JPH10334775A - 気中開閉器 - Google Patents

気中開閉器

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Publication number
JPH10334775A
JPH10334775A JP9142282A JP14228297A JPH10334775A JP H10334775 A JPH10334775 A JP H10334775A JP 9142282 A JP9142282 A JP 9142282A JP 14228297 A JP14228297 A JP 14228297A JP H10334775 A JPH10334775 A JP H10334775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc
switch
electrode
bushing
fixed electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP9142282A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Adachi
鋭久 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Energy Support Corp
Original Assignee
Energy Support Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Energy Support Corp filed Critical Energy Support Corp
Priority to JP9142282A priority Critical patent/JPH10334775A/ja
Publication of JPH10334775A publication Critical patent/JPH10334775A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開閉部を迅速に開放すること。 【解決手段】気中開閉器11の開閉器ケース12の側壁
には各相に対応するブッシング13,14が対向するよ
うに貫通支持されている。一方のブッシング13の内端
には固定電極16が設けられ、他方のブッシング14の
内端には可動電極21を回動可能に支持する。一方のブ
ッシング13の内端には前記固定電極16を覆う消弧部
材19が設けられている。この消弧部材19の内部は消
弧室19aとなっており、この消弧室19a内には、消
弧部材19の先端に形成された挿入口19bを介して、
可動電極21が挿入されるようになっている。この構成
によれば、開放時に発生するアークAはそのアーク熱の
対流により上向きに移動、即ち両ブッシング13,14
の間から離間する方向に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気中開閉器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、実開昭54−4368号公報
に示されるような気中開閉器が提案されている。即ち、
図5に示すように、開閉器ケース51の両側壁には複数
のブッシング52,53が貫通支持されている。一方の
ブッシング52の内端には固定電極54が設けられ、他
方のブッシング53の内端には可動電極55の基端が回
動可能に支持されている。固定電極54及び可動電極5
5は開閉器ケース51の上下方向ほぼ中央位置に配置さ
れている。固定電極54にはそれを覆うように消弧部材
56が下側へ延設支持され、前記可動電極55は消弧部
材56の下端に形成された挿入口を介して消弧室内に挿
入可能になっている。
【0003】そして、気中開閉器の開放時には、図示し
ない開閉機構部の駆動により固定電極54から可動電極
55が離間する方向へ回動される。すると、固定電極5
4の先端と可動電極55の先端と間にはアーク57が発
生するが、このアーク57は消弧部材56の消弧室内に
閉じこめられて密度の高い状態となり、細隙効果にて冷
却されることにより消弧される。それとともに、アーク
熱により消弧部材56の内側面より消弧性ガスが溶けて
消弧性ガスが発生し、この消弧性ガスによりアーク57
は消弧される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の気中開閉器
において、図5に示すように、アーク熱の対流によりア
ーク57は、上向きに移動するという特性がある。その
ため、アーク57は両ブッシング52,53の内端間の
位置(両ブッシング52,53を結ぶ軸線58上付近)
に上向き移動することがある。従って、アーク57は両
ブッシング52,53の内端間の離間距離の最短位置へ
移動することなり、アーク57にて両電極54,55同
士は通電され易い方向となり、迅速な開放に支障をきた
すおそれがあった。
【0005】本発明は、開放時に発生するアークを両ブ
ッシングの内端間の位置から遠ざかる方向に移動させる
ことにより、迅速に開放することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、開閉器ケースの両側壁に各相毎に対応するブッシン
グを貫通支持し、一方のブッシングの内端には固定電極
を設けるとともに、他方のブッシングの内端には一端が
前記固定電極に対して接離する可動電極を回動可能に設
け、固定電極から可動電極が離間した際に、両電極間に
発生したアークを消弧部材により消弧するようにした気
中開閉器において、前記ブッシングを開閉器ケースの下
側に配置し、開放時において前記可動電極を固定電極か
ら上向きに離間するようにしたことを要旨とするもので
ある。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、相間方向におけるケースの両内壁付近
には相間絶縁バリアが設けられるとともに、対地間方向
におけるケースの両内壁付近には対地間絶縁バリアが設
けられていることを要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づいて説明する。図1,図2に示すよう
に、気中開閉器11の開閉器ケース12の側壁には各相
(U相とV相及びW相)毎に対応するブッシング13,
14が複数ずつ対向するように貫通支持されている。一
方のブッシング13内にはその軸線方向に沿って導電棒
15が貫通され、その導電棒15の内端には固定電極1
6が設けられている。この固定電極16は固定接触刃1
7から構成され、その固定接触刃17は取付ネジ18に
より導電棒15に対して取り付けられている。又、一方
のブッシング13の内端には前記固定電極16を覆う合
成樹脂製の消弧部材19が設けられている。この消弧部
材19の内部は消弧室19aとなっており、この消弧室
19a内には、消弧部材19の先端に形成された挿入口
19bを介して、後記する可動電極21が挿入されるよ
うになっている。
【0009】前記他方のブッシング14内には導電棒2
0が貫通され、その導電棒20の内端には可動電極21
が軸22を介して回動可能に支持されている。前記可動
電極21と前記固定電極16とにより気中開閉器11の
開閉部23が構成され、この開閉部23は開閉器ケース
12の下側に配置されている。なお、図2に示すよう
に、各相における固定電極16の一端と可動電極21の
基端との間は、絶縁破壊又は短絡を引き起こさない程度
の最低距離Lが確保されている。
【0010】又、可動電極21は複数のリンク等から構
成されている図示しない開閉機構部に駆動連結されてい
る。そして、この開閉機構部が駆動されることにより、
可動電極21は軸22を中心にして回動するようになっ
ている。即ち、図1に示すように、可動電極21の先端
が固定電極16の固定接触刃17に挟入接触されること
により、開閉部23は投入される。又、図2に示すよう
に、可動電極21の先端が固定電極16の固定接触刃1
7から上向きに離間することにより、開閉部23は開放
される。
【0011】図1〜図4に示すように、開閉器ケース1
2の上部両側壁には断面横「く」字状をなす取付金具2
4,25がそれぞれ設けられ、同ケース12に溶接され
たボルト26にナット27が締め付けられることによ
り、各取付金具24,25は固定される。各取付金具2
4,25には複数の係合溝28が形成されている。各係
合溝28には相間方向(図1の紙面に直交する方向)に
おいて、開閉器ケース12の内壁と対向する対地間絶縁
バリア29及び各相間に配置される相間絶縁バリア30
が挟入支持されている。前記各絶縁バリア29,30は
前記係合溝28に挟入された状態で、両取付金具24,
25に係合支持されている。
【0012】又、開閉器ケース12の底部には下部対地
間絶縁バリア31が配設されている。更に、開閉器ケー
ス12の上部開口部12aに設けられた放圧蓋32の内
頂面には、取付金具33を介して上部対地間絶縁バリア
34が配設されている。なお、前記各絶縁バリア29〜
31,34は不燃性ガラスマット積層板となっている。
【0013】さて、気中開閉器11の開閉部23が図示
しない開閉機構部の駆動により開放されると、固定電極
16から可動電極21が離間され、可動電極21の先端
と固定電極16の先端との間にアークA(図2を参照)
が発生する。そして、前記アークAは消弧部材19内に
閉じこめられて密度の高い状態となり、細隙効果にて冷
却作用が強化されることにより消弧される。それととも
に、消弧部材19の内側面がアーク熱によって溶けると
消弧性ガスが発生し、その消弧性ガスによりアークAは
消弧される。
【0014】又、アーク熱の対流により、アークAは図
2中に矢印で示すように上向きに移動する場合がある。
この場合、アークAは両ブッシング13,14の内端間
の位置(両ブッシング52,53を結ぶ軸線35付近)
から遠ざかる方向に移動するため、アーク57にて両電
極54,55同士は通電されることはない。
【0015】次に、本実施形態から見い出せる効果を以
下に記載する。 ・開閉部23の固定電極16及び可動電極21を開閉器
ケース12の下側に配置するとともに、開閉部23が開
放した際に、可動電極21を固定電極16から上向きに
離間するようにした。そのため、開閉部23の開放時に
発生するアークAが両ブッシング13,14の内端間の
位置に及ぶことはない。従って、アークAにて両電極1
6,21が通電されるのを確実に防止でき、開閉部23
を迅速に開放することができる。
【0016】・又、開閉部23が開閉器ケース12の下
側に配置されている分、開閉部23よりも上方において
広いスペースを確保することができる。そのため、開閉
部23よりも上方にある図示しない機器にアークAが接
触しなくなる。従って、アークAにより開閉部23の周
辺機器にも悪影響が及ぶのを防止できる。
【0017】・又、開閉部23が開放した際に発生する
アークAは、開閉器ケース12の底部から遠ざかる向き
に移動するようになるため、地絡の機会を減少させるこ
とができる。
【0018】・各絶縁バリア29〜31,34を設けた
ため、開閉部23の遮断性能をより一層向上することが
できる。 ・内部短絡等の事故により開閉器ケース12内で爆発が
発生した際には、開閉器ケース12内に設けられている
機器の金属片が高温となって開閉器ケース12内で飛散
するが、各絶縁バリア29〜31,34により開閉器ケ
ース12の内壁面に接触しなくなる。従って、開閉器ケ
ース12の内壁面の塗装が燃えて剥離するのを防止でき
る。
【0019】なお、前記実施形態は次のように構成して
もよい。 ・前記実施形態では、各絶縁バリア29〜31,34を
設けたが省略してもよい。
【0020】・前記実施形態では、各相における固定電
極16と可動電極21との間は、絶縁破壊又は短絡を引
き起こさない程度の最低距離Lを確保したが、最低距離
L以上であれば任意の距離にしてもよい。
【0021】次に、前記実施形態から把握できる請求項
以外の技術的思想について、それらの効果とともに記載
する。 ・各相における固定電極の一端と可動電極の基端との間
は、絶縁破壊又は短絡を引き起こさない程度の最低距離
が確保されている請求項1又は請求項2に記載の気中開
閉器。この構成によれば、開閉器ケースを小型化するこ
とができる。
【0022】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、開放時に発生するアークを両ブッシングの
内端間の位置から遠ざかる方向に移動させることができ
るため、迅速に開放することができる。
【0023】請求項2に記載の発明によれば、相間絶縁
バリア及び対地間絶縁バリアを設けたため、開閉器の遮
断性能をより一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態を示し、投入状態の気中開閉器を示
す断面図
【図2】開放状態の気中開閉器を示す断面図。
【図3】放圧蓋を外した気中開閉器を示す斜視図。
【図4】放圧蓋を外した気中開閉器を示す平面図。
【図5】従来技術を示す気中開閉器の断面図。
【符号の説明】
12…開閉器ケース、13…一方のブッシング、14…
他方のブッシング、16…固定電極、19…消弧部材、
21…可動電極、30…相間絶縁バリア、29,31,
34…対地間絶縁バリア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉器ケースの両側壁に各相毎に対応する
    ブッシングを貫通支持し、一方のブッシングの内端には
    固定電極を設けるとともに、他方のブッシングの内端に
    は一端が前記固定電極に対して接離する可動電極を回動
    可能に設け、固定電極から可動電極が離間した際に、両
    電極間に発生したアークを消弧部材により消弧するよう
    にした気中開閉器において、 前記固定電極及び可動電極を共に開閉器ケースの下側に
    配置し、開放時において前記可動電極を固定電極から上
    向きに離間するようにした気中開閉器。
  2. 【請求項2】相間方向におけるケースの両内壁付近には
    相間絶縁バリアが設けられるとともに、対地間方向にお
    けるケースの両内壁付近には対地間絶縁バリアが設けら
    れている請求項1に記載の気中開閉器。
JP9142282A 1997-05-30 1997-05-30 気中開閉器 Pending JPH10334775A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9142282A JPH10334775A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 気中開閉器

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JP9142282A JPH10334775A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 気中開閉器

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JPH10334775A true JPH10334775A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15311751

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JP9142282A Pending JPH10334775A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 気中開閉器

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JP (1) JPH10334775A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100337375C (zh) * 2000-08-30 2007-09-12 日本能源服务株式会社 开关绝缘部件
JP2010217106A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Chugoku Electric Power Co Inc:The 開閉器浸水量推定方法及び開閉器浸水量推定装置
JP2010238459A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Daihen Corp 開閉器

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040316