JP2010226927A - 鉄道車両用回転電機の軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】斜歯歯車によるスラスト荷重を受ける4点接触玉軸受の外輪が、主電動機運転中の衝撃荷重や振動によるフレッチング摩耗を生ずること無く、かつ十分に耐えられる鉄道車両用回転電機の軸受装置を提供する。
【解決手段】主電動機の駆動装置側に配置される第1の軸受と、主電動機の反駆動装置側に配置されて駆動軸21に生じるラジアル荷重を支える第2の軸受53と、第2の軸受53の外側に隣接して配置され駆動軸21に生じるスラスト荷重を支える第3の軸受52と、を備え、第3の軸受52の外輪を筒状体54を介して軸受ハウジング51に嵌合させるとともに、第3の軸受52の外輪と筒状体54との嵌合部を締まり嵌めとし、かつ、筒状体54と軸受ハウジング51との嵌合部を隙間嵌めとし、これら嵌合部の隙間寸法を第2の軸受53のラジアル隙間を越える大きさとし、軸受ハウジング51および筒状体54の嵌合部に筒状体回り止め手段を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】主電動機の駆動装置側に配置される第1の軸受と、主電動機の反駆動装置側に配置されて駆動軸21に生じるラジアル荷重を支える第2の軸受53と、第2の軸受53の外側に隣接して配置され駆動軸21に生じるスラスト荷重を支える第3の軸受52と、を備え、第3の軸受52の外輪を筒状体54を介して軸受ハウジング51に嵌合させるとともに、第3の軸受52の外輪と筒状体54との嵌合部を締まり嵌めとし、かつ、筒状体54と軸受ハウジング51との嵌合部を隙間嵌めとし、これら嵌合部の隙間寸法を第2の軸受53のラジアル隙間を越える大きさとし、軸受ハウジング51および筒状体54の嵌合部に筒状体回り止め手段を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、鉄道車両用回転電機の軸受装置に係り、特にスラスト荷重を支える軸受部分を改良した鉄道車両用回転電機の軸受装置に関する。
通常、鉄道車両用回転電機とりわけ、電気機関車に搭載される駆動用電動機(以下、主電動機と称す)は、台車枠内において駆動軸となる回転子軸が車軸と平行となるように配置され、しかも主電動機の駆動トルクを車輪に伝達する駆動装置には、回転子軸端に電車のように減速装置を介さずに直接ピニオン(小歯車)を嵌着するとともに、このピニオンに噛合するギヤ(大歯車)を車軸に嵌着している。
しかも、電気機関車は大量の貨物を牽引するために大トルクを必要とすること、歯車の噛合いによる騒音を低減すること、歯車強度の向上を図ること等を実現するために、前記ピニオンおよびギアに斜歯(はすば)歯車を使用している(例えば、特許文献1参照)。
図17は特許文献1に記載されている従来の電気機関車搭載用主電動機の詳細断面と駆動装置との関係を示す図である。
図17において、図示しない台車内で回転自在に支持された一対の車輪1−1および1−2に挟まれた空間部内に、主電動機20が回転子軸(駆動軸)21を車軸3と平行となるように設置されている。22は主電動機20の固定子、23は主電動機20の回転子である。
図17において、図示しない台車内で回転自在に支持された一対の車輪1−1および1−2に挟まれた空間部内に、主電動機20が回転子軸(駆動軸)21を車軸3と平行となるように設置されている。22は主電動機20の固定子、23は主電動機20の回転子である。
主電動機20の駆動トルクを車輪1−1および1−2に伝達するための駆動装置30は、前記回転子軸21のうち電動機固定子枠24から突出した軸端部に嵌着された斜歯(はすば)に形成されたピニオン(小歯車)31と、車軸3に嵌合固定され前記ピニオン31と噛合する斜歯のギア(大歯車)32とから構成されている。図18は駆動装置30の斜視図である。そして、これらのピニオン31およびギア32を覆うギアケース33は図示しない台車に装着されている。
主電動機20の回転子軸(駆動軸)21は、ピニオン31からギア32に駆動トルクを伝達する際に作用するトルク反力により大きな曲げモーメントを受ける。このため、駆動装置30側に位置する電動機固定子枠24に設けられた軸受装置40には大きなラジアル荷重が負荷されるので、この大きなラジアル荷重を支えるように円筒コロ軸受を採用している。なお、この駆動装置30側に位置する円筒コロ軸受40を便宜上第1の軸受という場合がある。
また、駆動装置30が斜歯歯車を使用している関係で、回転子軸(駆動軸)21には以下述べるように反駆動装置側に向かうスラスト荷重が生じる。このスラスト荷重は電動機固定子枠24の反駆動装置側に位置する軸受装置50で支持するようにしている。
図19はピニオン31のトルク反力による法線方向の荷重Tと、斜歯角αと、スラスト荷重Fとの関係を示す。ここで、スラスト荷重Fは、F=tanαTとして求められる。
回転子軸21にはこのスラスト荷重Fが主電動機20の反駆動装置側の方向に作用するため、駆動装置30と反対側に位置する主電動機20の軸受装置(反駆動装置側軸受装置)50の軸受ハウジング51にはこのスラスト荷重Fを支持することが可能な4点接触玉軸受52(第3の軸受と呼ぶ場合がある)を設けている。なお、この4点接触玉軸受52は、構造上スラスト荷重を支えることはできるが、大きなラジアル加重を支えることができないので、反駆動装置側に負荷されるラジアル荷重は前記4点接触玉軸受52に隣接して設けた円筒コロ軸受53(第2の軸受と呼ぶ場合がある)で支持するようにしている。54は4点接触玉軸受52の外輪を嵌合し、かつ、円筒コロ軸受53の外輪と4点接触玉軸受52の外輪との間に挟持されるように配置された筒状体(以下、外筒という)である。
回転子軸21にはこのスラスト荷重Fが主電動機20の反駆動装置側の方向に作用するため、駆動装置30と反対側に位置する主電動機20の軸受装置(反駆動装置側軸受装置)50の軸受ハウジング51にはこのスラスト荷重Fを支持することが可能な4点接触玉軸受52(第3の軸受と呼ぶ場合がある)を設けている。なお、この4点接触玉軸受52は、構造上スラスト荷重を支えることはできるが、大きなラジアル加重を支えることができないので、反駆動装置側に負荷されるラジアル荷重は前記4点接触玉軸受52に隣接して設けた円筒コロ軸受53(第2の軸受と呼ぶ場合がある)で支持するようにしている。54は4点接触玉軸受52の外輪を嵌合し、かつ、円筒コロ軸受53の外輪と4点接触玉軸受52の外輪との間に挟持されるように配置された筒状体(以下、外筒という)である。
図20の主電動機の半裁断面図、図21および図22の反駆動装置側軸受装置50の詳細構成図で示すように、前記固定子枠24で支持された軸受ハウジング51の内周部と円筒コロ軸受53の外輪53−Gとの嵌合状態は締まり嵌め(タイト嵌合)としているが、軸受ハウジング51の内周部に設けられた外筒54と4点接触玉軸受52の外輪52−Gとの嵌合は隙間寸法δを有する隙間嵌合(ルーズ嵌合、緩め嵌合)としている。
4点接触玉軸受52の外輪52-Gと軸受ハウジング51との隙間寸法δは、前記円筒コロ軸受53のラジアル隙間以上の隙間寸法となるよう構成し、4点接触玉軸受52にラジアル荷重が負荷されないように、軸受の組立時に調整される構成としている。
4点接触玉軸受52の外輪52−Gが軸受ハウジング51に対して回転方向に移動することを防止するために、軸受ハウジング51の端面の円周方向の1箇所にキー溝55を設け、このキー溝55に対向する位置の4点接触玉軸受52の外輪52−Gにもキー溝56を設け、前記互いのキー溝55、56に矩形状のキー57を挿入して外輪52−Gの移動防止を図る構造としている。
図中、58はボルト59によって前記軸受ハウジング51に固定され、かつ前記4点接触玉軸受52の外輪52−Gを側面から押圧する軸受端蓋であり、軸受ハウジング51の内径部に嵌合する押圧部58−1および蓋部58−2を備えている。21−1および21−2は回転子軸21の大径部および小径部である。大径部21−1は前記円筒コロ軸受53の内輪53−Nを嵌着し、小径部21−2は前記4点接触玉軸受52の内輪52−Nを嵌着している。
ところで、近年主電動機の電源として、インバータ装置が採用されるようになってきた。インバータ装置からの漏れ電流が台車および軸受装置を通じて主電動機の回転子軸21に流れると、軸受装置50の転動面に電食が生ずる虞があるので、この電食を防止するために軸受装置50の4点接触玉軸受52の外輪52−Gの外周部および側面部にセラミック溶射による絶縁コーティングを施すようにしている(例えば、特許文献2参照)。
4点接触玉軸受52の場合は、外輪52−Gがクリープ現象によって回転方向に移動するのを防止するために設けたキー溝部56にもセラミックコーティングを実施している。
前記4点接触玉軸受52外輪52−Gが軸受ハウジング51に対して回転方向に移動することを防止するために設けたキー溝56の角部については、セラミックコーティングによる絶縁皮膜の厚さが他の平坦部と異なり、均一に皮膜を形成することが困難である。また、軸受の外輪52−G側面については、主電動機運転中の衝撃荷重や振動により、特に機関車用主電動機は大出力であるためこれら荷重や振動の条件は過酷となり、外筒54や軸受端蓋58との間で微小な相対移動が生じやすい。さらに、軸受外輪の側面に施しているセラミックコーティングは、外筒54や軸受端蓋58の構成材料である軟鋼材料に比較すると数倍も硬度が高く、これら材料が互いに相対移動を生ずると、微小な移動であっても、外筒54や軸受端蓋58を構成する軟鋼材料に摩耗が生じるという課題がある。
そこで本発明は、駆動装置に斜歯歯車を使用した鉄道車両用回転電機の軸受装置において、斜歯歯車によるスラスト荷重を受ける4点接触玉軸受の外輪が、主電動機運転中の衝撃荷重や振動による軸受側面の微小な相対移動によるフレッチング摩耗を生ずること無く、かつ十分に耐えられる鉄道車両用回転電機の軸受装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、対向して配置された車輪に挟まれた空間部内に、駆動軸を車軸と平行となるように設置された主電動機と、前記主電動機の駆動トルクを前記車輪に伝達するために、駆動軸の端部に嵌合された斜歯のピニオンおよびこのピニオンと噛合するように前記車軸に嵌合されたギアを備えた駆動装置と、前記主電動機の前記駆動装置側に配置されて前記駆動軸に生じる曲げモーメントによるラジアル荷重を支える第1の軸受と、前記主電動機の反駆動装置側に配置されて前記駆動軸に生じるラジアル荷重を支える第2の軸受と、前記第2の軸受の外側に隣接して配置され前記駆動軸に生じるスラスト荷重を支える第3の装置と、を備え、前記第3の軸受の外輪を筒状体を介して軸受ハウジングに嵌合させるとともに、当該第3の軸受の外輪と前記筒状体との嵌合部を締まり嵌めとし、かつ、前記筒状体と軸受ハウジングとの嵌合部を隙間嵌めとし、当該嵌合部の隙間寸法を前記第2の軸受のラジアル隙間を越える大きさとし、前記軸受ハウジングおよび前記筒状体の嵌合部に筒状体回り止め手段を設けたことを特徴とする。
本発明は、鉄道車両用回転電機の反駆動装置側に設置された4点接触玉軸受の外輪外径と外筒の内径部とをタイト嵌合にしたので、軸受側面と外筒側面または端蓋側面との間で、運転中の過大な衝撃荷重や振動などによる、互いの微小な相対移動によるフレッチング摩耗を生ずることがない。
さらに、軸受外輪の回転方向の回り止めを外筒と軸受ハウジングとの間でキーを構成することで軸受外輪の回り止めが可能となることから、軸受外輪にキー溝を構成する必要がない。軸受外輪にキーを構成する必要がないことから、従来キー溝角部で絶縁皮膜厚さが不均一となるセラミックコーティング部の欠けや剥離が生ずることが無くなる。また軸受のキー溝が廃止可能となることで外輪の外周面と側面に構成するセラミック溶射によるコーティングが容易に行え、絶縁皮膜厚さも全体均一に構成することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、各図を通して同一部分には同一符号を付けて、重複する説明は適宜割愛する。
(実施形態1)
実施形態1について図1に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図2に示すA−A矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
実施形態1について図1に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図2に示すA−A矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
図1において、50は主電動機20の反駆動装置側に設置された軸受装置であり、主電動機20の固定子枠24によって支持されている。
この反駆動装置側の軸受装置50は、固定子枠24によって支持された軸受ハウジング51と、この軸受ハウジング51の内周部に外輪53−Gが嵌合されるとともに内輪53−Nが回転子軸21の大径部21−1に嵌合された円筒コロ軸受53(第2の軸受)と、この円筒コロ軸受53の外輪53−Gに隣接して前記軸受ハウジング51の内周部に嵌合された断面L字状の外筒54と、さらに、この外筒54の内周部に外輪52−Gが嵌合されるとともに内輪52−Nが回転子軸の小径部21−2に嵌合された4点接触玉軸受52(第3の軸受)とから構成されている。
この反駆動装置側の軸受装置50は、固定子枠24によって支持された軸受ハウジング51と、この軸受ハウジング51の内周部に外輪53−Gが嵌合されるとともに内輪53−Nが回転子軸21の大径部21−1に嵌合された円筒コロ軸受53(第2の軸受)と、この円筒コロ軸受53の外輪53−Gに隣接して前記軸受ハウジング51の内周部に嵌合された断面L字状の外筒54と、さらに、この外筒54の内周部に外輪52−Gが嵌合されるとともに内輪52−Nが回転子軸の小径部21−2に嵌合された4点接触玉軸受52(第3の軸受)とから構成されている。
58は前記4点接触玉軸受52の外輪52−Gを側面から押圧するとともに軸受ハウジング51の開口部を閉塞する軸受端蓋であり、軸受ハウジング51の内径部に嵌合した状態で4点接触玉軸受52外輪52−Gを側面から押圧する押圧部58−1および蓋部58−2を備えている。そして、ボルト59−1により前記軸受ハウジング51に固定されるようになっている。
ここで、円筒コロ軸受53の外輪53−Gと軸受ハウジング51の内周部との嵌合部および4点接触玉軸受52の外輪52−Gと外筒54の内周部との嵌合はともに締まり嵌合の関係にあり、軸受ハウジング51の内周部と外筒54との嵌合は隙間寸法δを設けたルーズ嵌合(緩め嵌合)としている。
また、上記隙間寸法δは4点接触玉軸受52にラジアル荷重が負荷されないように、前記円筒コロ軸受53のラジアル隙間(図示せず)以上の隙間寸法になるよう調整している。この結果、前記隙間寸法δの範囲内で4点接触玉軸受52の外輪52−Gがラジアル方向に移動可能となっている。
そして、前記4点接触玉軸受52と締まり嵌合で一体となった外筒54が軸受ハウジング51に対して回転方向に移動することを防止するために、軸受ハウジング51内周部の1箇所に矩形状のキー溝51−Sを設け、このキー溝51−Sと対向する位置の外筒54の外周部にも矩形状のキー溝54−Sを設け、これら2つのキー溝51−S、54−S間に矩形状のキー60−1を挿入して軸受外輪の移動防止を図れる構造としている。
本実施形態1は、以上述べたように鉄道車両用回転電機の反駆動装置側に設置された軸受装置において、円筒コロ軸受53の外輪53−Gと軸受ハウジング51の内周部との嵌合部および4点接触玉軸受52の外輪52−Gと外筒54との嵌合部の双方を締まり嵌合とし、かつ、軸受ハウジング51の内周部と外筒54の外周部との嵌合を隙間寸法δを設けたルーズ嵌合(緩め嵌合)としたので、軸受側面と外筒側面または端蓋側面との間で運転中の過大な衝撃荷重や振動などによる嵌合部の微小な相対移動によるフレッチング摩耗を生ずることがない。
さらに外筒54と軸受ハウジング51とに設けたキー溝51−Sおよび54−Sにキー60−1を挿入することによって軸受外輪52−Gの回り止めを達成するように構成したので、軸受外輪52−G自体にはキー溝を加工する必要がない。この結果、従来、キー溝の角部での絶縁皮膜の厚さが不均一であることによって生じていたセラミックコーティング部の欠けや剥離が起こることはない。また軸受外輪52−Gのキー溝を廃止したことで外輪52−Gの外周面および側面に形成するセラミック溶射によるコーティングが容易に行え、皮膜厚さも全体均一に構成することが可能となる。
(実施形態2)
実施形態2について図3に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図4に示すB−B矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
実施形態2について図3に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図4に示すB−B矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
本実施形態2は、前述の図1、図2で示した実施形態1に対して軸受外輪の回り止め手段が相違するだけであり、その他の点は同じである。
すなわち、前述の実施形態1の場合、軸受ハウジング51と外筒54との間に外輪の回り止め手段を1箇所設けたが、本実施形態2では、軸受ハウジング51内周部に円周方向に2箇所の矩形状キー溝51−Sを設け、これに対向する位置の外筒54の外周部にも円周方向に2箇所の矩形状キー溝54−Sを設け、前記互いのキー溝51−S、54−Sに矩形状のキー60−1を挿入して軸受外輪の移動防止を実現するようにしたものであり、実施形態1が奏する作用効果に加えて、外輪の回り止め効果を一層確実にすることができる。
すなわち、前述の実施形態1の場合、軸受ハウジング51と外筒54との間に外輪の回り止め手段を1箇所設けたが、本実施形態2では、軸受ハウジング51内周部に円周方向に2箇所の矩形状キー溝51−Sを設け、これに対向する位置の外筒54の外周部にも円周方向に2箇所の矩形状キー溝54−Sを設け、前記互いのキー溝51−S、54−Sに矩形状のキー60−1を挿入して軸受外輪の移動防止を実現するようにしたものであり、実施形態1が奏する作用効果に加えて、外輪の回り止め効果を一層確実にすることができる。
(実施形態3)
実施形態3について、図5に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図6に示すC−C矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
実施形態3について、図5に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図6に示すC−C矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
本実施形態3は、前述の図1、図2で示した実施形態1に対して軸受外輪の回り止め手段が相違するだけであり、その他の点は同じである。
すなわち、前述の実施形態1の場合、軸受ハウジング51と外筒54との間を矩形状の回り止め手段を1箇所設けたが、本実施形態3は、矩形状の回り止め手段に替えて、軸受ハウジング51内周部の円周方向に1箇所の半円のキー溝51−Sを設け、これに対向する位置の外筒54の外周部にも円周方向に1箇所の半円のキー溝54−Sを設け、前記互いのキー溝に丸棒状(円柱状)または円筒状のキー61−1を挿入して軸受外輪の移動防止を実現するようにしたものであり、実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。
すなわち、前述の実施形態1の場合、軸受ハウジング51と外筒54との間を矩形状の回り止め手段を1箇所設けたが、本実施形態3は、矩形状の回り止め手段に替えて、軸受ハウジング51内周部の円周方向に1箇所の半円のキー溝51−Sを設け、これに対向する位置の外筒54の外周部にも円周方向に1箇所の半円のキー溝54−Sを設け、前記互いのキー溝に丸棒状(円柱状)または円筒状のキー61−1を挿入して軸受外輪の移動防止を実現するようにしたものであり、実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。
(実施形態4)
実施形態4について、図7に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図8に示すD−D矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
実施形態4について、図7に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図8に示すD−D矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
本実施形態4は、前述の図5、図6で示した実施形態3に対して軸受外輪の回り止め手段が相違するだけであり、その他の点は同じである。
すなわち、前述の実施形態3の場合、軸受ハウジング51と外筒54との間に外輪の回り止め手段を1箇所設けたが、本実施形態4では、軸受ハウジング51内周部に円周方向に2箇所の半円状のキー溝51−Sを設け、これに対向する位置の外筒54の外周部にも円周方向に2箇所の矩形状キー溝54−Sを設け、前記互いのキー溝51−S、54−Sに丸棒状または円筒状のキー61−1を挿入して軸受外輪の移動防止を実現するようにしたものであり、実施形態3が奏する作用効果に加えて、外輪の回り止め効果を一層確実にすることができる。
すなわち、前述の実施形態3の場合、軸受ハウジング51と外筒54との間に外輪の回り止め手段を1箇所設けたが、本実施形態4では、軸受ハウジング51内周部に円周方向に2箇所の半円状のキー溝51−Sを設け、これに対向する位置の外筒54の外周部にも円周方向に2箇所の矩形状キー溝54−Sを設け、前記互いのキー溝51−S、54−Sに丸棒状または円筒状のキー61−1を挿入して軸受外輪の移動防止を実現するようにしたものであり、実施形態3が奏する作用効果に加えて、外輪の回り止め効果を一層確実にすることができる。
(実施形態5)
実施形態5について、図9に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図10に示すE−E矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
実施形態5について、図9に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図10に示すE−E矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
本実施形態5と前述の図1および図2で示した実施形態1との相違点は、4点接触玉軸受52の外輪52−Gを押圧する端蓋18を厚み方向(回転子軸方向)に2分割した点にあり、その他の点は同じである。
すなわち、前述の実施形態1の場合、端蓋18は軸受ハウジング51の内周部に嵌合する押圧部58−1と軸受ハウジング51の端面に固定される蓋部58−2とが一体化されていたが、本実施形態5では、押圧部58−1と蓋部58−2とを別個に構成し、押圧部58−1をボルト59−2によって外筒54の端面に締結し、蓋部58−2を軸受ハウジング51の端面にボルト59−1によって固定するようにしたものである。
そして、押圧部58−1の内周部と4点接触玉軸受52の外輪52−Gとの嵌合は外筒54と同様に締まり嵌めで前記軸受に嵌合固定されている。また、軸受ハウジング51内周部の円周方向に1箇所の矩形のキー溝51−Sを設け、これに対向する位置の外筒54と押圧部58−1の外周部にも円周方向に1箇所の矩形のキー溝54−Sを設け、前記互いのキー溝に矩形のキー60−1を挿入して軸受外輪の移動防止を実現するようにしたものであり、実施形態1の作用効果に加えて、4点接触玉軸受52の外輪52−Gの両側面が外筒54と押圧部58−1とによって押圧されるため、4点接触玉軸受52の外輪の回り止め効果を一層確実にすることができる。
(実施形態6)
実施形態6について、図11に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図12に示すF−F矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
実施形態6について、図11に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図12に示すF−F矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
本実施形態6は、前述の図9、図10で示した実施形態5に対して軸受外輪の回り止め手段が相違するだけであり、その他の点は同じである。
すなわち、前述の実施形態5の場合、軸受ハウジング51と、外筒54および押圧部分58−1との間に軸受外輪の回り止め手段を1箇所設けたが、本実施形態6では、軸受ハウジング51内周部に円周方向に2箇所の矩形状キー溝51−Sを設け、これに対向する位置の外筒54および押圧部分58−1の外周部にも円周方向に2箇所の矩形状キー溝54−Sを設け、前記互いのキー溝に矩形のキー60−1、60−2を挿入して軸受外輪の移動防止を実現するようにしたものであり、実施形態5が奏する作用効果に加えて、外輪の回り止め効果を一層確実にすることができる。
すなわち、前述の実施形態5の場合、軸受ハウジング51と、外筒54および押圧部分58−1との間に軸受外輪の回り止め手段を1箇所設けたが、本実施形態6では、軸受ハウジング51内周部に円周方向に2箇所の矩形状キー溝51−Sを設け、これに対向する位置の外筒54および押圧部分58−1の外周部にも円周方向に2箇所の矩形状キー溝54−Sを設け、前記互いのキー溝に矩形のキー60−1、60−2を挿入して軸受外輪の移動防止を実現するようにしたものであり、実施形態5が奏する作用効果に加えて、外輪の回り止め効果を一層確実にすることができる。
(実施形態7)
実施形態7について、図13に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図14に示すG−G矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
実施形態7について、図13に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図14に示すG−G矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
本実施形態7は、前述の図9、図10で示した実施形態5に対して軸受外輪の回り止め手段が相違するだけであり、その他の点は同じである。
すなわち、前述の実施形態5の場合、軸受ハウジング51と、外筒54および押圧部58−1との間を矩形状の回り止め手段を1箇所設けたが、本実施形態7は、軸受ハウジング51の内周部の円周方向に1箇所の半円のキー溝51−Sを設け、これに対向する位置の外筒54および押圧部58−1の外周部にも円周方向に1箇所の半円のキー溝54−Sを設け、前記互いのキー溝51−S、54−Sに丸棒状または円筒状のキー61−1を挿入して軸受外輪の移動防止を実現するようにしたものであり、実施形態5と同様の作用効果を奏することができる。
すなわち、前述の実施形態5の場合、軸受ハウジング51と、外筒54および押圧部58−1との間を矩形状の回り止め手段を1箇所設けたが、本実施形態7は、軸受ハウジング51の内周部の円周方向に1箇所の半円のキー溝51−Sを設け、これに対向する位置の外筒54および押圧部58−1の外周部にも円周方向に1箇所の半円のキー溝54−Sを設け、前記互いのキー溝51−S、54−Sに丸棒状または円筒状のキー61−1を挿入して軸受外輪の移動防止を実現するようにしたものであり、実施形態5と同様の作用効果を奏することができる。
(実施形態8)
実施形態8について、図15に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図16に示すH−H矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
実施形態8について、図15に示す鉄道車両用回転電機の反駆動装置側軸受装置の縦断面図および図16に示すH−H矢視図を参照して説明する。なお、鉄道車両用回転電機における反駆動装置側軸受装置以外は図17に示す構成と同じなので説明を省く。
本実施形態8は、前述の図13、図14で示した実施形態7に対して軸受外輪の回り止め手段が相違するだけであり、その他の点は同じである。
すなわち、前述の実施形態7の場合、軸受ハウジング51と、外筒54および押圧部58−1との間を丸棒状または円筒状の回り止め手段を1箇所設けたが、本実施形態8は、軸受ハウジング51内周部の円周方向に2箇所の半円のキー溝51−Sを設け、これに対向する位置の外筒54および押圧部58−1の外周部にも円周方向に2箇所の半円のキー溝54−Sを設け、前記互いのキー溝に丸棒状または円筒状のキー61−1、61−2を挿入して軸受外輪の移動防止を実現するようにしたものであり、実施形態7が奏する作用効果に加えて、外輪の回り止め効果を一層確実にすることができる。
すなわち、前述の実施形態7の場合、軸受ハウジング51と、外筒54および押圧部58−1との間を丸棒状または円筒状の回り止め手段を1箇所設けたが、本実施形態8は、軸受ハウジング51内周部の円周方向に2箇所の半円のキー溝51−Sを設け、これに対向する位置の外筒54および押圧部58−1の外周部にも円周方向に2箇所の半円のキー溝54−Sを設け、前記互いのキー溝に丸棒状または円筒状のキー61−1、61−2を挿入して軸受外輪の移動防止を実現するようにしたものであり、実施形態7が奏する作用効果に加えて、外輪の回り止め効果を一層確実にすることができる。
1−1,1−2…車輪、3…車軸、20…主電動機、21…回転子軸、30…駆動装置、31…ピニオン(小歯車)、32…ギア(大歯車)、24…電動機固定子枠、40,50軸受装置、51…軸受ハウジング、51−S…溝、52…4点接触玉軸受、52−G…外輪、53…円筒コロ軸受、54…筒状体(外筒)、54−S…溝、58…軸受端蓋、58−1…押圧部、58−2…蓋部、59−1,59−2…ボルト、60−1,60−2…矩形状キー、61−1,61−2…丸棒(円柱)または円筒状キー。
Claims (7)
- 対向して配置された車輪に挟まれた空間部内に、駆動軸を車軸と平行に設置された主電動機と、
前記主電動機の駆動トルクを前記車輪に伝達するために、駆動軸の端部に嵌合された斜歯のピニオンおよびこのピニオンと噛合するように前記車軸に嵌合されたギアを備えた駆動装置と、
前記主電動機の前記駆動装置側に配置されて前記駆動軸に生じる曲げモーメントによるラジアル荷重を支える第1の軸受と、
前記主電動機の反駆動装置側に配置されて前記駆動軸に生じるラジアル荷重を支える第2の軸受と、
前記第2の軸受の外側に隣接して配置され前記駆動軸に生じるスラスト荷重を支える第3の装置と、を備え、
前記第3の軸受の外輪を筒状体を介して軸受ハウジングに嵌合させるとともに、当該第3の軸受の外輪と前記筒状体との嵌合部を締まり嵌めとし、かつ、前記筒状体と軸受ハウジングとの嵌合部を隙間嵌めとし、さらに、当該嵌合部の隙間寸法を前記第2の軸受のラジアル隙間を越える大きさとし、前記軸受ハウジングおよび前記筒状体の嵌合部に前記筒状体の回り止め手段を設けたことを特徴とする鉄道車両用回転電機の軸受装置。 - 請求項1記載の鉄道車両用回転電機の軸受装置において、前記第1の軸受および第2の軸受を円筒コロ軸受とし、前記第3の軸受を4点接触形玉軸受としたことを特徴とする鉄道車両用回転電機の軸受装置。
- 請求項2記載の鉄道車両用回転電機の軸受装置において、前記第1の軸受、第2の軸受および第3の軸受のうち、少なくとも第3の軸受の外輪に絶縁コーティングを施したことを特徴とする鉄道車両用回転電機の軸受装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の鉄道車両用回転電機の軸受装置において、前記筒状体の回り止め手段は、前記筒状体および前記軸受ハウジングの嵌合部に1箇所または複数個所の溝を形成し、当該溝にキーを挿入して構成されることを特徴とする鉄道車両用回転電機の軸受装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の鉄道車両用回転電機の軸受装置において、前記筒状体および前記軸受ハウジングの嵌合部に形成された溝を矩形状または半円形状とし、かつキーを当該溝に適合する形状にしたことを特徴とする鉄道車両用回転電機の軸受装置。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の鉄道車両用回転電機の軸受装置において、前記第3の軸受の外輪を押圧する押圧部および前記軸受ハウジングの開口部を覆う蓋部を有する軸受端蓋を設けたことを特徴とする鉄道車両用回転電機の軸受装置。
- 請求項6記載の鉄道車両用回転電機の軸受装置において、前記軸受端蓋を前記第3の軸受の外輪を押圧する押圧部と、前記軸受ハウジングの開口部を覆う蓋部とに分離して構成し、前記押圧部は前記筒状体の側面に固定され、前記蓋部は前記軸受ハウジングの側面に固定されることを特徴とする鉄道車両用回転電機の軸受装置。
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