JP2015141020A - 浸水量推定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電力機器のうちの一の電力機器の浸水量の推定の際に、浸水量情報の誤選択が発生しない浸水量推定装置を提供する。【解決手段】複数の電力機器を夫々所定時間だけ加熱したときの前記複数の電力機器夫々の温度上昇幅と、前記複数の電力機器夫々の温度上昇幅夫々に対応する浸水量との関係を示す複数の浸水量情報が記憶されている記憶装置と、前記複数の電力機器に付されている前記識別情報を読み取る読取装置と、前記読取装置によって前記識別情報が読み取られた前記一の電力機器を前記所定時間だけ加熱した際の前記一の電力機器の温度上昇幅と、前記記憶装置に記憶されている前記複数の浸水量情報のうちの前記読取装置によって前記識別情報が読み取られた前記一の電力機器に対応する一の浸水量情報と、に基づいて前記一の電力機器の浸水量を推定する推定装置を、前記電力機器における前記識別情報が付されている面に取り付ける。【選択図】図12

Description

本発明は、浸水量推定装置に関する。
例えば、開閉器の浸水量を推定する浸水量推定装置が知られている(例えば特許文献1)。
特開2010―217106号公報
例えば、特許文献1の浸水量装置は、複数の開閉器を夫々所定時間だけ加熱したときの複数の開閉器夫々の温度上昇幅と、複数の開閉器夫々の温度上昇幅夫々に対応する浸水量との関係を示す複数の浸水量情報に基づいて、複数の開閉器のうちの一の開閉器の浸水量を推定している。この浸水量推定装置において一の開閉器の浸水量を推定する場合、複数の浸水量情報から推定対象としての一の開閉器に対応する一の浸水量情報が選択される。この一の浸水量情報の選択は、例えば、作業者等の手作業によって行われるために、一の浸水量情報の誤選択が発生し、浸水量の推定精度が低下する虞がある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、夫々を識別するための識別情報が夫々付されている複数の電力機器のうちの一の電力機器の浸水量を推定する浸水量推定装置であって、前記複数の電力機器を夫々所定時間だけ加熱したときの前記複数の電力機器夫々の温度上昇幅と、前記複数の電力機器夫々の温度上昇幅夫々に対応する浸水量との関係を示す複数の浸水量情報が記憶されている記憶装置と、前記複数の電力機器に付されている前記識別情報を読み取る読取装置と、前記読取装置によって前記識別情報が読み取られた前記一の電力機器を前記所定時間だけ加熱した際の前記一の電力機器の温度上昇幅と、前記記憶装置に記憶されている前記複数の浸水量情報のうちの前記読取装置によって前記識別情報が読み取られた前記一の電力機器に対応する一の浸水量情報と、に基づいて前記一の電力機器の浸水量を推定する推定装置と、を備え、前記電力機器における前記識別情報が付されている面に取り付けられることを特徴とする浸水量推定装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、電力機器の浸水量の推定精度を向上させることができる。
本発明の第1実施形態における開閉器と検出器とを示す正面図である。 本発明の第1実施形態における開閉器と検出器とを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における検出器を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における表側から見た状態の検出器を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における裏側から見た状態の検出器を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における検出器の内部を示す平面図である。 本発明の第1実施形態における検出器の内部を示す側面図である。 本発明の第1実施形態におけるリモコンを示すブロック図である。 本発明の第1実施形態におけるリモコンのボタン等を示す図である。 本発明の第1実施形態における浸水量情報を示す図である。 本発明の第1実施形態における開閉器に貼付されたシールを示す図である。 本発明の第1実施形態における識別情報の読み取りが可能な状態の検出器と開閉器を示す図である。 本発明の第1実施形態における識別情報の読み取りが可能でない状態の検出器と開閉器を示す図である。 本発明の第2実施形態における開閉器に貼付されたシールを示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
[第1実施形態]
===検出器===
以下、図1乃至図7を参照して、本実施形態における検出器について説明する。図1は、本実施形態における開閉器と検出器とを示す正面図である。図2は、本実施形態における開閉器と検出器とを示す斜視図である。図3は、本実施形態における検出器を示すブロック図である。図4は、本実施形態における表側から見た状態の検出器を示す斜視図である。図5は、本実施形態における裏側から見た状態の検出器を示す斜視図である。図6は、本実施形態における検出器の内部を示す平面図である。尚、検出器1における裏側(−Z1)に設けられている読取装置71、吸盤136、面状ヒータ137、温度センサ138は、説明の便宜上、破線で示されている。図7は、本実施形態における検出器の内部を示す側面図である。尚、読取装置71、温度センサ138は、説明の便宜上、破線で示されている。
=概要=
電柱61の腕金62には、開閉器5が設けられている。
検出器1(浸水量推定装置)は、例えば、開閉器5等の電力機器の浸水量を推定する装置である。尚、検出器1における外形を形成している筺体が基体に相当する。検出器1は、開閉器5におけるシール8(図11)が貼付されている底面51に取り付けられる。検出器1は、検出器1を開閉器5に取り付けるための長尺状の取付冶具(不図示)を用いて開閉器5に取り付けられることとしてもよい。尚、検出器1は、検出器1から離れた位置においてリモコン2によって制御される。
=ハードウエア=
検出器1は、通信部11、表示部12、機構部13、処理部14(推定装置)、記憶部15(記憶装置)及び電源部16を有する。通信部11は、リモコン2との無線通信やPC(Personal Computer)とのUSB(Universal Serial Bus)通信を行う部分であり、例えば、無線送受信機やUSB端子等によって実現される。表示部12は、処理部14からの指示により各種表示を行う部分であり、例えば、主電源や真空ポンプの入切を示すランプ等によって実現される。機構部13は、検出器1が機能するための各種部品であり、例えば、主電源ボタン、真空ポンププルスイッチや吸盤、ヒータ、温度センサ等である。
処理部14は、各部間のデータの受け渡しを行うととともに、検出器1全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。尚、処理部14については、後述する。記憶部15は、処理部14からデータを記憶したり、記憶したデータを読み出したりするものであり、例えば、フラッシュメモリやハードディスク装置等の不揮発性記憶装置によって実現される。電源部16は、検出器1の各部に必要な電力を供給する主電源であり、例えば、電池によって実現される。
=外観等=
検出器1(図4)は、例えば、11cm×11cm×6cm程度の略矩形柱形状を呈する。検出器1は、主電源ボタン131、真空ポンププルスイッチ132、USB端子133及び電池取り出し蓋134を、前面(−Y1)に有する。
主電源ボタン131は、検出器1の電源部16を入切するためのボタンである。真空ポンププルスイッチ132は、検出器1を開閉器5に固定するための真空ポンプを切るためのプルスイッチである。USB端子133は、PC等から浸水量情報を取り込んだり、計測データをやりとりしたりするための端子である。電池取り出し蓋134は、電源部16としての電池の交換等をする際に引き出す蓋である。
検出器1は、更に、主電源ランプ121、真空ポンプランプ122、計測中ランプ123、電池注意ランプ124、浸水量ランプ125及び取付治具固定領域135を、表側(+Z1)である上面に有する。
主電源ランプ121は、主電源ボタン131が入になると点灯し、切になると消灯する。真空ポンプランプ122は、真空ポンプが入になると点灯し、切になると消灯する。計測中ランプ123は、開閉器5をヒータで加熱している間に点灯し続けるランプであり、ヒータが入になると点灯し、ヒータが切になると消灯する。電池注意ランプ124は、電池の残量が十分なときには消灯のままであり、電池の残量が少なくなって交換が必要になったときに注意を促すために点灯する。
浸水量ランプ125は、5個のランプにより開閉器5内の浸水量を表示するランプであり、それぞれ色を分けて異なる浸水量水位の範囲を示す。例えば、左側(−X1)から1番目のランプは、緑色で浸水無を示す。2番目のランプは、青色で1mm前後を示す。3番目のランプは、黄色で3mm前後を示す。4番目のランプは、橙色で6mm前後を示す。5番目のランプは、赤色で10mm前後以上を示す。取付治具固定領域135には、検出器1を開閉器5に取り付ける際に、取付冶具が固定される。
検出器1(図5)は、更に、吸盤136、読取装置71、面状ヒータ137及び温度センサ138を、裏側である底面側(−Z1)に有する。
吸盤136は、検出器1を開閉器5に固定するために用いられる。面状ヒータ137は、開閉器5を加熱するために用いられる。温度センサ138は、開閉器5の温度を測定するために用いられる。読取装置71は、開閉器5に貼付されているシール8に対してバーコード82として記されている識別情報を読み取るための例えばバーコードリーダである。
検出器1(図6)は、更に、真空ポンプ139、スプリング13A、制御基板13B及び電池13Cを有する。
真空ポンプ139は、吸盤136の吸着面から吸気するポンプであり、その吸気によって検出器1が開閉器5に固定される。スプリング13Aは、検出器1の本体と、面状ヒータ137及び温度センサ138との間に介設され、吸盤136及び真空ポンプ139によって検出器1が開閉器5に固定されたときに、復元力により面状ヒータ137及び温度センサ138を開閉器5の表面に押し当てる。制御基板13Bは、通信部11、処理部14や記憶部15が搭載される基板である。電池13Cは、電源部16に相当し、例えば、単三電池10本で実現される。
===リモコン===
以下、図8及び図9を参照して、本実施形態におけるリモコンについて説明する。図8は、本実施形態におけるリモコンを示すブロック図である。図9は、本実施形態におけるリモコンのボタン等を示す図である。
=ハードウエア=
リモコン2は、通信部21、表示部22、入力部23、処理部24、記憶部25及び電源部26を有する。通信部21は、検出器1と無線通信を行う部分であり、例えば、無線送受信機等によって実現される。表示部22は、処理部24からの指示によりデータを表示する部分であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。入力部23は、オペレータが項目の選択や設定を行う部分であり、例えば、操作ボタン等によって実現される。処理部24は、各部間のデータの受け渡しを行うととともに、リモコン2を統括制御するものであり、CPUが所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。記憶部25は、処理部24からデータを記憶したり、記憶したデータを読み出したりするものであり、例えば、フラッシュメモリやハードディスク装置等の不揮発性記憶装置によって実現される。電源部26は、リモコン2の各部に電力を供給する電源であり、例えば、電池によって実現される。
リモコン2(図9)は、ディスプレイ221、タイマ設定ボタン233、真空ポンプ入切ボタン234及び電源入切ボタン235を、前面に有する。
ディスプレイ221は、例えば、浸水判定結果を表示したりする装置であり、表示部22に含まれる。タイマ設定ボタン233は、検出器1における加熱時間(所定時間)を設定するのに用いられる。尚、加熱時間とは、面状ヒータ137がオンしてからオフするまでの時間である。例えば、加熱時間が30秒に設定されている場合、面状ヒータ137は、30秒間だけ開閉器5を加熱する。真空ポンプ切ボタン234は、検出器1の真空ポンプ139を切るボタンであり、検出器1の真空ポンププルスイッチ132の代用である。電源入切ボタン235は、リモコン2の電源を入切するボタンである。
===浸水量情報===
以下、図10を参照して、本実施形態における浸水量情報について説明する。図10は、本実施形態における浸水量情報を示す図である。尚、温度上昇幅は、検出器1の面状ヒータ137を用いて開閉器5、他の開閉器夫々を加熱時間だけ加熱する前後夫々における開閉器5、他の開閉器の温度差を示す。つまり、例えば、開閉器5の温度上昇幅は、面状ヒータ137を用いて開閉器5を加熱時間だけ加熱する前の開閉器5の温度と、面状ヒータ137を用いて加熱時間だけ開閉器5を加熱した後の開閉器5の温度との差分を示している。尚、開閉器5の温度は、温度センサ138によって検出される。
浸水量情報D1、D2は、検出器1の記憶部15に記憶されている。尚、例えば、記憶部15には、浸水量情報D1、D2以外の他の浸水量情報も記憶されていることとしてもよい。浸水量情報D1、D2は、例えば、実験等に基づいて作成されることとしてもよいし、シミュレーション等によって作成されることとしてもよい。
浸水量情報D1は、開閉器5を加熱時間だけ加熱したときの開閉器5の温度上昇幅と、開閉器5の温度上昇幅に対する浸水量水位との関係を示している。尚、浸水量情報D1は、開閉器5の温度上昇幅と温度上昇幅に対する開閉器5の浸水量との関係を示していることとしてもよい。
浸水量情報D2は、浸水量情報D1と同様な情報であり、他の開閉器を加熱時間だけ加熱したときの他の開閉器の温度上昇幅と、他の開閉器の温度上昇幅に対する浸水量水位との関係を示している。尚、浸水量情報D2は、他の開閉器の温度上昇幅と温度上昇幅に対する他の開閉器の浸水量との関係を示していることとしてもよい。尚、他の開閉器は、開閉器5とは仕様が異なる開閉器を示している。
開閉器5及び他の開閉器は、例えば、開閉器5及び他の開閉器夫々の筺体の材質、大きさ等が異なるために、浸水量が同様な際に同様な熱量を付与(加熱)したとき、温度上昇幅が異なることになる。そして、例えば、浸水量情報D1、D2は、温度上昇幅がT1のとき、開閉器5については浸水量がW1であり、他の開閉器については浸水量がW2であることを示している。
例えば、開閉器5の浸水量を推定する場合、浸水量の推定精度を向上させるためには、浸水量情報D1、D2のうちの開閉器5に対応する浸水量情報D1に基づいて開閉器5の浸水量を推定することが必要となる。
===シール===
以下、図11を参照して、本実施形態におけるシールについて説明する。図11は、本実施形態における開閉器に貼付されたシールを示す図である。
シール8は、開閉器5を識別するのに用いられる。シール8は、更に、検出器1の取付位置を示している。シール8の外形は、略矩形形状を呈する。シール8の色は、開閉器5の底面51の色とは異なっている。シール8は、バーコード82、露出開口83を有する。
露出開口83は、開閉器5の底面51における取付位置をシール8から露出させるための開口である。尚、取付位置とは、底面51における検出器1が取り付けられるべき位置である。取付位置は、例えば、検出器1を用いた実験に基づいて浸水量情報D1が作成されている場合、浸水量情報D1を作成する際に検出器1が取り付けられた開閉器5の所定位置であることとしてもよい。
露出開口83は、例えば、略矩形形状を呈する。この露出開口83によって、シール8は、取付位置の周囲を取り囲む環形状を呈することになる。更に、露出開口83は、例えば、検出器1の外形に対応する形状を呈する。
バーコード82は、開閉器5を識別するための識別情報を示している。バーコード82は、シール8における4つの縁部のうちの+X側の一の縁部に設けられる。尚、4つの縁部とは、例えば、長手方向がX軸に沿っておりY軸において隣り合う2つの縁部と、長手方向がY軸に沿っておりX軸において隣り合う2つの縁部とを示している。バーコード82は、検出器1が取付位置に取り付けられたときに読取装置71がバーコード82の識別情報を読み取ることができる位置に設けられている。尚、例えば、検出器1が取付位置以外に取り付けられたとき、読取装置71はバーコード82の識別情報を読み取ることができなくなる。
===識別情報の読み取り===
以下、図12及び図13を参照して、本実施形態における識別情報の読み取りについて説明する。図12は、本実施形態における識別情報の読み取りが可能な状態の検出器と開閉器を示す図である。図13は、本実施形態における識別情報の読み取りが可能でない状態の検出器と開閉器を示す図である。尚、図12及び13においては、読取装置71は見えない状態となっているが、説明の便宜上、破線で示されている。
<読み取りが可能な場合>
例えば、検出器1の外形における−Z側が露出孔83の周囲に沿うように、検出器1が底面51に取り付けられた場合、バーコード82が示している識別情報を読み取れるように、読取装置71がバーコード82と対向する(図12)。この場合、検出器1による推定対象の開閉器を識別することが可能となるので、検出器1による浸水量の推定が可能となる。尚、この識別情報を読み取り可能な位置は、取付位置に対応している。
<読み取りが可能でない場合>
例えば、検出器1の位置がずれた場合(図13)、読取装置71がバーコード82の識別情報を読み取れなくなる。この場合、検出器1による推定対象の開閉器を識別することができないので、検出器1による浸水量の推定ができなくなる。
以上より、例えば、検出器1が取付位置に取り付けられた場合にのみ検出器1が浸水量の推定を行えることに基づいて、検出器1が取付位置に取り付けられているか否かの判断を行うことができる。
===処理部===
以下、図3及び図10を参照して、本実施形態における処理部について説明する。
検出器1の処理部14は、検出器1が取り付けられた開閉器の浸水量を推定する。
処理部14は、読取装置71が読み取った識別情報に基づいて、推定対象となる開閉器に対応する浸水量情報を選択する。この後、処理部14は、選択された浸水量情報及び温度センサ138の検出結果に基づいて、浸水量を推定する。
例えば、読取装置71に読み取られた識別情報が開閉器5を示しており、面状ヒータ137を用いて加熱時間だけ開閉器5を加熱した際の温度上昇幅がT1である場合の処理部14の動作について説明する。
処理部14は、推定対象となる開閉器としての開閉器5の浸水量情報D1を選択する。この後、処理部14は、面状ヒータ137を加熱時間だけ動作させる。処理部14は、温度センサ138の検出結果に基づいて、温度上昇幅をT1であると検出する。処理部14は、浸水量情報D1における温度上昇幅T1に対応する浸水量水位W1を、開閉器5の浸水量と定める(推定する)。
===検出器の動作===
以下、図1、図10及び図12を参照して、本実施形態における検出器の動作について説明する。
検出器1は、シール8を目印として開閉器5の底面51における取付位置に取り付けられる。検出器1は、例えば、図12の状態となるように取り付けられる。尚、図12の状態となるように取り付けられていない場合、検出器1は浸水量を推定できずに、検出器1が取付位置に取り付けられていないことを示すエラー信号を検出器1が出力することとしてもよい。当該エラー信号が出力された場合、再度、検出器1の取り付けが行われる。
尚、検出器1による浸水量を推定する動作は、例えば、リモコン2のタイマ設定ボタン233によって加熱時間が設定された後に開始されることとしてもよい。
検出器1が取付位置に取り付けられた後、検出器1は、バーコード82の識別情報を読み取る。検出器1は、推定対象となる開閉器としての開閉器5の浸水量情報D1を選択する。この後、検出器1は、面状ヒータ137を加熱時間だけ動作させる。検出器1は、温度センサ138の検出結果に基づいて、温度上昇幅を例えばT1であると検出する。検出器1は、浸水量情報D1における温度上昇幅T1に対応する浸水量水位W1を、開閉器5の浸水量と定める(推定する)。
[第2実施形態]
===シール===
以下、図14を参照して、本実施形態におけるシールについて説明する。図14は、本実施形態における開閉器に貼付されたシールを示す図である。尚、図11と同様な構成には、同様な符号を付しその説明については省略する。
シール9は、シール8(図11)の構成と同様な構成のシールである。
シール9は、バーコード92A、92B、92C、92Dを有する。バーコード92A、92B、92C、92Dは夫々、開閉器5を識別するための識別情報を示している。バーコード92A、92B、92C、92Dは、シール9における4つの縁部夫々に設けられる。これらの構成により、例えば、開閉器5に対する検出器1の取付位置が90度ずれた際においても、開閉器5の浸水量の推定を行うことが可能となる。従って、開閉器5に対する検出器1の取り付けが比較的容易となるために、検出器1の使い勝手を向上させることができる。
前述したように、検出器1は、夫々を識別するための識別情報が夫々付されている開閉器5、他の開閉器のうちの一の開閉器の浸水量を推定する装置である。検出器1の記憶部15には、例えば、浸水量情報D1、D2が記憶されている。浸水量情報D1は、開閉器5を加熱時間だけ加熱したときの開閉器5の温度上昇幅と、開閉器5の温度上昇幅に対応する開閉器5の浸水量との関係を示している。浸水量情報D2は、他の開閉器を加熱時間だけ加熱したときの他の開閉器の温度上昇幅と、他の開閉器の温度上昇幅に対応する他の開閉器の浸水量との関係を示している。読取装置71は、開閉器5、他の開閉器に付されている識別情報を読み取る。処理部14は、読取装置71によって識別情報が読み取られた例えば開閉器5を加熱時間だけ加熱した際の開閉器5の温度上昇幅と、記憶部15に記憶されている浸水量情報D1、D2のうちの読取装置71によって識別情報が読み取られた開閉器5に対応する浸水量情報D1と、に基づいて開閉器5の浸水量を推定する。検出器1は、開閉器5における識別情報が付されている面に取り付けられる。従って、検出器1は、開閉器5における取付位置に取り付けられる。更に、検出器1は、推定対象である例えば開閉器5に対応する浸水量情報D1に基づいて浸水量を推定することができる。よって、開閉器5の浸水量の推定精度を向上させることができる。
又、識別情報は、開閉器5に貼付されるシール8に記されている。よって、開閉器5における取付位置に対応する位置に対して識別情報を確実に付すことができる。又、開閉器5に対して識別情報を付すのが比較的容易となる。又、検出器1を取付位置に確実に取り付けることにより、開閉器5の浸水量の推定精度を向上させることができる。
又、検出器1には、読取装置71が設けられている。識別情報は、バーコード82としてシール8に記されている。シール8は、開閉器5における検出器1が取り付けられるべき取付位置に対応する位置に貼付されている。検出器1は、読取装置71がバーコード82と対向して識別情報を読み取れるように、シール8を目印として開閉器5に取り付けられる。例えば、識別情報が記憶されたICチップ等が不要となるために、開閉器5の浸水量を推定するためのコストを低減させることができる。例えば、読取装置71が識別情報を読み取れるか否かに基づいて、検出器1が取付位置に取り付けられているか否かの判断を行うことができる。そして、取付位置に対して読取装置71を確実に取り付けることにより、開閉器5の浸水量の推定精度を向上させることができる。
又、シール8の色は、開閉器5の色とは異なっている。シール8は、開閉器5に貼付された際に、取付位置の周囲を取り囲む環形状を呈している。検出器1は、シール8に取り囲まれている取付位置に取り付けられる。開閉器5に貼付されているシール8が目立たせて、開閉器5に対してシール8を目印として検出器1を取り付ける作業の作業効率を向上させることができる。又、開閉器5における識別情報が付されている面以外の面に対して検出器1が誤って取り付けられるのを防止することにより、開閉器5の浸水量の推定精度を向上させることができる。
又、シール8の内形(露出開口83)は、検出器1の外形に対応する形状を呈しており、検出器1は、検出器1の外形がシール8の内形に沿うように取り付けられる。従って、検出器1を確実に取付位置に取り付けることができるために、開閉器5の浸水量の推定精度を向上させることができる。
又、識別情報は、開閉器5の底面51に付されている。ここで、例えば、開閉器5における筐体の肉厚が底面51を含む全面において同様な場合、浸水した水が開閉器5の筐体内部において底面51に対して一様に貯留されるので、加熱時間だけ加熱した際の浸水量の一定変化量に対する温度上昇幅の変化量は、開閉器5の全面のうち底面51が最大となる。つまり、例えば、図10における浸水量情報D1の傾きについては、開閉器5における全面のうち底面51における浸水量情報D1の傾きが最も急な傾きとなる。従って、例えば、加熱時間だけ加熱した際の温度上昇幅に一定の誤差がある場合、底面51を取付位置とすることにより、温度上昇幅の誤差に基づく開閉器5の浸水量の推定誤差を低減することができる。従って、開閉器5の浸水量の推定精度を向上させることができる。
尚、第1及び第2実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
尚、第1実施形態においては、検出器1が電力機器としての開閉器5の浸水量を推定することについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、柱上変圧器等の筺体を有する電力機器の浸水量を検出器1が推定することとしてもよい。
又、第1実施形態においては、シール8が開閉器5の底面51に貼付されることについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、シール8が開閉器5における側面等に貼付されることとしてもよい。
又、第1実施形態においては、バーコード82がシール8に記されていることについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、開閉器5の底面51にバーコード82が直接記されていることとしてもよい。
又、第1実施形態においては、識別情報がバーコード82として記されていることについて説明したがこれに限定されるものではない。例えば、識別情報が記憶されており、且つ、近距離無線通信を行えるICタグが底面51に設けられることとしてもよい。この場合、読取装置71が、当該ICタグに記憶されている識別情報を読み取ることとしてもよい。
1 検出器
5 開閉器
8、9 シール
14 処理部
15 記憶部
71 読取装置

Claims (7)

  1. 夫々を識別するための識別情報が夫々付されている複数の電力機器のうちの一の電力機器の浸水量を推定する浸水量推定装置であって、
    前記複数の電力機器を夫々所定時間だけ加熱したときの前記複数の電力機器夫々の温度上昇幅と、前記複数の電力機器夫々の温度上昇幅夫々に対応する浸水量との関係を示す複数の浸水量情報が記憶されている記憶装置と、
    前記複数の電力機器に付されている前記識別情報を読み取る読取装置と、
    前記読取装置によって前記識別情報が読み取られた前記一の電力機器を前記所定時間だけ加熱した際の前記一の電力機器の温度上昇幅と、前記記憶装置に記憶されている前記複数の浸水量情報のうちの前記読取装置によって前記識別情報が読み取られた前記一の電力機器に対応する一の浸水量情報と、に基づいて前記一の電力機器の浸水量を推定する推定装置と、を備え、
    前記電力機器における前記識別情報が付されている面に取り付けられる
    ことを特徴とする浸水量推定装置。
  2. 前記識別情報は、前記電力機器に貼付されるシールに記されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の浸水量推定装置。
  3. 前記読取装置が設けられる基体、を更に備え、
    前記識別情報は、バーコードとして前記シールに記されており、
    前記シールは、前記電力機器における前記基体が取り付けられるべき取付位置に対応する位置に貼付され、
    前記基体は、前記読取装置が前記バーコードと対向して前記識別情報を読み取れるように、前記シールを目印として前記電力機器に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項2に記載の浸水量推定装置。
  4. 前記シールの色は、前記電力機器の色とは異なっており、
    前記シールは、前記電力機器に貼付された際に、前記取付位置の周囲を取り囲む環形状を呈しており、
    前記基体は、前記シールに取り囲まれている前記取付位置に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項3に記載の浸水量推定装置。
  5. 前記シールの内形は、前記基体の外形に対応する形状を呈しており、
    前記基体は、前記基体の外形が前記シールの内形に沿うように取り付けられる
    ことを特徴とする請求項4に記載の浸水量推定装置。
  6. 前記電力機器は、開閉器である
    ことを特徴とする請求項1に記載の浸水量推定装置。
  7. 前記識別情報は、前記開閉器の底面に付されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の浸水量推定装置。
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