JP2891768B2 - 封書類の製造装置 - Google Patents

封書類の製造装置

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JP2891768B2
JP2891768B2 JP2308280A JP30828090A JP2891768B2 JP 2891768 B2 JP2891768 B2 JP 2891768B2 JP 2308280 A JP2308280 A JP 2308280A JP 30828090 A JP30828090 A JP 30828090A JP 2891768 B2 JP2891768 B2 JP 2891768B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、間にシート部材を介在させた封書類の製造
装置に関する。
(従来の技術) 例えば第7図(b)に示される伝達情報遮蔽葉書
(4)(以下シークレット葉書という)の場合、その構
造は、同図(a)に示されるように、情報記載面(1
a),(1b)を内側として2つ折りされた単票フォーム
(1)と、その間に介在された透明なフィルム(2)と
から成っている。このフィルム(2)は第8図に示され
るように、2枚の透明または半透明なフィルム(2a),
(2b)の合わせ体より成り、両フィルム(2a),(2b)
の対向面には剥離可能かつ再接着不可能な接着材(3a)
が、また反対向面には接着剤(3a)より接着力が強い感
熱性の接着剤(3b)が塗布されたものが用いられる。な
お両接着剤とも透明または半透明である。そこで第7図
(a)の状態から単票フォーム(1)を折り畳み、加
熱、加圧することにて、単票フォーム(1)の対向面は
フィルム(2)を介して全面接着され、シークレット葉
書(4)となる。このシークレット葉書(4)は、丁度
真ん中を開封することにより、フィルム(2a),(2b)
間で剥離され、そしてフィルム(2a),(2b)を介して
記載面(1a),(1b)の伝達情報を読み取ることができ
ることとなる。
さて本発明者は、単票フォーム(1)の折り作業並び
にフイルム(2)の挿入作業を行なうため下記のような
装置を試作した。すなわち第9図に示す模式図におい
て、まず同図(a)に示されるように、反対方向に回転
駆動される1対の折りローラ(6),(6)間に、単票
フォーム(1)をその略中央部(1c)が位置するように
供給する。次に同図(b)に示されるように、折り補助
部材(7)を単票フォーム(1)の略中央部(1c)に向
けて下降させる。ところで折り補助部材(7)の中心部
にはスリット(7a)が設けられるとともに、単票フォー
ム(1)の半分の長さに切断されたフィルム(2)が予
めストッカ(8)から送りローラ(8a)にて供給され、
送りローラ(9)の駆動により、スリット(7a)内に送
り込まれ、その先端が折り補助部材(7)の下端から突
出しない、やや上方位置に達した時、一時停止させられ
て待機状態とされている。そこで折り補助部材(7)の
下降により、単票フォーム(1)の略中央部(1c)が下
方に押し下げられる。折り補助部材(7)の下降は途中
で停止し、以後同図(c)に示されるように、折り補助
部材(7)からフィルム(2)が給送されつつ、単票フ
ォーム(1)はその略中央部(1c)側から折りローラ
(6)間を通過する。そして後工程に配置される加熱ロ
ーラ等によって、単票フォーム(1)の対向面はフィル
ム(2)が有する感熱性の接着剤(3b)を介して接着さ
れることとなる。
(発明が解決しようとする課題) ところで上記の装置によれば、単票フォーム(1)を
折り畳む際に、単票フォーム(1)の略中央部(1c)を
折り補助部材(7)で押し下げるとともに、折り補助部
材(7)のスリット(7a)から、単票フォーム(1)の
略中央部(1c)に向けてフィルム(2)の給送が行なわ
れるようにしている。ここで第7図(b)に示したシー
クレット葉書(4)を製造するうえで、フィルム(2)
の先端部を、単票フォーム(1)の略中央部(1c)、す
なわち所定折り位置に極力近づけて供給する必要があ
る。そこでフィルム(2)の給送開始タイミングを、折
り補助部材(7)の下降タイミングと同じくし、折り補
助部材(7)の先端が単票フォーム(1)と接触して下
降しているときは、その下降速度と同速で給送するとと
もに、折り補助部材(7)の下降停止後にフィルム
(2)の送り速度を増加させ、その先端部を折り補助部
材(7)の下端から突出させる状態で単票フォーム
(1)に供給することが考えられる。しかしながら、折
り補助部材(7)の下降停止時から、折りローラ(6)
によって単票フォーム(1)の略中央部(1c)側から順
に挟持され始めるまでの時間は非常に短く、この短時間
の中で、フィルム(2)の送り制御、すなわちフィルム
(2)の給送速度を増加させ、そして折られつつある単
票フォーム(1)の略中央部(1c)に接触する瞬間に両
者の相対速度を零とするといった制御を行わなければな
らず、タイミング調整が非常に難しかった。また折り補
助部材(7)によって押し下げられた単票フォーム
(1)の略中央部(1c)が1対の折りローラ(6)間に
挟持され始めるタイミングにもバラツキがあり、そのタ
イミングが想定タイミングより遅かった場合には、フィ
ルム(2)の先端部が単票フォーム(1)にぶつかり折
り曲がり、一方早かった場合には、第10図に示すよう
に、フィルム(2)を単票フォーム(1)の略中央部ま
で充分に挿入できず、開封したときに第11図に示すよう
に、左右のフィルム(2a),(2b)間に生じる隙間aが
大きく、著しく美観を損ねることとなる。
本発明は、単票フォームの所定折り位置に近接状態で
シート部材を安定して供給することが可能な、封書類の
製造装置を提供することを目的とする。
なお、本明細書において「封書類」とは、上記したよ
うな葉書も含めた意味に用いるものとする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明においては、単票フォ
ームを搬送する搬送装置と、この搬送装置により搬入さ
れた前記単票フォームを境として、その一方面側に配置
された2個の折りローラと、その他方面側に配置され、
前記2個の折りローラ間にその先端部が対向するととも
に、前記折りローラに対し進退自在でかつこの進退方向
にシート部材の通路を有する折り補助部材とを有する折
り装置と、前記折り補助部材の前記通路内に前記シート
部材を供給するシート部材供給装置とを有する封書類の
製造装置において、前記折り装置には、この折り装置に
導入された前記単票フォームと前記折りローラとの間
に、前記2個の折りローラの相互間隙より大なる相互間
隙を有し前記単票フォームを略U字形状に仮成形する2
個の仮折りローラを設けたことを特徴とする。
(作用) 本発明によれば、搬送装置により折り装置に搬入され
た単票フォームは、まず仮折りローラにより略U字形状
に仮成形され、この仮成形される単票フォームの間に
は、シート部材供給装置よりシート部材が供給され、そ
してこのシート部材が介在された単票フォームは、次に
折りローラにより所定折り位置において折畳まれること
となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。第1
図は本発明にかかる封書類の製造装置の一実施例を示す
構成図、第2図乃至第5図は第1図に示す封書類の製造
装置の動作を示す構成図である。
図においてこの製造装置は、搬送装置(A)、折り装
置(B)、フィルム供給装置(C)、接着装置(D)を
有する。単票フォーム(1)は、カセット(12)内に積
層して収容されている。このカセット(12)の上部には
送りローラ(13)が設けられ、最上部に位置する単票フ
ォーム(1)を搬送装置(A)を構成するコンベア(1
4)に送り出し可能とされている。このコンベア(14)
には、所定間隔で送り爪(14a)が設けられ、モータ(M
1)の駆動によって単票フォーム(1)を所定のピッチ
で搬送するとともに、移動量はエンコーダ(E1)にて検
知される。そしてコンベア(14)による単票フォーム
(1)の搬送ラインに沿って、折り装置(B)が設けら
れている。この折り装置(B)は、仮折り部(21)と折
り部(25)を有する。仮折り部(21)は、2個一対の仮
折りローラ(21a),(21b)を有し、両ローラ(21
a),(21b)間には、後述する折りローラ(25a),(2
5b)の相互間隙に比べて大なる間隙が設けられ、かつモ
ータ(M4)にて、図示矢印で示す方向に、搬送装置
(A)による単票フォーム(1)の搬送速度と周速で駆
動される。なお、モータ(M4)と仮折りローラ(21b)
間には不図示のクラッチが介在されるとともに、モータ
(M4)にはエンコーダ(E4)が接続されていて、仮折り
ローラ(21a)の回転量が検知されるようになってい
る。各仮折りローラ(21a),(21b)の上側には、押さ
えローラ(22a),(22b)が設けられる。なお、一方の
押さえローラ(22b)は、揺動アーム(23)の一端に支
持されており、この揺動アーム(23)の揺動により、対
応する仮折りローラ(21b)に対して接離動させられ
る。仮折り部(21)の下方には折り部(25)が設けられ
る。この折り部(25)には、2個一対の折りローラ(25
a),(25b)が互いに対向配置され、不図示のクラッチ
を介して先のモータ(M4)にて仮折りローラ(21a),
(21b)と同じ周速で図示矢印方向に回転駆動される。
なお、仮折りローラ(21a),(21b)の回転軸芯を結ぶ
直線の2等分線上に、折りローラ(25a),(25b)の回
転軸芯を結ぶ直線の中点が位置するように配置される。
仮折り部(21)は、さらに折り補助部材(26)を有す
る。この折り補助部材(26)は、仮折りローラ(21
a),(21b)の回転軸線の2等分線上を昇降動するもの
で、昇降動方向にスリット(27)を有する。この昇降動
は、折り補助部材(26)の側面に形成されたラック(2
8)に、定位置で回転自在のピニオン(29)が噛合し、
このピニオン(29)がモータ(M5)によって回転動され
ることにて行われる。なお、折り補助部材(26)の昇降
量は、モータ(M5)に接続したエンコーダ(E5)で検知
される。
フィルム供給装置(C)は、単票フォーム(1)と同
幅を有し、かつ第8図に示したフィルム(2)と同様な
フィルム(30)をロール上に保持するリール(31)と、
フィルム(30)を繰り出す送りローラ(32)と、この送
りローラ(32)が繰り出したフィルム(30)を折り補助
部材(26)が有するスリット(27)内に導くガイドロー
ラ(33),(34)を有し、送りローラ(32)とガイドロ
ーラ(33)の間にはカッタ(35)が設けられている。そ
して送りローラ(32)はモータ(M2)により、ガイドロ
ーラ(33),(34)はモータ(M3)によりそれぞれ回転
させられるようになっており、各回転量は、エンコーダ
(E2),(E3)で検知される。なおカッタ(35)は、送
りローラ(32)によって、リール(31)からフィルム
(30)が単票フォーム(1)の搬送方向長さの半分の量
の長さ分、繰り出されたときを作動タイミングとされ、
そして切断されたフィルム(30)は、ガイドローラ(3
3),(34)の回転動により、折り補助部材(26)のス
リット(27)に導入され、その先端が折り補助部材(2
6)の下端より突出しない、やや上方位置に位置付けら
れた時に一時的に停止され、待機状態とされる。なお、
送りローラ(32)によるフィルム(30)の繰り出し量、
切断されたフィルム(30)の先端位置は、それぞれエン
コーダ(E2),(E3)の検出値に基づき検知される。折
り装置(B)の送り出し側の搬送経路には、接着装置
(D)が設けられる。この接着装置(D)は、加熱部で
あるヒータ(40)と圧着ローラ(41)とが、順に配置さ
れている。なお図中(50)は方向変更ガイド、(60)は
ストッカを示し、さらに(71)はフィルム(30)の有無
センサ、(72)は単票フォーム(1)の有無センサを示
す。
次に作動について説明する。
まずカセット(12)の最上部に位置する単票フォーム
(1)が、送りローラ(13)の駆動によりコンベア(1
4)上に送り出される。そして送り出された単票フォー
ム(1)は、コンベア(14)の送り爪(14a)にその後
端部が係合する状態で折り装置(B)に送られる。折り
装置(B)においては、モータ(M4)により回転駆動さ
れる仮折りローラ(21a)と押さえローラ(22a)にて単
票フォーム(1)が挟持されながらさらに搬送される。
この時第2図に示されるように、押さえローラ(22b)
は、揺動アーム(23)の作動で、対応する仮折りローラ
(21b)とは離隔状態とされており、また各ローラ(21
b),(25a),(25b)とモータ(M4)との間は、不図
示のクラッチにより動力遮断状態とされる。ところで、
単票フォーム(1)の略中央部(1c)の現在位置は、単
票フォーム(1)の先端をセンサ(72)が検知した時点
からのエンコーダ(E1)の出力値に基づいて、把握する
ことが可能である。そこで単票フォーム(1)が第2図
の状態で両仮折りローラ(21a),(21b)上を通過中、
略中央部(1c)が両仮折りローラ(21a),(21b)の中
間部に位置したとき、モータ(M1)によるコンベア(1
4)の移動、モータ(M4)による仮折りローラ(21a)の
回転は一時的に停止される。またフィルム供給装置
(C)においては、既述したようにカッタ(35)により
所定長さに既に切断されたフィルム(30)が、その下端
を折り補助部材(26)の下端より突出しない、やや上方
位置に位置付けられ待機状態となっている。そこで折り
補助部材(26)は、ピニオン(29)の回転により下降を
始め、押さえローラ(22b)は揺動アーム(23)の揺動
で、仮折りローラ(21b)に接近動し、そして仮折りロ
ーラ(21a),(21b)、折りローラ(25a),(25b)
は、それぞれクラッチが接続されてモータ(M4)により
矢印方向に回転を始める。この時の相互タイミングは、
折り補助部材(26)の下降によりその下端が単票フォー
ム(1)に接触した時点を基準とされる。すなわちこの
基準時に、押さえローラ(22b)は単票フォーム(1)
に接触し、そして各ローラ(21a),(21b),(22
a),(22b)の回転動は開始される。なおガイドローラ
(33),(34)の回転によるフィルム(30)の送り出し
は、折り補助部材(26)の下降開始とともに開始され
る。さて折り補助部材(26)の下端が単票フォーム
(1)の搬送ラインを通過してさらに下降すると、単票
フォーム(1)の略中央部(1c)は、第3図に示される
ように、折り補助部材(26)による押し下げ作用と、仮
折りローラ(21a),(21b)と押さえローラ(22a),
(22b)との駆動によって、略U字形状に仮成形されな
がら仮折りローラ(21a),(21b)間から下方に送られ
る。この状態において、両仮折りローラ(21a),(21
b)が互いに同速で回転し、かつ各押さえローラ(22
a),(22b)にて単票フォーム(1)の略中央部(1c)
側から両端にかけて同量送り出すことから、仮折りロー
ラ(21a)の駆動モータ(M4)に接続されているエンコ
ーダ(E4)の検出値に基づいて、単票フォーム(1)の
略中央部(1c)の位置を、検知することが可能である。
そこで折り補助部材(26)は、検知される単票フォーム
(1)の略中央部(1c)の位置とエンコーダ(E5)の検
出値に基づいてモータ(M5)が回転制御されることで、
その下端が単票フォーム(1)に当接する状態で、かつ
両者の相対速度が零の状態で下降する。またガイドロー
ラ(33),(34)によるフィルム(30)の送りも、その
下端はエンコーダ(E3)により検知できることは既述の
通りであるから、このフィルム(30)の送りも、検知さ
れる単票フォーム(1)の略中央部(1c)の位置に同期
して送り出される。これは折り補助部材(26)が第4図
で示す位置で停止した後も続けられる。このようにして
仮折りローラ(21a),(21b)と押さえローラ(22
a),(22b)とにより略U字状に仮形成され、間にフィ
ルム(30)が介在された単票フォーム(1)は、この後
第5図に示すように、折りローラ(25a),(25b)へと
送られる。そして単票フォーム(1)は、折りローラ
(25a),(25b)に挟み込まれることによって、2つに
折り畳まれ、さらに下方へ送られる。なお折りローラ
(25a),(25b)により単票フォーム(1)が送られる
と、折り補助部材(26)が上昇するとともに、押さえロ
ーラ(22b)は揺動アーム(23)によって仮折りローラ
(21b)から離隔させられる。
さてフィルム(30)が介在された単票フォーム(1)
は、方向変更ガイド(50)によって接着装置(D)へと
送られる。接着装置(D)に送られた単票フォーム
(1)は、まずヒータ(40)にて加熱される。この時フ
ィルム(30)に塗布された感熱性接着剤が接着可能な状
態になる温度に加熱される。この後、圧着ローラ(41)
によって単票フォーム(1)の合わせ面は、フィルム
(30)を介してその全面が接着されてシークレット葉書
(4)が完成し、順次ストッカ(60)に搬送され蓄積さ
れる。
上記実施例によれば、仮折りローラ(21a),(21b)
によって単票フォーム(1)は、まず略U字形状に仮成
形され、その後、折りローラ(25a),(25b)により折
り畳まれることとなる。このためフィルム(30)の送り
制御は、折り補助部材(26)の下降開始時点から、単票
フォーム(1)の略中央部(1c)が仮折りロール(21
a),(21b)間を通過し、そして折りローラ(25a),
(25b)にて挟み込まれるまでの間で行えばよいことと
なる。つまり折り補助部材(26)の下降開始から、その
先端が単票フォーム(1)と接触状態で下降中において
は、フィルム(30)の送り速度を折り補助部材(26)の
下降速度と同速としながら供給することは従来と変わら
ないとしても、折り補助部材(26)の下降停止後、単票
フォーム(1)が折りローラ(25a),(25b)によって
挟持され始めるまでには時間的に充分な余裕があり、し
かもこの間において単票フォーム(1)は略U字形状に
仮成形された状態にあり、その略中央部(1c)に向けて
フィルム(30)は自由に入り込めることから、フィルム
(30)の送り制御が簡易となり、しかも所定折り位置に
極力近付けてフィルム(30)を供給することができる。
また上記実施例においては、エンコーダ(E4)の出力
値に基づいて単票フォーム(1)の略中央部(1C)の位
置を検知し、そしてこの検知結果に基づき折り補助部材
(26)やフィルム(30)の送り制御を行うようにしてい
る。このため、フィルム(30)の先端部を単票フォーム
(1)の所定折り位置に対して正確に供給することも可
能となる。従って、この結果製造された製品を開封した
とき、第11図に示した隙間aを極力零とすることがで
き、美観を損えることがない。
なお上記実施例によれば、リール(31)に巻かれた長
尺シート状のフィルム(30)をカッタ(35)によって所
定長さごとに切断して供給する例で説明したが、予め所
定の大きさに切断されたフィルム(30)を供給するよう
にしてもよい。フィルム(30)の送り機構に関しても、
ローラによらず往復動するチャック機構でもよい。
また揺動アーム(23)の揺動により押さえローラ(22
b)を仮折りローラ(21b)に対して接離動させる例で説
明したが、この機構に限られるわけではない。例えば第
6図に示すように、仮折りローラ(21a)(21b)に対し
て、押えローラ(80a),(80b)を単票フォーム(1)
の厚み程度の間隔を隔てた定位置に配置するようにして
もよい。この場合、コンベア(14)による単票フォーム
(1)の搬送中には、両仮折りローラ(21a),(21b)
は矢印A方向、両押さえローラ(80a),(80b)は矢印
B方向へ回転させる。そして単票フォーム(1)の折り
畳み動作時には、仮折りローラ(21a)と押さえローラ
(80b)とを矢印A方向、仮折りローラ(21b)と押さえ
ローラ(80a)とを矢印B方向へ回転させるようにした
ものである。このようにすると、単票フォーム(1)が
折り装置(B)に搬入、位置決めされてから折り畳み動
作に移るまでの間においても、単票フォーム(1)は、
仮折りローラ(21a),(21b)と押さえローラ(80
a),(80b)とによって挟持状態とされているため、外
力等の影響によって単票フォーム(1)に位置ずれを生
じることなく、その折り畳み動作を行うことができる。
またフィルム(30)が有する感熱性接着剤の代わり
に、感圧性接着剤を用いてもよい。
また実施例においては、折り畳まれた単票フォーム
(1)の間に介在させるシート部材として、フィルム
(30)を例にとり説明したが、これは個人情報等を記載
した封入片であってもよい。この場合、単票フォーム
(1)の合わせ面の外周縁に感熱性接着剤を予め塗布し
ておくこと等にて実施できる。
さらに特に、間に介在させるシート部材の腰が強いも
のである場合、例えば第1図、第6図における折り補助
部材(26)と仮折りローラ(21a),(21b)、折りロー
ラ(25a),(25b)等の位置関係を、丁度同図を180度
回転させた上下反対の関係に配置するようにしてもよ
い。
[発明の効果] 本発明によれば、単票フォームの所定折り位置に近接
状態でシート部材を安定して供給することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる封書類の製造装置の一実施例を
示す構成図、第2図乃至第5図は第1図に示す封書類の
製造装置の動作を示す構成図、第6図は第1図の変形例
を示す模式図、第7図はシークレット葉書の構造を示す
断面図、第8図は第7図に用いられるフィルムの構造を
示す断面図、第9図は本発明者が先に試作した装置を用
いたシークレット葉書の製造段階を示す模式図、第10図
はシークレット葉書の不良品を示す断面図、第11図は第
10図に示すシークレット葉書の展開図である。 A……搬送装置、 B……折り装置、 C……フィルム供給装置(シート部材供給装置)、 D……接着装置、 1……単票フォーム、 4……シークレット葉書、 41……コンベア、 21a,21b……仮折りローラ、 22a,22b,80a,80b……押さえローラ、 25a,25b……折りローラ、 26……折り補助部材、 27……スリット(通路)、 30……フィルム(シート部材)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単票フォームを搬送する搬送装置と、この
    搬送装置により搬入された前記単票フォームを境とし
    て、その一方面側に配置された2個の折りローラと、そ
    の他方面側に配置され、前記2個の折りローラ間にその
    先端部が対向するとともに、前記折りローラに対し進退
    自在でかつこの進退方向にシート部材の通路を有する折
    り補助部材とを有する折り装置と、前記折り補助部材の
    前記通路内に前記シート部材を供給するシート部材供給
    装置とを有する封書類の製造装置において、前記折り装
    置には、この折り装置に導入された前記単票フォームと
    前記折りローラとの間に、前記2個の折りローラの相互
    間隙より大なる相互間隙を有し前記単票フォームを略U
    字形状に仮成形する2個の仮折りローラを設けたことを
    特徴とする封書類の製造装置。
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