JP3862197B2 - 縦型熱処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電子部品や機械部品などの熱処理に使用される装置、特に縦型の熱処理装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
これまで、電子部品や機械部品などの被熱処理物の熱処理装置としては、同被熱処理物をコンベアによって水平方向に搬送しながら加熱するもの、すなわち横型熱処理装置が用いられてきた。しかし、近年、スペース節減や消費エネルギー低減の要請から、この横型熱処理装置に代わって、縦型の熱処理装置が開発(例えば特公平7−49150号や特開平11−121910号)された。
【0003】
この縦型の熱処理装置は、被熱処理物を炉内にて鉛直方向(上下方向)に搬送しながら加熱するよう構成されている。なお、炉内に多数設けた固定棚に被熱処理物を載置したままの状態で、熱処理が行われるようにした装置もある。しかしこの方式では、炉内温度にバラツキがあると、その影響を直接受ける。このため被熱処理物を搬送しながら加熱できるタイプの縦型熱処理装置が主流となっている。
【0004】
さて、従来の縦型熱処理装置には次のような問題があった。すなわち、従来の縦型熱処理装置においては、被熱処理物が、無端ベルトによって(正確には、この無端ベルトに取り付けられた棚に載置されて)炉内を上下に搬送されるようになっている。ところが、周知のように、この無端ベルトは、数多くの耐熱素材製の部材(例えばリンクプレートやピンなど)から構成されており、したがって摺動部が無数に存在する。このため、無端ベルトが循環動すると、その無数の摺動部からは、全体として無視し得ない量の粉塵が発生し、その結果、炉内が汚染される。つまり、被熱処理物の熱処理をクリーンな環境で行えなくなる。
【0005】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、炉内が粉塵にて汚染されにくく、クリーンな環境で被熱処理物を熱処理できる縦型熱処理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題は、
被熱処理物を鉛直方向に搬送しながら、前記被熱処理物を熱処理するよう構成された縦型熱処理装置であって、
炉と、
この炉内が所定温度となるよう前記炉内を加熱するための加熱手段と、
鉛直方向に沿って所定間隔で前記炉内に設けられた、前記被熱処理物が載置される第1〜第Nの上昇側固定棚と、
この第1〜第Nの上昇側固定棚と対向するよう、鉛直方向に沿って前記所定間隔で前記炉内に設けられた、前記被熱処理物が載置される第1〜第Nの下降側固定棚と、
最も上方に位置する前記第Nの上昇側固定棚と最も上方に位置する前記第Nの下降側固定棚とで挟まれる領域に隣接し、かつ、前記第Nの上昇側固定棚および前記第Nの下降側固定棚とほぼ等しい高さに位置するよう前記炉内に設けられた、前記被熱処理物が載置される受渡用固定棚と、
前記炉内における前記第Nの上昇側固定棚と前記第Nの下降側固定棚とで挟まれる領域内に、鉛直方向に沿って上下動可能、かつ、回動可能であるよう設けられた軸体と、
この軸体の軸方向に沿って前記所定間隔で前記軸体に固定された、前記被熱処理物を保持する第1〜第(N+1)の搬送アームと、
前記軸体を上下動および回動させる駆動手段と
を具備し、
前記炉内において前記被熱処理物が、前記第1〜第(N+1)の搬送アームの作用により、前記第1の上昇側固定棚から前記第Nの上昇側固定棚に向かって、前記第1〜第(N−1)の上昇側固定棚の中のあるものから1段上のものへ順に載せ換えられることにより上昇して、前記受渡用固定棚に至り、更にこの受渡用固定棚を経て、前記第Nの下降側固定棚から前記第1の下降側固定棚に向かって、第2〜第Nの下降側固定棚の中のあるものから1段下のものへ順に載せ換えられることにより下降するよう構成されてなることを特徴とする縦型熱処理装置によって解決される。
【0007】
すなわち本発明では、上述したごとく、第1〜第Nの上昇側固定棚、第1〜第Nの下降側固定棚、受渡用固定棚、そして第1〜第(N+1)の搬送アームを用いることで、被熱処理物を鉛直方向(上下方向)に段階的に搬送しながら、それを熱処理するようにした。ところで、こうした構造の縦型熱処理装置は、従来装置における無端ベルトのような摺動部を数多く有する構成要素を持たない。強いて挙げれば、摺動部は、上記第1〜第(N+1)の搬送アームが固定され、炉内を上下動および回動する軸体と、その支持部との接触箇所(1箇所あるいは2箇所)のみである。しかも軸体は、高速で上下動や回動することはない。このため摺動によって炉内に発生する粉塵の量は、全く無視できる程度に抑えられる(実質上ゼロと見なせる)。ゆえに、本発明の縦型熱処理装置は、炉内が粉塵で汚染されにくく、被熱処理物の熱処理をクリーンな環境で行うことができる。
【0008】
なお本発明では、縦型熱処理装置に、
熱処理される被熱処理物を炉内に搬入するための被熱処理物搬入手段と、
熱処理済みの被熱処理物を上記炉内から搬出するための被熱処理物搬出手段とを更に具備させ、
第1の搬送アームが、上記被熱処理物搬入手段から熱処理される被熱処理物を受け取り、同じく第1の搬送アームが、上記被熱処理物搬出手段へ熱処理済みの被熱処理物を渡すよう構成することができる。
【0009】
また本発明では、第1〜第Nの上昇側固定棚、第1〜第Nの下降側固定棚、受渡用固定棚および第1〜第(N+1)の搬送アームをいずれも、基部と、この基部の両端から延在させた、被熱処理物が載置される互いに平行な二つの爪部とを備えたコ字形のものとすることができる。そして、この場合、上記第1〜第(N+1)の搬送アームにおける爪部平行幅は、上記第1〜第Nの上昇側固定棚、上記第1〜第Nの下降側固定棚および上記受渡用固定棚における、いずれの爪部平行幅よりも小さく設定され、更に、上記第1〜第(N+1)の搬送アームにおける爪部が、上記第1〜第Nの上昇側固定棚、上記第1〜第Nの下降側固定棚および上記受渡用固定棚における、いずれの爪部間領域をも通過できるよう(被熱処理物の受け渡しのために爪部同士がオーバーラップできるよう)構成される。
【0010】
更に本発明の縦型熱処理装置は、長尺な板状の被熱処理物の熱処理に好適である。特に上述したごとく、各種固定棚や搬送アームをコ字形のものとする場合、それらの爪部平行幅、特に前者の爪部平行幅は、被熱処理物の長手方向寸法よりも小さくなるよう設定される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図16を用い、本発明の一実施形態を具体的に説明する。なお、図1は本実施形態に係る縦型熱処理装置の正面図、図2は同縦型熱処理装置の側面図、図3および図4も同縦型熱処理装置の要部正面図および要部平面図、図5〜図16は炉内における被熱処理物の搬送手順を示す工程図である。特に、図5(a)〜図16(a)は縦型熱処理装置の要部を上方から見た状態を示し、図5(b)〜図16(b)は縦型熱処理装置の要部を正面から見た状態を示す。
【0012】
本実施形態に係る縦型熱処理装置(以下、単に本装置と言う)は、例えば電子部品などの被熱処理物を、鉛直方向に(下から上へ、そして再び下へ)搬送しながら熱処理するよう構成されたものである。なお、本装置が、ここで熱処理の対象とする被熱処理物は、長尺(例えば長さが幅の5〜7倍程度)な板状のものである。しかし、言うまでもなく、被熱処理物はこうした形態のものに限定されるわけではない。
【0013】
さて本装置は、図1や図2から判るように、主要構成要素として、炉1と、この炉1の内部を所定温度(数百〜千数百℃)となるよう加熱するための加熱手段2とを具備する(本実施形態では加熱手段2として電気式ヒータを使用した)。
このうち炉1は、正面側に被熱処理物を出し入れするための扉1aが設けられている。また炉1は、被熱処理物が納められる熱処理空間Sを有する。上記扉1aは、この熱処理空間Sと重なる位置に設置されている。
【0014】
炉1の内部には、更に、上下2段に積重されたフィルタ3a,3b、全面にスリットが形成された鉛直隔壁4、そして、この鉛直隔壁4とフィルタ3a,3bとの間に跨がる水平隔壁5が設けられている。換言すれば、上記熱処理空間Sはこれらフィルタ3a,3b、鉛直隔壁4、そして水平隔壁5などから形成されている。
【0015】
また本装置は、モータ6によって駆動されるファン7を具備する。より詳しくは、鉛直隔壁4を挟んで熱処理空間Sと向き合う空間(熱風誘導空間)の上方には、ファン7が配置されている。更に言えば、加熱手段2については、水平隔壁5を挟んでフィルタ(特にその上端面)3aと向き合う空間(熱風誘導空間)内に設けられている。したがって、加熱手段2によって得られる高温のガスは、ファン7の作用により、フィルタ3a,3bを経て熱処理空間S内に入り、被熱処理物を加熱する。その後、流動する高温のガスすなわち熱風は、鉛直隔壁4のスリットから熱処理空間Sの外に排出され、更にファン7によって加熱手段2が存在する側に圧送される。そして、加熱手段2によって再び加熱された後、フィルタ3a,3bを経て熱処理空間S内に送り込まれる。つまり本装置では、炉1の内部にて熱風を循環させることで、被熱処理物を搬送しながら熱処理するようになっている。ちなみに、図2では、熱風の循環経路を矢印にて示している。
【0016】
さて本装置は、上記構成要素に加えて、図3や図4からも判るように、第1〜第29の上昇側固定棚8、第1〜第29の下降側固定棚9、受渡用固定棚10、軸体11に固定された第1〜第30の搬送アーム12、そして熱処理空間Sの下方にあって、軸体11を上下動および回動させる駆動手段13を備える。言い換えれば、熱処理空間S内に設けられ、被熱処理物(図3,4中、Wで示す)を鉛直方向に搬送する役割を果たす本装置の要部すなわち搬送部Aは、これらの要素から構成されている。なお、上記固定棚8,9や搬送アーム12の数は任意(但し、基本的に、搬送アーム12の数は固定棚8,9の数よりも一つ多くなる)であり、本実施形態の数に限定されるものではない。
【0017】
上記構成要素のうち第1〜第29の上昇側固定棚8は、その上に被熱処理物Wが載置されるもので、支柱14を用いて炉1内すなわち熱処理空間S内に、鉛直方向に沿って所定間隔(例えば上昇側固定棚8自身の厚さの数倍程度)で設けられている。この第1〜第29の上昇側固定棚8は、基部8aと、この基部8aの両端から延在させた、被熱処理物Wが載置される互いに平行な二つの爪部8b,8cとを備えたコ字形のものである。但し、基部8aを省略し、支柱14に直接爪部8b,8cを設けてもよい。この場合には、支柱14が第1〜第29の上昇側固定棚8の一部を兼ね、また、水平断面については、やはりコ字形となる。なお、図4〔図5(a)〜図16(a)についても同じ〕では、便宜上、支柱14を省略してある。
【0018】
一方、第1〜第29の下降側固定棚9も、その上に被熱処理物Wが載置されるものである。そして、それぞれが上記第1〜第29の上昇側固定棚8の同じ番号のものと対向するよう、支柱15を用いて熱処理空間S内に、鉛直方向に沿って所定間隔(上昇側固定棚8側と同じ間隔)で設けられている。なお、この第1〜第29の下降側固定棚9も、基部9aと、この基部9aの両端から延在させた、被熱処理物Wが載置される互いに平行な二つの爪部9b,9cとを備えたコ字形のものである。但し、上昇側固定棚8と同様、基部9aを省略し、支柱15に直接、爪部9b,9cを設けてもよい。この場合にも、支柱15が第1〜第29の下降側固定棚9の一部を兼ね、また、水平断面についてはコ字形となる。なお、図4〔図5(a)〜図16(a)についても同じ〕では、便宜上、支柱15を省略してある。
【0019】
更に受渡用固定棚10も、その上に被熱処理物Wが載置されるものである。この受渡用固定棚10は、最も上方に位置する第29の上昇側固定棚8と、同じく最も上方に位置する第29の下降側固定棚9とで挟まれる矩形領域に隣接するよう設けられている。特に本実施形態では、この受渡用固定棚10を、それが熱処理空間S内において、第29の上昇側固定棚8および第29の下降側固定棚9と等しい高さに存在するよう設けている。なお、受渡用固定棚10は、熱処理空間S内に水平に架設した梁16を用いて配置されている。ちなみに、この受渡用固定棚10についても、基部10aと、この基部10aの両端から延在させた、被熱処理物Wが載置される互いに平行な二つの爪部10b,10cとを備えたコ字形のものである。但し、上昇側固定棚8や下降側固定棚9と同様、基部10aを省略し、梁16に直接、爪部10b,10cを設けてもよい。なお、図4〔図5(a)〜図16(a)についても同じ〕では、便宜上、梁16を省略してある。
【0020】
上記第1〜第30の搬送アーム12は、被熱処理物Wの固定棚8,9,10間の載せ換えを行う際に、それを一時的に保持する役割を果たす。つまり、この第1〜第30の搬送アーム12によって、被熱処理物Wの載せ換えが行われることになる。なお、第1〜第30の搬送アーム12についても、基部12aと、この基部12aの両端から延在させた、被熱処理物Wが載置される互いに平行な二つの爪部12b,12cとを備えたコ字形のものである。
【0021】
また、上述したように、第1〜第30の搬送アーム12は、軸体11に、その軸方向に沿って所定間隔(上昇側固定棚8や下降側固定棚9と同じ間隔)で固定されている。更に詳しくは、軸体11は、第1〜第30の搬送アーム12の基部12aを貫通している。そして、この軸体11には、第1〜第30の搬送アーム12の全てが同じ向きで固定されている。
【0022】
ちなみに、第1〜第30の搬送アーム12における爪部12b,12cの平行幅(図4中B1 )は、第1〜第29の上昇側固定棚8における爪部8b,8cの平行幅(図4中B2 )、第1〜第29の下降側固定棚9における爪部9b,9cの平行幅(図4中B3 )、および受渡用固定棚10における爪部10b,10cの平行幅(図4中B4 )のいずれよりも十分に小さい(特に平行幅B1 は、平行幅B2 、平行幅B3 および平行幅B4 のそれぞれから爪部の幅を差し引いた内幅より小さい)。この結果、第1〜第30の搬送アーム12における爪部12b,12cは、同搬送アーム12が、第1〜第29の上昇側固定棚8、第1〜第29の下降側固定棚9および受渡用固定棚10と正対した状態であれば、それらいずれの爪部間領域をも通過できるようになっている。すなわち、第1〜第30の搬送アーム12の爪部12b,12cは、上下動する際、他の爪部に干渉されないよう構成されている。そして、この結果、第1〜第30の搬送アーム12と、各固定棚8,9,10との間で、被熱処理物Wの受け渡しができるようになっている。
【0023】
念のために付け加えると、第1〜第29の上昇側固定棚8は受渡用固定棚10と直交するよう、また、第1〜第29の下降側固定棚9も受渡用固定棚10と直交するよう設けられている。したがって、第1〜第29の上昇側固定棚8と第1〜第29の下降側固定棚9とは、上述したように互いに対向している。
なお、ここまでの説明から自明ではあるが、上記軸体11は、炉1内すなわち熱処理空間S内における、第1〜第29の上昇側固定棚8と第1〜第29の下降側固定棚9とで挟まれる領域内に存在する。そして、炉1に対して、上端側および下端側の計2箇所で支持されており、鉛直方向に沿って上下動可能、かつ、回動可能となっている。なお、軸体11の下端部には、上述した駆動手段13が接続されるが、この駆動手段13は、軸体11を上下動および回動させることができるものであれば、いかなる構造となっていてもよい。但し実際には、ボールネジ機構を利用したものなどが用いられる。
【0024】
後に詳述するが、上記構成の縦型熱処理装置における被熱処理物Wの搬送(熱処理中の搬送)は、概して言うと、次のようにして行われる。すなわち、まず、炉1内において被熱処理物Wは、第1〜第30の搬送アーム12の作用により、第1の上昇側固定棚8から第29の上昇側固定棚8に向かって(下から上に向かって)、この第1〜第28の上昇側固定棚8の中のあるものから1段上のものへ順に載せ換えられることにより上昇する。そして、被熱処理物Wは受渡用固定棚10に到達する。次に、この受渡用固定棚10を経た被熱処理物Wは、第29の下降側固定棚9から第1の下降側固定棚9に向かって(上から下に向かって)、第2〜第29の下降側固定棚9の中のあるものから1段下のものへ順に載せ換えられることにより下降する。つまり、第1の上昇側固定棚8に載置された状態から搬送が開始される被熱処理物Wは、受渡用固定棚10を経由して、最終的に第1の下降側固定棚9に到達する。そして、これにより、熱処理空間S内における被熱処理物Wの鉛直方向の搬送(熱処理)が完了となる。
【0025】
本装置は、上述した構成要件、すなわち炉1や加熱手段2、そして搬送部Aに加えて、更に被熱処理物搬入手段と被熱処理物搬出手段とを具備する。
このうち被熱処理物搬入手段については、上記固定棚8,9,10と同形状つまりコ字形のローダアーム17を有する。このローダアーム17は、図示していない駆動手段に接続されており、図3,4中、矢印で示すごとく、水平方向に沿って変位できるようになっている。更に言えば、ローダアーム17は、第1の上昇側固定棚8の下方であって、かつ、それよりも手前側に存在している。したがって、第1の搬送アーム12の爪部12b,12cは、このローダアーム17の爪部17a,17bの間を通過することができる。ちなみに、図3や図4では、第1の搬送アーム12の爪部12b,12cとローダアーム17の爪部17a,17bとがオーバーラップするときのローダアーム17の位置を、一点鎖線で示している。
【0026】
また、被熱処理物搬出手段についても、上記固定棚8,9,10と同形状つまりコ字形のアンローダアーム18を有する。このアンローダアーム18も、図示していない駆動手段に接続されており、図3,4中、矢印で示すごとく、水平方向に沿って変位できるようになっている。更に、アンローダアーム18は、第1の下降側固定棚9の下方であって、かつ、それよりも手前側に存在している。したがって、第1の搬送アーム12の爪部12b,12cは、このアンローダアーム18の爪部18a,18bの間をも通過することができる。ちなみに、図3や図4において、第1の搬送アーム12の爪部12b,12cとアンローダアーム18の爪部18a,18bとがオーバーラップするときのアンローダアーム18の位置も、ローダアーム17と同様、一点鎖線で示すものとなる。つまり、ローダアーム17とアンローダアーム18とは、同じ位置まで交互に変位することができる。
【0027】
なお、上記ローダアーム17を備える被熱処理物搬入手段は、熱処理される被熱処理物Wを炉1内に搬入する役割を果たし、他方、上記アンローダアーム18を備える被熱処理物搬出手段は、熱処理済みの被熱処理物Wを炉1内から搬出する役割を果たす。すなわち、ローダアーム17は被熱処理物Wの供給の際には、この被熱処理物Wを載置して、炉1内に進入する。そして、被熱処理物Wを第1の搬送アーム12に渡した後、炉1内から退避するようになっている。一方、アンローダアーム18は被熱処理物Wの排出の際には、何も載置されていない状態のままで炉1内に進入する。そして、被熱処理物Wを第1の搬送アーム12から受け取った後、炉1内から退避するようになっている。つまり、第1の搬送アーム12は、被熱処理物搬入手段から熱処理される被熱処理物Wを受け取り、更に被熱処理物搬出手段へ熱処理済みの被熱処理物Wを渡すよう構成されている。
【0028】
続いて、炉1内における被熱処理物Wの搬送(熱処理)手順について、すなわち被熱処理物Wが、加熱された炉1内をどのようにして搬送されるかについて、図5〜図16を用いて詳しく説明する。
なお、ここでは、全ての固定棚に被熱処理物Wが既に載置されている状態からその搬送手順を説明する。また、図4についても言えることであるが、被熱処理物Wの向きを明確に示すため、図5〜図16では、被熱処理物Wの端部に符号F(Front)と符号R(Rear)とを付してある(この符号F,Rが実際に被熱処理物Wに記されているわけではない)。更に言えば、図5(b)〜図16(b)では、便宜上、図3と同様、上昇側および下降側固定棚8,9のうち説明に必要なもの、すなわち上端側および下端側に位置するものしか示していない。これは搬送アーム12についても同じである。一方、図5(a)〜図16(a)では、上昇側固定棚8、下降側固定棚9および搬送アーム12について、最も上方に存在するものを示している。すなわち、同図に示されるのは、第29の上昇側固定棚8、第29の下降側固定棚9、そして第30の搬送アーム12である。したがって、一部の図には、被熱処理物Wが搬送アーム12の上に載っていないように見えるものもある。しかし実際には、被熱処理物Wは、図示する第30の搬送アーム12の下方に存在するものの上に載った状態となっている。
【0029】
さて、被熱処理物Wの搬送にあたっては、炉1内に新しい被熱処理物W(未熱処理)が搬入される。この作業は、ローダアーム17を用いて行われる。すなわち図5(a)および(b)に示すごとく、全ての搬送アーム12を下限位置まで下降させ、この状態で、新しい被熱処理物Wが載置されたローダアーム17を、最も下方に位置する第1の搬送アーム12の上方まで変位させる。なお、同図では、最終位置つまり被熱処理物Wの受け渡し位置まで変位させたローダアーム17を一点鎖線にて示している。
【0030】
次に、図6(a)および(b)に示すごとく、搬送アーム12を1段分、すなわち搬送アーム12同士の間隔に等しい高さだけ上昇させる。そして、これにより新しい被熱処理物Wを、ローダアーム17から最も下方に位置する第1の搬送アーム12の上に移す。
こうして第1の搬送アーム12が新しい被熱処理物Wを受け取ったならば、続いて、図7(a)に示すごとく、まず搬送アーム12を時計回りに90°回動させる。そして更に、図7(b)に示すごとく、搬送アーム12を1段分上昇させる。これによって、それまで上昇側固定棚8の上に載置されていた被熱処理物Wは、全て搬送アーム12により持ち上げられ、同搬送アーム12に保持された状態となる。
【0031】
この状態を得たならば、次に、図8(a)に示すごとく、まず搬送アーム12を時計回りに更に90°回動させる。そして、図8(b)に示すごとく、搬送アーム12を1段分下降させる。これによって、それまで最も上方に位置する第30の搬送アーム12に保持されていた被熱処理物Wは、受渡用固定棚10に載置された状態となる。このようにして被熱処理物Wの一つが、上昇側固定棚8から受渡用固定棚10に載せ換えられる。
【0032】
続いて、図9(a)に示すごとく、まず搬送アーム12を時計回りに更に180°回動させる。そして、図9(b)に示すごとく、搬送アーム12を2段分上昇させる。
次いで、図10(a)に示すごとく、まず搬送アーム12を時計回りに更に90°回動させる。そして、図10(b)に示すごとく、搬送アーム12を1段分下降させる。これによって、それまで搬送アーム12に保持されていた被熱処理物Wは、全て上昇側固定棚8に載置された状態となる。被熱処理物Wは、このようにして、上昇側固定棚8を下から上に向かって1段ずつ順に載せ換えられることで上昇していく。
【0033】
さて、上記のごとく上昇側固定棚8側で被熱処理物Wの載せ換えが完了した後は、図11(a)に示すごとく、まず搬送アーム12を反時計回りに180°回動させる。そして更に、図11(b)に示すごとく、搬送アーム12を1段分上昇させる。これによって、それまで下降側固定棚9の上に載置されていた被熱処理物Wは、全て搬送アーム12により持ち上げられ、同搬送アーム12に保持された状態となる。
【0034】
続いて、図12(a)に示すごとく、まず搬送アーム12を時計回りに90°回動させる。そして、図12(b)に示すごとく、搬送アーム12を2段分下降させる。
次いで、図13(a)に示すごとく、まず搬送アーム12を反時計回りに180°回動させる。そして更に、図13(b)に示すごとく、搬送アーム12を1段分上昇させる。これによって、それまで受渡用固定棚10に載置されていた被熱処理物Wは、最も上方に位置する第30の搬送アーム12に保持された状態となる。
【0035】
以後は、図14(a)に示すごとく、まず搬送アーム12を時計回りに90°回動させる。そして更に、図14(b)に示すごとく、搬送アーム12を1段分下降させる。これによって、それまで搬送アーム12に保持されていた被熱処理物Wは、下降側固定棚9に載置された状態となる。被熱処理物Wは、このようにして受渡用固定棚10から下降側固定棚9に載せ換えられる。そして、下降側固定棚9を上から下に向かって1段ずつ順に載せ換えられることで下降していく。
【0036】
さて上記手順にて、熱処理が完了した被熱処理物Wを、最も下方に位置する第1の搬送アーム12の上に取り出したならば、次に、図15(a)および(b)に示すごとく、搬送アーム12を時計回りに90°回動させる。
そして更に、アンローダアーム18を変位させ、それを最も下方に位置する第1の搬送アーム12の下に待機させる。次いで、図16(a)および(b)に示すごとく、搬送アーム12を1段分下降させる。これによって、それまで第1の搬送アーム12に保持されていた熱処理済みの被熱処理物Wは、アンローダアーム18に渡される。なお、図16(a)および(b)では、被熱処理物Wの受け渡し位置にあるアンローダアーム18を一点鎖線にて示している。
【0037】
このようにして、アンローダアーム18が熱処理済みの被熱処理物Wを受け取った後は、同アンローダアーム18を逆方向に変位させることで、熱処理済みの被熱処理物Wを炉1の外に搬出する。そして、これによって、被熱処理物Wの搬送手順の説明を開始した初期状態に戻る。したがって、以後は、上記操作を順に繰り返し行えばよい。
【0038】
さて、上述したように本実施形態では、第1〜第29の上昇側固定棚8、第1〜第29の下降側固定棚9、受渡用固定棚10、そして第1〜第30の搬送アーム12を用いることで、被熱処理物Wを鉛直方向(上下方向)に段階的に搬送しながら、それを熱処理するようにした。ところで、こうした構造の縦型熱処理装置は、従来装置における無端ベルトのような摺動部を数多く有する構成要素を持たない。強いて挙げれば、摺動部は、上記第1〜第30の搬送アーム12が固定され、炉1内を上下動および回動する軸体11と、その支持部との接触箇所(1箇所あるいは2箇所)のみである。しかも、軸体11は炉1内にて高速で上下動や回動することはない。このため、摺動によって炉1内に発生する粉塵の量は、全く無視できる程度に抑えられ、実質上ゼロと見なせる。ゆえに、本実施形態の縦型熱処理装置は、炉1内が粉塵で汚染されにくく、被熱処理物Wの熱処理をクリーンな環境で行うことができる。また被熱処理物Wは、炉1内で、鉛直方向への搬送に加えて旋回もさせられる。よって、炉内温度のバラツキの影響を更に受けにくい。
【0039】
なお、使途によっては、上記縦型熱処理装置が2台併用されることもある。すなわち、2台の縦型熱処理装置が隣接状態で設置されて用いられることもある。この場合には、例えば、一方で高温熱処理が行われ、続いて、他方で低温熱処理が行われることになる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、炉内が粉塵にて汚染されにくく、クリーンな環境で被熱処理物を熱処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る縦型熱処理装置の正面図
【図2】本実施形態に係る縦型熱処理装置の側面図
【図3】本実施形態に係る縦型熱処理装置の要部正面図
【図4】本実施形態に係る縦型熱処理装置の要部平面図
【図5】(a)および(b)は炉内における被熱処理物の搬送手順を示す工程図
【図6】(a)および(b)は炉内における被熱処理物の搬送手順を示す工程図
【図7】(a)および(b)は炉内における被熱処理物の搬送手順を示す工程図
【図8】(a)および(b)は炉内における被熱処理物の搬送手順を示す工程図
【図9】(a)および(b)は炉内における被熱処理物の搬送手順を示す工程図
【図10】(a)および(b)は炉内における被熱処理物の搬送手順を示す工程図
【図11】(a)および(b)は炉内における被熱処理物の搬送手順を示す工程図
【図12】(a)および(b)は炉内における被熱処理物の搬送手順を示す工程図
【図13】(a)および(b)は炉内における被熱処理物の搬送手順を示す工程図
【図14】(a)および(b)は炉内における被熱処理物の搬送手順を示す工程図
【図15】(a)および(b)は炉内における被熱処理物の搬送手順を示す工程図
【図16】(a)および(b)は炉内における被熱処理物の搬送手順を示す工程図
【符号の説明】
A 搬送部
S 熱処理空間
W 被熱処理物
1 炉
2 加熱手段
3a,3b フィルタ
4 鉛直隔壁
5 水平隔壁
6 モータ
7 ファン
8 第1〜第29(第N)の上昇側固定棚
8a 上昇側固定棚の基部
8b,8c 上昇側固定棚の爪部
9 第1〜第29(第N)の下降側固定棚
9a 下降側固定棚の基部
9b,9c 下降側固定棚の爪部
10 受渡用固定棚
10a 受渡用固定棚の基部
10b,10c 受渡用固定棚の爪部
11 軸体
12 第1〜第30〔第(N+1)〕の搬送アーム
12a 搬送アームの基部
12b,12c 搬送アームの爪部
13 駆動手段
14,15 支柱
16 梁
17 被熱処理物搬入手段のローダアーム
17a,17b ローダアームの爪部
18 被熱処理物搬出手段のアンローダアーム
18a,18b アンローダアームの爪部

Claims (4)

  1. 被熱処理物を鉛直方向に搬送しながら、前記被熱処理物を熱処理するよう構成された縦型熱処理装置であって、
    炉と、
    この炉内が所定温度となるよう前記炉内を加熱するための加熱手段と、
    鉛直方向に沿って所定間隔で前記炉内に設けられた、前記被熱処理物が載置される第1〜第Nの上昇側固定棚と、
    この第1〜第Nの上昇側固定棚と対向するよう、鉛直方向に沿って前記所定間隔で前記炉内に設けられた、前記被熱処理物が載置される第1〜第Nの下降側固定棚と、
    最も上方に位置する前記第Nの上昇側固定棚と最も上方に位置する前記第Nの下降側固定棚とで挟まれる領域に隣接し、かつ、前記第Nの上昇側固定棚および前記第Nの下降側固定棚とほぼ等しい高さに位置するよう前記炉内に設けられた、前記被熱処理物が載置される受渡用固定棚と、
    前記炉内における前記第Nの上昇側固定棚と前記第Nの下降側固定棚とで挟まれる領域内に、鉛直方向に沿って上下動可能、かつ、回動可能であるよう設けられた軸体と、
    この軸体の軸方向に沿って前記所定間隔で前記軸体に固定された、前記被熱処理物を保持する第1〜第(N+1)の搬送アームと、
    前記軸体を上下動および回動させる駆動手段と
    を具備し、
    前記炉内において前記被熱処理物が、前記第1〜第(N+1)の搬送アームの作用により、前記第1の上昇側固定棚から前記第Nの上昇側固定棚に向かって、前記第1〜第(N−1)の上昇側固定棚の中のあるものから1段上のものへ順に載せ換えられることにより上昇して、前記受渡用固定棚に至り、更にこの受渡用固定棚を経て、前記第Nの下降側固定棚から前記第1の下降側固定棚に向かって、第2〜第Nの下降側固定棚の中のあるものから1段下のものへ順に載せ換えられることにより下降するよう構成されてなることを特徴とする縦型熱処理装置。
  2. 熱処理される被熱処理物を炉内に搬入するための被熱処理物搬入手段と、
    熱処理済みの被熱処理物を前記炉内から搬出するための被熱処理物搬出手段とを更に具備し、
    第1の搬送アームが、前記被熱処理物搬入手段から熱処理される被熱処理物を受け取り、前記被熱処理物搬出手段へ熱処理済みの被熱処理物を渡すよう構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の縦型熱処理装置。
  3. 第1〜第Nの上昇側固定棚、第1〜第Nの下降側固定棚、受渡用固定棚および第1〜第(N+1)の搬送アームはいずれも、基部と、この基部の両端から延在させた、被熱処理物が載置される互いに平行な二つの爪部とを備えたコ字形のものであって、
    かつ、前記第1〜第(N+1)の搬送アームにおける爪部平行幅は、前記第1〜第Nの上昇側固定棚、前記第1〜第Nの下降側固定棚および前記受渡用固定棚における、いずれの爪部平行幅よりも小さく、
    更に、前記第1〜第(N+1)の搬送アームにおける爪部が、前記第1〜第Nの上昇側固定棚、前記第1〜第Nの下降側固定棚および前記受渡用固定棚における、いずれの爪部間領域をも通過できるよう構成されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の縦型熱処理装置。
  4. 被熱処理物は、長尺な板状のものであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の縦型熱処理装置。
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