JP2019219703A - 携帯型情報読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のタッチセンサを設ける場合でも誤操作を抑制し得る構成を提供する。【解決手段】筐体のうち把持部と載置面側とを除くように設けられるタッチ操作面に対して、3つのタッチセンサが第1センサ、第2センサ、第3センサの順で一列に配置される。そして、制御部にてなされるタッチ操作選択処理では、第2タッチ状態であると、第1タッチ状態かつ第3タッチ状態である場合を除いて、第1のタッチ操作として検出する。また、第2タッチ状態でなく、第1タッチ状態であって第3タッチ状態でない場合か第3タッチ状態であって第1タッチ状態でない場合に、第1のタッチ操作として検出する。また、第2タッチ状態でなく、第1タッチ状態であって第3タッチ状態である場合に、第2のタッチ操作として検出する。【選択図】図5

Description

本発明は、携帯型情報読取装置に関するものである。
従来、QRコード(登録商標)などの情報コード及び文字情報等を含めた光学的情報を光学的に読み取る光学的情報読取装置やRFIDタグ及びICカード等を無線通信にて読み取る無線タグリーダ等の携帯型の情報読取装置には、読み取りを開始する際に操作されるトリガスイッチが設けられる構成が多い。このような構成では、トリガスイッチとして機械式操作スイッチのような駆動部分を有するスイッチを採用すると、トリガスイッチの操作回数が多い運用では操作耐久寿命のためにトリガスイッチが故障してしまう場合がある。このような問題を解決するため、トリガスイッチとしてタッチセンサを利用した静電容量方式の静電スイッチを採用することが考えられ、このようなタッチセンサを採用した情報読取装置として、例えば、下記特許文献1に開示される手持ち式情報読取り装置が知られている。
特開平04−160580号公報
ところで、小型軽量化が求められる携帯型情報読取装置において、上述のようにタッチセンサを採用する構成では、トリガスイッチや機能切替スイッチ等を設けるためのスイッチ構造として複数のタッチセンサを設けることが困難となる場合が多い。タッチセンサは、触れただけで反応してしまうために、装置を把持する際に利用する把持部に配置できないだけでなく、金属の机上等に載置した際に誤反応を防止するために、装置を載置する際に下方に位置する載置面側にもタッチセンサを配置できず、配置可能な場所が制限される。このように制限される配置場所は、小型軽量化が求められる携帯型情報読取装置ではより狭い範囲となってしまい、この狭い範囲に複数のタッチセンサを設けると、所望のタッチセンサにタッチ操作しようとして他のタッチセンサにタッチ操作してしまう誤操作が生じやすいという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、複数のタッチセンサを設ける場合でも誤操作を抑制し得る構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
筐体(11)と、
外部の読取対象(C)の情報を読み取る情報読取部(40,23)と、
3つのタッチセンサと、
前記3つのタッチセンサのそれぞれの検出値に応じてタッチ操作を検出可能な検出部(40)と、
前記検出部の検出結果に応じて前記情報読取部を制御する制御部(40)と、
を備える携帯型情報読取装置(10)であって、
前記筐体のうち当該筐体を把持する際に利用する把持部(14)と当該筐体を載置する際に下方に位置する載置面側とを除くように設けられるタッチ操作面(15)に対して、前記3つのタッチセンサが第1センサ(51)、第2センサ(52)、第3センサ(53)の順で一列に配置され、
前記検出部は、前記第1センサによる検出値(SW1)が第1閾値(TH1)以上となる状態を第1タッチ状態、前記第2センサによる検出値(SW2)が第2閾値(TH2)以上となる状態を第2タッチ状態、前記第3センサによる検出値(SW3)が第3閾値(TH3)以上となる状態を第3タッチ状態とするとき、
前記第2タッチ状態であると、前記第1タッチ状態かつ前記第3タッチ状態である場合を除いて、第1のタッチ操作として検出し、
前記第2タッチ状態でなく、前記第1タッチ状態であって前記第3タッチ状態でない場合か前記第3タッチ状態であって前記第1タッチ状態でない場合に、前記第1のタッチ操作として検出し、
前記第2タッチ状態でなく、前記第1タッチ状態であって前記第3タッチ状態である場合に、第2のタッチ操作として検出することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、
筐体(11)と、
外部の読取対象(C)の情報を読み取る情報読取部(40,23)と、
2つのタッチセンサと、
前記2つのタッチセンサのそれぞれの検出値に応じてタッチ操作を検出可能な検出部(40)と、
前記検出部の検出結果に応じて前記情報読取部を制御する制御部(40)と、
を備える携帯型情報読取装置(10a)であって、
前記筐体のうち当該筐体を把持する際に利用する把持部(14)と当該筐体を載置する際に下方に位置する載置面側とを除くように設けられるタッチ操作面(15)に対して、前記2つのタッチセンサとして一方のセンサ(54)及び他方のセンサ(55)が配置され、
前記検出部は、
前記一方のセンサによる検出値(SW4)が一方の閾値(TH4)以上となり前記他方のセンサによる検出値(SW5)が他方の閾値(TH5)未満となる場合か前記一方のセンサによる検出値が前記一方の閾値未満となり前記他方のセンサによる検出値が前記他方の閾値以上となる場合に、第1のタッチ操作として検出し、
前記一方のセンサによる検出値が前記一方の閾値以上となり前記他方のセンサによる検出値が前記他方の閾値以上となる場合に、第2のタッチ操作として検出することを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、筐体のうち把持部と載置面側とを除くように設けられるタッチ操作面に対して、3つのタッチセンサが第1センサ、第2センサ、第3センサの順で一列に配置される。そして、検出部は、第2タッチ状態であると、第1タッチ状態かつ第3タッチ状態である場合を除いて、第1のタッチ操作として検出する。また、検出部は、第2タッチ状態でなく、第1タッチ状態であって第3タッチ状態でない場合か第3タッチ状態であって第1タッチ状態でない場合に、第1のタッチ操作として検出する。また、検出部は、第2タッチ状態でなく、第1タッチ状態であって第3タッチ状態である場合に、第2のタッチ操作として検出する。
これにより、第1センサ、第2センサ、第3センサのいずれか1つがタッチされる場合に第1のタッチ操作として検出されるだけでなく、第2センサをタッチする際に隣の第1センサ又は第3センサまでタッチしてしまった場合、第1センサをタッチする際に隣の第2センサまでタッチしてしまった場合や第3センサをタッチする際に隣の第2センサまでタッチしてしまった場合でも第1のタッチ操作として検出される。このように検出頻度が高くなりやすい第1のタッチ操作に対して、第2のタッチ操作と検出されるためには、第2センサにタッチしないように第1センサ及び第3センサをタッチする必要がある。このため、第1のタッチ操作を操作しようとして誤って第2のタッチ操作が検出されることもなく、第2のタッチ操作を操作するためには、第2センサを介して離れた第1センサと第3センサとに対して意識してタッチする必要があるので、2種類のタッチ操作に関する誤操作を抑制することができる。
請求項2の発明では、検出部は、第2タッチ状態であって第1タッチ状態かつ第3タッチ状態である場合、すなわち、全てのタッチセンサに対するタッチが検出されるような場合に、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出する。このような検出状態では、例えば、タッチ操作面が下方に位置するように金属の机上等に載置されたための誤反応とみなすことができるので、このような場合には、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出することで、誤操作を抑制することができる。
請求項3の発明では、検出部は、第1センサによる検出値が第1閾値未満であって第1補助閾値以上となる状態を第1弱タッチ状態、第2センサによる検出値が第2閾値未満であって第2補助閾値以上となる状態を第2弱タッチ状態、第3センサによる検出値が第3閾値未満であって第3補助閾値以上となる状態を第3弱タッチ状態とするとき、第2弱タッチ状態であり、第1弱タッチ状態であって第3弱タッチ状態及び第3タッチ状態でない場合か第3弱タッチ状態であって第1弱タッチ状態及び第1タッチ状態でない場合に、第1のタッチ操作として検出する。
これにより、第2センサと第1センサとの中間付近をタッチしたために両センサでの検出値が所定の閾値以上とならない場合でも、第2センサによる検出値が第2補助閾値以上であって第1センサによる検出値が第1補助閾値以上となることで、第1のタッチ操作として検出される。同様に、第2センサと第3センサとの中間付近をタッチしたために両センサでの検出値が所定の閾値以上とならない場合でも、第2センサによる検出値が第2補助閾値以上であって第3センサによる検出値が第3補助閾値以上となることで、第1のタッチ操作として検出される。このため、第1のタッチ操作の検出頻度を高めることができる。
請求項4の発明では、検出部は、第2弱タッチ状態及び第2タッチ状態でなく、第1弱タッチ状態又は第1タッチ状態であって第3弱タッチ状態又は第3タッチ状態である場合に、第2のタッチ操作として検出する。
これにより、第2のタッチ操作を操作するために第1センサ及び第3センサにタッチする際に、第1センサに対して多少ずれた位置をタッチしたために第1センサでの検出値が第1閾値以上とならない場合でも、その検出値が第1補助閾値以上となることで、第2のタッチ操作として検出される。同様に、第3センサに対して多少ずれた位置をタッチしたために第3センサでの検出値が第3閾値以上とならない場合でも、その検出値が第3補助閾値以上となることで、第2のタッチ操作として検出される。このため、第2のタッチ操作の検出頻度を高めることができる。
請求項5の発明では、検出部は、第2弱タッチ状態であり、第1弱タッチ状態であって第3タッチ状態である場合か第3弱タッチ状態であって第1タッチ状態である場合に、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出する。このような検出状態では、例えば、タッチ操作面が下方に位置するように金属の机上等に載置されたための誤反応とみなすことができるので、このような場合には、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出することで、誤操作を抑制することができる。
請求項6の発明では、筐体のうち把持部と載置面側とを除くように設けられるタッチ操作面に対して、一方のセンサ及び他方のセンサが配置される。そして、検出部は、一方のセンサによる検出値が一方の閾値以上となり他方のセンサによる検出値が他方の閾値未満となる場合か一方のセンサによる検出値が一方の閾値未満となり他方のセンサによる検出値が他方の閾値以上となる場合に、第1のタッチ操作として検出する。また、検出部は、一方のセンサによる検出値が一方の閾値以上となり他方のセンサによる検出値が他方の閾値以上となる場合に、第2のタッチ操作として検出する。
これにより、一方のセンサ及び他方のセンサのいずれか1つがタッチされる場合に第1のタッチ操作として検出され、一方のセンサ及び他方のセンサの双方がタッチされる場合に第2のタッチ操作として検出される。このように検出頻度が高くなりやすい第1のタッチ操作に対して、第2のタッチ操作と検出されるためには、一方のセンサ及び他方のセンサの双方をタッチする必要がある。このため、第1のタッチ操作を操作しようとして誤って第2のタッチ操作が検出されることもなく、第2のタッチ操作を操作するためには、一方のセンサ及び他方のセンサに対して意識してタッチする必要があるので、2種類のタッチ操作に関する誤操作を抑制することができる。
請求項7の発明では、検出部は、一方のセンサによる検出値が一方の閾値以上となっても、他方のセンサによる検出値が他方の閾値未満であって他方の補助閾値以上となる場合に、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出する。このような検出状態では、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれのためのタッチ操作か判断が困難であるため、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出することで、誤操作を防止することができる。
請求項8の発明では、検出部は、他方のセンサによる検出値が他方の閾値以上となっても、一方のセンサによる検出値が一方の閾値未満であって一方の補助閾値以上となる場合に、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出する。このような検出状態では、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれのためのタッチ操作か判断が困難であるため、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出することで、誤操作を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る情報読取装置を概略的に示す斜視図である。 図2(A)は、図1の情報読取装置の平面図であり、図2(B)は、図1の情報読取装置の側面図である。 図1の情報読取装置の電気的構成を例示するブロック図である。 タッチ検出回路を説明するブロック図である。 第1実施形態において制御部にて行われるタッチ操作選択処理の流れを例示するフローチャートである。 第1実施形態において各タッチセンサによる検出状態と選択されるタッチ操作状態との関係を説明する図表である。 第1のタッチ操作を選択する際のタッチ状態の一例を説明する説明図である。 第2のタッチ操作を選択する際のタッチ状態の一例を説明する説明図である。 図9(A)は、第1実施形態の変形例に係る情報読取装置の平面図であり、図9(B)は、図9(A)の情報読取装置の側面図である。 図10(A)は、第2実施形態に係る情報読取装置の平面図であり、図10(B)は、図10(A)の情報読取装置の側面図である。 第2実施形態において制御部にて行われるタッチ操作選択処理の流れを例示するフローチャートである。 第2実施形態において各タッチセンサによる検出状態と選択されるタッチ操作状態との関係を説明する図表である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る携帯型情報読取装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示す携帯型情報読取装置(以下、情報読取装置10ともいう)は、情報コード(バーコード及び二次元コード等)や文字情報等の光学的情報を撮像して光学的に読み取る携帯型の光学的情報読取装置として構成されている。
この情報読取装置10は、上ケース11a及び下ケース11bが組み付けられて構成される筐体11によって外郭が形成され、この筐体11内に各種電気部品等からなる回路部20が収容されている。筐体11は、ABS樹脂等の合成樹脂からなる上ケース11a及び下ケース11bが組み付け時に外部に露出しないように筐体内部側に設けられる複数の係合箇所にて係合されることで、ネジ部材等の別部材を利用することなく構成されている。筐体11の長手方向一端側には読取口12が形成され、また長手方向他端側にはケーブル取付部13が形成されている。また、筐体11は、ケーブル取付部13が形成される長手方向他端側が、当該筐体11を把持する際に利用する把持部14として構成されている。
筐体11は、把持部14を上ケース11a側から把持した状態で読取対象に読取口12を向けやすくするため、図2(B)に示すように、長手方向中間部位が上側に凸となるように滑らかに湾曲している。また、下ケース11bは、筐体11を載置する際に下方に位置する載置面側となり、筐体11の外面のうち把持部14と下ケース11bとを除く把持部14近傍の上面(以下、タッチ操作面15ともいう)には、3つのタッチ検出位置16a〜16cが設けられている。
各タッチ検出位置16a〜16cは、筐体11の長手方向に対して直交する方向(図2(A)の上下方向)に沿って一列に配置され、それぞれのタッチすべき範囲を明確にするために内方(下方)に僅かに凹ませるように形成されている。特に、各タッチ検出位置16a〜16cが配列される配列方向に対して、タッチ検出位置16aは、タッチ操作面15の配列方向一側(図2(A)の下側)の端部となる位置に配置され、タッチ検出位置16cは、タッチ操作面15の配列方向他側(図2(A)の上側)の端部となる位置に配置され、タッチ検出位置16bは、タッチ検出位置16aとタッチ検出位置16cとの中間となる位置に配置されている。また、筐体11は、把持した状態で各タッチ検出位置16a〜16cに対してタッチしやすくするため、把持部14がタッチ操作面15を含めた読取口12側となる読取部よりも幅が狭くなるように形成されている。
次に、情報読取装置10の電気的構成について、図面を参照して説明する。
図3に示すように、筐体11に収容される回路部20は、主に、照明光源21、受光センサ23、結像レンズ25等の光学系と、メモリ35、制御部40等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系とを備えている。
光学系は、投光光学系と、受光光学系とに分かれている。投光光学系を構成する照明光源21は、照明光Lfを発光可能な照明手段として機能するもので、例えば、赤色のLEDとこのLEDの出射側に設けられるレンズとから構成されている。
受光光学系は、受光センサ23、結像レンズ25などによって構成されている。受光センサ23は、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を二次元に配列したエリアセンサとして構成されるものであり、略方形状の受光領域として受光面23aを有するように構成されている。この受光センサ23は、結像レンズ25を介して入射する入射光を受光面23aにて受光可能にプリント配線板(図示略)に実装されている。
結像レンズ25は、外部から読取口12を介して入射する入射光を集光して受光センサ23の受光面23aに像を結像可能な結像光学系として機能するものである。本実施形態では、照明光源21から照射された照明光Lfが情報コードCやこの情報コードCが付された読取対象Rにて反射するようになっており、この反射光Lrを結像レンズ25で集光し、受光センサ23の受光面23aにコード像を結像させている。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御部40、スイッチ部50、発光部43、ブザー44、バイブレータ45、通信インタフェース48等から構成されている。
光学系の受光センサ23から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅され、その後、A/D変換回路33に入力されてアナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、ROM、RAMなどの公知の記憶媒体によって構成されたメモリ35に入力され、所定の格納領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ23およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
制御部40は、情報読取装置10全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるもので、メモリ35とともに情報処理装置を構成し得るもので情報処理機能を有する。制御部40は、メモリ35に記憶される情報コードの画像データを解析して当該情報コードに記録されたデータを公知の解読方法で解読する読取処理を行うように構成されている。なお、制御部40は、受光センサ23とともに、読取対象の情報を読み取り可能な「情報読取部」の一例に相当し得る。
また、制御部40は、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置と接続可能に構成されており、本実施形態の場合、発光部43、ブザー44、バイブレータ45、通信インタフェース48等が接続されている。これにより、例えば、発光部43の点灯、非点灯、ビープ音やアラーム音を発生可能なブザー44の鳴動のオンオフ、バイブレータ45の駆動制御、通信インタフェース48の制御等を可能にしている。
特に、本実施形態では、図2(A)に示すように、バイブレータ45は、把持部14のうち読取口12が設けられる筐体11の一方の端部から離れたケーブル取付部13(他方の端部)の近傍に配置される。このバイブレータ45は、例えば、情報コードの読み取り成功時や各タッチ検出位置16a〜16cへのタッチ検出時に、制御部40により制御されて振動するように機能する。
また、制御部40には、各タッチ検出位置16a〜16cに対するタッチ(接触)の程度(有無)に応じた信号を制御部40に出力するためのスイッチ部50が接続されている。制御部40は、スイッチ部50を利用して各タッチ検出位置16a〜16cに対するタッチの程度を検出する検出部として機能し、この検出結果に応じて後述する第1のタッチ操作が検出されると、上記読取処理を開始する。
スイッチ部50は、3つのタッチセンサ(第1センサ51、第2センサ52,第3センサ53)と、タッチ検出回路60とを備えている。各センサ51〜53は、センサ基板の所定の位置にそれぞれ実装されて、図2(A)に示すように、タッチ検出位置16a〜16cに対して上ケース11aの内面側から対向するように筐体11内に配置されている。これにより、タッチ検出位置16aをタッチした場合には、タッチした指等の静電容量Cfが第1センサ51に追加され、タッチ検出位置16bをタッチした場合には、タッチした指等の静電容量Cfが第2センサ52に追加され、タッチ検出位置16cをタッチした場合には、タッチした指等の静電容量Cfが第3センサ53に追加される。
タッチ検出回路60は、制御部40からのスイッチング信号CLKを受けて、第1センサ51〜53の静電容量をそれぞれカウント値に変換して取得するための回路である。このタッチ検出回路60の機能について、第1センサ51の静電容量を測定する場合を例に、図4を参照して詳述する。
タッチ検出回路60は、図4に示すように、スイッチング素子61と、回路保護用抵抗Roと、コンデンサC1と、放電抵抗R1と、比較器62とを備えている。電源Bからの電力供給により、センサ配線上の浮遊容量Coには電荷が蓄積されている。
第1センサ51の静電容量を測定する場合には、上記スイッチング信号CLKに応じたスイッチング素子61のスイッチング動作に応じて、センサラインの接続を電源B側と比較器62側とでスイッチングさせる。比較器62側に接続されると、浮遊容量Coに蓄積された電荷がコンデンサC1に移動し、比較器62の負入力電圧V−が増加する。一方、電源側に接続が切り替わると、負入力電圧V−が放電抵抗R1により徐々に減少するとともに、浮遊容量Coには再び電荷が蓄積される。
このようなスイッチング素子61のスイッチング動作を繰り返すことにより、徐々に増加した負入力電圧V−が正入力電圧Vrefを超えると、比較器62の出力がHiからLoに切り替わり、制御部40は、スイッチング信号CLKの出力を停止する。制御部40は、比較器62の出力がHiからLoに切り替わるまでに要したスイッチング回数をカウントすることで、第1センサ51の静電容量をカウント値に変換して取得することができる。
そして、タッチ検出位置16aがタッチされると、タッチした指等の静電容量Cfが第1センサ51に追加されることで、センサ側の静電容量はCo+Cfとなり、蓄積される電荷量が増加する。このため、上述のようにスイッチングを繰り返すと、負入力電圧V−はタッチしていないときよりも早く正入力電圧Vrefを超えるため、スイッチング回数が少なくなりカウント値が小さくなるように取得される。すなわち、このカウント値は、タッチ検出位置16aへのタッチの程度(有無)に応じて変動する。
本実施形態では、制御部40にて、上述のようにタッチ検出回路60から取得されたカウント値の逆数を、タッチ検出位置16aへのタッチに応じて増加する第1センサ51による検出値とし、この検出値と後述する閾値とを比較することで、タッチ検出位置16aへのタッチの程度が検出される。
同様に、第2センサ52の静電容量が上述のように変換されるカウント値の逆数を、タッチ検出位置16bへのタッチに応じて増加する第2センサ52の検出値として、この検出値に応じてタッチ検出位置16bへのタッチの程度が検出される。また、第3センサ53の静電容量が上述のように変換されるカウント値の逆数を、タッチ検出位置16cへのタッチに応じて増加する第3センサ53の検出値として、この検出値に応じてタッチ検出位置16cへのタッチの程度が検出される。
特に、本実施形態では、タッチ検出位置16aに対してタッチされていることから、第1センサ51による検出値SW1が予め設定される第1閾値TH1以上となる状態を、第1タッチ状態として検出する。また、タッチ検出位置16bに対してタッチされていることから、第2センサ52による検出値SW2が予め設定される第2閾値TH2以上となる状態を、第2タッチ状態として検出する。また、タッチ検出位置16cに対してタッチされていることから、第3センサ53による検出値SW3が予め設定される第3閾値TH3以上となる状態を、第3タッチ状態として検出する。
また、本実施形態では、タッチ検出位置16aの一部に対して軽く触れている程度のタッチであることから、第1センサ51による検出値SW1が第1閾値TH1未満であって当該第1閾値TH1よりも小さく設定される第1補助閾値TH1H以上となる状態を第1弱タッチ状態として検出する。また、タッチ検出位置16bの一部に対して軽く触れている程度のタッチであることから、第2センサ52による検出値SW2が第2閾値TH2未満であって当該第2閾値TH2よりも小さく設定される第2補助閾値TH2H以上となる状態を第2弱タッチ状態として検出する。また、タッチ検出位置16cの一部に対して軽く触れている程度のタッチであることから、第3センサ53による検出値SW3が第3閾値TH3未満であって当該第3閾値TH3よりも小さく設定される第3補助閾値TH3H以上となる状態を第3弱タッチ状態として検出する。なお、本実施形態では、第1補助閾値TH1Hは、第1閾値TH1の半分程度に設定され、第2補助閾値TH2Hは、第2閾値TH2の半分程度に設定され、第3補助閾値TH3Hは、第3閾値TH3の半分程度に設定されているが、これに限らず、利用環境等に応じて、各補助閾値が各閾値の半分よりも大きな値に設定されてもよいし、各補助閾値が各閾値の半分よりも小さな値に設定されてもよい。
次に、制御部40にてなされるタッチ操作選択処理により、上述のように検出される各タッチ状態及び各弱タッチ状態を利用して、2種類のタッチ操作が選択される処理について説明する。本実施形態では、選択可能な2種類のタッチ操作のうち、一方となる第1のタッチ操作は、上記読取処理を開始するための操作であってトリガスイッチの操作に相当し、他方となる第2のタッチ操作は、複数種類用意されるモードを切り替えるための操作であって機能スイッチの操作に相当するように設定されている。なお、タッチ操作選択処理を行う制御部40は、3つのタッチセンサ51〜53のそれぞれの検出値に応じてタッチ操作を検出可能な「検出部」の一例に相当し得る。
基本的には、タッチ操作選択処理では、タッチ検出位置16a〜16cのいずれか1つがタッチされる場合に第1のタッチ操作が選択されて、この第1のタッチ操作の選択により、上記読取処理が開始される。また、タッチ検出位置16bがタッチされずにタッチ検出位置16a,16cがタッチされる場合に第2のタッチ操作が選択されて、この第2のタッチ操作の選択により、次のモードに切り替えられる。すなわち、第1のタッチ操作の選択を選択するためには、タッチ検出位置16a〜16cのいずれか1つを1つの指でタッチすればよく、第2のタッチ操作を選択するためには、図8に示すように、2つの指を使って離れたタッチ検出位置16a,16cをタッチする必要がある。
以下、制御部40にてなされるタッチ操作選択処理について、図5に示すフローチャート及び図6の図表を参照して詳述する。なお、図6では、第1センサ51による検出値SW1が、第1閾値TH1以上となる第1タッチ状態を「○」にて示し、第1閾値TH1未満であって第1補助閾値TH1H以上となる第1弱タッチ状態を「△」にて示し、第1補助閾値TH1H未満となる状態を「×」にて示している。また、第2センサ52による検出値SW2が、第2閾値TH2以上となる第2タッチ状態を「○」にて示し、第2閾値TH2未満であって第2補助閾値TH2H以上となる第2弱タッチ状態を「△」にて示し、第2補助閾値TH2H未満となる状態を「×」にて示している。また、第3センサ53による検出値SW3が、第3閾値TH3以上となる第3タッチ状態を「○」にて示し、第3閾値TH3未満であって第3補助閾値TH3H以上となる第3弱タッチ状態を「△」にて示し、第3補助閾値TH3H未満となる状態を「×」にて示している。
まず、第1のタッチ操作が選択される際の処理について説明する。
ユーザによりタッチ検出位置16bのみがタッチされる場合には、第1センサ51による検出値SW1が第1補助閾値TH1H未満となり、第2センサ52による検出値SW2が第2閾値TH2以上となり、第3センサ53による検出値SW3が第3補助閾値TH3H未満となる。すなわち、第2タッチ状態となり(図6のパターン7)、図5のステップS101でYes,ステップS103でNoと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。
また、タッチ検出位置16bがタッチされる際に、タッチ検出位置16aの一部がタッチされる場合には、検出値SW1が第1補助閾値TH1H以上第1閾値TH1未満となる。すなわち、第2タッチ状態及び第1弱タッチ状態となり(図6のパターン16)、ステップS101でYes,ステップS103でNoと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。また、タッチ検出位置16bがタッチされる際に、タッチ検出位置16aのほぼ全部がタッチされる場合には、検出値SW1が第1閾値TH1以上となる。すなわち、第2タッチ状態及び第1タッチ状態となり(図6のパターン25)、ステップS101でYes,ステップS103でNoと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。
また、タッチ検出位置16bがタッチされる際に、タッチ検出位置16cの一部がタッチされる場合には、検出値SW3が第3補助閾値TH3H以上第3閾値TH3未満となる。すなわち、第2タッチ状態及び第3弱タッチ状態となり(図6のパターン8)、ステップS101でYes,ステップS103でNoと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。また、タッチ検出位置16bがタッチされる際に、タッチ検出位置16cのほぼ全部がタッチされる場合には、検出値SW3が第3閾値TH3以上となる。すなわち、第2タッチ状態及び第3タッチ状態となり(図6のパターン9)、ステップS101でYes,ステップS103でNoと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。
また、タッチ検出位置16bがタッチされる際に、タッチ検出位置16aの全部とタッチ検出位置16cの一部とがタッチされる場合には、検出値SW1が第1閾値TH1以上となり検出値SW3が第3補助閾値TH3H以上第3閾値TH3未満となる。すなわち、第1タッチ状態、第2タッチ状態及び第3弱タッチ状態となり(図6のパターン26)、ステップS101でYes,ステップS103でNoと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。また、タッチ検出位置16bがタッチされる際に、タッチ検出位置16cの全部とタッチ検出位置16aの一部とがタッチされる場合には、検出値SW3が第3閾値TH3以上となり検出値SW1が第1補助閾値TH1H以上第1閾値TH1未満となる。すなわち、第1弱タッチ状態、第2タッチ状態及び第3タッチ状態となり(図6のパターン18)、ステップS101でYes,ステップS103でNoと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。
また、タッチ検出位置16bがタッチされる際に、タッチ検出位置16aの一部とタッチ検出位置16cの一部とがタッチされる場合には、検出値SW1が第1補助閾値TH1H以上第1閾値TH1未満となり検出値SW3が第3補助閾値TH3H以上第3閾値TH3未満となる。すなわち、第1弱タッチ状態、第2タッチ状態及び第3弱タッチ状態となり(図6のパターン17)、ステップS101でYes,ステップS103でNoと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。
また、ユーザによりタッチ検出位置16aのみがタッチされる場合には、検出値SW1が第1閾値TH1以上、検出値SW2が第2補助閾値TH2H未満、検出値SW3が第3補助閾値TH3H未満となる。すなわち、第1タッチ状態となり(図6のパターン19)、ステップS101,S105,S107でNo,ステップS109でYesと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。また、タッチ検出位置16aがタッチされる際に、タッチ検出位置16bの一部がタッチされる場合には、検出値SW2が第2補助閾値TH2H以上第2閾値TH2未満であって検出値SW3が第3補助閾値TH3H未満となる。すなわち、第1タッチ状態及び第2弱タッチ状態となり(図6のパターン22)、ステップS101でNo,ステップS105でYes,ステップS113でNo,ステップS115でYesと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。
また、ユーザによりタッチ検出位置16cのみがタッチされる場合には、検出値SW1が第1補助閾値TH1H未満、検出値SW2が第2補助閾値TH2H未満、検出値SW3が第3閾値TH3以上となる。すなわち、第3タッチ状態となり(図6のパターン3)、ステップS101,S105,S107,S109でNo,ステップS111でYesと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。また、タッチ検出位置16cがタッチされる際に、タッチ検出位置16bの一部がタッチされる場合には、検出値SW2が第2補助閾値TH2H以上第2閾値TH2未満であって検出値SW1が第1補助閾値TH1H未満となる。すなわち、第3タッチ状態及び第2弱タッチ状態となり(図6のパターン6)、ステップS101でNo,ステップS105,S113でYesと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。
また、図7に示すように、ユーザによりタッチ検出位置16bとタッチ検出位置16aとの中間付近がタッチされる場合には、検出値SW1が第1補助閾値TH1H以上第1閾値TH1未満、検出値SW2が第2補助閾値TH2H以上第2閾値TH2未満、検出値SW3が第3補助閾値TH3H未満となる。すなわち、第1弱タッチ状態及び第2弱タッチ状態となり(図6のパターン13)、ステップS101でNo,ステップS105でYes,ステップS113でNo,ステップS115でYesと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。また、ユーザによりタッチ検出位置16bとタッチ検出位置16cとの中間付近がタッチされる場合には、検出値SW1が第1補助閾値TH1H未満、検出値SW2が第2補助閾値TH2H以上第2閾値TH2未満、検出値SW3が第3補助閾値TH3H以上第3閾値TH3未満となる。すなわち、第2弱タッチ状態及び第3弱タッチ状態となり(図6のパターン5)、ステップS101でNo,ステップS105,S113でYesと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S119)。
次に、第2のタッチ操作が選択される際の処理について説明する。
図8に示すように、ユーザによりタッチ検出位置16bがタッチされることなくタッチ検出位置16aとタッチ検出位置16cとがタッチされる場合には、検出値SW1が第1閾値TH1以上、検出値SW2が第2補助閾値TH2H未満、検出値SW3が第3閾値TH3以上となる。すなわち、第1タッチ状態及び第3タッチ状態となり(図6のパターン21)、ステップS101,S105でNo,ステップS107でYesと判定されて、第2のタッチ操作が選択される(S121)。
また、ユーザによりタッチ検出位置16aとタッチ検出位置16cとがタッチされる際に、タッチ検出位置16aへのタッチが弱い場合には、検出値SW1が第1補助閾値TH1H以上第1閾値TH1未満となる。すなわち、第1弱タッチ状態及び第3タッチ状態となり(図6のパターン12)、ステップS101,S105でNo,ステップS107でYesと判定されて、第2のタッチ操作が選択される(S121)。また、ユーザによりタッチ検出位置16aとタッチ検出位置16cとがタッチされる際に、タッチ検出位置16cへのタッチが弱い場合には、検出値SW3が第3補助閾値TH3H以上第3閾値TH3未満となる。すなわち、第1タッチ状態及び第3弱タッチ状態となり(図6のパターン20)、ステップS101,S105でNo,ステップS107でYesと判定されて、第2のタッチ操作が選択される(S121)。また、タッチ検出位置16a及びタッチ検出位置16cへのタッチが弱い場合には、検出値SW1が第1補助閾値TH1H以上第1閾値TH1未満であって検出値SW3が第3補助閾値TH3H以上第3閾値TH3未満となる。すなわち、第1弱タッチ状態及び第3弱タッチ状態となり(図6のパターン11)、ステップS101,S105でNo,ステップS107でYesと判定されて、第2のタッチ操作が選択される(S121)。
また、ユーザによりタッチ検出位置16aとタッチ検出位置16cとがタッチされる際に、タッチ検出位置16aをタッチする指かタッチ検出位置16cをタッチする指の一部等がタッチ検出位置16bの一部に軽く触れた場合には、検出値SW2が第2補助閾値TH2H以上第2閾値TH2未満であって、検出値SW1が第1閾値TH1以上、検出値SW3が第3閾値TH3以上となる。すなわち、第1タッチ状態、第2弱タッチ状態及び第3タッチ状態となり(図6のパターン24)、ステップS101でNo,S105でYes,ステップS113,S115でNo,ステップS117でYesと判定されて、第2のタッチ操作が選択される(S121)。
次に、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれも選択されない場合の処理について説明する。
タッチ検出位置16bの一部のみに対して軽く触れている程度のタッチである場合には、検出値SW2が第2補助閾値TH2H以上第2閾値TH2未満であって、検出値SW1が第1補助閾値TH1H未満、検出値SW3が第3補助閾値TH3H未満となる。すなわち、第2弱タッチ状態となり(図6のパターン4)、ステップS101でNo,S105でYes,ステップS113,S115,S117でNoと判定されて、タッチ操作無しと判断される(S123)。
また、タッチ検出位置16aの一部のみに対して軽く触れている程度のタッチである場合には、検出値SW1が第1補助閾値TH1H以上第1閾値TH1未満であって、検出値SW2が第2補助閾値TH2H未満、検出値SW3が第3補助閾値TH3H未満となる。すなわち、第1弱タッチ状態となり(図6のパターン10)、ステップS101,S105,S107,S109,S111でNoと判定されて、タッチ操作無しと判断される(S123)。また、タッチ検出位置16cの一部のみに対して軽く触れている程度のタッチである場合には、検出値SW3が第3補助閾値TH3H以上第3閾値TH3未満であって、検出値SW1が第1補助閾値TH1H未満、検出値SW2が第2補助閾値TH2H未満となる。すなわち、第3弱タッチ状態となり(図6のパターン2)、ステップS101,S105,S107,S109,S111でNoと判定されて、タッチ操作無しと判断される(S123)。
これに対して、検出値SW1が第1閾値TH1以上、検出値SW2が第2閾値TH2以上、検出値SW3が第3閾値TH3以上となる場合、すなわち、第1タッチ状態、第2タッチ状態及び第3タッチ状態となる場合には(図6のパターン27)、ステップS101,S103でYesと判定されて、タッチ操作無しと判断される(S123)。これは、通常のタッチ操作では3つのタッチ検出位置16a〜16cが全て正確にタッチされることは無く、タッチ操作面15が下方に位置するように金属の机上等に載置されたための誤反応とみなすためである。
同様に、検出値SW1が第1補助閾値TH1H以上第1閾値TH1未満、検出値SW2が第2補助閾値TH2H以上第2閾値TH2未満、検出値SW3が第3補助閾値TH3H以上第3閾値TH3未満となる場合、すなわち、第1弱タッチ状態、第2弱タッチ状態及び第3弱タッチ状態となる場合には(図6のパターン14)、ステップS101でNo,ステップS105でYes,ステップS113,S115,S117でNoと判定されて、タッチ操作無しと判断される(S123)。
また、検出値SW1が第1閾値TH1以上、検出値SW2が第2補助閾値TH2H以上第2閾値TH2未満、検出値SW3が第3補助閾値TH3H以上第3閾値TH3未満となる場合、すなわち、第1タッチ状態、第2弱タッチ状態及び第3弱タッチ状態となる場合でも(図6のパターン23)、ステップS101でNo,ステップS105でYes,ステップS113,S115,S117でNoと判定されて、タッチ操作無しと判断される(S123)。また、検出値SW1が第1補助閾値TH1H以上第1閾値TH1未満、検出値SW2が第2補助閾値TH2H以上第2閾値TH2未満、検出値SW3が第3閾値TH3以上となる場合、すなわち、第1弱タッチ状態、第2弱タッチ状態及び第3タッチ状態となる場合でも(図6のパターン15)、ステップS101でNo,ステップS105でYes,ステップS113,S115,S117でNoと判定されて、タッチ操作無しと判断される(S123)。
以上説明したように、本実施形態に係る情報読取装置10では、筐体11のうち把持部14と載置面側とを除くように設けられるタッチ操作面15に対して、3つのタッチセンサが第1センサ51、第2センサ52、第3センサ53の順で一列に配置される。そして、制御部40にてなされるタッチ操作選択処理では、第2タッチ状態であると、第1タッチ状態かつ第3タッチ状態である場合を除いて、第1のタッチ操作として検出する。また、第2タッチ状態でなく、第1タッチ状態であって第3タッチ状態でない場合か第3タッチ状態であって第1タッチ状態でない場合に、第1のタッチ操作として検出する。また、第2タッチ状態でなく、第1タッチ状態であって第3タッチ状態である場合に、第2のタッチ操作として検出する。
これにより、第1センサ51、第2センサ52、第3センサ53のいずれか1つがタッチされる場合に第1のタッチ操作として検出されるだけでなく、第2センサ52をタッチする際に隣の第1センサ51又は第3センサ53までタッチしてしまった場合、第1センサ51をタッチする際に隣の第2センサ52までタッチしてしまった場合や第3センサ53をタッチする際に隣の第2センサ52までタッチしてしまった場合でも第1のタッチ操作として検出される。このように検出頻度が高くなりやすい第1のタッチ操作に対して、第2のタッチ操作と検出されるためには、第2センサ52にタッチしないように第1センサ51及び第3センサ51をタッチする必要がある。このため、第1のタッチ操作を操作しようとして誤って第2のタッチ操作が検出されることもなく、第2のタッチ操作を操作するためには、第2センサ52を介して離れた第1センサ51と第3センサ53とに対して意識してタッチする必要があるので、2種類のタッチ操作に関する誤操作を抑制することができる。
また、タッチ操作選択処理では、第2タッチ状態であって第1タッチ状態かつ第3タッチ状態である場合、すなわち、全てのタッチセンサに対するタッチが検出されるような場合に、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出する。このような検出状態では、例えば、タッチ操作面15が下方に位置するように金属の机上等に載置されたための誤反応とみなすことができるので、このような場合には、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出することで、誤操作を抑制することができる。
特に、タッチ操作選択処理では、第1センサ51による検出値SW1が第1閾値TH1未満であって第1補助閾値TH1H以上となる状態を第1弱タッチ状態、第2センサ52による検出値SW2が第2閾値TH2未満であって第2補助閾値TH2H以上となる状態を第2弱タッチ状態、第3センサ53による検出値SW3が第3閾値TH3未満であって第3補助閾値TH3H以上となる状態を第3弱タッチ状態とするとき、第2弱タッチ状態であり、第1弱タッチ状態であって第3弱タッチ状態及び第3タッチ状態でない場合か第3弱タッチ状態であって第1弱タッチ状態及び第1タッチ状態でない場合に、第1のタッチ操作として検出する。
これにより、第2センサ52と第1センサ51との中間付近をタッチしたために両センサでの検出値が所定の閾値以上とならない場合でも、第2センサ52による検出値SW2が第2補助閾値TH2H以上であって第1センサ51による検出値SW1が第1補助閾値TH1H以上となることで、第1のタッチ操作として検出される。同様に、第2センサ52と第3センサ53との中間付近をタッチしたために両センサでの検出値が所定の閾値以上とならない場合でも、第2センサ52による検出値SW2が第2補助閾値TH2H以上であって第3センサ53による検出値SW3が第3補助閾値TH3H以上となることで、第1のタッチ操作として検出される。このため、第1のタッチ操作の検出頻度を高めることができる。
さらに、タッチ操作選択処理では、第2弱タッチ状態及び第2タッチ状態でなく、第1弱タッチ状態又は第1タッチ状態であって第3弱タッチ状態又は第3タッチ状態である場合に、第2のタッチ操作として検出する。
これにより、第2のタッチ操作を操作するために第1センサ51及び第3センサ53にタッチする際に、第1センサ51に対して多少ずれた位置をタッチしたために第1センサ51での検出値SW1が第1閾値TH1以上とならない場合でも、その検出値SW1が第1補助閾値TH1H以上となることで、第2のタッチ操作として検出される。同様に、第3センサ53に対して多少ずれた位置をタッチしたために第3センサ53での検出値SW3が第3閾値TH3以上とならない場合でも、その検出値SW3が第3補助閾値TH3H以上となることで、第2のタッチ操作として検出される。このため、第2のタッチ操作の検出頻度を高めることができる。
特に、タッチ操作選択処理では、第2弱タッチ状態であり、第1弱タッチ状態であって第3タッチ状態である場合か第3弱タッチ状態であって第1タッチ状態である場合に、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出する。このような検出状態では、例えば、タッチ操作面15が下方に位置するように金属の机上等に載置されたための誤反応とみなすことができるので、このような場合には、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出することで、誤操作を抑制することができる。
なお、タッチ検出位置16a〜16cは、筐体11の長手方向に対して直交する方向に沿って一列に配置されることに限らず、長手方向に対して交差する方向に沿って一列に配置されてもよい。また、タッチ検出位置16a〜16cは、図9に例示するように、筐体11の長手方向に沿って一列に配置されてもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る情報読取装置について、図10〜図12を参照して説明する。
本第2実施形態では、タッチ操作面15に2つのタッチセンサが設けられる点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る情報読取装置10aは、図10に示すように、上述した情報読取装置10に対して、3つのタッチ検出位置16a〜16cに代えて、2つのタッチ検出位置16d,16eがタッチ操作面15に設けられるように構成されている。特に、タッチ検出位置16dは、タッチ操作面15の一側(図10(A)の下側)の端部となる位置に設けられ、タッチ検出位置16eは、タッチ操作面15の他側(図10(A)の上側)の端部となる位置に設けられることで、互いに離間するように配置される。そして、タッチ検出位置16d,16eに対するタッチ(接触)の程度(有無)を検出するため、上述した3つのタッチセンサ51〜53に代えて、一方のセンサ54及び他方のセンサ55が筐体11内に配置されている。なお、一方のセンサ54及び他方のセンサ55におけるタッチの検出構成は、上述した第1センサ51等と同等であるため、詳細な説明は省略する。
そして、本実施形態では、タッチ検出位置16dに対してタッチされていることから、一方のセンサ54による検出値SW4が予め設定される一方の閾値TH4以上となる状態を、一方のタッチ状態として検出する。また、タッチ検出位置16eに対してタッチされていることから、他方のセンサ55による検出値SW5が予め設定される他方の閾値TH5上となる状態を、他方のタッチ状態として検出する。
また、本実施形態では、タッチ検出位置16dの一部に対して軽く触れている程度のタッチであることから、一方のセンサ54による検出値SW4が一方の閾値TH4未満であって当該一方の閾値TH4よりも小さく設定される一方の補助閾値TH4H以上となる状態を一方の弱タッチ状態として検出する。また、タッチ検出位置16eの一部に対して軽く触れている程度のタッチであることから、他方のセンサ55による検出値SW5が他方の閾値TH5未満であって当該他方の閾値TH5よりも小さく設定される他方の補助閾値TH5H以上となる状態を他方の弱タッチ状態として検出する。なお、本実施形態では、一方の補助閾値TH4Hは、一方の閾値TH4の半分程度に設定され、他方の補助閾値TH5Hは、他方の閾値TH5の半分程度に設定されているが、これに限らず、利用環境等に応じて、各補助閾値が各閾値の半分よりも大きな値に設定されてもよいし、各補助閾値が各閾値の半分よりも小さな値に設定されてもよい。
そして、本実施形態におけるタッチ操作選択処理では、基本的には、タッチ検出位置16d,16eのいずれか1つがタッチされる場合に第1のタッチ操作が選択されて、この第1のタッチ操作の選択により、上記読取処理が開始される。また、タッチ検出位置16d,16eがタッチされる場合に第2のタッチ操作が選択されて、この第2のタッチ操作の選択により、次のモードに切り替えられる。すなわち、第1のタッチ操作の選択を選択するためには、タッチ検出位置16d,16eのいずれか1つを1つの指でタッチすればよく、第2のタッチ操作を選択するためには、2つの指を使って離れたタッチ検出位置16d,16eをタッチする必要がある。
以下、制御部40にてなされるタッチ操作選択処理について、図11に示すフローチャート及び図12の図表を参照して詳述する。なお、図12では、一方のセンサ54による検出値SW4が、第4閾値TH4以上となる一方のタッチ状態を「○」にて示し、第4閾値TH4未満であって第4補助閾値TH4H以上となる一方の弱タッチ状態を「△」にて示し、第4補助閾値TH4H未満となる状態を「×」にて示している。また、他方のセンサ55による検出値SW5が、第5閾値TH5以上となる他方のタッチ状態を「○」にて示し、第5閾値TH5未満であって第5補助閾値TH5H以上となる他方の弱タッチ状態を「△」にて示し、第5補助閾値TH5H未満となる状態を「×」にて示している。なお、タッチ操作選択処理を行う制御部40は、2つのタッチセンサ54,55のそれぞれの検出値に応じてタッチ操作を検出可能な「検出部」の一例に相当し得る。
まず、第1のタッチ操作が選択される際の処理について説明する。
ユーザによりタッチ検出位置16dのみがタッチされる場合には、一方のセンサ54による検出値SW4が第4閾値TH4以上となり、他方のセンサ55による検出値SW5が第5補助閾値TH5H未満となる。すなわち、一方のタッチ状態となる(図12のパターン7)。このため、図11のステップS201でNo,ステップS203でYesと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S207)。
また、タッチ検出位置16eのみがタッチされる場合には、他方のセンサ55による検出値SW5が第5閾値TH5以上となり、一方のセンサ54による検出値SW4が第4補助閾値TH4H未満となる。すなわち、他方のタッチ状態となる(図12のパターン3)。このため、図11のステップS201,S203でNo,ステップS205でYesと判定されて、第1のタッチ操作が選択される(S207)。
次に、第2のタッチ操作が選択される際の処理について説明する。
ユーザによりタッチ検出位置16dとタッチ検出位置16eとがタッチされる場合には、検出値SW4が第4閾値TH4以上、検出値SW5が第5閾値TH5以上となる。すなわち、一方のタッチ状態及び他方のタッチ状態となり(図12のパターン9)、ステップS201でYesと判定されて、第2のタッチ操作が選択される(S209)。
次に、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれも選択されない場合の処理について説明する。
タッチ検出位置16dの一部のみに対して軽く触れている程度のタッチである場合には、検出値SW4が第4補助閾値TH4H以上第4閾値TH4未満であって、検出値SW5が第5補助閾値TH5H未満となる。すなわち、一方の弱タッチ状態となり(図12のパターン4)、ステップS201,S203,S205でNoと判定されて、タッチ操作無しと判断される(S211)。
また、タッチ検出位置16eの一部のみに対して軽く触れている程度のタッチである場合には、検出値SW5が第5補助閾値TH5H以上第5閾値TH5未満であって、検出値SW4が第4補助閾値TH4H未満となる。すなわち、他方の弱タッチ状態となり(図12のパターン2)、ステップS201,S203,S205でNoと判定されて、タッチ操作無しと判断される(S211)。
これに対して、検出値SW4が第4閾値TH4以上、検出値SW5が第5補助閾値TH5H以上第5閾値TH5未満となる場合、すなわち、一方のタッチ状態及び他方の弱タッチ状態となる場合にも(図12のパターン8)、ステップS201,S203,S205でNoと判定されて、タッチ操作無しと判断される(S211)。また、検出値SW5が第5閾値TH5以上、検出値SW4が第4補助閾値TH4H以上第4閾値TH4未満となる場合、すなわち、他方のタッチ状態及び一方の弱タッチ状態となる場合にも(図12のパターン6)、ステップS201,S203,S205でNoと判定されて、タッチ操作無しと判断される(S211)。また、検出値SW4が第4補助閾値TH4H以上第4閾値TH4未満、検出値SW5が第5補助閾値TH5H以上第5閾値TH5未満となる場合、すなわち、一方の弱タッチ状態及び他方の弱タッチ状態となる場合にも(図12のパターン5)、ステップS201,S203,S205でNoと判定されて、タッチ操作無しと判断される(S211)。
以上説明したように、本実施形態に係る情報読取装置10では、筐体11のうち把持部14と載置面側とを除くように設けられるタッチ操作面15に対して、一方のセンサ54及び他方のセンサ55が配置される。そして、制御部40にてなされるタッチ操作選択処理では、一方のセンサ54による検出値SW4が第4閾値TH4以上となり他方のセンサ55による検出値SW5が第5補助閾値TH5H未満となる場合か一方のセンサ54による検出値SW4が第4補助閾値TH4H未満となり他方のセンサ55による検出値SW5が第5閾値TH5以上となる場合に、第1のタッチ操作として検出する。また、一方のセンサ54による検出値SW4が第4閾値TH4以上となり他方のセンサ55による検出値SW5が第5閾値TH5以上となる場合に、第2のタッチ操作として検出する。
これにより、一方のセンサ54及び他方のセンサ55のいずれか1つがタッチされる場合に第1のタッチ操作として検出され、一方のセンサ54及び他方のセンサ55の双方がタッチされる場合に第2のタッチ操作として検出される。このように検出頻度が高くなりやすい第1のタッチ操作に対して、第2のタッチ操作と検出されるためには、一方のセンサ54及び他方のセンサ55の双方をタッチする必要がある。このため、第1のタッチ操作を操作しようとして誤って第2のタッチ操作が検出されることもなく、第2のタッチ操作を操作するためには、一方のセンサ54及び他方のセンサ55に対して意識してタッチする必要があるので、2種類のタッチ操作に関する誤操作を抑制することができる。
また、タッチ操作選択処理では、一方のセンサ54による検出値SW4が第4閾値TH4以上となっても、他方のセンサ55による検出値SW5が第5閾値TH5未満であって第5補助閾値TH5H以上となる場合に、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出する。このような検出状態では、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれのためのタッチ操作か判断が困難であるため、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出することで、誤操作を防止することができる。
また、タッチ操作選択処理では、他方のセンサ55による検出値SW5が第5閾値TH5以上となっても、一方のセンサ54による検出値SW4が第4閾値TH4未満であって第4補助閾値TH4H以上となる場合に、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出する。このような検出状態では、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれのためのタッチ操作か判断が困難であるため、第1のタッチ操作及び第2のタッチ操作のいずれでもないと検出することで、誤操作を防止することができる。
なお、本発明は上記各実施形態及び変形例等に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)第1のタッチ操作の検出時には、上記読取処理が開始されることに限らず、例えば、さらに使用頻度が高い処理等が開始され、その代わりに第2のタッチ操作の検出時に上記読取処理が開始されてもよい。
(2)第2のタッチ操作の検出時には、複数種類用意されるモードの切り替えが行われることに限らず、例えば、さらに特定の機能を有効にするなどの処理が行われてもよい。
(3)本発明は、情報コードや文字情報等の光学的情報を光学的に読み取る光学的情報読取装置に適用されることに限らず、読み取りを開始する際にタッチされるタッチ検出位置が筐体の外面に設けられる他の機能を有する情報読取装置、例えば、タッチ検出位置へのタッチが検出されると無線通信による無線タグ等の読み取りを開始する情報読取装置に適用されてもよい。このように他の機能を有する情報読取装置では、上述した第2のタッチ操作の検出時に光学的情報読取機能と他の機能とを切り替えることもできる。
10,10a…情報読取装置(携帯型情報読取装置)
11…筐体
12…読取口
14…把持部
15…タッチ操作面
23…受光センサ(情報読取部)
16a〜16e…タッチ検出位置
40…制御部(情報読取部,検出部)
51…第1センサ(タッチセンサ)
52…第2センサ(タッチセンサ)
53…第3センサ(タッチセンサ)
54…一方のセンサ(タッチセンサ)
55…他方のセンサ(タッチセンサ)
C…情報コード(読取対象)
SW1〜SW5…検出値
TH1…第1閾値
TH1H…第1補助閾値
TH2…第2閾値
TH2H…第2補助閾値
TH3…第3閾値
TH3H…第3補助閾値
TH4…第4閾値
TH4H…第4補助閾値
TH5…第5閾値
TH5H…第5補助閾値

Claims (8)

  1. 筐体と、
    外部の読取対象の情報を読み取る情報読取部と、
    3つのタッチセンサと、
    前記3つのタッチセンサのそれぞれの検出値に応じてタッチ操作を検出可能な検出部と、
    前記検出部の検出結果に応じて前記情報読取部を制御する制御部と、
    を備える携帯型情報読取装置であって、
    前記筐体のうち当該筐体を把持する際に利用する把持部と当該筐体を載置する際に下方に位置する載置面側とを除くように設けられるタッチ操作面に対して、前記3つのタッチセンサが第1センサ、第2センサ、第3センサの順で一列に配置され、
    前記検出部は、前記第1センサによる検出値が第1閾値以上となる状態を第1タッチ状態、前記第2センサによる検出値が第2閾値以上となる状態を第2タッチ状態、前記第3センサによる検出値が第3閾値以上となる状態を第3タッチ状態とするとき、
    前記第2タッチ状態であると、前記第1タッチ状態かつ前記第3タッチ状態である場合を除いて、第1のタッチ操作として検出し、
    前記第2タッチ状態でなく、前記第1タッチ状態であって前記第3タッチ状態でない場合か前記第3タッチ状態であって前記第1タッチ状態でない場合に、前記第1のタッチ操作として検出し、
    前記第2タッチ状態でなく、前記第1タッチ状態であって前記第3タッチ状態である場合に、第2のタッチ操作として検出することを特徴とする携帯型情報読取装置。
  2. 前記検出部は、前記第2タッチ状態であって前記第1タッチ状態かつ前記第3タッチ状態である場合に、前記第1のタッチ操作及び前記第2のタッチ操作のいずれでもないと検出することを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報読取装置。
  3. 前記検出部は、前記第1センサによる検出値が前記第1閾値未満であって当該第1閾値よりも小さく設定される第1補助閾値以上となる状態を第1弱タッチ状態、前記第2センサによる検出値が前記第2閾値未満であって当該第2閾値よりも小さく設定される第2補助閾値以上となる状態を第2弱タッチ状態、前記第3センサによる検出値が前記第3閾値未満であって当該第3閾値よりも小さく設定される第3補助閾値以上となる状態を第3弱タッチ状態とするとき、
    前記第2弱タッチ状態であり、前記第1弱タッチ状態であって前記第3弱タッチ状態及び前記第3タッチ状態でない場合か前記第3弱タッチ状態であって前記第1弱タッチ状態及び前記第1タッチ状態でない場合に、前記第1のタッチ操作として検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯型情報読取装置。
  4. 前記検出部は、前記第2弱タッチ状態及び前記第2タッチ状態でなく、前記第1弱タッチ状態又は前記第1タッチ状態であって前記第3弱タッチ状態又は前記第3タッチ状態である場合に、前記第2のタッチ操作として検出することを特徴とする請求項3に記載の携帯型情報読取装置。
  5. 前記検出部は、前記第2弱タッチ状態であり、前記第1弱タッチ状態であって前記第3タッチ状態である場合か前記第3弱タッチ状態であって前記第1タッチ状態である場合に、前記第1のタッチ操作及び前記第2のタッチ操作のいずれでもないと検出することを特徴とする請求項3又は4に記載の携帯型情報読取装置。
  6. 筐体と、
    外部の読取対象の情報を読み取る情報読取部と、
    2つのタッチセンサと、
    前記2つのタッチセンサのそれぞれの検出値に応じてタッチ操作を検出可能な検出部と、
    前記検出部の検出結果に応じて前記情報読取部を制御する制御部と、
    を備える携帯型情報読取装置であって、
    前記筐体のうち当該筐体を把持する際に利用する把持部と当該筐体を載置する際に下方に位置する載置面側とを除くように設けられるタッチ操作面に対して、前記2つのタッチセンサとして一方のセンサ及び他方のセンサが配置され、
    前記検出部は、
    前記一方のセンサによる検出値が一方の閾値以上となり前記他方のセンサによる検出値が他方の閾値未満となる場合か前記一方のセンサによる検出値が前記一方の閾値未満となり前記他方のセンサによる検出値が前記他方の閾値以上となる場合に、第1のタッチ操作として検出し、
    前記一方のセンサによる検出値が前記一方の閾値以上となり前記他方のセンサによる検出値が前記他方の閾値以上となる場合に、第2のタッチ操作として検出することを特徴とする携帯型情報読取装置。
  7. 前記検出部は、前記一方のセンサによる検出値が前記一方の閾値以上となっても、前記他方のセンサによる検出値が前記他方の閾値未満であって当該他方の閾値よりも小さく設定される他方の補助閾値以上となる場合に、前記第1のタッチ操作及び前記第2のタッチ操作のいずれでもないと検出することを特徴とする請求項6に記載の携帯型情報読取装置。
  8. 前記検出部は、前記他方のセンサによる検出値が前記他方の閾値以上となっても、前記一方のセンサによる検出値が前記一方の閾値未満であって当該一方の閾値よりも小さく設定される一方の補助閾値以上となる場合に、前記第1のタッチ操作及び前記第2のタッチ操作のいずれでもないと検出することを特徴とする請求項6又は7に記載の携帯型情報読取装置。
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