JP2010195422A - 封入封緘装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤層を有する封筒用紙に封入用紙を封入して折りたたみ、開放端辺を圧着し封緘する封入封緘装置を提供する。
【解決手段】複数折り可能な端辺に接着剤を塗布した封筒用紙の封筒用紙給紙部1と、封入用紙給紙部2と、封筒用紙を折り畳む折り機30を有し、封入用紙を挿入する封入部3と、対向する第1圧着ローラを有し、封筒用紙の折り目と直交する第1搬送方向に沿う封筒用紙の両端辺を圧着する第1圧着部4と、第1搬送方向と略直交する第2搬送方向への方向変換部5と、対向する第2圧着ローラを有し、封筒用紙の第2搬送方向に沿う端辺を圧着する第2圧着部とを備えている。前記第1圧着部4のいずれか一方の第1圧着ローラは、第1搬送方向と直交する方向に間隔をおいて複数に分割され、かつ、第1搬送方向と直交する方向に位置調節自在となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、接着剤層が形成された封筒用紙を二つ折り又はそれ以上に折り畳むと共に、封筒用紙内に封入用紙を封入し、封筒用紙の開放端辺を圧着し、封緘する、封入封緘装置に関する。
従来の封入封緘装置には、封入後、封緘する機構として、複数対のヒータローラを同一の搬送方向に間隔をおいて配置し、上記一つの搬送方向に封筒用紙を搬送しつつ、封筒用紙の全体を熱圧着する圧着部を備えたものがある(たとえば、特許文献1及び2参照)。
別の封入封緘装置として、上下の封筒用フィルムを別々に供給し、これら2枚の封筒用フィルム間に書簡箋を挟み込み、封筒用フィルムの四辺を、上下のヒートローラにより、一度に熱圧着するものがある(たとえば特許文献3参照)。
また、ローラを加熱せずに、封筒用紙の接着剤層の箇所を加圧するだけで、接着剤層の部分を圧着する封入封緘装置もある。
特開昭60−230839号公報 特開平4−179597号公報 特公平7−88112号公報
特許文献1及び2の封入封緘装置のように、封筒用紙を一方向にのみ搬送して、一度に封筒用紙全体を熱圧着する構造では、封入用紙の枚数が多い場合、あるいは封入用紙の厚みが大きい場合、接着剤層に対して的確に圧力することができず、封書全体の封緘が十分に行えない場合がある。特に、加熱せずに圧着する封入封緘装置では、圧力不足が生じ易い。
また、一方向にのみ搬送しつつ、圧着する構造では、搬送方向に沿う端辺と、搬送方向と直交する端辺とで、接着強度が大きく相違する場合があり、全体として均一に接着できないことがある。
圧着ローラを搬送方向と直交する方向に複数に分割し、封筒用紙の端辺を圧着する構成でも、封筒用紙により製作される封書の寸法は一定とは限らず、また、封筒用紙の接着剤層の位置も、必要に応じて種々に変更されることがあり、たとえば、封筒用紙の端辺から遠い位置に接着剤層を形成している場合には、圧着ローラの位置を接着剤層の位置に対応させることが困難になる。
また、複数の端辺のうち、所望の端辺のみのローラ圧力を増大させたり、あるいは弱めたりすることにより、接着強度を変えることは困難であった。たとえば、所望の端辺のみを、開封し易くするために、接着強度を弱めることは困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、二つ折りされる封書用紙の開放側に三端辺を、接着不足が生じることなく圧着でき、しかも、各端辺を、それぞれ所望の圧力で接着できる、封入封緘装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明に係る封入封緘装置は、折り目により複数折り可能で端辺に沿って接着剤が塗布された封筒用紙を供給する封筒用紙給紙部と、封入用紙を供給する封入用紙給紙部と、前記封筒用給紙部からの封筒用紙を折り畳む折り機を有し、互いに対向する折り片間に前記封入用紙給紙部からの封入用紙を挿入する封入部と、互いに対向する第1圧着ローラを有し、前記封入部から排出される封筒用紙を挟持し、前記折り目と直交する第1搬送方向に搬送しつつ、第1搬送方向に沿う封筒用紙の両端辺を圧着する第1圧着部と、前記第1圧着部から第1搬送方向で排出される封筒用紙を、第1搬送方向と略直交する第2搬送方向に変換する方向変換部と、互いに対向する第2圧着ローラを有し、前記方向変換部から搬送される封筒用紙を、第2搬送方向に搬送しつつ、封筒用紙の第2搬送方向に沿う端辺を圧着する第2圧着部と、を備え、前記第1圧着部のいずれか一方の第1圧着ローラは、第1搬送方向と直交する方向に間隔をおいて複数に分割されると共に、少なくとも一つは第1搬送方向と直交する方向に位置調節自在となっている、ことを特徴としている。
本発明は、好ましくは、上記封入封緘装置において、分割された前記各第1圧着ローラは、それぞれローラ間のギャップ又は接触圧力を調節するギャップ調節機構を備えている。
また、本発明は、好ましくは、上記封入封緘装置において、前記第2圧着部の第2圧着ローラは、第2搬送方向と直交する方向に位置調節自在となっており、あるいは、前記第2圧着部のいずれか一方の第2圧着ローラは、第2搬送方向と直交する方向に間隔をおいて複数に分割されると共に、第2搬送方向と直交する方向に位置調節自在となっている。さらに、分割された前記各第2圧着ローラは、それぞれローラ間のギャップ又は接触圧力を調節するギャップ調節機構を備えている。
さらに、本発明は、前記第1圧着部は、第1搬送方向と直交する方向に位置調節自在な第1圧着ローラと共に第1搬送方向と直交する方向に位置固定された第1圧着ローラを有することができ、また、前記第2圧着部は、第2搬送方向と直交する方向に位置調節自在な第2圧着ローラと共に第2搬送方向と直交する方向に位置固定された第2圧着ローラを有することができる。
(1)本発明によると、二つ折り又はそれ以上に折り畳まれる封筒用紙の開放側の三つの端辺を、第1圧着部と、該第1圧着部の第1搬送方向と直交する第2搬送方向を有する第2圧着部とにより、2段階に分けて圧着し、かつ、封筒用紙の折り目と直交する二つの端辺に対しては、分割された一対の第1圧着ローラにより端辺毎に圧着するので、各端辺を、接着力不足が生じることなく、所望の圧力で、確実に圧着することができる。
(2)第1圧着部の第1圧着ローラは、第1搬送方向と直交する方向に位置調節自在となっているので、封筒用紙で作成される封書の寸法が変更されたり、封筒用紙の接着剤の塗布位置が変更された場合であっても、各第1圧着ローラの位置を、前記変更に応じて容易に変更することができる。
(3)第1圧着部の第1圧着ローラ並びに第2圧着部の第2圧着ローラを、個々にローラ間ギャップ又は接触圧力が調節可能となるように構成していると、たとえば、封書の開け口に対応する端辺のみの接着強度を弱くし、残りの端辺の接着強度を強くすることにより、開封し易く、かつ、密封性に優れた封書を製作することができる。
(4)第2圧着ローラを、第2搬送方向と直交する方向に位置調節自在としていると、第2圧着ローラの位置を、前記変更に応じて容易に変更することができる。
(5)第2圧着ローラを、第2搬送方向に直交する方向に間隔をおいて複数に分割し、かつ、第2搬送方向と直交する方向に位置調節自在としていると、封緘のために端辺を接着することに加え、封入用紙を封書内の所定位置に固定するための接着部を、所望の位置に自由に形成することができる。また、分割された前記第2圧着ローラが、各々ローラ間ギャップ調節機構を備えていると、端辺の接着強度並びに封入用紙固定用の接着部の接着強度を、個々に変更することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る封入封緘装置の平面図である。 図1のII-II断面図である。 図1のIII-III断面図である。 図1の封入封緘装置の第1圧着部の駆動機構を示す側面図である。 図1の封入封緘装置の封入部の簡略側面図である。 封入工程初期の状態を示す図5と同じ封入部の簡略側面図である。 封入工程中期の状態を示す図5と同じ封入部の簡略側面図である。 給紙工程から第2の圧着工程までの流れを示す斜視説明図である。 封入封緘作業前の封筒用紙の斜視図である。 図9の封筒用紙の反対面を示す斜視図である。 封入封緘作業後の封書の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る封入封緘装置の平面図である。 図12のXIII-XIII断面図である。 第2の実施形態において使用する封入封緘装置の封筒用紙の斜視図である。 第2の実施形態において封入封緘作業を行った封書の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る封入封緘装置の前記図2と同様の断面図である。 第3の実施例で使用する識別マークの一例を示しており、封筒用紙の一部の平面図である。 第3の実施例で使用する識別マークの一例を示しており、封筒用紙の一部の平面図である。 第3の実施例で使用する識別マークを示す封筒用紙の一部の平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る封入封緘装置の前記図2と同様の断面図である。 第4の実施の形態で使用する封入封緘装置の用紙の斜視図である。 図21の封筒用紙を折り畳み、封入用紙を挿入した状態を示す斜視図である。 第4の実施の形態に係る封入封緘装置の応用例を示す図20と同様の断面図である。
[第1の実施の形態]
図1乃至図8は、本発明の第1の実施の形態に係る封入封緘装置、図9乃至図11は封筒用紙Pの斜視図であり、これらの図面に基づいて、第1の実施の形態を説明する。
(封筒用紙の構成)
図9により、まず折り畳み前の封筒用紙の構成を説明する。封筒用紙Pの一方の長さ方向(後述する第1搬送方向F1)の中間部に、折り目q3が設定され、該折り目q3と直角な各端辺q1に沿って、第1の接着剤層A1がそれぞれ形成され、前記折り目q3と平行な各端辺q2に沿って、第2の接着剤層A2が形成されている。各接着剤層A1、A2には、加熱せずに、大きな加圧力のみで、接着可能な感圧接着剤が予め塗布されている。また、各接着剤層A1,A2の内側(端辺q1、q2と反対側)には、各端辺q1,q2と平行なミシン目Mが形成されている。
なお、接着剤層A1,A2は、折り目q3により分けられた第1の折り片P1と第2の折り片P2の一方のみに形成することも可能である。
図10は、封筒用紙Pの図9とは反対側の面を示しており、封筒用紙Pの角部には、封入用紙の挿入の要否を識別するための識別マークXが附されている。この識別マークXは、たとえばバーコードであり、封入用紙を挿入する必要がない場合には、バーコードが付されておらず、封入用紙を一枚挿入する場合には、図10のように所定の位置に一本のバーが付されている。なお、図1の封入用紙給紙部2を複数配置して、任意に選択した一枚あるいは複数枚の封入用紙を封入する場合もあり、その場合の識別マークXの構成については、第3の実施の形態で詳しく説明する。
図11は、封入用紙Nを封入し、封緘した後の封書(封筒用紙P)であり、折り目q3以外の端辺q1,q2の近傍は、接着剤層A1,A2によりそれぞれ封止されており、ミシン目Mに沿って切り取ることにより、開封できるようになっている。
(封入封緘装置の全体の概要)
封入封緘装置の平面図である図1において、封入封緘装置は、封筒用紙Pを多数積載して、一枚ずつ供給する封筒用紙給紙部1と、封入用紙Nを多数積載して一枚ずつあるいは複数枚ずつ供給する封入用紙給紙部2と、封筒用紙Pを二つ折りすると共に二つの折り片間に封入用紙Nを挿入する封入部3と、該封入部3から排出される封筒用紙Pを第1搬送方向F1に搬送しつつ、第1搬送方向F1に沿う封筒用紙Pの両端辺q1(図9)を上下から圧着する第1圧着部4と、該第1圧着部4から第1搬送方向F1で排出される封筒用紙Pを、第1搬送方向F1と略直交する第2搬送方向F2に方向変換する方向変換部5と、該方向変換部5から搬送される封筒用紙Pを、第2搬送方向F2に搬送しつつ、封筒用紙Pの第2搬送方向F2に沿う端辺q2(図9)を上下から圧着する第2圧着部6と、該第2圧着部6の第2搬送方向F2の下流側に配置された紙受け装置7と、を備えている。
(封筒用紙給紙部1及び封入用紙給紙部2の構成)
図1のII-II断面図である図2において、封筒用紙給紙部1は、昇降可能な給紙台11と、該給紙台11の第1搬送方向F1側に配置された給紙ローラ12と、該給紙ローラ12に下方から対設された捌き台13等から構成されている。実線で示す給紙台11の位置は、最も上昇した空の状態を示しており、仮想線で示すように封筒用紙Pを積載した時には下降しており、給紙ローラ12及び捌き台13により、最上位の封筒用紙Pから一枚ずつ、封入部3に向かって第1搬送方向F1に給紙する。
封入用紙給紙部2は、昇降可能な給紙台21と、該給紙台21の第1搬送方向F1側に配置された給紙ローラ22と、該給紙ローラ22に下方から対設された捌き台23等から構成されている。この封入用紙給紙部2に関しても、実線で示す給紙台21の位置は、最も上昇した空の状態を示しており、仮想線で示すように封入用紙Nを積載した時には下降しており、給紙ローラ22及び捌き台23により、最上位の封入用紙Nから一枚ずつ、封入部3に向かって第1搬送方向F1に給紙される。
(封入部3の構成)
図2において、封入部3は、折り機30と、封入用紙挿入機構40と、を備えている。前記折り機30は、封筒用紙搬送経路に沿って配置された第1から第5の折りローラ31,32,33,34,35と、封筒用紙搬送経路から上方に突出すると共にスイッチバック式に封筒用紙Pが逆行可能な折りトレー36と、封筒用紙搬送経路に沿って配置された複数のガイド部材37,38,39等と、から構成されている。
図5は封入部3の断面略図であり、5つの折りローラ31,32,33,34、35は、この順序で第1搬送方向F1に向かって並んでおり、第1,第3及び第5の折りローラ31,33,35は、第2及び第4の折りローラ32,34よりも高い位置に配置されている。第5の折りローラ35と第4の折りローラ34との間、第4の折りローラ34と第3の折りローラ33との間、第3の折りローラ33と第2の折りローラ32との間、並びに第2の折りローラ32と第1の折りローラ31との間で、それぞれ封筒用紙Pを挟持搬送するためのニップ部を形成している。なお、図5では、各ニップ部の隙間が大きく表されているが、実際は圧接している。
折りトレー36は、第3の折りローラ33と第5の折りローラ35との間から上方に延びており、一対のトレー板間の隙間W1により、封筒用紙通路を形成している。また、折りトレー36には、トレー長さ方向に位置変更自在なストッパー36aが設けられている。
各ガイド部材37,38及び39は、それぞれ円弧形のガイド面を有し、第2の折ローラ32の上方と、第3の折りローラ33の下方と、第5の折りローラ35の下方とに、それぞれ配置されている。
図2に戻り、封入用紙挿入機構40は、前記封入用紙給紙部2の給紙ローラ22から第1搬送方向F1に延びるガイド板41と、該ガイド板41の第1搬送方向F1の端部の上面に当接するタイミングローラ42と、該タイミングローラ42から封入部3に向かって斜め下方に延びる一対のガイド板43と、該ガイド板43の先端部に配置された一対の搬送ローラ45と、該搬送ローラ45から第4の折りローラ34と第5の折りローラ35との間のニップ部に向かって延びる一対のガイド板47とから構成されている。
封入用紙給紙部2の給紙ローラ22とタイミングローラ42との間には、封入用紙給紙部2から供給される封入用紙Nの先端を検出する光式センサー51が設けられ、また、タイミングローラ42には、タイミングローラ42の回転量及び回転数を検出するエンコーダ(図示せず)が設けられている。このタイミングローラ42のエンコーダは、前記光センサー51で封入用紙Nの先端を検出することにより、カウントを開始し、予め設定されたカウント数だけカウントし、ガイド板43の途中の所定位置G1まで封入用紙Nの先端が位置した時に、タイミングローラ42を一時的に停止させる信号を送るように設定されている。
封筒用紙給紙部1の給紙ローラ12と第1及び第2の折りローラ31,32との間には、ガイド板53と、封筒用紙給紙部1から供給される封筒用紙Pの先端を検出する光式センサー52と、封筒用紙Pの前記識別マークX(図10)を読み取るための非接触式リーダー54が設けられ、また、第2の折りローラ32には、該第2の折りローラ32の回転量及び回転数を検出するエンコーダ(図示せず)が設けられている。この第2の折りローラ32のエンコーダは、前記光センサー52で封筒用紙Pの先端を検出することにより、カウントを開始し、予め設定されたカウント数だけカウントし、図7のように、封筒用紙Pの折り目q3が第4の折りローラ34と第5の折りローラ35とのニップ部に挟持され始める時点で、図2のタイミングローラ42を、再度駆動させるタイミング信号を制御部に送るように設定されている。
また、本実施の形態では、図10に示すように識別マークXを封筒用紙Pの先端側の角部に附したもので説明したが、封筒用紙Pの後端側に附しても良く、その場合には、給紙台11の上方に、非接触式リーダー54を識別マークXの位置に対応するよう移動可能に設けても良い。
(第1圧着部4の構成)
図2において、第1圧着部4は、金属製の1本の下側第1圧着ローラ61と、該下側第1圧着ローラ61に上方から対向する金属製の2個の上側第1圧着ローラ62と、該上側第1の圧着ローラ62を下方に押圧することにより上下の第1の圧着ローラ61,62間のギャップを調節するギャップ調節機構63とを、備えている。
図3は第1圧着部4の図1のIII-III断面図、図4は駆動機構を示す図3のIV矢視図である。図3において、下側の第1圧着ローラ61の軸方向の幅(第1搬送方向F1と直交する方向の幅)は、最も寸法の大きい封筒用紙Pの第1搬送方向F1と直交する方向の幅よりも大きく形成され、一対の上側の第1の圧着ローラ62の軸方向の幅、すなわち第1搬送方向F1と直交する方向の幅は、図9の第1の接着剤層A1の幅よりも広い(例えば1.5倍〜3倍程度)の幅に形成されている。
下側第1圧着ローラ61の軸部61aは、封入封緘装置本体内の一対の支持壁64に軸受(図示せず)等を介して回転自在に支持されており、一対の上側第1圧着ローラ62は、共通の軸部62aに軸方向移動可能にスプライン嵌合し(スプライン等は図示せず)、軸部62aと一体に回転するようになっている。軸部62aは、前記一対の支持壁64に回転自在に支持されている。
ギャップ調節機構63は、上側第1圧着ローラ62の上端面に当接する押圧ベアリング65と、該押圧ベアリング65を支持するコの字形ブラケット67と、該ブラケット67を上下方向移動自在に支持するハウジング66と、コの字形ブラケット67に当接あるいは相対回転自在(ねじ軸芯回りの相対回転自在)に連結された調節ねじ68とを備えており、該調節ねじ68はハウジング66の上壁に螺合している。すなわち、調節ねじ68を回転することにより、ブラケット67及び押圧ベアリング65を上下方向に移動し、これにより、押圧ベアリング65による上側第1圧着ローラ62に対する押圧力を変更し、両第1圧着ローラ61,62間のギャップを調節できるようになっている。
前記一対の支持壁64の上端部には、両第1圧着ローラ61,62と平行に、かつ、上側第1圧着ローラ62より上方位置に、一対のガイドレール69が架設されており、このガイドレール69に、前記各ハウジング66が、ガイドレール長さ方向移動自在に支持されている。各ハウジング66は、各上側第1圧着ローラ62をガイドレール長さ方向の両側から挟むように、下向きのコの字状に形成され、対応する上側第1圧着ローラ62と共にガイドレール長さ方向(軸部62aの長さ方向)に移動できる。また、各ハウジング66には、各ハウジング66を所定の位置に固定するためのロック用ボルト70が設けられている。
図4において、下側第1圧着ローラ61の軸部61aと上側第1圧着ローラ62の軸部62aとには、それぞれ歯付きプーリ71,72が固着されており、両歯付きプーリ71,72は、両面歯付きベルト73を介して、駆動モータ75の出力プーリ76に連結されている。前記両面歯付きベルト73は、上側第1圧着ローラ62のプーリ72と下側第1圧着ローラ61のプーリ71に対して、反対面がそれぞれ係合することにより、両第1圧着ローラ61,62を互いに反対方向(R1方向)に回転させ、封筒用紙Pを第1搬送方向F1に挟持搬送するようになっている。なお、両面歯付きベルト73自体が該両面歯付きベルト73の他の部位に接触しないように、中間プーリ77が配置されている。
(方向変換部5)
図1において、方向変換部5は、第2搬送方向F2に間隔おいて配置された多数の搬送ローラ81と、第1圧着部4側と反対側に、第2搬送方向F2に沿って配置されたガイド板82等とから構成され、封筒用紙Pの折り目q3側の端部をガイド板82により押さえつつ、搬送ローラ81の回転により、封筒用紙Pを第1搬送方向F1から第2搬送方向F2に変換し、第2圧着部6へと搬送する。
(第2圧着部6)
図2において、第2圧着部6は、金属製の1本の下側第2圧着ローラ91と、該下側第2圧着ローラ91に上方から対向する金属製の1本の上側第2圧着ローラ92と、該上側第2圧着ローラ92の軸部92aを上下方向に移動調節して上下の第2圧着ローラ91,92のギャップを調節する調節ねじ94等とを、備えている。
上下の第2圧着ローラ91、92の第2搬送方向F2と直交する方向の幅は、図9の第2の接着剤層A2の幅よりも広く、たとえば1.5乃至3倍程度に形成されている。
上下の第2圧着ローラ91、92の軸部91a,92aは、一対の支持壁95に軸受(図示せず)等を介して回転自在に支持され、各第2圧着ローラ91,92は、各軸部91a、92aにそれぞれ軸方向移動可能にスプライン嵌合し(スプライン等は図示せず)、各軸部91a、92aと一体に回転するようになっている。
上側第2圧着ローラ92の軸部92aは、前記支持壁95に軸受を介して上下方向移動可能に支持されている。調節ねじ94は支持壁95の上端部に螺挿され、調節ねじ94の下端部は、第2圧着ローラ92の軸部92aを支持する軸受に、相対回転可能(ねじ軸芯回りに相対回転可能)に連結されている。すなわち、調節ねじ94を回転することにより、上側第2圧着ローラ92の軸部92aを軸受と共に上下方向に位置調節し、これにより、上側第2圧着ローラ92と下側第2圧着ローラ91とのギャップを調節できるようになっている。
第2圧着部6の用紙排出部には、封入用紙Pが封入されているか否かを検出するための封入状態検出センサー100が設けられており、この封入状態検出センサー100により、封入ミスの封書を見つけ出すことができる。この封入状態検出センサー100は、たとえば光透過式センサーであり、所定の透過率より大きい又は小さい光透過率が検出されれば、封入ミスあるいは過誤封入と判断される。たとえば、封入すべき場合に未封入であれば透過率が大きくなり、反対に封入が不要な場合に封入すれば透過率が小さくなることにより、封入ミスあるいは過誤封入を検出できる。なお、封入状態検出センサー100としては、超音波により封書の厚みを測定する超音波センサー又はレーザー光により封書の厚みを測定するレーザー光センサー等の非接触式センサーや、電流値等より厚みを測定するポテンショメータ等の接触式センサーを備えることもできる。
第2圧着部6の駆動機構は、前記図4の第1圧着部4の駆動機構と同様であり、図8のように、両第2圧着ローラ91,92が互いに反対方向R2に回転することにより、封筒用紙Pを第2搬送方向F2に搬送するようになっている。
(封入封緘作業前の各種調節並びに設定)
封入封緘作業を開始する前に、使用する封筒用紙Pの大きさに合わせて、封入部3の折り機30のストッパー36aの位置、第1圧着部4の上側第1圧着ローラ62の位置、第2圧着部6の第2圧着ローラ91,92の位置を調節し、また、第2の折りローラ32のエンコーダによる設定カウント数並びにタイミングローラ42のエンコーダによる設定カウント数を、封筒用紙Pの大きさに応じて、変更する。
たとえば、折り機30のストッパー36aは、第4の折りローラ34と第5の折りローラ35のニップ部の入口端からの距離が、封筒用紙Pの第1搬送方向F1の長さの略半分となるように調節する。
第1圧着部4の各上側第1圧着ローラ62の位置は、使用する封筒用紙Pの第1の接着剤層A1に対応する位置に調節する。
第2圧着部6の第2圧着ローラ91,92は、ガイド板82からの距離が、使用する封筒用紙Pの第2の接着剤層A2に対応するように、調節する。
また、第2の折りローラ32のエンコーダによる設定カウント数を、封筒用紙P内で封入用紙Nが所望の位置に封入されるように、設定することもできる。たとえば、封筒用紙P内への封入用紙Nの位置を、折り目q3側に近づけたい場合は、設定カウント数を少なくして、タイミングローラ42による封入用紙Nの挿入タイミングを早くし、封筒用紙P内への封入用紙Nの位置を、折り目q3から遠ざけたい場合は、設定カウント数を多くして、タイミングローラ42による封入用紙Nの挿入タイミングを遅くする。
さらに、第1圧着部4と第2圧着部6のローラ間ギャップを、各調節ねじ68,94の回転操作により、封筒用紙P及び封入用紙Nの厚みや、所望の接着強度に対応するように調節する。たとえば、紙厚が厚い場合や、接着強度を弱くした場合には、各圧着ローラ61,62及び91,92間のギャップを大きくし、紙厚が薄い場合や、接着強度を強くしたい場合には、各圧着ローラ61,62及び91,92間のギャップを小さくする。
(封入封緘作業)
まず、図8により、封入封緘作業の全体の流れを簡単に説明する。
(1)封筒用紙給紙部1及び封入用紙給紙部2から、封筒用紙P及び封入用紙Nが一枚ずつ、封入部3に供給される。
(2)封入部3において、封筒用紙Pは、折り目q3により二つ折りにされ、この二つ折り作業の途中において、封入用紙Nが、封筒用紙Pの二つの折り片P1,P2間に挿入される。
(3)封入後、第1圧着部4において、上下の第1圧着ローラ61,62により、第1搬送方向F1に搬送しつつ、封筒用紙Pの各端辺q1に沿う第1の接着剤層A1に対応する箇所を挟圧し、圧着する。
(4)方向変換部5で第1搬送方向F1から第2搬送方向F2に変換した後、第2圧着部6において、上下の第2圧着ローラ91,92により、第2搬送方向F2に搬送しつつ、封筒用紙Pの残りの端辺q2に沿う第2の接着剤層A2に対応する箇所を挟圧し、圧着する。
上記作業を、封入封緘装置の図面に基づき、制御関係も含めて詳しく説明すると、以下の通りである。
(1)図2において、封筒用紙給紙部1の最上位の封筒用紙Pが給紙ローラ12により給紙されると、まず、識別用のリーダー54により、封筒用紙Pの識別マークX(図10)を読み取り、封入用紙Nの挿入が必要か否かを判断する。それと共に、光センサー52により、封筒用紙Pの先端を検出すると、第2の折りローラ32のエンコーダによるカウントを開始する。
(2)前記リーダー54により、図10のような識別マークXが読み取られると、図2において、封入用紙Nが必要と判断され、封入用紙給紙部2が作動し、給紙ローラ22により封入用紙Nの給紙が開始される。封入用紙Nの給紙が開始され、光センサー51により封入用紙Nの先端が検出されると、タイミングローラ42のエンコーダのカウントが開始され、設定カウントにより、封入用紙Nの先端が所定位置G1に位置した時点で、タイミングローラ42を停止する。
(3)図6のように、封筒用紙Pは、第1乃至第4の折りローラ31,32,33,34で形成される封筒用紙搬送経路内を第1搬送方向F1に蛇行しながら進み、先行する一方の折り片P1が折りトレー36内に侵入し、折りトレー36内を上昇する。
(4)図7のように、封筒用紙Pの先行する端辺q2がストッパー36aに当接し、更に第1搬送方向F1への封筒用紙Pの搬送が継続されることにより、封筒用紙Pの折り目q3が、第4の折りローラ34と第5の折りローラ35のニップ部に押し込まれ、二つ折りに折られ始める。
(5)図7のように、封筒用紙Pの折り目q3が折られ始めた時点あるいはその近傍の時点で、図2のタイミングローラ42が再駆動し、封入用紙Nを、封筒用紙Pの折り片P1,P2間に挿入する。すなわち、第2の折りローラ32のエンコーダによるカウントが設定カウントになると、タイミングローラが再駆動するようになっている。
(6)第4及び第5の折りローラ34,35により、封入用紙Nを封筒用紙Pの折り片P1,P2間で挟み付け、ガイド部材39上を第1圧着部4へ搬送する。
(7)図3において、第1圧着部4では、上下の第1圧着ローラ61,62により、封筒用紙Pを第1搬送方向F1に搬送しつつ、封筒用紙Pの各端辺q1に沿う第1の接着剤層A1を挟圧し、圧着し、圧着後、方向変換部5へ排出する。
(8)図2において、方向変換部5では、二つ折り状態の封筒用紙Pの折り目q3の端部が、ガイド板82の下側に入り込み、このガイド板82にガイドされた状態で、図1の搬送ローラ81が駆動することにより、第2搬送方向F2に封筒用紙Pを搬送する。
(9)図2において、第2圧着部6では、上下の第2圧着ローラ91,92により、第2搬送方向F2に搬送しつつ、封筒用紙Pの残りの端辺q2に沿う第2の接着剤層A2を挟圧し、圧着し、そして、紙受け部7へと搬出する。
上記のように、第1の実施の形態では、二つ折りに折り畳まれる封筒用紙Pの開放側の三つの端辺q1,q1,q2を、第1圧着部4と、該第1圧着部4の第1搬送方向F1と直交する第2搬送方向F2を有する第2圧着部6とにより、2段階に分けて圧着し、かつ、封筒用紙Pの折り目と直交する二つの端辺q1,q1に対しては、分割された一対の第1圧着ローラ62により端辺q1毎に圧着するので、各端辺q1,q1,q2を、接着力不足が生じることなく、所望の圧力で、確実に圧着することができる。
また、第1圧着部4の一対の上側第1圧着ローラ62は第1搬送方向F1と直交する方向に位置調節自在となっており、第2圧着部6の第2圧着ローラ91,92は第2搬送方向F2と直交する方向に位置調節自在となっているので、封筒用紙Pで作成される封書の縦横の各寸法が変更されたり、封筒用紙Pの第接着剤層A1、A2の塗布位置が変更された場合であっても、各第1圧着ローラ62及び第2圧着ローラ91,92の位置を、前記変更に応じて容易に変更することができる。
さらに、第1圧着部4の各上側第1圧着ローラ62並びに第2圧着部6の上側第2圧着ローラ92を、個々にローラ間ギャップが調節可能となるように構成しているので、たとえば、封書の開け口に対応する端辺のみの接着強度を弱くし、残りの端辺の接着強度を強くすることにより、開封し易く、かつ、密封性に優れた封書を製作することができる。また、接着強度を任意に変更できることは、上記実施の形態で挙げたようなミシン目を有する封筒用紙Pでなく、ミシン目を有しない封筒用紙を用いる場合には、非常に好ましい。
なお、第1の実施形態における第2圧着部6の下側圧着ローラ91は、図8に仮想線で示すように、第2圧着部6の第2搬送方向F2の略全幅に亘るように形成することもでき、この場合は、上側第2圧着ローラ92のみを第2搬送方向F2と直交する方向に移動可能に構成する。
[第2の実施の形態]
図12及び図13は、本発明の第2の実施の形態に係る封入封緘装置であり、図14及び図15は、第2の実施の形態で使用する封筒用紙の一例を示している。
前記第1の実施の形態とは、第2圧着部6の構成が異なっており、その他の構成は、第1の実施の形態と同様であり、同じ部品及び部分には、同じ符号を付してある。
平面図を示す図12において、第2圧着部6は、前記第1の圧着部4と同様な構造となっている。すなわち、金属製の長い1本の下側第2圧着ローラ91と、該下側第2圧着ローラ91に上方から対向する金属製の2個の上側第2圧着ローラ92と、該各上側第2の圧着ローラ92を下方に押圧することにより上下の第2の圧着ローラ91,92間のギャップを調節するギャップ調節機構63とを、備えている。
図13は第2圧着部6の図12のXIII-XIII断面図であり、下側第2圧着ローラ91の第1搬送方向F1の幅は、最も寸法の大きい封筒用紙Pの第1搬送方向F1の幅の1/2よりも大きく形成され、一対の上側の第2圧着ローラ92の第1搬送方向F1の幅は、図9の第2の接着剤層A2の幅よりも広い幅(たとえば1.5倍〜3倍程度の幅)に形成されている。
下側第2圧着ローラ91の軸部91aは、封入封緘装置本体内の一対の支持壁(図2の支持壁95と同様な支持壁)に軸受等を介して回転自在に支持されており、一対の上側第2圧着ローラ92は、共通の軸部92aに軸方向移動可能にスプライン嵌合し(スプライン等は図示せず)、軸部92aと一体に回転するようになっている。軸部92aは、前記一対の支持壁に回転自在に支持されている。
ギャップ調節機構63は、前記図3で説明した第1の実施の形態の第1圧着部4のギャップ調節機構63と同じ構造であるので、同じ部品には同じ符号を付し、説明は省略する。
第1搬送方向F1側に配置された上側第2圧着ローラ92は、たとえば、図14に示すように、折り目q3に沿って形成された第3の接着剤層A3を挟圧し、圧着するのに使用される。上記第3の接着剤層A3は、たとえば、封入用紙Nが封筒用紙P内でがたつくのを防ぐために利用される。従って、図15のように封書が出来上がった時には、封入用紙Nの位置は第3の接着剤層A3で規制される。
[第3の実施の形態]
図16は、本発明の第3の実施の形態に係る封入封緘装置であり、図17乃至図19は、第3の実施の形態で使用する封筒用紙Pの識別マークXの各種例を示している。
前記第1の実施の形態とは、第2圧着部6の構成と、封入用紙給紙部2と、封入部3の封入用紙挿入機構40の構成が異なっており、その他の構成は、第1の実施の形態と同様であり、同じ部品及び部分には、同じ符号を付してある。なお、第2圧着部6は、第2の実施の形態の第2圧着部6と同様の構造であるので、説明は省略する。
図16において、第1,第2及び第3の封入用紙給紙部2a、2b、2cを備えており、各封入用紙給紙部2a,2b、2cには、それぞれ種類の異なる封入用紙N1,N2,N3が積載されている。また、封入部3には、前記第1,第2及び第3の封入用紙給紙部2a、2b、2cにそれぞれ接続される第1,第2及び第3の封入用紙挿入機構40a、40b、40cが設けられている。
図17に示すように、封筒用紙Pの識別マークXとして、3本のバーが付されている場合には、第1、第2及び第3の封入用紙N1、N2及びN3を、総て封筒用紙Pに挿入する必要があることを表している。端辺q1に最も近いバーが第1の封入用紙N1に対応し、中間のバーが第2の封入用紙N2に対応し、端辺q1から最も遠いバーが第3の封入用紙N3に対応している。
したがって、図18に示すように、端辺q1から遠い位置のバーのみが付されている場合には、第3の封入用紙N3のみを選択し、封筒用紙Pに挿入することを表している。
また、図19に示すように、端辺q1から遠い位置のバーと近い位置のバーの2本が付されている場合には、第1及び第3の封入用紙N1及びN3を選択し、封筒用紙Pに挿入することを表している。
封入封緘作業は、基本的には第1の実施の形態と同じであるが、図16において、封筒用紙給紙部1から封筒用紙Pの給紙が開始され、識別センサー54により、識別マークXを読み取った時に、たとえば、図17の識別マークXであれば、第1,第2及び第3の封入用紙給紙部2a、2b、2cを総て作動させ、図18の識別マークXであれば、第3の封入用紙給紙部2cのみを作動させ、図19の識別マークXであれば、第1及び第3の封入用紙給紙部2a、2cを作動させるように、制御される。
勿論、図17乃至図19に示す種類の識別マークXの他に、所望の用紙組合せに対応するバーコードの作成も可能である。
[第4の実施の形態]
図20は、第4の実施の形態であり、第1の実施の形態の構造に、新たな折り機30aを増設したものである。この増設した折り機30aは、第1の折りローラ31と第3の折りローラ33との間から、既存の折り機30と略平行に上方に延びるように配置されている。また、封入用紙挿入機構40の下端部の搬送ガイド47は、第2の折りローラ32と第3の折りローラ33とのニップ部に向かって延びている。増設された折り機30a及び封筒用紙挿入機構40の配置位置を除いては、第1の実施の形態と同様の構造を有しており、同じ部品及び部分には、同じ符号を付してある。
この第4の実施の形態の構造によると、図21及び図22に示すように、封筒用紙Pを、二つの折り目q3、q4によりC型に三つ折りにし、封入用紙Nを挿入し、開放箇所を接着剤層A1,A2により圧着することができる。
すなわち、封筒用紙Pは、まず、増設された折り機30aと第2の折りローラ32及び第3の折りローラ33により、第1の折り目q3で折られ、第1の折り片P1と第2の折り片P2との間に封入用紙Nが挿入され、さらに、既存の折り機30により、第2の折り目q4で折られ、開放側の端縁が、第1圧着部4及び第2圧着部6で総て圧着される。
増設折り機30aは、着脱可能に構成されるか、あるいは、スライド式に退避スペースに退避可能となっており、必要な時に、取り付け、あるいは引き出して利用される。また、封入用紙挿入機構40は、用紙搬送方向F1の位置が変更可能である。なお、C型の三つ折りについて説明したが、本構成では、Z型の三つ折りとすることも可能である。その場合は、たとえば増設折り機30aのストッパーの高さを、折り片の二つ分の長さに設定する。
[第4の実施の形態の応用例]
図23は、第4の実施の形態の応用例であり、封入用紙挿入機構40の下端部を取り外し、シーラー機としたものである。ただし、第2圧着部6は、図13の第2の実施の形態と同様な構造を採用している。
シーラー機として利用されるので、封筒用紙Pは、前記図21及び図22に示すように三つ折りに折り畳まれ、開放箇所が接着剤層A1,A2により圧着されるが、封入用紙Nは挿入されない。
封入用紙挿入機構40の下端部の搬送ガイド47は、着脱可能に構成されるか、あるいは、スライド式に退避スペースに退避可能となっており、必要な時に、取り付け、あるいは引き出して利用される。
[その他の実施の形態]
(1)前記第1の実施形態では、第1圧着部4において、一対の上側第1圧着ローラ62を設けているが、3個以上設け、それぞれ封筒用紙Pの所望の位置を圧着する構成とすることも可能である。たとえば、図9に示されている二本の第1の接着剤層A1に加え、両第1の接着剤層A1間に新たな接着剤層を設け、この増加した中間の接着剤層も圧着する構造とすることができる。この構造によると、たとえば小さな封入用紙を分割した状態で封入し、封入後に動かないように固定することができる。
(2)前記各実施の形態では、第1搬送方向及び第2搬送方向が共に略水平方向であるので、第1圧着ローラ並びに第2圧着ローラは、それぞれ上下に対向するように配置してあるが、第1搬送方向及び第2搬送方向が、略垂直(鉛直)方向の場合は、第1圧着ローラ並びに第2圧着ローラは、略垂直な搬送面を挟むように左右等に対向配置される。また、第1搬送方向及び第2搬送方向が、水平及び垂直に対して傾斜している場合には、傾斜状の搬送面を挟むように対向配置される。
1 封筒用紙給紙部
2、2a、2b、2c 封入用紙給紙部
3 封入部
4 第1圧着部
5 方向変換部
6 第2圧着部
30 折り機
31、32,33,34,35 折りローラ
40,40a,40b、40c 封入用紙挿入機構
61、62 第1圧着ローラ
68 調節ねじ
63 ギャップ調節機構
91、92 第2圧着ローラ
94 調節ねじ

Claims (7)

  1. 折り目により複数折り可能で端辺に沿って接着剤が塗布された封筒用紙を供給する封筒用紙給紙部と、
    封入用紙を供給する封入用紙給紙部と、
    前記封筒用給紙部からの封筒用紙を折り畳む折り機を有し、折り片間に前記封入用紙給紙部からの封入用紙を挿入する封入部と、
    互いに対向する第1圧着ローラを有し、前記封入部から排出される封筒用紙を挟持し、前記折り目と直交する第1搬送方向に搬送しつつ、第1搬送方向に沿う封筒用紙の両端辺を圧着する第1圧着部と、
    前記第1圧着部から第1搬送方向で排出される封筒用紙を、第1搬送方向と略直交する第2搬送方向に変換する方向変換部と、
    互いに対向する第2圧着ローラを有し、前記方向変換部から搬送される封筒用紙を、第2搬送方向に搬送しつつ、封筒用紙の第2搬送方向に沿う端辺を圧着する第2圧着部と、を備え、
    前記第1圧着部のいずれか一方の第1圧着ローラは、第1搬送方向と直交する方向に間隔をおいて複数に分割されると共に、少なくとも一つは第1搬送方向と直交する方向に位置調節自在となっている、ことを特徴とする封入封緘装置。
  2. 請求項1記載の封入封緘装置において、
    分割された前記各第1圧着ローラは、それぞれローラ間のギャップ又は接触圧力を調節するギャップ調節機構を備えている封入封緘装置。
  3. 請求項1又は2に記載の封入封緘装置において、
    前記第2圧着部の第2圧着ローラは、第2搬送方向と直交する方向に位置調節自在となっている、封入封緘装置。
  4. 請求項1又は2に記載の封入封緘装置において、
    前記第2圧着部のいずれか一方の第2圧着ローラは、第2搬送方向と直交する方向に間隔をおいて複数に分割されると共に、第2搬送方向と直交する方向に位置調節自在となっている、封入封緘装置。
  5. 請求項4に記載の封入封緘装置において、
    分割された前記各第2圧着ローラは、それぞれローラ間のギャップ又は接触圧力を調節するギャップ調節機構を備えている封入封緘装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の封入封緘装置において、
    前記第1圧着部は、第1搬送方向と直交する方向に位置調節自在な第1圧着ローラと共に第1搬送方向と直交する方向に位置固定された第1圧着ローラを有している封入封緘装置。
  7. 請求項4乃至6のいずれか一つに記載の封入封緘装置において、
    前記第2圧着部は、第2搬送方向と直交する方向に位置調節自在な第2圧着ローラと共に第2搬送方向と直交する方向に位置固定された第2圧着ローラを有している封入封緘装置。
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