JP2010214248A - 固液分離システム - Google Patents

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Abstract

【課題】固液分離システムにおける分離効率を向上して処理時間を短縮するとともに、設置スペースを低減する。
【解決手段】原水に原水中の固体を凝集する凝集剤を注入する凝集剤注入装置13と、凝集剤が注入された原水に凝集剤で形成されるフロックを硬化又は強化する凝集助剤を注入する第1凝集助剤注入装置16と、凝集助剤が注入された原水を内部で旋回して原水中の固体をフロックにするフロック形成部及び当該フロック形成部よりも高速に原水を旋回して原水からフロックを分離する固体回収部とを有する遠心分離装置18とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、排水処理や浄水処理等の水処理で原水を固体と液体とに分離する固液分離システムに関する。
排水処理や浄水処理等の水処理では、原水に含まれる懸濁物質や濁度成分等の固体の分離には、沈降分離の利用が一般的である。例えば、図14に示す固液分離システム1では、原水ポンプ100が、処理対象となる原水を混和槽101に送水する。混和槽101は、内部に混和装置102を備えており、送水された原水と凝集剤注入装置103から注入された凝集剤とを混和し、反応槽104に送水する。反応槽104は、内部に混合装置105を備えており、送水された原水と凝集助剤注入装置106から注入された凝集助剤とを混合し、フロック形成槽107に送水する。
フロック形成槽107は、内部にフロキュレータ108を備えており、送水された原水に含まれていた懸濁物質や濁度物質をフロックに成長させ、成長したフロックを含む原水を重力沈降槽109に送水する。重力沈降槽109では、重力を利用してフロックを沈降させて、上澄みを清澄な処理水として流出する。
すなわち、固液分離システム1では、水と懸濁物質や濁度成分のフロックとの比重差を利用し、水よりも比重の大きいフロックを沈降させた後に上澄液を処理水として得ることで、原水を固体(懸濁物質、濁度成分)と液体(処理水)とに分離している。
図1を用いて上述した従来の固液分離システム1は、フロックを形成するためにフロック形成槽107での原水の滞留時間を長くする必要があるため、フロック形成槽107の容積が大きくなる。また、フロックの沈降速度が遅いために重力沈降槽109での滞留時間を長くする必要があるため、重力沈降槽109の容積も大きくなる。したがって、上述したような重力沈降を利用した従来の固液分離システム1では、処理時間が長くなるとともに、広い設置スペースを確保する必要があった。
近年では、傾斜管や傾斜板を利用して分離効率を向上させ、処理時間の短縮を図る固液分離システムもあるが、傾斜管や傾斜板を利用しても、分離効率の向上や処理時間の短縮には限界があり、設置には広いスペースの確保が必要であった。
分離効率を向上するとともに、設置スペースを縮小する構成として、遠心力を利用して所定の粒径以上の固体を分離する液体サイクロンが用いられている(例えば、特許文献1参照)。液体サイクロンを用いた場合、内部で旋回する原水中の固体を、遠心力を利用して沈降又は浮上させることで、処理速度が向上する。したがって、重力沈降槽と比較して、液体サイクロンの容積を小さく、設置スペースも縮小することができる。
特開2004−313900号公報
従来の液体サイクロンでは、所定の粒径以上の固体は液体と分離することができるが、微小な固体の場合、重力のみでは液体と分離することができない。図14を用いて上述したような固液分離システム1の重力沈降槽109の場合、凝集剤注入装置103によって凝集剤を注入したり、凝集助剤注入装置106によって凝集剤を注入し、フロック形成槽108でそのような微小で軽量の固体をフロックに形成し、元の固体よりもサイズを大きく、重量を重くすることで、沈降させることができる。
しかしながら、フロックを含む原水を特許文献1に記載されるような液体サイクロンに注入した場合、液体サイクロンの内部で旋回する際に生じるせん断力でフロックが破壊する。そのため、原水中の懸濁物質等で形成されたフロックは、液体サイクロンによっては分離することのできない粒径に戻ってしまう問題があった。すなわち、フロックを形成して分離する必要のある微小な固体の分離には、従来の液体サイクロンを利用することができず、図14を用いて上述したような重力沈降槽14が必須となるため、処理時間が長なり、システムの設置スペースを広く確保する必要があった。
したがって、本発明によれば、分離効率を向上して処理時間を短縮するとともに、設置スペースを縮小する固液分離システムを提供する。
上記の課題を解決するために、本発明は固体を含む原水が流入されると、この原水を固体と液体とに分離する固液分離システムであって、原水に原水中の固体を凝集する凝集剤を注入する凝集剤注入装置と、凝集剤が注入された原水に凝集剤で形成されるフロックを硬化又は強化する凝集助剤を注入する第1凝集助剤注入装置と、凝集助剤が注入された原水を内部で旋回して原水中の固体をフロックにするフロック形成部及び当該フロック形成部よりも高速に原水を旋回して原水からフロックを分離する固体回収部とを有する遠心分離装置とを備える。
本発明は、固液分離システムにおける分離効率を向上して処理時間を短縮するとともに、設置スペースを低減することができる。
第1の実施形態に係る固液分離システムの概略図である。 図1の固液分離システムの遠心分離装置の概略図である。 第2の実施形態に係る固液分離システムの概略図である。 第3の実施形態に係る固液分離システムの概略図である。 第4の実施形態に係る固液分離システムの概略図である。 図5の固液分離システムが利用する制御用データの一例である。 第4の実施形態の変形例に係る固液分離システムの概略図である。 第5の実施形態に係る固液分離システムの概略図である。 図8の固液分離システムが利用する制御用データの一例である。 第5の実施形態の変形例に係る固液分離システムの概略図である。 第6の実施形態に係る固液分離システムの概略図である。 第7の実施形態に係る固液分離システムの概略図である。 第7の実施形態の変形例に係る固液分離システムの概略図である。 従来の固液分離システムの概略図である。
以下に、図面を用いて本発明の各実施形態に係る固液分離システムについて説明する。本発明に係る固液分離システムは、図14を用いて上述した従来の固液分離システム1と同様に、排水処理や浄水処理等の水処理において、懸濁物質等の固体を含む原水を固体と液体とに分離する装置である。以下の説明において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
〈第1の実施形態〉
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る固液分離システム1aは、原水ポンプ10によって原水が導入される混和槽11と、原水に凝集剤を注入する凝集剤注入装置13と、混和槽11で凝集剤が混和された原水が導入される反応槽14と、原水に凝集剤によって形成されるフロックを硬化又は強化させる凝集助剤を注入する凝集助剤注入装置16と、送水ポンプ17によって凝集剤で凝集した固体(懸濁物質)を含む原水が導入され、内部で原水を旋回させて液体(処理水)と固体(凝集剤で凝集された懸濁物質)に分離する遠心分離装置18を備えている。
凝集剤注入装置13は、混和槽11内の原水に、原水に含まれる固体を凝集させる凝集剤を注入する。凝集剤には、ポリ塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、塩化第2鉄、硫酸バンド等の無機系の凝集剤を利用する。ここで利用する凝集剤の種類は、原水に含まれる固体の種類や量や帯電状態によっても異なり、固液分離システム1aが処理対象の原水によって定められる。
混和槽11は、内部に、混和槽11内の原水を混和する混和装置12を有している。したがって、混和槽11内では、混和装置12が原水と凝集剤とを混和することで、凝集剤による凝集効果によって原水中の懸濁物質等の固体が凝集してフロックに成長する。
凝集助剤注入装置16は、反応槽14内の原水に、凝集剤の凝集効果で形成されたフロックを硬化させたり強化させる凝集助剤を注入する。凝集助剤には、ポリアクリルアミド等の有機高分子凝集剤を利用する。ここで使用する凝集助剤は、原水に含まれる固体の種類や量によっても異なり、固液分離システム1aが処理対象の原水によって定められる。すなわち、この凝集助剤注入装置16が注入する凝集助剤は、凝集を促進させる目的で用いられるだけではなく、主に凝集で生成されたフロックを硬化又は強化させる目的で用いる。フロックの表面の状態を硬く(硬化)することで、フロックが破壊されにくくなる。また、フロックの結合を強く(強化)することでも、フロックが破壊されにくくなる。
反応槽14は、内部に、反応槽14内の原水を混合する第1混合装置15を有している。したがって、反応槽14内では、混合装置15が原水と凝集助剤を混合することで、原水中の固体が混和槽11で形成されたよりも硬く又は強固なフロックに成長させ、フロックの耐久性を向上させる。
遠心分離装置18は、例えば、図2に示すように、流入する原水を内部で旋回する機能を備える一般的な液体サイクロン形状であって、円筒形状のフロック形成部19と、このフロック形成部19に接合する漏斗形状の固体回収部20で形成されている。フロック形成部19は、高さを直径よりも長くすることで、内部における原水の旋回速度を低速にすることができる。また、固体回収部20の内部における原水の旋回速度をフロック形成部19の内部における原水の旋回速度よりも高速にするため、固体回収部20の側面で形成される角度を15〜20度程度にすることが望ましい。固液分離システム1aでは、この遠心分離装置18に流入する原水の量や原水を流入する管の径を調整し、固体回収部20においてフロック形成部19で形成されたフロックを分離するのに十分な旋回流(遠心力)を与える流速で流入する必要がある。
フロック形成部19内では、送水ポンプ17によって送水された原水がフロックを成長させながら旋回する。特に、フロック形成部19内での原水の旋回流が高速であるよりも低速である方が原水中で細かいフロック同士が衝突しやすく、フロックを大きく成長させることができる。また、フロック形成部19に流入する原水は、凝集助剤を含んでいるためフロックが形成されるための滞留時間を確保でき、フロック形成部19で形成されるフロックは、凝集助剤を含んでいない原水中にあるよりも、硬く又は強固で耐久性のあるフロックとなる。
固体回収部20内では、原水はフロック形成部19よりも早い流速で旋回し、重力及び遠心力によって水との比重差が大きいフロックが沈降する。この固体回収部20において分離効率を向上するためにはフロックを大きく形成するとともに、旋回する原水中でフロックがせん断力により微細化されるのを防止する必要がある。上述したように、フロック形成部19内では、低速で原水を旋回させるため、フロック同士を衝突させてフロックを大きく成長させるとともに、凝集助剤によって、硬く又は強固な耐久性のあるフロックに成長させ、固体回収部20での分離効率を向上することができる。
遠心分離装置18では、フロックの沈降により、固体と液体とを分離することができる。また、フロック形成部19の上層には、フロックが沈降後の上澄み液を処理水として送水する処理水排出口181が形成されている。固液分離システム1aでは、固体と分離された液体(処理水)は、この処理水排出口181から排出される。
なお、上述の説明では遠心分離装置18として液体サイクロンを用いているが、液体サイクロン以外にも、固体と液体とを分離する他の遠心分離装置(デカンタ等)を利用してもよい。この場合、液体サイクロン以外の遠心分離装置18であっても、流入する原水を低速に旋回させてフロックを成長させるフロック形成部と、成長したフロックを含む原水をフロック形成部より高速で旋回させ、フロックを回収する固体回収部とを有する必要がある。
上述したように、第1の実施形態に係る固液分離システム1aでは、凝集助剤を注入し、硬く又は強固な耐久性のあるフロックを形成している。したがって、固液分離システム1aによれば、原水を旋回させたとしても、せん断力で原水中のフロックが破壊されることがないため、遠心分離装置18によるフロックの回収が可能となり、重力沈降の場合と比較して短時間でフロックを回収できるため、分離効率が向上する。
また、固液分離システム1aによれば、遠心分離装置18内のフロック形成部19でフロックを大きく成長させることができる。したがって、固体回収部20でフロックを回収しやすくなり、分離効率が向上する。
さらに、固液分離システム1aによれば、遠心分離装置18で旋回流を発生して重力とともに遠心力を利用してフロックを沈降させるため、従来の重力のみを利用する場合と比較して短時間でフロックを沈降させ、分離効率を向上することができる。
また、固液分離システム1aによれば、凝集剤を注入して耐久性のあるフロックを形成するため、従来の固液分離システムで必要であったフロック形成槽と重力沈降槽に代えて、同様の機能を有する遠心分離装置18のみを有していれば同様の効果を得ることができるため、設置スペースを縮小するとともに、システムの簡易化を実現することができる。
〈第2の実施形態〉
図3に示すように、本発明の第2の実施形態に係る固液分離システム1bは、図1を用いて上述した第1の実施形態に係る固液分離システム1aと比較して、反応槽(第1反応槽)14、混合装置(第1混合装置)15及び凝集助剤注入装置(第1凝集助剤注入装置)16の他に、第2反応槽21、第2混合装置22及び第2凝集助剤注入装置23を備えている点で異なる。また、この固液分離システム1bでは、遠心分離装置18には、第1反応槽14ではなく第2反応槽21から原水が送水される。
第2凝集助剤注入装置23は、第2反応槽内の原水に、凝集助剤の凝集効果で形成されたフロックを硬化させたり強化させたり大きくする凝集助剤を注入する。ここで注入する凝集助剤にも、ポリアクリルアミド等の有機高分子凝集剤を利用する。この凝集助剤には、このように第2凝集助剤注入装置23で凝集助剤を注入することで、第1凝集助剤注入装置のみが凝集剤を注入する場合よりもさらにフロックを硬化又は強化させたり大きくすることができる。また、この第2凝集助剤注入装置23は、第1凝集助剤注入装置16が注入した凝集助剤と同一種類の凝集助剤を注入してもよいし、異なる種類の凝集助剤を注入してもよい。
すなわち、第1凝集助剤注入装置16でフロックを硬化させる凝集助剤を注入した後、第2凝集助剤注入装置23でフロックを強化させる凝集助剤を注入すれば、フロックを硬化するとともに強化することができる。また、第1凝集助剤注入装置16でフロックを硬化させる凝集助剤を注入した後、第2凝集助剤注入装置23でフロックを大きくする凝集助剤を注入すれば、フロックを硬化するとともに大きくすることができる。
第2反応槽21は、内部に第2混合装置22を有している。したがって、第2反応槽21内では、第2混合装置22が原水、凝集剤及び凝集助剤を混合し、原水中の固体が混和槽11及び第1反応槽14で形成されたフロックよりも耐久性の高い又は大きいフロックにすることができる。フロックの耐久性をより強化した場合、フロックがさらに破壊されにくくなり、固体の回収率が向上する。また、フロックを大きくした場合には、固体回収部20でフロックが回収しやすくなり、固体の回収率が向上する。
上述したように、第2の実施形態に係る固液分離システム1bでは、第2凝集助剤注入装置23によって凝集助剤を注入して分離効率を向上することができる。
また、第2の実施形態に係る固液分離システム1bによれば、第1の実施形態に係る固液分離システム1aと同様にシステム全体の省スペース化及びシステムの簡易化を実現することができるとともに、分離効率を向上することができる。
〈第3の実施形態〉
図4に示すように、本発明の第3の実施形態に係る固液分離システム1cは、図2を用いて上述した第2の実施形態に係る固液分離システム1bと比較して、混和槽11の前段に、第1調整槽24と、凝集剤が注入される前の原水に調整剤を注入する第1調整剤注入装置25とを備え、混和槽11の後段かつ第1反応槽14の前段に、第2調整槽26と、凝集剤が注入されかつ凝集助剤が注入される前の原水に調整剤を注入する第2調整剤注入装置27とを備えている点で異なる。この固液分離システム1cでは、混和槽11から排出された原水は、第2調整槽26を経て第1反応槽14に送水される。
第1調整剤注入装置25は、第1調整槽24に、凝集剤の作用する適切なpH領域に調整して凝集効果を向上するために原水のpH値を調整する酸やアルカリ等の調整剤(pH調整剤)を注入する。
第1調整槽24は、第1調整剤注入装置25によって注入された調整剤によってpH値が調整された原水を混和槽11に送水する。
第2調整剤注入装置27は、第2調整槽26に、凝集助剤の作用する適切なpH領域に調整して凝集効果を向上するために原水のpH値を調整する酸やアルカリ等の調整剤(pH調整剤)を注入する。
第2調整槽26は、第2調整剤注入装置27によって注入された調整剤によってpH値が調整された原水を第1反応槽14に送水する。
上述したように、第3の実施形態に係る固液分離システム1cでは、調整剤注入装置25,27によって原水に調整剤を注入し、原水のpH値を凝集に最適な値にする。したがって、固液分離システム1cによれば、凝集効果を向上させて分離に最適なフロックを形成し、分離効率を向上することができる。
また、第3の実施形態に係る固液分離システム1cによれば、第1の実施形態に係る固液分離システム1aと同様にシステム全体の省スペース化及びシステムの簡易化を実現することができるとともに、分離効率を向上することができる。
なお、固液分離システム1cでは、第2の反応槽21、第2の混合装置22及び第2の凝集助剤注入装置23は備えていなくてもよい。また、固液分離システム1cは、混和槽11の前に第1調整剤注入装置25及び第1調整槽24を備え、第1反応槽14の前に第2調整剤注入装置27及び第2調整槽26を備えているが、いずれかの調整剤注入装置のみを備えていてもよい。さらに、固液分離システム1cは、第1反応槽14の前段に調整剤を注入する調整剤注入装置27を備え、第2反応槽21の前段にも調整剤を注入する調整剤注入装置を備えていてもよい。
〈第4の実施形態〉
図5に示すように、本発明の第4の実施形態に係る固液分離システム1dは、図4を用いて上述した第3の実施形態に係る固液分離システム1cと比較して、第1調整剤注入装置25が調整剤を注入する前の原水のpH値を測定する第1pH測定装置28と、第1pH測定装置28の測定結果に応じて第1調整剤注入装置25による調整剤の注入量を制御する第1pH制御装置29と、凝集剤が注入された後かつ第2調整剤注入装置27が調整剤を注入する前の原水のpH値を測定する第2pH測定装置30と、第2pH測定装置30の測定結果に応じて第2調整剤注入装置27による調整剤の注入量を制御する第2pH制御装置31とを備えている点で異なる。
第1pH測定装置28は、pHセンサ等、原水のpH値を測定可能な手段である。この第1pH測定装置28は、第1調整槽24の前段に配置され、第1調整槽24に送水する原水のpH値を測定する。すなわち、第1pH測定装置28は、pH調整剤や凝集剤が注入される前の原水のpH値を測定する。
第1pH制御装置29は、第1pH測定装置28で測定されたpH値を入力すると、入力したpH値に応じて凝集剤の効果を最適にできるpH値にする量の調整剤を第1調整槽24に注入させる制御信号を第1調整剤注入装置25に出力する。すなわち、第1pH制御装置29は、第1pH測定装置28の測定結果を利用して第1調整剤注入装置25をフィードフォワード制御する。第1pH制御装置29は、例えば、図6に示すような原水のpH値と調整剤の注入量の関係を表わす関係式を記憶しており、入力したpH値に対応する注入量を求め、制御信号を出力する。
第2pH測定装置30は、pHセンサ等、原水のpH値を測定可能な手段である。この第2pH測定装置30は、混和槽11の後段かつ第2調整槽26の前段に配置され、第2調整槽26に送水する原水のpH値を測定する。すなわち、第2pH測定装置30は、凝集助剤が注入された後の原水のpH値を測定する。
第2pH制御装置31は、第2pH測定装置30で測定されたpH値を入力すると、入力したpH値に応じて凝集助剤の効果を最適にできるpH値にする量の調整剤を第2調整槽26に注入させる制御信号を第2調整剤注入装置27に出力する。すなわち、第2pH制御装置31は、第2pH測定装置30の測定結果を利用して第2調整剤注入装置27をフィードフォワード制御する。この第2pH制御装置31でも、第1pH制御装置29と同様に、原水のpH値と調整剤の注入量の関係を表わす関係式を記憶しており、入力したpH値に対応する注入量を求め、制御信号を出力する。
上述したように、第4の実施形態に係る固液分離システム1dでは、調整剤注入装置25,27は、原水のpH値に応じた適量の調整剤を注入する。したがって、固液分離システム1dでは、過多又は過少な調整剤の注入を防止しながらフロックを形成し、分離効率を向上することができる。
また、第4の実施形態に係る固液分離システム1dによれば、第3の実施形態に係る固液分離システム1cと同様にシステム全体の省スペース化及びシステムの簡易化を実現することができるとともに、分離効率を向上することができる。
なお、固液分離システム1dは、第1pH測定装置28及び第1pH制御装置29のみを備えていてもよいし、第2pH測定装置30及び第2pH制御装置31のみを備えていてもよい。また、固液分離システム1dは、第2の反応槽21、第2の混合装置22及び第2の凝集助剤注入装置23は備えず、第1の反応槽14、第1の混合装置15及び第1の凝集助剤注入装置16のみを備えていてもよい。
〈第4の実施形態の変形例〉
図7を用いて、第4の実施形態の変形例に係る固液分離システム1eについて説明する。本発明の第4の実施形態の変形例に係る固液分離システム1eは、図5を用いて上述した第4の実施形態に係る固液分離システム1dと比較して、第1pH測定装置28が第1調整槽24の後段に配置され、第2pH測定装置30が第2調整槽26の後段に配置されている点で異なる。
第1pH測定装置28は、第1調整槽24でpHが調整された原水のpH値を測定する。また、第1pH制御装置29は、第1pH測定装置28で測定されたpH値を入力すると、入力したpH値に応じて第1調整剤注入装置25をフィードバック制御する。第1pH測定装置28は、例えば、図6を用いて上述したような原水のpH値とこのpH値に対する調整剤の最適な注入量の関係を表わす関係式を記憶しており、入力したpH値に対応する注入量を求め、制御信号を出力する。
第2pH測定装置30は、第2調整槽26でpHが調整された原水のpH値を測定する。また、第2pH制御装置31は、第2pH測定装置30で測定されたpH値を入力すると、入力したpH値に応じて第2調整剤注入装置27をフィードバック制御する。第2pH測定装置30でも、第1pH測定装置28と同様に、原水のpH値とこのpH値に対する調整剤の最適な注入量の関係を表わす関係式を記憶しており、入力したpH値に対応する注入量を求め、制御信号を出力する。
上述したように、第4の実施形態の変形例に係る固液分離システム1eでは、第4の実施形態に係る固液分離システム1dと同様に、調整剤注入装置25,27は、原水のpH値に応じた適量の調整剤を注入する。したがって、固液分離システム1eでは、過多又は過少の調整剤の注入を防止しながらフロックを形成し、分離効率を向上することができる。
また、第4の実施形態の変形例に係る固液分離システム1eでは、第4の実施形態に係る固液分離システム1dと同様にシステム全体の省スペース化及びシステムの簡易化を実現することができるとともに、分離効率を向上することができる。
なお、図7に示す固液分離システム1eは、第1pH測定装置28及び第1pH制御装置29のみを備えていてもよいし、第2pH測定装置30及び第2pH制御装置31のみを備えていてもよい。また、図7に示す固液分離システム1eは、第1の反応槽14、第1の混合装置15及び第1の凝集助剤注入装置16のみを備えていてもよい。
〈第5の実施形態〉
図8に示すように、本発明の第5の実施形態に係る固液分離システム1fは、図4を用いて上述した第3の実施形態に係る固液分離システム1cと比較して、第1調整槽24に流入する原水の流動電流値を測定する第1流動電流計32と、第1流動電流計32の測定結果に応じて凝集剤注入装置13による凝集剤の注入量を制御する凝集剤注入制御装置33と、凝集剤が注入された後かつ第2調整剤注入装置27が調整剤を注入する前の原水の流動電流を測定する第2流動電流計34と、第2流動電流計34の測定結果に応じて第1凝集助剤注入装置16による凝集助剤の注入量を制御する凝集助剤注入制御装置35とを備えている点で異なる。
第1流動電流計32は、原水の流動電流値を測定する電流計である。この第1流動電流計32は、第1調整槽24の前段に配置され、第1調整槽24に送水する原水の流動電流値を測定する。すなわち、第1流動電流計32は、pH調整剤や凝集剤が注入される前の原水のpH値を測定する。
凝集剤注入制御装置33は、第1流動電流計32で測定された流動電流値を入力すると、入力した流動電流値に応じてフロックの形成に最適な量の凝集剤を混和槽11に注入させる制御信号を凝集剤注入装置13に出力する。すなわち、凝集剤注入制御装置33は、第1流動電流計32の測定結果を利用して凝集剤注入装置13をフィードフォワード制御する。
この凝集剤注入制御装置33は、例えば、図9に示すような原水の流動電流値と調整剤の注入量の関係を表わす関係式を記憶しており、入力した電流値に対応する注入量を求め、制御信号を出力する。
第2流動電流計34は、原水の流動電流値を測定する電流計である。この第2流動電流計34は、第2調整槽26の前段に配置され、第2調整槽26に送水する原水の流動電流値を測定する。すなわち、第2流動電流計34は、凝集剤が注入された後の原水の流動電流値を測定する。
凝集助剤注入制御装置35は、第2流動電流計34で測定された流動電流値を入力すると、入力した流動電流値に応じてフロックの形成に最適な量の凝集助剤を第1反応槽14に注入させる制御信号を第1凝集助剤注入装置16に出力する。すなわち、凝集助剤注入制御装置35は、第2流動電流計34の測定結果を利用して第1凝集助剤注入装置16をフィードフォワード制御する。
この凝集助剤注入制御装置35でも、凝集剤注入制御装置33と同様に、原水の流動電流値と調整剤の注入量の関係を表わす関係式を記憶しており、入力した電流値に対応する注入量を求め、制御信号を出力する。
上述したように、第5の実施形態に係る固液分離システム1fでは、凝集剤注入装置13は、原水の流動電流値に応じた適量の凝集剤を注入する。また、固液分離システム1fでは、第1凝集助剤注入装置16は、原水の流動電流に応じた適量の凝集助剤を注入する。したがって、固液分離システム1fによれば、過多又は過少な凝集剤の注入を防止してフロックを形成し、分離効率を向上することができる。また、固液分離システム1fでは、過多又は過少な凝集助剤の注入を防止してフロックを形成し、分離効率を向上することができる。
また、第5の実施形態に係る固液分離システム1fによれば、第3の実施形態に係る固液分離システム1cと同様にシステム全体の省スペース化及びシステムの簡易化を実現することができるとともに、分離効率を向上することができる。
なお、固液分離システム1fは、第1流動電流計32及び凝集剤注入制御装置33のみを備えていてもよいし、第2流動電流計34及び凝集助剤注入制御装置35のみを備えていてもよい。
また、図8に示す固液分離システム1fは、図1に示したように第2の反応槽21、第2混合装置22及び第2凝集助剤注入装置23は備えず、第1反応槽14、第1混合装置15及び第1凝集助剤注入装置16のみを有することもできる。
さらに、図8に示す固液分離システム1fでは、調整槽24,26及び調整剤注入装置25,27を有しているが、調整槽24,26、調整剤注入装置25,27は有していなくてもよい。
〈第5の実施形態の変形例〉
図10を用いて、第5の実施形態の変形例に係る固液分離システム1gについて説明する。本発明の第5の実施形態の変形例に係る固液分離システム1gは、図8を用いて上述した第5の実施形態に係る固液分離システム1fと比較して、第1流動電流計32が混和槽11の後段に配置され、第2流動電流計34が第1反応槽14の後段かつ第2反応槽21の前段に配置されている点で異なる。
第1流動電流計32は、混和槽11で凝集剤が混和された原水の流動電流値を測定する。また、凝集剤注入制御装置33は、第1流動電流計32で測定された流動電流値を入力すると、入力した流動電流値に応じて凝集剤注入装置13をフィードバック制御する。第1流動電流計32は、例えば、図9を用いて上述したような原水の流動電流値と調整剤の注入量の関係を表わす関係式を記憶しており、入力した電流値に対応する注入量を求め、制御信号を出力する。
第2流動電流計34は、第1反応槽14で凝集助剤が混合された原水の流動電流値を測定する。また、凝集助剤注入制御装置35は、第2流動電流計34で測定された流動電流値を入力すると、入力した流動電流値に応じて第1凝集助剤注入装置16をフィードバック制御する。第2流動電流計34でも、第1流動電流計32と同様に、原水の流動電流値と調整剤の注入量の関係を表わす関係式を記憶しており、入力した電流値に対応する注入量を求め、制御信号を出力する。
上述したように、第5の実施形態の変形例に係る固液分離システム1gでは、凝集剤注入装置13は、原水の流動電流値に応じた適量の凝集剤を注入する。また、固液分離システム1gでは、第1凝集助剤注入装置16は、原水の流動電流に応じた適量の凝集助剤を注入する。したがって、固液分離システム1gでは、過多又は過少な凝集剤の注入を防止、分離効率を向上することができる。また、固液分離システム1gでは、過多又は過少な凝集助剤の注入を防止、分離効率を向上することができる。
加えて、第5の実施形態の変形例に係る固液分離システム1gによれば、第3の実施形態に係る固液分離システム1cと同様にシステム全体の省スペース化及びシステムの簡易化を実現することができるとともに、分離効率を向上することができる。
なお、固液分離システム1gは、第1流動電流計32及び凝集剤注入制御装置33のみを備えていてもよいし、第2流動電流計34及び凝集助剤注入制御装置35のみを備えていてもよい。また、固液分離システム1gは、第1反応槽14、第1混合装置15及び第1凝集助剤注入装置16のみを有することもできる。さらに、固液分離システム1gは、調整槽24,26、調整剤注入装置25,27は有していなくてもよい。
〈第6の実施形態〉
図11に示すように、本発明の第6の実施形態に係る固液分離システム1hは、図3を用いて上述した第2の実施形態に係る固液分離システム1bと比較して、フロック循環装置36を備えている点で異なる。
フロック循環装置36は、遠心分離装置18で分離されたフロック(固体)が流入されると、このフロックを原水に供給する。このフロック循環装置36が原水と凝集助剤とが混合させる前に遠心分離装置18で分離させたフロックを供給することで、第2反応槽21から排出されるフロックを強固で大きいものとすることができる。したがって、フロックの供給は、混和槽11から第2反応槽21の間であればよく、例えば、フロック循環装置36は、混和槽11、第1反応槽14又は第2反応槽21にフロックを供給することもできる。
上述したように、第6の実施形態に係る固液分離システム1hでは、フロック循環装置36が遠心分離装置18で回収されたフロックを原水に循環させている。したがって、固液分離システム1fによれば、原水に含まれる懸濁物質や濁度物質は循環するフロックに凝集されてさらに硬く又は強固なフロックが形成されて分離効率が向上する。
また、第6の実施形態に係る固液分離システム1hによれば、第2の実施形態に係る固液分離システム1bと同様にシステム全体の省スペース化及びシステムの簡易化を実現することができるとともに、分離効率を向上することができる。
〈第7の実施形態〉
図12に示すように、本発明の第7の実施形態に係る固液分離システム1iは、図3を用いて上述した第2の実施形態に係る固液分離システム1bと比較して、フロック循環装置37を備えている点で異なる。
フロック循環装置37は、遠心分離装置18で分離されたフロック(固体)が流入されると、このフロックを第2反応槽21から流出されて遠心分離装置18に流入する原水に供給する。遠心分離装置18によって固液分離をする際、処理する原水の懸濁物質濃度が100〜1000ppm程度の範囲であるときに良好な分離効率が得られる。したがって、フロック循環装置37は、原水の濁度が低いときに原水にフロックを添加する。
上述したように、第7の実施形態に係る固液分離システム1iでは、フロック循環装置37が遠心分離装置18で回収されたフロックを原水に循環させて原水の懸濁物質濃度を調整し、分離効率を向上することができる。
また、第7の実施形態に係る固液分離システム1iによれば、第2の実施形態に係る固液分離システム1bと同様にシステム全体の省スペース化及びシステムの簡易化を実現することができるとともに、分離効率を向上することができる。
〈第7の実施形態の変形例〉
図13に示すように、本発明の第7の実施形態の変形例に係る固液分離システム1iは、図12を用いて上述した第7の実施形態に係る固液分離システム1iと比較して、2台の遠心分離装置18a,18bを備えている点で異なる。
固液分離システム1iで使用する第1遠心分離装置18aと第2遠心分離装置18bとは、それぞれ図2を用いて上述したように、フロック形成部19と固体回収部20とを備えている。
固液分離システムiは、2台の遠心分離装置18a,18bを使用することで、第1遠心分離装置18aで分離できなかった懸濁物質等を第2遠心分離装置18bで分離することができ、分離効率を向上することができる。
とくに、遠心分離装置18a,18bでは、小さくするほど小さいフロックを回収することができる。したがって、第2遠心分離装置18bを第1遠心分離装置18aよりも小さくすることで、分離効率を向上することができる。
1a〜1h…固液分離システム
10…原水ポンプ
11…混和槽
12…混和装置
13…凝集剤注入装置
14…反応槽、14…第1反応槽
15…混合装置、第1混合装置
16…凝集助剤注入装置、第1凝集助剤注入装置
17…送水ポンプ
18,18a…遠心分離装置(第1遠心分離装置)
18b…第2遠心分離装置
181…処理水排出口
182…フロック排出口
19…フロック形成部
20…固体回収部
21…第2反応槽
22…第2混合装置
23…第2凝集助剤注入装置
24…第1調整槽
25…第1調整剤注入装置
26…第2調整槽
27…第2調整剤注入装置
28…第1pH測定装置
29…第1pH制御装置
30…第2pH測定装置
31…第2pH制御装置
32…第1流動電流計
33…凝集剤注入制御装置
34…第2流動電流計
35…凝集助剤注入制御装置
36…フロック循環装置
37…フロック循環装置
100…原水ポンプ
101…混和槽
102…混和装置
103…凝集剤注入装置
104…反応槽
105…混合装置
106…凝集助剤注入装置
107…フロック形成槽
108…フロキュレータ
109…重力沈降槽

Claims (10)

  1. 固体を含む原水が流入されると、この原水を固体と液体とに分離する固液分離システムであって、
    原水に原水中の固体を凝集する凝集剤を注入する凝集剤注入装置と、
    凝集剤が注入された原水に凝集剤で形成されるフロックを硬化又は強化する凝集助剤を注入する第1凝集助剤注入装置と、
    凝集助剤が注入された原水を内部で旋回して原水中の固体からフロックを形成するフロック形成部及び当該フロック形成部よりも高速に原水を旋回して原水からフロックを分離する固体回収部とを有する遠心分離装置と、
    を備えることを特徴とする固液分離システム。
  2. 前記第1凝集助剤注入装置によって凝集助剤が注入された原水にフロックを硬化、強化又は大きくする凝集助剤を注入する第2凝集助剤注入装置とを備えることを特徴とする請求項1に記載の固液分離システム。
  3. 凝集剤を注入前の原水にpHを調整する調整剤を注入する第1調整剤注入装置と、
    原水と前記第1調整剤注入装置に注入された調整剤とを混和する混和装置と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の固液分離システム。
  4. 凝集剤を注入後かつ凝集助剤が注入される前の原水にpHを調整する調整剤を注入する第2調整剤注入装置と、
    原水と前記第2調整剤注入装置に注入された調整剤とを混和する第2混和装置と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の固液分離システム。
  5. 前記第1調整剤注入装置が調整剤を注入する前又は調整剤を注入した後の原水のpH値を測定する第1pH値測定手段と、
    前記第1pH値測定手段で測定されたpH値に応じて前記第1調整剤注入装置による調整剤の注入量を制御する第1調整剤制御装置と、
    を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の固液分離システム。
  6. 前記第2調整剤注入装置が調整剤を注入する前又は調整剤を注入した後の原水のpH値を測定する第2pH値測定手段と、
    前記第2pH値測定手段で測定されたpH値に応じて前記第2調整剤注入装置による調整剤の注入量を制御する第2調整剤制御装置と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の固液分離システム。
  7. 前記凝集剤注入装置が凝集剤を注入する前の原水又は凝集剤を注入した後の原水の流動電流値を測定する第1流動電流測定手段と、
    前記第1流動電流測定手段で測定された電流値に応じて前記凝集剤注入装置による凝集剤の注入量を制御する凝集剤制御装置と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の固液分離システム。
  8. 前記第1凝集助剤注入装置が凝集助剤を注入する前の原水又は注入した後の原水の流動電流値を測定する第2流動電流測定手段と、
    前記第2流動電流測定手段で測定された電流値に応じて前記第1凝集助剤注入装置による凝集助剤の注入量を制御する凝集助剤制御装置と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の固液分離システム。
  9. 前記遠心分離装置内で沈降したフロックを回収し、前記凝集剤が注入された後、前記遠心分離装置に流入する前のいずれかの原水に回収したフロックを循環させる循環装置を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1に記載の固液分離システム。
  10. 連続する複数の遠心分離装置を備え、後段の遠心分離装置は、前段で分離された処理水を原水として固液分離することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1に記載の固液分離システム。
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