JP2010225882A - 基板洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
基板面内でのパーティクル除去均一性を向上することができる基板洗浄装置を提供する。
【解決手段】
基板洗浄装置1は、処理液を貯留する処理槽10と、基板Wを保持する基板保持部21を備え、基板を昇降移動させるリフタ20と、伝播水を貯留する伝播槽30と、伝播槽30の底部に設けられた超音波振動子31と、分散発生部80とを備え、処理槽10に浸漬した基板Wと超音波振動子31との間に分散発生部80を配置することにより、超音波振動が付与された分散発生部80の反対側で、基板面内におけるキャビテーションのバラツキを抑制することができる。そのため、基板W面内でのパーティクルの除去均一性を向上することができる。
【選択図】図1
Description
すなわち、従来装置は、超音波振動子により発振した超音波振動を基板に与えた際に、超音波振動が基板保持部の3本の保持棒部分で反射・屈折してしまい、超音波振動が付与された保持棒の反対側では、パーティクルの除去率の低い領域が生じていた。そのため、基板面内にパーティクルの除去率が高い領域と低い領域が存在するというパーティクル除去率のムラが生じ、基板面内のパーティクル除去均一性を悪化させている。仮にこの状態で、超音波振動の時間を長く与えたり、超音波振動の出力を上げたりしても、単に、パーティクルの除去率の高い領域のデバイスパターンのみに過剰な負荷を与えてしまい、デバイスパターンの倒壊の原因になってしまう。
すなわち、請求項1に記載の発明は、基板を処理液中に浸漬させることにより基板の洗浄処理を行う基板洗浄装置において、基板を浸漬するための処理液を貯留する処理槽と、前記処理槽内へ処理液を供給する処理液供給部と、基板を保持する基板保持部を備え、前記処理槽に貯留された処理液中に基板を浸漬させるためのリフタと、前記処理槽の下方に配置されており、前記処理槽の下部が浸漬されるように超音波振動の伝播媒体となる伝播水を貯留する伝播槽と、前記伝播槽の底部に取り付けられ、前記処理槽内に貯留された処理液に超音波振動を付与する超音波振動付与手段と、前記超音波振動付与手段から付与された超音波振動を散乱させる散乱板を備え、基板と前記超音波付与手段との間に配置された分散発生部と、を備えていることを特徴とするものである。
図1は、実施例に係る基板洗浄装置を一部断面で示した概略構成図であり、図2は、実施例に係る基板洗浄装置のリフタの構成を示した断面図である。
次に、図7を参照して、基板洗浄装置1における基板Wの洗浄処理について説明する。なお、図7は、基板洗浄装置の動作の説明に供するフローチャートである。なお、これらの動作は、制御部60が圧力計43i,53gや濃度計44の計測結果に基づいて、リフタ駆動部22、超音波発振器32、開閉弁43h,46,47c,47f,53f、ヒータ45、可変オートプレッシャー43g、真空ポンプ53h等を操作することにより、実現される。
基板洗浄装置1は、基板Wが搬入される前(複数群の基板Wを順に処理する場合には、ある基板Wの処理が終了した後、後続の基板Wの搬入が開始されるまでの間)には、開閉弁46および47cを閉止し、開閉弁47fを開放する。これにより、純水供給源47eからの純水を処理槽10内に供給する。処理槽10内に供給された純水は、処理槽10の上部から外槽へオーバーフローし、配管13を経由して排液ラインに排出される。これにより、基板洗浄装置1は、基板Wが搬入される前の処理槽内を浄化する。
前工程の装置から搬送されてきた基板Wは、基板洗浄装置1の搬入部にセットされる。基板Wが搬入部にセットされると、処理液供給部40において、純水の加熱および窒素ガスの溶解が開始される。すなわち、ヒータ45の動作が開始されるとともに、窒素ガス溶解部43の開閉弁43hが開放され、圧力計43iの計測結果に基づいて可変オートプレッシャー43gが操作される。窒素ガス溶解部43においては、可変オートプレッシャー43gにより加圧された窒素ガスが、気体収容部43cから中空糸脱気膜・溶解膜43dを通過して、液体収容部43b内の純水へ溶解される。制御部60は、濃度計44の計測結果が所定の値に近づくように、窒素ガス溶解部43を操作する。このため、開閉弁46の上流側においては、所定濃度の窒素ガスが溶解された温純水が生成される。
搬入部にセットされた基板Wは、搬送ロボットによって搬入部から取り出され、処理槽10へ向けて搬送される。基板Wが搬送経路上の所定位置に到達すると、開閉弁47fが閉止されるとともに開閉弁46および47cが開放される。これにより、混合部47において、所定濃度の窒素ガスが溶解された温純水と薬液とが混合され、基板Wの洗浄処理するための処理液が生成される。生成された処理液は、配管42および吐出部11を経由して処理槽10内へ供給され、処理槽10内の純水と置換する。
処理槽10へ搬送された基板Wは、処理槽10の上方で待機するリフタ20の基板保持部21の保持棒25上に載置される。基板Wが保持棒25に載置されると、リフタ20が下降し、基板Wは、処理槽10内に貯留された処理液中に浸漬される。
処理槽10内の処理液中に基板Wが浸漬されると、制御部60の操作により超音波発振器32は動作を開始し、超音波振動子31を振動させる。超音波振動子31から発生した超音波振動は、伝播槽30内の伝播水、処理槽10の底部、処理槽10内の処理液を順に伝播し、処理液中に浸漬された基板Wへ到達する。また、処理液中に超音波振動を付与すると、処理液中に溶解した窒素ガスが泡として発生する。この際、超音波振動は、分散発生部80に付与され、超音波振動が付与された分散発生部80の反対側では、超音波振動の重なりが広範囲に生じる。この超音波振動の重なりが生じたところで、キャビテーションが発生する。そのため、基板W面内に均一に泡を発生させることができる。そして、超音波振動により発生した泡は破裂し、破裂の衝撃で基板W上に付着したパーティクルが遊離する。なお、処理液中に溶解した窒素ガスがクッションの役割も果たし、超音波振動により基板に与えられる衝撃が緩和される。また、処理槽10内には、上方へ向かう処理液の流れが形成されている。このため、基板Wの表面から遊離したパーティクルは、処理液の流れに乗って処理槽10の上部へ運搬される。パーティクルは、処理槽10の上部において処理液とともに外槽12へ運搬され、配管13を介して排液ラインへ排出される。
その後、処理液の供給を停止し、リフタ20を上昇させて処理槽10内から基板Wを引き上げ、基板Wを搬出する。
引き続き、他の基板Wを連続して処理する場合は、ステップS2に戻る。
上述した実施例では、分散発生部80を伝播槽30内に配置させたが、分散発生部80をリフタ20の基板保持部21に配置してもよい。
10 …処理槽
20 …リフタ
21,21A …基板保持部
30 …伝播槽
31 …超音波振動子
40 …処理液供給部
43 …窒素ガス溶解部
80,80A …分散発生部
81 …散乱板
Claims (8)
- 基板を処理液中に浸漬させることにより基板の洗浄処理を行う基板洗浄装置において、
基板を浸漬するための処理液を貯留する処理槽と、
前記処理槽内へ処理液を供給する処理液供給部と、
基板を保持する基板保持部を備え、前記処理槽に貯留された処理液中に基板を浸漬させるためのリフタと、
前記処理槽の下方に配置されており、前記処理槽の下部が浸漬されるように超音波振動の伝播媒体となる伝播水を貯留する伝播槽と、
前記伝播槽の底部に取り付けられ、前記処理槽内に貯留された処理液に超音波振動を付与する超音波振動付与手段と、
前記超音波振動付与手段から付与された超音波振動を散乱させる散乱板を備え、基板と前記超音波付与手段との間に配置された分散発生部と、
を備えていることを特徴とする基板洗浄装置。 - 請求項1に記載の基板洗浄装置において、
前記分散発生部は、前記伝播槽内に設けられていることを特徴とする基板洗浄装置。 - 請求項1に記載の基板洗浄装置において、
前記分散発生部は、前記基板保持部に設けられていることを特徴とする基板洗浄装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の基板洗浄装置において、
前記散乱板は、板状に形成されており、
前記分散発生部は、複数の前記散乱板が並設されていることを特徴とする基板洗浄装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の基板洗浄装置において、
前記分散発生部は、石英で形成されていることを特徴とする基板洗浄装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の基板洗浄装置において、
前記散乱板の高さは、前記超音波振動付与手段から付与される超音波振動の半波長の整数倍にすることを特徴とする基板洗浄装置。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の基板洗浄装置において、
前記分散発生部は、散乱板が等間隔に構成されることを特徴とする基板洗浄装置。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載の基板洗浄装置において、
前記処理液供給部は、気体を処理液に溶解させる気体溶解手段を備えていることを特徴とする基板洗浄装置。
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WO2019181067A1 (ja) * | 2018-03-19 | 2019-09-26 | 株式会社Screenホールディングス | 基板処理装置 |
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