JPS60184749A

JPS60184749A - 減速機

Info

Publication number: JPS60184749A
Application number: JP2835285A
Authority: JP
Inventors: Jun Hatsuse; 初瀬　潤
Original assignee: Teijin Seiki Co Ltd
Current assignee: Nabtesco Corp
Priority date: 1985-02-18
Filing date: 1985-02-18
Publication date: 1985-09-20
Also published as: JPS6313056B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は減速機、特にその軸受の外輪と内輪に軸受幅
（Ｌ）の約半分の幅からなるものを配設するようにした
減速機に関し、軸受を安価にし、ひいては安価な減速機
を得ることをその目的としている。

第５図に従来の減速機構の概念図を示し、支持ブロック
１′の廻りにハブ２′が配設さｆｔ、軸受５／、５／が
支持ブロック１′の外周部とハシ２′の内周部との間に
設けられて支持ブロック１′とノ・ノ２′との相対回転
を許容し、支持ブロック１′の中心線上に入力回転軸３
′が設けられ、その入力回転＋１ｊｉｌ　３’の回転を
減速機構４′で減速してハブ２′に伝えるようになって
いる。軸受５′は外輪５１′、内輪５２′、玉５３′、
保持器５４′を夫々性している。この従来の減速機の軸
受には、一般に寸法が規格化され、軸受幅（Ｌｌに略等
しい外輪と内輪からなる市販の深ミゾ玉軸受が用いられ
ている。この深ミゾ玉軸受は高速回転で用いても充分耐
えるよう保持器を備え、かつ、所定の負荷容量を保持す
るよう所定数の玉を備えている。

この玉の数は、保持器によって制限されると共に玉の組
込みの為に制限されている。一方減速機は低速回転を取
り出すものであるから、支持ブロック及びハブの相対回
転を許容する軸受は負荷容量のみ十分有し、高速回転で
の耐久性は低くてよ（・場合がある。このような場合、
従来の減速機では負荷容量を満足し、かつ、高速回転と
して用いら牙する幅広の市販の高価な軸受をその１ま用
いているので、ひいては減速機自体が高価なものとなっ
ていた。そこでこの発明では、軸受幅山）の約半分の幅
の外輪と内輪を組み合わせ、それに玉のみを人、＋１だ
低速回転用軸受を使用した減速機を得たものである。こ
の発明では、市販の１個の軸受材料が２個に使われるの
で、安価な軸受となり減速機も安価となる。また、二つ
割りにしたうちの一方づつの外輪と内輪を組合せてアン
ギュラ玉軸受の用い方をしているので、負荷容量の低下
はなく、むしろ、玉の組込みが心易であるので玉の数を
約５０係増加することが可能であり軸受の負荷容量を約
５０チ増加可能である。従って、ノ・ノまたは支持ブロ
ックに作用する外部荷重を増加できる減速機とすること
ができる。

この発明を図について説明すれば、第１図はこの発明の
減速機をクローラ式車輌の走行駆動用に適用した例を示
し、第２図は第１図のＡ−Ａ線に沿う断面を示している
。

油圧モータ３はクローラ式車輌のフレーム１に止着し、
この発明の減速機５により油圧モータの回転を減速して
走行駆動系のスプロケット７を大出力トルクにて駆動す
る。油圧モータ３の出力軸１０４（第５図に示す減速機
の入力軸の一部となる）は油圧モータ３のケーシング１
００及びケーシングの後端面に固定して取りつけられた
りャーフランジ１０１に軸受１０２　、１０３により回
転可能に支持されている。油圧モータ３のケーシング１
００は減速機５の支持ブロックを構成している。ケーシ
ング１００は、第１図及びケーシングのみを取シ出して
示した第４図から判るように、油圧モータ３の本体に密
嵌合する凹部１７αを裏面に有する円板状部１７及び該
円板状部１７に突設した星状の柱部１９からなる。

円板状部１７に形成したフランジ部１７’にはケーシン
グ１００をクローン式車輌のフレームｌにボルト結合す
るための螺子孔１７Ｃを形成している。更に星状の柱部
乃の中心部分には出力回転軸１０４を嵌挿させる中心孔
１９ａを貫通してうがっている。また第１図の如く、ケ
ーシング１００の一部をなす端円板２５はケーシングの
柱部１９にビン２３　、２３’及びボルト２４によシ一
体的に結合さ汎ている。円板状部１７及び端円板２５に
それぞれローラ軸受２７　、２９を装着し、該１１？Ｉ
Ｉ受間に３個のクランクピン３１を回転可能ｙｒ両端支
持している。クランクピン３１はその回転軸ＩＪＡｃｄ
−に対しｅだけ偏心配置した２つのクランク部３１α、
３１ｃを有し、該クランク部３１α、３１Ｃに２個のピ
ニオン３３を嵌合されている。ピニオン３３ハ２１）３
図に取り出して示すように外周ｊｉ１１に外歯３３αを
有し、クランクピン３１のクランク部３１α又は３１Ｃ
（第１図）にりζＩＩ受３５を介して支持さ第１ている
。更にピニオン３３の中心部から半径方向に放射状に延
在しケーシング１００に形成した星状の柱部１９より僅
かに大きい寸法の星状溝３３Ｃを形成している。

第１図において、ケーシング１０００円板状部１７及び
端円板２５の外周部にポール軸受３６σ、３６ｈを装着
し、ハブ３７を回転可能に支持している。

この軸受３６α、３６ｂは外輪３６α’、３６ｂ’と内
輪３６α“。

３６ｈ“と玉３６Ｃ２３６Ｃ′からなり、その外輪、内
輪として１個の深ミゾ玉軸受の外輪、内輪を中央で二つ
割りにして、その一方づつを使用しているものである。

即ち第６図についてさらに説明すると、軸受幅（Ｌ）に
略等しい幅の外輪と内輪からなる市販の１個の深ミゾ玉
軸受３６の外輪３６′と内輪３６”とを玉を組みこむ前
に中央の切断線Ｃで左右二部分に切シ離し二つ割シにす
る。（尚玉の位置は点線の円３６Ｃで示している。）そして外輪３６′は右方の部分３（５ａ’、左方の部分
３６ｂ′に、又内輪３６“は左方の部分３６α“と右方
の部分３６ｈ“に分割される。外輪３６”　’　＋　３
６ｈ’および内輪３６α“、３６ｈ“はそれぞハ軸受幅
σ」）の約半分の幅からなる。

第１図の実施例では軸受３５＋ｚは外輪として第６図に
示す外輪部分３６ａ’、内輪として仝じく内輪部分３６
α″を使用し、反対側の軸受３６Ａは同様に、部分３６
ｈ’、３６ｈ”を使用し、夫々の間に玉を組み込み図示
の例に示す如き軸受として構成されている。

この実施例に示すようなりローラ式車輌（パワーショベ
ル等として使用される）では一般の自動車などに比して
はるかに低速であるから、ノ・ノの回転はごく低速であ
るので、高速用の高価な市販の１ｑ１１受をその１ま使
用したのではきわめて不経済である。この発明では軸受
幅の約半分の幅からなる外輪と内輪及び玉のみからなる
軸受としたので、＋１’ｌｌｌ受が安価になり、ひいて
は安価な減速機とすることができたものである。

ハ／３７はクローラ式車輌の駆動スプロケット７を駆動
するもので、その内周面に、ピニオン３３の外周に形成
した外歯３３αの歯数より僅かに多い数の小径ビン３９
を、等配したビン歯車からなる内歯を形成している。ハ
ブ３７の円弧溝３７′とビン３９　との間には油や柔か
くて変形しやすく低摩擦である固体潤滑剤の保持能力が
高い多孔質である物質の皮膜と柔かくて低摩擦の固体潤
滑剤である皮膜との二相が各々５〜３０μ程度の厚さで
付着されている。これによりビンとピニオン歯車間の摩
擦係数よりビンとハブ開の摩擦係数の方が低くなり、ビ
ンはハブに対してすべり接触し、ピニオン歯車に対して
ころがり接触するようになる。このことは噛み合い効率
の向上とビンの耐久性を向上させること罠役立っている
のである。

しかして第２図に示すようにぎニオン３３の星状溝３３
Ｃはケーシング１００の星状の柱部１９に遊嵌合してお
り、クランクビン３１の自転運動によりそのクランク部
３１α、３１Ｃの中心軸線がクランクビン３１の回転軸
線に対して公転運動することにより２つのピニオン３３
は偏心公転運動され、外歯３３αがノ・ズ３７のピン歯
車と係合する。第１図において、出力回転軸１０４の右
側先端にカップリング２００を介して第１外歯車４１の
一端軸部をスプライン結合し、他端歯部は蓋４７の内方
中心にボール２０１を介してその端面が当接するような
されている。このようにして第１外歯車はラジアル方向
に微動出来るよう取シ付けられている。また前記の両端
支持されたクランクビン３１の右端に第１外歯車４１の
歯数より大きな歯数な有する３個の第２外歯車４３をス
プライン結合し、両歯４１　、４３を噛み合いさせる。

両歯１Ｊｊ４１　、４３の外側にボルト４５により蓋４
７を密封状に締結し、かつ前述したノ・ノ３７を回転可
能に支持する軸受３６．ｚの外側にフローティングシー
ル４９を設けて減速機５からの潤滑油洩れを防止する。

油圧モータ３の出力軸の回転は第１外歯車４１を通じそ
れに噛み合いする第２外歯車４３に両歯車４１　、４３
の歯数比に応じて減速して伝達さＪする。第２外歯車４
３０回転によりケーシング１００に回転可能に両端支持
されたクランクビン３１のクランク部３１αは公転運動
を生じ、この公転運動により軸受３５を介してクランク
部３１ａに係合したピニオン３３は偏心公転運ｉ［＋ｊ
さＪｌろ。Ｉビニオン３３の偏心公転運動によシピニオ
ンの外周に形成した外歯３３αがハシ３７の内周に形成
したピン歯車に係合し、ハブ３７を減速回転させろ。し
かしてハブ３７に取付けたスプロケット７によりクロー
ラ式車輌の走行系を駆動する。

ピニオン３３は１枚であるとクランクビンへの伝達トル
クに脈ｊｆｊＪ）を生じ負のトルクすなわちトルク伝達
を３−１だげるｌ・ルクが発生し、効率が低下するので
、実用化するには図示の如く２枚以上のピニオンを並置
することが必要である。

アキシャルピストン式油圧モータの構成と作用について
更に詳しく説明′１′ＦＬは、第１図において、１０３
は針状ころ軸受、１０２は玉軸受であり、　モータの出
力軸１０４とシリンダノロツク１（）９とはスプライン
結合されている。ピストン−シリンダー組立体１０５は
シリンダブロック１０９と二段式ピストン１０６とボー
ル１１４からなり、；Ｉｆ−ルはピストンに回転できる
程度に絞り結合している。ケーシングとりャーフランジ
の間に設けら才またブレーキ１１９はピストン１２０、
当板１２１、摩擦板１２２とスプリング１２３からなっ
ている。当板はそのり）周に突出部を形成しており、ケ
ーシングに形成した切欠部と係合され、軸方向に移動可
能ではあるが、回転は出来ないようにされている。１１
９　’、　１１９“は、ブレーキ解除の時ケーシング１
００とピストン１２０との間に圧油を導く通路である。

１２４は通路であり、シリンダー室１１３に導かれた圧
油を、ボールの周面とピストンの間に導びいて油膜を形
成するようになされている。このことによりボールはこ
ろがり回転が容易になり効率を向」ニさせているのであ
る。１２５はスプリングであり、シリンダブロックを常
にタイミングプレート１１７に押しつける作用をしてい
るのでｋ）る。斜板１１８はボール径よりわずかに大き
な曲率半径を有する弧状溝１２６が円状に形成さｔ＋て
いる。斜面１１６は従来のアギシャルビストン式油圧Ｔ
１センプ、モータで採用されている本実施例のボールに
換わるシューを胴板に保持するためのリデーナプレート
に相当し、ピストン及びボールを常に斜板に押し刊ける
ために設けられている。

斜板１１８はケーシング１００に、挿入した１ケのピン
とラジアル方向の位置決めになるインロ一部１７／／に
よって回転できないように取り付けられている。

リヤーフランジに形成された通路１２７に流入された圧
’１ｌｔｌはタイミングプレート１１７内及びシリンダ
ブロック内の通路１２８を通ｊＤシ、シリンダ室１１３
に流入し、ピストン１０６を斜板１１８に押し付けるよ
うに作用する。ここで定めらｈた何本かのヒ。

ストンは余）板面の傾斜により出力軸廻りの分力が与え
られシリンダブロックと共に回転運動を行なうようにな
る。その回転はスプライン結合された出力軸に伝達され
て出力軸の回転となり、油圧のモータの役目を果すので
ある。同時に残りの定められた何本かのピストンはりャ
ーフランジ側方向にストロークして、シリンダ室１１３
′内の油をシリンタ室内の通路１２８’、タイミングプ
レート内、及び通路１２７′を経て流出する。

この発明の実施例においては、一つの減速機の一対の軸
受の一方に、市販の一つの幅広の軸受を二分割した一方
の外輪と一方の内輪を配設するようにしたが、市販の一
つの軸受を二分割した一方の外輪と市販の他の軸受を二
分割した一方の内輪とを配設するようにしても、本発明
を逸脱するものではない。また、軸受幅の約半分の幅の
外輪と内輪を製作する方法は、市販の幅広の軸受を二分
割しても良いし、約半分の幅の外輪と内輪とを’Ｐ！ｊ
別て製造しても良く、いずれにおいても本発明を逸脱す
るものではない。

この発明の減速機は、軸受幅の約半分の幅からなる外輪
と内輪および玉を組み合わせた軸受を配設し、市販の１
個の軸受利料が２個に使われるようにしているので、安
価な軸受となシ減速機も安価となる。また、二つ割りに
したうちの一方づつの外輪と内輪を組合せてアンギュラ
玉軸受の用い方をしているので、負荷容量の低下はなく
、むしろ、玉の組込みが容易であるので玉の数を約５０
係増加することが可能であや軸受の負荷容量を約５０係
増加可能である。従って、ハブまたは支持ブロックに作
用する外部荷重を増加できる減速機とすることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の減速機をクローラ式車輌の走行動ｉ
ｆｉ／＋用に適用したところを示す図、第２図は氾１図
のＡ−Ａ紳に沿う断面図、第３図はピニオンのｊ；：［
親図、第４図はケーシングの斜視図、第５図は従来の減
速機の概念図、第６図は＋＋ｑｉ＋受の分割状態を示す
説明図である。主な符号の説明１・・７Ｖ−ム　３・・・油圧モータ　３６，３６４．
３（３Ａ・・・ｉｌｔ　受５・・・減速機　３６α／　
、　ａ６１．　／・・・外輪３６α“、３σ′・・・内
＠　３６ｃ、　３６ｃ　’・・・玉代理人　弁理士（８
１０７）佐々木清隆（ほか２名）第　２　図第３図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）支持ブロックと、支持ブロックの廻りに配設され
た・・ブと、支持ブロックの外周部とハブの内周部との
間に設けられ支持ブロック及びハブの相対回転を許容す
る軸受と、支持ブロックの中心線上に設りら牙また入力
回転軸と、入力回転軸の回転を減速してハブに伝達する
減速機構とを備える減速機において、前記軸受は外輪と
内輪と外輪及び内輪に接触ずろ玉とを有し、この外輪と
内輪は軸受幅の約半分の幅からなるものを配設したこと
を％徴とする減速機。
（２）前記外輪と内輪は、軸受幅に略零しい幅の外輪と
内輪からなる１個の軸受の外輪と内輪とを二つ割りにし
たもののその一方づつであることを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の減速機。