JP2010216090A - 車両通信装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

車両通信装置および方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯機が車外に存在する状態を、車両側に確実に認識させる。
【解決手段】車内通信部21は携帯機13を起動させるウェイクアップデータと、携帯機が車内であることを示す車内処理データとを含む車内信号を車内指向電波で送信する。車外通信部22は、ウェイクアップデータと、携帯機13が車外であることを示す車外処理データとを含む車外信号を車外指向電波で送信する。車内信号発信制御部81は、ウェイクアップデータを送信した後、車内処理用データを送信するよう制御して車内信号を送信させる。発信タイミング制御部82は、車内通信部21により、ウェイクアップデータの送信が終了する終了タイミングを検出する。車内信号のウェイクアップデータの終了タイミングから車外信号のウェイクアップデータを送信した後、車外処理データを送信するよう制御して車外信号を送信させる。本発明は、車両ロックの開錠制御に適用することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両通信装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、携帯機が車外であることを確実に認識して、車外からの指令操作を確実に実現できるようにした車両通信装置および方法、並びにプログラムに関する。
従来、車両の扉の開錠および施錠は、鍵により行われてきたが、近年、鍵の代わりにリモートコントローラなどの車両毎に対応付けられた携帯機を操作することにより、施錠、および開錠を行うものが一般に普及している。
昨今においては、さらに、この携帯機の機能が進化し、携帯機を所持した運転者が車両の車外から車両に接近すると、車両と携帯機との間で通信がなされて、相互の認証がなされると、車両側で扉の鍵を開錠し、さらに、携帯機を所持した運転者が車両内に存在すると判定される場合には、スタートボタンの操作を受け付けて、セルモータを回転させることで、エンジンを始動できるようにするといったものが実現されている。
これらの携帯機と車両との通信により実現される機能は、一般にパッシブエントリシステムと称されている。
ところで、このパッシブエントリシステムにおける、車両と携帯機との通信において、携帯機は、車両から送信されてくる信号に対して、携帯機が車外に存在する場合であって、車両から送信されてくる信号が車内認証用の信号である場合、車両に対してなんら応答をしないことにより、車両側は、この応答がない状態を認識することで、携帯機が車外に存在することを認識し、それ以外の場合、携帯機が車内に存在することを認識していた(特許文献1参照)。
また、車両が、車外認証用信号と車内妨害信号とを同時に発することにより、携帯機が車外にあるときのみ、認証結果を返信返信可能とし、携帯機が車外に存在することを認識させるようにしていた(特許文献2参照)。
特開2003−106019号公報 特開2006−233533号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、車内認証用信号を送信している時間だけ、車外であることを認識するための判定時間が必要とされるため、運転者が扉を開放するまでに、開錠が間に合わず、扉を開くことができる状態となるまで、待ち時間が発生してしまうことがあった。
また、特許文献2においては、車外認識用信号の電波が、車内認識用信号の電波よりも強いと、携帯機が車内認識用信号と車外認識用信号とのいずれの電波も受信しているような状況でも、車外認識用信号が受信されて車外であると判定されてしまうことがあった
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、パッシブエントリシステムにおいて、携帯機が車外に存在する状態を、車両側に確実に認識できるようにするものである。
本発明の一側面の車両通信装置は、車両の車外の携帯機に対して車外信号を、車内の携帯機に対して車内信号を送信し、前記携帯機から送信される指示データを受信する車両通信装置であって、前記携帯機を起動させる起動データと、前記車内の携帯機に対して送信したことを示す車内処理データとを含む前記車内信号を車内指向電波で送信する第1の送信手段と、前記起動データと、前記車外の携帯機に対して送信したことを示す車外処理データとを含む前記車外信号を車外指向電波で送信する第2の送信手段と、前記起動データを送信した後、前記車内処理データを送信するよう前記第1の送信手段を制御して前記車内信号を送信させる車内信号送信制御手段と、前記車内信号送信手段により、前記起動データの送信が終了する終了タイミングを検出するタイミング検出手段と、前記終了タイミングから前記起動データを送信した後、前記車外処理データを送信するよう前記第2の送信手段を制御して前記車外信号を送信させる車外信号送信制御手段とを含む。
前記車両の車外の携帯機からの指示データに基づいて、前記車両に設けられた機器を制御する車外機器制御手段をさらに含ませるようにすることができ、前記車外機器制御手段には、前記起動データを受信した後、前記車外処理データを受信した前記携帯機より送信されてくる、前記指示データに基づいて、前記車両の車外の機器を動作させるようにすることができる。
前記車外機器制御手段には、前記車両の車外の携帯機からの指示データに基づいて、記車両に設けられた機器として、前記車両のロックの施錠開錠を制御し、前記起動データを受信した後、前記車外処理データを受信した前記携帯機より送信されてくる、前記車両のロックを開錠する指示データに基づいて、前記車両のロックを開錠させるようにすることができる。
前記車両の車内の携帯機からの指示データに基づいて、前記車両に設けられた機器を制御する車内機器制御手段をさらに含ませるようにすることができ、前記車内機器制御手段には、前記起動データを受信した後、前記車内処理データを受信した前記携帯機より送信されてくる、前記指示データに基づいて、前記車両の車内の機器を動作させるようにすることができる。
前記車内機器制御手段には、前記車両の車内の携帯機からの指示データに基づいて、前記車両に設けられた機器として、前記車両の前記車両のイグニッション操作の受け付けを制御し、前記起動データを受信した後、前記車内処理データを受信した前記携帯機より送信されてくる、前記指示データに基づいて、前記車両のイグニッション操作を受け付けるようにさせることができる。
前記携帯機が車内に存在する場合、前記車外信号送信制御手段には、前記起動データの送信、および前記車外処理データの送信を停止するよう前記第2の送信手段を制御させるようにすることができる。
本発明の一側面の車両通信方法は、車両の車外の携帯機に対して車外信号を、車内の携帯機に対して車内信号を送信し、前記携帯機から送信される指示データを受信する車両通信装置の車両通信方法であって、前記携帯機を起動させる起動データと、前記車内の携帯機に対して送信したことを示す車内処理データとを含む前記車内信号を車内指向電波で送信する第1の送信ステップと、前記起動データと、前記車外の携帯機に対して送信したことを示す車外処理データとを含む前記車外信号を車外指向電波で送信する第2の送信ステップと、前記起動データを送信した後、前記車内処理データを送信するよう前記第1の送信ステップの処理を制御して前記車内信号を送信させる車内信号送信制御ステップと、前記車内信号送信ステップの処理により、前記起動データの送信が終了する終了タイミングを検出するタイミング検出ステップと、前記終了タイミングから前記起動データを送信した後、前記車外処理データを送信するよう前記第2の送信ステップの処理を制御して前記車外信号を送信させる車外信号送信制御ステップとを含む。
本発明の一側面のプログラムは、車両の車外の携帯機に対して車外信号を、車内の携帯機に対して車内信号を送信し、前記携帯機から送信される指示データを受信する車両通信装置を制御するコンピュータに、前記携帯機を起動させる起動データと、前記車内の携帯機に対して送信したことを示す車内処理データとを含む前記車内信号を車内指向電波で送信する第1の送信ステップと、前記起動データと、前記車外の携帯機に対して送信したことを示す車外処理データとを含む前記車外信号を車外指向電波で送信する第2の送信ステップと、前記起動データを送信した後、前記車内処理データを送信するよう前記第1の送信ステップの処理を制御して前記車内信号を送信させる車内信号送信制御ステップと、前記車内信号送信ステップの処理により、前記起動データの送信が終了する終了タイミングを検出するタイミング検出ステップと、前記終了タイミングから前記起動データを送信した後、前記車外処理データを送信するよう前記第2の送信ステップの処理を制御して前記車外信号を送信させる車外信号送信制御ステップとを含む処理を実行させる。
本発明の一側面においては、前記携帯機を起動させる起動データと、前記車内の携帯機に対して送信したことを示す車内処理データとを含む前記車内信号が車内指向電波で送信され、前記起動データと、前記車外の携帯機に対して送信したことを示す車外処理データとを含む前記車外信号が車外指向電波で送信され、前記起動データが送信された後、前記車内処理データが送信されるように制御されて前記車内信号が送信され、前記起動データの送信が終了する終了タイミングが検出され、前記終了タイミングから前記起動データが送信された後、前記車外処理データが送信されるように制御されて前記車外信号が送信さされる。
第1の送信手段は、例えば、車内信号発信部であり、また、車内データ送信制御手段とは、例えば、車内信号発信制御部であり、例えば、ドアノブの動作を検出するドアノブ検出部により車両のドアノブなど引かれて、ドアの開放操作がなされたことが検出されると、車内信号発信制御部が、車内信号発信部を制御して、車内用アンテナ部よりLF波(Low Frequency Wave)の信号で携帯機に向けて車内信号として、起動データであるウェイクアップデータを送信した後、車内処理用データを送信する。
タイミング検出手段は、例えば、発信タイミング制御部であり、車内信号発信制御部が、車内信号発信部を制御して、車内用アンテナ部より車内指向電波であるLF波(Low Frequency Wave)の信号で携帯機に向けて車内信号として、起動データであるウェイクアップデータの送信を完了したタイミングを検出する。
第2の送信手段は、例えば、車外信号発信部であり、また、車外データ送信制御手段は、例えば、車外信号発信制御部であり、例えば、タイミング検出部により検出されるウェイクアップデータの送信が終了するタイミングから、車外信号発信制御部が、車外信号発信部を制御して、車外用アンテナ部より車外指向電波であるLF波の信号で携帯機に向けて車外信号として、起動データであるウェイクアップデータを送信した後、車外処理用データを送信する。
この結果、携帯機は、車外アンテナ部からの車外指向電波のみを受信する環境であれば、起動データであるウェイクアップデータを受信した後、車外処理用データを車外信号として受信することになり、車外信号のみを受信することになるので、自らが車外に存在することを認識することができ、UHF波(Ultra High Frequency Wave)により車両に対して車外からの携帯機の指令として、車両のドアロックの開錠を示す指示データを送信する。
また、携帯機は、車内アンテナ部からの車内指向電波のみを受信する環境であれば、起動データであるウェイクアップデータを受信した後、車内処理用データを車内信号として受信することになるので、自らが車内に存在することを認識することができ、UHF波により車両に対して車内からの携帯機の指令として、車両のイグニッションの開錠を示す指示データを送信する。
さらに、車外信号発信制御部は、車内信号におけるウェイクアップデータの送信が完了した後、遅れたタイミングから車外信号の起動データであるウェイクアップデータを送信するようにしたので、携帯機が、車内用アンテナ部からの車内指向電波と、車外用アンテナ部からの車外指向電波とを両方共に受信する環境であれば、車内信号におけるウェイクアップデータを受信した後、再び車外信号におけるウェイクアップデータを受信することになり、車内信号も車外信号も受信できないことになるので、UHF波による車両に対して車内からの携帯機の指令も、車外からの携帯機の指令も、車両に送信できない状態となる。
このため、車両は、確実に携帯機が車外に存在するとき(携帯機が車外信号のみを受信するとき)にのみ、車外からの携帯機の指令を受信することになるため、車外からの携帯機の指令である、車両のドアロックの開錠を、正規な携帯機が、車外に確実に存在するタイミングでのみ受信することになり、不正な携帯機や、誤認によりドアロックを開錠させないようにすることができる。
さらに、車両には、例えば、車両の扉が開放されていることを検出するドア開放検出部が設けられており、車外信号に基づいて、ドアロックが一旦開錠され、さらに、ドアが開放されると運転者が携帯機と共に車内に存在している可能性が高い状態を認識することができる。このため、ドアの開放が検出された場合、携帯機に車外であることを認識させる必要がなくなるので、車外用アンテナ部からの車外指向電波による車外信号を送信させる必要がなくなるので、車外信号発信部は、その送信を停止させる。この結果、携帯機に対しては、車内信号のみが送信され続けることになるので、携帯機が、車内用アンテナ部からの車内指向電波と、車外用アンテナ部からの車外指向電波とを受信する環境であっても、車内信号のみを確実に受信することができる。
以上のことから、扉が開放されるまでは、携帯機は、車外信号のみが確実に受信できる環境でない限り、ドアロックの開錠を指示する事ができないので、不正な開錠を防止させることができる。また、ドアロックが開錠された後は、扉が開放されると、物理的に車外指向電波と車内指向電波とを受信してしまう位置であっても、車外信号の送信が停止されるので、携帯機では車内信号のみが確実に受信されるので、携帯機は、例えば、車内における指示であるイグニッション操作の受け付けを指示することが可能となる。
本発明によれば、携帯機が車外に存在する状態を、車両側に確実に認識させることが可能となる。
本発明を適用したパッシブエントリシステムの一実施の形態の構成を示す図である。 図1のパッシブエントリシステムにおける車両および携帯機の機能を説明する機能ブロック図である。 図2のパッシブエントリシステムによる車両通信処理を説明するフローチャートである。 車内信号と車外信号との送信タイミングのずれを説明する図である。 車内信号と車外信号とが同時に受信される場合の信号を説明する図である。 汎用のパーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。
[パッシブエントリシステムの一実施の形態の構成例]
図1は、本発明に係る車両のパッシブエントリシステムの一実施の形態の構成例を示す図である。
パッシブエントリシステムは、図1で示されるように、従来の主に鍵の役目を携帯機13(13−1乃至13−4のいずれか)に持たせ、車両11が携帯機13と通信することにより、携帯機13との通信結果から、ドアロックの開錠施錠、または、エンジンを始動させるためのイグニッション動作の受け付け等を管理するものである。尚、図1において、携帯機13−1乃至13−4を特に区別する必要がない場合、単に、携帯機13と称するものとし、その他の構成についても同様に称するものとする。
より具体的には、図1で示されるように、運転者が、従来の鍵と同様に携帯機13を所持し、車両11に接近しドアノブ12−1乃至12−4のいずれかが操作されると、車両11に設けられた車外通信部22−1または22−2から携帯機13と通信し、正規な携帯機13であると判定した場合、ドアロックを解除する。そして、さらに、ドアロックが解除されて、ドアが開放されると、車内通信部21−1,21−2が、携帯機13と通信し、イグニッション操作を受け付ける状態に入る。
これらの一連の動作により、運転者は、携帯機13を所持しているだけで、車両11に接近して、ドアノブを操作することで車両11のドアロックが解除され、さらに、ドアを開放して乗り込むと、イグニッション操作を受け付ける状態となるので、図示せぬスタートボタンを操作するだけで、イグニッション操作を実現することが可能となる。
[車両および携帯機により実現される機能の構成例]
次に、図2の機能ブロック図を参照して、車両11、および携帯機13により実現される機能の構成例について説明する。
車両11は、車内通信部21、車外通信部22、およびECU(Engine Control Unit)51より構成される。
車内通信部21は、図1で示されるように、車両11の前部座席中央部、および後部座席中央部にそれぞれ、車内通信部21−1,21−2として設けられている。車内通信部21は、ECU51の車内信号発信制御部81により制御されている。車内通信部21は、ドアノブ12−1乃至12−4のいずれかが操作されると、車内信号発信部61を制御して、車内信号を車内用アンテナ部62より携帯機13に向けて送信させる。車内用アンテナ部62は、図1中の一点鎖線で示される車内の指向範囲についてLF波(Low Frequency Wave)で車内信号を送信する指向性アンテナである。また、車内用アンテナ部62は、UHF波(Ultra High Frequency Wave)で、携帯機13より送信されてくる車内信号の応答信号を受信し、車内信号受信部63に供給する。車内信号受信部63は、ECU51の車内信号受信制御部83により制御され、車内用アンテナ部62により受信された車内信号を受信する。
車外通信部22−1,22−2は、それぞれ図1で示されるように、車両11のドアノブ12−1,12−2、およびドアノブ12−3,12−4の近傍に設けられている。車外通信部22は、ECU51の車外信号発信制御部86により制御されている。車外通信部22は、ドアノブ12−1乃至12−4のいずれかが操作されると、車外信号発信部71を制御して、車外信号を車外用アンテナ部72より携帯機13に向けて送信させる。車外用アンテナ部72は、図1中の点線で示される車外の指向範囲についてLF波(Low Frequency Wave)で車外信号を送信する指向性アンテナである。また、車外用アンテナ部72は、UHF波(Ultra High Frequency Wave)で、携帯機13より送信されてくる車外信号の応答信号を受信し、車外信号受信部73に供給する。車外信号受信部73は、ECU51の車外信号受信制御部87により制御され、車内用アンテナ部62により受信された車内信号を受信する。
車内信号発信制御部81は、ドアノブ検出部84がドアノブ12の操作を検出すると、車内通信部21を制御して車内信号をLF波で携帯機13に発信させる。
発信タイミング制御部82は、車内信号発信制御部81により車内信号が発信された後、通信状況を監視し、車内信号に含まれており、最初のタイミングで送信されるウェイクアップデータの送信が完了するタイミングを計測し、送信が完了したタイミングを車外信号発信制御部86に供給する。
車内信号受信制御部83は、車内通信部21を制御して携帯機13よりUHF波で車内信号に対応して送信されてくる応答信号としてのイグニッション許可信号を受信させ、イグニッション制御部88に供給する。
ドアノブ検出部84は、ドアノブ12の操作の有無を検出し、車内信号発信制御部81に供給する。ドア開放検出部85は、車両11のドアの開放を検出する。
車外信号発信制御部86は、発信タイミング制御部82より車内信号のウェイクアップデータの送信が完了したタイミングが通知されると、車外通信部22を制御して車外信号をLF波で携帯機13に発信させる。
車外信号受信制御部87は、車外通信部22を制御して携帯機13よりUHF波で車外信号に対応して送信されてくる応答信号としてロック解除信号受信させ、ロック制御部89に供給する。
イグニッション制御部88は、車外信号受信制御部87よりイグニッション許可信号が供給されてくると、スタートボタン53の操作を受け付け、スタートボタン53が操作されるとエンジンを起動させるセルモータを回転させる。
ロック制御部89は、車内信号受信制御部83よりロック解除信号が供給されてくると、車両11のロック部54を動作させて、ドアロックを解除させる。
携帯機13は、通信部101、制御部102、およびウェイクアップ認識部103より構成されており、車両11と通信することにより、車両11のロック部54を開錠、または施錠を制御すると共に、スタートボタン53によるイグニッション動作の受け付けを制御する。
通信部101は、制御部102により制御され、信号受信部111、送受信アンテナ部112、および信号送信部113より構成されている。通信部101は、信号受信部111を制御して、車両11の車内通信部21、または車外通信部22よりLF波で送信されてくる車内信号および車外信号を送受信アンテナ部112を介して受信する。通信部101は、受信した車内信号または車外信号を制御部102、ウェイクアップ認識部103に供給する。さらに、通信部101は、信号送信部113を制御して、送受信アンテナ部112を介して、制御部102より供給されてくるロック解除信号、またはイグニッション許可信号をUHF波で車両11に送信する。
ウェイクアップ認識部103は、車内信号、および車外信号の先頭部分に含まれるウェイクアップデータが送信されてきたか否かを判定し、送信されてきた場合、制御部102の起動処理部133に供給し、制御部102を起動させる。
信号発信制御部131は、ロック解除信号生成部135により生成されたロック解除信号、またはイグニッション許可信号生成部136により生成されたイグニッション許可信号を通信部101を制御して、UHF波により車両11に送信させる。
信号受信制御部122は、通信部101を制御して、車両11より送信されてくる車外信号、または車内信号を受信させ、受信した車外信号、および車内信号をデータ認識部134に供給する。
起動処理部133は、ウェイクアップ認識部103からの起動指令に基づいて、図示せぬ電源より電力の供給を開始し、制御部102を起動させる。
データ認識部134は、信号受信制御部132より供給されてくる車内信号および車外信号を認識し、車外信号である場合、ロック解除信号生成部135を制御してロック解除信号を生成させる。一方、データ認識部134は、車内信号である場合、イグニッション許可信号生成部136を制御してイグニッション許可信号を生成させる。
[図2の車両および携帯機による車両通信処理]
次に図3のフローチャートを参照して、図2の車両11、および携帯機13による車両通信処理について説明する。
ステップS11において、ドアノブ検出部84は、ドアノブ12−1乃至12−4のいずれかが操作されて、車両のドアノブ12が引かれたか否かを判定し、ドアノブ12が引かれたと判定されるまで同様の処理を繰り返す。
ステップS11において、例えば、図1のドアノブ12−1が操作されて、ドアノブが引かれたと判定された場合、ステップS12において、ドアノブ検出部84は、ドアノブが引かれたことを車内信号発信制御部81に通知する。車内信号発信制御部81は、車内通信部21を制御して、車内信号を送信させると共に、発信タイミング制御部82に対して車内信号の送信開始を通知する。これにより、車内通信部21の車内信号発信部61は、車内用アンテナ部62よりLF波により車内信号を、例えば、図1における一点鎖線で示される範囲Z1−1,Z1−2に向けて送信する。
ステップS13において、発信タイミング制御部82は、車内信号発信制御部81からの車内信号の送信開始通知に基づいて、車内信号のうち、先頭部分に含まれるウェイクアップデータの送信が終了するタイミングを監視する。
ステップS14において、発信タイミング制御部82は、ウェイクアップデータの送信が終了したか否かを判定し、送信が終了するまで、同様の処理を繰り返す。
そして、ステップS14において、ウェイクアップデータの送信が終了したと判定された場合、発信タイミング制御部82は、車外信号発信制御部86に車外信号の送信タイミングを通知する。
ステップS15において、ドア開放検出部85は、車両11のドアが開放されているか否かを判定し、例えば、運転者が車両11に接近し、ドアノブ12を引いたが扉が開放されていない場合、ステップS16において、車外信号発信制御部86は、発信タイミング制御部82より供給されてきた送信タイミングに基づいて、車外通信部22を制御して、車外信号を送信させる。これにより、車外通信部22の車外信号発信部71は、車外用アンテナ部72よりLF波により車外信号を、図1における点線で示される範囲Z2−1,Z2−2に向けて送信する。
すなわち、図4の上段で示されるように、時刻t1において、車内信号の送信が開始される場合、車両のドアが開放されていなければ、図4の下段で示されるように、車内信号を構成するウェイクアップデータが送信されたタイミングである時刻t11において、車外信号の送信が開始される。ここで、図4の上段で示されるように、車内信号は、先頭からウェイクアップデータ、車内処理用データ、およびエラー確認データから構成されており、その順序で送信される。また、図4の下段で示されるように、車外信号は、先頭からウェイクアップデータ、車外処理用データ、およびエラー確認データから構成されており、その順序で送信される。したがって、ドアノブ12が引かれると、そのタイミングで車内信号の送信が開始され、車内信号におけるウェイクアップデータの送信が終了したタイミング、すなわち、ウェイクアップデータの送信時間分(dt1)だけ遅れたタイミングから車外信号の送信が開始される。
尚、図4において、車内処理用データは、車内信号であることを識別するためのデータであり、エラー確認データは、車内信号のエラー訂正用のデータである。また、車外処理用データは、車外信号であることを識別するためのデータであり、車内信号、および車外信号のいずれにおいてもウェイクアップデータは同一のデータから構成されている。
また、ステップS15において、ドアが開放されていると判定された場合、ステップS16の処理がスキップされる。
このとき、ステップS31において、ウェイクアップ認識部103は、通信部101の送受信アンテナ部112が信号受信部111により制御されて、車外信号、または車内信号が受信され、その先頭データであるウェイクアップデータが受信されたか否かを判定する。
例えば、今の場合、図1における携帯機13−1で示されるように、車外通信部22−1からの車外信号の送信範囲として示されている点線で示された範囲Z2−1,Z2−2の範囲外に存在するような場合、車外信号が受信されることはないので、当然にウェイクアップデータが受信されないものとして判定される。
また、例えば、図1における携帯機13−2で示されるように、範囲Z2−1内に存在するような場合、車外信号のみが受信されることになるので、図4における時刻t12において、ウェイクアップデータが受信されたものとして判定され、処理は、ステップS32に進む。
さらに、例えば、図1における携帯機13−3で示されるように、範囲Z2−1内であると共に、一点鎖線で示される車内通信部21により送信されてくる車内信号の送信範囲Z1−1にも含まれる場合、車内信号も車外信号も受信されることとなるが、図4で示されるように、時刻t11において、車内信号のウェイクアップデータの受信が先に完了されることになるので、時刻t11において、ウェイクアップデータが受信されたものとして判定され、処理は、ステップS32に進む。
ステップS32において、ウェイクアップ認識部103は、制御部102の起動処理部133に対して制御部102の起動を指示する。これにより、起動処理部133は、制御部102への通電をオンにさせることにより起動させ、実質的に、携帯機13を起動させる。
ステップS33において、データ認識部134は、信号受信制御部132により通信部101を介して受信されるデータのうち、ウェイクアップデータの次のデータが車外処理用データであるか否かを判定させる。
例えば、図1で示されるように、範囲Z2−1にしか属していない携帯機13−2であるような場合、車外信号は受信可能であるが、車内信号は受信できないので、ウェイクアップデータの次には、車外信号を示す車外処理用データが受信されることになるので、処理は、ステップS34に進む。
ステップS34において、データ認識部134は、車外処理用データが受信されたことにより送信されてきている信号が車外信号であることを認識するため、ロック解除信号生成部135に対してロック解除信号の生成を指示する。これにより、ロック解除信号生成部135は、ロック解除信号を生成し、信号発信制御部131に供給して、通信部101より車両11に対してロック解除信号を送信させる。より詳細には、信号発信制御部131は、通信部101の信号送信部113にロック解除信号を供給し、送受信アンテナ部112よりUHF波で車両11に対してロック解除信号を送信させる。
ステップS17において、車外信号受信制御部87は、車外通信部22を制御して、UHF波でロック解除信号が送信されてきたか否かを判定する。例えば、ステップS34の処理によりロック解除信号が送信されてきた場合、ステップS18において、車外信号受信制御部87は、車外通信部22を制御して、受信したロック解除信号をロック制御部89に供給する。ロック制御部89は、供給されてきたロック解除信号が、正規の携帯機13のものであることを確認した後、ロック部54を制御して、ロックを解除し、ドアノブ12が引かれることによりドアを開放する。
以上の処理により、正規な携帯機13を所持しない第三者によるドアロックの開錠を禁止しつつ、正規な携帯機13を所持する運転者だけは、開錠操作を一切することなく、車両11のドアノブを引くだけで、ドアロックを解除してドアを開放することが可能となり、車両11に乗り込むことが可能となる。
また、正規な携帯機13を所持した運転者は、ドアを開けて車両11に乗り込んだ場合、例えば、図1の携帯機13−4で示されるように、車内通信部21により送信されてくる車内信号のみを受信する状態となる。また、ドアが開放されると、ステップS16の処理がスキップされることにより、車内信号のみが送信されてくることになる。したがって、ステップS33において、ウェイクアップデータの次に受信されるデータは、車外処理データではないと判定され、ステップS34の処理がスキップされる。
そして、ステップS35において、データ認識部134は、信号受信制御部132により通信部101を介して受信されるデータのうち、ウェイクアップデータの次のデータが車内処理用データであるか否かを判定させる。
例えば、図1で示されるように、範囲Z1−1にしか属していない携帯機13−4であるような場合、車内信号は受信可能であるが、車外信号は受信できないので、ウェイクアップデータの次には、車内信号を示す車内処理用データが受信されることになるので、処理は、ステップS36に進む。
ステップS36において、データ認識部134は、車内処理用データが受信されたことにより送信されてきている信号が車内信号であることを認識するため、イグニッション許可信号生成部136に対してイグニッション許可信号の生成を指示する。これにより、イグニッション許可信号生成部136は、イグニッション許可信号を生成し、信号発信制御部131に供給して、通信部101より車両11に対してイグニッション許可信号を送信させる。より詳細には、信号発信制御部131は、通信部101の信号送信部113にイグニッション許可信号を供給し、送受信アンテナ部112よりUHF波で車両11に対してイグニッション許可信号を送信させる。
ステップS17において、例えば、ステップS36の処理によりイグニッション許可信号が送信されてきた場合、ロック解除信号ではないので、ステップS18の処理がスキップされて、処理は、ステップS19に進む。
ステップS19において、車内信号受信制御部83は、車内通信部21を制御して、UHF波でイグニッション許可信号が送信されてきたか否かを判定する。例えば、ステップS36の処理によりイグニッション許可信号が送信されてきた場合、処理は、ステップS20に進む。
ステップS20において、車内信号受信制御部83は、車内通信部21を制御して、送信されてきたイグニッション許可信号を受信し、イグニッション制御部88に供給する。イグニッション制御部88は、供給されてきたイグニッション許可信号が、正規の携帯機13のものであることを確認した後、スタートボタン53の操作を受け付ける状態に制御する。この結果、スタートボタン53が操作されると、イグニッション制御部88は、セルモータ52を回転させるので、エンジンを始動させることが可能となる。
以上の処理により、正規の携帯機13を所持しない不正な第三者によるエンジン始動を禁止しつつ、正規の携帯機13を所持した運転者のみが、ドアロックを解除して運転席に着座するだけで、スタートボタン53によるエンジンの始動を可能にすることができる。
ステップS21において、車内信号発信制御部81は、所定回数車内信号を送信したか否かを判定し、所定回数送信していない場合、処理は、ステップS12に戻る。すなわち、所定回数だけステップS12乃至S21の処理が繰り返されて、図4で示されるように、車内信号が、それぞれ時刻t1,t2・・・のタイミングで送信され、車外信号が、それぞれウェイクアップデータの送信に掛かる時間分だけ遅れて、時刻t11,t13・・・のタイミングで送信される。
そして、ステップS21において、所定回数送信された場合、処理は、ステップS11に戻る。
さらに、図1の携帯機13−3で示されるように範囲Z2−1に属するが、範囲Z1−1にも近い位置の場合、基本的には、携帯機13には車外信号が受信されることになるが、車内信号も受信される。
このような場合、携帯機13は、範囲Z1−1のうち、車内通信部21から比較的離れた位置で車内信号の電波を受信することにより、車内信号の受信強度は低い状態で受信される。このとき、携帯機13は、範囲Z2−1のうち、車外通信部22から比較的近い位置で車外信号の電波を受信することにより、車外信号の受信強度は高い状態で受信される。
したがって、携帯機13は、図5で示されるように、時刻t1において、受信強度が低い車内信号のウェイクアップデータの受信が開始される。しかしながら、車内信号のウェイクアップデータの送信が終了した時刻t11からは、車内信号よりも受信強度が高い車外信号が受信されることになり、携帯機13では、時刻t11乃至t12において、車外信号のウェイクアップデータを受信することになる。
このため、車内信号のウェイクアップデータの次のデータは、車外信号のウェイクアップデータとなるので、ステップS33において、ウェイクアップデータの次に車外処理用データが受信されないことになり、さらに、ステップS35においても、ウェイクアップデータの次に車内処理用データが受信されないことになる。すなわち、携帯機13からはロック解除信号もイグニッション許可信号も送信されないことになる。また、これに対応して、車両11においては、ロックが解除されず、また、イグニッションをオンにするためのスタートボタン53の操作も受け付けない状態となる。
結果として、車外信号と車内信号とを双方共に受信可能な、携帯機13の位置が車内であるとも、車外であるとも判別が付かない環境において、携帯機13は、ロック解除信号も、イグニッション許可信号も送信させないようにすることが可能となる。また、携帯機13の位置が車外であると確実に判定される位置でのみロック解除信号を送信し、車内であると確実に認識される位置でのみイグニッション許可信号を送信することが可能となる。
さらに、車内信号が送信されてから、ウェイクアップデータの送信時間分だけ遅れて車外信号が送信されることにより、車内信号と車外信号とを両方受信できる環境においては、単純に、車内信号と車外信号とのそれぞれのウェイクアップデータが2回連続で受信されることになり、ウェイクアップデータが2回連続で受信されたか否かにより、ロック解除信号やイグニッション許可信号等の送信の可否を判定することができる。このため、従来のように車内信号と車外信号とをそれぞれ認証する処理が必ずしも必要ではなくなるので、一連の判定処理に掛かる処理負荷が小さく、高速での判定処理が実現できる。
結果として、車両に接近した運転者が、ドアノブを引いた後、ドアロックが開錠され、さらに、物理的にドアが開放されるまでの間に全ての処理を完了させることができるので、ドアロックにより第三者によるドアの開放を禁止しつつも、正規の携帯機を携帯する運転者だけが、一連の処理を意識することなく、ドアロックを解除してドアを開放することが可能となる。
一方、ステップS31において、ウェイクアップデータが受信されないと判定された場合、ステップS37において、ウェイクアップ認識部103は、ウェイクアップデータが受信できない状態となってから所定時間が経過したか否かを判定する。例えば、所定時間が経過していない場合、処理は、ステップS31に戻る。また、ステップS37において、所定時間が経過したと判定された場合、ウェイクアップ認識部103は、制御部102の起動処理部133にその旨を通知する。これにより、起動処理部133は、図示せぬ制御部102の動作を停止する。この処理により、所定時間操作がなされない場合、携帯機13の電力供給が停止されるので、携帯機13の消費電力を低減させることが可能となる。
尚、上述した実施例におけるロック解除信号の代わりにロック信号を携帯機13から送信するようにしても良い。すなわち、車外信号受信制御部87が、ロック信号が送信されてきたか否かを判定するようにする。そして、ロック信号が受信された場合には、ロック制御部89が、車両11のドアをロックする。このようにすることで、携帯機13が、確実に車外に存在する場合にのみ、ドアがロックされる。結果として、携帯機13を車内に置き忘れた状態でドアがロックされてしまうという不具合を回避することが可能となる。
以上の如く、本発明によれば、携帯機が車外であることを確実に認識して、車外からの指令操作を確実に実現することが可能となる。
ところで、上述した一連の監視処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図6は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタフェース1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)1002およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
入出力インタフェース1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア1011から読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM1003にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
11 車両
12,12−1乃至12−4 ドアノブ
13 携帯機
21 車内通信部
22 車外制御部
51 ECU
52 比較部
81 車内信号発信制御部
82 発信タイミング制御部
83 車内信号受信制御部
84 ドアノブ検出部
85 ドア開放検出部
86 車外信号発信制御部
87 車内信号発信制御部
88 イグニッション制御部
89 ロック制御部
101 通信部
131 信号発信制御部
132 信号受信制御部
133 起動処理部
134 データ認識部
135 ロック解除信号生成部
136 イグニッション許可信号

Claims (8)

  1. 車両の車外の携帯機に対して車外信号を、車内の携帯機に対して車内信号を送信し、前記携帯機から送信される指示データを受信する車両通信装置において、
    前記携帯機を起動させる起動データと、前記車内の携帯機に対して送信したことを示す車内処理データとを含む前記車内信号を車内指向電波で送信する第1の送信手段と、
    前記起動データと、前記車外の携帯機に対して送信したことを示す車外処理データとを含む前記車外信号を車外指向電波で送信する第2の送信手段と、
    前記起動データを送信した後、前記車内処理データを送信するよう前記第1の送信手段を制御して前記車内信号を送信させる車内信号送信制御手段と、
    前記車内信号送信手段により、前記起動データの送信が終了する終了タイミングを検出するタイミング検出手段と、
    前記終了タイミングから前記起動データを送信した後、前記車外処理データを送信するよう前記第2の送信手段を制御して前記車外信号を送信させる車外信号送信制御手段と
    を含む車両通信装置。
  2. 前記車両の車外の携帯機からの指示データに基づいて、前記車両に設けられた機器を制御する車外機器制御手段をさらに含み、
    前記車外機器制御手段は、前記起動データを受信した後、前記車外処理データを受信した前記携帯機より送信されてくる、前記指示データに基づいて、前記車両の車外の機器を動作させる
    請求項1に記載の車両通信装置。
  3. 前記車外機器制御手段は、前記車両の車外の携帯機からの指示データに基づいて、記車両に設けられた機器として、前記車両のロックの施錠開錠を制御し、前記起動データを受信した後、前記車外処理データを受信した前記携帯機より送信されてくる、前記車両のロックを開錠する指示データに基づいて、前記車両のロックを開錠する
    請求項2に記載の車両通信装置。
  4. 前記車両の車内の携帯機からの指示データに基づいて、前記車両に設けられた機器を制御する車内機器制御手段をさらに含み、
    前記車内機器制御手段は、前記起動データを受信した後、前記車内処理データを受信した前記携帯機より送信されてくる、前記指示データに基づいて、前記車両の車内の機器を動作させる
    請求項1に記載の車両通信装置。
  5. 前記車内機器制御手段は、前記車両の車内の携帯機からの指示データに基づいて、前記車両に設けられた機器として、前記車両の前記車両のイグニッション操作の受け付けを制御し、前記起動データを受信した後、前記車内処理データを受信した前記携帯機より送信されてくる、前記指示データに基づいて、前記車両のイグニッション操作を受け付ける
    請求項4に記載の車両通信装置。
  6. 前記携帯機が車内に存在する場合、前記車外信号送信制御手段は、前記起動データの送信、および前記車外処理データの送信を停止するよう前記第2の送信手段を制御する
    請求項1に記載の車両通信装置。
  7. 車両の車外の携帯機に対して車外信号を、車内の携帯機に対して車内信号を送信し、前記携帯機から送信される指示データを受信する車両通信装置の車両通信方法において、
    前記携帯機を起動させる起動データと、前記車内の携帯機に対して送信したことを示す車内処理データとを含む前記車内信号を車内指向電波で送信する第1の送信ステップと、
    前記起動データと、前記車外の携帯機に対して送信したことを示す車外処理データとを含む前記車外信号を車外指向電波で送信する第2の送信ステップと、
    前記起動データを送信した後、前記車内処理データを送信するよう前記第1の送信ステップの処理を制御して前記車内信号を送信させる車内信号送信制御ステップと、
    前記車内信号送信ステップの処理により、前記起動データの送信が終了する終了タイミングを検出するタイミング検出ステップと、
    前記終了タイミングから前記起動データを送信した後、前記車外処理データを送信するよう前記第2の送信ステップの処理を制御して前記車外信号を送信させる車外信号送信制御ステップと
    を含む車両通信方法。
  8. 車両の車外の携帯機に対して車外信号を、車内の携帯機に対して車内信号を送信し、前記携帯機から送信される指示データを受信する車両通信装置を制御するコンピュータに、
    前記携帯機を起動させる起動データと、前記車内の携帯機に対して送信したことを示す車内処理データとを含む前記車内信号を車内指向電波で送信する第1の送信ステップと、
    前記起動データと、前記車外の携帯機に対して送信したことを示す車外処理データとを含む前記車外信号を車外指向電波で送信する第2の送信ステップと、
    前記起動データを送信した後、前記車内処理データを送信するよう前記第1の送信ステップの処理を制御して前記車内信号を送信させる車内信号送信制御ステップと、
    前記車内信号送信ステップの処理により、前記起動データの送信が終了する終了タイミングを検出するタイミング検出ステップと、
    前記終了タイミングから前記起動データを送信した後、前記車外処理データを送信するよう前記第2の送信ステップの処理を制御して前記車外信号を送信させる車外信号送信制御ステップと
    を含む処理を実行させるプログラム。
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