JP5446314B2 - 平面研削盤の反転テーブル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、平面研削盤の反転テーブル装置に関するものである。
平面研削盤とは、研削すべきワークを搭載した反転テーブルを水平な一方向へ往復移動させるようにした反転テーブル装置を有しており、回転している砥石が下降することによって往復移動している反転テーブル上のワークを研削するようにしたものである。
従来の平面研削盤の反転テーブル装置としては、反転テーブルとカウンタテーブルをベルトにより接続することにより相互に近接・離反するよう一方向に往復移動可能に備え、前記反転テーブルを直動型の油圧シリンダの伸縮によって往復移動させるようにしたものがある(特許文献1参照)。
又、前記したような反転テーブル装置としては、モータによりベルトを介して回転されるようにした回転体に偏心ピンを設け、該偏心ピンに長孔を介して嵌合させた反転テーブルを設け、前記回転体の回転により偏心ピン及び長孔を介して反転テーブルを一方向に往復移動させるようにしたものもある。
特開2002−361552号公報
従来から実施されている通常の平面研削盤では反転テーブルの反復数は15〜20cpm(約0.3Hz)程度と低いものとなっており、一方、前記したように駆動機構にベルトを介在して反転テーブルを往復移動させるようにした平面研削盤においては、高速化を図ろうとしてもベルトによる動力の伝達性能に限界があるために、反転テーブルの反復数は200cpm(約4Hz)程度、移動ストローク長は50mm程度が限度であった。
更に、前記したようにベルトを介在させた平面研削盤では、反転テーブルの往復移動を高速化した場合に前記ベルトが耐久性の面で問題を生じる虞れがあり、更に、反転テーブルの往復移動を高速化しようとした場合には反転テーブルが振動を生じる問題があり、反転テーブルが振動するとワークの加工精度に悪影響を与えたり、更には、動力を伝達するための回動部或いは摺動部等の構成部分が振動によって損耗し装置の寿命が著しく短縮するといった問題を有していた。
近年、平面研削盤によるワーク研削の生産性を高めるために、反転テーブルの往復移動速度を大幅に増大させることが望まれているが、従来、このような要望に応えられるものは存在しなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなしたものであり、その目的は、反転テーブルの往復移動速度を大幅に高められるようにした平面研削盤の反転テーブル装置を提供することにある。
本発明は、駆動モータと、該駆動モータの駆動軸に歯車伝達機構を介して接続される回転軸と、該回転軸の端部に備えた偏心ピンと、該偏心ピンに長孔を介して嵌合し前記回転軸の回転により偏心ピン及び長孔を介して一方向に往復移動する反転テーブルと、該反転テーブルの移動を案内する直動案内部とを有し、前記回転軸は偏心ピンの回転時の重量をバランスさせるためのカウンタウェイトを張り出して設けており、前記歯車伝達機構が潤滑油に浸漬されるオイルバスを有することを特徴とする平面研削盤の反転テーブル装置、に係るものである。
上記平面研削盤の反転テーブル装置において、前記歯車伝達機構が減速軸を有していることは好ましい。
又、上記平面研削盤の反転テーブル装置において、前記駆動モータの駆動軸は反転テーブルの移動方向と平行に設けられ、前記回転軸は駆動軸に対して鉛直に設けられ、前記歯車伝達機構は傘歯歯車を有していることは好ましい。
又、上記平面研削盤の反転テーブル装置において、前記反転テーブルがセラミックにより形成されていることは好ましい。
又、上記平面研削盤の反転テーブル装置において、前記直動案内部がLMガイド(登録商標)であることは好ましい。
又、上記平面研削盤の反転テーブル装置において、前記駆動モータがサーボモータであることは好ましい。
又、上記平面研削盤の反転テーブル装置において、前記駆動モータが油圧モータであることは好ましい。
又、上記平面研削盤の反転テーブル装置において、前記歯車伝達機構が潤滑油に浸漬されるオイルバスを有することは好ましい。
本発明の平面研削盤の反転テーブル装置によれば、駆動モータの駆動軸に歯車伝達機構を介して接続される回転軸と、該回転軸の端部に備えた偏心ピンと、該偏心ピンに長孔を介して嵌合し前記回転軸の回転により偏心ピン及び長孔を介して一方向に往復移動する反転テーブルと、該反転テーブルの移動を案内する直動案内部とを有しているので、駆動モータの動力は歯車伝達機構によって確実に回転軸に伝えられ、更に、回転軸の動力は偏心ピンと長孔によって確実に反転テーブルに伝えられるので、反転テーブルの往復移動の高速化が安定して可能になるという優れた効果を奏し得る。
前記歯車伝達機構に減速軸を備えることにより反転テーブルを所定の速度で安定して往復移動させられる効果がある。
又、駆動モータの駆動軸が反転テーブルの移動方向と平行になるようにして駆動モータを横置きとすることにより、反転テーブルの高さ寸法を低減できる効果がある。
又、前記回転軸が偏心ピンの回転時の重量をバランスさせるためのカウンタウェイトを有しているので、偏心ピンの回転による振動を防止でき、又、前記反転テーブルをセラミックで形成して軽量化し、往復移動の反転時におけるイナーシャを低減できるので、反転テーブルの往復移動を高速化しても反転テーブルが振動する問題を低減できる効果がある。
又、前記直動案内部をLMガイドとしているので、反転テーブルの往復移動を安定させられる効果がある。
又、前記駆動モータをサーボモータとすることにより、研削作業条件に応じて反転テーブルの往復移動速度を任意に調節できる効果がある。
又、前記駆動モータを油圧モータとすることにより、モータの発熱を抑制して周辺温度を低く抑えられる効果がある。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図6は本発明を実施する平面研削盤の反転テーブル装置の形態を示すもので、図1は反転テーブル装置の切断正面図、図2は図1をII−II方向から見た側面図、図3は図1をIII−III方向から見た平面図、図4は反転テーブル装置の斜視図、図5は図1をV−V方向から見た直動案内部の平面図、図6は図3のカバーを取り外した状態の反転テーブルの平面図である。
図1に示すように、反転テーブル装置を構成する固定架台1の内底部には、駆動軸2が水平になるように横置きにしたサーボモータ3a或いは油圧モータ3b等からなる駆動モータ3が設置されている。この駆動モータ3の駆動軸2には、該駆動軸2に対して鉛直な回転軸5が歯車伝達機構4を介して接続されており、該回転軸5の上端には偏心した偏心ピン6が一体に備えられており、該偏心ピン6にはカムフォロア6aが回転自在に取り付けられている。図中、6bはカムフォロア6aを支持する蓋部材である。前記回転軸5は、上下部に設けた軸受7,8により固定架台1に対して回転可能に支持されている。この時、例えば軸受7は円錐コロ、テーパローラ等によってスラスト荷重、およびラジアル荷重を受けるようになっており、又、軸受8はコロ軸受、ローラベアリング等によってラジアル荷重を受けるようになっている。
更に、図4に示す前記歯車伝達機構4では鉛直な減速軸9を設けて減速を行うようにしている。減速軸9は上下部に設けた軸受10,11により固定架台1に対して回転可能に支持されている。この時、例えば軸受10は玉軸受等によってラジアル荷重を受けるようになっており、又、軸受11は円錐コロ、テーパローラ等によってスラスト荷重、およびラジアル荷重を受けるようになっている。
上記減速軸9を備えた歯車伝達機構4を具体的に説明すると、前記駆動軸2はダブルアンギュラ等からなる軸受2aによって固定架台1に回転可能に支持されており、前記駆動軸2には傘歯歯車12が取り付けられており、前記減速軸9には前記傘歯歯車12より大きい径を有して噛合する傘歯歯車13が取り付けられて動力が90゜向きを変えて伝達されるようになっており、更に、減速軸9に備えた小径の平歯車14に前記回転軸5に設けた大径の平歯車15が噛合して減速機構を構成している。
前記固定架台1の外周には、上端が前記偏心ピン6の上端近傍まで延びたシールプレート16が設けてあり、該シールプレート16の内側における前記固定架台1上には、図5に示すように固定架台1の長手方向(左右方向)に長い一組の直動案内部17が平行に設けられている。図5の直動案内部17はLMガイド18(登録商標)によって構成した場合を示しており、LMガイド18は固定架台1に固定したLMレール19と該LMレール19上に沿って左右に移動可能なLMブロック20とにより構成されている。
上記LMブロック20の上部には、図6に示す反転テーブル21が固定されており、反転テーブル21はLMブロック20と一体に左右に往復移動するようになっている。この反転テーブル21は、例えばセラミックのような軽量で高い強度を有する材料によって形成されている。反転テーブル21の中央部には、矩形形状を有して上方に突出したワーク設置部23が形成してあり、このワーク設置部23には図1のワークWを固定具を介して固定するための固定具取付孔22が規則的に複数個形成されている。
前記反転テーブル21の底面には、前記偏心ピン6のカムフォロア6aに嵌合しLMガイド18の長手方向と直交する方向に延びた長孔24が形成されており、従って、前記回転軸5の回転によって偏心ピン6のカムフォロア6aが長孔24に沿って移動することにより、反転テーブル21は偏心ピン6の偏心長さPの2倍のストロークでLMガイド18に沿って往復移動するようになっている。この時、前記LMガイド18は反転テーブル21の移動ストロークをカバーできる長さを有している。更に、前記長孔24におけるカムフォロア6aが転動する部分には、図1に示すように耐摩耗性を有する案内部材25が交換可能に取り付けられている。
前記反転テーブル21は、偏心ピン6が図6の状態からA方向に回転すると、偏心ピン6のカムフォロア6aは長孔24に沿って下方に移動しながら反転テーブル21を左側に引っ張って移動させるように作用し、偏心ピンが90゜回転した状態では偏心長さPと同じ距離だけ反転テーブル21を移動させる。更に、偏心ピンがA方向に90゜回転すると、反転テーブル21は更に偏心長さPと同じ距離だけ移動され、図6の状態から偏心ピン6の偏心長さの2倍(P+P)のストロークだけ反転テーブル21は移動される。
前記反転テーブル21には、図1〜図4に示すように、前記ワーク設置部23を除く反転テーブル21の上面を覆うようにしたカバー26が気密に一体に固定されており、カバー26は反転テーブル21と一緒に移動するようになっている。反転テーブル21の上部には、図1に示すように回転しながら上下に移動してワークWの研削を行う砥石Tが設けられており、該砥石Tには切削性を高めるための切削剤が吹き掛けられているため、この切削剤が反転テーブル装置内に侵入するのを防止するために前記カバー26は設置される。従って、前記カバー26は、反転テーブル21と共に往復移動しても、前記固定架台1に備えられた前記シールプレート16の上端部外周を常に包囲する大きさを有しており、更にカバー26の外周部には下方に折り曲げた折曲部27を形成して、切削材が反転テーブル装置内へ侵入するのを防止している。
図1に示すように、前記回転軸5の中心部には前記偏心ピン6の中心部を通って蓋部材6bの上面に開口28'を備えた給油孔28が形成してあり、更に、前記固定架台1の外部に備えられた給油管(図示せず)により供給される潤滑油を、下部の導孔28a及びオイルシール28bを介して給油管29の下端に供給するようにした潤滑装置30を構成している。ここで、前記偏心ピン6の上端に対向する蓋部材6bの下面には径方向に延びる油溝6cが形成してあり、前記給油孔28からの潤滑油は、前記油溝6cを介してカムフォロア6a内部に供給されると共に、開口28'から吹き出した潤滑油は蓋部材6bの上面と反転テーブル21のワーク設置部23との間の隙間6dを通ってカムフォロア6aと長孔24との間に供給されて潤滑するようになっている。
一方、図1に示す回転軸5に代えて、図7に示す回転軸5では、偏心ピン6の回転時の重量をバランスさせるためのカウンタウェイト6eを偏心ピン6と対称の位置に張出して設けるようにしている。
又、前記直動案内部17であるLMガイド18には、図2、図4に示す給油管31を介して潤滑油を供給するようにした潤滑装置32が設けられている。前記給油管31から供給された潤滑油は、図5のLMガイド18を構成するLMレール19に設けた吹出口33から吹き出されてLMガイド18を潤滑するようになっている。この吹出口33は、反転テーブル21と一緒に移動するLMブロック20が移動する移動範囲内の位置に設けられている。
又、図1に点を付して示すように、前記固定架台1内には、前記歯車伝達機構4が潤滑油に浸漬されるように潤滑油が充填されたオイルバス部34と、前記カムフォロア6aやLMガイド18を潤滑した潤滑油が流入する上部オイルバス部35とを形成している。前記オイルバス部34には、固定架台1の外部に備えた給油管37(図2及び図4参照)から潤滑油を供給し、該オイルバス部34内の潤滑油、並びに前記上部オイルバス部35内の潤滑油はそれぞれ、前記固定架台1の外部に備えられたドレン配管(図示せず)により回収されるようにしてある。
尚、前記固定架台1は、該固定架台1を前記反転テーブル21の移動方向と直交する水平方向に位置を調整可能に支持するようにした図示しない固定台上に設けられている。
次に、上記図示例の作動を説明する。
図1の駆動モータ3により駆動軸2を回転すると、傘歯歯車12,13を介して減速軸9が回転し、減速軸9の回転に伴って小径の平歯車14と大径の平歯車15を介して回転軸5は減速回転される。
回転軸5が回転すると、回転軸5の上端に備えた偏心ピン6に長孔24が嵌合している反転テーブル21はLMガイド18からなる直動案内部17に沿って偏心ピン6の偏心長さPの2倍のストロークで往復移動する。
従って、反転テーブル21の固定具取付孔22に固定した固定具により中央のワーク設置部23に固定されたワークWは、図1に示すように回転しながら下降し研削液が掛けられた砥石Tによって高速で往復移動しながら切削される。
上記ワークWの切削時に砥石Tに掛けられる切削液は、反転テーブル21に固定されたカバー26によって前記固定架台1の内部に侵入することが防止され、カバー26の上面及び折曲部27に沿って下部に流下するようになる。
上記構成において、前記駆動モータ3をサーボモータ3aとすると、研削作業条件に応じて反転テーブル21の往復移動速度を任意に調節することができる。又、前記駆動モータ3を油圧モータ3bとすると、モータの発熱を抑制して周辺温度を低く抑えられるようになる。
又、駆動モータ3は駆動軸2が反転テーブルの移動方向と平行になるように横置きとしているので、反転テーブル装置の高さ寸法を小さく抑えることができる。
前記固定架台1の外部の給油管(図示せず)から下部の給油ブロック36に穿設した導孔28aに供給される潤滑油が、回転軸5の中心部を通る給油孔28により蓋部材6b下面の油溝6cに供給され、更に、蓋部材6b上面の開口28´から吹き出されるようにした潤滑装置30を設けているので、カムフォロア6a内部、及び、カムフォロア6aと長孔24との間は効果的に潤滑されるようになる。前記カムフォロア6a内部等を潤滑した潤滑油は上部オイルバス部35に流入し、外部に設けられたドレン配管(図示せず)により回収される。
一方、図2、図4に示すように給油管31から供給される潤滑油を、図5に示すように直動案内部17であるLMガイド18のLMレール19に設けた吹出口33から吹き出すようにした潤滑装置32を設けているので、前記吹出口33から吹き出される潤滑油によってLMガイド18の摺動部は効果的に潤滑されるようになる。前記LMガイド18の摺動部を潤滑した潤滑油は上部オイルバス部35に流入され、ドレン配管(図示せず)により回収される。
更に、図1に点を付して示すように、オイルバス部34には、固定架台1の外部の給油管37(図2及び図4参照)から潤滑油が供給されているため、この固定架台1内に形成したオイルバス部34の潤滑油によって、前記歯車伝達機構4は効果的に潤滑されるようになる。尚、前記歯車伝達機構4を潤滑油したオイルバス部34内の潤滑油は、図示していないドレン配管により外部に回収される。
上記したように、回転軸5の給油孔28を通して偏心ピン6とカムフォロア6aとの間、及び、カムフォロア6aと長孔24との間に潤滑油を供給する潤滑装置30と、吹出口33により直動案内部17の摺動面に潤滑油を供給する潤滑装置32と、歯車伝達機構4を潤滑油に浸漬するようにしたオイルバス34とを備えているので、潤滑された動力伝達部によって駆動モータ3の動力は回転軸5及び反転テーブル21に安定して確実に伝達されるようになり、更にこれらの動力伝達部の寿命を大幅に延長させることができる。
又、駆動モータ3の動力は歯車伝達機構4によって確実に回転軸5に伝達されるようになり、更に、回転軸5の動力は偏心ピン6と長孔24によって確実に反転テーブル21伝達されるようになるので、従来のベルトを介して動力を伝達する方式に比して、反転テーブル21の往復移動の高速化に対して安定して対応できるようになる。
更に、前記形態において、反転テーブル21をセラミックにより形成して軽量化しているので、往復移動の反転時におけるイナーシャを低減することができ、更に、図7に示すように、前記回転軸5が偏心ピン6の回転時の重量をバランスさせるためのカウンタウェイト6aを有して振動を抑制するようにしているので、前記反転テーブル21の往復移動を高速化しても反転テーブル21が振動する問題を防止することができ、よって反転テーブル21の往復移動の高速化が安定して達成できるようになる。更に、前記したように反転テーブル21をセラミックで形成して軽量化することにより低トルクの駆動モータ3によっても駆動できるようになる。
本発明による反転テーブル装置においては、反転テーブル21の反復数は500cpm(約8Hz)程度、移動ストローク長は100mm程度まで高めることが可能になった。即ち、従来に比して約2倍の高速で反転テーブル21を往復移動させることができるようになった。また、前記移動ストローク長を100mmより短くした場合には、前記反転テーブル21の反復数は更に増加させることができる。
このように、反転テーブル21の往復移動を飛躍的に高速化することが可能になり、よって、平面研削盤によってワークを研削する際の生産性を従来に比して飛躍的に向上させることができる。
なお、上記形態では直動案内部にLMガイドを用いた場合について例示したが、LMガイド以外の直動案内部を用いるようにしてもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する平面研削盤の反転テーブル装置の切断正面図である。 図1をII−II方向から見た側面図である。 図1をIII−III方向から見た平面図である。 反転テーブル装置の斜視図である。 図1をV−V方向から見た直動案内部の平面図である。 図3のカバーを取り外した状態の反転テーブルを示す平面図である。 偏心ピンの回転時の重量をバランスさせるためのカウンタウェイトを備えた回転軸の正面図である。
2 駆動軸
3a サーボモータ
3b 油圧モータ
3 駆動モータ
4 歯車伝達機構
5 回転軸
6 偏心ピン
6e カウンタウェイト
9 減速軸
12,13 傘歯歯車
17 直動案内部
18 LMガイド
21 反転テーブル
24 長孔
34 オイルバス

Claims (7)

  1. 駆動モータと、該駆動モータの駆動軸に歯車伝達機構を介して接続される回転軸と、該回転軸の端部に備えた偏心ピンと、該偏心ピンに長孔を介して嵌合し前記回転軸の回転により偏心ピン及び長孔を介して一方向に往復移動する反転テーブルと、該反転テーブルの移動を案内する直動案内部とを有し、前記回転軸は偏心ピンの回転時の重量をバランスさせるためのカウンタウェイトを張り出して設けており、前記歯車伝達機構が潤滑油に浸漬されるオイルバスを有することを特徴とする平面研削盤の反転テーブル装置。
  2. 前記歯車伝達機構が減速軸を有している請求項1に記載の平面研削盤の反転テーブル装置。
  3. 前記駆動モータの駆動軸は反転テーブルの移動方向と平行に設けられ、前記回転軸は駆動軸に対して鉛直に設けられ、前記歯車伝達機構は傘歯歯車を有している請求項1又は2に記載の平面研削盤の反転テーブル装置。
  4. 前記反転テーブルはセラミックにより形成されている請求項1に記載の平面研削盤の反転テーブル装置。
  5. 前記直動案内部はLMガイド(登録商標)である請求項1に記載の平面研削盤の反転テーブル装置。
  6. 前記駆動モータはサーボモータである請求項1に記載の平面研削盤の反転テーブル装置。
  7. 前記駆動モータは油圧モータである請求項1に記載の平面研削盤の反転テーブル装置。
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