JP2010190408A - クロスローラ軸受、アンギュラローラ軸受、及びクロスローラ軸受とアンギュラローラ軸受の製造方法 - Google Patents

クロスローラ軸受、アンギュラローラ軸受、及びクロスローラ軸受とアンギュラローラ軸受の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】少ない部品構成で、要求される剛性、組み込みスペース等に応じてクロスローラ軸受とアンギュラローラ軸受を使い分ける。
【解決手段】内輪14Irと外輪14Orとの間に転動体25を有するクロスローラ軸受14として、前記内輪14Irと外輪14Orの双方が、該内輪14Irと外輪14Orの転動面21A〜24Aで囲まれる空間26の中心26Aを通り被支持体の軸方向Xと垂直な面Pに沿ってそれぞれ分割された第1、第2内外輪21〜24及びころ25で構成されている軸受を用いる。これにより、内外輪21〜24及びころ25を用いて、一対のアンギュラローラ軸受16、18を構成できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、クロスローラ軸受、アンギュラローラ軸受、及びクロスローラ軸受とアンギュラローラ軸受の製造方法に関する。
特許文献1の図1では、クロスローラ軸受が組み込まれている減速機が開示されている。
また、同文献の図4では、アンギュラローラ軸受が組み込まれている減速機が開示されている。
特開2003−74646号公報(図1、図4)
前記クロスローラ軸受とアンギュラローラ軸受は、機能的、構造的に別個のものであり、内外輪の形状も異なっているため、それぞれ個別に設計・製造されていた。そのため、生産コストが高くなっていた。
本発明は、クロスローラ軸受及びアンギュラローラ軸受を製造する場合の部品点数を低減し、低コストにクロスローラ軸受及びアンギュラローラ軸受を提供することを課題とする。
本発明は、内輪と外輪との間に転動体を有するクロスローラ軸受であって、前記内輪と外輪の双方が、該内輪と外輪の転動面で囲まれる空間の中心を通り被支持体の軸方向と垂直な面に沿ってそれぞれ分割された第1、第2内外輪で構成される軸受を用いることにより、上記課題を解決したものである。
クロスローラ軸受に関し、内輪と外輪の双方が、該内輪と外輪の転動面で囲まれる空間の中心を通り被支持体の軸方向と垂直な面に沿ってそれぞれ分割された第1、第2内外輪で構成されるようにした。この結果、このクロスローラ軸受の対向する内外輪と転動体を使ってアンギュラローラ軸受を製造できるので当該軸受の製造コストを低減することができる。また、このクロスローラ軸受は、被支持体の寸法短縮が必要な場合には、内輪・外輪及び転動体の部品をクロスローラ軸受として用い、被支持体の剛性や容量を向上させる必要がある場合には、上記の部品によりアンギュラローラ軸受として用いることができる。
即ち、本発明によれば、クロスローラ軸受の内外輪及び転動体をアンギュラローラ軸受に転用し、共通する少ない部品構成で前記被支持体の剛性、組み込みスペース等の要求される仕様に合わせて低コストに前記両軸受を使い分けることができる。
本発明により、クロスローラ軸受及びアンギュラローラ軸受を製造する場合の部品点数を低減し、低コストにクロスローラ軸受及びアンギュラローラ軸受を提供することができる。
本発明に係るクロスローラ軸受の縦断面図 本発明に係るクロスローラ軸受の内外輪の組み合せを示す概略断面図 本発明のクロスローラ軸受を組み込んだ減速機の縦断面図 本発明のクロスローラ軸受をアンギュラローラ軸受として組み込んだ減速機の縦断面図 図4に示す減速機G1のA部拡大図 図5に示す減速機G2のB部拡大図
以下、本発明の実施形態の一例を図1に基づいて説明する。
まず、本発明の実施形態の一例に係るクロスローラ軸受14について説明する。図1(a)は、クロスローラ軸受14の縦断面図を示す。
クロスローラ軸受14は、外輪14Orと、内輪14Irと、該外輪14Orと内輪14Irとの間に配置されたローラ(転動体)25とを有する。
外輪14Orの内周の軸方向中央には、該外輪14Or自身の内側に向けて互いに直交する転動面21A、22Aが形成されている。内輪14Irの外周の軸方向中央には、該内輪14Ir自身の内側に向けて互いに直交する転動面23A、24Aが形成されている。
外輪14Orは、外輪14Orと内輪14Irの転動面21A〜24Aで囲まれる空間26の中心26Aを通り、該クロスローラ軸受14の内周側に挿入されて支持される被支持体(図示略)の軸方向Xと垂直な面Pに沿って第1、第2外輪21、22の2つに分割されている。第1、第2外輪21、22は、その軸方向Xと平行な断面(図1に現れている断面)において、正方形の1つの頂点を45度にカットした面が、前記転動面21A、22Aとされた形状を有している。
内輪14Irは、外輪14Orと内輪14Irの転動面21A〜24Aで囲まれる空間26の中心26Aを通り、被支持体(図示略)の軸方向Xと垂直な面Pに沿って第1、第2内輪23、24の2つに分割されている。第1、第2内輪23、24も、その軸方向Xと平行な断面(図1に現れている断面)において、正方形の1つの頂点を45度にカットした面が、前記転動面23A、24Aとされた形状を有している。
即ち、第1、第2外輪21、22及び第1、第2内輪23、24は、それぞれの軸方向Xと平行な断面が、転動面21A〜24Aで囲まれる空間26の中心26Aを中心として点対称の形状とされている。
ローラ(転動体)25は、直径と高さ(転動体25の軸方向長さ)が同一(厳密には直径の方が高さより僅かだけ小さい)の円筒形で構成され、1個おきに90度向きを変えて組み込まれている。
次に、このクロスローラ軸受14を一対のアンギュラローラ軸受16、18として活用する場合について図1(b)を用いて説明する。なお、図1(b)では、図1(a)のクロスローラ軸受14の部品と対応する部品(同一の部品)については同一の番号を付している。
一方のアンギュラローラ軸受16は、図1(a)のクロスローラ軸受14の第1、第2内外輪21〜24のうち、前記転動面21A、24Aが対向する第1外輪21及び第2内輪24と、ローラ25とで構成される。ローラ25は、クロスローラ軸受14を構成していたローラ25と同一のものがすべて同じ向き(斜め軸方向Z1と直角の向き)に組み込まれている。
もう一方のアンギュラローラ軸受18は、図1(a)のクロスローラ軸受14の第1、第2内外輪21〜24のうち、前記転動面22A、23Aが対向する第2外輪22及び第1内輪23と、ローラ25とで構成される。ローラ25は、クロスローラ軸受14を構成していたローラ25と同一のものがすべて同じ向き(斜め軸方向Z2と直角の向き)に組み込まれている。
上述したクロスローラ軸受14と一対のアンギュラローラ軸受16、18の部品の兼用により、両軸受14、(16、18)の部品点数を削減し、低コストにクロスローラ軸受14及びアンギュラローラ軸受16、18を提供することができる。また、内輪23、24と外輪21、22の転動面21A〜24Aで囲まれる空間26の中心26Aを通り被支持体の軸方向Xと垂直な面Pに沿ってそれぞれ分割された第1、第2内外輪21〜24と転動体25とによりクロスローラ軸受14を製造し、第1、第2内外輪21〜24のうち、転動面21A〜24Aが対向する一対の内輪24、23と外輪21、22と転動体25とによりアンギュラローラ軸受16、18を製造することを特徴とするクロスローラ軸受14とアンギュラローラ軸受16、18の製造方法を確立することができる。
なお、図1では、前記クロスローラ軸受14及びアンギュラローラ軸受16、18の内外輪21〜24の断面形状が点対称であるが、このクロスローラ軸受14の内外輪21〜24の断面形状は点対称でなくてもよい。
以下で、クロスローラ軸受14を構成する第1、第2内外輪21〜24の形状の組合せについて説明する。
図2には、クロスローラ軸受14の第1、第2内外輪21〜24の組み合せ例に係る概略断面図を示す。
図2に示す実施形態(a)〜(g)について説明する。
実施形態(a)では、第1、第2内外輪21a〜24aの断面形状における半径方向の長さl2が、軸方向の長さl1より長い形状となっている。また、第1、第2外輪21a、22aの外側角部が丸み(R)を帯びていることを特徴とする。
実施形態(b)では、内外輪21b〜24bの断面形状における軸方向の長さl3が、半径方向の長さl4より長い形状となっている。また、第1、第2外輪21b、22bの外側角部が丸みを帯びていることを特徴とする。
実施形態(c)では、実施形態(b)と同様に第2内外輪22c、24cにおける軸方向の長さl3が、半径方向の長さl4より長い形状となっている。また、第1、第2外輪21c、22cの外側角部が丸みを帯びていることを特徴とする。しかし、第1内外輪21c、23cの軸方向の長さl5が、第2内外輪22c、24cの軸方向の長さl3より長いことで実施形態(b)と異なる。
実施形態(d)では、クロスローラ軸受14の軸方向の長さが、(第1外輪21dの軸方向の長さl7)<(第2内外輪22d、24dの軸方向の長さl6)<(第1内輪23dの軸方向の長さl5)の関係にある。また、第1、第2外輪21d、22dの外側角部が丸みを帯びていることを特徴とする。
実施形態(e)では、クロスローラ軸受14の軸方向の長さが、(第1内輪23eの軸方向の長さl7)<(第2内外輪22e、24eの軸方向の長さl6)<(第1外輪21eの軸方向の長さl5)の関係にある。また、第1、第2外輪21e、22eの外側角部が丸みを帯びていることを特徴とする。
実施形態(f)では、第1内輪23fにおける半径方向の長さl8は、軸方向の長さl7より長い。その他の内外輪21f、22f、24fは、半径方向の長さl7と軸方向の長さl7がともに同一である。また、第1、第2外輪21f、22fの外側角部が丸みを帯びていることを特徴とする。
実施形態(g)では、第1外輪21gにおける半径方向の長さl8は、軸方向の長さl7より長い。第2外輪22g、第1、第2内輪23g、24gの半径方向の長さl7と軸方向の長さl7がともに同一である。また、第1、第2外輪21g、22gの外側角部が丸みを帯びていることを特徴とする。
このように、クロスローラ軸受14a〜14gのそれぞれの第1、第2内外輪21a〜24a、21b〜24b、…、21g〜24gの大きさや形状は、クロスローラ軸受14a〜14g(あるいは、該クロスローラ軸受の部品を使用して構成されるアンギュラローラ軸受)が減速機等に組み込まれるときの周辺の部材との関係で、適宜に変更されてよい。ただし、これらのクロスローラ軸受14a〜14gを一対のアンギュラローラ軸受(図示略)として転用することを可能とするために、それぞれの第1、第2内外輪21a〜24a、21b〜24b、…、21g〜24gは、いずれもそれぞれの内輪と外輪の転動面で囲まれる空間26a〜26gの中心26Aa〜26Agを通り、被支持体の軸方向Xと垂直な面Pa〜Pgに沿って分割されていることが必要である。
これにより、図示はしないが、各クロスローラ軸受14a〜14gは、転動面が対向する第1外輪21a〜21g及び第2内輪24a〜24gを含むアンギュラローラ軸受として転用できる。また、同じクロスローラ軸受14a〜14gを、転動面が対向するもう一方の第2外輪22a〜22g及び第1内輪23a〜23gを含むアンギュラローラ軸受として転用できる。
次に、図1で示したクロスローラ軸受14またはアンギュラローラ軸受16、18を減速機G1、G2に組み込んだ実施形態の一例について説明する。
図3に、クロスローラ軸受14が組み込まれた減速機G1の縦断面図を示す。
減速機G1のクランク軸(入力軸)41には、位相差120°の3つの偏心体42(42A、42B、42C)が一体に形成されている。クランク軸41は一対の軸受55、56を介してキャリヤ48及びケーシング50に回転自在に支持されている。
各偏心体42には、ころ43(43A、43B、43C)を介して3つの遊星歯車40(40A、40B、40C)が取り付けられている。この遊星歯車40は、内歯歯車44にそれぞれ内接噛合している。
なお、内歯歯車44は、ケーシング50の内周側に一体的に組み込まれた構成とされている。
遊星歯車40には、軸方向に複数の内ローラ孔45(45A、45B、45C)が形成され、内ローラ46及び内ピン47が挿入されている。この内ピン47は、その軸方向の一端側においてキャリヤ48と連結されている。キャリヤ48は、クロスローラ軸受14によりケーシング50に対して回転支持されている(後に図5を用いて詳述)。
上述した構成により、各遊星歯車40の揺動成分は、各々の遊星歯車40の内ローラ孔45と内ローラ46との遊嵌によって吸収され、内歯歯車44を固定したときの遊星歯車40の自転成分相当の回転をキャリヤ48から取り出すことができる。また、遊星歯車40の自転を規制したときの内歯歯車44の回転を出力として取り出すこともできる。
次に、図1で示したアンギュラローラ軸受16、18を組み込んだ減速機G2を図4に示す。
クランク軸241に連結された遊星歯車240の端には、第1、第2キャリヤ248(248A、248B)が備えられている。
このクランク軸241は、一対の軸受255、256によりキャリヤ248に対して回転自在に支持されている。また、このキャリヤ248は、一対のアンギュラローラ軸受16、18によりケーシング250に対して回転自在に支持されている(後に図6を用いて詳述)。
その他の構成については、前記クロスローラ軸受14を用いた減速機G1の構造(図3)と基本的に同一であるため、図3と対応する部分(機能的に同様の部分)に下2桁が同一の符号を付すに止め、重複説明を省略する。
ここで、前記減速機G1、G2に組み込んだクロスローラ軸受14、アンギュラローラ軸受16、18について拡大図(図5、図6)を用いてより詳細に説明する。
図5には、図3のVで囲んだ部分の拡大図を示し、図6には、図4のVIで囲んだ部分の拡大図を示す。
なお、図5、6では、図1(A)、(B)に示すクロスローラ軸受14、アンギュラローラ軸受16、18の部品と対応する同一の部品を同一の番号で示す。
図5に示すキャリヤ(被支持体)48を支持するクロスローラ軸受14は、第1、第2内輪23、24と第1、第2外輪21、22との間にローラ25を有する。
第1、第2内輪23、24と第1、第2外輪21、22の双方が、該内・外輪の転動面21A〜24Aで囲まれる空間26の中心を通りキャリヤ(被支持体)48の軸方向Xと垂直な面Pに沿ってそれぞれ分割された第1、第2内外輪21〜24で構成される。
この第1、第2内外輪21〜24は、転動面21A〜24Aで囲まれる空間26の中心を中心として点対称の断面形状である。
図6に示すアンギュラローラ軸受16の内外輪は、上記のクロスローラ軸受14の第1、第2内外輪21〜24のうち、キャリヤ(被支持体)248A、248Bの軸方向断面において転動面21a、24aが対向する第1外輪21と第2内輪24同士により構成される。
アンギュラローラ軸受18の内外輪も同様に、クロスローラ軸受14の第1、第2内外輪21〜24のうち、転動面22a、23aが対向する第1内輪23と第2外輪22同士により構成される。
それぞれの内外輪21〜24の転動面21A〜24Aの間には、クロスローラ軸受14に用いたローラ25と同一形状のローラ25が介在される。
以上のことから、クロスローラ軸受14の内外輪21〜24及びローラ25をアンギュラローラ軸受16、18に転用することができる。
即ち、クロスローラ軸受14及びアンギュラローラ軸受16、18を製造する場合の部品点数を低減し、低コストにクロスローラ軸受14及びアンギュラローラ軸受16、18を提供することができる。また、両軸受14、(16、18)の部品を兼用する製造方法も確立することができる。
これにより、減速機G1の寸法短縮が必要な場合には、クロスローラ軸受14として使用することができる。また、減速機G2の剛性や容量を向上させる必要がある場合には、一対のアンギュラローラ軸受16、18として組み合わせて使用することができる。
14…クロスローラ軸受
14Or…外輪
14Ir…内輪
16、18…アンギュラローラ軸受
21、22…第1、第2外輪
23、24…第1、第2内輪
21A〜24A…転動面
25…ローラ(転動体)
26…空間
26A…空間の中心
X…軸方向
P…軸方向と垂直な面

Claims (4)

  1. 内輪と外輪との間に転動体を有するクロスローラ軸受であって、
    前記内輪と外輪の双方が、該内輪と外輪の転動面で囲まれる空間の中心を通り被支持体の軸方向と垂直な面に沿ってそれぞれ分割された第1、第2内外輪で構成されていることを特徴とするクロスローラ軸受。
  2. 請求項1において、
    前記第1、第2内外輪が、前記転動面で囲まれる空間の中心を中心として点対称の断面形状とされている
    ことを特徴とするクロスローラ軸受。
  3. 請求項1に記載されたクロスローラ軸受の前記第1、第2内外輪のうち、前記転動面が対向する一対の内輪と外輪により、内輪と外輪が構成され、且つ前記転動体と同一形状の転動体を備える
    ことを特徴とするアンギュラローラ軸受。
  4. 内輪と外輪の転動面で囲まれる空間の中心を通り被支持体の軸方向と垂直な面に沿ってそれぞれ分割された第1、第2内外輪と転動体とによりクロスローラ軸受を製造し、前記第1、第2内外輪のうち、前記転動面が対向する一対の内輪と外輪と前記転動体とによりアンギュラローラ軸受を製造することを特徴とするクロスローラ軸受とアンギュラローラ軸受の製造方法。
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