JP2017122613A - 制御盤の密閉監視機能を有する工作機械 - Google Patents

制御盤の密閉監視機能を有する工作機械 Download PDF

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Abstract

【課題】制御盤の密閉状態を簡易かつ正確に監視できる工作機械を提供する。
【解決手段】工作機械100は、制御盤101、制御盤101内の温度及び湿度を測定する温度センサ及び湿度センサ102、温度及び湿度に基づいて水蒸気量を算出する水蒸気量算出部103、水蒸気量を記憶する水蒸気量記憶部104を有する。さらに、水蒸気量算出部103が算出した水蒸気量と、水蒸気量記憶部104が記憶している水蒸気量と、に基づき水蒸気量変化率を算出する水蒸気量変化率算出部105、予め設定された閾値を保持する水蒸気量変化率閾値設定部106、水蒸気量変化率が閾値以上であるか否かを判定する水蒸気量変化率比較部107、水蒸気量変化率が閾値以上である場合にアラームを通知するアラーム通知部108を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械の制御盤の密閉性を監視する技術に関する。
通常、工作機械は、周囲雰囲気が悪い環境下(切削液ミストや埃、粉塵等)に設置される。工作機械の制御盤内は、ブレーカや集積回路などの電装部品が実装されているため、制御盤は周囲雰囲気から電装部品を守る必要がある。
一般に、工作機械の制御盤は、パッキンやシーリングにより密閉構造がとられている。しかし、経年劣化や、制御盤をシステムアップする(治具や周辺機器を設置する)際の改造等により、密閉性が損なわれる場合がある。
従来、制御盤の密閉性を確認するための方法として、扉を開けた際に目視確認を行う方法や、温度及び湿度データから水蒸気量又は絶対湿度を算出する方法があった。特許文献1には、密閉容器内の温度と湿度とをセンサにて測定し、温度に依存しない量である水蒸気量を求め、水蒸気量と基準量とを比較することで筐体の密閉性を検出する技術が記載されている。
また、特許文献2には、筐体の盤内及び盤外の温度及び湿度を測定し、盤内と盤外との水蒸気量の差を監視することで筐体の密閉性を検出する技術が記載されている。
特許第3295005号 特開2003−240666号公報
しかしながら、目視確認では定量的な密閉性を判断することができない。また、特許文献1記載の技術では、水蒸気量は夏多く、冬少ないため、密閉状態を作った季節により密閉判定の感度が異なり、又は密閉判定が不可能になるという問題があった。さらに、特許文献1記載の技術は水蒸気量と基準量とを比較する方式であるため、工作機械の制御盤の扉をメンテナンス等のため開閉し、盤内の水蒸気量が盤外と同一になるたびに、密閉性が損なわれたと誤判断してしまう問題があった。換言すれば、扉を開けた場合と、それ以外の要因により密閉性が損なわれた場合との区別がつかなかった。
また、特許文献2記載の技術では、盤外の温度及び湿度センサが必要なため、コストが高く、設置場所も必要となる。さらに、特許文献2記載の技術は盤内と盤外との水蒸気量の差を比較する方式であるが、この方式でもやはり、工作機械の制御盤の扉をメンテナンス等のため開閉して盤内の水蒸気量が盤外と同一になると、密閉性が損なわれたと誤判断してしまう問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、制御盤の密閉状態を簡易かつ正確に監視できる工作機械を提供することを目的とする。
本発明の一実施の形態にかかる工作機械は、制御盤と、前記制御盤内の温度及び湿度を測定する温度センサ及び湿度センサと、前記温度及び湿度に基づいて水蒸気量を算出する水蒸気量算出部と、前記水蒸気量を記憶する水蒸気量記憶部と、を有する工作機械において、前記水蒸気量算出部が算出した前記水蒸気量と、前記水蒸気量記憶部が記憶している前記水蒸気量と、に基づき水蒸気量変化率を算出する水蒸気量変化率算出部と、予め設定された閾値を保持する水蒸気量変化率閾値設定部と、前記水蒸気量変化率が前記閾値以上であるか否かを判定する水蒸気量変化率比較部と、前記水蒸気量変化率が前記閾値以上である場合にアラームを通知するアラーム通知部と、を有することを特徴とするものである。
他の実施の形態にかかる工作機械は、前記水蒸気量変化率算出部は、前記水蒸気量に代えて、前記水蒸気量の所定時間あたりの平均値を用いて前記水蒸気量変化率を算出することを特徴とする。
他の実施の形態にかかる工作機械は、前記制御盤の扉が開いたことを検出する扉開閉検出部と、前記扉が開いたことが検出されたとき、前記水蒸気量算出部の動作を一時的に停止させ、前記水蒸気量記憶部の記憶内容をリセットする水蒸気量リセット部と、をさらに有することを特徴とする。
他の実施の形態にかかる工作機械は、前記工作機械の電源のON/OFFを検出する電源監視部と、前記電源のON/OFFが検出されたとき、前記水蒸気量算出部の動作を一定時間にわたり停止させることを特徴とする。
本発明により、制御盤の密閉状態を簡易かつ正確に監視できる工作機械を提供することができる。
実施の形態1にかかる工作機械100の構成を示す図である。 実施の形態1にかかる工作機械100の構成を示す図である。 実施の形態1にかかる工作機械100の動作を示す図である。 実施の形態2にかかる工作機械100の構成を示す図である。 実施の形態2にかかる工作機械100の構成を示す図である。 実施の形態2にかかる工作機械100の動作を示す図である。 制御盤101の密閉状態の判定手法を示す図である。 実施の形態3にかかる工作機械100の構成を示す図である。 実施の形態4にかかる工作機械100の動作を示す図である。 制御盤101の密閉状態の誤判定回避手法を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
<実施の形態1>
まず、図1及び図2を用いて、本発明の実施の形態にかかる工作機械100の構成について説明する。
図1は、工作機械100の機能構成を示すブロック図である。工作機械100は、制御盤101、温度センサ及び湿度センサ102、水蒸気量算出部103、水蒸気量記憶部104、水蒸気量変化率算出部105、水蒸気量変化率閾値設定部106、水蒸気量変化率比較部107、アラーム通知部108を有する。温度センサ及び湿度センサ102は温度と湿度が測定できる温湿度センサを用いても良い。
図2は、工作機械100のハードウェア構成を示す図である。制御盤101は、工作機械100の電装部品を外部雰囲気から守るための筐体である。本発明は、この制御盤101の密閉性を監視するものである。
温度センサ及び湿度センサ102は、制御盤101の内部に設けられ、盤内の温度及び湿度を測定する。温度センサ及び湿度センサ102は、測定結果を水蒸気量算出部103に出力する。
水蒸気量算出部103、水蒸気量記憶部104、水蒸気量変化率算出部105、水蒸気量変化率閾値設定部106、水蒸気量変化率比較部107、アラーム通知部108は、図示しない中央処理装置(CPU)が、プログラムに定義された処理を実行し、記憶装置、入出力装置等を制御することにより所定の機能を実現する論理的な処理部である。典型的には、これらの処理部は、数値制御装置やマイクロコンピュータを用いて実現される。
水蒸気量算出部103は、温度センサ及び湿度センサ102の測定結果に基づき、水蒸気量を算出する処理を行う。典型的には、水蒸気量算出部103は、一定時間ごとに繰り返し水蒸気量の計算を行う。
水蒸気量記憶部104は、水蒸気量算出部103が算出した水蒸気量を記憶する。水蒸気量記憶部104は、少なくとも過去1回の水蒸気量の計算結果を格納し、水蒸気量算出部103が新たに水蒸気量を計算した時に、その新たな値により記憶内容を更新してもよい。あるいは、水蒸気量記憶部104は、任意の回数の水蒸気量の計算結果を順次蓄積することとしてもよい。
水蒸気量変化率算出部105は、水蒸気量記憶部104が記憶している水蒸気量と、水蒸気量算出部103が算出した水蒸気量とに基づき、水蒸気量変化率を算出する処理を行う。
水蒸気量変化率閾値設定部106は、水蒸気量変化率の閾値の設定を受け付け、閾値を保持する。
水蒸気量変化率比較部107は、水蒸気量変化率算出部105が算出した水蒸気量変化率と、水蒸気量変化率閾値設定部106に設定されている閾値とを比較する処理を行う。
アラーム通知部108は、水蒸気量変化率算出部105が算出した水蒸気量変化率が、水蒸気量変化率閾値設定部106に設定されている閾値よりも大きい場合に、アラームを通知する処理を行う。典型的には、アラーム通知部108は、音、光、ディスプレイへの警告メッセージの表示等の手段によりアラームを通知する。
次に、図3のフローチャートを用いて、工作機械100の動作について説明する。
S101:
温度センサ及び湿度センサ102が、制御盤101内の温度及び湿度を測定する。
S102:
水蒸気量算出部103が、温度センサ及び湿度センサ102が測定した温度及び湿度に基づいて、水蒸気量を算出する。水蒸気量は、一般に下記の式から算出できる。
Tentensの式から、飽和水蒸気圧E(t)[hPa]は、
Figure 2017122613
である。但し、tは温度[℃]である。
また、飽和水蒸気量a(t)[g/m]は、
Figure 2017122613
水蒸気量[g/m]は、
Figure 2017122613
となる。ここで、rhは相対湿度[%]である。
S103:
水蒸気量変化率算出部105は、水蒸気量記憶部104が記憶している水蒸気量と、水蒸気量算出部103が算出した水蒸気量とに基づき、水蒸気量変化率を算出する。水蒸気量変化率[%]は下記の式から算出できる。
Figure 2017122613
ここで、水蒸気量(n)は水蒸気量算出部103が算出した水蒸気量、水蒸気量(n-1)は水蒸気量記憶部104が記憶している過去の水蒸気量である。又は、水蒸気量(n)及び水蒸気量(n-1)は、例えばある時間あたりの平均値であってもよく、ローパスフィルタを通した値であってもよい。
S104:
水蒸気量変化率比較部107は、水蒸気量変化率閾値設定部106を参照し、予め設定された閾値を取得する。この閾値は、水蒸気量変化率が何%を超えた時に制御盤101の密閉状態が損なわれたと判定するかを定義する値である。
図7に示すように、密閉性が保たれた制御盤101においては、盤内の水蒸気量は盤外の水蒸気量の変化に追従しない。この場合、水蒸気量変化率は一定の範囲内に留まる。上述の閾値が、この一定の範囲を画定する。一方、密閉性が損なわれた制御盤101においては、盤内の水蒸気量は盤外の水蒸気量の変化に追従する。この場合、水蒸気量変化率は大きくなり、上述の閾値を逸脱するようになる。水蒸気量変化率比較部107は、水蒸気量変化率のこのような性質を利用して、制御盤101の密閉状態を判定する。
水蒸気量変化率算出部105が算出した水蒸気量変化率と、水蒸気量変化率閾値設定部106に設定された閾値とを比較する。そして、水蒸気量変化率が閾値以上である場合、密閉性が損なわれたものと判定する。
S105:
水蒸気量変化率算出部105が、密閉性が損なわれていると判定した場合、アラーム通知部108がアラームを通知する。アラームは、音、光、ディスプレイへの警告メッセージの表示をはじめ、任意の手段を採用してよい。
本実施の形態によれば、水蒸気量変化率比較部107は、制御盤101内の水蒸気量の変化率に基づいて、制御盤101の密閉性が保たれているか否かを判定する。これにより、密閉状態を作った時期の周囲の水蒸気量に影響されることなく、正確な判定を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、水蒸気量変化率比較部107は、制御盤101内に配置された温度センサ及び湿度センサ102が取得するデータのみを用いて、制御盤101の密閉型が保たれているか否かを判定する。これにより、盤外にセンサを配置する必要がなく、簡易かつローコストに判定を行うことができる。
<実施の形態2>
実施の形態2は、メンテナンス等で扉を開閉した際に、密閉状態が損なわれたと誤判定し、アラームの通知等がなされることを防ぐことが可能な工作機械100に関する。
図4は、実施の形態2にかかる工作機械100の機能構成を示すブロック図である。また、図5は、この工作機械100のハードウェア構成を示すブロック図である。実施の形態1と比較して、この工作機械100は、扉開閉検出部109、水蒸気量リセット部110を備える点に特徴を有する。その余の構成は、実施の形態1と同様である。
扉開閉検出部109は、扉開閉センサにより、制御盤101の扉の開閉を検出する。
水蒸気量リセット部110は、扉開閉検出部109が扉が開いたことを検出したとき、水蒸気量算出部103、及び水蒸気量記憶部104をリセットする。すなわち、水蒸気量算出部103による盤内の水蒸気量算出を停止し、水蒸気量記憶部104の水蒸気量の記憶データを消去する。
図6のフローチャートを用いて、実施の形態2にかかる工作機械100の動作について説明する。
S101乃至S102:
実施の形態1と同様に、温度センサ及び湿度センサ102が、制御盤101内の温度及び湿度を測定する。また、水蒸気量算出部103が、水蒸気量を算出する。
S201:
扉開閉検出部109が、扉開閉センサにより、制御盤101の扉が開いたことを検出する。
S202:
水蒸気量リセット部110が、水蒸気量算出部103及び水蒸気量記憶部104をリセットする。
S103乃至S105:
実施の形態1と同様に、水蒸気量変化率算出部105が、水蒸気量変化率を算出する。水蒸気量変化率比較部107は、水蒸気量変化率が閾値以上であるか否か判断し、閾値以上であれば、アラーム通知部108がアラームを通知する。
ここで、S202において水蒸気量がリセットされた場合は、水蒸気量変化率算出部105及び水蒸気量変化率比較部107も動作を一時的に停止する。これにより、密閉状態が損なわれたとの判定はなされず、アラームが通知されることがない。
本実施の形態によれば、扉開閉検出部109が制御盤101の扉が開いたことを検出すると、水蒸気量リセット部110が水蒸気量をリセットする。これにより、扉が開いたときと、それ以外の原因で密閉状態が損なわれた場合とを区別でき、誤判定を防ぐことができる。
<実施の形態3>
実施の形態3は、電源のON/OFF時に制御盤101内の電装部品の発熱が過渡状態となり、盤内の温度及び湿度も過渡的な状態となった場合に、水蒸気量の計算値の乱れに起因して、密閉状態が損なわれたと誤判定することを防ぐことが可能な工作機械100に関する。
図8は、実施の形態3にかかる工作機械100の機能構成を示すブロック図である。実施の形態1と比較して、この工作機械100は、電源監視部111、タイマ部112を備える点に特徴を有する。その余の構成は、実施の形態1と同様である。
電源監視部111は、工作機械100の電源のON/OFF状態を検出する。
タイマ部112は、電源監視部111が電源のON/OFFが切り替わったことを検出したとき、水蒸気量算出部103及び水蒸気量記憶部104の動作を一時的に停止させるとともに、動作を再開するまでの時間をカウントする。
図9のフローチャートを用いて、実施の形態3にかかる工作機械100の動作について説明する。
S101乃至S102:
実施の形態1と同様に、温度センサ及び湿度センサ102が、制御盤101内の温度及び湿度を測定する。また、水蒸気量算出部103が、水蒸気量を算出する。
S301:
電源監視部111が、工作機械100の電源のON/OFFを検出する。
S302:
タイマ部112が、水蒸気量算出部103及び水蒸気量記憶部104の動作を一時的に停止させる。また、タイマ部112が、所定の時間の経過をカウントする。カウントが終了したなら、タイマ部112は、水蒸気量算出部103及び水蒸気量記憶部104の動作を再開させる。
工作機械100の電源ON/OFF時は、盤内の電装部品の発熱が過渡状態となり、盤内の温湿度も過渡的な状態になる。このとき、図10に示すように、水蒸気量の計算値が乱れ、密閉状態を誤判定する原因となることがある。タイマ部112は、工作機械100の電源ON/OFFから一定時間、水蒸気量の算出・記憶を停止することにより、誤判定を防止する。
S103乃至S105:
実施の形態1と同様に、水蒸気量変化率算出部105が、水蒸気量変化率を算出する。水蒸気量変化率比較部107は、水蒸気量変化率が閾値以上であるか否か判断し、閾値以上であれば、アラーム通知部108がアラームを通知する。
ここで、S302においてタイマが作動した場合は、水蒸気量変化率算出部105及び水蒸気量変化率比較部107も一定時間、動作を停止する。これにより、密閉状態が損なわれたとの判定はなされず、アラームが通知されることがない。
本実施の形態によれば、電源監視部111が、工作機械100の電源のON/OFFを検出すると、タイマ部112が、水蒸気量算出部103及び水蒸気量記憶部104の動作を一時的に停止させる。これにより、電源ON/OFF時の水蒸気量の計算値の乱れと、それ以外の原因で密閉状態が損なわれた場合とを区別でき、誤判定を防ぐことができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で、構成要素の置換、省略、付加、順序の入れ替え等の変更を施すことが可能である。例えば、実施の形態2及び3では、水蒸気量算出部103を一時的に停止させることにより誤判定を防ぐ構成を開示した。しかし、例えば、温度センサ及び湿度センサ102,水蒸気量変化率比較部107又はアラーム通知部108の動作を一時的に停止させることによって、同様の効果を得ることも可能である。
100 工作機械
101 制御盤
102 温度センサ及び湿度センサ
103 水蒸気量算出部
104 水蒸気量記憶部
105 水蒸気量変化率算出部
106 水蒸気量変化率閾値設定部
107 水蒸気量変化率比較部
108 アラーム通知部
109 扉開閉検出部
110 水蒸気量リセット部
111 電源監視部
112 タイマ部

Claims (4)

  1. 制御盤と、
    前記制御盤内の温度及び湿度を測定する温度センサ及び湿度センサと、
    前記温度及び湿度に基づいて水蒸気量を算出する水蒸気量算出部と、
    前記水蒸気量を記憶する水蒸気量記憶部と、を有する工作機械において、
    前記水蒸気量算出部が算出した前記水蒸気量と、前記水蒸気量記憶部が記憶している前記水蒸気量と、に基づき水蒸気量変化率を算出する水蒸気量変化率算出部と、
    予め設定された閾値を保持する水蒸気量変化率閾値設定部と、
    前記水蒸気量変化率が前記閾値以上であるか否かを判定する水蒸気量変化率比較部と、
    前記水蒸気量変化率が前記閾値以上である場合にアラームを通知するアラーム通知部と、を有することを特徴とする
    工作機械。
  2. 前記水蒸気量変化率算出部は、前記水蒸気量に代えて、前記水蒸気量の所定時間あたりの平均値を用いて前記水蒸気量変化率を算出することを特徴とする
    請求項1記載の工作機械。
  3. 前記制御盤の扉が開いたことを検出する扉開閉検出部と、
    前記扉が開いたことが検出されたとき、前記水蒸気量算出部の動作を一時的に停止させ、前記水蒸気量記憶部の記憶内容をリセットする水蒸気量リセット部と、をさらに有することを特徴とする
    請求項1記載の工作機械。
  4. 前記工作機械の電源のON/OFFを検出する電源監視部と、
    前記電源のON/OFFが検出されたとき、前記水蒸気量算出部の動作を一定時間にわたり停止させることを特徴とする
    請求項1記載の工作機械。
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