JP2010194638A - 反転テーブル装置の潤滑方法及びその潤滑システム - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動部分等の機械要素を適切に潤滑すると共に機械要素に対して熱の発生を抑制する反転テーブル装置の潤滑方法及びその潤滑システムを提供する。
【解決手段】上端部に偏心ピン15を配する回転軸12の回転により反転テーブル9が一方向に往復移動する平面研削盤の反転テーブル装置7と、反転テーブル装置7に潤滑油を供給する供給装置とを備えた反転テーブル装置7の潤滑システムであって、
供給装置は、回転軸12の内部通路38,39,40を介して下方から偏心ピン15の上方へ潤滑油を供給し、偏心ピン15の上方から潤滑油を流下して回転軸12の摺動部を潤滑するように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、反転テーブル装置の潤滑方法及びその潤滑システムに関するものである。
平面研削盤とは、図6,図7に示す如く研削すべきワーク1を搭載した反転テーブル2を水平な一方向へ往復移動させるようにした反転テーブル装置3を有しており、回転している砥石4が下降することによって往復移動している反転テーブル2上のワーク1を研削するようにしたものである。
また平面研削盤の反転テーブル装置3には、反転テーブル2の下部に位置して反転テーブル2を水平方向に往復移動させる駆動部分等の機械要素を設置した固定架台5が備えられている。ここで駆動部分等の機械要素にはグリスが塗布されており、グリスは機器の摩耗を低減するようにしている。また図中6は反転テーブル2と一体的に移動するテーブルカバーを示している。
尚、この種の反転テーブル装置の潤滑方法に関連する先行技術文献情報としては、例えば、下記の特許文献1等が既に存在している。
特開2002−331441号公報
しかしながら、反転テーブルを高速化して往復移動する際には、駆動部分等の機械要素にグリスを塗布しても、駆動部分等の機械要素を適切に潤滑することができないため、機能喪失、寿命低下を生じるという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、駆動部分等の機械要素を適切に潤滑する反転テーブル装置の潤滑方法及びその潤滑システムを提供することを目的としている。
本発明の反転テーブル装置の潤滑方法は、上端部に偏心ピンを配する回転軸の回転により反転テーブルが一方向に往復移動する平面研削盤の反転テーブル装置を備え、該反転テーブル装置に潤滑油を供給する反転テーブル装置の潤滑方法であって、
前記回転軸の内部通路を介して下方から偏心ピンの上方へ潤滑油を供給し、偏心ピンの上方から潤滑油を流下して回転軸の摺動部を潤滑するものである。
本発明の反転テーブル装置の潤滑システムは、上端部に偏心ピンを配する回転軸の回転により反転テーブルが一方向に往復移動する平面研削盤の反転テーブル装置と、該反転テーブル装置に潤滑油を供給する供給装置とを備えた反転テーブル装置の潤滑システムであって、
前記供給装置は、回転軸の内部通路を介して下方から偏心ピンの上方へ潤滑油を供給し、偏心ピンの上方から潤滑油を流下して回転軸の摺動部を潤滑するように構成されたものである。
本発明の反転テーブル装置の潤滑システムにおいて、回転軸は、下部に導入口を形成する回転軸心の回転軸本体と、該回転軸本体の上部から側方へ延在する側方延在部と、該側方延在部の先端に位置して上部に吐出口を形成する偏心ピンとを備えて、導入口から吐出口まで連通する内部通路を形成し、
供給装置は、潤滑油を回転軸の導入口から内部通路を介して偏心ピンの吐出口へ吐出させるように構成することが好ましい。
本発明の反転テーブル装置の潤滑システムにおいて、潤滑油を溜めるタンクを設けると共に、前記タンクから反転テーブル装置に潤滑油を供給するポンプを配置することが好ましい。
本発明の反転テーブル装置の潤滑システムにおいて、反転テーブルは、長孔を介して偏心ピンに嵌合し回転軸の回転により偏心ピン及び長孔を介して一方向に往復移動するように構成されることが好ましい。
本発明の反転テーブル装置の潤滑システムにおいて、回転軸を潤滑した後の潤滑油の温度を計測する温度計測手段を配置すると共に、回転軸を潤滑した後の潤滑油を温度調整し得る冷却手段を備え、更に前記温度計測手段に基づいて冷却手段を駆動する制御手段を備えることが好ましい。
本発明の反転テーブル装置の潤滑方法及びその潤滑システムによれば、回転軸の偏心ピンの上方から潤滑油を流下して回転軸の摺動部を潤滑するので、摺動部の機械要素を適切に潤滑し、よって作動の精度を維持して機能喪失、寿命低下を防止することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明を実施する反転テーブル装置の切断正面図である。 テーブルカバーを取り外した状態の反転テーブルを示す平面図である。 回転軸へ潤滑油を供給する状態を示す反転テーブル装置の切断正面図である。 回転軸の偏心ピンから潤滑油を流下する状態を示す反転テーブル装置の切断正面図である。 供給装置の油圧回路を示す概略図である。 従来の平面研削盤を概略的に示す正面図である。 従来の平面研削盤を概略的に示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図5は本発明を実施する反転テーブル装置の潤滑方法及びその潤滑システムの形態を示すもので、図1は本発明を実施する反転テーブル装置の切断正面図、図2はテーブルカバーを取り外した状態の反転テーブルを示す平面図、図3は回転軸へ潤滑油を供給する状態を示す反転テーブル装置の切断正面図、図4は回転軸の偏心ピンから潤滑油を流下する状態を示す反転テーブル装置の切断正面図、図5は回転軸へ潤滑油を供給する供給装置の油圧回路を示す概略図である。
本発明の実施の形態例の反転テーブル装置の潤滑システムは、反転テーブル装置7に対して潤滑油を供給する供給装置8(図5参照)を備えており、反転テーブル装置7は、ワークを固定する反転テーブル9と、反転テーブル9の下部に位置して反転テーブル9を移動させる内部機構10を配置する固定架台11とを備えている。
固定架台11の内部機構10は、内底部に、駆動軸(図示せず)が水平になるように横置きにした駆動モータ10a(図2参照)を設置している。この駆動モータの駆動軸には、傘歯歯車及び減速軸等の歯車伝達機構(図示せず)を介して鉛直な回転軸12が接続されている。
回転軸12は、固定架台11の底部から上部まで延在する回転軸心の回転軸本体13と、回転軸本体13の上端から側方へ延在する側方延在部14と、回転軸本体13に対して偏心して位置するように側方延在部14の先端上面に形成される偏心ピン15とを備え、回転軸本体13の中央位置に歯車伝達機構に噛合する大径の平歯車16を取り付けると共に回転軸本体13を複数の軸受17,18により回転可能に支持している。
ここで上方の軸受17は円錐コロ、テーパローラ等によってスラスト荷重、およびラジアル軸受を受け、下方の軸受18はコロ軸受、ローラベアリング等によってラジアル荷重を受けるようになっている。また上方の軸受17の内周側は、側方延在部14の下部で回転軸12の周方向に張り出した角部14aと、平歯車16の上面座16aとで支持されていると共に、上方の軸受17の外周側は、固定架台11内の上方棚部19にボルト締結する上方ベアリング支持部20と、上方ベアリング支持部20の上部にボルト締結するベアリングマウント21とで支持されている。更にベアリングマウント21と側方延在部14の間にはOリング22を配置している。また下方の軸受18の内周側は、平歯車16の下面座16bに位置するカラー23と、回転軸12の下部に締結したナット24とで支持されていると共に、下方の軸受18の外周側は、固定架台11内の下方棚部25にボルト締結する下方ベアリング支持部26で支持されている。更に下方ベアリング支持部26には、回転軸12の下方に位置する固定架台11の底部27がボルト締結されている。
回転軸12は、回転軸本体13の下端に、下方凸部を有する軸部マウント28をボルト締結し、軸部マウント28の下方凸部がシール29及びシール支持部30を介して固定架台11の底部27に位置するようにしている。更に回転軸12は、上方の偏心ピン15に摺動部のカムフォロア31が回転自在に取り付けられており、カムフォロア31は、偏心ピン15の上面に蓋を配置するようにボルト32(図4参照)で締結されたカムフォロアマウント33によって支持されている。
また回転軸12は、回転軸本体13の下部に導入口34を形成するように軸部マウント28に第一貫通孔35を形成すると共に、偏心ピン15の上方に吐出口36を形成するようにカムフォロアマウント33に第二貫通孔37を形成している。また回転軸12は、回転軸本体13の延在方向に沿って導入口34から上端近傍まで形成される第一の内部通路38と、側方延在部14の延在方向に沿って第一の内部通路38の上端から先端まで形成される第二の内部通路39と、偏心ピン15の延在方向に沿って第二の内部通路39の中途位置から上端まで形成される第三の内部通路40とを備え、第二の内部通路39の先端に閉止プラグ41を配して導入口34から吐出口36まで連なる通路を形成している。
図3に示すように固定架台11の底部27には、回転軸12の導入口34に対して内部空間の導入室42を形成し、更に導入室42には外部へ通じる導入路43が形成されている。
また固定架台11の外周には、上端が偏心ピン15の上端近傍まで延びたフレームカバー44が設けてあり、フレームカバー44の内側における固定架台11には、固定架台11の長手方向(左右方向)に長い一組の直動案内部45が平行に設けられている。直動案内部45はLMガイド46によって構成した場合を示しており、LMガイド46は固定架台11の上方棚部19に固定したLMレール47と該LMレール47上に沿って左右に移動可能なLMブロック48とにより構成されている。
LMブロック48の上部には、反転テーブル9が固定されており、反転テーブル9はLMブロック48と一体に左右に往復移動するようになっている。この反転テーブル9の中央部には、矩形形状を有して上方に突出したワーク設置部9a(図2参照)が形成してあり、このワーク設置部にはワークを固定具を介して固定するための固定具取付孔9b(図2参照)が規則的に複数個形成されている。また反転テーブル9の上面及び両側には、反転テーブル9と一体的に移動するテーブルカバー49が設けられている。
反転テーブル9の底面には、偏心ピン15のカムフォロア31に嵌合しLMガイド46の長手方向と直交する方向に延びた長孔50が形成されていると共に、カムフォロア31が転動する部分には、耐摩耗性を有する案内部材51が交換可能に取り付けられている。従って、回転軸12の回転によって偏心ピン15のカムフォロア31が長孔50に沿って移動することにより、反転テーブル9は偏心ピン15の偏心長さPの2倍のストロークでLMガイド46に沿って往復移動するようになっている。
また反転テーブル9は、偏心ピン15が図2の状態からA方向に回転すると、偏心ピン15のカムフォロア31は長孔50に沿って図2の下方に移動しながら反転テーブル9を左側に引っ張って移動させるように作用し、偏心ピン15が90°回転した状態では偏心長さPと同じ距離だけ反転テーブル9を移動させる。更に、偏心ピン15がA方向に90°回転すると、反転テーブル9は更に偏心長さPと同じ距離だけ移動され、図2の状態から偏心ピン15の偏心長さの2倍(P+P)のストロークだけ反転テーブル9は移動される。
ここで図1に点を付して示すように、固定架台11内には、大径の平歯車16や歯車伝達機構が潤滑油に浸漬されるように潤滑油が充填されたオイルバス部52と、前記カムフォロア31やLMガイド46を潤滑した潤滑油が流入する上部オイルバス部52aとを形成している。
一方、図5に示すように反転テーブル装置7に対して潤滑油を供給する供給装置8は、固定架台11の外部に潤滑油を溜めるタンク53を設け、反転テーブル装置7からタンク53へ潤滑油を戻す戻しライン54と、タンク53から反転テーブル装置7に潤滑油を供給する供給ライン55とを備えている。
戻しライン54は、潤滑油の温度を計測する温度計や温度センサ等の温度計測手段56を配置していると共に、温度計測手段56の下流側に潤滑油を温度調整し得る冷却器等の冷却手段57を備えており、更に温度計測手段56からの温度信号56aに基づいて冷却手段57に制御信号57aを送る制御手段58を備えている。ここで温度計測手段56の配置位置は、オイルバス部52から冷却手段57の間に位置するならば特に制限されるものではなく、オイルバス部52の潤滑油の温度を測定しても良いし、固定架台11から排出された潤滑油の温度を測定しても良い。また、装置における任意部位の温度を計測しても構わない。また温度計測手段56は、潤滑油の温度を計測し得るならばどのような構成でも良く、更に冷却手段57は、温度計測手段56の下流側で潤滑油を温度調整し得るならばどのような構成でも良い。
供給ライン55は、タンク53から反転テーブル装置7に潤滑油を供給するようにモータ59により駆動するポンプ60を配置していると共に、ポンプ60の下流側にゴミを取り除くフィルタ61を備えており、更にフィルタ61の下流側に潤滑油の供給を調整する絞り部62を設けており、更にまた図3に示すように供給先を固定架台11の底部27の導入路43に接続している。ここで、ポンプ60とフィルタ61の間には、余剰の潤滑油をタンク53に戻すようにリリーフ弁63を備えた逃がしライン64が接続されていると共に、フィルタ61と絞り部62の間には圧力計65が配置されており、供給ライン55では潤滑油の供給を調整するようにしている。
次に、上記図示例の作動を説明する。
固定架台11の駆動モータ10aにより駆動軸(図示せず)を回転すると、歯車伝達機構(図示せず)を介して回転軸12が回転し、回転軸12の偏心ピン15に長孔50が嵌合している反転テーブル9はLMガイド46からなる直動案内部45に沿って往復移動する。これにより、反転テーブル9に固定したワークは、回転しながら下降する砥石によって高速で往復移動しながら切削される。
同時に、供給装置8のポンプ60を駆動することによりタンク53の潤滑油を供給ライン55よりフィルタ61及び絞り部62を介して固定架台11の底部27の導入路43に供給し、更に導入路43から導入室42及び軸部マウント28の導入口34を介して回転軸12内に導入し、潤滑油を、回転軸本体13の第一の内部通路38、側方延在部14の第二の内部通路39、偏心ピン15の第三の内部通路40を介してカムフォロアマウント33の吐出口36から吐出する。そして偏心ピン15の上部から吐出した潤滑油は流下し、カムフォロア31内部、及びカムフォロア31と長孔50との間等の摺動部を潤滑する。ここで直動案内部45であるLMガイド46には、供給装置8により潤滑油を供給して潤滑することが好ましい。
偏心ピン15やカムフォロア31等を潤滑した潤滑油は流下して固定架台11内の上部オイルバス部52a、およびオイルバス部52へ溜まり、オイルバス部52の潤滑油は固定架台11内の排出口(図示せず)から戻しライン54により冷却手段57を介してタンク53に戻る。この時、温度計測手段56は潤滑油の温度を測定して制御手段58に温度信号56aを送り、制御手段58は、潤滑油の温度が所定の温度以下であるか否かを判断し、潤滑油の温度が所定の温度より高い場合には冷却手段57に制御信号57aを送って冷却手段57を駆動し、潤滑油が所望の温度範囲になるように冷却する。
そしてタンク53内の潤滑油を反転テーブル装置7に再度供給する。
而して、このように実施の形態例によれば、回転軸12の偏心ピン15の上方から潤滑油を流下して回転軸12の摺動部を潤滑するので、カムフォロア31や偏心ピン15等の摺動部の機械要素を適切に潤滑し、よって作動の精度を維持して機能喪失、寿命低下を防止することができる。また駆動部分等の機械要素の潤滑をグリースから潤滑油にするので、潤滑油が機械要素にムラ無く浸透し、機械要素の破損等を好適に防止することができる。
回転軸12は、下部に導入口34を形成する回転軸心の回転軸本体13と、回転軸本体13の上部から側方へ延在する側方延在部14と、側方延在部14の先端に位置して上部に吐出口36を形成する偏心ピン15とを備えて、導入口34から吐出口36まで連通する内部通路38,39,40を形成し、
供給装置8は、潤滑油を回転軸12の導入口34から内部通路38,39,40を介して偏心ピン15の吐出口36へ吐出させるように構成すると、回転軸12の偏心ピン15の上方から潤滑油を流下して回転軸12の摺動部を潤滑するので、カムフォロア31や偏心ピン15等の摺動部等の機械要素を好適に潤滑することができる。
潤滑油を溜めるタンク53を設けると共に、タンク53から反転テーブル装置7に潤滑油を供給するポンプ60を配置すると、潤滑油を適切に反転テーブル9に供給し得るので、摺動部の機械要素を好適に潤滑することができる。
反転テーブル9は、長孔50を介して偏心ピン15に嵌合し回転軸12の回転により偏心ピン15及び長孔50を介して一方向に往復移動するように構成されると、反転テーブル9を高速化して往復移動可能にすると共に、カムフォロア31と長孔50との摺動部の潤滑により駆動部分等の機械要素に対して熱が発生することを抑制し、よって作動の精度を維持して機能喪失、寿命低下を防止することができる。
固定架台11内にオイルバス部52を備えて大径の平歯車16や歯車伝達機構を潤滑油に浸漬するので、機械要素を潤滑し、よって作動の精度を維持して機能喪失、寿命低下を防止することができる。
回転軸12を潤滑した後の潤滑油の温度を計測する温度計測手段56を配置すると共に、回転軸12を潤滑した後の潤滑油を温度調整し得る冷却手段57を備え、更に前記温度計測手段56に基づいて冷却手段57を駆動する制御手段58を備え、潤滑油の温度から冷却手段57により潤滑油を温度調整すると、駆動部分等の機械要素に対して熱が発生することを抑制し、よって作動の精度を維持して機能喪失、寿命低下を防止することができる。また潤滑油を、温度計測手段56、冷却手段57及び制御手段58等を介して制御するので、反転テーブル装置7の運転状況に関わらず、機械要素の温度を略一定にし、機能喪失、寿命低下を好適に防止することができる。
尚、本発明の反転テーブル装置の潤滑方法及びその潤滑システムは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、供給ラインを反転テーブル装置の外部または内部に配置しても良いこと、また、戻しラインを反転テーブル装置の外部または内部に配置しても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
7 反転テーブル装置
8 供給装置
9 反転テーブル
12 回転軸
13 回転軸本体
14 側方延在部
15 偏心ピン
34 導入口
36 吐出口
38 第一の内部通路
39 第二の内部通路
40 第三の内部通路
50 長孔
53 タンク
56 温度計測手段
57 冷却手段
58 制御手段

Claims (6)

  1. 上端部に偏心ピンを配する回転軸の回転により反転テーブルが一方向に往復移動する平面研削盤の反転テーブル装置を備え、該反転テーブル装置に潤滑油を供給する反転テーブル装置の潤滑方法であって、
    前記回転軸の内部通路を介して下方から偏心ピンの上方へ潤滑油を供給し、偏心ピンの上方から潤滑油を流下して回転軸の摺動部を潤滑することを特徴とする反転テーブル装置の潤滑方法。
  2. 上端部に偏心ピンを配する回転軸の回転により反転テーブルが一方向に往復移動する平面研削盤の反転テーブル装置と、該反転テーブル装置に潤滑油を供給する供給装置とを備えた反転テーブル装置の潤滑システムであって、
    前記供給装置は、回転軸の内部通路を介して下方から偏心ピンの上方へ潤滑油を供給し、偏心ピンの上方から潤滑油を流下して回転軸の摺動部を潤滑するように構成されたことを特徴とする反転テーブル装置の潤滑システム。
  3. 回転軸は、下部に導入口を形成する回転軸心の回転軸本体と、該回転軸本体の上部から側方へ延在する側方延在部と、該側方延在部の先端に位置して上部に吐出口を形成する偏心ピンとを備えて、導入口から吐出口まで連通する内部通路を形成し、
    供給装置は、潤滑油を回転軸の導入口から内部通路を介して偏心ピンの吐出口へ吐出させるように構成した請求項2に記載の反転テーブル装置の潤滑システム。
  4. 潤滑油を溜めるタンクを設けると共に、前記タンクから反転テーブル装置に潤滑油を供給するポンプを配置したことを特徴とする請求項2または3に記載の反転テーブル装置の潤滑システム。
  5. 反転テーブルは、長孔を介して偏心ピンに嵌合し回転軸の回転により偏心ピン及び長孔を介して一方向に往復移動するように構成された請求項2〜4のいずれかに記載の反転テーブル装置の潤滑システム。
  6. 回転軸を潤滑した後の潤滑油の温度を計測する温度計測手段を配置すると共に、回転軸を潤滑した後の潤滑油を温度調整し得る冷却手段を備え、更に前記温度計測手段に基づいて冷却手段を駆動する制御手段を備えたことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の反転テーブル装置の潤滑システム。
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