JP2010200635A - 乳製品の光劣化臭マスキング剤、該マスキング剤を含有する乳製品並びに該マスキング剤を利用する光劣化臭のマスキング方法 - Google Patents

乳製品の光劣化臭マスキング剤、該マスキング剤を含有する乳製品並びに該マスキング剤を利用する光劣化臭のマスキング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 乳製品が光照射を受けることにより生成する光劣化臭をマスキングすることができ、鉄含有乳製品に使用した場合であっても、その外観に著しい影響を与えることのない光劣化臭のマスキング手段を提供すること。
【解決手段】1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンよりなる群から選ばれる化合物の1種以上を有効成分として含有する乳製品の光劣化臭マスキング剤、該マスキング剤を含有する乳製品並びに該マスキング剤を利用するマスキング方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、乳製品の光劣化臭マスキング剤、該マスキング剤を含有する乳製品並びに該マスキング剤を利用する光劣化臭のマスキング方法に関するものである。
牛乳や発酵乳等に代表される乳製品は、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル等を含有し、栄養学的にバランスがよく、更にその良好な嗜好性から広く消費されている。また、近年、これらの乳製品に様々な機能性成分を配合した商品の開発も盛んに行われており、例えば、貧血等の原因となる鉄分不足を補うための鉄分強化乳製品(特許文献1)等を例示することができる。
これらの乳製品の多くは、一般に、小売店等でショーケースに陳列され、光照射下で販売されているが、光透過性容器に充填された乳製品の場合は、長時間強い光に曝されることにより、乳中に含有しているリボフラビンが光の照射により励起され、それに伴い、メチオニン、システインなどの含硫化合物の酸化が連鎖的に促されて、漬物臭様のオフフレーバー(以下、光劣化臭という)が発生し、風味が著しく劣化するという問題があった。
そこで、この光劣化臭の発生を抑制するための方法として、乳製品に0.1wt%以下のアスコルビン酸を添加して混合する方法(特許文献2)や、乳含有酸性飲料にルチン、モリン又はケルセチンのうち1種あるいは2種以上を添加する方法(特許文献3)が提案されている。
ところが、近年、多様化する乳製品においては、従前の方法では光劣化臭を抑制する効果が十分に得られない場合が生じており、また、栄養成分の一つである鉄分を強化した乳製品においては、ルチン等のポリフェノール系抗酸化剤を使用した場合に、色調が変化(黒色を帯びる)して商品価値を損なうという別途の問題も生じ、光劣化臭の抑制に有効な新たな手段の確立が求められていた。
特開平10−225263号公報 特開平10−84866号公報 特公平4−21450号公報 特開昭54−84511号公報
従って、本発明の課題は、多様化する乳製品においても、光照射により生じる光劣化臭を抑制することができる新規な光劣化臭マスキング手段を提供することである。更に詳細に言えば、本発明は、鉄分を強化した乳製品においても、色調変化を伴うことなく光照射により生じる光劣化臭を抑制することができる新規な光劣化臭マスキング剤や光劣化臭マスキング方法を提供することをその目的とするものである。
本発明者らは上記課題を解決するため、乳製品における光劣化臭をマスキングし得る化合物について鋭意検索を行ったところ、1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンよりなる群から選ばれる化合物が、優れた光劣化臭のマスキング効果を有することを見出した。
そして、これらの化合物は、鉄分を強化した乳製品に配合しても、色調変化を伴うことなく、光劣化臭がマスキングできることを確認した。
すなわち、本発明の要旨は、以下の(1)〜(7)である。
(1)1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンよりなる群から選ばれる化合物の1種以上を有効成分として含有することを特徴とする乳製品の光劣化臭マスキング剤。
(2)乳製品が鉄含有乳製品である(1)に記載の光劣化臭マスキング剤。
(3)乳製品又は鉄含有乳製品が光透過性容器に充填されたものである(1)又は(2)の何れかに記載の光劣化臭マスキング剤。
(4)(1)乃至(3)の何れかに記載の光劣化臭マスキング剤を含有せしめたことを特徴とする乳製品。
(5)1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンよりなる群から選ばれる1種以上の化合物各々の乳製品中における濃度が、0.000001〜10ppmとなるように、(1)乃至(3)の何れかに記載の光劣化臭マスキング剤を含有せしめたことを特徴とする(4)に記載の乳製品。
(6)(1)乃至(3)の何れかに記載の光劣化臭マスキング剤を乳製品に配合することを特徴とする光劣化臭のマスキング方法。
(7)光劣化臭マスキング剤を、1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンよりなる群から選ばれる1種以上の化合物の濃度として、0.000001〜10ppmとなるよう乳製品に配合することを特徴とする(6)に記載の劣化臭のマスキング方法。
本発明のマスキング剤は、乳製品における光劣化臭に対し、優れたマスキング効果を有し、特に、鉄含有乳製品に配合した場合であっても、色調変化を伴うことなく、光劣化臭をマスキングすることができる。
以下に、本発明を実施の形態に即して詳細に説明する。
本発明の乳製品の光劣化臭マスキング剤(以下、「マスキング剤」ということがある)は、乳製品に配合することにより、光劣化臭をマスキングするものである。本発明の光劣化臭とは、乳製品が光照射されることにより発生する漬物臭様のオフフレーバーのことをいう。
本発明のマスキング剤は、1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンから選ばれる化合物の1種以上を有効成分とするものである。
ここで、1,3−オクタンジオールは、ほぼ無臭の化合物であり、リンゴやペアー等に含有しているものである。また、5−オクテン−1,3−ジオールは、お茶のような渋い香りを有する無色の化合物であり、リンゴやペアー等に含有しているものである。更に、ジメチルメトキシフラノンは、ドライフルーツやリキュールのような熟成された甘い香りを有する無色の化合物であり、リンゴ、ペアー、マンゴーフルーツ等に含有しているものである。
本発明のマスキング剤の有効成分である1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール又はジメチルメトキシフラノンは、何れも食品衛生法により食品への添加が認められているものであるが(厚生労働省食監発第0520002号の別添及び食安基発第0814001号の別添参照)、何れの化合物も乳製品に添加した場合における光劣化臭のマスキング作用は知られていない。
本発明のマスキング剤の有効成分である1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール又はジメチルメトキシフラノンは、天然物からの抽出・精製、或いは、化学合成により得ることができ、いずれの方法で得られたものでも好適に使用することができる。
例えば、天然物から抽出・精製して得る場合には、天然物を原料として、常法により抽出・精製すればよい。ここで原料として用いることができる天然物としては、1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール又はジメチルメトキシフラノンが含まれているものであればよく、特に制限されない。例えば、リンゴ、ペアー、マンゴーフルーツ等を挙げることができる。また、前記天然物からの抽出方法としては、例えば、未乾燥又は乾燥した前記天然物をそのまま又は粉砕し、水性溶媒に浸漬等して抽出する方法を挙げることができる。このとき用いる水性溶媒としては、食品に使用することができるものであれば、特に限定されず、例えば、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン等を挙げることができる。更に、前記の方法により得られる抽出液から精製する方法としては、例えばカラムクロマト法を挙げることができる。
前記の方法に代表される常法により抽出・精製された1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール又はジメチルメトキシフラノンは、これをそのまま本発明のマスキング剤の有効成分として用いることができるが、前記の抽出物も、1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール又はジメチルメトキシフラノンを含むものであり、これをそのまま本発明のマスキング剤として用いることもできる。更に、この抽出物を加熱揮散して得られる濃縮物や乾燥物等をそのまま本発明のマスキング剤として使用することもできる。
また、化学合成により得る場合は、これら化合物を得るための通常の方法を用いればよく、例えば、特許文献4記載の方法を挙げることができる。
天然物からの抽出・精製、或いは化学合成により得られた1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンは、何れも常温で液体の物質であり、そのまま本発明のマスキング剤として使用することができる。更に、これら化合物をエタノール、プロピレングリコール、グリセリン等の溶媒中に溶解した製剤も本発明のマスキング剤として用いることができる。
このようにして得られる本発明のマスキング剤は、乳製品における光劣化臭に対して優れたマスキング効果を有するものである。乳製品に配合される本発明のマスキング剤の量は特に制限されるものではないが、光劣化臭のマスキング効果の点から、1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンから選ばれる1種以上の化合物各々の乳製品に対する濃度が、0.000001〜10ppmとなるように配合することが好ましい。
更に、1,3−オクタンジオールを本発明のマスキング剤の有効成分として用いる場合には、光劣化臭のマスキング効果の点から、1,3−オクタンジオールの乳製品に対する濃度が0.00001〜10ppm、更に0.001〜10ppmとなるように本発明のマスキング剤を乳製品に配合することが好ましく、光劣化臭のマスキング効果と乳製品の嗜好性の点から、特に0.001〜0.1ppmとなるように配合することがより好ましい。
また更に、5−オクテン−1,3−ジオールを本発明のマスキング剤の有効成分として用いる場合には、光劣化臭のマスキング効果の点から、5−オクテン−1,3−ジオールの乳製品に対する濃度が0.000001〜1ppm、更に0.001〜1ppmとなるように本発明のマスキング剤を乳製品に配合することが好ましく、光劣化臭のマスキング効果と乳製品の嗜好性の点から、特に0.001〜0.01ppmとなるように配合することがより好ましい。
更にまた、ジメチルメトキシフラノンを本発明のマスキング剤の有効成分として用いる場合には、光劣化臭のマスキング効果の点から、ジメチルメトキシフラノンの乳製品に対する濃度が0.000001〜1ppm、更に0.0001〜1ppmとなるように本発明のマスキング剤を乳製品に配合することが好ましく、光劣化臭のマスキング効果と乳製品の嗜好性の点から、特に0.0001〜0.01ppmとなるように配合することがより好ましい。
本発明のマスキング剤は、その有効成分である1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール又はジメチルメトキシフラノンを、それぞれ単独で、若しくは2種以上を組み合わせて使用することにより、乳製品の光劣化臭をマスキングすることができるが、光劣化臭のマスキング効果の点から、前記3種の有効成分を全て組み合わせて使用することが好ましい。
本発明のマスキング剤を乳製品に配合する時期及びその方法は特に限定されず、乳製品製造時の任意段階で配合すればよく、配合は、マスキング剤を直接乳製品に添加して行ってもよく、本発明のマスキング剤を含む香料製剤を調製して、該香料製剤を乳製品に添加して行ってもよい。このマスキング剤を含む香料製剤に添加することができる食品用香料成分としては、例えば、アルデヒド類、脂肪酸類、脂肪酸高級アルコール類、フェノール類等を挙げることができる。
ここで、本発明のマスキング剤が配合される乳製品とは、乳そのもの若しくは乳を原料として製造されるもののことをいい、そのようなものであれば特に制限されるものではなく、例えば、(1)牛乳、山羊乳、羊乳、豆乳等の液状乳;(2)脱脂粉乳、全粉乳等の粉乳類を水で溶解した還元乳;(3)前記液状乳若しくは還元乳(以下、「原料乳」という)をそのまま或いは水で希釈して、乳酸菌やビフィズス菌等を用いて発酵処理して得られる発酵乳飲料;(4)前記発酵乳飲料にゼラチン、寒天等を配合したハードタイプのヨーグルト(5)前記発酵乳飲料を含有し、殺菌処理を施された乳性飲料;(6)原料乳に有機酸等の酸成分を加えて酸性にした酸性乳を挙げることができる。
本発明のマスキング剤が配合される乳製品である発酵乳飲料を製造する場合は、原料乳に微生物を接種し、発酵すればよい。その製造に用いられる微生物としては、通常、食品の製造に使用される乳酸菌やビフィズス菌であれば特に限定されず、例えば、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・マリ、ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・デルブルッキィ サブスピーシーズ ブルガリカス、ラクトバチルス・ヘルベティカス等のラクトバチルス属細菌;ストレプトコッカス・サーモフィルス等のストレプトコッカス属細菌;ラクトコッカス・ラクチス サブスピーシーズ クレモリス等のラクトコッカス属細菌;エンテロコッカス・フェカーリス等のエンテロコッカス属細菌などの乳酸菌、あるいは、ビフィドバクテリウム・ブレーベ、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ビフィドバクテリウム・ロンガム等のビフィドバクテリウム属細菌などのビフィズス菌を挙げることができる。これらの微生物の中でも、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・デルブルッキィ サブスピーシーズ ブルガリカス又はストレプトコッカス・サーモフィルスを使用すると本発明のマスキング剤が配合される乳製品の風味が良好であるため好ましい。これらの微生物は、1種単独で用いることもできるし、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
上記微生物を原料乳に接種し、発酵する条件や方法としては、通常の発酵乳の製造に使用される条件及び方法を適用すればよく、特に限定されない。例えば、30〜40℃の温度で、pHが3.0〜5.0となるまで発酵させればよく、その方法も、静置発酵、攪拌発酵、振とう発酵、通気発酵等から適宜選択して発酵に用いる微生物に適した方法を用いればよい。
本発明のマスキング剤が配合される乳製品である酸性乳を製造する場合は、原料乳に各種酸成分を添加してpHが酸性になるように調製すればよい。ここで使用することができる酸成分としては、食品に使用することができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、乳酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、酢酸等の有機酸、リン酸等の無機酸を挙げることができる。
また、本発明のマスキング剤は、鉄含有乳製品に対して特に好適に使用することができる。ここで、鉄含有乳製品とは、前記の乳製品に鉄分を配合したものをいう。ここで使用することができる鉄分としては、例えば、塩化第2鉄、クエン酸鉄、クエン酸鉄アンモニウム、クエン酸第1鉄ナトリウム、乳酸鉄、ピロリン酸第1鉄、ピロリン酸第2鉄、及びピロリン酸第2鉄を特定の乳化成分で被覆したピロリン酸第2鉄乳化剤被覆組成物(特許文献1)を例示することができ、乳製品への鉄分の添加量は特に制限されるものではない。
更に、本発明のマスキング剤は、光透過性の容器に充填された乳製品に対しても使用することができる。この光透過性容器とは、積分球式光線透過率測定装置(「JISハンドブック11プラスチック」(財団法人日本規格協会、1987年4月20日発行)の第253頁〜第255頁)を用い、光源から出た光が試験片(容器)を通過し、透過後の光を受光機で検出・測定することができるものをいい、例えば、ガラスや合成樹脂、より具体的には、ポリスチレン、ポリエチレン、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタラートからなる容器を挙げることができる。また、前記方法により測定される光透過性容器の光透過率は特に限定されるものではない。
なお、本発明のマスキング剤は、通常の乳製品に用いられる各種食品素材を配合する乳製品に対しても使用することができる。ここで、用いられる食品素材としては、例えば、糖質、甘味料、増粘剤、乳化剤、ビタミン類、果汁、フレーバー等を挙げることができ、具体的には、ショ糖、グルコース、フルクトース、パラチノース、キシロース、麦芽糖等の糖質;ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、パラチニット、還元水飴等の糖アルコール;アスパルテーム、ソーマチン、スクラロース、アセスルファムK、ステビア等の高甘味度甘味料;寒天、ゼラチン、カラギーナン、グアーガム、キサンタンガム、ペクチン、ローカストビーンガム、ジェランガム等の増粘剤;ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、レシチン等の乳化剤;ビタミンA、ビタミンB類、ビタミンC、ビタミンE等のビタミン類;ストロベリー果汁、ブルーベリー果汁、グレープ果汁、白ぶどう果汁等の果汁;ストロベリーフレーバー、ブルーベリーフレーバー、グレープフレーバー、マスカットフレーバー等のフレーバーを例示することができる。
以下、試験例及び実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに何ら制約されるものではない。
試 験 例 1
抗酸化剤が、鉄含有発酵乳における光劣化臭のマスキングとその嗜好性に対して与える影響について検討した。まず、発酵乳ベース、シロップ及びピロリン酸第2鉄乳化剤被覆組成物を混合し、鉄含有発酵乳(比較品1)を調製した。また、表1に記載の添加物(抗酸化剤)を比較品1に添加し、比較品2〜4を調製した。比較品の調製には、発酵乳ベースとして、殺菌された20%脱脂粉乳溶液にストレプトコッカス・サーモフィルス(YIT2001株)のシードスターターを0.2%となるように接種し、更に、ラクトバチルス・カゼイ(YIT9029株)のシードスターターを0.1%となるように接種して34℃でpH4.2まで培養し、均質化機を用いて15MPaで均質化したものを用いた。
また、シロップとしては、水に白ぶどう果汁9g、マルチトール18g、アスパルテーム0.18g及びペクチン3gを溶解し、全量を600gとした後110℃で3秒間殺菌したものを用いた。
各比較品の調製方法は次の通りである。
発酵乳ベース400g、シロップ600g及びピロリン酸第2鉄乳化剤被覆組成物2.5gを混合したものを比較品1;比較品1に、アスコルビン酸を濃度が0.1%となるように配合したものを比較品2;比較品1に、ザクロ由来ポリフェノールを含む製剤を濃度が0.2%となるように配合したものを比較品3;比較品1に、ルチンを濃度が0.02%となるように配合したものを比較品4とした。
以上のようにして調製した比較品1〜4の鉄含有発酵乳をポリスチレン製光透過性容器(光透過率約75%)に充填して、光劣化臭の程度及び嗜好性を次の方法により評価した。
[ 光劣化臭 ]
比較品1〜4を1200Luxの光を照射しながら10℃にて120時間保存後、その光劣化臭について、比較品1の光劣化臭の程度を1点とし、暗所にて10℃、120時間保存した比較品1(以下、対照品1という)の光劣化臭の程度、即ち、光劣化臭が全くない状態を7点とした7段階でパネル10名により評価した。
[ 嗜好性 ]
光劣化臭について評価したものとは別の比較品1〜4を用い、これらを暗所にて10℃、120時間保存後、ポリフェノールやアスコルビン酸そのものが鉄含有発酵乳の風味に与える影響を、風味が非常に悪いという評価を1点とし、風味が非常によいという評価を7点とした7段階でパネル10名により評価した。この嗜好性評価では、暗所にて保存した比較品を用いることで、光劣化臭が風味に与える影響を排除した。
Figure 2010200635
表1の結果から、鉄含有発酵乳に光を照射することにより、光劣化臭が生じることがわかった。また、本試験例の鉄含有発酵乳においては、抗酸化剤であるアスコルビン酸、ザクロ由来ポリフェノール又はルチンを添加することにより、光劣化臭が抑制されることがわかった。
試 験 例 2
次に、ポリフェノール系抗酸化剤が、鉄含有発酵乳の外観に与える影響について検討した。試験例1で調製した比較品1、3及び4を暗所にて10℃、120時間保存後、その外観について自由描写した。その結果を表2に示す。なお、試験例1と同様に、比較品1を暗所にて10℃、120時間保存したものを対照品1とした。
Figure 2010200635
表2の結果から、鉄含有発酵乳にポリフェノール系抗酸化剤であるザクロ由来ポリフェノール又はルチンを添加した場合は、鉄含有発酵乳中の鉄とポリフェノール系抗酸化剤が反応することにより鉄含有発酵乳の外観が青黒い色味を帯びた白色、又は赤黒い色味を帯びた白色となることがわかった。このように黒味を帯びた鉄含有発酵乳は、その商品価値が著しく損なわれたものであった。
実 施 例 1
20%脱脂粉乳溶液を120℃で3秒間殺菌し、ストレプトコッカス・サーモフィルス(YIT2001株)のシードスターターを0.2%となるように接種し、更に、ラクトバチルス・カゼイ(YIT9029株)のシードスターターを0.1%となるように接種して34℃でpH4.2まで培養し、均質化機を用いて15MPaで均質化することにより発酵乳ベースを調製した。
一方、水に白ぶどう果汁9g、マルチトール18g、アスパルテーム0.18g、ペクチン3gを溶解し、全量を600gとした後110℃で3秒間殺菌し、シロップを調製した。得られたシロップ600gを、発酵乳ベース400g及びピロリン酸第2鉄乳化剤被覆組成物2.5gと混合することにより比較品1を調製した。更に、比較品1に下表2に示す通りに1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール又はジメチルメトキシフラノンを配合し、実施品1〜3を得た。
比較品1及び実施品1〜3をポリスチレン製光透過性容器(光透過率約75%)に充填して、試験例1と同様にして光照射後の光劣化臭と暗所保存後の嗜好性を評価した。また、暗所にて10℃、120時間保存後の比較品1及び実施品1〜3の外観について自由描写した。これらの結果を表3に示す。
Figure 2010200635
化合物a:1,3−オクタンジオール
化合物b:5−オクテン−1,3−ジオール
化合物c:ジメチルメトキシフラノン
表3の結果から、鉄含有発酵乳に1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンから選ばれる何れか1種類を0.0001ppm配合することにより、鉄含有発酵乳の風味に悪影響を及ぼすことなく、光劣化臭をマスキングできることがわかった。更に、鉄含有発酵乳の外観は、1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンから選ばれる何れか1種類を0.0001ppm添加した場合でも、黒味を帯びた色に劣化しないことがわかった。
実 施 例 2
前記実施例1で調製した比較品1に、1,3−オクタンジオールを最終製品あたり0.00001〜10ppmとなるように配合し、実施品4〜10の鉄含有発酵乳を調製した。
比較品1及び実施品4〜10をポリスチレン製光透過性容器(光透過率約75%)に充填して、試験例1と同様にして光照射後の光劣化臭と暗所保存後の嗜好性を評価した。この結果を表4に示す。
Figure 2010200635
表4の結果から、鉄含有発酵乳に1,3−オクタンジオールを0.00001〜10ppm配合することにより、光劣化臭をマスキングできることがわかった。また、0.001〜10ppm配合した場合に光劣化臭のマスキング効果がより高く、特に0.001〜0.1ppm配合した場合に光劣化臭のマスキング効果と嗜好性がどちらも最も好ましいものとなることがわかった。
実 施 例 3
前記実施例1で調製した比較品1に、5−オクテン−1,3−ジオールを最終製品あたり0.000001〜1ppmとなるように配合し、実施品11〜17を調製した。
比較品1及び実施品11〜17をポリスチレン製光透過性容器(光透過率約75%)に充填して、試験例1と同様にして光照射後の光劣化臭と暗所保存後の嗜好性を評価した。この結果を表5に示す。
Figure 2010200635
表5の結果から、鉄含有発酵乳に5−オクテン−1,3−ジオールを0.000001〜1ppm配合することにより、光劣化臭をマスキングできることがわかった。また、0.001〜1ppm配合した場合に光劣化臭のマスキング効果がより高く、特に0.001〜0.01ppm配合した場合に光劣化臭のマスキング効果と嗜好性がどちらも最も好ましいものとなることがわかった。
実 施 例 4
前記実施例1で調製した比較品1に、ジメチルメトキシフラノンを最終製品あたり0.000001〜1ppmとなるように配合し、実施品18〜24を調製した。
比較品1及び実施品18〜24をポリスチレン製光透過性容器(光透過率約75%)に充填して、試験例1と同様にして光照射後の光劣化臭と暗所保存後の嗜好性を評価した。この結果を表6に示す。
Figure 2010200635
表6の結果から、鉄含有発酵乳にジメチルメトキシフラノンを0.000001〜1ppm配合することにより、光劣化臭をマスキングできることがわかった。また、0.0001〜1ppm配合した場合に光劣化臭のマスキング効果がより高く、特に0.0001〜0.01ppm配合した場合に光劣化臭のマスキング効果と嗜好性がどちらも最も好ましいものとなることがわかった。
実 施 例 5
前記実施例1で調製した比較品1に、1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンから選ばれる2種又は3種を表7のとおりに配合し、実施品25〜28を調製した。
比較品1及び実施品25〜28をポリスチレン製光透過性容器(光透過率約75%)に充填して、試験例1と同様にして光照射後の光劣化臭と暗所保存後の嗜好性を評価した。また、暗所にて10℃、120時間保存後の比較品1及び実施品25〜28の外観について自由描写した。これらの結果を表7に示す。
Figure 2010200635
化合物a:1,3−オクタンジオール
化合物b:5−オクテン−1,3−ジオール
化合物c:ジメチルメトキシフラノン
表7の結果から、1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンから選ばれる2種又は3種を組み合わせて、鉄含有発酵乳に配合することにより、鉄含有発酵乳の風味に悪影響を与えることなく、光劣化臭をマスキングできることがわかった。また、前記化合物のいずれか2種を添加した場合に比べ、3種添加した場合の方が、光劣化臭のマスキング効果が高いことがわかった。更に、鉄含有発酵乳の外観は、1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンから選ばれる2種又は3種を配合した場合でも、黒味を帯びた色に劣化しないことがわかった。
本発明のマスキング剤は、乳製品が光照射を受けることにより生じる光劣化臭を有効にマスキングできるものである。また、本発明のマスキング剤は、鉄含有乳製品に配合した場合でも、その外観を黒味を帯びた色に劣化させないものである。
従って、このマスキング剤は、各種の乳製品、特にポリフェノール系の抗酸化剤が配合できない鉄含有乳製品において有利に利用しうるものであり、得られた乳製品は、高い商品価値を有するものである。

以 上

Claims (7)

  1. 1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンよりなる群から選ばれる化合物の1種以上を有効成分として含有することを特徴とする乳製品の光劣化臭マスキング剤。
  2. 乳製品が鉄含有乳製品である請求項第1項に記載の光劣化臭マスキング剤。
  3. 乳製品又は鉄含有乳製品が光透過性容器に充填されたものである請求項第1項又は第2項の何れかに記載の光劣化臭マスキング剤。
  4. 請求項第1項乃至第3項の何れかに記載の光劣化臭マスキング剤を含有せしめたことを特徴とする乳製品。
  5. 1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンよりなる群から選ばれる1種以上の化合物各々の乳製品中における濃度が、0.000001〜10ppmとなるように、請求項第1項乃至第3項の何れかに記載の光劣化臭マスキング剤を含有せしめたことを特徴とする請求項第4項に記載の乳製品。
  6. 請求項第1項乃至第3項の何れかに記載の光劣化臭マスキング剤を乳製品に配合することを特徴とする光劣化臭のマスキング方法。
  7. 光劣化臭マスキング剤を、1,3−オクタンジオール、5−オクテン−1,3−ジオール及びジメチルメトキシフラノンよりなる群から選ばれる1種以上の化合物の濃度として、0.000001〜10ppmとなるよう乳製品に配合することを特徴とする請求項第6項に記載の劣化臭のマスキング方法。
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