JP2010189627A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. インクジェット記録用インクであって、
   前記インクは、下記一般式（１）で表わされるアニオン性官能基が直接あるいは他の原子団を介して表面に結合した自己分散顔料と、有機カルボン酸のアンモニウム塩と、水と、下記式（Ａ）で定義される親疎水度係数が０．２６以上の水溶性化合物とを含有し、表面張力が３４ｍＮ／ｍ以下であることを特徴とするインクジェット記録用インク。
   一般式（１）
   
   （但し、式中のＭ_１、Ｍ_２は、独立して、水素原子、アルカリ金属、アンモニウムまたは有機アンモニウムを表わす。）
   式（Ａ）
   
2. 前記インクが、前記式（Ａ）で定義される親疎水度係数が０．２６以上、０．３７以下である第１の水溶性化合物と、前記第１の水溶性化合物と異なり、かつ、前記式（Ａ）で定義される親疎水度係数が０．３７以上である第２の水溶性化合物を含有する請求項１に記載のインクジェット記録用インク。
3. 前記インクが、前記第２の水溶性化合物を２種類以上含有する請求項２に記載のインクジェット記録用インク。
4. 前記第１の水溶性化合物が、トリメチロールプロパン、エチレン尿素及び１，２，６−ヘキサントリオールから選択される請求項２または３に記載のインクジェット画像形成方法。
5. 前記第２の水溶性化合物が、炭素数が４〜７のジオール類から選択される請求項２〜４のいずれか１項に記載のインクジェット画像形成方法。
6. 前記自己分散顔料の平均粒子径が６０ｎｍ以上、１４５ｎｍ以下である請求項１〜５のいずれか１項に記載のインクジェット記録用インク。
7. 一般式（１）中のＭ_１、Ｍ_２は、それぞれアルカリ金属、アンモニウムであり、Ｍ_１／Ｍ_２が、１／１０以上、１０／１以下である請求項１〜６のいずれか１項に記載のインクジェット記録用インク。
8. ラクトン基を有する自己分散顔料を含有する請求項１〜７のいずれか１項に記載のインクジェット記録用インク。
9. 請求項１〜８のいずれか１項に記載のインクをインクジェット記録方式で記録媒体へ付与して画像を形成するインクジェット画像形成方法であって、
   前記インクは０．５ｐｌ以上、６．０ｐｌ以下の定量であり、
   前記画像を形成するための基本マトリクスに付与するインクの総付与量が５．０μｌ／ｃｍ^２以下となり、かつ前記基本マトリクスに付与するインクのうち少なくとも１色のインクのデューティーが８０％デューティー以上となる場合に、前記基本マトリクスへの前記１色のインクの付与を複数回のタイミングで行い、各タイミングで付与する前記１色のインクの付与量を０．７μｌ／ｃｍ^２以下とすることを特徴とするインクジェット画像形成方法。
10. 前記インクの付与を熱エネルギーの作用により行なう請求項９に記載のインクジェット画像形成方法。
11. 前記基本マトリクスへの前記１色のインクの付与を１ｍｓｅｃ以上、２００ｍｓｅｃ以下で行う請求項９または１０のいずれか１項に記載のインクジェット画像形成方法。
12. 前記基本マトリクスの解像度が６００ｄｐｉ以上、４８００ｄｐｉ以下である請求項９〜１１のいずれか１項に記載のインクジェット画像形成方法。
13. 請求項１〜６のいずれか１項に記載のインクをインクジェット記録方式で普通紙へ付与して画像を形成する記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置であって、
    付与するインクは０．５ｐｌ以上、６．０ｐｌ以下の定量であり、
    前記画像を形成するための基本マトリクスに付与するインクの総付与量が５．０μｌ／ｃｍ^２以下となり、かつ前記基本マトリクスに付与するインクのうち少なくとも１色のインクのデューティーが８０％デューティー以上となる場合に、前記基本マトリクスへの前記１色のインクの付与を複数回のタイミングで行い、各タイミングで付与する前記１色のインクの付与量を０．７μｌ／ｃｍ^２以下とする制御機構を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
    式（Ａ）
    
14. 前記記録ヘッドが、熱エネルギーの作用によりインクの付与を行なう記録ヘッドである請求項１３に記載のインクジェット記録装置。
15. 前記記録ヘッドが、複数のノズル列を有し、少なくとも１色のインクを複数のノズル列から付与する請求項１３または１４のいずれか１項に記載のインクジェット記録装置。