JP2010212631A - 磁気抵抗効果素子および磁気記憶装置 - Google Patents

磁気抵抗効果素子および磁気記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストでホイスラー合金の規則化を促進させ、高い磁気抵抗効果を実現すること。
【解決手段】下地層11に自由磁化層12、非磁性層13、固定磁化層14、反強磁性層15および保護層16を積層した積層構造を有する磁気抵抗効果素子1において、自由磁化層12を固定磁化層14のうち少なくともいずれか1層をホイスラー合金で形成し、下地層、非磁性層13、保護層16のうち少なくとも1層をB2規則化構造の合金層で形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定磁化層と自由磁化層との間に非磁性層を介在させた磁気抵抗効果素子と、かかる磁気抵抗効果素子を用いる磁気記憶装置に関する。
近年、記憶装置として広く用いられている磁気ディスク装置において、記録媒体である磁気ディスクからの読み出しに磁気抵抗効果素子が利用されてきた。磁気抵抗効果素子としては、固定磁化層と自由磁化層との間に非磁性層を設けた構造が用いられる。固定磁化層は磁化が所定の方向に固定されているのに対し、自由磁化層の磁化方向は外部の磁界に応じて変化する。自由磁化層の磁化方向が変化すると、磁気抵抗効果素子の抵抗値が変化するので、磁気抵抗効果素子を磁気ディスク表面に近づけて抵抗値を測定することで磁気ディスクの磁化方向を検知することができる。
磁気抵抗効果素子の抵抗値を測定する場合、従来は自由磁化層側もしくは固定磁化層側のいずれか一方に電極を設けて磁気抵抗効果素子の面内方向に電流を流すCIP(Current-Perpendicular-to-Plane)が用いられてきた。しかし近年、磁気ディスク装置の記録密度の向上に伴い、自由磁化層側と固定磁化層側にそれぞれ電極を設けて磁気抵抗効果素子の積層方向に電流を流すCPP(Current-Perpendicular-to-Plane)の採用が検討されている。
CPP型磁気抵抗効果素子において高出力化を実現するためには、磁性素材として分極率の高い素材を使用することが有効である。かかる分極率の高い素材として、ハーフメタルの性質を持つホイスラー合金を適用することが検討されている。
ハーフメタルは、その材料の片方の電子スピンが金属的なバンド構造を持ち、もう片方のスピンが絶縁体的な性質を示す材料である。この性質を使うことによって片方のスピンを持つ電子は透過し、もう片方のスピンの向きを持つ電子は通さないといういわゆるスピンフィルターを作成することが可能である。このようなハーフメタルの性質を持つホイスラー合金は、規則化度がA2構造からB2構造へ、B2構造からL21構造へと進むにつれて分極率が上がる。
そのため従来、ホイスラー合金層を形成する際には、高配向のMgO基板の上にBCC構造を持つCrを下地としてホイスラー合金層を形成することで規則化を促進していた。同様に、SiO基板上にホイスラー合金を形成する時にはMgO酸化膜を下地層として用いることによる規則化の促進も行なわれてきた。
なお、磁気抵抗効果素子は、磁気ディスクからの読み出し用途に限らず、磁気抵抗効果素子自体を記録媒体とする磁気記憶装置、いわゆるMRAM(MagnetoresistiveRandom Access Memory)にも適用される。
特開2004−221526号公報 特開平8−250366号公報 特開2004−146480号公報 特開2005−347418号公報 特開2008−78567号公報
しかし、ホイスラー合金を磁気デバイスに使う際に高価なMgO基板を使用するとコストの上昇が問題となる。また、CPP型の磁気抵抗効果素子では、信号を取り出す際にホイスラー合金に電流を流す必要があるので、MgOなどの酸化物を下地層として使用すると、酸化物層が寄生抵抗となって出力低下を招くという問題点があった。
また、Crを下地に用いた場合には、熱処理によって元素が拡散し、磁気抵抗変化が低下してしまうという問題点があった。
さらに、ホイスラー合金層の規則性向上には、下地となる層の格子定数や平坦性が重要となるが、Cr単層を下地にする場合のように単元素の層では格子定数や平坦性の制御が困難であるという問題点があった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、低コストでホイスラー合金の規則化を促進させ、高い磁気抵抗効果を実現する磁気抵抗効果素子および磁気記憶装置を提供することを目的とする。
本願の開示する磁気抵抗効果素子および磁気記憶装置は、磁化が所定の方向に固定された固定磁化層と、外部磁界の影響を受けて磁化の方向が変わる自由磁化層のうち少なくとも1層がホイスラー合金である磁気抵抗効果素子において、積層構造の少なくともいずれか1層にB2規則化構造の合金層を有する。
本願の開示する磁気抵抗効果素子および磁気記憶装置の一つの態様によれば、低コストでホイスラー合金の規則化を促進させ、高い磁気抵抗効果を実現する磁気抵抗効果素子、磁気ヘッドおよび磁気記憶装置を得ることができるという効果を奏する。
図1は、本実施例にかかる磁気抵抗効果素子の概要構成を示す概要構成図である。 図2は、磁気ディスク装置の概要構成を示す概要構成図である。 図3は、磁気ヘッドの浮上面の模式図である。 図4は、磁気抵抗効果素子の変形例を示す断面構成図である。(その1) 図5は、磁気抵抗効果素子の変形例を示す断面構成図である。(その2) 図6は、磁気抵抗効果素子の変形例を示す断面構成図である。(その3) 図7は、リード素子とライト磁極の形成について説明するフローチャートである。 図8は、リード素子の形成について説明するフローチャートである。 図9は、磁気メモリ装置について説明する説明図である。 図10は、メモリセル70の上下方向断面図である。 図11は、メモリセルの等価回路図である。 図12は、スピン注入磁化反転を用いるメモリセルの断面図である。
以下に、本願が開示する磁気抵抗効果素子、磁気ヘッドおよび磁気記憶装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例にかかる磁気抵抗効果素子の概要構成を示す概要構成図である。また、図2は、図1に示した磁気抵抗効果素子を磁気ヘッドに搭載した磁気ディスク装置の概要構成を示す概要構成図であり、図3は、図2に示した磁気ヘッドの浮上面の模式図である。
図1に示したように、本実施例にかかる磁気抵抗効果素子1は、下地層11に自由磁化層12、非磁性層13、固定磁化層14、反強磁性層15および保護層16を積層した積層構造を有する。そして、磁気抵抗効果素子1では、自由磁化層12をホイスラー合金で形成し、下地層11をB2規則化構造の合金層で形成している。
ホイスラー合金としては、組成式が
CoXY(X=Mn,Fe、Y=Si,Ge,Al,Ga,Sn,As,Ti,V,Cr)、
CoCrZ(Z=Si,Ge,Al,Ga,Sn,As,Ti,V,)、
CoFeAl0.5Si0.5
CoFeCr0.5Al0.5
の合金が知られている。ホイスラー合金は、CoMnGeを例に取ると、三つの元素がランダムに配置するA2構造、bcc(体心立方格子)の四隅にCoが配置され、中心にMnとGeがランダムに配置するB2構造とCoが四隅にあってMnとGeが交互に配置するL21構造の3つの状態を持つ。この規則化度がA2構造からB2構造へ、B2構造からL21構造へと進むにつれてハーフメタルの性質を示す分極率が増加する。
このホイスラー合金の下地層として、B2規則化構造の下地層11を設けることで、基板を選ばずに高い分極率を持つホイスラー合金を得ることが可能となる。ここで、下地層1の材料としては、RuAl、FeAl、NiAl、CoAlが好適である。RuAl,CoAl,FeAl,NiAlのように組成が1:1の合金は室温でスパッタ成膜することであらかじめB2構造になることが知られている。そのため、この合金層に隣接してホイスラー合金を成膜することでB2及びL21構造を持つホイスラー合金を作成することができる。
またAl元素を50at%含んだ合金は非磁性金属の性質を示すので、下地層11の他、非磁性層13や保護層16に使用することも可能である。その際、使用する合金はAlが50%入っていればその他のCo,Ni,Fe,Ruは少なくとも一つの元素を含めば良く、これらの元素を用いた3元系、例えば、(CoNi(100−X)50Al50 0≦X≦100や、4元系にして組成を調整することでB2規則合金の格子定数を変えることが可能である。
B2規則合金の組成の調整によって、その上に成膜するホイスラー合金との格子定数を揃えることができるので、この点についても単元素を用いた下地層よりも有利である。さらに、B2規則化合金とbccの格子を持つCr等の単元素を積層させた2層下地層とすることも可能である。
また、その他の効果として従来のCrなどの単層のbcc下地層と比較してRuAl,CoAl,FeAl,NiAlは結合が強く、ホイスラー合金に元素が拡散しにくいため熱による元素拡散でホイスラー合金のハーフメタルの性質がなくなることがなく、また結晶の粒径もCrよりも小さいため界面ラフネスを抑えることも可能である。
非磁性層13は、自由磁化層12と固定磁化層14との間に介在する層であり、非磁性であれば導体材料であっても絶縁材料であってもよい。導体材料を使用した場合、磁気抵抗効果素子1はGMR(Giant Magneto Resistive effect)素子となる。そして、絶縁材料を使用した場合、磁気抵抗効果素子1はTMR(Tunneling Magneto Resistive effect)素子となる。
固定磁化層14は、磁化が所定の方向に固定された層であり、Co、Ni、Feのうち、少なくともいずれかを含む強磁性材料によって形成する。また、この固定磁化層14をホイスラー合金で形成してもよい。
反強磁性層15は、固定磁化層14の磁化方向を固定する層であり、例えばPtMnなどの材料で形成する。
保護層16は、磁気抵抗効果素子1を物理的に保護する層であり、非磁性の材料で形成する。また、この保護層16を、既に述べたようにB2規則化構造の合金で形成してもよい。
この磁気抵抗効果素子1では、自由磁化層12、固定磁化層14のうち、少なくとも1つ、もしくは双方をホイスラー合金とする。特に自由磁化層12がホイスラー合金とするのに好適である。
さらに、磁気抵抗効果素子1では、下地層11、非磁性層13、保護層16のうち、少なくとも1つをB2規則化合金とする。特にホイスラー合金層の直下の層がB2規則化合金とするのに好適である。B2規則化合金の層を複数設ける場合、下地層11、非磁性層13、保護層16のうち全ての層をB2規則化合金としてもよいし、任意の2層をB2規則化合金としてもよい。
図2は、図1に示した磁気抵抗効果素子を磁気ヘッドに搭載した磁気ディスク装置の概要構成を示す概要構成図である。図2に示したように、ハードディスク装置20は、ベース21内部に、磁気情報を記録するディスク状の記録媒体22、記録媒体22を回転させるスピンドルモータ27、磁気記録媒体22に対して磁気情報の読み書きを行なう磁気ヘッド23、磁気ヘッド23を保持するサスペンション24、サスペンション24を揺動させて磁気ヘッド23の位置制御を行なうボイスコイルモータ26、磁気記憶装置20全体を制御する制御回路25を有する。
磁気ヘッド23には、ヘッドスライダの一端にリード素子とライト磁極とが積層されている。図3は、磁気ヘッド23の浮上面、すなわち磁気記録媒体22からみた面の模式図であり、ヘッドスライダ50上に、絶縁層を介してリード素子30とライト磁極40を積層している。
リード素子30は、電極31を磁気抵抗効果素子1の下地層11に接続し、電極32を磁気抵抗効果素子1の保護層16に接続している。そして、磁気抵抗効果素子1の左右には磁区制御膜24を設けて磁気抵抗効果素子1の自由磁化層12を単磁区化している。
ライト磁極40は、主磁極41とリターンヨーク42とを内部接続部43で接続して構成される。また、図示しないが主磁極41の近傍、もしくは内部接続部43の近傍にコイルを有する。
主磁極41は、コア幅がトラック幅に対応し、コイルに通電した場合に磁気記録媒体22に対する書き込み磁界を発生する。書き込み磁界は、磁気記録媒体22を経由してリターンヨーク42に戻る。
主磁極41によって磁気記録媒体22に書き込まれた磁化をリード素子30で読み出す場合、電極32から電極31に電流を流し、抵抗値を取る。電極32から電極31に電流を流すと、磁気抵抗効果素子1の積層方向に電流が流れ、自由磁化層12の磁化方向が固定磁化層の磁化方向と平行であるか、反平行であるかによって異なる抵抗値が得られる。自由磁化層12の磁化方向は、磁気記録媒体22表面の磁化の影響を受けているので、この抵抗値から磁気記録媒体22に書き込まれた磁化方向を読み取ることができる。
この磁気抵抗効果素子1の高出力化には、自由磁化層や固定磁化層の磁性素材として分極率の高い素材を使用することが有効である。そこで、規則化によって分極率が向上するホイスラー合金を磁性素材として使用するとともに、ホイスラー合金の規則化を促進するB2規則化合金層を設けることで、磁気ディスク装置20の読み取り性能を向上することができる。
つぎに、磁気抵抗効果素子の構成の変形例について説明する。図4に示した磁気抵抗効果素子2は、下地層11に自由磁化層12、非磁性層13、第2固定磁化層17、非磁性結合層18、第1固定磁化層19、反強磁性層15および保護層16を積層した積層構造を有する。すなわち、磁気抵抗効果素子2は、磁気抵抗効果素子1の固定磁化層14を第2固定磁化層17、非磁性結合層18、第1固定磁化層19に置き換えた構造である。
第1固定磁化層19は、反強磁性層15の影響を受けて、磁化方向が所定方向に固定されている。非磁性結合層18は、たとえばRuなどで形成される。この非磁性結合層18を介することで第2固定磁化層17の磁化方向は第1固定磁化層19の磁化方向に対して反平行となる。
この磁気抵抗効果素子2では、自由磁化層12、第2固定磁化層17、第1固定磁化層19のうち、少なくとも1つをホイスラー合金とする。特に自由磁化層12と第2固定磁化層17がホイスラー合金とするのに好適である。ホイスラー合金の層を複数設ける場合、自由磁化層12、第2固定磁化層17、第1固定磁化層19のうち全ての層をホイスラー合金としてもよいし、任意の2層をホイスラー合金としてもよい。
さらに、磁気抵抗効果素子2では、下地層11、非磁性層13、保護層16のうち、少なくとも1つをB2規則化合金とする。特にホイスラー合金層の直下の層がB2規則化合金とするのに好適である。B2規則化合金の層を複数設ける場合、下地層11、非磁性層13、保護層16のうち全ての層をB2規則化合金としてもよいし、任意の2層をB2規則化合金としてもよい。
図5に示した磁気抵抗効果素子3は、下地層11に反強磁性層15、固定磁化層14、非磁性層13、自由磁化層12および保護層16を積層した積層構造を有する。すなわち、磁気抵抗効果素子1がトップ型であるのに対し、磁気抵抗効果素子3はボトム型の構造を有する。
この磁気抵抗効果素子3では、自由磁化層12、固定磁化層14のうち、少なくとも1つ、もしくは双方をホイスラー合金とする。特に自由磁化層12がホイスラー合金とするのに好適である。
さらに、磁気抵抗効果素子1では、下地層11、非磁性層13、保護層16のうち、少なくとも1つをB2規則化合金とする。特にホイスラー合金層の直下の層がB2規則化合金とするのに好適である。B2規則化合金の層を複数設ける場合、下地層11、非磁性層13、保護層16のうち全ての層をB2規則化合金としてもよいし、任意の2層をB2規則化合金としてもよい。
図6に示した磁気抵抗効果素子4は、下地層11に反強磁性層15、第1固定磁化層19、非磁性結合層18、第2固定磁化層17、非磁性層13、自由磁化層12および保護層16を積層した積層構造を有する。すなわち、磁気抵抗効果素子4は、磁気抵抗効果素子3の固定磁化層14を第1固定磁化層19、非磁性結合層18、第1固定磁化層17に置き換えた構造である。
この磁気抵抗効果素子4では、自由磁化層12、第2固定磁化層17、第1固定磁化層19のうち、少なくとも1つをホイスラー合金とする。特に自由磁化層12と第2固定磁化層17がホイスラー合金とするのに好適である。ホイスラー合金の層を複数設ける場合、自由磁化層12、第2固定磁化層17、第1固定磁化層19のうち全ての層をホイスラー合金としてもよいし、任意の2層をホイスラー合金としてもよい。
さらに、磁気抵抗効果素子2では、下地層11、非磁性層13、保護層16のうち、少なくとも1つをB2規則化合金とする。特にホイスラー合金層の直下の層がB2規則化合金とするのに好適である。B2規則化合金の層を複数設ける場合、下地層11、非磁性層13、保護層16のうち全ての層をB2規則化合金としてもよいし、任意の2層をB2規則化合金としてもよい。
つぎに、リード素子とライト磁極の形成について説明する。図7は、リード素子とライト磁極の形成について説明するフローチャートである。図7に示した各処理は、種々の処理装置を有する製造システムが、適切な処理装置を選択して処理を実行することでおこなわれる。
まず、製造システムは、酸化シリコンやアルチックなどの任意の基板上に第1電極層を形成し(S101)、第1電極層上にリード素子を形成する(S102)。つぎに製造システムは、リード素子上に第2電極層を形成し(S103)、第2電極層の上方にライト磁極を形成して(S104)、処理を終了する。
図8は、リード素子の形成についてさらに説明するフローチャートである。図8に示したように、製造システムは、まず第1電極上に磁気抵抗効果素子の各層を順次形成する(S201)。各層の形成には、スパッタリング、CVD(Chemical Vapor Deposition)、蒸着など、任意の方法でおこなえばよい。
つぎに製造システムは、磁界を印加しつつ加熱して、反強磁性層15に反強磁性を持たせる(S202)。この加熱処理によって反強磁性層15の磁化方向が、印加された磁界の方向に固定される。そのため、反強磁性層15と固定磁化層15もしくは第1固定磁化層19との交換相互作用により、固定磁化層15もしくは第1固定磁化層19の磁化方向が固定されることとなる。
つぎに、製造システムは、リード素子の周囲をミリングなどによって削って所定の形状にパターンニングし(S203)、リード素子の側方に絶縁膜を介して磁区制御膜を形成して(S204)、処理を終了する。
さて、ここまでの説明では、開示の磁気抵抗効果素子を磁気ディスク装置からにおける読み取りに使用する場合を例に説明を行なったが、開示の磁気抵抗効果素子自体を記録媒体として使用することもできる。
図9は、開示の磁気抵抗効果素子を記録媒体とする磁気記憶装置、いわゆる磁気メモリ装置(MRAM)について説明する説明図である。
図9に示したように、磁気メモリ装置60は、磁気抵抗効果素子を1つずつ有する複数のメモリセル70を集積し、各メモリセル内の磁気抵抗効果素子をそれぞれ1ビットの記録媒体として使用する。
より詳細には、複数のメモリセル60は格子状に配置される。メモリセルの対向する面を便宜上、上面、下面とすると、メモリセル群の上面側に複数のビット線61が平行に配置され、各ビット線61は自らの下に位置する複数のメモリセル60と電気的に接続される。そして、メモリセル群の下面側に複数のワード線62が平行に、かつビット線61に対して直角に配置され、各ワード線62は自らの上に位置する複数のメモリセル60と電気的に接続される。以降、ビット線61の方向を便宜上横方向、ワード線62の方向を便宜上縦方向とする。
図10は、メモリセル70の上下方向断面図である。図10に示したようにメモリセル70は、磁気抵抗効果素子1を有する。そして磁気抵抗効果素子1の下地層と保護層のうち、一方にビット線61を接続する。さらに、他方には面内配線73を接続するとともに、書き込みワード線62bを配する。
加えて、メモリセル70は、MOS型の電界効果トランジスタ(FET)71を有する。MOSFETは、ホールがキャリアとなるpチャネル型と電子がキャリアとなるnチャネル型のいずれであっても良い。図10では、nチャネル型を例示している。
MOSFET71は、シリコン基板に形成されたp型不純物を含むpウェル71aと、pウェル71aの近傍に互いに離隔したn型不純物を含むn領域71b、71cを有する。ここで、一方のn領域71bをソース(S)、他方のn領域71cをドレイン(D)、pウェル71aをゲート(G)とする。
MOSFET71のソースは、垂直配線72を介して面内配線73に接続している。そして、ドレインにはプレート線108が電気的に接続される。さらに、ゲートには読出用ワード線62aに電気的に接続される。
ビット線61は、既に述べたように横方向に延びて複数のメモリセルに接続する。そして、読み出しワード線62a、書き込みワード線62b、プレート線63は、縦方向に延びて複数のメモリセルを貫通する。
メモリセル70は、磁気抵抗効果素子1に情報を保持する。具体的には、固定磁化層の磁化方向に対して、自由磁化層の磁化方向が平行であるか反平行であるかが1ビットの情報となる。
図11は、メモリセル70の等価回路である。図11に示したように、磁気抵抗効果素子1の一端にビット線61が、他端にMOSFET71のソースが接続される。さらに、MOSFET71のゲートには読み出しワード線62aが接続され、MOSFET71のドレインにプレート63が接続される。
メモリセル70に書き込みを行なう場合には、ビット線61と書き込みワード線62bとに同時に電流を流すことで、磁気抵抗効果素子1の自由磁化層の磁化方向を制御する。より具体的には、ビット線61に電流を流すことによって発生する磁界と、書き込みワード線62bに電流を流すことによって発生する磁界とが合成された場合に、その交点に位置する磁気抵抗効果素子の自由磁化層の磁化方向が変化することとなる。
そして、メモリセル70から読み出しを行なう場合には、ビット線61からソースに対して負電圧を印加し、読み出しワード線62aに正電圧を印加することでMOSFET71をオン状態とする。このため、電子がビット線110から磁気抵抗効果素子1を経由し、ソース、ドレインを通ってプレート線63に流れる。
したがって、プレート線63から電流値を検出すれば、磁気抵抗効果素子1の抵抗値を得ることができ、抵抗値から自由磁化層の磁化方向を知ることができる。
図10に示したメモリセル70は、ビット線とワード線の合成磁界で磁気抵抗効果素子の磁化方向を制御する方式を採用していたが、スピン注入磁化反転によって磁化方向を制御する方式を採用してメモリセルを構成することもできる。
図12は、スピン注入磁化反転を用いるメモリセル80の断面図である。図10に示したメモリセル70では、書き込みワード線62bと読み出しワード線62aを個別に設けていたが、メモリセル80はワード線62がゲートに接続された1本のみである。
このメモリセル80に書き込みを行なう場合、磁気メモリ装置60は、偏極スピン電流を磁気抵抗効果素子1に注入し、その電流の向きによって、自由磁化層の磁化方向を制御する。ここで、偏極スピン電流は、電子が取り得る2つのスピンの向きのうち、一方の向きの電子からなる電子流である。
メモリセル80から読み出しを行なう場合には、ビット線61からソースに対して負電圧を印加し、ワード線62に正電圧を印加することでMOSFET71をオン状態とする。そして、プレート線63から電流値を検出すれば、磁気抵抗効果素子1の抵抗値を得ることができ、抵抗値から自由磁化層の磁化方向を知ることができる。
なお、ここでは一例として磁気抵抗素子1を用いた磁気メモリ装置を例に説明を行なったが、磁気抵抗効果素子2〜4を用いて磁気メモリ装置を構成してもよいことは言うまでも無い。
上述してきたように、本実施例では、少なくとも1層のホイスラー合金層を有するCPP型の磁気抵抗効果素子において、B2規則化構造の合金層を設けることで、ホイスラー合金の規則化を促進させて分極率を向上ことができる。
すなわち、B2規則化合金層の上にホイスラー合金層を形成する場合には、B2規則化合金層の規則構造が直接伝播してホイスラー合金層の規則化が促進される。B2規則化合金層とホイスラー合金層との間に他の層が介在する場合であっても、介在する層の規則化が促進されることでホイスラー合金層も間接的に規則化が促進される。
また、B2規則化合金層の上方にホイスラー合金層を形成する場合には、反強磁性層の磁性を固定するための加熱処理時において、B2規則化合金層の規則構造がホイスラー合金層に伝播して規則化が促進される。
加えて、B2規則化合金層に2つの元素を用いているため、格子定数を制御してホイスラー合金層に合わせることができる。また、従来下地として用いられていたCrより結合が強いため拡散が少ない、grainサイズが小さいためフラットであるなどの利点がある。
このように、B2規則化合金層を設けることで、分極率の大きいホイスラー合金層を作成することができる。そのため、低コストでホイスラー合金の規則化を促進させ、高い磁気抵抗効果を実現する磁気抵抗効果素子、磁気ヘッドおよび磁気記憶装置を提供することができる。
なお、本実施例はあくまで一例であり、開示の技術はホイスラー合金層を有する磁気抵抗効果素子であれば任意の構成に適用可能であり、また、かかる磁気抵抗効果素子を使用する任意の装置に適用可能である。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)磁化が所定の方向に固定された固定磁化層と、外部磁界の影響を受けて磁化の方向が変わる自由磁化層とを含み、前記固定磁化層と前記自由磁化層との間に非磁性層を有する積層構造の磁気抵抗効果素子であって、
前記固定磁化層と前記自由磁化層のうち少なくとも1層がホイスラー合金であり、
前記積層構造の少なくともいずれか1層にB2規則化構造の合金層を有することを特徴とする磁気抵抗効果素子。
(付記2)前記固定磁化層側に第1電極を接続し、前記自由磁化層側に第2電極を接続したことを特徴とする付記1に記載の磁気抵抗効果素子。
(付記3)前記ホイスラー合金からなる層に隣接して前記合金層を設けたことを特徴とする付記1または2に記載の磁気抵抗効果素子。
(付記4)前記固定磁化層を前記合金層と前記非磁性層との間に配置したことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の磁気抵抗効果素子。
(付記5)前記自由磁化層を前記合金層と前記非磁性層との間に配置したことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の磁気抵抗効果素子。
(付記6)前記非磁性層を前記合金層としたことを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の磁気抵抗効果素子。
(付記7)前記固定磁化層は、非磁性結合層を介して第1固定磁化層と第2固定磁化層を積層した層であり、前記第1固定磁化層と前記第2固定磁化層のうち少なくともいずれか1層は前記ホイスラー合金であることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の磁気抵抗効果素子。
(付記8)前記合金層は非磁性合金であることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の磁気抵抗効果素子。
(付記9)前記合金層は、RuAl、FeAl、NiAl、CoAlのいずれかであることを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の磁気抵抗効果素子。
(付記10)前記ホイスラー合金は、組成式が
CoXY(X=Mn,Fe、Y=Si,Ge,Al,Ga,Sn,As,Ti,V,Cr)、
CoCrZ(Z=Si,Ge,Al,Ga,Sn,As,Ti,V,)、
CoFeAl0.5Si0.5
CoFeCr0.5Al0.5
のいずれかであることを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の磁気抵抗効果素子。
(付記11)磁気記録媒体から磁化方向を読み取る磁気ヘッドであって、
第1の電極と第2の電極との間に磁気抵抗効果素子を有し、
前記磁気抵抗効果素子は、磁化が所定の方向に固定された固定磁化層と、前記記録媒体の磁化方向の影響を受けて磁化の方向が変わる自由磁化層とを含み、前記固定磁化層と前記自由磁化層との間に非磁性層を有する積層構造を有し、
前記固定磁化層と前記自由磁化層のうち少なくとも1層がホイスラー合金であり、
前記積層構造の少なくともいずれか1層にB2規則化構造の合金層を有することを特徴とする磁気ヘッド。
(付記12)情報を磁化方向として保持する磁気記録媒体と、前記磁気記録媒体から磁化方向を読み取る磁気ヘッドとを有する磁気記憶装置であって、
前記磁気ヘッドは、第1の電極と第2の電極との間に磁気抵抗効果素子を有し、
前記磁気抵抗効果素子は、磁化が所定の方向に固定された固定磁化層と、前記記録媒体の磁化方向の影響を受けて磁化の方向が変わる自由磁化層とを含み、前記固定磁化層と前記自由磁化層との間に非磁性層を有する積層構造を有し、
前記固定磁化層と前記自由磁化層のうち少なくとも1層がホイスラー合金であり、
前記積層構造の少なくともいずれか1層にB2規則化構造の合金層を有することを特徴とする磁気記憶装置。
(付記13)磁化が所定の方向に固定された固定磁化層と、外部磁界の影響を受けて磁化の方向が変わる自由磁化層とを含み、前記固定磁化層と前記自由磁化層との間に非磁性層を有する積層構造の磁気抵抗効果素子と、
前記自由磁化層の磁化方向を制御する磁化方向制御部と、
前記磁気抵抗効果素子の通電特性から前記自由磁化層の磁化方向を読み出す読み出し部と、
を備えた磁気記憶装置であって、
前記磁気抵抗効果素子は、
前記固定磁化層と前記自由磁化層のうち少なくとも1層がホイスラー合金であり、
前記積層構造の少なくともいずれか1層にB2規則化構造の合金層を有することを特徴とする磁気記憶装置。
1〜4 磁気抵抗効果素子
11 下地層
12 自由磁化層
13 非磁性層
14 固定磁化層
15 反強磁性層
16 保護層
17 第2固定磁化層
18 非磁性結合層
19 第1固定磁化層
20 ハードディスク装置
21 ベース
22 記録媒体
23 磁気ヘッド
24 サスペンション
25 制御回路
26 ボイスコイルモータ
27 スピンドルモータ
30 リード素子
31,32 電極
33 磁区制御膜
40 ライト磁極
41 主磁極
42 リターンヨーク
43 内部接続部
50 ヘッドスライダ
60 磁気メモリ装置
61 ビット線
62 ワード線
62a 読み出しワード線
62b 書き込みワード線
63 プレート線
70,80 メモリセル
71 MOSFET
71a pウェル
71b,71c n領域
72 垂直配線
73 面内配線

Claims (8)

  1. 磁化が所定の方向に固定された固定磁化層と、外部磁界の影響を受けて磁化の方向が変わる自由磁化層とを含み、前記固定磁化層と前記自由磁化層との間に非磁性層を有する積層構造の磁気抵抗効果素子であって、
    前記固定磁化層と前記自由磁化層のうち少なくとも1層がホイスラー合金であり、
    前記積層構造の少なくともいずれか1層にB2規則化構造の合金層を有することを特徴とする磁気抵抗効果素子。
  2. 前記固定磁化層側に第1電極を接続し、前記自由磁化層側に第2電極を接続することで面内に垂直方向にセンス電流を流すことを特徴とする請求項1に記載の磁気抵抗効果素子。
  3. 前記非磁性層を前記合金層としたことを特徴とする請求項1または2に記載の磁気抵抗効果素子。
  4. 前記固定磁化層は、非磁性結合層を介して第1固定磁化層と第2固定磁化層を積層した層であり、前記第1固定磁化層と前記第2固定磁化層のうち少なくともいずれか1層は前記ホイスラー合金であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の磁気抵抗効果素子。
  5. 前記合金層は、RuAl、FeAl、NiAl、CoAlのいずれかであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の磁気抵抗効果素子。
  6. 前記ホイスラー合金は、組成式が
    CoXY(X=Mn,Fe、Y=Si,Ge,Al,Ga,Sn,As,Ti,V,Cr)、
    CoCrZ(Z=Si,Ge,Al,Ga,Sn,As,Ti,V,)、
    CoFeAl0.5Si0.5
    CoFeCr0.5Al0.5
    のいずれかであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の磁気抵抗効果素子。
  7. 情報を磁化方向として保持する磁気記録媒体と、前記磁気記録媒体から磁化方向を読み取る磁気ヘッドとを有する磁気記憶装置であって、
    前記磁気ヘッドは、第1の電極と第2の電極との間に磁気抵抗効果素子を有し、
    前記磁気抵抗効果素子は、磁化が所定の方向に固定された固定磁化層と、前記記録媒体の磁化方向の影響を受けて磁化の方向が変わる自由磁化層とを含み、前記固定磁化層と前記自由磁化層との間に非磁性層を有する積層構造を有し、
    前記固定磁化層と前記自由磁化層のうち少なくとも1層がホイスラー合金であり、
    前記積層構造の少なくともいずれか1層にB2規則化構造の合金層を有することを特徴とする磁気記憶装置。
  8. 磁化が所定の方向に固定された固定磁化層と、外部磁界の影響を受けて磁化の方向が変わる自由磁化層とを含み、前記固定磁化層と前記自由磁化層との間に非磁性層を有する積層構造の磁気抵抗効果素子と、
    前記自由磁化層の磁化方向を制御する磁化方向制御部と、
    前記磁気抵抗効果素子の通電特性から前記自由磁化層の磁化方向を読み出す読み出し部と、
    を備えた磁気記憶装置であって、
    前記磁気抵抗効果素子は、
    前記固定磁化層と前記自由磁化層のうち少なくとも1層がホイスラー合金であり、
    前記積層構造の少なくともいずれか1層にB2規則化構造の合金層を有することを特徴とする磁気記憶装置。
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