JP2003240666A - 筐体の気密監視装置 - Google Patents

筐体の気密監視装置

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JP2003240666A
JP2003240666A JP2002040860A JP2002040860A JP2003240666A JP 2003240666 A JP2003240666 A JP 2003240666A JP 2002040860 A JP2002040860 A JP 2002040860A JP 2002040860 A JP2002040860 A JP 2002040860A JP 2003240666 A JP2003240666 A JP 2003240666A
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outside
monitoring device
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Yoshio Hirayama
良雄 平山
Yoshikatsu Honda
義勝 本田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 若干の通気性ないしは呼吸を許した密閉筐体
であっても簡単な回路構成により確実に気密度の劣化を
検知することができる筐体の気密監視装置を提供する。 【解決手段】 密閉された筐体20の内部及び外部にそ
れぞれ配設された温度センサ及び湿度センサ30、31
と、これら温度センサ及び湿度センサの出力信号を用い
て上記筐体内部及び筐体外部の絶対湿度に対応する量を
それぞれ求め、これら2つの絶対湿度に対応する量の比
較結果により警報信号を出力する検出回路35と、この
検出回路の出力により作動する警報手段36とを備える
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば開閉器や変圧
器などの変電機器の制御装置を収容した密閉構造の制御
盤等、長期に気密の保持を必要とする筐体の気密監視を
行う場合などに好ましく用いることができる筐体の気密
監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子技術、計算機技術の進展に伴って変
電所の制御保護の分散化、デジタル化の傾向が進んでい
る。特に、従来は変電所の建屋内に設置されていた開閉
器や変圧器等の変電機器の異常を監視、制御するための
制御保護装置が、屋外の制御盤に収納された形態で設置
される傾向にある。この場合、防湿・防塵・塩害等の対
策が必要な劣悪環境下にあっても、盤内の装置が結露・
塵挨や塩分等の影響を受けないようにしなければならな
い。そのため、例えば制御盤の扉にパッキンを施すなど
して筐体を密閉構造にしている。
【0003】上記のような屋外に設置する制御盤などに
用いられる筐体は、密閉構造とはいえ、大気圧の変動等
による若干の呼吸を許容しており、その呼吸を許容しつ
つ環境汚染に関係する例えば、亜硫酸ガス、NOxガス
等色々な腐食性ガス、海塩粒子等の塩分、太陽からの紫
外線等に対して長期間信頼性を確保する必要がある。そ
のため長期の使用によるパッキンや筐体自体の劣化に伴
う気密度の低下により、筐体内部に雨水が侵入したり、
内部の電子機器表面で結露が生じ、動作不良を起こす等
のトラブルの発生を防ぐため、密閉状態の監視を安価
で、しかも、メンテナンスフリーで行う必要があった。
【0004】図12及び図13は例えば特開平10−1
53515号公報などに記載された従来の気密監視装置
の例を示すもので、図12は構成図、図13は回路構成
を示すブロック図である。図において、1は開閉器等を
収容する密閉容器、2は電源回路であり、開閉器の主回
路からコンデンサ2a、変成器2bを介してAC/DC
変換回路により所定の電源を生成している。
【0005】3は電子式湿度センサであり、密閉容器1
の内部の相対湿度を検出し、相対湿度信号を検出回路5
に送信する。4は電子式温度センサであり、密閉容器1
の内部の温度を検出し、温度信号を検出回路5に送信す
る。検出回路5では、図13のブロック図に示すよう
に、演算回路10で相対湿度信号と温度信号をDC電圧
に変換し、温度信号に応じた補正係数を上記相対湿度の
DC電圧に乗じて、温度に依存しない量を表すDC電圧
を求める。上記補正係数は飽和水蒸気圧に対応した係数
であり、予め演算回路10に入力されている。
【0006】11は比較回路であり、予め記憶されてい
る上記基準量のDC電圧と、上記温度に依存しない量を
表すDC電圧とを比較し、もし、密閉容器1に外気の浸
入や雨水の浸水があると、上記温度に依存しない量は上
記基準量を上回る。このとき出力回路12は警報信号を
表示回路13に送信し、表示部6のダイオード等を発光
させ、表示する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の気
密監視装置では、密閉容器1の通気性を許容しない完全
密閉型の筐体である場合には有効であるが、冬季の絶対
湿度が低い状態でも気密を検知できるようにするために
基準値を厳しい方向に設定しなければならず、若干の通
気性を許容した筐体で気密状態を検知しようとする場合
には、夏季における気密検出感度が高くなり過ぎるとい
う課題があった。また、監視装置を組み立てるときに密
閉容器内の空気を乾燥空気と置換したり、乾燥剤を入れ
るなどの必要があり、センサ自体の温度特性の補償や信
号の増幅に用いる増幅器の感度が高いものが必要となる
などの課題があった。
【0008】なお、従来の若干の通気性を許容した筐体
からなる制御盤内部の結露の痕跡や気密度を目視によっ
て点検するのは、よほど悪い状態が発生しない限り困難
である。これは、密閉された筐体の内部に結露がある場
合、扉を空けるとほぼ同時に、結露水が蒸発すること
が、点検できない主な原因である。雨天の場合は、雨水
が侵入する危険もあり、そのため、定期点検作業者が、
制御盤内部の結露状態を見つけるのは、相当経験を積ん
だベテラン作業員であっても困難な作業であった。
【0009】この発明は、上記のような従来技術の課題
を解消するためになされたものであり、若干の通気性な
いしは呼吸を許した密閉筐体であっても簡単な回路構成
により確実に気密度の劣化を検知することができる筐体
の気密監視装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による筐体の気
密監視装置は、密閉された筐体の内部及び外部にそれぞ
れ配設された温度センサ及び湿度センサと、これら温度
センサ及び湿度センサの出力信号を用いて上記筐体内部
及び筐体外部の絶対湿度に対応する量をそれぞれ求め、
これら2つの絶対湿度に対応する量の比較結果により警
報信号を出力する検出回路と、この検出回路の出力によ
り作動する警報手段とを備えてなるものである。
【0011】また、検出回路は、筐体内部の絶対湿度と
筐体外部の絶対湿度との差が約2g/m3以下となった
とき警報信号を出力することを特徴とするものである。
【0012】さらに、密閉された筐体の内部に配設され
た温度センサ及び湿度センサと、これら温度センサ及び
湿度センサの出力信号を用いて前記筐体内部の絶対湿度
に対応する量の時間変化について測定された周波数成分
に基づいて警報信号を出力する検出回路と、この検出回
路の出力により作動する警報手段とを備えてなるもので
ある。
【0013】さらにまた、密閉された筐体の内部及び外
部にそれぞれ配設された温度センサ及び湿度センサと、
これら温度センサ及び湿度センサの出力信号により上記
筐体内部の絶対湿度及び筐体外部の絶対湿度に対応する
量を得、それら筐体内外の絶対湿度に対応する量の周波
数成分差に応じて警報信号を出力する検出回路と、この
検出回路の出力により作動する警報手段とを備えてなる
ものである。
【0014】また、前記検出回路は、約2〜5mHzの
周波数成分のレベルに基づいて警報信号を出力すること
を特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1ないし図9
は、実施の形態1による密閉筐体の気密監視装置を説明
する図であり、図1は制御盤を構成する筐体の主要部構
成を示す側面断面図、図2はその平面断面図、図3は用
いる制御ユニットの概要構成を示す断面図、図4は上記
筐体の外観を示す正面図及び側面図、図5は上記制御ユ
ニットの回路構成を示すブロック図、図6、図7、図
8、図9は気密試験により測定された特性図である。図
において、20は密閉された筐体としての制御盤であ
り、台枠21の上に本体22が設置される形でなってい
る。本体22は、天板22a、側板22b、扉枠22
c、底板22dなどから箱状に形成され、開口部を形成
する扉枠22cから出入りできるようになっている。
【0016】扉枠22cの前面開口部には本体22に対
し蝶番23により回動可能に設けられた扉24が開口部
を開閉するようになっている。25aは扉枠22cの扉
24に対向する面に沿って接着されたパッキン、25b
は扉24の扉枠22cに対向する面に沿って接着された
パッキンであり、扉24を閉めたときに、該パッキン2
5a、25bによって、制御盤20内部を外気から気密
保持した密閉室26が形成されるように構成されてい
る。
【0017】なお、上記パッキン25a、25bは、例
えば真空容器などに用いられるような完全な気密を保持
できるものである必要はなく、気圧変動による外気との
ある程度の呼吸、例えば絶対湿度に換算して2〜5g/
3程度の若干の空気の出入りを許容できるものでも問
題なく用いることができる。従って、この発明において
は、パッキン25a、25bを接着する扉枠22cや扉
24の表面仕上げ精度を、例えば真空容器あるいは同様
の完全密閉容器の場合のように特に高く設定する必要は
ない。
【0018】27はこの発明の実施の形態1になる気密
監視装置の制御回路と発変電機器の監視制御用機器を収
容した制御ユニットであり、本体22に固定された枠体
28に取り付けられ、半導体モジュール29a等の電子
部品からなる電子回路構成の制御回路部29を備えてい
る。27aは制御ユニット27上部に設けられた排気
口、27bは制御ユニット27下部に設けられた吸気口
であり、制御ユニット27の動作による電子部品の発熱
によって、制御ユニット27内部の加熱された空気が制
御ユニット27内を上昇し、排気口27aから出て密閉
室26を循環しながら放熱し、冷却された空気が、吸気
口27bから吸入され再循環するようになっている。
【0019】30は密閉室26の盤底部に設置された温
度センサ及び湿度センサからなる温湿度センサ、31は
制御盤20の外部に設置された前記温湿度センサ30と
同様の温湿度センサ、32は密閉室26の盤底部に設置
されたスペースヒータである。なお、上記温湿度センサ
30、31、及びスペースヒータ32は制御ユニット2
7の回路部(詳細図示省略)に電気的に接続されている
が、接続ケーブル等は図示を省略している。また、制御
盤20の外部に設置した温湿度センサ31は、直射日光
と雨滴を避けるための覆いを有し、十分に通気性のある
箱体に収容されているが、詳細は図示を省略している。
【0020】制御ユニット27の内部は、図3に示すよ
うに前枠27cと後枠27dに設けられた基板コネクタ
27eに、本発明に係わる密閉筐体の気密監視装置を構
成する制御回路基板33が、変電機器制御用の各種信号
処理用の複数の電子制御回路基板34と共に組み込ま
れ、固定されている。なお、33aは制御回路基板3
3、34に設けられた集積回路部品を含む電子部品であ
る。
【0021】上記気密監視装置を構成する制御回路基板
33は、図5のブロック図に示すように、温湿度センサ
30、31の出力信号を用いて上記制御盤20の内部、
及び外部の絶対湿度に対応する量をそれぞれ求める演算
部35a、これら2つの絶対湿度に対応する量を比較す
る比較部35b、その比較結果により警報信号を出力す
る出力部35c、この出力部の出力信号により作動する
警報手段としての表示部36を備えている。なお、35
は上記演算部35a、比較部35b、出力部35cから
なる検出回路である。
【0022】次に動作について説明する。密閉室26内
部の空気は、制御ユニット27の内部に組み込まれてい
る変電機器制御用電子部品と密閉監視装置用の電子部品
33aの発熱などにより加熱される。このため、制御盤
20内部の湿り空気は、電子部品33aの発熱と外部の
日射、外気によって、加熱、冷却の日変化を伴う。さら
に前記加熱による制御盤20内空気の膨張、及び外気の
気圧変動等による制御盤20内外空気の若干の呼吸もあ
るので、制御盤20内部の湿り空気温度と、湿度は時間
と共に変化することになる。
【0023】制御盤20内部の湿り空気温度と、湿度が
急変する日没や日の出などの時間帯では、電子部品の表
面温度が空気温度に比べ、遅れて温度上昇することにな
る。例えば、秋の日の出時期は、1日の気温変化が大き
く(約10から35℃程度)、この影響で制御盤20の
側板22bと密閉室26の湿り空気温度との間に、短時
間の間に大きな温度差(約5〜9K)が生じる。しか
も、湿度は通常、深夜から日の出時期に最も高く(制御
盤20内部の湿度は約85%から95%)、この急激な
温・湿度変化が盤内の最も温度が低い部分、例えば側板
22bなどを始めとする部分に結露をもたらす原因にな
る。
【0024】因みに、制御盤20内部の湿り空気の温湿
度と本体22の間で結露が発生する条件を示すと下記の
通りである。(「湿り空気線図」内田秀雄:「空気調整
の基本計画」(昭30)、共立出版)
【0025】例えば、制御盤20内部の湿り空気の温度
=28℃、湿度=85%である場合は、側板22bの表
面温度が25.3℃以下となったとき、側板22b表面
で結露を生じる。しかし、太陽が昇り側板22bの表面
温度が暖められ、25.3℃以上になると水滴は蒸発
し、無くなる。このような結露現象は、固体表面温度
と、これに接触する周囲の湿り空気温度、湿度が大きく
関与している。
【0026】上記スペースヒータ32は、上記のような
結露防止対策の一つとして、密閉室26の空気温度を露
点温度以上に上げるために設置されており、制御盤20
内部の温度及び絶対湿度に応じて、図示を省略している
制御回路により通電されるように構成されている。な
お、温湿度センサ30、31は上記スペースヒータ32
の制御用と、この発明の気密監視装置用を兼ねている。
【0027】一方、密閉室26内部の気密は、パッキン
25a、25bの圧接面で気密が保持されているが、パ
ッキン面の凹凸や付着したゴミなどの異物による隙間、
圧接面の面圧不良、該面圧の不均一性、パッキンの劣
化、接着不良等各種要因により気密漏れが生じる。この
ような気密漏れが大きくなると、上記スペースヒータ3
2による結露防止対策のみでは結露の防止効果が不十分
となり、さらに外部からの水分や腐食性ガスの浸入など
による機器類の障害も発生する恐れがあるので、制御盤
の気密を監視する目的で、気密監視装置が設置されてい
る。
【0028】集積回路部品等を含む電子部品33aは、
盤内部での発熱源になっている。この他、非発熱部分で
ある基板コネクタ27eは電気絶縁が施されているが、
前述のように1日の気温変化が大きい場合、前枠27
c、後枠27dに熱伝導しやすい構造であるため、側板
22bと同じような温度変化をする。
【0029】ここで、演算部35aでの絶対湿度の計算
式を示すと、次式のように示される。 乾球温度t[℃] 湿り空気の相対湿度ψ[%] 飽和湿り空気中の水蒸気分圧hS[mmHg] 湿り空気の全圧力H[mmHg] 飽和湿り空気中の比体積υS[m3/kg*] (注* kg*は湿り空気中に含まれている乾燥空気1kg。
以下同じ)とすれば、湿り空気の絶対湿度χは「伝熱工
学資料」(日本機械学会)によると次式で表わされる。
【0030】 χ=0.622ψhS/(H−ψhS) [kg/kg*] ----式(1)
【0031】また、H=760[mmHg]における乾燥
空気tと飽和湿り空気中の比体積υSの関係(「伝熱工
学資料」改訂第2版日本機械学会)から式(1)は次式
で示される。
【0032】 χ=[0.622ψhS/(H−ψhS)]・(1/υS) [kg/m3] ----式 (2)
【0033】ここで、水蒸気分圧hS、及び比体積υS
次式(3)に示すように温度tの関数である。
【0034】 hS∝f(t)、υS∝g(t) ----式(3)
【0035】従って、制御盤20内外の全圧力Hは、ほ
ぼ一定(大気圧:H=760[mmHg]また、制御盤2
0内部も同じとみなせる。)とみなせるため、式
(2)、(3)から乾球温度tと相対湿度ψが決まれ
ば、湿り空気の絶対湿度χが求まる。なお、上記乾球温
度tに対応する量は温湿度センサ30、31の温度セン
サ(詳細図示省略)の出力により、また、相対湿度ψに
対応する量は温湿度センサ30、31の湿度センサ(詳
細図示省略)によりそれぞれ求められる。
【0036】以上の関係を使って参考までに、実測した
乾球温度t、相対湿度ψの湿り空気の絶対湿度χを式
(2)から求めてみる。乾球温度t=20[℃]、湿り
空気の相対湿度ψ=60[%]のときの値を“乾燥空気
及び飽和湿り空気の表”から求めると、 hS=17.53 [mmHg] υS=0.8501 [m3/kg*] である。以上から、
【0037】χ=[0.622×0.60×17.53/(760−0.60
×17.53)]・(1/0.8501)=10.2×10-3[kg/m3
【0038】となる。即ち、温度20[℃]、湿度60
[%]の湿り空気が保有する絶対湿度は10.2[g/
3]である。なお、上記演算部35aは、温湿度セン
サ30、31からの出力信号と上式を使って、次の演算
を行う。 (1)制御盤20内部、及び外部の絶対湿度の演算。 (2)制御盤20内部の絶対湿度と、外部の絶対湿度の
“差”(外気−盤底)の演算。
【0039】前記の演算手法を使って、予め制御盤20
の気密漏れが“無しの場合”、及び“有りの場合”の状
態をつくり、校正試験を行った。なお、比較部35bは
演算部35aによって求められた制御盤20内部の絶対
湿度に対応する量と外部の絶対湿度に対応する量の
“差”(外気−盤底)と、基準値(この実施の形態の例
では2g/m3)に対応する量とを比較し、“差”(外
気−盤底)が上記基準値を上回ったときに気密漏れと判
断して電気信号を出力部35cに出力する。出力部35
cは、前記比較部35bの出力信号があったときに、警
報手段としての表示部36に信号を出力し、図示を省略
している警報ランプを点灯させると共に、図示しない他
の監視装置へ信号を出力する。
【0040】図6、図7は、上記のようにして測定され
た校正試験の結果を示すものであり、図6は、ほぼ2週
間にわたり連続的に測定された外気の絶対湿度と、制御
盤20内の絶対湿度のそれぞれの変化を示す特性図、図
7は、演算部35aによって求められた制御盤20内部
の絶対湿度に対応する量と外部の絶対湿度に対応する量
の“差”(外気−盤底)の変化を示す特性図である。
【0041】図6から明らかなように、制御盤20内部
盤底部の絶対湿度(太い実線)と、外部の絶対湿度(細
い点線)の変化は、互いにほぼ同じ動きを示している。
即ち、この絶対湿度の変化は、パッキン25a、25b
の隙間から盤内外を空気がほとんど自由に呼吸している
状態を示している。また、図7に示すように、外気の絶
対湿度と制御盤20の盤底部の絶対湿度との差(外気−
盤底)は、ほぼ一定(約1[g/m3])であり、両者
に殆ど差が無いことを示している。
【0042】一方、図8、図9は、予め制御盤20の気
密漏れが“無しの場合”の状態をつくり、同様に測定さ
れた校正試験結果を示すもので、図8は、ほぼ2週間に
わたり連続的に測定された、外気の絶対湿度と、制御盤
20内の絶対湿度のそれぞれの変化を示す特性図、図9
は、演算部35aによって求められた制御盤20内部の
絶対湿度に対応する量と外部の絶対湿度に対応する量の
“差”(外気−盤底)の変化を示す特性図である。
【0043】図8から明らかなように、制御盤20内部
盤底部の絶対湿度(太い実線)、及び外気の絶対湿度
(細い実線)の動きが明らかに異なり、両者の絶対湿度
の大きさにも差異が見られる。外気の絶対湿度の変化
は、不規則的な周期であるのに対し、制御盤20内の絶
対湿度には、規則的な周期性が存在する。しかも、制御
盤20内の絶対湿度は、外気の絶対湿度の影響をあまり
受けず、一定量の絶対湿度を維持している。これは、パ
ッキン25a、25bの隙間から盤内外を空気が呼吸し
にくい状態、即ち制御盤20内の気密度が高いことを示
している。
【0044】また、図9から明らかなように、外気の絶
対湿度と制御盤20の盤底部分の絶対湿度との差(外気
−盤底)は、1日の変化をしながら盤内絶対湿度が、残
留(約4〜8[g/m3])状態にあることを示してい
る。
【0045】結局、この発明の実施の形態1において
は、制御盤20の内部及び外部にそれぞれ配設された温
湿度センサ30、31の出力信号を用いて、検出回路3
5により制御盤20内部及び外部の絶対湿度に対応する
量をそれぞれ求め、これら2つの絶対湿度に対応する量
を比較し、その差が約2g/m3以下となったとき警報
信号を出力し、この検出回路の出力により警報手段36
を作動させるようにしている。
【0046】以上のように、実施の形態1によれば、若
干の通気性を許した筐体であっても簡単な回路構成によ
り確実に気密度の劣化を検知することができる筐体の気
密監視装置を提供することができる。また、筐体の密閉
度に若干の通気性を許しているため、パッキン25a、
25bとして安価なものを用いることができるので、装
置を安価に提供できる。さらに、温湿度センサ30、3
1を密閉された制御盤20の内部と外部とに設け、時々
刻々変化する室内外の絶対湿度の差でとらえるようにし
たので検出回路35に用いる増幅器の感度もあまり上げ
なくて済むという効果も得られる。
【0047】実施の形態2.図10は実施の形態2によ
る筐体の気密監視装置における制御回路を示すブロック
図である。図において、35dは盤底部に設けられた温
湿度センサ30の出力信号を用いて密閉室26内の絶対
湿度の時間変化により記録された波形を周波数分析し、
約2〜5mHzの成分の値(電圧)を出力する演算部、
35eはこの演算部35dの出力値と予め設定された基
準値とを比較し、上記出力値が基準値を下回ったときに
信号を出力する比較部、35cは比較部35eの信号出
力があったときに警報信号を出力する出力部、35は上
記演算部35d、比較部35e、及び出力部35cによ
って構成された検出回路である。
【0048】なお、この実施の形態2では、制御盤20
の外部に設置した温湿度センサは取り外されている。そ
の他の構成は上記実施の形態1と同様であるので、図示
及び説明を省略する。
【0049】図11は、上記のように構成された実施の
形態2において、予め制御盤1の気密漏れが“無しの場
合”の状態を試験的につくり、制御盤20の内部と外部
の雰囲気について測定された校正試験の結果を示す特性
図である。なお、この特性図は、図8に示す絶対湿度の
時間変化の波形を周波数分析したものに相当する。
【0050】図において、太い実線で示す曲線は密閉室
26内の盤底に設けた温湿度センサによって測定された
制御盤内の周波数スペクトル、細い実線で示す曲線は外
気について試験的に測定された周波数スペクトルを示
す。この校正試験の結果によると、制御盤内の絶対湿度
の変化は、特定の周波数(約3[mHz]、図では0.0
033と表示)を含んでいる。しかし、外気の絶対湿度
には、図のような特定の周波数(約3[mHz])が見ら
れない。また、図示を省略しているが実施の形態1と同
様に気密漏れが“有りの場合”について同様に試験した
結果でも、外気と同様に特定の周波数成分(約3[mH
z])は測定されなかった。
【0051】上記のように、気密漏れが“無しの場合”
に絶対湿度の時間変化波形に特定の周波数成分が含まれ
るのは、技術的に定かではないが、本発明の場合には筐
体に漏れがないといっても、若干の呼吸を許容している
ため絶対湿度の変動があることが想定されること、パッ
キン部における通気の流体抵抗Rがあるため、太陽の日
射や自然風による外気の絶対湿度の変化に対して、筐体
内部の空気が追従できないことなどにより生じるものと
推定される。なお本件実施の形態2の発明は、上記測定
結果が実験的に反復して観測されるという事実を見出し
たことによりなされたものである。
【0052】以上のように実施の形態2によれば、温湿
度センサの出力信号を用いて制御盤内部の絶対湿度に対
応する量の時間変化について測定された周波数成分、2
〜5mHz、特に約3mHz付近の周波数成分のレベル
の差に基づいて警報信号を出力することにより、簡単な
構成で気密漏れを検知することができる効果が得られ
る。
【0053】実施の形態3.上記実施の形態2におい
て、制御盤の外部に外気の絶対湿度を求めるための温湿
度センサを設け、演算部35dにおいて、制御盤内部の
周波数スペクトルと、制御盤外部の周波数スペクトルを
求め、比較部35eにおいて、制御盤内部の周波数スペ
クトルと、制御盤外部の周波数スペクトルの差を求め、
その差が予め設定された基準値を下回ったときに信号を
出力させるように構成した他は、実施の形態2と同様の
筐体の気密監視装置を得た。(詳細図示省略)
【0054】上記のように構成された実施の形態3にな
る筐体の気密監視装置では、筐体内外の絶対湿度に対応
する量の差の時間変化波形について、周波数スペクトル
を求めるようにしているので、実施の形態1と同様の効
果のほか、気密漏れの検出精度が一層向上する効果が得
られる。
【0055】ところで上記実施の形態の説明では、温度
センサと湿度センサが一体化された温湿度センサ30、
31を用いたが、これに限定されないことは勿論であ
り、別体のものでも差し支えない。また、温度センサと
湿度センサは電気信号として取り出せるものであればそ
の種類は制限されず、例えばサーミスタなどの電子式温
度センサ、電子式湿度センサなど市販されている公知の
ものを何れも特別な制限なく好ましく用いることができ
る。
【0056】また、警報手段としての表示部36は筐体
外部に設けたランプを点灯させる等視覚によるもののほ
か、音や振動などを発生させ、あるいはそれらを2以上
組み合わせたものであっても良い。さらに該警報手段と
しての表示部36は、個別の屋外制御盤の監視情報を集
中監視部に伝送するようにしても良い。さらにまた、比
較手段や基準値は一例として示したものであり、実施の
形態の例に限定されるものではなく、その他この発明の
精神を逸脱しない範囲で適宜変更、追加、あるいは組み
合わせ等ができることは言うまでもない。
【0057】また、制御回路を配電盤の制御機器と同一
の制御ユニット内に収容したが、別に設けても良いこと
は勿論である。さらに、この発明を屋外の制御盤の気密
監視に用いたが、制御盤に限定されるものでないことは
言うまでもなく、電子機器を収容する筐体はもとより、
電子機器以外の機器類、その他物品、材料などを収容す
る筐体で同様の気密保持が要求される筐体一般に適用し
ても同様の効果が期待できる。
【0058】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば次のよう
な効果が得られる。
【0059】請求項1に記載した第1の発明によれば、
若干の通気性を許した密閉筐体であっても、簡単な回路
構成により確実に気密度の劣化を検知し得る筐体の気密
監視装置を提供することができる。
【0060】請求項2に記載した第2の発明によれば、
検出回路は、筐体内部の絶対湿度と筐体外部の絶対湿度
との差が約2g/m3以下となったとき警報信号を出力
するようにしたので、回路構成が簡単で、より確実に気
密度を検知し得る筐体の気密監視装置を提供することが
できる。
【0061】請求項3に記載した第3の発明によれば、
筐体内部の絶対湿度に対応する量の時間変化について測
定された周波数成分に基づいて警報信号を出力するよう
にしたので、簡単な回路構成により気密度の劣化を確実
に検知し得る筐体の気密監視装置を提供することができ
る。
【0062】請求項4に記載した第4の発明によれば、
筐体内部及び外部の絶対湿度に対応する量の時間変化に
ついて測定された周波数成分の差に基づいて警報信号を
出力するようにしたので、簡単な回路構成で、より確実
に気密度の劣化を検知し得る筐体の気密監視装置を提供
することができる。
【0063】請求項5に記載した第5の発明によれば、
検出回路は、約2〜5mHzの周波数成分に基づいて警
報信号を出力することにより、簡単な回路構成により確
実に気密度の劣化を検知し得る筐体の気密監視装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による筐体の気密監視装置を制
御盤に用いた場合の主要部構成を示す側面断面図であ
る。
【図2】 図1に示す制御盤の平面断面図である。
【図3】 実施の形態1に係る制御ユニットの概要構成
を示す断面図である。
【図4】 図1に示す制御盤の外観図((a)は正面
図、(b)は側面図)である。
【図5】 実施の形態1になる気密監視装置の回路構成
を示すブロック図である。
【図6】 実施の形態1になる気密監視装置を用いて測
定された、制御盤内部の気密漏れが、“有りの場合”の
盤内外の絶対湿度の変化を示す特性図である。
【図7】 実施の形態1になる気密監視装置を用いて測
定された、制御盤内部の気密漏れが、“有りの場合”の
盤内外の絶対湿度差の変化を示す特性図である。
【図8】 実施の形態1になる気密監視装置を用いて測
定された、制御盤内部の気密漏れが、“無しの場合”の
盤内外の絶対湿度の変化を示す特性図である。
【図9】 実施の形態1になる気密監視装置を用いて測
定された、制御盤内部の気密漏れが、“無しの場合”の
盤内外の絶対湿度差の変化を示す特性図である。
【図10】 実施の形態2になる筐体の気密監視装置の
制御回路を示すブロック図である。
【図11】 実施の形態2になる気密監視装置を用いて
測定された、制御盤内部の気密漏れが、“無しの場合”
の盤内外の絶対湿度の変化を周波数分析した結果を示す
特性図である。
【図12】 従来の気密監視装置を示す構成図である。
【図13】 従来の気密監視装置の制御回路を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
20 筐体(制御盤)、 22 本体、 22a 天
板、 22b 側板、22c 扉枠、 22d 底板、
23 蝶番、 24 扉、 25a、25bパッキ
ン、 26 密閉室、 27 制御ユニット、 29
制御回路部、30、31 温・湿度センサ、 32 ス
ペースヒータ、 33 制御回路基板、 33a 電子
部品、 34 電子制御回路基板、 35 検出回路、
35a 演算部、 35b 比較部、 35c 出力
部、 36 警報手段(表示部)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉された筐体の内部及び外部にそれぞ
    れ配設された温度センサ及び湿度センサと、これら温度
    センサ及び湿度センサの出力信号を用いて上記筐体内部
    及び筐体外部の絶対湿度に対応する量をそれぞれ求め、
    これら2つの絶対湿度に対応する量の比較結果により警
    報信号を出力する検出回路と、この検出回路の出力によ
    り作動する警報手段とを備えてなることを特徴とする筐
    体の気密監視装置。
  2. 【請求項2】 検出回路は、筐体内部の絶対湿度と筐体
    外部の絶対湿度との差が約2g/m3以下となったとき
    警報信号を出力することを特徴とする請求項1記載の筐
    体の気密監視装置。
  3. 【請求項3】 密閉された筐体の内部に配設された温度
    センサ及び湿度センサと、これら温度センサ及び湿度セ
    ンサの出力信号を用いて前記筐体内部の絶対湿度に対応
    する量の時間変化について測定された周波数成分に基づ
    いて警報信号を出力する検出回路と、この検出回路の出
    力により作動する警報手段とを備えてなることを特徴と
    する筐体の気密監視装置。
  4. 【請求項4】 密閉された筐体の内部及び外部にそれぞ
    れ配設された温度センサ及び湿度センサと、これら温度
    センサ及び湿度センサの出力信号により上記筐体内部の
    絶対湿度及び筐体外部の絶対湿度に対応する量を得、そ
    れら筐体内外の絶対湿度に対応する量の周波数成分差に
    応じて警報信号を出力する検出回路と、この検出回路の
    出力により作動する警報手段とを備えてなることを特徴
    とする筐体の気密監視装置。
  5. 【請求項5】 検出回路は、約2〜5mHzの周波数成
    分のレベルに基づいて警報信号を出力することを特徴と
    する請求項3または請求項4記載の筐体の気密監視装
    置。
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