JP2010227088A - 癌組織由来細胞塊およびその調製法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】個体から得られた癌組織から3個以上の癌細胞を含む塊として分離処理された分離物またはその培養物であって、インビトロにおいて、増殖能を保持することができる、癌組織由来細胞塊を調製する。このような癌組織由来細胞塊は、例えば、生体から摘出した癌組織の細片化物を酵素処理する工程;および酵素処理物のうち3個以上の癌細胞を含む塊を選別回収する工程を含む調製方法で得られる。
【選択図】なし
Description
該酵素処理物のうち3個以上の癌細胞を含む塊を選別回収する工程
を含む、癌組織由来細胞塊の調製方法、に関する。
(マウス大腸癌移植腫瘍からの癌組織由来細胞塊の調製)
マウス大腸癌移植腫瘍を、以下のように異種移植法にて作製した。
(ヒト大腸癌手術検体からの癌組織由来細胞塊の調製)
大腸癌手術検体を用いた以外は、実施例1と同様にして癌組織由来細胞塊を取得した。この結果、図7に示す通り、少なくとも12時間後には図1と同様のほぼ球形状の癌組織由来細胞塊が得られた。
(ヒト卵巣癌手術検体からの癌組織由来細胞塊の調製)
卵巣癌手術検体を用いた以外は、実施例2と同様にして癌組織由来細胞塊を取得した。この結果、図7に示す通り、少なくとも12時間後には図1と同様のほぼ球形状の癌組織由来細胞塊が得られた。
(ヒトすい臓癌手術検体からの癌組織由来細胞塊の調製)
すい臓癌手術検体を用いた以外は、実施例2と同様にして癌組織由来細胞塊を取得した。この結果、図7に示す通り、少なくとも12時間後には図1と同様のほぼ球形状の癌組織由来細胞塊が得られた。
(ヒト小細胞癌手術検体からの癌組織由来細胞塊の調製)
肺癌の一種である小細胞癌手術検体を用いた以外は、実施例2と同様にして癌組織由来細胞塊を取得した。この結果、図7に示す通り、少なくとも12時間後には図1と同様のほぼ球形状の癌組織由来細胞塊が得られた。
(ヒト腎癌手術検体からの癌組織由来細胞塊の調製)
腎癌手術検体を用いた以外は、実施例2と同様にして癌組織由来細胞塊を取得した。この結果、図7に示す通り、少なくとも12時間後には図1と同様のほぼ球形状の癌組織由来細胞塊が得られた。
(ヒト膀胱癌手術検体からの癌組織由来細胞塊の調製)
膀胱癌手術検体を用いた以外は、実施例2と同様にして癌組織由来細胞塊を取得した。この結果、図7に示す通り、少なくとも12時間後には図1と同様のほぼ球形状の癌組織由来細胞塊が得られた。
(ヒト乳癌手術検体からの癌組織由来細胞塊の調製)
乳癌手術検体を用いた以外は、実施例2と同様にして癌組織由来細胞塊を取得した。この結果、図7に示す通り、少なくとも12時間後には図1と同様のほぼ球形状の癌組織由来細胞塊が得られた。
(ヒト前立腺癌手術検体からの癌組織由来細胞塊の調製)
前立腺癌手術検体を用いた以外は、実施例2と同様にして組織由来細胞塊を取得した。培養培地に、10-8モル/L濃度のジヒドロテストステロン(DHT)を添加し、実施例1と同様に培養した。この結果、図7に示す通り、少なくとも12時間後には図1と同様のほぼ球形状の癌組織由来細胞塊が得られた。
(ヒト咽頭癌手術検体からの癌組織由来細胞塊の調製)
咽頭癌手術検体を用いた以外は、実施例2と同様にして癌組織由来細胞塊を取得した。この結果、図7に示す通り、少なくとも12時間後には図1と同様のほぼ球形状の癌組織由来細胞塊が得られた。
(乳癌由来癌組織由来細胞塊のホルモン感受性試験)
実施例8と同じ培地条件で、エストラジオールの有無で、複数の患者から得られた乳癌組織由来細胞塊の状態がどのように異なるかを調べた。その結果、図8に示す通り、 は、エストラジオールの添加で増殖が促進する症例と、エストラジオールに反応しない症例とがあることがわかった。由来する患者のホルモン療法を行う際の感受性試験として応用できることがわかった。
(マウス膵島腫瘍からの癌組織由来細胞塊の調製)
RipTagはラットインスリンプロモーターの支配下にSV40-T antigenを強制発現させたトランスジェニックマウスで、膵島に腫瘍が発生する。RipTagマウスの膵島腫瘍を用いた以外は、実施例2と同様にして癌組織由来細胞塊を取得した。この結果、少なくとも12時間後には図1と同様のほぼ球形状の癌組織由来細胞塊が得られた(図9)。
実施例2で得られ、図7に示す培養中の癌組織由来細胞塊を培養後24時間で、培地と共に5ml取り出し、1000rpm、4℃にて遠心分離し、上清を捨てた。回収した癌組織由来細胞塊をセルバンカー(BLC-1、三菱化学メディスン社製)に懸濁し、さらに、10μMのY27632(和光純薬工業社製)を加え、冷凍保存チューブ(Cryogenic vials 2.0 ml、Nalge Nunc社製)に移して、−80℃ディープフリーザーで保存した。
ヒト大腸癌手術検体を用いて、文献記載の方法(Todaro Mら(2007)Colon cancer stem cells dictate tumor growth and resist cell death by production of interleukin-4. Cell Stem Cell 1:389-402)に従い単細胞にまで処理した試料を調製した。しかしながら、単細胞処理して選別したCD133陽性細胞は、インビトロでの増殖が見出せなかった。
実施例1で得られた癌組織由来細胞塊を温度37℃、5%CO2インキュベーターの培養条件下で、STEMPROヒトES細胞用無血清培地(Gibco)1ccで3日間培養を行った。これをホルマリン固定後パラフィン包埋し、薄切して抗ラミニン抗体染色(シグマ−アルドリッチ社製、マウスラミニン由来ラビット抗体)を、製造元の指示書に従って行ったところ、癌組織由来細胞塊の外周および、外周に近い細胞の細胞質内にラミニンの抗原性が観察された。これによって、本発明の癌組織由来細胞塊は、癌細胞の集合体の周辺をラミニンが取り囲んでいることが判明した。一方、手術検体処理後24時間ではラミニンの発現は確認できなかった。
ピモニダゾールを用いた低酸素の検知の例
ニトロイミダゾール系化合物ピモニダゾールは酸素非存在下では蛋白や核酸とAdductを形成する特性を持つ。低酸素下でピモニダゾール処理された組織の低酸素領域は、ピモニダゾールを特異的に認識する抗体を用いて認識することができる。癌組織では血管から約100マイクロメーター離れると低酸素領域が出現するが、実施例1で得られた癌組織由来細胞塊でも外縁より約100マイクロメーターを境にして内部は低酸素領域で、広範な細胞死が観察された。
インビトロにおける癌組織由来細胞塊の増殖能は、以下のようにして検証した。実施例1で得られた癌組織由来細胞塊をコラーゲンゲル(CellMatrix typeIA(Nitta Gelatin):5x DMEM (Gibco;12100-038):ゲル再構成用緩衝液(50mM NaOH, 260mM NaHCO3, 200mM HEPES)=7:2:1)に×10個ずつ包埋し、温度37℃、5%CO2インキュベーターの培養条件下で、STEMPROヒトES細胞用無血清培地(Gibco)1ccで培養を行った。定期的に細胞の状態を観察し、CCDカメラを装着した位相差顕微鏡(倍率40倍)で大きさを測定した。その結果、図3に示すように、機械的分割なしに、少なくとも13日間増殖能を保持することができた。さらに、13日目に機械的分割を行ったところ、さらに少なくとも13日間増殖能を保持していることが確認された。なお、機械的分割は、直径500マイクロメーターの癌組織由来細胞塊を眼科尖刀で4分割することで行った。
実施例1と同様の方法で、100から250μmの癌組織由来細胞塊をトリプシン0. 25%、EDTA2.6mMで3分間処理し、約30回ピペッティングで機械的に分解した。これを96ウェル培養プレート1ウェルに1個の割合で細胞が入るように希釈して分注した。単細胞化されていない細胞塊については構成する細胞数をカウントして記録した。その後培養(同上の条件)をおこない、各ウェルの細胞数の増加を記録し、30日間培養観察をおこなった。その結果、3個の細胞があれば、細胞塊にまで成長できるものもあることが確認された。
DNA合成に必要な代謝過程であるチミジル酸合成酵素と結合しDNA合成を阻害することが知られている5−FUを用いて、実施例2の試料による薬剤感受性試験を行った。試験は、癌組織由来細胞塊をコラーゲンゲル(CellMatrix typeIA(Nitta Gelatin):5x DMEM (Gibco;12100-038):ゲル再構成用緩衝液(50mM NaOH, 260mM NaHCO3, 200mM HEPES)=7:2:1)に×10個ずつ包埋し、温度37℃、5%CO2インキュベーターの培養条件下で、STEMPROヒトES細胞用無血清培地(Gibco)1ccで培養を行った。さらに5−FUを0.01μg/ml、0.1μg/ml、1μg/ml、10μg/ml、100μg/mlの濃度で適用し、それぞれ培養0日目と8日目の状態を比較評価した。その結果を、図4に示す。癌組織由来細胞塊の面積に関する増大率について、薬剤非適用培養での面積に関する増大率を1として相対的に表記した。図4において、5−FUの濃度依存的に、培養8日目における癌細胞増殖が抑制されており、本発明の癌組織由来細胞塊が、薬剤感受性試験で有用であることが実際に証明された。
実施例2で得られた本発明の3日間培養した直径約100マイクロメーターの癌組織由来細胞塊 ×10個をMatrigel(BD社)に懸濁して、NOD−SCIDマウスの背部皮下に投与移植した。腫瘍形成の評価は、経時的に腫瘍のサイズを計測することにより行なった。その結果、本発明の実施例2の癌組織由来細胞塊を移植したマウス個体には顕著な腫瘍形成が認められ、本発明の癌組織由来細胞塊が高い腫瘍形成能を有することが確認された。この組織を解析すると、マウスに移植して形成された腫瘍と、生体内に存在していた腫瘍とで類似した組織型が得られていることがわかった(図5)。
実施例2で得られた本発明の使用した直径約100マイクロメーターの癌組織由来細胞塊をコラーゲンゲル(CellMatrix typeIA(Nitta Gelatin):5x DMEM (Gibco;12100-038):ゲル再構成用緩衝液(50mM NaOH, 260mM NaHCO3, 200mM HEPES)=7:2:1)に包埋し、温度37℃、5%CO2インキュベーターの培養条件下で、STEMPROヒトES細胞用無血清培地(Gibco)1ccに×10個ずつ接種し、培養を行った。これにコバルトの放射性同位体を線源とするγ線を照射して、塊の状況を確認した。その結果を、図6に示す。図6において、照射線量依依存的に、培養8日目までにおける癌細胞増殖が抑制されており、本発明の癌組織由来細胞塊が、放射線照射試験で有用であることが実際に証明された。
Claims (19)
- 個体から得られた癌組織から3個以上の癌細胞を含む塊として分離処理された分離物またはその培養物であって、
インビトロにおいて、増殖能を保持することができる、
癌組織由来細胞塊。 - 個体から得られた癌組織を、コラゲナーゼを含む酵素で処理する工程を含む方法によって得られる請求項1記載の癌組織由来細胞塊。
- 個体から得られた癌組織を、C. histolyticum neutral protease、thermolysin、およびdispaseからなる群より選択される1種以上のプロテアーゼ;およびコラゲナーゼI、コラゲナーゼII、およびコラゲナーゼIVからなる群より選択される1種以上のコラゲナーゼを含む混合酵素で処理する工程を含む方法によって得られる請求項2記載の癌組織由来細胞塊。
- 前記混合酵素が、リベラーゼブレンザイム1(登録商標)である、請求項3記載の癌組織由来細胞塊。
- 3個以上の癌細胞集合体を含み、略球形あるいは楕円球形を呈する癌組織由来細胞塊。
- 3個以上の癌細胞集合体:および
該癌細胞集合体の外周面に存在する基底膜様物
を含み、略球形あるいは楕円球形を呈する癌組織由来細胞塊。 - 実質的に癌細胞以外の細胞を含まない、請求項1から6までのいずれかに記載の癌組織由来細胞塊。
- 前記基底膜様物がラミニンである、請求項6または7に記載の癌組織由来細胞塊。
- 直径が40μm〜250μmである、請求項1から8までのいずれか1項に記載の癌組織由来細胞塊。
- 前記癌細胞が、上皮癌細胞由来である、請求項1から9までのいずれかに記載の癌組織由来細胞塊。
- 前記癌細胞が、大腸癌、卵巣癌、乳癌、肺癌、前立線癌、腎癌、膀胱癌、咽頭癌、膵癌由来である、請求項10に記載の癌組織由来細胞塊。
- 生体から摘出した癌組織の細片化物を酵素処理する工程;および
該酵素処理物のうち3個以上の癌細胞を含む塊を選別回収する工程
を含む、癌組織由来細胞塊の調製方法。 - さらに、前記回収した成分を3時間以上培養する工程を含む、請求項12記載の癌組織由来細胞塊の調製方法。
- 前記選別回収が、篩を用いて回収することである、請求項12または13に記載の癌組織由来細胞塊の調製方法。
- 前記3個以上の癌細胞を含む塊を選別回収する工程が、メッシュサイズ40μmの篩における篩上成分でかつメッシュサイズ250μmの篩における篩下成分を回収する工程である、請求項12から14までのいずれか1項に記載の癌組織由来細胞塊の調製方法。
- 前記酵素が、コラゲナーゼを含む酵素である、請求項12記載の癌組織由来細胞塊の調製方法。
- 前記酵素が、C. histolyticum neutral protease、thermolysin、およびdispaseからなる群より選択される1種以上のプロテアーゼ;およびコラゲナーゼI、コラゲナーゼII、およびコラゲナーゼIVからなる群より選択される1種以上のコラゲナーゼを含む混合酵素である請求項16に記載の癌組織由来細胞塊の調製方法。
- 前記混合酵素が、リベラーゼブレンザイム1(登録商標)である、請求項17記載の癌組織由来細胞塊の調製方法。
- 請求項12から18までのいずれか1項に記載の調製方法によって得られる癌組織由来細胞塊。
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