JP2010219383A - 基板処理システムおよび基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スループットを犠牲にすることなく、消費電力の削減を図ることが可能な基板処理システムおよび基板処理方法を提供する。
【解決手段】基板処理システム10は、搬送部15、第1の処理チャンバ16、第2の処理チャンバ18、およびメイン制御部30を備える。搬送部15は、ワーク20を搬送する搬送ロボット22を備える。第1の処理チャンバ16および第2の処理チャンバ18は、搬送部14の周囲に配置される。第1の処理チャンバ16および第2の処理チャンバ18は、それぞれワーク20の搬入時および搬出時に開閉可能な扉162、182を有する。メイン制御部30は、搬送ロボット22が、第1の処理チャンバ16または第2の処理チャンバ18のいずれか一方に連続してアクセスすることなく交互にアクセスするように、搬送ロボット22および扉162、182の動作を制御する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、液晶ガラス等の基板に対して焼成等の熱処理を実行するように構成された基板処理システムおよびこのシステムに適用可能な基板処理方法に関する。
カラーフィルタ製造工程等において液晶ガラス等の基板に対する熱処理を行う際には、基板の搬入、処理、および搬出を効率的に行うためにシステム化された構成が用いられることがあった。
ここで、図1を用いて、従来の基板処理システムにおける基板搬送の制御内容を簡単に説明する。従来、図外の搬入部から未処理ワークを取り出した搬送ロボット22は、例えば、第1の処理チャンバ16の多段ラック166の最上段から処理済ワークを搬出し、その後、当該空となった段に未処理ワークを搬入する。その後、搬送ロボット22は、図外の搬出部まで処理済ワークを搬送する。続いて、搬送ロボット22は、再び搬入部から未処理ワークを取り出し、今度は第1の処理チャンバ16の多段ラック166の上から2番目の段から処理済ワークを搬出し、その後、当該空となった段に未処理ワークを搬入する。同様の動作を繰り返しつつ、搬送ロボット22は、まず第1の処理チャンバ16の多段ラックの最上段から最下段までの各段について処理済みワークの搬出処理および未処理ワークの搬入処理を行う。第1の処理チャンバ16の多段ラック166の最上段から最下段までの各段に対する処理済みワークの搬出処理および未処理ワークの搬入処理が完了した後に、上述と同様に第2の処理チャンバ18の多段ラック186の最上段から最下段までの各段について処理済みワークの搬出処理および未処理ワークの搬入処理を行う。
このような基板処理システムにおいては、基板に対する熱処理を行う際に、基板に塗布された昇華性成分(例えば、フォトレジストに含まれる昇華性成分)が気化し、この昇華物によって炉内の清浄度が低下することがあった。
このため、従来、発生した昇華物をダクト等によって炉内から吸い出す排気システムについて様々な工夫がなされてきた。例えば、昇華ガスの濃度を下げるために、換気用空気を加熱して、ワークを通過する循環空気の上流部に導入するとともに、ワークを通過した空気の一部分を排出するように構成された熱処理装置が存在する(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−141868号公報
上述の特許文献1に係る熱処理装置を含む従来の熱処理装置においては、スループットを向上させようとすると、炉に対する基板の搬入時間間隔を可能な限り短くする必要が生じるが、基板の搬入時間間隔が短くなると昇華物ガスの濃度を低く抑えるために排気量を増加させる必要が生じる。
そして、排気量の増加に伴って、排熱量または給気の加熱容量も増加することとなり、その結果、炉内を設定温度に保つために、ヒータからより多くの熱量を炉内に供給する必要が生じる。
したがって、上述の特許文献1に係る熱処理装置を含む従来の熱処理装置では、スループットの向上に比例して電力消費の増加を余儀なくされるため、電力消費を削減するためにはスループットを犠牲にする必要があった。
本発明の目的は、スループットを犠牲にすることなく、消費電力の削減を図ることが可能な基板処理システムおよび基板処理方法を提供することである。
この発明に係る基板処理システムは、基板に対して熱処理を行うように構成される。基板の例としては、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ用のガラス基板や、半導体装置に用いられる半導体ウェハ等が挙げられる。
この基板処理システムは、搬送部、複数の処理チャンバ、および制御部を備える。搬送部は、基板を搬送する搬送ロボットを備える。複数の処理チャンバは、それぞれ搬送部の周囲に配置される。各処理チャンバは、基板の搬入時および搬出時に開閉可能な扉を有する。
制御部は、少なくとも搬送部および処理チャンバを制御する。制御部は、搬送ロボットが、同一の処理チャンバに連続してアクセスすることなく複数の処理チャンバに順次的にアクセスするように、搬送ロボットおよび扉の動作を制御する。
この構成においては、タクト毎に異なる処理チャンバの扉の開閉動作が行われ、異なる処理チャンバに対して順番に基板が搬入または搬出される。このように、複数の処理チャンバへの基板投入順序を変更することにより、単一の処理チャンバ内における単位時間あたりの昇華物ガスの発生量が抑制され、炉内の昇華物ガスの濃度が減少する。
この結果、従来に比較して、排気量および給気量を絞った運転が可能となり、排気に伴う排熱の削減が可能となる。つまり、スループットを低下させることなく、省エネ運転が可能となる。また、炉内に付着した昇華物の除去等のメンテナンスの頻度の低減が可能となる。
本発明によれば、スループットを犠牲にすることなく、大幅に消費電力の削減を図ることが可能になる。
従来の基板処理システムの基板搬送の制御内容示す図である。 本発明の実施形態に係る基板処理システムの概略を示す平面図である。 第1の処理チャンバ、第2の処理チャンバ、および搬送ロボットの概略を示す側面断面図である。 基板処理システムの概略を示すブロック図である。 メイン制御部による制御内容を示す図である。 本発明の別の実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す平面図である。 n個の処理チャンバを有する基板処理システムの効果の概要を示す図である。 本発明の別の実施形態に係る処理チャンバの概略構成を示す図である。
図2は、この発明の実施形態に係る基板処理システム10の概略を示している。この実施形態では、基板処理システム10は、カラーフィルタ製造工程を行うように構成されているが、本発明の適用範囲はカラーフィルタ製造工程には限定されない。
基板処理システム10は、搬入部12、搬出部14、搬送部15、第1の処理チャンバ16、および第2の処理チャンバ18を備える。搬入部12、搬出部14、および搬送部15は、透明部材で覆われたクリーンユニットの内部に配置される。
搬入部12は、未処理のワーク(基板)20の搬入口として機能するように構成される。この実施形態では、ワーク20は、長辺が約2.5メートルで短辺が約2、2メートルの長方形状のガラス基板であるが、熱処理システム10が処理するワーク20の種類はこれに限定されるものではない。搬出部14は、処理済みのワーク20を収容可能に構成される。
搬送部15は、熱処理システム10の中央部に位置しており、搬入部12、搬出部14、第1の処理チャンバ16、および第2の処理チャンバ18にそれぞれ隣接するように配置される。搬送部15は、内部に搬送ロボット22が設けられる。搬送ロボット22は、搬入部12、搬出部14、第1の処理チャンバ16、および第2の処理チャンバ18の間でワーク20の搬送を行うように構成される。第1の処理チャンバ16および第2の処理チャンバ18は、搬入されたワーク20に対して熱処理を行うように構成される。
図3は、第1の処理チャンバ16、第2の処理チャンバ18、および搬送ロボット22の概略構成を示している。第1の処理チャンバ16は、ワーク20が搬入および搬出される開口部を有する炉体164と、開口部を選択的に遮断する扉162とを備える。
炉体164は、各段にワーク20を支持可能に構成された多段ラック166を備える。扉162は、それぞれが垂直方向に伸びる軸に沿って昇降可能に支持された複数のシャッタ片から構成される。各シャッタ片は、互いに連携して昇降するように構成されており、例えば、隣り合う2つのシャッタ片を離間または接触させることにより、多段ラック166の所望の段に対してワーク20の搬入および搬出が可能になる。
第2の処理チャンバ18は、第1の処理チャンバ16と同様に、炉体184、扉182、および多段ラック186を少なくとも備える。これらの構成は、第1の処理チャンバ16のものと実質的に同一であるため、ここでは説明を省略する。
搬送ロボット22は、ワーク20を支持可能に構成されたハンド225を備える。搬送ロボット22は、ハンド225を昇降および回転させることにより多段ラック166および多段ラック186の任意の段に対してワーク20を搬入および搬出できるように構成されている。
図4は、基板処理システム10の概略を示すブロック図である。図4に示すように、第1の処理チャンバ16は、扉駆動部169、換気部168、熱処理部167、および制御部165を少なくとも備える。扉駆動部169は、上述の扉166の開閉動作を行うように構成される。換気部168は、炉体164に外気を導入する導入部および炉体164内部のガスの排気を行う排気部を有する。換気部168は、チャンバ内の昇華物ガスの濃度に合わせた排気量および給気量が設定される。熱処理部167は、炉体164を設定された温度(例えば、230℃)で加熱し、炉体164に搬入されたワーク20に対して熱処理を行うように構成される。制御部165は、メイン制御部30から供給される制御情報に基づいて第1の処理チャンバ16の各部の動作を制御するように構成される。
第2の処理チャンバ18は、扉駆動部189、換気部188、熱処理部187、および制御部185を少なくとも備える。これらの構成は、上述の扉駆動部169、換気部168、熱処理部167、および制御部165と同様であるため、ここでは説明を省略する。
搬送ロボット22は、移動機構部226、ハンド駆動部224、および制御部222を備える。移動機構部226は、搬送ロボット22の水平方向に移動させる機構、および搬送ロボット22を回転運動させる機構を少なくとも備える。ハンド駆動部224は、ハンド225の昇降動作、水平方向の移動、動作回転、およびワーク20の把持/把持解除を行うように構成される。制御部222は、メイン制御部30からの制御情報に基づいて、搬送ロボット22の各部の動作を制御するように構成される。
図5は、メイン制御部30による制御内容を説明するための図である。この実施形態に係る基板処理システム10では、メイン制御部30が、第1の処理チャンバ16または第2の処理チャンバ18へ交互に搬送ロボット22をアクセスさせている。よって、ここでは、図1のように、第1の処理チャンバ16の多段ラック166の最上段から最下段までの各段に対する処理済みのワーク20の搬出処理および未処理のワーク20の搬入処理が完了した後に、第2の処理チャンバ18の多段ラック186の最上段から最下段までの各段について処理済みのワーク20の搬出処理および未処理のワーク20の搬入処理を行うのではなく、第1の処理チャンバ16に対する処理済みのワーク20の搬出処理および未処理のワーク20の搬入処理と、第2の処理チャンバ18に対する処理済みのワーク20の搬出処理および未処理のワーク20の搬入処理と、が順次行われる。
具体的には、メイン制御部30は、搬送ロボット22に搬入部12の未処理のワーク20を取り出させる。次に、メイン制御部30は、搬入すべき位置および順番に関する記憶情報に基づいて第1の処理チャンバ16の扉162を開放し、その後、搬送ロボット22の動作を制御することにより、多段ラック166の対応する段から処理済みのワーク20を搬出し、空段となった同じ段に未処理ワーク20を搬入させる。ここで、処理済みのワーク20とは、第1の処理チャンバ内に搬入された後に熱処理に必要な所定時間が経過したワーク20を意味する。
その後、メイン制御部30は、搬送ロボット22に搬出部14へ処理済みのワーク20を排出させて、搬送ロボット22を搬入部12の前まで移動させ、搬入部12の未処理ワーク20を取り出させる。
続いて、メイン制御部30は、搬入すべき位置および順番に関する記憶情報に基づいて第2の処理チャンバ18の扉182を開放し、その後、搬送ロボット22の動作を制御することにより、多段ラック186の対応する段から処理済みのワーク20を搬出し、空段となった同じ段に未処理ワーク20を搬入させる。
その後、メイン制御部30は、搬送ロボット22に搬出部14へ処理済みのワーク20を排出させて、搬送ロボット22を搬入部12の前まで移動させ、搬入部12の未処理ワーク20を取り出させる。
以後も第1の処理チャンバ16および第2の処理チャンバ18に対してこのような動作を順次継続することにより、第1の処理チャンバ16および第2の処理チャンバ18内の多段ラック166、186に支持されたすべてのワーク20に対して所定時間の熱処理が行われるように搬送ロボット22および扉162、182の動作を制御する。
ここでは、多段ラック166の最上段→多段ラック186の最上段→多段ラック166の上から2段目→多段ラック186の上から2段目→…→多段ラック166の最下段→多段ラック186の最下段の順に搬送ロボット22がアクセスする例を示しているが、アクセス順はこの例に限定されることはない。
図6は、6つの処理チャンバ17を備える基板処理システム11の概略構成を示している。基板処理システム11は、搬入部12、搬出部14、および搬送部150と、6つの処理チャンバ17とを備える。基板処理システム11は、処理チャンバ17の数が6つである点を除くと、その基本的な構成は、基板処理システム10と同様である。
基板処理システム11においても、搬送ロボット22は、6つの処理チャンバ17に順次的にアクセスし、同一の処理チャンバ17に対して連続してアクセスすることがないように制御されている。
ここでも、メイン制御部30は、搬入すべき位置および順番に関する記憶情報に基づいて、6つの処理チャンバ17のうちの1つに対して、処理済みのワーク20を搬出する処理、および空段となった同じ段に未処理のワーク20を搬入する処理を行う。その後、メイン制御部30は、搬送ロボット22に搬出部14へ処理済みのワーク20を排出させて、搬送ロボット22を搬入部12の前まで移動させ、搬入部12の未処理ワーク20を取り出させる。そして、6つの処理チャンバ17のうちの次の1つに対して、同様の動作を行う。以後も6つの処理チャンバ17に対してこのような動作を順次継続することにより、6つの処理チャンバ17内の多段ラックに支持されたすべてのワーク20に対して所定時間の熱処理が行われるように搬送ロボット22および扉162、182の動作を制御する。
上述のように、処理チャンバが2台の場合には、第1の処理チャンバに対して処理済みのワーク20の搬出および未処理のワーク20の搬入という一対の操作を行い、その後第2の処理チャンバに同様の1対の操作を行い、以後も第1の処理チャンバおよび第2の処理チャンバを交互にこの操作を繰り返す。また、基板処理システムに6台の処理チャンバが設けられる場合は、第1〜第6の処理チャンバの順で上述の1対の操作を行い、以後も同様の操作を行う。
これを一般化して処理チャンバがn台の場合を説明すると、メイン制御部30は、第1の処理チャンバに対して処理済みのワーク20の搬出および未処理のワーク20の搬入という一対の操作を行い、続いて、第2の処理チャンバに対して同様の操作を行い、第n−1の処理チャンバに対して同様の操作を行い、そして、第nの処理チャンバに対して同様の処理を行い、再度、第1の処理チャンバに対して同様の操作を行い、以後、このような操作を順次継続することになる。この結果、処理チャンバの数にかかわらず、すべてのワーク20についてチャンバ内滞在時間を同じにできる。
一般的には、基板処理システム内の処理チャンバの数が増加すると、排気量およびヒータ容量の低減をより図ることが可能になる。例えば、図2に示す基板処理システム10よりも図6に示す基板処理システム11の方がさらに、排気量およびヒータ容量の低減を図ることが可能になる。
例えば、図6に示すように、複数の処理チャンバを設置した基板処理システム11において、ワーク20の投入順序を振り分けることにより、単位時間当たりの最大投入枚数を平均化することが可能になり、単一の処理チャンバ17における単位時間あたりの昇華物ガスの発生量を抑制することが可能になる。また、その結果、ヒータ容量の削減を図ることができ、また、ランニングコストの削減を図ることが可能になる。さらに、処理チャンバ17内に昇華物が付着することが防止し易くなるため、処理チャンバ17のメンテナンス性が向上する。
図7は、n個の処理チャンバを有する基板処理システム10の効果の概要を示している。ここでは、基板処理システム10全体としてのスループットが従来の基板処理システムと同一であるという前提で説明を行う。同図に示すように、基板処理システム10では、第1〜第nの処理チャンバのそれぞれについて、ワーク20の投入時間間隔をn倍(nは、システムに設けられる処理チャンバ数)に拡げることが可能になる。この結果、理論的には、ワーク20の投入に伴って発生する昇華ガスの発生量を1/nに抑えることが可能になる。そして、第1〜第nの各処理チャンバをそれぞれ許容される清浄度に保つために必要となる換気量、つまり排気量についても、理論的には、1/nに抑えることが可能になる。よって、換気部168および換気部188の構成を簡略化することが可能となり、また、換気部168および換気部188において消費される電力量を低減することが可能になる。
故に、第1〜第nの各処理チャンバ内を設定温度に保つために必要なヒータ容量も理論的に1/nに抑えることが可能になるため、基板処理システム10における電力消費量を大幅に削減することが可能になる。
例えば、第1の処理チャンバ16または第2の処理チャンバ18を有する基板処理システム10においては、従来基板搬入時間間隔が60秒であるところを120秒まで拡げると、昇華物ガスの発生量を30ppmから15ppmまで低減する。このため、チャンバ内の汚染度を従来と同一基準として運転する場合には、排気量を40m3 /分から20m3 /分にまで低減可能となるので、排気分熱量を補うためのヒータ容量を90kwから45kwに低減することが理論上可能となる。すなわち、スループットを減じることなく消費電力量を従来の半分程度に抑えることが理論上可能となる。
さらに、上述の実施形態で説明した動作以外にも、本発明に係る基板処理システムでは、搬送ロボット22のアームやハンドの構成次第で多様な運転が可能である。例えば、上述の実施形態では、搬送ロボット22が処理済みのワーク20を処理チャンバから取り出すと同時に、把持している未処理のワーク20を処理チャンバに搬入する動作を行っているが、一度に単一のワーク20しか把持できない搬送ロボットを用いる際には、処理済みのワーク20の搬出→搬出部14への移動→搬入部12への移動→未処理のワーク20の搬入という流れで搬送ロボット22を動作させると良い。また、この場合、搬送ロボット22が処理チャンバから離れている間は処理チャンバの扉を閉じておくことが好ましい。
また、上述の実施形態では、搬送ロボット22が処理チャンバに1枚ずつワーク20を出し入れする場合について説明したが、搬送ロボット22が処理チャンバに対して一度に複数枚(例えば、直近の2枚)のワーク20を出し入れするようにしても良い。
なお、本発明の基板処理システムに用いられる処理チャンバの構成は上述した構成に限定されるものではない。例えば、図8に示すように、回動可能な小扉40を各段ごとに対応させて設けるとともに、各小扉40をシリンダ駆動によって開閉させるように構成された処理チャンバを本発明の基板処理システムに適用することも可能である。
上述の実施形態では、基板処理システム(10、11)に設けられた処理チャンバの数が2個または6個の場合を説明したが、処理チャンバの数は2個以上であれば良く、上述の例には限定されない。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10−基板処理システム
12−搬入部
14−搬出部
15−搬送部
16−第1の処理チャンバ
18−第2の処理チャンバ
22−搬送ロボット
30−メイン制御部

Claims (2)

  1. 基板に対して熱処理を行うように構成された複数の処理チャンバと、
    基板を搬送する搬送ロボットと、
    前記処理チャンバおよび搬送ロボットを制御する制御部と、を備え、基板に対して熱処理を行うように構成された基板処理システムであって、
    前記処理チャンバは、各段に基板を支持可能とされた多段ラックと、基板の搬入時および搬出時に多段ラックの所望の段に対応して開閉可能な扉を有し、
    前記制御部は、一の処理チャンバ内に搬入された後に所定時間が経過した基板を当該一の処理チャンバから搬出し、続いて当該一の処理チャンバ内に未処理の基板を搬入した後、他の一の処理チャンバ内に搬入された後に所定時間が経過した基板を当該他の一の処理チャンバから搬出し、続いて当該他の一の処理チャンバ内に未処理の基板を搬入し、以後も前記複数の処理チャンバに対してこのような動作を順次継続することにより、前記複数の処理チャンバ内の多段ラックに支持されたすべての基板に対して所定時間の熱処理が行われるように前記搬送ロボットおよび前記扉の動作を制御する基板処理システム。
  2. 各段に基板を支持可能とされた多段ラック、および基板の搬入時および搬出時に多段ラックの所望の段に対応して開閉可能な扉を有する複数の処理チャンバと、
    基板を搬送する搬送ロボットと、を備え、基板に対して熱処理を行うように構成された基板処理システムに適用される基板処理方法であって、
    前記搬送ロボットが、一の処理チャンバ内に搬入された後に所定時間が経過した基板を当該処理チャンバから搬出し、続いて当該処理チャンバ内に未処理の基板を搬入した後、他の一の処理チャンバ内に搬入された後に所定時間が経過した基板を当該他の一の処理チャンバから搬出し、続いて当該他の処理チャンバ内に未処理の基板を搬入し、
    以後も前記複数の処理チャンバに対してこのような動作を順次継続することにより、前記複数の処理チャンバ内の多段ラックに支持されたすべての基板に対して所定時間の熱処理を行う基板処理方法。
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