JPH077838U - ツーリングの油強制送り機構 - Google Patents

ツーリングの油強制送り機構

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JPH077838U
JPH077838U JP036991U JP3699193U JPH077838U JP H077838 U JPH077838 U JP H077838U JP 036991 U JP036991 U JP 036991U JP 3699193 U JP3699193 U JP 3699193U JP H077838 U JPH077838 U JP H077838U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏心ピンと揺動体との間に強制的に油を送
り、偏心ピンと揺動体との焼き付きを防止し長時間の使
用を可能にする。 【構成】 回転ホルダー7により工具に回転を伝達し、
偏心ピン10に嵌合した揺動体11により工具に揺動を
伝達するツーリングにおいて、回転ホルダー7とケーシ
ング2の間に外側油溜り溝部21を形成し、また回転ホ
ルダー7と揺動体11との間に内側油溜り溝部22を形
成し、前記回転ホルダー7には外側油溜り溝部21と内
側油溜り溝部22とを連通する連通孔23を形成し、こ
の連通孔23には揺動体11の揺動により内側油溜り溝
部22にある油を外側油溜り溝部23に押し出す第1ポ
ンプ機構24を設け、また前記揺動体11には、一端を
伝達杆13の先端に開口し他端を揺動体11の内周に開
口し偏心ピン10と揺動体11との間に油を導入するす
る油導入孔26を形成した構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、振動切削法によるねじ立て、中ぐり加工に用いられるツーリングに おける油の強制送り機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
振動切削法は、刃物又は被加工物を強制的に揺動させながら加工を行うことを 内容とする加工理論であり、優れた効果があることが知られており、この理論を 採用したツーリングが開発されている(特公平2−7769号,特願平4−11 0523号)。
【0003】 このツーリングは、ケーシング内にて、該ケーシングの一端から外部に突出し 、外部からの回転を受ける原動軸に、高低速軸を同心にする減速装置を接続して 高速軸を入力部とし、低速軸を出力部とし、この出力部に回転ホルダーを固定し 、該回転ホルダーの先端には工具ホルダー取付主軸を前記原動軸と軸心を一致さ せて支承させ、該工具ホルダー取付主軸の先端をケーシング外に突出させ、更に 、前記原動軸或いは同軸上にある減速装置の入力部には同軸心と偏心する位置に 偏心ピンを回転ホルダー内に突設させて設け、該偏心ピンには揺動体を回転自在 に嵌合し、この揺動体の側面には伝達杆を突設し、この伝達杆の端部を前記回転 ホルダーに、伝達杆の軸方向に摺動自在に且つ摺動部位を支点として回動自在に 支持させ、更に前記揺動体には、揺動体の回転を受けて回転する運動伝達駒を揺 動体の軸心と直交する方向にのみ移動自在に係合させて設け、この運動伝達駒と 前記工具ホルダー取付主軸とを、工具ホルダー取付主軸の軸心と偏心する位置で 回転自在に連結した構成となっており、かかるツーリングによれば、切削抵抗が 小さくなり、切りくずの排出が良く、ばりの出ない良好なねじ立てや中ぐり加工 を行うことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 上記ツーリングによれば、切削加工に優れた効果を生ずるが、その構成上、最 も摺動量が多く、このツーリングの心臓部ともいえる偏心ピンと揺動体との間に 十分な潤滑油が供給されず、運転中油切れを起こし、焼き付いてしまう場合があ り、長時間の使用に耐えないといった問題があることが判明した。
【0005】 本考案は上記点に鑑み、偏心ピンと揺動体との間に強制的に油を送り、偏心ピ ンと揺動体との焼き付きを防止し長時間の使用を可能にすることを目的としたツ ーリングの油強制送り機構を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、ケーシング内にて、該ケーシングの 一端から外部に突出し、外部からの回転を受ける原動軸に、高低速軸を同心にす る減速装置を接続して高速軸を入力部とし、低速軸を出力部とし、この出力部に 回転ホルダーを固定し、該回転ホルダーの先端には工具ホルダー取付主軸を前記 原動軸と軸心を一致させて支承させ、該工具ホルダー取付主軸の先端をケーシン グ外に突出させ、更に、前記原動軸或いは同軸上にある減速装置の入力部には同 軸心と偏心する位置に偏心ピンを回転ホルダー内に突設させて設け、該偏心ピン には揺動体を回転自在に嵌合し、この揺動体の側面には伝達杆を突設し、この伝 達杆の端部を前記回転ホルダーに、伝達杆の軸方向に摺動自在に且つ摺動部位を 支点として回動自在に支持させ、更に前記揺動体には、揺動体の回転を受けて回 転する運動伝達駒を揺動体の軸心と直交する方向にのみ移動自在に係合させて設 け、この運動伝達駒と前記工具ホルダー取付主軸とを、工具ホルダー取付主軸の 軸心と偏心する位置で回転自在に連結したツーリングにおいて、前記回転ホルダ ーとケーシングの間に外側油溜り溝部を形成し、また回転ホルダーと揺動体との 間に内側油溜り溝部を形成し、前記回転ホルダーには外側油溜り溝部と内側油溜 り溝部とを連通する連通孔を形成し、この連通孔には揺動体の揺動により内側油 溜り溝部にある油を外側油溜り溝部に押し出す第1ポンプ機構を設け、また前記 揺動体には、一端を伝達杆の先端に開口し他端を揺動体の内周に開口する油導入 孔を形成した構成とした。
【0007】
【作用】
原動軸を回転させると、偏心ピンが回転する。この偏心ピンの回転により、偏 心ピンに嵌合している揺動体が回動するが、揺動体の側面に突設した伝達杆の端 部が回転ホルダーに伝達杆の軸方向に摺動自在に且つ摺動部位を支点として回動 自在に支持されているので、揺動体は偏心ピンを中心に回動すると同時に前記摺 動部位を支点として揺動する。
【0008】 前記揺動体の揺動により回転ホルダーに設けた第1ポンプ機構が作動し、内側 油溜り溝部にある油を外側油溜り溝部に押し出す。外側油溜り溝部内の油圧が上 ると、外側油溜り溝部内の油が油導入孔を通って揺動体と偏心ピンとの間に強制 的に送り込まれる。揺動体と偏心ピンとの間に送り込まれた油は溝を伝わって内 側油溜り溝部に入る。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図面において、1はケーシング2内外に連通する原動軸であって、この原動軸 1はマシニングセンターの主軸或いはタッピングマシンやミーリングマシンに設 けられているモータに接続され回転する。3はケーシング2内にて前記原動軸1 に接続され原動軸1の回転を減速する減速装置である。この減速装置3は高低速 軸を同心にする構造となっており、前記原動軸1に高速軸が接続され、高速軸が 入力部4となり、低速軸が出力部5となっている。この実施例では、減速装置3 として一般にハーモニックドライブ(商標)の商品名で知られている、ウェーブ ジェネレータ、フレクスプライン、サーキュラスプラインの同軸三層構造をもっ て構成される撓み噛合式の減速装置3が使用されている。
【0010】 7は減速装置3の出力部5に固定した回転ホルダーで、この回転ホルダー7の 先端には前記原動軸1と同軸心上に雌ねじ部8を設けている。この雌ねじ部8の ピッチにあっては、中ぐり加工の場合には特に限定されるものではないが、ねじ 立て加工の場合には求めるねじピッチに近づける。この雌ねじ部8に工具ホルダ ー取付主軸9を螺合させ、そしてこの工具ホルダー取付主軸9の先端をケーシン グ2外へ突出させている。10は前記原動軸1に、同軸心と偏心する位置に設け た偏心ピンであり、回転ホルダー7内に突出している。この実施例では偏心ピン 10を原動軸1に設けている。
【0011】 11は筒状の揺動体であり、軸受12を介して前記偏心ピン10の外周に回転 自在に嵌合している。13は揺動体11の側面に突設した伝達杆である。この伝 達杆13は、その端部が前記回転ホルダー7に、伝達杆13の軸方向に摺動自在 に且つこの摺動部位を支点として回動自在に支持されている。更に詳細には、回 転ホルダー7の側壁に形成された溝14に、前記伝達杆13を摺動自在に挿入す る挿入孔15を有して伝達杆13を支持する支持駒16が球面対偶をもって回転 自在に嵌合してあり、この支持駒20の挿入孔15に伝達杆13を挿入すること により、支持駒15を介して伝達杆13の端部が回転ホルダー7に、伝達杆13 の軸方向に摺動自在に且つこの摺動部位即ち支持駒15を支点として回動自在に 支持されている。そして揺動体11は回転ホルダー7の回転により偏心ピン10 を中心に回転するようになっている。
【0012】 前記揺動体11には、揺動体11の軸心に直交する運動伝達溝17が形成され ている。この運動伝達溝17には運動伝達駒18が溝17の方向にのみ移動自在 に係合し、運動伝達駒18は揺動体11の回転を受けて回転するようになってい る。この運動伝達駒18には孔19が形成され、そして、前記工具ホルダー取付 主軸9には、同軸9の軸心と偏心する位置に偏心ピン20が設けられており、こ の偏心ピン20を前記運動伝達駒18の孔19に回転自在に嵌合することにより 、運動伝達駒18と工具ホルダー取付主軸9とを、工具ホルダー取付主軸9の軸 心と偏心する位置で回転自在に連結している。
【0013】 21は前記回転ホルダー7とケーシング2の間に形成した外側油溜り溝部、2 2は回転ホルダー7と揺動体11との間に形成した内側油溜り溝部である。23 は回転ホルダー7に形成した連通孔であり、外側油溜り溝部21と内側油溜り溝 部22とを連通している。この連通孔23には揺動体11の揺動により内側油溜 り溝部22にある油を外側油溜り溝部21に押し出す第1ポンプ機構24が設け てある。
【0014】 前記第1ポンプ機構24にあっては、連通孔23内にポンプ弁25が移動自在 に設けられており、このポンプ弁25は、内側油溜り溝部22内の油圧が外側油 溜り溝部21内の油圧より大となったとき、内側油溜り溝部22内の油圧を受け て移動し前記連通孔23を開き、そして外側油溜り溝部21内の油圧が内側油溜 り溝部22内の油圧より大となったとき、外側油溜り溝部21内の油圧を受けて 移動し前記連通孔23を閉じる構成となっている。
【0015】 26は一端を前記伝達杆13の先端に開口し他端を前記揺動体11の内周に開 口する油導入孔であり、前記外側油溜り溝部21内の油がこの油導入孔26を通 って揺動体11の内周面と前記偏心ピン10の間に流れるようになっている。2 7はケーシング2の工具取付側内部に形成した油収容空間部、28は前記回転ホ ルダー7に形成した連通孔であり、この連通孔28は前記外側油溜り溝部21と 前記油収容空間部27とを連通している。
【0016】 29は前記連通孔28に設けられたパイプであり、油収容空間部27内に開口 している。前記連通孔28には、揺動体11の揺動により油収容空間部27内に ある油を外側油溜り溝部21に押し出す第2ポンプ機構30が設けてある。
【0017】 この第2ポンプ機構30にあっては、連通孔28内にポンプ弁31が移動自在 に設けられており、このポンプ弁31は油収容空間部27の油圧が外側油溜り溝 部21内の油圧より大となったとき、油収容空間部27内の油圧を受けて移動し 前記連通孔28を開き、そして外側油溜り溝部21内の油圧が油収容空間部27 の油圧より大となったとき、外側油溜り溝部21内の油圧を受けて移動し前記連 通孔28を閉じる機構となっている。 なお、図中、32,33は軸受、34は工具ホルダー取付主軸9の先端部に設 けた工具ホルダーである。
【0018】 しかして、原動軸1が回転すると、減速装置3の出力部5に固定された回転ホ ルダー7が所定の回転数に落されて回転する。回転ホルダー7の回転は、回転ホ ルダー7の溝14に嵌合した支持駒16の挿入孔15に挿入し支持されている伝 達杆13を介して揺動体11に伝達され、これにより揺動体11が回転し、揺動 体11に形成された運動伝達溝17に係合している運動伝達駒18も一体となっ て回転する。この運動伝達駒18には偏心ピン20を介して回転自在に工具ホル ダー取付主軸9が連結してあり、運動伝達駒18の回転を受けて工具ホルダー取 付主軸9が回転する。即ち、原動軸1が回転すると、その回転が減速装置3の出 力部5により所定の回転数に落されて、回転ホルダー7に伝達され、揺動体11 、運動伝達駒18を介して、前記所定の回転数に落された回転数をもって工具ホ ルダー取付主軸9が回転する。
【0019】 同時に、原動軸1上に設けた偏心ピン10は原動軸1の高速回転をそのまま受 けて、原動軸1の軸心を中心に高速回動する。そして、この偏心ピン10に回転 自在に嵌合している揺動体11も偏心ピン10と一体となって回動するが、この 揺動体11には、その側面に伝達杆13が突設してあり、伝達杆13の端部が回 転ホルダー7に、支持駒16を介して軸方向に摺動自在に且つ支持駒16を支点 として回動自在に支持されているので、揺動体11は前記原動軸1の高速回転に 伴ない偏心ピン10を中心に高速で回動すると同時に、前記支持駒16を支点と して高速で揺動する。
【0020】 この揺動体11の揺動は、揺動体11の運動伝達溝17に同溝の方向に移動自 在に係合している運動伝達駒18を介して工具ホルダー取付主軸9に、同軸の円 周方向への高速の揺動運動として伝達され、工具ホルダー取付主軸9は雌ねじ部 8のリード角方向に高速で揺動する。
【0021】 このように、揺動体11は偏心ピン10の高速回動を受けて、回転ホルダーの 溝14に嵌合している支持駒16を支点として高速で揺動しながら、伝達杆13 を介して回転ホルダー7の回転を受けてゆっくり回転し、この揺動体11の動き が運動伝達駒18を介して工具ホルダー取付主軸9に伝達され、工具ホルダー取 付主軸9は前記揺動運動を受けて、雌ねじ部8のリード角方向に高速で揺動運動 を行いながらゆっくりと回転する。 前記揺動体11の揺動は前記外側油溜り溝部21と内側油溜り溝部22の容積 を変化させ、両者の容積の変化は、外側油溜り溝部21の容積が大となると内側 油溜り溝部22の容積が小となる反比例の関係となる。
【0022】 揺動体11の揺動により、外側油溜り溝部21の容積が大となり内側油溜り溝 部22の容積が小となると、外側油溜り溝部21内の油圧が低く、そして内側油 溜り溝部22内の油圧は高くなり、この高くなった内側油溜り溝部22内の油圧 を受けて第1ポンプ機構24を構成するポンプ弁25が押されて移動し、連通孔 23を開く。これにより、内側油溜り溝部22内の油が連通孔23を通り外側油 溜り溝部21へ押し出される(図3)。
【0023】 一方、外側油溜り溝部21の容積が小となり、内側油溜り溝部22内の容積が 大となると、外側油溜り溝部21内の油圧が高く、そして内側油溜り溝部22内 の油圧は低くなり、前記高くなった外側油溜り溝部21内の油圧を受けて前記ポ ンプ弁25が押されて移動し、前記連通孔23を閉じる。この結果、外側油溜り 溝部21内の油は油導入孔26を通って揺動体11と偏心ピン10との間に強制 的に送り込まれることになる。
【0024】 揺動体11と偏心ピン10との間に送り込まれた油は、両者の間の溝を伝わっ て内側油溜り溝部22に入る。前記揺動体11は外側油溜り溝部21と内側油溜 り溝部22の容積を繰返し連続して変化させ、揺動体11の揺動中即ち原動軸1 の回転中、常に揺動体11と偏心ピン10の間に油が強制的に送り込まれる。ま た、前記揺動体11の揺動により変化する外側油溜り溝部21内の容積により、 第2ポンプ機構30も作動する。
【0025】 即ち、外側油溜り溝部21の容積が小となり、外側油溜り溝部21内の油圧が 高くなると、この油圧により第2ポンプ機構30を構成するポンプ弁31が押さ れて移動し、連通孔28を閉じる(図5)。そして、外側油溜り溝部21の容積 が大となると、外側油溜り溝部21内の油圧が低く負圧となり、これにより前記 ポンプ弁28が移動して連通孔28を開き、同時に油収容空間部27内の油がパ イプ29を介して吸い上げられ、連通孔28を通って外側油溜り溝部21に送り 出される(図1)。
【0026】 このように、揺動体11の揺動に伴ない、常に、内側油溜り溝部22と油収容 空間部27から外側油溜り溝部21へ油が送り出され、外側油溜り溝部21内の 油は、油導入孔23を通って揺動体11と偏心ピン10の間に強制的に送り込ま れる。
【0027】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、揺動体の揺動による油溜り溝部の容積が変化し 、この容積の変化がポンプ機構を作動させて油を揺動体と偏心ピンとの間に強制 的に送り込むことができるので、揺動体と偏心ピンとの焼き付けを防止しツーリ ングの長時間の連続使用を可能にするといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図。
【図2】図1の一部分解斜視図。
【図3】図1の一部省略A−A拡大断面図。
【図4】揺動体を揺動させたときの第1ポンプ機構の作
動状態を示す説明図。
【図5】揺動体を揺動させたときの第2ポンプ機構の作
動状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 原動軸 2 ケーシング 3 減速装置 4 入力部 5 出力部 7 回転ホルダー 9 工具ホルダー取付主軸 10 偏心ピン 11 揺動体 13 伝達杆 18 運動伝達駒 21 外側油溜り溝部 22 内側油溜り溝部 23 連通孔 24 第1ポンプ機構 26 油導入孔 27 油収容空間部 28 連通孔 30 第2ポンプ機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内にて、該ケーシングの一端
    から外部に突出し、外部からの回転を受ける原動軸に、
    高低速軸を同心にする減速装置を接続して高速軸を入力
    部とし、低速軸を出力部とし、この出力部に回転ホルダ
    ーを固定し、該回転ホルダーの先端には工具ホルダー取
    付主軸を前記原動軸と軸心を一致させて支承させ、該工
    具ホルダー取付主軸の先端をケーシング外に突出させ、
    更に、前記原動軸或いは同軸上にある減速装置の入力部
    には同軸心と偏心する位置に偏心ピンを回転ホルダー内
    に突設させて設け、該偏心ピンには揺動体を回転自在に
    嵌合し、この揺動体の側面には伝達杆を突設し、この伝
    達杆の端部を前記回転ホルダーに、伝達杆の軸方向に摺
    動自在に且つ摺動部位を支点として回動自在に支持さ
    せ、更に前記揺動体には、揺動体の回転を受けて回転す
    る運動伝達駒を揺動体の軸心と直交する方向にのみ移動
    自在に係合させて設け、この運動伝達駒と前記工具ホル
    ダー取付主軸とを、工具ホルダー取付主軸の軸心と偏心
    する位置で回転自在に連結したツーリングにおいて、前
    記回転ホルダーとケーシングの間に外側油溜り溝部を形
    成し、また回転ホルダーと揺動体との間に内側油溜り溝
    部を形成し、前記回転ホルダーには外側油溜り溝部と内
    側油溜り溝部とを連通する連通孔を形成し、この連通孔
    には揺動体の揺動により内側油溜り溝部にある油を外側
    油溜り溝部に押し出す第1ポンプ機構を設け、また前記
    揺動体には、一端を伝達杆の先端に開口し他端を揺動体
    の内周に開口する油導入孔を形成したことを特徴とする
    ツーリングの油強制送り機構。
  2. 【請求項2】 ケーシングの工具取付側内部に油収容空
    間部を形成し、回転ホルダーには該油収容空間部と外側
    油溜り溝部とを連通する連通孔を形成し、この連通孔に
    は揺動体の揺動により油収容空間部にある油を外側油溜
    り溝部に押し出す第2ポンプ機構を設けたことを特徴と
    する請求項1記載のツーリングの油強制送り機構。
JP1993036991U 1993-07-06 1993-07-06 ツーリングの油強制送り機構 Expired - Lifetime JP2600208Y2 (ja)

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GB9413636A GB2279707B (en) 1993-07-06 1994-07-06 A lubrication system for a tool holder
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US08/267,207 US5419413A (en) 1993-07-06 1994-07-06 Lubrication system for a tool holder
FR9408356A FR2707198B1 (fr) 1993-07-06 1994-07-06 Système de lubrification pour un porte-outil.
DE4423519A DE4423519C2 (de) 1993-07-06 1994-07-06 Vorrichtung zum Bohren, insbesondere zum Gewindebohren

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