両のフロアパネル上に固着された取付け用ブラケッ トに上記シートレッグを固定するようにしたシートの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばトラック等のキャブオーバ型の自動車やワンボックスカー等では、シー トの下部にシートレッグを有し、このシートレッグの下部をフロアパネルのシー トレッグ取付け部に載置して固着するようにしている。
【0003】 図5は従来のこのようなシートの取付け構造を示しており、シートクッション 1をシートレッグ2上に載置するとともに、フロアパネル3上に前後の取付け用 ブラケット4、5をそれぞれ固着している。そしてシートレッグ2を取付け用ブ ラケット4、5上に載せるとともに、シートレッグ2の内側からボルト6をねじ 込み、ブラケット4、5の内側に溶接されているナット7に螺合させるようにし ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このようにシート1をフロアパネル3に固着する場合には、シートレッグ2を 前方の取付け用ブラケット4に2本のボルト6によって固定するとともに、シー トレッグ2を後方の2本のボルト6によってねじ込み固定するようにしている。 そして前側の2本のボルト6については、シートレッグ2の前方の開口8を通し てボルト6のねじ込み作業を行なうことができる。ところが後方のボルト6につ いては、シートバック9を斜線で示すように前方へ倒し、この状態においてシー トレッグ2の後方の開口10からボルト6の締付け作業を行なうようにしている 。従ってとくに後方の2本のボルト6の取付けの作業性が悪く、また取付けに工 数を要する欠点があった。
【0005】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、シートをシートレ ッグ上に載置するとともに、このシートレッグをフロアパネル上に取付ける作業 の作業性を改善するようにしたシートの取付け構造を提供することを目的とする ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シートをシートレッグ上に取付けるとともに、車両のフロアパネル 上に固着された取付け用ブラケットに前記シートレッグを固定するようにしたシ ートの取付け構造において、 前記シートレッグの前方に開口を形成するとともに、前方または斜め前方に向 いた取付け片を前記シートレッグに設け、該取付け片によって前記シートレッグ を前記取付け用ブラケットに固着するようにしたものである。
【0007】
【作用】
従ってシートレッグの前方に形成されている開口を通して、前方または斜め前 方に向いた取付け片をフロアパネル上に固着された取付け用ブラケットに固着す ることにより、シートレッグが取付け用ブラケットを介してフロアパネルに固着 されることになる。
【0008】
【実施例】
図4は本考案の一実施例に係るシートの取付け構造が採用されているトラック のキャブ15の内部を示すものであって、キャブ15のステアリングハンドル1 6の前方には運転席シート17が設けられている。またこの運転席シート17の 左側には助手席シート18が配されている。これら一対のシート17、18の後 側にはベッド19が装着されるようになっている。また図面中鎖線20で示す位 置は、ドアの開口を示している。
【0009】 つぎに助手席シート18のフロアパネル29への取付けについてとくに図3お よび図2によって説明する。シート18はその両側に下方に延出されている取付 け片23によってシートレッグ24に固定されるようになっている。シートレッ グ24は鋼板をコ字状に折曲げることによって構成されている。そしてシートレ ッグ24の底部開口を横切るように、前後の連結板25、26がそれぞれ図2に 示すように両側の側板の内側に固定されるようになっている。そして連結板25 、26はそれぞれブラケット27、28を介してフロアパネル29に固着される ようになっている。
【0010】 つぎにこのようなシートレッグ24を介して助手席シート18をフロアパネル 29に固着する動作について説明すると、シートレッグ24の前後の連結板25 、26はそれぞれ斜め前方に傾斜した取付け片33、34を備えている。そして これらの取付け片33、34にはボルト挿通孔35が形成されている。
【0011】 前方の取付け片33のボルト挿通孔35に挿通されたボルト36は図1に示す ように、前方のブラケット27の内側に溶接されているナット37に螺合される ようになっており、これによって前方の連結板25が固定されている。また後方 の連結板26の取付け片34のボルト挿通孔35を挿通しているボルト36は、 後側のブラケット28の内側に溶接されているナット37に螺合されるようにな っている。なお後側の連結板26の下面には予め位置決めピン38が植設されて おり、この位置決めピン38を後側のブラケット28の円形孔39に挿入するこ とによって、ボルト締めを行なう前にシートレッグ24の位置を固定するように している。
【0012】 このように本実施例に係るシート18の取付け構造によれば、前後の連結板2 5、26にはそれぞれ斜め前方に向うように取付け片33、34が形成されてお り、これらの取付け片33、34のボルト挿通孔35を挿通するボルト36によ ってシートレッグ24をフロアパネル29上のブラケット27、28に固定する ようにしている。従ってシートレッグ24に形成されている前方の開口43を通 して前後の連結板25、26のボルト締めを行なうことが可能になる。すなわち とくに後側の連結板26を固定するためにシートバック42を前方へ倒す必要が なくなる。従ってこれにより、助手席側のシート18の取付けの作業性が改善さ れるとともに、作業工数を低減することが可能になる。
【0013】 なお上記実施例は助手席側のシート18の取付け構造に関するものであるが、 運転席側のシート17についても同様の取付け構造となっている。なお運転席側 のシート17については、このシート17とシートレッグ24との間にシート1 7を前後に位置調整するためのスライド機構が取付けられるようになっている。 また上記実施例においては、シートレッグ24は鋼板によってコ字状に形成され ているが、左右一対のサイドフレームの上部を下側と同様の連結板によって連結 するようにした構造としてもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案は、シートレッグの前方に開口を形成するとともに、前方 または斜め前方に向いた取付け片をシートレッグに設け、これらの取付け片によ ってシートレッグを取付け用ブラケットに固定するようにしたものである。従っ てシートレッグの前方に形成されている開口を通して、前方または斜め前方を向 いた取付け片を取付け用ブラケットに固着する作業を行なうことが可能になり、 これによってシートバックを前方に倒してシートレッグの後部の固着を行なう必 要がなくなり、作業性が著しく改善されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】助手席シートの取付けを示す側面図である。
【図2】助手席シートの正面図である。
【図3】助手席シートの取付けを示す分解斜視図であ
る。
【図4】トラックのキャブの内部を示す斜視図である。
【図5】従来のシートの取付けを示す側面図である。
【符号の説明】
15 キャブ 16 ステアリングハンドル 17 運転席シート 18 助手席シート 19 ベッド 20 ドアの開口(鎖線) 23 取付け片 24 シートレッグ 25 連結板(前) 26 連結板(後) 27 ブラケット(前) 28 ブラケット(後) 29 フロアパネル 33 取付け片(前) 34 取付け片(後) 35 ボルト挿通孔 36 ボルト 37 ナット 38 位置決めピン 39 円形孔 42 シートバック 43 開口
フロントページの続き (72)考案者 小平 豊 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートをシートレッグ上に取付けるとと
    もに、車両のフロアパネル上に固着された取付け用ブラ
    ケットに前記シートレッグを固定するようにしたシート
    の取付け構造において、 前記シートレッグの前方に開口を形成するとともに、前
    方または斜め前方に向いた取付け片を前記シートレッグ
    に設け、該取付け片によって前記シートレッグを前記取
    付け用ブラケットに固着するようにしたことを特徴とす
    るシートの取付け構造。
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