JP2004092687A - 複列アンギュラ玉軸受 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1玉列のピッチ円直径D11>第2玉列のピッチ円直径D12、かつ(第1玉列の玉11の直径d3+第2玉列の玉12の直径d3)/2≧第1玉列と第2玉列の軸方向距離P1となるように第1玉列と第2玉列が配置されている。これにより、複数の玉列を半径方向及び軸方向に異なる位置に配置させることができ、複列アンギュラ玉軸受10の幅W1を大幅に狭めることができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複列アンギュラ玉軸受に関し、詳しくは複数の玉列を半径方向かつ軸方向の異なる位置に配設し、従来の複列アンギュラ玉軸受と同等又はそれ以上の剛性及び負荷容量を持ちながら軸方向寸法が大幅に短縮され、減速機等の大型装置に適用するのに最適な複列アンギュラ玉軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示したように、従来の複列アンギュラ玉軸受3は、同一ピッチ円直径D0上に配設した第1玉列1及び第2玉列2を軸方向に離間させて配置した構成となっている。そして、内側の内径部4に軸(図示せず)を圧入するとともに、外側の外径部5にハウジング(図示せず)を圧入して、軸とハウジングとが滑らかに相対回転するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の複列アンギュラ玉軸受3は、第1玉列1と第2玉列2の干渉を防止する必要性から、(第1玉列1の玉の直径d1+第2玉列2の玉の直径d2)/2≦第1玉列1と第2玉列2の軸方向距離P0とならざるを得ず、結果として複列アンギュラ玉軸受3の幅W0が大きくなってしまい、該複列アンギュラ玉軸受3を組み込んだ各種装置が大型化してしまうという問題があった。
【0004】
複列アンギュラ玉軸受3の組立幅寸法を小さくする手段としては、玉の直径を小径とする方法もあるが、これによると軸受の負荷容量が低下し、適正な負荷容量を確保することが困難となってしまう。
また、軸受が組み込まれた装置の寸法を小さくするためには、単列玉軸受を使用することも考えられるが、上記同様に負荷容量が小さくなってしまうとともに、回転軸の振れが大きくなってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、従来の複列アンギュラ玉軸受と同等又はそれ以上の剛性及び負荷容量を持ちながら、幅方向寸法が大幅に短縮された複列アンギュラ玉軸受を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る上記課題は、軸方向に複数の玉列が配設された複列アンギュラ玉軸受において、
第1玉列のピッチ円直径>第2玉列のピッチ円直径、かつ(前記第1玉列の玉の直径+前記第2玉列の玉の直径)/2≧前記第1玉列と前記第2玉列の軸方向距離となるように前記第1玉列と前記第2玉列とを配置すると共に、
前記第1玉列の外輪軌道面が設けられた外輪の内周部に前記第2玉列の外輪軌道面を配設し、前記第1玉列の内輪軌道面が形成された第1内輪の内径寸法と前記第2玉列の内輪軌道面が形成された第2内輪の内径寸法とを同一寸法としたことを特徴とする複列アンギュラ玉軸受によって解決することができる。
【0007】
上記構成の複列アンギュラ玉軸受によれば、第1玉列のピッチ円直径>第2玉列のピッチ円直径、かつ(第1玉列の玉の直径+第2玉列の玉の直径)/2≧第1玉列と第2玉列の軸方向距離 となるように第1玉列と第2玉列を配置したので、第1玉列の玉と第2玉列の玉とが干渉することなく複列アンギュラ玉軸受の幅方向寸法を大幅に狭めることができる。また、これによって複列アンギュラ玉軸受を組み込んだ装置を小型化することができる。
【0008】
更に、ピッチ円直径の大きな第1玉列の玉数を、従来より多く配置して、該第1玉列の負荷容量を大きくすることができ、複列アンギュラ玉軸受全体の負荷容量を増大させて軸受寿命を長寿命化することができる。
また、片側の列に作用する負荷が大きい偏心荷重が作用する装置にあっては、大きな負荷が作用する側に、負荷容量の大きな第1玉列を配置することにより、バランスの取れた軸受配置を可能とすることができる。
【0009】
また、第1玉列の外輪軌道面が設けられた外輪の内周部に、第2玉列の外輪軌道面を配設したので、個別に外輪を設ける必要がなく、複列アンギュラ玉軸受を構成する部品点数を削減することができる。
【0010】
また、上記課題は、上記複列アンギュラ玉軸受であって、好ましくは前記第1玉列の玉の直径が前記第2玉列の玉の直径より小径であり、前記第1玉列及び前記第2玉列の夫々の前記玉列の負荷容量が同じ大きさになるように構成されていることを特徴とする複列アンギュラ玉軸受によって解決できる。
【0011】
前記構成の複列アンギュラ玉軸受によれば、第1玉列の玉の直径を第2玉列の玉の直径より小径としたので、外輪の半径方向厚さをより肉厚として強度を向上させ、軸受の長寿命化を図ることができる。また、外輪の半径方向厚さを肉厚化させずに、複列アンギュラ玉軸受の径方向寸法を小さくすることで、小型化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の複列アンギュラ玉軸受の実施形態を図1及び図2に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の複列アンギュラ玉軸受の第1実施形態を示す要部縦断面図、図2は本発明の複列アンギュラ玉軸受の第2実施形態を示す要部縦断面図である。
【0013】
図1に示すように、本発明の第1実施形態である複列アンギュラ玉軸受10は、第1玉列の玉11と、第2玉列の玉12と、外輪13と、第1内輪14と、第2内輪15とから構成されている。
第1玉列の玉11と第2玉列の玉12は同一の外径寸法d3を有し、第2玉列の玉12は第2ピッチ円直径D12上に複数個が配列されている。また、第1玉列の玉11は、第2ピッチ円直径D12より大きい直径を有する第1ピッチ円直径D11上に複数個が配列されている。
また、(第1玉列の玉の直径d3+第2玉列の玉の直径d3)/2≧第1玉列と第2玉列の軸方向距離P1 となるように第1玉列の玉11と第2玉列の玉12とが配置されている。
なお、本実施形態では、玉11と玉12の保持器を有しない複列アンギュラ玉軸受10を例示したが、保持器を有するものであってもよい。
【0014】
第1ピッチ円直径D11と第2ピッチ円直径D12の差は、外輪13及び第1内輪14の肉厚を確保できるように、少なくとも玉11,12の外径寸法d3の3倍以上、好ましくは4倍程度とするのがよい。
また、軸方向距離P1には、特に制限はないが、第1玉列の玉11と第2玉列の玉12とを軸方向に接近させる程、軸方向距離P1が小さくなり、複列アンギュラ玉軸受10の幅W1を狭くすることができる。
【0015】
外輪13は、玉11,12の共通の外輪であって、断面略コの字形のリングとして形成されており、外周側には第1玉列の玉11の外輪軌道面13aが形成され、内周部には第2玉列の玉12の外輪軌道面13bが形成されている。
【0016】
第1内輪14は、外周部14aの幅が、内周部14bの幅より広く、断面略L字形のリングとして形成されており、外周部14aには第1玉列の玉11の内輪軌道面14cが形成されている。また、第2内輪15は、従来の内輪と同様の形状をしており、外周部には第2玉列の玉12の内輪軌道面15aが形成されている。
また、第1内輪14の内周部14bと第2内輪15とは、同一内径寸法D13となっており、互いの端面14d,15bを密着させて軸方向に並列して配設されている。また、第1内輪14と外輪13との間には、干渉を防止するために所定の隙間sが設けられている。
【0017】
次に、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受の作用を説明する。
図1に示したように、第1実施形態の複列アンギュラ玉軸受10は、第1内輪14及び第2内輪15の内径部に軸(図示せず)が圧入され、外輪13の外周部にハウジング(図示せず)が圧入される。そして、玉11,12が夫々外輪軌道面13a,13b及び内輪軌道面14c,15a上を自転しながら公転して、回転軸中心CL1を中心として滑らかに回転するようになっている。
【0018】
玉11及び玉12は、(第1玉列の玉11の直径d3+第2玉列の玉12の直径d3)/2≧第1玉列と第2玉列の軸方向距離P1 となるように配設されているが、大きさの異なる第1ピッチ円直径D11と第2ピッチ円直径D12上に配設され、かつ半径方向に離間しているので、互いに干渉することはない。
【0019】
また、第1玉列の玉11は、大きな直径を有する第1ピッチ円直径D11上に配設されているので、同一ピッチで配列しても第2玉列の玉12より多くの玉数の玉11を配置することができる。
従って、第1玉列の負荷容量は、第2玉列の負荷容量より大きくすることができる。特に、片側の負荷が大きい偏心荷重が作用する装置においては、大きな負荷が作用する側に、大きな負荷容量を有する第1玉列を配置することによって、全体にバランスの取れた理想的な軸受配置とすることができる。
【0020】
また、従来の複列アンギュラ玉軸受と同等又はそれ以上の負荷容量を有し、かつ幅方向の寸法を従来軸受の65%程度の寸法に小型化することができ、該複列アンギュラ玉軸受10を組み込んだ装置も性能を低下させることなく、小型化することができる。
【0021】
次に、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受と従来の複列アンギュラ玉軸受との比較試験の結果を説明する。すなわち、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受は、玉の外径、第2ピッチ円直径、内輪の内周部直径を同一寸法とし、軸受の幅を従来軸受の65%とした。
そして、本実施例の複列アンギュラ玉軸受と従来軸受との定格疲れ寿命及びモーメント剛性を比較した結果、従来の複列アンギュラ玉軸受の定格疲れ寿命及びモーメント剛性を1としたとき、本実施例の複列アンギュラ玉軸受10の定格疲れ寿命は1.4であり、モーメント剛性は1.1となって、何れも本実施例の複列アンギュラ玉軸受10の方が優れていることが証明された。
【0022】
次に、本発明の第2実施形態である複列アンギュラ玉軸受20について説明する。図2に示すように、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受20は、第1玉列の玉21と、第2玉列の玉22と、外輪23と、第1内輪24と、第2内輪25とから構成されている。
第1玉列の玉21の直径d4は、第2玉列の玉22の直径d5より小径となっており、第2玉列の玉22は第2ピッチ円直径D22上に複数個が配列されている。また、第1玉列の玉21は第2ピッチ円直径D22より大きい直径を有する第1ピッチ円直径D21上に複数個が配列されている。
また、(第1玉列の玉21の直径d4+第2玉列の玉22の直径d5)/2≧第1玉列と第2玉列の軸方向距離P2 となるように第1玉列の玉21と第2玉列の玉22とが配置されている。
【0023】
本実施形態の複列アンギュラ玉軸受20は、前記第1実施形態の複列アンギュラ玉軸受10と比較して、玉22の直径、外輪23及び第1内輪24の肉厚等を、複列アンギュラ玉軸受10の玉12の直径、外輪13及び第1内輪14の肉厚と同じ寸法としたので、第1玉列の玉21の直径d4が小径となる。従って、複列アンギュラ玉軸受20の外径寸法が小さくなる。
なお、本実施形態では、玉21と玉22の保持器を有しない複列アンギュラ玉軸受20を例示したが、保持器を有するものであってもよい。
【0024】
第1ピッチ円直径D21と第2ピッチ円直径D22との差は、外輪23及び第1内輪24の肉厚を確保することができるように、少なくとも玉22の外径寸法d5の3倍以上、好ましくは4倍程度とするのがよい。
また、軸方向距離P2は、特に制限はないが、第1玉列の玉21と第2玉列の玉22とを軸方向に接近させる程、軸方向距離P2が小さくなり、複列アンギュラ玉軸受20の幅W2を狭くすることができる。
【0025】
外輪23は、玉21,22の共通の外輪であって、第1実施形態の複列アンギュラ玉軸受10と同様に断面略コの字形のリングとして形成されており、外周側には第1玉列の玉21の外輪軌道面23aが形成され、内周部には第2玉列の玉22の外輪軌道面23bが形成されている。
【0026】
第1内輪24は、外周部24aの幅が内周部24bの幅より広く、断面略L字形のリングとして形成されており、外周部24aには第1玉列の玉21の内輪軌道面24cが形成されている。
また、第2内輪25は、従来の内輪形状と同様の形状をしており、外周部には第2玉列の玉22の内輪軌道面25aが形成されている。また、第1内輪24の内周部24bと第2内輪25は、同一内径寸法D23となっており、互いの端面24d,25bを密着させて軸方向に並列して配設されている。
また、第1内輪24と外輪23との間には、干渉を防止するために所定の隙間sが設けられている。
【0027】
次に、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受の作用を説明する。
図2に示したように、本実施形態の複列アンギュラ玉軸受20は、第1内輪24及び第2内輪25の内径部に軸(図示せず)が圧入され、外輪23の外周部にハウジング(図示せず)が圧入される。そして、玉21,22が夫々外輪軌道面23a,23b及び内輪軌道面24c,25a上を自転しながら公転して、回転軸中心CL2を中心として滑らかに回転するようになっている。
また、玉21及び玉22は、(第1玉列の玉21の直径d4+第2玉列の玉22の直径d5)/2≧第1玉列と第2玉列の軸方向距離P2 となるように配設されているが、大きさの異なる第1ピッチ円直径D21と第2ピッチ円直径D22上に配設され、かつ半径方向に離間しているので、互いに干渉することはない。
【0028】
また、大きな直径を有する第1ピッチ円直径D21上に配設される第1玉列の玉数は、第2玉列の玉数よりも多く配設することができ、第1玉列の玉21と第2玉列の玉22の負荷容量が同じ大きさとなるように、第1玉列の玉21の直径は、第2玉列の玉22の直径より小径となっている。従って、複列アンギュラ玉軸受20の外径寸法を小さくすることができ、幅方向だけでなく、径方向にも小型化を図ることができる。
また、外径寸法を小さくせず、外輪23、第1内輪24及び第2内輪25の肉厚を厚くして剛性を向上させることによって、軸受寿命を長寿命化することもできる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1記載の複列アンギュラ玉軸受によれば、第1玉列のピッチ円直径>第2玉列のピッチ円直径、かつ(第1玉列の玉の直径+第2玉列の玉の直径)/2≧第1玉列と第2玉列の軸方向距離 となるように第1玉列と第2玉列を配置したので、第1玉列の玉と第2玉列の玉とが干渉することなく複列アンギュラ玉軸受の幅を大幅に狭めることができる。
従って、複列アンギュラ玉軸受を組み込んだ装置自体の小型化を図ることができる。
【0030】
また、ピッチ円直径の大きな第1玉列の玉数を従来より多く配置して、該第1玉列の負荷容量を大きくすることができ、複列アンギュラ玉軸受全体の負荷容量を増大させて軸受寿命を長寿命化することができる。
また、片側の負荷が大きい偏心荷重が作用する装置にあっては、大きな負荷が作用する側に、負荷容量の大きな第1玉列を配置することで、バランスの取れた軸受配置を実現でき、該複列アンギュラ玉軸受が組み込まれた装置を長期間にわたって安定して作動させることができる。
【0031】
また、第1玉列の外輪軌道面が設けられた外輪の内周部に、第2玉列の外輪軌道面を配設したので、第1玉列及び第2玉列に個別に外輪を設ける必要がなくなり、複列アンギュラ玉軸受を構成する部品点数を削減することができる。
【0032】
また、請求項2記載の複列アンギュラ玉軸受によれば、第1玉列の玉の直径を第2玉列の玉の直径より小径としたので、外輪の半径方向厚さをよりとして強度を向上させ、軸受の長寿命化を図ることができる。
また、外輪の半径方向厚さを肉厚化させなければ、複列アンギュラ玉軸受の径方向寸法を小さくすることができ、軸受の幅方向及び径方向の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の複列アンギュラ玉軸受の要部縦断面図である。
【図2】
本発明の第2実施形態の複列アンギュラ玉軸受の要部縦断面図である。
【図3】従来の複列アンギュラ玉軸受の要部縦断面図である。
【符号の説明】
10 複列アンギュラ玉軸受
11 第1玉列の玉
12 第2玉列の玉
13 外輪
13a 外輪軌道面
13b 外輪軌道面
14 第1内輪
14c 内輪軌道面
15 第2内輪
15a 内輪軌道面
20 複列アンギュラ玉軸受
21 第1玉列の玉
22 第2玉列の玉
d3 第1玉列の玉及び第2玉列の玉の直径
d4 第1玉列の玉の直径
d5 第2玉列の玉の直径
D11 第1玉列のピッチ円直径
D12 第2玉列のピッチ円直径
D13 第1内輪と第2内輪の内径寸法
P1 第1玉列と第2玉列の軸方向距離
Claims (2)
- 軸方向に複数の玉列が配設された複列アンギュラ玉軸受において、
第1玉列のピッチ円直径>第2玉列のピッチ円直径、かつ
(前記第1玉列の玉の直径+前記第2玉列の玉の直径)/2≧前記第1玉列と前記第2玉列の軸方向距離
となるように前記第1玉列と前記第2玉列とを配置すると共に、
前記第1玉列の外輪軌道面が設けられた外輪の内周部に前記第2玉列の外輪軌道面を配設し、
前記第1玉列の内輪軌道面が形成された第1内輪の内径寸法と前記第2玉列の内輪軌道面が形成された第2内輪の内径寸法とを同一寸法としたことを特徴とする複列アンギュラ玉軸受。 - 前記第1玉列の玉の直径が前記第2玉列の玉の直径より小径であり、前記第1玉列及び前記第2玉列の夫々の前記玉列の負荷容量が同じ大きさになるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の複列アンギュラ玉軸受。
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