JP2010217106A - 開閉器浸水量推定方法及び開閉器浸水量推定装置 - Google Patents

開閉器浸水量推定方法及び開閉器浸水量推定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】気中開閉器内の浸水状態を簡易に、かつ、精度よく推定する。
【解決手段】図9B〜図9Dに示す3種類の開閉器(B社SUS、A社鉄、B社鉄)の計測結果から、浸水量水位が10mmの場合には、製造メーカや材質(塗装膜の影響が推測される)によらず、概ね4〜5℃の温度上昇幅を示すことが分かる。また、側面の温度上昇幅は、開閉器S内の浸水状態とは関係しないが、開閉器Sの機種によって変わることが分かる。そこで、まず、現場において検出器1を用いて、開閉器Sの側面における温度上昇幅を計測する。次に、片対数グラフにおいて、10mmのX軸位置及び4〜5℃のY軸位置にA点をプロットし、一方、空(0mm)のX軸位置及び計測した温度上昇幅のY軸位置(図9Aの側面温度上昇幅の中間位置)にB点をプロットし、プロットしたA点及びB点を結んだ曲線を特性曲線として採用する。
【選択図】図9E

Description

本発明は、気中開閉器内における浸水量を推定する装置に関する。
気中開閉器は、気密が保持できて内部への浸水がなければ、発錆や部分放電等の不具合に至るケ−スが極めて少ないことが分かっている。このため、初期の気密破壊(内部への浸水)を検知することができれば、電気事故抑制や延命化(経年器の計画的取替えや初期修理による)を図ることが可能になる。
特許第3233858号公報
気中開閉器内の浸水を検知するには、これまで超音波式浸水検出器が使用されている(例えば、特許文献1参照)が、10mm程度(最低3mm、確実な判定には30mm)の水位の浸水量がなければ、浸水の判定ができなかった。また、打音によるAE手法を用いた判定装置が開発検証されているが、少量の水分量では判定しにくく、装置が複雑で高価格である。このため、現場の活線状態において、もっと簡易に初期の内部気密状態(微量浸水量)を精度よく判定できる診断装置が求められている。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、気中開閉器内の浸水状態を簡易に、かつ、精度よく推定することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、コンピュータにより開閉器内の浸水量を推定する方法であって、前記コンピュータが、予め開閉器の種類ごとに前記開閉器内の浸水量を変えながら計測された前記開閉器の底面の温度上昇幅を取得し、前記種類ごとに前記浸水量と、前記温度上昇幅との関係を示す計測関係データを記憶するステップと、前記種類ごとの前記計測関係データの間において、前記種類にかかわらず、前記底面の温度上昇幅が一定になる浸水量の下限値を特定し、当該浸水量の下限値及び対応する前記温度上昇幅の組合せを特定するステップと、推定対象の開閉器である対象開閉器の底面以外の部位の温度上昇幅を取得するステップと、特定した前記組合せと、取得した前記対象開閉器の底面以外の部位の温度上昇幅とから、前記対象開閉器の前記浸水量と、前記温度上昇幅との関係を推定するステップと、を実行することを特徴とする。
この方法によれば、予め取得し、記憶された複数の種類の開閉器の浸水量と、温度上昇幅との関係を用いるとともに、推定対象の開閉器に関しては底面以外の部位の温度上昇幅を計測すればよいので、推定対象の開閉器の浸水量と、温度上昇幅との関係を簡易に推定することができる。また、推定対象の開閉器の底面以外の温度上昇幅は、固有で一定の計測値になるので、推定対象の開閉器における関係を精度よく推定することができる。
また、本発明は、開閉器浸水量推定方法であって、前記コンピュータが、前記対象開閉器の前記浸水量と、前記温度上昇幅との関係を、特定した前記組合せによってプロットされる第1の点と、浸水量=0及び取得した前記対象開閉器の底面以外の部位の温度上昇幅によってプロットされる第2の点とを結ぶ直線又は曲線により推定することを特徴とする。
また、本発明は、開閉器浸水量推定方法であって、前記コンピュータが、前記対象開閉器の底面の温度上昇幅を取得するステップと、推定した前記対象開閉器の前記関係と、取得した前記対象開閉器の底面の温度上昇幅とから、前記対象開閉器の浸水量を推定するステップと、をさらに実行することを特徴とする。
この方法によれば、簡易に、かつ、精度よく対象開閉器の浸水量を推定することができる。
また、本発明は、開閉器浸水量推定方法であって、前記コンピュータが、推定した前記対象開閉器の前記関係を示す推定関係データを記憶するステップと、前記対象開閉器の種類の前記計測関係データ又は前記推定関係データが記憶されている場合、当該計測関係データ又は当該推定関係データを用いて、前記対象開閉器の浸水量を推定するステップと、をさらに実行することを特徴とする。
この方法によれば、既に記憶されている同じ種類の開閉器の関係データを用いるので、推定対象の開閉器の底面以外の部位の温度上昇幅を取得する必要がなく、浸水量を効率よく推定することができる。
また、本発明は、開閉器浸水量推定方法であって、前記開閉器の種類が、前記開閉器の製造メーカ及び材質を含むことを特徴とする。
なお、本発明は、開閉器浸水量推定装置を含む。その他、本願が開示する課題及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、気中開閉器内の浸水状態を簡易に、かつ、精度よく推定することができる。特に、開閉器の維持管理面から必要とされる、浸水の有無及び浸水水位1〜3mmの領域が定量的に精度よく推定できる。
開閉器の外観を示す図であり、(a)は開閉器を電柱に設置した例を示し、(b)は上面蓋の開閉器の例を示し、(c)は下面蓋の開閉器の例を示す。 検出器1のハードウェア構成を示す図である。 検出器1の外観を示す斜視図であり、(a)は各種ランプが設置された面を上面として、この上面側から見たときの斜視図を示し、(b)は検出器1を底面側から見たときの斜視図を示す。 検出器1の内部構成を示す三面図であり、(a)は検出器1の上面図を示し、(b)は検出器1の正面図を示し、(c)は検出器1の側面図を示す。 リモコン2のハードウェア構成を示す図である。 リモコン2の前面の配置を示す図である。 リモコン2と検出器1の記憶部に記録されるデータの構成を示す図であり、(a)はリモコン2の記憶部25に記憶される浸水判定データ25Aの構成を示し、(b)は検出器1の記憶部15に記憶される特性選択データ15Aの構成を示し、(c)は検出器1の記憶部15に記憶される浸水判定データ15Bの構成を示す。 開閉器内の浸水有無の判定を行うための処理手順を示すフローチャートである。 A社、SUS製の開閉器の浸水量水位と、温度上昇幅との関係を示すグラフである。 B社、SUS製の開閉器の浸水量水位と、温度上昇幅との関係を示すグラフである。 A社、鉄製の開閉器の浸水量水位と、温度上昇幅との関係を示すグラフである。 B社、鉄製の開閉器の浸水量水位と、温度上昇幅との関係を示すグラフである。 A社、SUS製の開閉器の浸水量水位と、温度上昇幅との関係を推定した例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。本発明の実施の形態に係る開閉器浸水量推定方法は、予め複数種類の開閉器について浸水量と底面の温度上昇との関係から、種類に拘わらず底面温度上昇幅が同じになる浸水量及び底面温度上昇幅を求めておき、推定対象の開閉器について底面以外の部位の温度上昇幅と、求めておいた浸水量及び温度上昇幅とから、推定対象の開閉器の浸水量と底面温度上昇幅との関係を推定するものである。
≪開閉器及び検出器の概要≫
気中開閉器(以下、開閉器という)は、電力回路・電力機器の正常動作時の電路を開閉する大型の機器であり、特に、開閉器内部に空気が密封されて格納されている。開閉器の構造の一例が、特開平10−334775号公報に開示されている。
図1は、開閉器の外観を示す図である。図1(a)は、開閉器を電柱に設置した例を示す。図1(b)は、上面蓋の開閉器の例を示す。図1(c)は、下面蓋の開閉器の例を示す。
図1(b)及び(c)に示すように、開閉器Sの浸水判定には、検出器1、リモコン2及び取付治具3が用いられる。検出器1は、開閉器Sの底面(図1(c))又は側面(図1(b))に取り付けられ、その底面をヒータで加熱した後、その底面の温度変化を測定し、その温度変化から浸水量を推定する。リモコン2は、高所の開閉器Sに取り付けられた検出器1を遠隔から制御するものであり、検出器1のヒータによる加熱時間を設定したり、真空ポンプの入切を制御したりする。取付治具3は、高所にある開閉器Sの底面及び側面に検出器1を取り付けるための治具であり、所定値以上の長さを持つ棒状になっている。
≪検出器の構成≫
図2は、検出器1のハードウェア構成を示す図である。検出器1は、通信部11、表示部12、機構部13、処理部14、記憶部15及び電源部16を備える。通信部11は、リモコン2との無線通信やPC(Personal Computer)とのUSB(Universal Serial Bus)通信を行う部分であり、例えば、無線送受信機やUSB端子等によって実現される。表示部12は、処理部14からの指示により各種表示を行う部分であり、例えば、主電源や真空ポンプの入切を示すランプ等によって実現される。機構部13は、検出器1が機能するための各種部品であり、例えば、主電源ボタン、真空ポンププルスイッチや吸盤、ヒータ、温度センサ等である。
処理部14は、各部間のデータの受け渡しを行うととともに、検出器1全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。記憶部15は、処理部14からデータを記憶したり、記憶したデータを読み出したりするものであり、例えば、フラッシュメモリやハードディスク装置等の不揮発性記憶装置によって実現される。電源部16は、検出器1の各部に必要な電力を供給する主電源であり、例えば、電池によって実現される。
図3は、検出器1の外観を示す斜視図である。検出器1は、例えば、11cm×11cm×6cm程度の大きさを持つ。図3(a)は、各種ランプが設置された面を上面として、この上面側から見たときの斜視図を示す。検出器1の前面には、主電源ボタン131、真空ポンププルスイッチ132、USB端子133及び電池取り出し蓋134が設けられる。主電源ボタン131は、検出器1の電源部16を入切するためのボタンである。真空ポンププルスイッチ132は、検出器1を開閉器Sに固定するための真空ポンプを切るためのプルスイッチである。USB端子133は、PC等からマスタデータ(特性曲線データ)を取り込んだり、計測データをやりとりしたりするための端子である。電池取り出し蓋134は、電源部16である電池の交換等をする際に引き出す蓋である。
検出器1の上面には、主電源ランプ121、真空ポンプランプ122、計測中ランプ123、電池注意ランプ124、浸水量ランプ125及び取付治具固定領域135が設けられる。主電源ランプ121は、主電源ボタン131が入になると点灯し、切になると消灯する。真空ポンプランプ122は、真空ポンプが入になると点灯し、切になると消灯する。計測中ランプ123は、開閉器Sをヒータで加熱している間に点灯し続けるランプであり、ヒータが入になると点灯し、ヒータが切になると消灯する。電池注意ランプ124は、電池の残量が十分なときには消灯のままであり、電池の残量が少なくなって交換が必要になったときに注意を促すために点灯する。
浸水量ランプ125は、5個のランプにより開閉器S内の浸水量を表示するランプであり、それぞれ色を分けて異なる浸水量水位の範囲を示す。例えば、左側から1番目のランプは、緑色で浸水無を示す。2番目のランプは、青色で1mm前後を示す。3番目のランプは、黄色で3mm前後を示す。4番目のランプは、橙色で6mm前後を示す。5番目のランプは、赤色で10mm前後以上を示す。取付治具固定領域125は、検出器1を開閉器1に取り付ける際に、検出器1に取付治具3を固定するために使われる領域である。
図3(b)は、検出器1を底面側から見たときの斜視図を示す。検出器1の底面には、吸盤136、面状ヒータ137及び温度センサ138が設けられる。吸盤136は、検出器1を開閉器Sに固定するために用いられる。面状ヒータ137は、開閉器Sを加熱するために用いられる。温度センサ138は、開閉器Sの温度を測定するために用いられる。
図4は、検出器1の内部構成を示す三面図である。図4(a)は、検出器1の上面図を示す。図4(b)は、検出器1の正面図を示す。図4(c)は、検出器1の側面図を示す。検出器1は、吸盤136、面状ヒータ137、温度センサ138、真空ポンプ139、スプリング13A、制御基板13B及び電池13Cを備える。真空ポンプ139は、吸盤136の吸着面から吸気するポンプであり、その吸気によって検出器1が開閉器Sに固定される。スプリング13Aは、検出器1の本体と、面状ヒータ137及び温度センサ138との間に介設され、吸盤136及び真空ポンプ139によって検出器1が開閉器Sに固定されたときに、復元力により面状ヒータ137及び温度センサ138を開閉器Sの表面に押し当てる。制御基板13Bは、通信部11、処理部14や記憶部15が搭載される基板である。電池13Cは、電源部16に相当し、例えば、単三電池10本で実現される。
≪リモコンの構成≫
図5は、リモコン2のハードウェア構成を示す図である。リモコン2は、通信部21、表示部22、入力部23、処理部24、記憶部25及び電源部26を備える。通信部21は、検出器1と無線通信を行う部分であり、例えば、無線送受信機等によって実現される。表示部22は、処理部24からの指示によりデータを表示する部分であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。入力部23は、オペレータが項目の選択や設定を行う部分であり、例えば、操作ボタン等によって実現される。処理部24は、各部間のデータの受け渡しを行うととともに、リモコン2全体の制御を行うものであり、CPUが所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。記憶部25は、処理部24からデータを記憶したり、記憶したデータを読み出したりするものであり、例えば、フラッシュメモリやハードディスク装置等の不揮発性記憶装置によって実現される。電源部26は、リモコン2の各部に電力を供給する電源であり、例えば、電池によって実現される。
図6は、リモコン2の前面の配置を示す図である。リモコン2の前面には、ディスプレイ221、材質選択ボタン231、メーカ選択ボタン232、タイマ設定ボタン233、真空ポンプ入切ボタン234及び電源入切ボタン235が設けられる。ディスプレイ221は、選択項目や設定項目を表示したり、浸水判定結果を表示したりする表示部22の一例である。材質選択ボタン231は、開閉器Sの底面の温度を測定する際の条件の1つである、開閉器Sの材質を選択するボタンである。材質とは、例えば、SUS、鉄のいずれか1つであり、温度測定の際にその材質固有の温度特性が考慮される。メーカ選択ボタン232は、開閉器Sの製造メーカを選択するボタンであり、検出器1に特性曲線データが記憶されているメーカが選択可能であり、特性曲線データのないメーカについては「その他」が選択される。
タイマ設定ボタン233は、検出器1に係るタイマを設定するボタンであり、具体的には、真空ポンプ139が入になってから面状ヒータ137を入にするまでの時間及び面状ヒータ137を入にしてから切にするまでの時間を設定する。前者は、検出器1が開閉器Sに固定されてから検出器1の温度が開閉器Sの温度と等しくなるまでに必要な経過時間に相当する。後者は、開閉器S内の浸水判定に必要な加熱時間に相当する。真空ポンプ切ボタン234は、検出器1の真空ポンプ139を切るボタンであり、検出器1の真空ポンププルスイッチ132の代用である。電源入切ボタン235は、リモコン2の電源を入切するボタンである。
≪データの構成≫
図7は、リモコン2と検出器1の記憶部に記録されるデータの構成を示す図である。図7(a)は、リモコン2の記憶部25に記憶される浸水判定データ25Aの構成を示す。浸水判定データ25Aは、検出器1から取得する浸水判定に係るデータであり、外気温度(加熱前)25A1、温度上昇幅25A2及び浸水量水位25A3を含む。外気温度(加熱前)25A1は、面上ヒータ137で加熱する前の外気の温度を示す。温度上昇幅25A2は、面上ヒータ137による加熱で上昇した開閉器Sの底面の温度幅を示す。浸水量水位25A3は、温度上昇幅25A2から推定された開閉器S内の浸水量の水位を示す。
図7(b)は、検出器1の記憶部15に記憶される特性選択データ15Aの構成を示す。特性選択データ15Aは、開閉器S内の浸水量水位と、温度上昇幅との関係を示す特性曲線に係るデータであり、特性曲線データ15A1、材質15A2、メーカ15A3及び選択特性曲線データ15A4を含む。特性曲線データ15A1は、複数の特性曲線を含み、例えば、開閉器Sの材質や製造メーカによって異なる特性曲線を有する。材質15A2は、リモコン2から選択された開閉器Sの材質であり、例えば、SUS、鉄が設定される。メーカ15A3は、リモコン2から選択された開閉器Sの製造メーカである。選択特性曲線データ15A4は、特性曲線データ15A1に含まれる複数のデータの中から、材質15A2及びメーカ15A3によって選択されたデータである。
図7(c)は、検出器1の記憶部15に記憶される浸水判定データ15Bの構成を示す。浸水判定データ15Bは、検出器1の浸水判定に係るデータであり、計測日時15B1、外気温度(加熱前)15B2、底面温度(加熱前)15B3、底面温度(加熱後)15B4、温度上昇幅15B5及び浸水量水位15B6を含むレコードから構成される。計測日時15B1は、開閉器Sの底面の温度計測を行った日時を示す。外気温度(加熱前)15B2は、面状ヒータ137による加熱の前の外気温度を示す。底面温度(加熱前)15B3は、面状ヒータ137による加熱前の開閉器Sの底面の温度を示す。底面温度(加熱後)15B4は、面状ヒータ137による加熱後の開閉器Sの底面の温度を示す。温度上昇幅15B5は、面状ヒータ137による加熱により上昇した開閉器Sの底面の温度であり、「底面温度(加熱後)15B4−底面温度(加熱前)15B3」により算出される。浸水量水位15B6は、選択特性曲線データ15A4及び温度上昇幅15B5に基づいて推定される、開閉器S内の浸水量水位を示す。
≪浸水量の推定を行うための処理手順≫
図8は、開閉器内の浸水有無の判定を行うための処理手順を示すフローチャートである。この処理手順は、検出器1、リモコン2及び取付治具3を用いて、高所に設置された開閉器S内部の浸水量を推定するためのものである。なお、検出器1は、予めPC等からUSB通信により複数の特性曲線データを取得し、記憶部15の特性曲線データ15A1に記憶するものとする。
まず、検出器1の主電源が投入される(S801)とともに、リモコン2の電源が投入される(S802)。検出器1は、主電源の投入後、初期化が終わると、温度センサ138により外気温度を計測し、記憶部15の外気温度(加熱前)15B2に記憶し、リモコン2に無線送信する(S803)。リモコン2は、検出器1から外気温度を無線で受信し、記憶部25の外気温度(加熱前)25A1に記憶し、ディスプレイ221に表示する(S804)。
次に、リモコン2は、特性選択パラメータを取得し、検出器1に無線送信する(S805)。特性選択パラメータは、特性曲線データを選択するためのパラメータであり、詳細には、開閉器Sの材質及び製造メーカが作業者によって選択される。検出器1は、リモコン2から特性選択パラメータを受信し、記憶部15の材質15A2及びメーカ15A3に記憶し、特性選択パラメータに応じて特性曲線データ15A1を選択し(S806)、選択したデータを記憶部15の選択特性曲線データ15A4に記憶する。特性曲線の具体例は、図9A〜図9Dを参照のこと。
次に、作業者は、取付治具3を使って検出器1を開閉器Sの底面に圧着させる(S807)。このとき、検出器1は、接触センサ等により自動で真空ポンプ139を入にして作動させ(S808)、真空ポンプランプ122を点灯させる。そして、吸盤136の吸気によって、検出器1の本体が開閉器Sの底面に固定される。この時点で、取付治具3は、一旦不要になる。
検出器1は、真空ポンプ139を入にすると、その時点の日時を記憶部15の計測日時15B1に記憶するとともに、温度センサ138により加熱前の底面温度を計測して記憶部15の底面温度(加熱前)15B3に記憶する(S809)。次に、予め設定されたタイマ(例えば、真空ポンプ139の起動から所定時間[開閉器Sと、面状ヒータ137とが熱平衡の安定状態になるまでの時間であり、例えば30秒])に従って、面状ヒータ137を作動し(S810)、計測中ランプ123を点灯させる。さらに、予め設定されたタイマ(例えば、面状ヒータ137の入から所定時間[浸水量推定にとって有意な温度上昇幅が計測できる時間であり、例えば3分])に従って、面状ヒータ137を停止し(S811)、計測中ランプ123を消灯させる。
検出器1は、加熱後の底面温度を計測し、記憶部15の底面温度(加熱後)15B4に記憶する(S812)。そして、底面温度(加熱後)15B4から底面温度(加熱前)15B3を減算して温度上昇幅15B5を算出し、選択特性曲線データ15A4に基づいて当該温度上昇幅15B5に対応する浸水量水位15B6を推定し、リモコン2に送信する(S813)。なお、算出した温度上昇幅15B5及び推定した浸水量水位15B6は、検出器1の記憶部15に記憶される。リモコン2は、検出器1から温度上昇幅及び浸水量水位を受信し、記憶部25の温度上昇幅25A2及び浸水量水位25A3に記憶し、ディスプレイ221に表示する(S814)。
こうして、開閉器Sの浸水判定作業が終了すると、作業者が検出器1の真空ポンププルスイッチ132又はリモコン2の真空ポンプ切ボタン234を操作することにより、検出器1の真空ポンプ139が停止する(S815)。なお、真空ポンプが停止すると吸盤136の吸気がなくなって、検出器1が開閉器Sの底面から外れるので、作業者は、真空ポンプ139を停止させる前に取付治具3により検出器1を支持しておく。
そして、作業者が取付治具3を使って開閉器Sから検出器1を降ろし、検出器1の主電源ボタン131を切にすることにより、検出器1の主電源が停止する(S816)。また、作業者がリモコン2の電源入切ボタン235を切にすることにより、リモコン2の電源が停止する(S817)。
≪実施例≫
図9A〜図9Dは、製造メーカ及び材質の異なる各開閉器について、浸水量水位と、温度上昇幅との関係を示すグラフである。夏期のフィールド(現場)と環境実験室での計測値及び底面温度上昇幅の推定値が示されている。環境実験室では、温度条件を所定の範囲で自由に制御することができる。図9Aは、A社、SUS製の開閉器の例を示す。図9Bは、B社、SUS製の開閉器の例を示す。図9Cは、A社、鉄製の開閉器の例を示す。図9Dは、B社、鉄製の開閉器の例を示す。なお、図9Aには、夏期のフィールドでの計測値が載っていない。
ここで、実際の計測結果から、製造メーカ及び材質(熱伝導率や塗装膜の影響が推測される)により、浸水量水位−温度上昇幅の特性が異なることが分かった。そこで、製造メーカ及び材質に関して予めフィールドでの計測結果の得られた開閉器については、計測結果による特性曲線(検出器1の記憶部15の特性曲線データ15A1:計測関係データ)に基づいて浸水量水位を推定する。一方、フィールドでの計測結果のない開閉器については、特性曲線がないので、図8のフローチャートに沿った浸水判定作業ができない。そこで、特性曲線がない開閉器Sの、現場における簡易な特性曲線の作成方法について説明する。
図9B〜図9Dに示す3種類の開閉器(B社SUS、A社鉄、B社鉄)のフィールドにおける計測結果から、浸水量水位が10mm以上の場合には、製造メーカや材質によらず、概ね4〜5℃の底面の温度上昇幅を示すことが分かる。これは、水位が10mm以上になると、温度上昇に対する浸水の影響が大きくなり、開閉器Sの材質や製造メーカによる塗装状態の違いの影響は無視できるようになるからであると考えられる。一方、側面の温度上昇幅は、開閉器S内の浸水状態とは関係せず、開閉器Sの製造メーカ及び材質に依存したほぼ一定に値となる。
以上のことを前提として、まず、現場において検出器1を用いて、開閉器Sの側面における温度上昇幅を計測する。次に、図9Eに示すように、片対数グラフにおいて、製造メーカや材質によらないX軸上の10mmの位置及びY軸上の4〜5℃の位置(4.5℃)にA点(第1の点)をプロットし、一方、X軸上の空(0mm)の位置及び計測した温度上昇幅のY軸上の位置(図9Eの例では18℃)にB点(第2の点)をプロットし、プロットしたA点及びB点を結んだ線を特性曲線として採用する。この特性曲線を用いることにより、開閉器Sの底面の温度上昇幅を計測すれば、開閉器S内の浸水量水位を推定することができる。
なお、計測結果のない開閉器に関して採用した特性曲線は、新たな特性曲線(推定関係データ)として、検出器1の記憶部15内の特性曲線データ15A1に追加記憶される。これにより、計測結果のなかった開閉器についても、2回目以降の浸水判定作業は、図8のフローチャートに沿って行われる。すなわち、同じ機種の開閉器に関しては、側面の温度上昇幅を一度だけ計測し、特性曲線データを特定し、検出器1の記憶部15に記憶しておくことにより、2回目以降は、側面の温度上昇幅を計測する必要がなくなる。
上記をまとめると、次のようになる。
(1)所定値以上の浸水量があれば、開閉器Sの機種にかかわらず、底面の温度上昇幅が一定になる。当該浸水量と、当該温度上昇幅とによりプロットされる点をA点とする。
(2)浸水とは関係のない側面の温度上昇幅は、機種によって変わるので、一度計測する。浸水量=0と、当該温度上昇幅とによりプロットされる点をB点とする。
(3)A点とB点とから浸水量と、底面の温度上昇幅との関係を推定し、その関係を示す曲線又は直線を用いて、計測した底面の温度上昇幅から浸水量を推定する。
以上によれば、上記特性曲線の作成方法は、フィールド(現場)でも簡易にできる方法であり、非常に有用である。なお、浸水量水位の変化率と、底面の温度上昇幅の変化率とが極力同じような傾きで変化すれば、最も精度のよい計測結果であると言うことができる。
以上本発明の実施の形態について説明したが、図1(b)及び(c)に示す検出器1及びリモコン2を機能させるために、処理部14及び24で実行されるプログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録し、その記録したプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行させることにより、本発明の実施の形態に係る検出器1及びリモコン2が実現されるものとする。なお、プログラムをインターネット等のネットワーク経由でコンピュータに提供してもよいし、プログラムが書き込まれた半導体チップ等をコンピュータに組み込んでもよい。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、予め取得し、記憶された複数の種類の開閉器Sの浸水量と、底面の温度上昇幅との関係を用いるとともに、推定対象の開閉器Sに関して側面の温度上昇幅を計測することにより、当該開閉器Sの浸水量と、底面の温度上昇幅との関係を簡易に推定することができる。また、推定対象の開閉器Sの側面の温度上昇幅は、固有で一定の計測値になるので、当該開閉器Sの浸水量と、底面の温度上昇幅との関係を精度よく推定することができる。そして、同じ種類の開閉器Sの特性曲線が既に記憶されている場合には、推定対象の開閉器Sの側面の温度上昇幅を取得する必要がなく、効率よく浸水量を推定することができる。
以上によれば、初期の気密破壊(開閉器S内部への微量浸水)を検知できるので、電気事故抑制や延命化(経年器の計画的取替えや初期修理による)を図ることが可能になる。そして、設備及び業務の信頼度や安全性が向上し、コストを低減させることができる。
≪その他の実施の形態≫
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
(1)上記実施の形態では、推定対象の開閉器Sの温度上昇幅の計測は開閉器Sの側面で行うように記載したが、側面に限定されることはなく、浸水の有無にかかわらず温度上昇幅が変わらない表面(すなわち、底面以外の部位)であればよく、例えば、開閉器Sの上面であってもよい。
(2)上記実施の形態では、開閉器S内の浸水量水位を推定するように記載したが、浸水量そのものを推定するようにしてもよい。
1 検出器
14 処理部
15 記憶部
15A1 特性曲線データ(計測関係データ、推定関係データ)
15A2 材質
15A3 メーカ(製造メーカ)
15B5 温度上昇幅
15B6 浸水量水位(浸水量)
S 開閉器

Claims (10)

  1. コンピュータにより開閉器内の浸水量を推定する方法であって、
    前記コンピュータは、
    予め開閉器の種類ごとに前記開閉器内の浸水量を変えながら計測された前記開閉器の底面の温度上昇幅を取得し、前記種類ごとに前記浸水量と、前記温度上昇幅との関係を示す計測関係データを記憶するステップと、
    前記種類ごとの前記計測関係データの間において、前記種類にかかわらず、前記底面の温度上昇幅が一定になる浸水量の下限値を特定し、当該浸水量の下限値及び対応する前記温度上昇幅の組合せを特定するステップと、
    推定対象の開閉器である対象開閉器の底面以外の部位の温度上昇幅を取得するステップと、
    特定した前記組合せと、取得した前記対象開閉器の底面以外の部位の温度上昇幅とから、前記対象開閉器の前記浸水量と、前記温度上昇幅との関係を推定するステップと、
    を実行することを特徴とする開閉器浸水量推定方法。
  2. 請求項1に記載の開閉器浸水量推定方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記対象開閉器の前記浸水量と、前記温度上昇幅との関係を、特定した前記組合せによってプロットされる第1の点と、浸水量=0及び取得した前記対象開閉器の底面以外の部位の温度上昇幅によってプロットされる第2の点とを結ぶ直線又は曲線により推定する
    ことを特徴とする開閉器浸水量推定方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の開閉器浸水量推定方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記対象開閉器の底面の温度上昇幅を取得するステップと、
    推定した前記対象開閉器の前記関係と、取得した前記対象開閉器の底面の温度上昇幅とから、前記対象開閉器の浸水量を推定するステップと、
    をさらに実行することを特徴とする開閉器浸水量推定方法。
  4. 請求項3に記載の開閉器浸水量推定方法であって、
    前記コンピュータは、
    推定した前記対象開閉器の前記関係を示す推定関係データを記憶するステップと、
    前記対象開閉器の種類の前記計測関係データ又は前記推定関係データが記憶されている場合、当該計測関係データ又は当該推定関係データを用いて、前記対象開閉器の浸水量を推定するステップと、
    をさらに実行することを特徴とする開閉器浸水量推定方法。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の開閉器浸水量推定方法であって、
    前記開閉器の種類は、前記開閉器の製造メーカ及び材質を含む
    ことを特徴とする開閉器浸水量推定方法。
  6. 予め複数の種類の開閉器ごとに前記開閉器内の浸水量を変えながら計測された前記開閉器の底面の温度上昇幅を取得し、前記種類ごとに前記浸水量と、前記温度上昇幅との関係を示す計測関係データを記憶する手段と、
    前記種類ごとの前記計測関係データの間において、前記浸水量同士が等しく、かつ、前記温度上昇幅同士が等しくなるように、前記浸水量及び前記温度上昇幅の組合せを特定する手段と、
    推定対象の開閉器である対象開閉器の底面以外の部位の温度上昇幅を取得する手段と、
    特定した前記組合せと、取得した前記対象開閉器の底面以外の部位の温度上昇幅とから、前記対象開閉器の前記浸水量と、前記温度上昇幅との関係を推定する手段と、
    を備えることを特徴とする開閉器浸水量推定装置。
  7. 請求項6に記載の開閉器浸水量推定装置であって、
    前記対象開閉器の前記浸水量と、前記温度上昇幅との関係を、特定した前記組合せによってプロットされる第1の点と、浸水量=0及び取得した前記対象開閉器の底面以外の部位の温度上昇幅によってプロットされる第2の点とを結ぶ直線又は曲線により推定する
    ことを特徴とする開閉器浸水量推定装置。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の開閉器浸水量推定装置であって、
    前記対象開閉器の底面の温度上昇幅を取得する手段と、
    推定した前記対象開閉器の前記関係と、取得した前記対象開閉器の底面の温度上昇幅とから、前記対象開閉器の浸水量を推定する手段と、
    をさらに備えることを特徴とする開閉器浸水量推定装置。
  9. 請求項8に記載の開閉器浸水量推定装置であって、
    推定した前記対象開閉器の前記関係を示す推定関係データを記憶する手段と、
    前記対象開閉器の種類の前記計測関係データ又は前記推定関係データが記憶されている場合、当該計測関係データ又は当該推定関係データを用いて、前記対象開閉器の浸水量を推定する手段と、
    をさらに備えることを特徴とする開閉器浸水量推定装置。
  10. 請求項6ないし請求項9のいずれか一項に記載の開閉器浸水量推定装置であって、
    前記開閉器の種類は、前記開閉器の製造メーカ及び材質を含む
    ことを特徴とする開閉器浸水量推定装置。
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