JP2010199383A - 接着剤付き基板及びフレキシブルプリント回路配線板 - Google Patents

接着剤付き基板及びフレキシブルプリント回路配線板 Download PDF

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Abstract

【課題】フレキシブルプリント回路配線板の使用中における破片の発生を十分に抑制できる接着剤付き基板及びフレキシブルプリント回路配線板を提供すること。
【解決手段】基板7上に接着剤からなる接着剤層16を接着してなり、基板7が、第1主面7aと、第1主面7aと反対側の第2主面7bと、第1主面7a及び第2主面7bを結ぶ側面7cとで構成され、側面7cが第2主面7bから第1主面7aに向かってテーパ状となっており、接着剤層16は第1主面7aに接着されている接着剤付き基板30。
【選択図】図2

Description

本発明は、接着剤付き基板及びフレキシブルプリント回路配線板に関する。
フレキシブルプリント回路配線板(FPC:Flexible Printed Circuit)は、屈曲性に優れるため、その優れた屈曲性能を生かして、ハードディスクドライブのヘッド部分における回路基板や、携帯電話に内蔵される回路基板としてよく用いられている。
FPCとして、回路を内蔵する配線基板本体と接着剤付きの補強板とを熱圧着させてなるFPCが知られている。
しかし、このようなFPCにおいては、配線基板本体と接着剤付き補強板とを熱圧着させる際に、接着剤付き補強板の接着剤層を構成する接着剤が補強板よりも外側に染み出ることがある。この染み出した接着剤は部品の実装の妨げになることがあるため、このような接着剤の染出しを極力少なくしたFPCについて、種々の提案がなされている。
例えば接着シート片付き補強板のうち接着シート片が貼り付けてある面に接着剤シート片を囲むように溝を形成し、この接着シート片付き補強板と配線基板本体とを熱圧着する際に、接着剤をその溝に入り込ませることにより、接着剤の染み出しを抑えることが提案されている(下記特許文献1参照)。また特許文献1では、配線基板に補強板を熱圧着する際に、熱プレス板と補強板との間に樹脂からなる柔軟シートが配置される。
特開2000−228450号公報
しかし、上記特許文献1に記載の配線基板は、以下に示す課題を有していた。
即ち、特許文献1の配線基板においては、補強板に溝が形成されているため、補強板の強度が十分でない。さらに特許文献1では、配線基板に補強板を熱圧着する際に、熱プレス板と補強板との間に柔軟シートが配置され、柔軟シートによって補強板が加圧される。このため、補強板の角部やその周辺部位が脆くなりやすく、FPCの使用中に破片として欠け落ちるおそれがある。
このような破片は、ハードディスクドライブなどの精密部品においては望ましくないものであり、配線基板の使用中における破片の発生を十分に抑制することが求められる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、FPCの使用中における破片の発生を十分に抑制できる接着剤付き基板及びFPCを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、特許文献1において、接着剤が補強板のうち接着シート片が貼り付けてある面に形成された溝に入り込み、その面より外側に染み出していないことが、補強板の角部またはその周辺部位が破片として欠け落ちる原因ではないかと考えた。そこで、本発明者らはさらに鋭意検討を重ねた結果、補強板と接着剤層とを備えた接着剤付き補強板において、補強板のうち接着剤層が設けられる第1主面とその反対側の第2主面とを結ぶ側面を、第2主面から第1主面に向かってテーパ状となるようにし且つ接着剤を補強板の第1主面より外側に敢えて染み出させるようにすることで、上記課題を解決しうることを見出した。また本発明者らは、このことが補強板だけでなく、カバーレイなどの接着剤付き基板一般について適用できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、基板上に接着剤からなる接着剤層を接着してなり、前記基板が、第1主面と、前記第1主面と反対側の第2主面と、前記第1主面及び前記第2主面を結ぶ側面とで構成され、前記側面が前記第2主面から前記第1主面に向かってテーパ状となっており、前記接着剤層は前記第1主面に接着されていることを特徴とする接着剤付き基板である。
この接着剤付き基板によれば、例えば金属張積層板とカバーレイとを熱圧着してなる配線基板の表面に対し、接着剤層を向けた状態で接着剤付き基板を配置して接着剤付き基板を配線基板に熱圧着させると、接着剤が基板の第1主面より外側に染み出す。このとき、基板の側面は第2主面から第1主面に向かってテーパ状となっている。このため、染み出した接着剤が基板の側面をも覆うことが可能となる。その結果、仮に、基板の側面において第2主面側の角部またはその周辺部位が脆くなってもその部分は接着剤で接着される。このため、脆くなった部分が破片として欠け落ちることが十分に抑制される。さらに、基板の側面は第2主面から第1主面に向かってテーパ状となっているため、接着剤が基板の第1主面より外側に染み出すとはいえ、その接着剤の大部分は、基板の側面に接着され、配線基板の表面と基板の側面とによって形成される空間に収まることとなる。このため、基板を第2主面側から見たときには、接着剤の第2主面より外側への染み出しは少なくなる。このため、配線基板の表面に部品を実装する場合でも、その第2主面から外側に染み出した接着剤が実装の妨げになることがほとんどない。
また本発明は、金属張積層板と、接着剤からなる接着剤層を有するカバーレイとを、前記カバーレイの前記接着剤層を前記金属張積層板と対向させた状態で熱圧着してなり、前記カバーレイが上記接着剤付き基板で構成されていることを特徴とするFPCである。
さらに本発明は、金属張積層板と、接着剤からなる接着剤層を有するカバーレイと、接着剤からなる接着剤層を有する接着剤付き補強板とを、前記カバーレイの前記接着剤層を前記金属張積層板と対向させ且つ前記接着剤付き補強板の前記接着剤層を前記カバーレイと対向させた状態で熱圧着してなり、前記カバーレイおよび前記接着剤付き補強板のうちの少なくとも一方が上記接着剤付き基板で構成されていることを特徴とするFPCである。
上記FPCによれば、接着剤付き基板において、接着剤が基板の側面に接着されているため、仮に、接着剤付き基板における基板の側面に脆い部分があっても、その部分が破片として欠け落ちることが十分に抑制される。また接着剤付き基板において、基板の側面は第2主面から第1主面に向かってテーパ状となっている。このため、接着剤が基板の第1主面の外側まで染み出すとはいえ、その接着剤の大部分は、基板の側面に接着され、配線基板の表面と基板の側面とによって形成される空間に収まることとなる。このため、基板を第2主面側から見たときには、接着剤の第2主面より外側への染み出しは少なくなる。このため、カバーレイの基板などの上に部品を実装する場合でも、その第2主面から外側に染み出した接着剤が実装の妨げになることがほとんどない。
本発明によれば、FPCの使用中における破片の発生を十分に抑制できる接着剤付き基板及びFPCが提供される。
本発明に係る一実施形態のFPCを示す断面図である。 本発明に係る一実施形態のFPCを製造する一工程を示す図である。 本発明に係る一実施形態のFPCを製造する他の工程を示す図である。 本発明に係る他の実施形態のFPCを製造する一工程を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、全図中、同一又は同等の構成要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明に係るFPCの好適な実施形態を示す断面図である。図1に示すように、FPC100はベースフィルム1を備えている。ベースフィルム1の表面1a上には接着層2が設けられ、接着層2上には回路を形成する金属回路層3が設けられ、接着層2の上には、金属回路層3を覆うように接着層4が設けられ、接着層4上には絶縁フィルム5が設けられている。そして、絶縁フィルム5の上には接着層6を介して補強板7が設けられている。
FPC100は以下のようにして得ることができる。
まず図2に示すように、金属張積層板10と、カバーレイ20と、接着剤付き補強板30とを準備する。
ここで、接着剤付き補強板30は、基板としての補強板7と、補強板7上に接着される接着剤層16とを備えている。接着剤層16は接着剤からなる。
補強板7は、第1主面7aと、第1主面7aと反対側の第2主面7bと、第1主面7a及び第2主面7bを結ぶ側面7cとで構成され、接着剤層16が第1主面7aに接着されている。そして、側面7cは第2主面7bから第1主面7aに向かってテーパ状となっている。別言すれば、側面7cは、第1主面7aに対して傾斜し、第1主面7aは第2主面7bよりも小さくなっている。ここで、側面7cは、第1主面7aに対して、第2主面7bから第1主面7aに向かってテーパ状となるように傾斜していればよい。即ち第1主面7aに対する側面7cの傾斜角θは、90°より大きければよい。但し、この傾斜角θは135°未満であることが好ましく、100°〜120°であることが好ましい。さらに接着剤層16は、接着剤を容易に染み出させ、補強板7の側面7cに接着させやすくする観点から、補強板7の第1主面7aの全面にわたって設けられていることが好ましい。
接着剤付き補強板30は、1枚の補強部材上に接着剤シートを貼り付けた後、例えば補強部材のうち接着剤シート側からパンチや金型を貫通させて所定部分を打ち抜いたり、所定部分をレーザ光照射によって切り取ったりすることによって得ることができる。このとき、補強部材をパンチや金型又はレーザ光入射側に凸となるように湾曲させる。傾斜角θは、補強部材の湾曲の度合を調整することにより調整することが可能である。
補強板7は、ステンレスなどの金属やポリイミドなどから構成される。
カバーレイ20は、絶縁フィルム5上に接着剤層14を設けてなるものであり、接着剤を含む接着剤溶液を絶縁フィルム5上に塗布し乾燥することにより得ることができる。絶縁フィルム5としては、例えば、ポリイミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、アラミド樹脂等からなる厚み1μm〜150μm程度のフィルム等を用いることができる。
金属張積層板10は、ベースフィルム1上に接着剤層12および金属回路層3を順次設けてなるものであり、接着剤層12は、接着剤を含む接着剤溶液をベースフィルム1上に塗布し乾燥することにより得ることができる。ベースフィルム1としては、電気絶縁性及び可撓性を有する樹脂フィルムが用いられ、例えば、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン等の樹脂からなるフィルムが挙げられる。金属回路層3は銅箔等からなる。
そして、金属張積層板10、カバーレイ20および接着剤付き補強板30をこの順に配置する。このとき、金属張積層板10の接着剤層12とカバーレイ20の接着剤層14とを対向させた状態とし、接着剤付き補強板30の接着剤層16とカバーレイ20の絶縁フィルム5とを対向させた状態とする。
次に、図3に示すように、接着剤付き補強板30と熱プレス板50との間に、樹脂からなるクッションシート40を配置し、金属張積層板10、カバーレイ20および接着剤付き補強板30を熱圧着する。クッションシート40は、補強板7やカバーレイ20に均等に加圧できるようにするためのものである。これによりカバーレイ20の接着剤層14は接着層4となり、金属張積層板10の接着剤層12は接着層2となり、接着剤シート30は接着層6となる。そして、接着層6は、図1に示すように、補強板7の側面7cに接着されている。
なお、カバーレイ20の接着剤層14、金属張積層板10の接着剤層12及び接着剤付き補強板30の接着剤層16に使用される接着剤は、接着性を有するものであればいかなるものでもよく、熱硬化性の接着剤でも熱可塑性の接着剤でもよい。熱硬化性の接着剤が使用される場合には、接着層2,4,6はそれぞれ、接着剤層12,14,16を構成する接着剤の硬化物で構成されることになる。熱可塑性の接着剤が使用される場合には、接着層2,4,6はそれぞれ、接着剤層12,14,16を構成する接着剤で構成されることになる。
以上のようにしてFPC100が得られる。
このとき、接着剤層16を構成する接着剤が補強板7の第1主面7aより外側に染み出す。ここで、補強板7の側面7cは第2主面7bから第1主面7aに向かってテーパ状となっている。このため、染み出した接着剤が補強板7の側面7cを覆うこととなる。従って、FPC100の製造の途中の過程でクッションシート40により補強板7の第2主面7b側が大きい圧力で加圧され、補強板7の側面7cのうち第2主面7b側の角部またはその周辺部位が脆くなったり、FPC100の完成後に、補強板7の側面7cのうち第2主面7b側の角部に過大な応力が加わってその周辺部位が脆くなってもその部分が破片として欠け落ちることが十分に抑制される。
さらに、補強板7の側面7cは第2主面7bから第1主面7aに向かってテーパ状となっている。このため、接着剤が補強板7の第1主面7cより外側まで染み出すとはいえ、その接着剤の大部分は、図1に示すように補強板7の側面7cに接着され、絶縁フィルム5の表面5bと補強板7の側面7cとによって形成される空間Aに収まることとなる(図1参照)。このため、補強板7を第2主面7b側から見たときには、接着剤の第2主面7bより外側への染み出しは少なくなる。このため、絶縁フィルム5の表面5bに部品(図示せず)を実装する場合でも、その第2主面7bから外側に染み出した接着剤が実装の妨げになることがほとんどない。
また上記のようにしてFPC100を製造すると、接着剤付き強板30は補強部材に接着剤シートを貼り付けた後、パンチ等により打ち抜くだけで得られ、その後にさらに加工をする必要がないため、接着剤付き補強板30を製造するための工数を増やさなくて済む。
上記のようにして得られるFPC100においては、接着層6は、補強板7の側面7cの一部のみを覆っていてもよいが、補強板7の側面7cの全面を覆っている方が好ましい。この場合、接着層6が補強板7の側面7cの一部のみを覆っている場合に比べて、FPC100の使用中における破片の欠け落ちがより十分に抑制される。
なお、上記製造方法では、金属張積層板10、カバーレイ20及び接着剤付き補強板30を重ね合わせて一括して接着剤層12,14,16を硬化させているが、FPC100を得るためには、接着剤層12,14,16を必ずしも一括して硬化させる必要はない。例えば金属張積層板10及びカバーレイ20を重ね合わせ、接着剤層12,14を硬化させて積層体を得た後、この積層体と、接着剤付き補強板30とを重ね合わせ、接着剤層16を硬化させてもFPC100を得ることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、接着剤付き補強板30のみにおいて、側面7cが第2主面7bから第1主面7aに向かってテーパ状となっているが、この構造は、カバーレイ20にも適用可能である。即ち図4に示すように、カバーレイ220のうちの絶縁フィルム205が、接着剤層14が接着される第1主面205aと、それと反対側の第2主面205bと、それらを結ぶ側面205cとを有する場合、その側面205cが、第2主面205bから第1主面205aに向かってテーパ状となっていてもよい。この場合も、絶縁フィルム205の側面205cにおいて脆くなった部分が接着層4で覆われることになるため、その部分が破片として欠け落ちることが十分に抑制される。またベースフィルム1の表面1a上に部品(図示せず)を実装する場合でも、その第2主面205bから外側に染み出した接着剤が実装の妨げになることがほとんどない。
また図4において、接着剤付き補強板30は省略されてもよい。即ち、カバーレイ220と、金属張積層板10とを熱圧着してFPCを製造してもよい。
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明の内容をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜6及び比較例1〜6)
100mm×100mm×厚さ125μmのポリイミドからなる板状の補強部材(アピカル125AH、カネカ(株)製)と、下記表1に示す3種類の接着剤シートを用意した。そして、補強部材と、各接着剤シートとを100℃で熱ラミネートして、接着剤付きの補強部材を作製した。
次いで、この接着剤付きの補強部材を、パンチに対して凸となるように湾曲させ、接着剤シート側からパンチで所定部分を打ち抜いた。こうして接着剤付きの補強板を得た。このとき、補強板の第1主面に対する側面の傾斜角θは表1に示す通りとした。
続いて、こうして得られた接着剤付きの補強板を、CCL(F−30VC25C1/2、ニッカン工業(株)製)のポリイミド層の表面に、接着剤層を向けた状態で重ね合わせた後、150℃、25kgf/cmの条件で1時間熱圧着した。このとき、CCLと接着剤付き補強板との間に、250mm×150mm×50μmのPETからなるクッションシートを配置した。こうして積層体を得た。
こうして得られた実施例1〜6及び比較例1〜6の積層体について、接着剤の染出量を測定した。この染出量の測定は、光学顕微鏡を用いて積層体のうち補強板の第2主面側から観察し、第2主面から外側に染み出している接着剤の長さを測定することによって行った。結果を表1に示す。
Figure 2010199383
表1に示す結果より、実施例1〜6の積層体は、比較例1〜6の積層体に比べて、補強板の第2主面側から補強板7を見たときの接着剤の染出量が顕著に小さくなることがわかった。また実施例1〜6の積層体について、その断面を光学顕微鏡で観察したところ、実施例1〜6の積層体においては、接着剤が補強板の側面を覆っていたのに対し、比較例1〜6の積層体においては、接着剤が補強板の側面を覆っていないことも分かった。
以上のことから、本発明の接着剤付き基板によれば、補強板の角部又はその周辺部位が脆くなっても、FPCの使用中における破片の発生を十分に抑制できるものと考えられる。
7…補強板(基板)、7a…第1主面、7b…第2主面、7c…側面、10…金属張積層板、20…カバーレイ(接着剤付き基板)、14、16…接着剤層、30…接着剤付き補強板(接着剤付き基板)、205…絶縁フィルム(基板)、205a…第1主面、205b…第2主面、205c…側面、220…カバーレイ(接着剤付き基板)、100…FPC。

Claims (3)

  1. 基板上に接着剤からなる接着剤層を接着してなり、
    前記基板が、
    第1主面と、
    前記第1主面と反対側の第2主面と、
    前記第1主面及び前記第2主面を結ぶ側面とで構成され、
    前記側面が前記第2主面から前記第1主面に向かってテーパ状となっており、
    前記接着剤層が前記第1主面に接着されていること、
    を特徴とする接着剤付き基板。
  2. 金属張積層板と、接着剤からなる接着剤層を有するカバーレイとを、前記カバーレイの前記接着剤層を前記金属張積層板と対向させた状態で熱圧着してなり、
    前記カバーレイが請求項1に記載の接着剤付き基板で構成されていること、
    を特徴とするフレキシブルプリント回路配線板。
  3. 金属張積層板と、接着剤からなる接着剤層を有するカバーレイと、接着剤からなる接着剤層を有する接着剤付き補強板とを、前記カバーレイの前記接着剤層を前記金属張積層板と対向させ且つ前記接着剤付き補強板の前記接着剤層を前記カバーレイと対向させた状態で熱圧着してなり、
    前記カバーレイおよび前記接着剤付き補強板のうちの少なくとも一方が請求項1に記載の接着剤付き基板で構成されていること、
    を特徴とするフレキシブルプリント回路配線板。
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