JPH0877474A - 住宅用水分監視装置 - Google Patents

住宅用水分監視装置

Info

Publication number
JPH0877474A
JPH0877474A JP21468194A JP21468194A JPH0877474A JP H0877474 A JPH0877474 A JP H0877474A JP 21468194 A JP21468194 A JP 21468194A JP 21468194 A JP21468194 A JP 21468194A JP H0877474 A JPH0877474 A JP H0877474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
house
detecting
residential
monitoring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21468194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3435831B2 (ja
Inventor
Tomomichi Asou
智倫 麻生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP21468194A priority Critical patent/JP3435831B2/ja
Publication of JPH0877474A publication Critical patent/JPH0877474A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3435831B2 publication Critical patent/JP3435831B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 漏水や結露を検知し、住宅の老朽化を抑制す
る。 【構成】 水分検知手段4が浴室の床下などに設置さ
れ、その検知出力は、タイマー手段5で設定された所定
の時間間隔で無線通信手段6によって屋内に伝送され、
必要な電力は電池部7から供給される。また屋内に伝送
された検知出力は、その都度、表示手段8に数値表示さ
れる。これによって屋内の住居者は任意に、表示手段8
に表示される出力信号を見ることができ、床下や屋根裏
などの構造体での漏水や結露などの状況を推認すること
ができ、適切に対処できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は住宅施工時の初期工事不
良や、住宅の老朽化によって雨漏りや漏水が発生した際
に、その漏水や結露の状況をすみやかに検知し、住宅の
寿命を長期的に保つ住宅用の水分検知装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の住宅用漏水検知装置とし
て、例えば図5に示す特開昭54−32381号公報の
構成のものがあった。図に示すように、1は絶縁パネル
であり、この絶縁パネル1の片面には検出用電極2が等
間隔で設けられており、3は基準電極であり、例えば屋
根裏面での雨漏りを検出するには、まず屋根裏面に上記
電極付絶縁パネル1を電極面を屋根裏面に向けて密着固
定し、屋根に降雨時を模した散水を行い、基準電極3と
検出用電極2との間の電気的導通性をテスター等で検査
するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、漏水検査のために屋根裏面に電極付絶縁パ
ネル1を密着固定し、さらに降雨を模して屋根に散水す
るという専門業者が行う検査作業が必要となり、費用的
な面からも日常的な検査が実施できず、住宅の老朽化な
どの経年変化が把握できず、適切な時期での補修ができ
ないという課題があった。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、住宅施工時の初期工事不良や、住宅の老朽化によっ
て雨漏りや漏水が発生した際にその状況をすみやかに検
知すると共に、結露などによる水分の発生状況をも検知
し、住宅の寿命を長期的に保つ住宅用水分検知装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために以下の構成より成る。すなわち、住宅の床下
や屋根裏などの構造体での漏水や結露水などの水分を検
知する水分検知手段と、前記水分検知手段によって得ら
れた水分情報を送信する無線通信手段とを備えた構成と
している。
【0006】また第2の構成としては、水分検知手段と
して住宅構造体表面の通電性を検出する導電率検知手段
を備えた構成としている。
【0007】また第3の構成としては、水分検知手段と
して住宅の床下や屋根裏などの構造体近傍の湿度を検出
する湿度検知手段を備えた構成としている。
【0008】また第4の構成としては、水分検知手段と
して住宅の床下や屋根裏などの構造体近傍の温度及び湿
度を検出する温湿度検知手段を備えた構成としている。
【0009】また第5の構成としては、無線通信手段を
所定の時間間隔で動作させるタイマー手段を備えた構成
としている。
【0010】また第6の構成としては、無線通信手段に
よって送信された水分情報を屋内に表示する表示手段を
備えた構成としている。
【0011】また第7の構成としては、無線通信手段に
よって送信された水分情報の時系列データを蓄積する記
憶手段を備えた構成としている。
【0012】また第8の構成としては、記憶手段に蓄積
された水分情報の時系列データを表示する時系列表示手
段を備えた構成としている。
【0013】また第9の構成としては、記憶手段に蓄積
された水分情報の時系列データを演算処理する演算手段
と、前記演算手段で得られた水分値及び基準値に基づき
住宅の漏水異常、老朽化を判定する判定手段と、前記判
定手段の結果に基づき、必要時にその状態を表示、通報
する報知手段とを備え、前記演算手段と前記判定手段と
前記報知手段が一体構成されて屋内に設置された構成と
している。
【0014】また第10の構成としては、報知手段とし
て屋内の音声装置を備えた構成としている。
【0015】また第11の構成としては、報知手段とし
て屋内の点灯装置を備えた構成としている。
【0016】また第12の構成としては、報知手段とし
て屋内の画面装置を備えた構成としている。
【0017】また第13の構成としては、外部の公衆回
線に接続されたターミナル回線手段を備え、報知手段が
前記ターミナル回線手段と接続された構成としている。
【0018】また第14の構成としては、判定手段の結
果に基づき、必要時に構造体空間を換気する換気手段を
備えた構成としている。
【0019】
【作用】上記構成により本発明の住宅用水分監視装置は
以下の作用を果たす。すなわち、住宅の構造体面の水分
量を検知する水分検知手段が、所定の設置場所である浴
室の床下や屋根裏などの構造体に付着して設けられてお
り、水分検知手段によって得られる水分量などの水分情
報を送信する無線通信手段は、水分検知手段と電気的に
接続されて一体構成となっている。漏水異常や結露異常
によって構造体の水分量が増加すると水分検知手段によ
って得られる検知出力が増加し、水分量に応じた水分情
報が無線通信手段から送信される。従って、日常的に検
査できない住宅構造体での結露や漏水による水分異常
を、すみやかに検知することができる。
【0020】また第2の構成の、水分検知手段として住
宅構造体表面の通電性を検出する導電率検知手段を備え
た構成により、結露や漏水などによって発生した水分量
を直接的に確実に検知することができる。
【0021】また第3の構成の、水分検知手段として住
宅の床下や屋根裏などの構造体近傍の湿度を検出する湿
度検知手段を備えた構成により、結露や漏水によって異
常箇所の周辺の湿度が上昇するので、湿度検知手段が漏
水箇所に正確に設置されていない場合にも漏水異常を検
知できる。
【0022】また第4の構成の、水分検知手段として住
宅の床下や屋根裏などの構造体近傍の温度及び湿度を検
出する温湿度検知手段を備えた構成により、検知された
温度と雰囲気湿度での露点とを比較することで結露の発
生を正確に検知できる。
【0023】また第5の構成の、無線通信手段を所定の
時間間隔で動作させるタイマー手段を備えた構成によ
り、無線通信手段から送信する際に消費される電力を必
要最小限に抑えることができる。
【0024】また第6の構成の、無線通信手段によって
送信された水分情報を屋内に表示する表示手段を備えた
構成により、屋内の住居者が任意に、床下や屋根裏など
の構造体での漏水や結露などの状況を認識することがで
きる。
【0025】また第7の構成の、無線通信手段によって
送信された水分情報の時系列データを蓄積する記憶手段
を備えた構成により、例えば住宅の老朽化にともなっ
て、序々に進行する床下や屋根裏などの構造体での漏水
や結露などの径年変化の状況を検知できる。
【0026】また第8の構成の、記憶手段に蓄積された
水分情報の時系列データを表示する時系列表示手段を備
えた構成により、屋内の住居者が任意に、床下や屋根裏
などの構造体での漏水や結露などの径年変化の状況を認
識することができる。
【0027】また第9の構成の、記憶手段に蓄積された
水分情報の時系列データを演算処理する演算手段と、前
記演算手段で得られた水分値及び基準値に基づき住宅の
漏水異常、老朽化を判定する判定手段と、前記判定手段
の結果に基づき、必要時にその状態を表示、通報する報
知手段とを備え、前記演算手段と前記判定手段と前記報
知手段が一体構成されて屋内に設置された構成により、
初期の工事不良及び住宅の老朽化などによって漏水や結
露が発生すると、記憶手段に水分情報が時系列データと
して蓄積され、演算手段によって現在あるいは将来の水
分値が算出され、判定手段によって基準値と比較判定さ
れ、その結果に基づいて報知手段によって屋内の住居者
に、漏水や結露状況を認識させることができる。
【0028】また第10の構成の、報知手段として屋内
の音声装置を備えた構成により、屋内の住居者が日常的
に特に注意していなくとも、異常発生時に音声装置によ
って漏水や結露状況が報知されるので、住居者は適時に
確実に状況認識できる。
【0029】また第11の構成の、報知手段として屋内
の点灯装置を備えた構成により、屋内の住居者が日常的
に特に注意していなくても、異常発生時に点灯装置によ
って漏水や結露状況が報知されるので、住居者は適時に
確実に状況認識できる。
【0030】また第12の構成の、報知手段として屋内
の画面装置を備えた構成により、水分値や結露の径年変
化を画面装置にグラフ表示でき、住居者が一目で状況認
識できる。
【0031】また第13の構成の、外部の公衆回線に接
続されたターミナル回線手段を備え、報知手段が前記タ
ーミナル回線手段と接続された構成により、ターミナル
回線手段と公衆回線を介して接続された外部のサービス
会社などに、漏水や結露情報を適時伝達することがで
き、住居者が意識しなくてもサービス会社が住宅の保守
点検を効果的に実施できる。
【0032】また第14の構成の、判定手段の結果に基
づき、必要時に構造体空間を換気する換気手段を備えた
構成により、構造体空間を乾燥させ結露を抑制できる。
【0033】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0034】図1は本発明の一実施例の住宅用水分監視
装置の構成図である。図1において、例えば浴室の床下
などに設置された4は水分検知手段であり検知出力は、
タイマー手段5で設定された所定の時間間隔で無線通信
手段6によって屋内に伝送され、必要な電力は電池部7
から供給される。屋内に伝送された検知出力は、都度、
表示手段8に数値表示され、他方、記憶手段9に時系列
データとして蓄積され、時系列表示手段10に例えば一
日毎の検知出力が数値表示される。11は記憶手段9の
時系列データを演算処理する演算手段であり、12は演
算手段11の結果を判定する判定手段であり、13は判
定手段12の結果に基づいて報知する報知手段である。
14、15、16は各々報知手段13としての音声装
置、点灯装置、画面装置である。17は判定手段12の
結果に基づいて作動する換気手段である。報知手段13
はターミナル回線手段18を介し、公衆回線19を経て
サービス会社20に接続されている。
【0035】上記構成において、初期の施工不良などに
よって漏水異常や結露異常が発生し、浴室床下の水分量
が増加すると水分検知手段4によって得られる検知出力
が増加し、水分量に応じた出力信号が無線通信手段6か
ら送信される。従って、日常的に検査できない浴室床下
での結露や漏水による水分異常を、すみやかに検知する
ことができる。さらに出力信号が無線通信手段6によっ
て送信されるので、信号線を住宅内に敷設する必要がな
く、任意の場所に検知手段4を設置することができ、浴
室の床下ばかりでなく屋根裏や壁内にも設置できること
はいうまでもない。また、タイマー手段5を所定の時間
間隔で動作させて無線通信手段6から送信するので、送
信の際に消費される電力を必要最小限に抑えることがで
き、電池部7を長期間交換不要にできる。また、表示手
段8によって、無線通信手段6から送信された出力信号
を屋内に表示するので、屋内の住居者が任意に、表示手
段8に表示される出力信号を見ることができ、床下や屋
根裏などの構造体での漏水や結露などの状況を推認する
ことができる。また、記憶手段9によって、無線通信手
段6から送信される出力信号の時系列データを蓄積でき
るので、例えば住宅の老朽化にともなって、序々に進行
する床下や屋根裏などの構造体での漏水や結露などの径
年変化の状況が、蓄積された時系列データを必要時に調
べることで検知でき、進行状況の将来的な予測ができ
る。また、時系列表示手段10によって、記憶手段9に
蓄積された出力信号の時系列データを屋内に表示できる
ので、屋内の住居者が任意に、時系列表示手段10に表
示される出力信号の時系列データを見ることができ、床
下や屋根裏などの構造体での漏水や結露などの径年変化
の状況を認識することができる。また、記憶手段9に蓄
積される時系列データは演算手段11で出力信号から水
分値及び水分値の変化率に換算され、予め設定された所
定の基準値と判定手段12で比較判定され、その結果、
異常が発生したと判定された場合には報知手段13とし
ての音声装置14から「漏水注意」等の音声が発せら
れ、或は点灯装置15によって警告灯が点滅し、或は画
面装置16に水分値がグラフ表示されると共に水分値や
「異常発生」等の文字が表示されるので、屋内の住居者
に確実に報知できる。また、判定手段12において水分
値の変化率等から判断して換気が必要と判断された場合
には、判定手段12からの運転信号に基づいて換気手段
17が作動するので、住宅の老朽化を抑制できる。さら
に、報知手段13に接続されたターミナル回線手段18
は、公衆回線19を介して外部のサービス会社20に接
続されているので、報知手段13からの水分情報をサー
ビス会社20に提供でき、住居者が長期不在などにより
認知できない場合でも、迅速に対処できる。
【0036】図2は本発明の他の実施例の住宅用水分監
視装置の導電率検知手段の構成図である。図において、
21は漏水受けケースであり、例えば浴槽の裏面などに
固定されており、漏水受けケース21の底部には一対の
電極22が設けられ、23は電気抵抗の検出回路であ
る。
【0037】上記構成において、漏水受けケース21に
漏水などにより水滴が捕集されると、漏水受けケース2
1の底部に水が溜り、電極22が導通状態となり、検出
回路23によって漏水が検知され、簡単な構成で確実に
水分の発生が検知できる。
【0038】図3は本発明の他の実施例の住宅用水分監
視装置の湿度検知手段の構成図である。図において、2
4は乾き空気が封入された湿度補償素子であり、25は
湿度検知素子であり、一体化されて台座26に設けられ
ており、各々の素子には出力端子27が接続され、金属
網28によって保護されており、台座26によって構造
体内面などに固定されている。
【0039】上記構成において、 湿度検知素子25に
雰囲気空気が導入されると空気に含まれる水蒸気の量に
応じて出力が変化し、出力端子27間に乾き空気を基準
として出力差が生じ、雰囲気の湿度が検知でき、結露や
漏水によって異常箇所の周辺の湿度が上昇するので、湿
度検知手段が漏水箇所に正確に設置されていない場合に
も漏水異常を検知できる。
【0040】図4は本発明の他の実施例の住宅用水分監
視装置の温湿度検知手段の構成図である。図において、
29は湿度センサであり、30は温度センサであり、一
体化されて台座26に設けられており、構造体内面など
に固定されている。
【0041】上記構成において、 湿度センサ29で雰
囲気の湿度が検知されると共に、温度センサ30で構造
体近傍の温度が検知されるので、検知された温度と雰囲
気湿度での露点とを比較することで結露の発生を正確に
検知でき、結露や漏水によって異常箇所の周辺の湿度が
上昇すると、温湿度検知手段が漏水箇所に正確に設置さ
れていない場合にも周辺部での結露を正確に検知でき
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の住宅用水分
監視装置は、以下に述べる効果を有するものである。
【0043】すなわち、住宅の構造体面の水分量を検知
する水分検知手段が、所定の設置場所である浴室の床下
や屋根裏などの構造体に付着して設けられており、水分
検知手段によって得られる水分量などの水分情報を送信
する無線通信手段は、水分検知手段と電気的に接続され
て一体構成されているという第1の構成により、漏水異
常や結露異常によって構造体の水分量が増加すると水分
検知手段によって得られる検知出力が増加し、水分量に
応じた水分情報が無線通信手段から送信され、従って、
日常的に検査できない住宅構造体での結露や漏水による
水分異常を、すみやかに検知することができる。また、
無線通信によって水分情報を伝送するので、信号線の施
工が不要であり新築ばかりでなく既築住宅であっても任
意の場所に水分検知手段を設置できる。
【0044】水分検知手段として住宅構造体表面の通電
性を検出する導電率検知手段を備えるという第2の構成
により、結露や漏水などによって発生した水分量を直接
的に確実に検知することができる。
【0045】水分検知手段として住宅の床下や屋根裏な
どの構造体近傍の湿度を検出する湿度検知手段を備える
という第3の構成により、結露や漏水によって異常箇所
の周辺の湿度が上昇するので、湿度検知手段が漏水箇所
に正確に設置されていない場合にも漏水異常を検知でき
る。
【0046】水分検知手段として住宅の床下や屋根裏な
どの構造体近傍の温度及び湿度を検出する温湿度検知手
段を備えるという第4の構成により、検知された温度と
雰囲気湿度での露点とを比較することで結露の発生を正
確に検知できる。
【0047】無線通信手段を所定の時間間隔で動作させ
るタイマー手段を備えるという第5の構成により、無線
通信手段から送信する際に消費される電力を必要最小限
に抑えることができ、電源寿命を長期に保つことができ
る。
【0048】無線通信手段によって送信された水分情報
を屋内に表示する表示手段を備えるという第6の構成に
より、屋内の住居者が任意に、床下や屋根裏などの構造
体での漏水や結露などの状況を認識することができる。
【0049】無線通信手段によって送信された水分情報
の時系列データを蓄積する記憶手段を備えるという第7
の構成により、例えば住宅の老朽化にともなって、序々
に進行する床下や屋根裏などの構造体での漏水や結露な
どの径年変化の状況を検知できる。
【0050】記憶手段に蓄積された水分情報の時系列デ
ータを表示する時系列表示手段を備えるという第8の構
成により、屋内の住居者が任意に、床下や屋根裏などの
構造体での漏水や結露などの径年変化の状況を認識する
ことができる。
【0051】記憶手段に蓄積された水分情報の時系列デ
ータを演算処理する演算手段と、前記演算手段で得られ
た水分値及び基準値に基づき住宅の漏水異常、老朽化を
判定する判定手段と、前記判定手段の結果に基づき、必
要時にその状態を表示、通報する報知手段とを備え、前
記演算手段と前記判定手段と前記報知手段が一体構成さ
れて屋内に設置されるという第9の構成により、初期の
工事不良及び住宅の老朽化などによって漏水や結露が発
生すると、記憶手段に水分情報が時系列データとして蓄
積され、演算手段によって現在あるいは将来の水分値が
算出され、判定手段によって基準値と比較判定され、そ
の結果に基づいて報知手段によって屋内の住居者に、漏
水や結露状況を認識させることができる。
【0052】報知手段として屋内の音声装置を備えると
いう第10の構成により、屋内の住居者が日常的に特に
注意していなくとも、異常発生時に音声装置によって漏
水や結露状況が報知されるので、住居者は適時に確実に
状況認識できる。
【0053】報知手段として屋内の点灯装置を備えると
いう第11の構成により、屋内の住居者が日常的に特に
注意していなくても、異常発生時に点灯装置によって漏
水や結露状況が報知されるので、住居者は適時に確実に
状況認識できる。
【0054】報知手段として屋内の画面装置を備えると
いう第12の構成により、水分値や結露の径年変化を画
面装置にグラフ表示でき、住居者が一目で状況認識でき
る。
【0055】外部の公衆回線に接続されたターミナル回
線手段を備え、報知手段が前記ターミナル回線手段と接
続されるという第13の構成により、ターミナル回線手
段と公衆回線を介して接続された外部のサービス会社な
どに、漏水や結露情報を適時伝達することができ、住居
者が意識しなくてもサービス会社が住宅の保守点検を効
果的に実施できる。
【0056】判定手段の結果に基づき、必要時に構造体
空間を換気する換気手段を備えるという第14の構成に
より、構造体空間を乾燥させ結露を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における住宅用水分監視装置
の構成図
【図2】同装置の導電率検知手段の断面図
【図3】同装置の湿度検知手段の断面図
【図4】同装置の温湿度検知手段の断面図
【図5】従来の漏水検査装置の構成図
【符号の説明】
4 水分検知手段 5 タイマー手段 6 無線通信手段 8 表示手段 9 記憶手段 10 時系列表示手段 11 演算手段 12 判定手段 13 報知手段 14 音声装置 15 点灯装置 16 画面装置 17 換気装置 18 ターミナル回線手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01M 3/04 E

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】住宅の床下や屋根裏などの構造体での漏水
    や結露水などの水分を検知する水分検知手段と、前記水
    分検知手段によって得られた水分情報を送信する無線通
    信手段とを備えた住宅用水分監視装置。
  2. 【請求項2】水分検知手段として住宅構造体表面の通電
    性を検出する導電率検知手段を備えた請求項1記載の住
    宅用水分監視装置。
  3. 【請求項3】水分検知手段として住宅の床下や屋根裏な
    どの構造体近傍の湿度を検出する湿度検知手段を備えた
    請求項1記載の住宅用水分監視装置。
  4. 【請求項4】水分検知手段として住宅の床下や屋根裏な
    どの構造体近傍の温度及び湿度を検出する温湿度検知手
    段を備えた請求項1記載の住宅用水分監視装置。
  5. 【請求項5】無線通信手段を所定の時間間隔で動作させ
    るタイマー手段を備えた請求項1記載の住宅用水分監視
    装置。
  6. 【請求項6】無線通信手段によって送信された水分情報
    を屋内に表示する表示手段を備えた請求項1記載の住宅
    用水分監視装置。
  7. 【請求項7】無線通信手段によって送信された水分情報
    の時系列データを蓄積する記憶手段を備えた請求項1記
    載の住宅用水分監視装置。
  8. 【請求項8】記憶手段に蓄積された水分情報の時系列デ
    ータを表示する時系列表示手段を備えた請求項7記載の
    住宅用水分監視装置。
  9. 【請求項9】記憶手段に蓄積された水分情報の時系列デ
    ータを演算処理する演算手段と、前記演算手段で得られ
    た水分値及び基準値に基づき住宅の漏水異常、老朽化を
    判定する判定手段と、前記判定手段の結果に基づき、必
    要時にその状態を表示、通報する報知手段とを備え、前
    記演算手段と前記判定手段と前記報知手段が一体構成さ
    れて屋内に設置された請求項7記載の住宅用水分監視装
    置。
  10. 【請求項10】報知手段として屋内の音声装置を備えた
    請求項9記載の住宅用水分監視装置。
  11. 【請求項11】報知手段として屋内の点灯装置を備えた
    請求項9記載の住宅用水分監視装置。
  12. 【請求項12】報知手段として屋内の画面装置を備えた
    請求項9記載の住宅用水分監視装置。
  13. 【請求項13】外部の公衆回線に接続されたターミナル
    回線手段を備え、報知手段が前記ターミナル回線手段と
    接続された請求項9記載の住宅用水分監視装置。
  14. 【請求項14】判定手段の結果に基づき、必要時に構造
    体空間を換気する換気手段を備えた請求項9記載の住宅
    用水分監視装置。
JP21468194A 1994-09-08 1994-09-08 住宅用水分監視装置 Expired - Fee Related JP3435831B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21468194A JP3435831B2 (ja) 1994-09-08 1994-09-08 住宅用水分監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21468194A JP3435831B2 (ja) 1994-09-08 1994-09-08 住宅用水分監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0877474A true JPH0877474A (ja) 1996-03-22
JP3435831B2 JP3435831B2 (ja) 2003-08-11

Family

ID=16659826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21468194A Expired - Fee Related JP3435831B2 (ja) 1994-09-08 1994-09-08 住宅用水分監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3435831B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012154706A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Misawa Homes Co Ltd 漏水検知構造
JP2015038506A (ja) * 2014-10-23 2015-02-26 日本電気株式会社 漏水検知方法および漏水検知装置
GB2525461A (en) * 2014-04-14 2015-10-28 Anthony Richard Howe Water leak detecting system (Device for locating, detecting and preventing water leaks)
JP2017122613A (ja) * 2016-01-06 2017-07-13 ファナック株式会社 制御盤の密閉監視機能を有する工作機械
KR102384159B1 (ko) * 2021-05-25 2022-04-08 태하이앤씨 주식회사 막구조물의 관리 장치 및 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012154706A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Misawa Homes Co Ltd 漏水検知構造
GB2525461A (en) * 2014-04-14 2015-10-28 Anthony Richard Howe Water leak detecting system (Device for locating, detecting and preventing water leaks)
JP2015038506A (ja) * 2014-10-23 2015-02-26 日本電気株式会社 漏水検知方法および漏水検知装置
JP2017122613A (ja) * 2016-01-06 2017-07-13 ファナック株式会社 制御盤の密閉監視機能を有する工作機械
KR102384159B1 (ko) * 2021-05-25 2022-04-08 태하이앤씨 주식회사 막구조물의 관리 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3435831B2 (ja) 2003-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9823289B2 (en) Automated digital earth fault system
US7515058B2 (en) Carbon monoxide detector and method of installation
KR101095598B1 (ko) 적외선 온도센서를 이용한 수배전반 접속부 열화진단시스템
CA2654411C (en) User interface for monitoring a plurality of faulted circuit indicators
JP2636527B2 (ja) 電気機器収納装置の絶縁劣化防止及び絶縁劣化予測診断装置
CA2596212C (en) A moisture monitoring system for buildings
KR101604110B1 (ko) 비접촉 반도체형 통합 온습도 센서를 이용한 수배전반의 부스바 통합 관리 시스템
CN207074246U (zh) 一种gis局部放电在线监测系统
JP2011254441A (ja) センサ機能を有する電力測定システム
KR20180003978A (ko) 수배전반 내에서 스스로 정확한 동작 여부를 진단하고 및 동작이 부정확하면 경보를 울리는 자가진단모듈, 및 이를 포함하는 수배전반
JP3435831B2 (ja) 住宅用水分監視装置
CN114552791A (zh) 一种低压配电柜的实时监测系统
CN104111410B (zh) 六氟化硫电气设备绝缘故障监测方法、装置及设备
KR101723217B1 (ko) 수배전반 내에서 스스로 정확한 동작 여부를 진단하고 및 동작이 부정확하면 경보를 울리는 자가진단모듈, 및 이를 포함하는 수배전반
CN109974939B (zh) 一种检测全面的检测sf6泄漏的方法及系统
CN112202241A (zh) 一种配网设备状态监测及故障判断系统
JP2007122175A (ja) 木造構造物監視システム
CN115389874A (zh) 电气柜绝缘性能在线检测方法
KR100337184B1 (ko) 변압기의 원격 감시시스템
JP7199208B2 (ja) 劣化診断システム、劣化診断装置、劣化診断方法及びコンピュータプログラム
KR101093515B1 (ko) 배전반 환경감시기
CN208488823U (zh) 一种无线传输组合式电气火灾探测器
JP2022037269A (ja) 水分侵入検知方法及び検知装置
CN110737809A (zh) 一种基于轨道机器人的配电房综合监控数据分析系统
CN217159091U (zh) 一种pt柜体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees