JP2014165896A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】未充電状態を確実に報知し得る携帯端末を提供する。
【解決手段】バッテリ状態検出部29bによりバッテリ29が充電状態であると検出された後、計測された移動量が第1の規定範囲内でありかつ計測された傾動量が第2の規定範囲内であることから当該携帯端末10が持ち運ばれていないと判定される状態で、バッテリ状態検出部29bによりバッテリ29が未充電状態であると検出されると、バッテリ29が未充電状態である旨がブザー26等の報知手段により報知される。
【選択図】図6

Description

本発明は、携帯端末に関するものである。
従来より、携帯端末に関する技術として、下記特許文献1に開示される携帯端末が知られている。この携帯端末では、当該携帯端末の紛失を防止するため、携帯端末が充電台に置かれるときにその姿勢角度が初期傾度として記録されるとともに、任意の時間間隔で携帯端末の姿勢角度が測定される。そして、一定時間以上、姿勢角度と初期傾度とが一致しない場合には、携帯端末が充電台から離れたと判別して、携帯端末の移動量および方向の計測が開始される。そして、携帯端末の移動量および方向に関する情報がサーバに送信される。ユーザは、上記サーバにアクセスすることで充電台を基点とする携帯端末の位置を把握することができるので、携帯端末の紛失を防止することができる。
特開2010−098356号公報
ところで、通常、携帯端末はバッテリ駆動のため、定期的にバッテリを充電する必要がある。バッテリの充電方法としては、携帯端末を充電用のクレードル(充電台)にセットして携帯端末の端子をクレードルの充電端子に接触させることで、充電することが一般的である。この充電の際、LEDの点灯やビープ音の鳴動等により、充電が開始されたことがユーザに対して通知される。
しかしながら、携帯端末の中には、例えば、落下の衝撃を吸収するため、充電端子の近くにラバーが付いているものがあるが、そのラバーが経年変化等に起因して携帯端末とクレードルとの勘合状態を悪化させる要因となり、クレードルにセットして充電が開始された携帯端末が、ラバーの押し戻す力によってそのクレードルから徐々に押し上げられて充電端子の接触が解除され、未充電状態となってしまう場合がある。上述のような未充電状態では、一見、携帯端末がクレードルにセットされて充電されているように見えるため、未充電状態が視認されることなく長時間継続すると、バッテリが放電して携帯端末のRAMが揮発したために当該RAMに記憶されていたデータが失われてしまうという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、未充電状態を確実に報知し得る携帯端末を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、電力供給源となるバッテリ(29)を有する携帯端末(10)であって、前記バッテリが充電状態および未充電状態のいずれであるか検出する充電状態検出手段(29b)と、当該携帯端末の移動量および傾動量の少なくともいずれか一方を計測する計測手段(28)と、前記計測手段による計測結果に基づいて当該携帯端末が持ち運ばれているか否かについて判定する判定手段(21)と、前記充電状態検出手段により前記バッテリが充電状態であると検出された後、前記判定手段により当該携帯端末が持ち運ばれていないと判定される状態で前記充電状態検出手段により前記バッテリが未充電状態であると検出されると、前記バッテリが未充電状態である旨を報知する報知手段(23,24,26)と、を備えることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する各実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、充電状態検出手段によりバッテリが充電状態であると検出された後、判定手段により当該携帯端末が持ち運ばれていないと判定される状態で充電状態検出手段によりバッテリが未充電状態であると検出されると、バッテリが未充電状態である旨が報知手段により報知される。
これにより、充電のためにクレードル等にセットし、充電状態であるにも関わらず、携帯端末がそのクレードル等から徐々に押し上げられる等して未充電状態になっても、報知手段によりその旨が報知されるので、報知を受けたユーザは、上述のような未充電状態を容易に把握することができる。特に、ユーザがクレードル等から携帯端末を取り外して持ち運ぶ場合には、報知手段による報知がなされることもないため、不要な報知をなくすことができる。
請求項2の発明では、充電開始時の当該携帯端末の傾動状態が基準傾動状態として記憶手段に記憶されており、判定手段により、記憶手段に記憶される基準傾動状態と計測手段の計測結果とに基づいて当該携帯端末が持ち運ばれているか否かについて判定される。
このように、計測手段の計測結果、すなわち、現時点における携帯端末の傾動状態と記憶手段に記憶される基準傾動状態とを比較することで、携帯端末が充電開始時の傾動状態からどの程度傾動しているか容易に把握できる。これにより、当該携帯端末が持ち運ばれているか否かについての判定精度を向上させることができる。
請求項3の発明では、基準傾動状態は、充電状態検出手段の検出結果に応じてバッテリの充電が開始されたと判定されると、計測手段の計測結果に基づいて充電開始時の当該携帯端末の傾動状態に等しくなるように設定される。
これにより、充電が開始されるごとに基準傾動状態が更新されることとなり、決められた一定の傾動状態を基準傾動状態として設定する場合と比較して、基準傾動状態の設定精度が向上するので、当該携帯端末が持ち運ばれているか否かについての判定精度をより向上させることができる。
請求項4の発明では、充電状態検出手段は、バッテリのバッテリ電圧、バッテリ電流およびバッテリ残量の少なくともいずれか1つが当該バッテリの放電を示す状態である場合に、未充電状態であるとして検出する。バッテリが未充電状態であれば、バッテリ電圧、バッテリ電流およびバッテリ残量はいずれもバッテリの放電を示す状態となるため、バッテリ電圧、バッテリ電流およびバッテリ残量の少なくともいずれか1つを検出することで、未充電状態を確実に検出することができる。
第1実施形態に係る携帯端末およびクレードルを示す正面図である。 図1の携帯端末およびクレードルの側面図である。 図1の携帯端末の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 第1実施形態における充電状態監視処理の流れを例示するフローチャートである。 第2実施形態における充電状態監視処理の流れを例示するフローチャートである。 バッテリ電圧の時間変化と各傾きの時間変化との関係の一例を示すグラフである。 バッテリ電圧の時間変化と各傾きの時間変化との関係の一例を示すグラフである。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る携帯端末を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る携帯端末10およびクレードル1を示す正面図である。図2は、図1の携帯端末10およびクレードル1の側面図である。
本第1実施形態に係る携帯端末10は、バーコードや二次元コードなどの情報コードを読み取る情報コードリーダとしての機能と、RFIDタグを読み取るRFIDタグリーダとしての機能とを備え、読み取りを二方式で行いうる携帯型の情報読取装置として構成されている。
携帯端末10は、当該携帯端末10を充電するための充電装置兼置き台として構成されるクレードル1にセットすることで充電される。このクレードル1は、充電時に携帯端末10の下方を保持した状態で収容するための収容部2を備えている。この収容部2の底部には、収容された携帯端末10の受電端子16に接触することで、携帯端末10の充電が実施される給電端子(図示略)が設けられている。
次に、携帯端末10の構成について説明する。
図1および図2に示すように、携帯端末10は、外郭を構成する筐体11を備えており、この筐体11は、使用者に把持される把持部12と、液晶表示器24が取り付けられる表示部13と、長穴状に開口する読取口14aが設けられる頭部14とからなる。把持部12のうち液晶表示器24近傍には、読取対象の情報や当該携帯端末10の操作に関する情報を入力可能なファンクションキーや数字情報を入力可能なテンキー等、情報を入力する際に操作される複数のキーを有するキー操作部25が設けられている。これにより、使用者は、キー操作部25を操作するために把持部12を把持することとなる。この把持部12の後端面部12aには、充電用の端子である受電端子16が露出して設けられている。また、頭部14は、把持部12との間に液晶表示器24を介在させることで把持部12から離間するように配置されている。
また、筐体11の隅部であって受電端子16の近傍には、外部からの衝撃を吸収して筐体11およびこの筐体11内の収容物を保護するため弾性部材からなる2つのラバー17,18が設けられている。このように、両ラバー17,18が把持部12の隅部に配置されることで、受電端子16やキー操作部25等の他の部位よりも机面や床面等に対して最初に接触することとなり、筐体11等が保護される。
次に、携帯端末10の電気的構成について説明する。なお、図3(A)は、図1の携帯端末10の電気的構成を例示するブロック図であり、図3(B)は、図3(A)の情報コード読取部30の電気的構成を例示するブロック図であり、図3(C)は、図3(A)の非接触通信部40の電気的構成を例示するブロック図である。
図3(A)に示すように、携帯端末10の筐体11内には、携帯端末10全体を制御する制御部21が設けられている。この制御部21は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、メモリ22とともに情報処理装置を構成している。また、制御部21には、LED23、液晶表示器24、キー操作部25、ブザー26、外部インタフェース27などが接続されている。キー操作部25は、制御部21に対して操作信号を与える構成をなしており、制御部21は、この操作信号を受けて操作信号の内容に応じた動作を行う。また、LED23、液晶表示器24およびブザー26は、制御部21によって制御される構成をなしており、それぞれ、制御部21からの指令を受けて動作する。外部インタフェース27は、外部機器等との間でのデータ通信を行うためのインタフェースとして構成されており、制御部21と協働して通信処理を行う構成をなしている。
また、制御部21には、3軸方向の加速度を検出する3軸加速度センサとして3軸モーションセンサ28が接続されている。この3軸モーションセンサ28は、読取口14aの長穴状の開口面に対して、例えば、当該読取口14aの短手方向をx方向、長手方向をy方向、上記開口面に直交する方向をz方向として、それぞれの方向の加速度を検出し、この検出結果に応じた加速度信号を、制御部21に出力するように構成されている。この3軸モーションセンサ28により、3軸方向(x方向,y方向,z方向)の加速度が検出されることで、当該携帯端末10の3軸方向の移動量や傾きをそれぞれ算出することができる。
なお、3軸モーションセンサ28は、携帯機器に対して一般的に搭載される3軸加速度センサであり、例えば、搭載された携帯機器の落下を検知して緊急バックアップを実行するための信号を出力する3軸加速度センサが設けられた装置では、この3軸加速度センサを3軸モーションセンサ28として流用することができる。なお、3軸モーションセンサ28は、特許請求の範囲に記載の「計測手段」の一例に相当し得るものである。
また、筐体11内には、電源となるバッテリ29や電源回路として構成される電源部29aが設けられており、これらによって制御部21や各種電気部品に電力が供給されている。バッテリ29は、クレードル1によって充電可能な二次電池(例えばリチウムイオン電池等)として構成されている。
また、筐体11内には、バッテリ29の状態を検出する検出手段として、バッテリ状態検出部29bが設けられている。このバッテリ状態検出部29bは、バッテリ29の端子電圧(バッテリ電圧)を検出し得る公知の電圧検出回路を備えており、バッテリ29のバッテリ電圧に応じた信号を制御部21に出力するように構成されている。なお、バッテリ状態検出部29bは、特許請求の範囲に記載の「充電状態検出手段」の一例に相当し得る。
また、制御部21には、情報コード読取部30および非接触通信部40がそれぞれ接続されている。
情報コード読取部30は、図3(B)に示すように、CCDエリアセンサからなる受光センサ33、結像レンズ37、複数個のLEDやレンズ等から構成される照明部31などを備えた構成をなしており、制御部21と協働して読取対象に付された情報コード(バーコードや二次元コード)を読み取るように機能する。なお、図3(B)では、情報コードBが表示された読取対象Rに向けて照明光Lfを照射する例を概念的に示している。
この情報コード読取部30によって読み取りを行う場合、まず、制御部21によって指令を受けた照明部31から照明光Lfが出射され、この照明光Lfが読取口14aを通って読取対象に照射される。そして、照明光Lfが情報コードにて反射した反射光Lrは読取口14aを通って装置内に取り込まれ、結像レンズ37を通って受光センサ33に受光される。読取口14aと受光センサ33との間に配される結像レンズ37は、情報コードの像を受光センサ33上に結像させる構成をなしており、受光センサ33はこの情報コードの像に応じた受光信号を出力する。受光センサ33から出力された受光信号は、画像データとしてメモリ22(図3(A))に記憶され、情報コードに含まれる情報を取得するためのデコード処理に用いられるようになっている。なお、情報コード読取部30には、受光センサ33からの信号を増幅する増幅回路や、その増幅された信号をデジタル信号に変換するAD変換回路等が設けられているがこれらの回路については図示を省略している。
非接触通信部40は、アンテナ41及び制御部21と協働して無線タグ等の非接触通信媒体との間で電磁波による通信を行ない、非接触通信媒体に記憶されるデータの読取り、或いは非接触通信媒体に対するデータの書込みを行なうように機能するものである。この非接触通信部40は、公知の電波方式で伝送を行う回路として構成されており、図3(C)にて概略的に示すように、発振器42、変調器43、復調器44などを備えてなるものである。なお、非接触通信部40には、これら以外の公知構成(例えば、増幅器、フィルタ回路、整合回路等)も設けられているが、図3(C)ではこれらについては図示を省略している。
次に、携帯端末10の制御部21にて実施される充電状態監視処理について説明する。
制御部21にて実施される充電状態監視処理は、携帯端末10がクレードル1にセットされて充電が開始された後にその充電状態を監視する処理であって、意図しない未充電状態が生じた場合にその異常が報知されるように機能する。ここで、意図しない未充電状態とは、例えば、クレードル1にセットした後に、経年劣化したラバー17,18の押し戻す力によって当該携帯端末10がクレードル1から徐々に押し上げられることで、一旦接触していた受電端子16と給電端子との接触が解除される視認困難な未充電状態である。
以下、充電状態監視処理について、図4に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。なお、図4は、第1実施形態における充電状態監視処理の流れを例示するフローチャートである。
携帯端末10を充電するためにクレードル1にセットすると、携帯端末10の受電端子16がクレードル1の給電端子に接触してバッテリ電圧が上昇する。このバッテリ電圧の上昇をバッテリ状態検出部29bにより検出することで、バッテリ29が充電状態であるとして制御部21により充電状態監視処理が開始される。
まず、図4のステップS101に示す初期設定処理がなされる。この処理では、3軸モーションセンサ28の検出結果に基づいて、充電開始時点での携帯端末10の位置とその傾きが基準位置および基準傾きとして設定されてメモリ22に記憶される。
次に、ステップS103に示す移動量計測処理がなされる。この処理では、3軸モーションセンサ28の検出結果に基づき上記基準位置からの移動量が計測される。そして、ステップS105に示す判定処理がなされ、計測された移動量が第1の規定範囲内であるか否かについて判定される。ここで、上記第1の規定範囲は、一見して受電端子16と給電端子とが接触していると誤認してしまう程度の移動範囲、例えば、上記基準位置を基準に数mm程度の範囲に設定されている。上記移動量計測処理にて計測された移動量が第1の規定範囲内である場合には、ステップS105にてYesと判定される。なお、ステップS105に示す判定処理を実行する制御部21は、特許請求の範囲に記載の「判定手段」の一例に相当し得る。
続いて、ステップS107に示す傾動量計測処理がなされる。この処理では、3軸モーションセンサ28の検出結果に基づき上記基準傾きからの傾きの変化量である傾動量が計測される。そして、ステップS109に示す判定処理がなされ、計測された傾動量が第2の規定範囲内であるか否かについて判定される。ここで、上記第2の規定範囲は、一見して受電端子16と給電端子とが接触していると誤認してしまう程度の傾き変化範囲、例えば、上記基準傾きを基準に数度程度の範囲に設定されている。上記傾動量計測処理にて計測された傾動量が第2の規定範囲内である場合には、ステップS109にてYesと判定される。なお、ステップS109に示す判定処理を実行する制御部21は、特許請求の範囲に記載の「判定手段」の一例に相当し得る。
そして、ステップS111に示す判定処理がなされ、バッテリ状態検出部29bの検出結果に基づきバッテリ29が充電状態であるか否かについて判定される。ここで、バッテリ29のバッテリ電圧が徐々に上昇しておりバッテリ29が充電状態である場合には(S111でYes)、順調に充電が継続されているとして、上記ステップS103からの処理がなされる。
このように、携帯端末10の受電端子16がクレードル1の給電端子に接触してバッテリ電圧が上昇している間は、計測された移動量および傾動量が規定範囲内であり、バッテリ29が充電状態であるため、ステップS105,S109,S111にてYesとの判定が繰り返される。
そして、上記繰り返し処理中に、経年劣化したラバー17,18の押し戻す力によって当該携帯端末10がクレードル1から徐々に押し上げられると、受電端子16と給電端子との接触が解除される。このため、バッテリ29のバッテリ電圧が低下しているために当該バッテリ29の放電を示す状態であると判定されると、ステップS111にてNoと判定される。この場合、携帯端末10の移動量および傾動量がともに規定範囲内であるにもかかわらず放電状態である(充電状態でない)と判定されることから、当該携帯端末10が持ち運ばれてはいないが視認困難な未充電状態が生じていると判断することができる。
そこで、ステップS111にてNoと判定される場合には、ステップS113に示す報知処理がなされ、未充電状態であることがブザー26の所定の鳴動に応じて報知される。このように、未充電状態であることが報知されて、本充電状態監視処理が終了する。
なお、未充電状態の報知は、ブザー26の鳴動により実施されることに限らず、例えば、LED23の点滅、液晶表示器24の表示、バイブレータの振動やバックライトの点滅などにより実施してもよい。ここで、ブザー26、LED23、液晶表示器24、バイブレータやバックライトは、特許請求の範囲に記載の「報知手段」の一例に相当し得る。また、携帯端末10の移動量および傾動量がともに規定範囲内であってバッテリ29が充電状態でないと判定されると直ちに未充電状態を報知してもよいし、この状態が所定時間継続したときに未充電状態を報知してもよい。
一方、上記ステップS103からの繰り返し処理中に、計測された移動量が第1の規定範囲を超えるか(S105でNo)、計測された傾動量が第2の規定範囲を超えると(S109でNo)、ユーザにより携帯端末10がクレードル1から取り外されて持ち運ばれていると判断することができる。この場合には、未充電状態の報知は不要なので、上記報知処理がなされることなく本充電状態監視処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る携帯端末10では、バッテリ状態検出部29bによりバッテリ29が充電状態であると検出された後、計測された移動量が第1の規定範囲内でありかつ計測された傾動量が第2の規定範囲内であることから当該携帯端末10が持ち運ばれていないと判定される状態(S105,S109でYes)で、バッテリ状態検出部29bによりバッテリ29が未充電状態であると検出されると(S111でNo)、バッテリ29が未充電状態である旨がブザー26等の報知手段により報知される。
これにより、充電のためにクレードル1にセットし、充電状態であるにも関わらず、携帯端末10がそのクレードル1から徐々に押し上げられる等して未充電状態になっても、報知手段によりその旨が報知されるので、報知を受けたユーザは、上述のような未充電状態を容易に把握することができる。特に、ユーザがクレードル1から携帯端末10を取り外して持ち運ぶ場合には、報知手段による報知がなされることもないため、不要な報知をなくすことができる。
また、本実施形態に係る携帯端末10では、バッテリ状態検出部29bによりバッテリ29のバッテリ電圧が低下して当該バッテリ29の放電を示す状態である場合に、未充電状態であるとして検出する。バッテリ29が未充電状態であれば、バッテリ電圧はバッテリ29の放電を示す状態となるため、バッテリ電圧を検出することで、未充電状態を確実に検出することができる。
なお、本実施形態における充電状態監視処理では、計測された基準位置からの移動量および基準傾きからの傾動量(傾きの変化量)の双方に基づいて携帯端末10が持ち運ばれているか否かについて判定されることに限らず、どちらか一方の計測結果に基づいて携帯端末10が持ち運ばれているか否かについて判定してもよい。例えば、基準位置からの移動量に基づいて携帯端末10が持ち運ばれているか否かについて判定する場合には上記ステップS107,S109の処理をなくすことができ、基準傾きからの傾動量に基づいて携帯端末10が持ち運ばれているか否かについて判定する場合には上記ステップS103,S105の処理をなくすことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る携帯端末について図面を参照して説明する。図5は、第2実施形態における充電状態監視処理の流れを例示するフローチャートである。図6は、バッテリ電圧Vの時間変化と各傾きの時間変化との関係の一例を示すグラフである。図7は、バッテリ電圧Vの時間変化と各傾きの時間変化との関係の一例を示すグラフである。
本第2実施形態に係る携帯端末10では、当該携帯端末10が持ち運ばれているか否かについての判定精度を向上させるために、上述した充電状態監視処理について図4に示すフローチャートに代えて図5に示すフローチャートに基づいて演算処理している点が、上記第1実施形態に係る携帯端末と主に異なる。したがって、上述した第1実施形態の携帯端末と実質的に同一の構成部分には同一符号を付し、説明を省略する。
以下、本実施形態における充電状態監視処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
上記第1実施形態と同様にバッテリ状態検出部29bによりバッテリ電圧の上昇が検出されることで充電状態監視処理が開始され、まず、図5のステップS201に示すバッテリ電圧検出処理がなされる。この処理では、バッテリ状態検出部29bによりバッテリ29のバッテリ電圧Vが検出されてメモリ22に記憶される。続いて、ステップS203に示す処理にて、バッテリ電圧Vの減少が連続的に検出される回数を示すカウンタCが0(ゼロ)に設定される。
次に、ステップS205に示す傾き計測処理がなされる。この処理では、3軸モーションセンサ28の計測結果に基づき、現時点における当該携帯端末10の傾きがX成分、Y成分、Z成分の3成分の値を用いて計測される。
続いて、ステップS207に示す判定処理がなされ、計測された傾きが所定の規定範囲内であるか否かについて判定される。ここで、充電開始時の当該携帯端末10の傾きのX成分、Y成分、Z成分に等しくなるように設定される基準傾動状態がメモリ22に記憶され、上記所定の規定範囲は、この基準傾動状態を基準に携帯端末10がクレードル1にセットされているとみなされる傾きの範囲に応じて設定されている。例えば、図6の時間T1に示すタイミングにて携帯端末10がクレードル1にセットされる場合には、時間T1にて計測されるX成分、Y成分、Z成分を基準に、所定の規定範囲Rx,Ry,Rzが設定される。そして、上記傾き計測処理にて計測された傾きが所定の規定範囲(Rx,Ry,Rz)内である場合には、ステップS207にてYesと判定される。なお、基準傾動状態が記憶されるメモリ22は、特許請求の範囲に記載の「記憶手段」の一例に相当し得る。
次に、ステップS209に示すバッテリ電圧検出処理にてバッテリ29のバッテリ電圧Vが検出されてメモリ22に記憶される。続いて、ステップS211に示す判定処理がなされ、ステップS209の処理にて検出されたバッテリ電圧Vが前回検出されてメモリ22に記憶されたバッテリ電圧(以下、前回バッテリ電圧Voともいう)未満であるか否かについて判定される。ここで、受電端子16と給電端子との接触が継続しており充電状態である場合にはバッテリ電圧Vが徐々に増加し前回バッテリ電圧Vo以上となるため(S211でNo)、上記ステップS203からの処理がなされる。
このように、携帯端末10の受電端子16がクレードル1の給電端子に接触してバッテリ電圧が上昇している間(例えば、図6の時間T1−T2間)は、計測された各傾きが所定の規定範囲内であり、バッテリ29が充電状態であるため、ステップS207にてYesかつステップS211にてNoとの判定が繰り返される。
そして、上記繰り返し処理中に、経年劣化したラバー17,18の押し戻す力によって当該携帯端末10がクレードル1から徐々に押し上げられると、受電端子16と給電端子との接触が解除される。このため、例えば、図6の時間T3におけるバッテリ電圧Vが前回バッテリ電圧Vo(時間T2におけるバッテリ電圧V)未満となると、ステップS211にてYesと判定される。続いて、ステップS213に示す処理にてC=0であったカウンタCがインクリメントされてC=1に設定される。
そして、ステップS215に示す判定処理がなされ、カウンタCが2以上であるか否かについて判定される。上述したようにカウンタCがC=1に設定された直後である場合にはステップS215にてNoと判定されて、上記ステップS205からの処理がなされる。
この場合、再度ステップS209にて測定された図6の時間T4におけるバッテリ電圧Vが再び前回バッテリ電圧Vo(時間T3におけるバッテリ電圧V)未満となると(S211でYes)、カウンタCがインクリメントされて2に設定される。このように、バッテリ電圧Vが継続的に低下しておりカウンタCがC=2に設定される場合には、ステップS215に示す判定処理にてYesと判定されて、ステップS217に示す報知処理がなされる。この処理では、上記ステップS113に示す報知処理と同様に、未充電状態であることがブザー26等の報知手段により報知される。
また、ノイズ等に起因してバッテリ電圧Vが誤測定されたためにバッテリ電圧Vが前回バッテリ電圧Vo未満であるとしてカウンタCがC=1に設定されても、次に測定されたバッテリ電圧Vが誤測定された前回バッテリ電圧Voよりも大きくなるために(S211でNo)、カウンタCがC=0に設定されるので、バッテリ電圧Vの誤測定に起因する未充電状態の誤報知をなくすことができる。
一方、上記ステップS203からの繰り返し処理中に、計測された傾きが所定の規定範囲を超えると(S207でNo)、ユーザにより携帯端末10がクレードル1から取り外されて持ち運ばれていると判断することができる。この場合には、未充電状態の報知は不要なので、上記報知処理がなされることなく本充電状態監視処理が終了する。
また、図7に例示するように、充電状態監視処理が開始された直後に受電端子16と給電端子との接触が解除されると(図7の時間T1参照)、図7の時間T2におけるバッテリ電圧Vが前回バッテリ電圧Vo(時間T1におけるバッテリ電圧V)未満となり、カウンタCがインクリメントされてC=1に設定される。その後、図7の時間T3におけるバッテリ電圧Vが前回バッテリ電圧Vo(時間T2におけるバッテリ電圧V)未満となり、カウンタCがインクリメントされてC=2に設定されて、上記報知処理がなされる。このような場合には、直ちに未充電状態であることをブザー26等の報知手段により報知することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る携帯端末10では、充電開始時の当該携帯端末10の傾きのX成分、Y成分、Z成分が基準傾動状態としてメモリ22に記憶されており、メモリ22に記憶される基準傾動状態と3軸モーションセンサ28の計測結果とに基づいて当該携帯端末10が持ち運ばれているか否かについて判定される。
このように、3軸モーションセンサ28の計測結果、すなわち、現時点における携帯端末10の傾動状態(傾きのX成分、Y成分、Z成分)とメモリ22に記憶される基準傾動状態とを比較することで、携帯端末10が充電開始時の傾動状態からどの程度傾動しているか容易に把握できる。これにより、当該携帯端末10が持ち運ばれているか否かについての判定精度を向上させることができる。
特に、基準傾動状態は、バッテリ状態検出部29bの検出結果に応じてバッテリ29の充電が開始されたと判定されると、3軸モーションセンサ28の計測結果に基づいて充電開始時の当該携帯端末10の傾動状態に等しくなるように設定される。
これにより、充電が開始されるごとに基準傾動状態が更新されることとなり、決められた一定の傾動状態を基準傾動状態として設定する場合と比較して、基準傾動状態の設定精度が向上するので、当該携帯端末10が持ち運ばれているか否かについての判定精度をより向上させることができる。
なお、携帯端末10の傾動状態が充電が開始されるごとに変動しないような環境であれば、予め基準傾動状態を測定してメモリ22に記憶することもできる。
なお、本実施形態における充電状態監視処理では、ステップS205にて計測した傾きのX成分、Y成分、Z成分が所定の規定範囲内であるか否かについて判定することで、携帯端末10が持ち運ばれているか否かについて判定することに限らず、例えば、3軸モーションセンサ28の計測結果から求められる移動量などが規定範囲内であるか否かについて判定することで、携帯端末10が持ち運ばれているか否かについて判定してもよい。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)本発明は、情報コードリーダとしての機能とRFIDタグリーダとしての機能とを備える携帯端末に適用されることに限らず、例えば、どちらか一方の機能を備える携帯端末に適用することもできるし、電力供給源となるバッテリを有する携帯端末に適用することもできる。
(2)バッテリ状態検出部29bによりバッテリ29のバッテリ電圧の上昇の停止を検出することで当該バッテリ29が放電状態であることを検出することに限らず、バッテリ状態検出部29bによりバッテリ電流またはバッテリ残量を検出して当該バッテリ29が放電状態であるか否かを検出してもよい。このようにしても、バッテリ29が未充電状態であれば、バッテリ電流およびバッテリ残量はいずれもバッテリ29の放電を示す状態となるため、バッテリ電流またはバッテリ残量を検出することで、未充電状態を確実に検出することができる。また、バッテリ状態の検出精度を向上させるために、バッテリ状態検出部29bによりバッテリ29のバッテリ電圧、バッテリ電流およびバッテリ残量の少なくとも2つが当該バッテリ29の放電を示す状態である場合に、未充電状態であるとして検出してもよい。
1…クレードル
10…携帯端末
11…筐体
17,18…ラバー
21…制御部(判定手段)
23…LED(報知手段)
24…液晶表示器(報知手段)
26…ブザー(報知手段)
28…3軸モーションセンサ(計測手段)
29…バッテリ
29b…バッテリ状態検出部(充電状態検出手段)

Claims (4)

  1. 電力供給源となるバッテリを有する携帯端末であって、
    前記バッテリが充電状態および未充電状態のいずれであるか検出する充電状態検出手段と、
    当該携帯端末の移動量および傾動量の少なくともいずれか一方を計測する計測手段と、
    前記計測手段による計測結果に基づいて当該携帯端末が持ち運ばれているか否かについて判定する判定手段と、
    前記充電状態検出手段により前記バッテリが充電状態であると検出された後、前記判定手段により当該携帯端末が持ち運ばれていないと判定される状態で前記充電状態検出手段により前記バッテリが未充電状態であると検出されると、前記バッテリが未充電状態である旨を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記計測手段は、当該携帯端末の傾動状態を計測可能であり、
    充電開始時の当該携帯端末の傾動状態が基準傾動状態として記憶される記憶手段を備え、
    前記判定手段は、前記記憶手段に記憶される前記基準傾動状態と前記計測手段の計測結果とに基づいて当該携帯端末が持ち運ばれているか否かについて判定することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記基準傾動状態は、前記充電状態検出手段の検出結果に応じて前記バッテリの充電が開始されたと判定されると、前記計測手段の計測結果に基づいて充電開始時の当該携帯端末の傾動状態に等しくなるように設定されることを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記充電状態検出手段は、前記バッテリのバッテリ電圧、バッテリ電流およびバッテリ残量の少なくともいずれか1つが当該バッテリの放電を示す状態である場合に、前記未充電状態であるとして検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯端末。
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JP7460908B2 (ja) 2020-09-23 2024-04-03 株式会社デンソーウェーブ 携帯端末

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