JP2003301129A - インクジェット記録用水性顔料インク組成物 - Google Patents

インクジェット記録用水性顔料インク組成物

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JP2003301129A
JP2003301129A JP2002108534A JP2002108534A JP2003301129A JP 2003301129 A JP2003301129 A JP 2003301129A JP 2002108534 A JP2002108534 A JP 2002108534A JP 2002108534 A JP2002108534 A JP 2002108534A JP 2003301129 A JP2003301129 A JP 2003301129A
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JP
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pigment
ink composition
ink
group
ether
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JP2002108534A
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English (en)
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Shinichi Kato
真一 加藤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 普通紙上でも優れた発色性を示し、カラーブ
リードを良好に防止可能な水性顔料インク組成物を提供
する。 【解決手段】 インクジェット記録用インク組成物は、
少なくとも水と顔料と浸透性付与剤とを含み、前記浸透
性付与剤の含有量が、その含有量の増加に伴って低下す
るインク組成物の表面張力の低下が停止する量を超える
量であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録用水性顔料インク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、高密度化及
びカラー化が容易であるという利点があるので、近年ま
すます注目を浴びてきている。インクジェット記録用イ
ンクの色材として水溶性染料や顔料を用いた水性インク
が商品化されている。こうした水性インクを用いるイン
クジェット記録方法では、普通紙などの記録媒体上での
カラーブリードを防止するために、インク滴が紙に接触
するのと同時に、紙中へインクが浸透するように、界面
活性剤等でインクの表面張力を低下させるのが一般的で
ある。
【0003】例えば、特許第3197057号公報に
は、染料、ビヒクル、有機溶媒、及び水を含むインクに
おいて、臨界ミセル濃度と少なくとも等しい量で界面活
性剤を存在させるブリード軽減方法が提案されている。
しかしながら、この特許公報には、染料インクのカラー
ブリードについての効果が開示されているだけであり、
顔料インクの場合の効果が明示されておらず、発色性向
上などについての効果も示されていない。
【0004】また、特許第3229075号公報には、
カラーブリードを防止する手段として、界面活性剤を臨
界ミセル濃度未満で含むインクを記録媒体に吐出した
後、その記録媒体上で加熱などの促進手段を用いること
により、界面活性剤濃度を臨界ミセル濃度以上にする技
術が開示されている。しかしながら、この技術では加熱
手段等を設けるコストが必要になるので、インクジェッ
ト記録方法の低価格化の要請を考えると、好ましくな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、普通紙に
印字した場合であっても、充分な発色性を示すと共に、
カラーブリードを起こさない水性顔料インク組成物の開
発を目指して、鋭意研究を進めたところ、インクジェッ
ト記録用顔料インク組成物において一般的に浸透剤とし
て使用されている化合物を、それ以上添加しても表面張
力が低下しない量を超える量で添加することによって、
前記の目的を達成することができることを見出した。す
なわち、一般的に浸透剤として使用されている化合物を
過剰量で含有する顔料インク組成物を普通紙に印字した
場合であっても、充分な発色性を示すと共に、カラーブ
リードを起こさないことを見出した。
【0006】本発明は、こうした知見に基づくものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、少な
くとも水と顔料と浸透性付与剤とを含むインクジェット
記録用インク組成物において、前記浸透性付与剤の含有
量が、その含有量の増加に伴って低下するインク組成物
の表面張力の低下が停止する量を超える量であることを
特徴とする、インクジェット記録用インク組成物に関す
る。
【0008】本発明の好ましい態様のインクジェット記
録用インク組成物においては、前記の浸透性付与剤が、
アセチレングリコール化合物、グリコールエーテル化合
物、アルカンジオール化合物、及びポリシロキサン化合
物からなる群から選んだ少なくとも1つの化合物であ
る。
【0009】本発明の別の好ましい態様のインクジェッ
ト記録用インク組成物においては、前記顔料が、分散剤
を必要とせずに水に分散可能な自己分散型顔料である。
【0010】本発明の別の好ましい態様のインクジェッ
ト記録用インク組成物は、ピエゾ素子の駆動圧力を利用
するインクジェット記録用である。
【0011】また、本発明は、前記インクジェット記録
用インク組成物を、ピエゾ素子の駆動圧力を利用するプ
リントヘッドを用いて記録媒体上に付着させることを特
徴とするインクジェット記録方法;前記インクジェット
記録用インク組成物を、ピエゾ素子の駆動圧力を利用す
るプリントヘッド(ピエゾ型インクジェットプリントヘ
ッド)を用いて記録媒体上に付着させてなる、記録物;
及び前記インクジェット記録用インク組成物を、ピエゾ
素子の駆動圧力を利用するプリントヘッドを用いて記録
媒体上に付着させることを特徴とするインクジェット記
録装置にも関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明によるインクジェット記録
用インク組成物においては、浸透性付与剤を、その含有
量の増加に伴って低下するインク組成物の表面張力の低
下が停止する量を超える量で含有する。前記の浸透性付
与剤としては、一般的なインクジェット記録用水性顔料
インク組成物において通常は浸透剤として使用されてい
る化合物を用いることができる。浸透性付与剤として
は、好ましくはポリシロキサン化合物、アセチレングリ
コール化合物、アルカンジオール化合物、又はグリコー
ルエーテル化合物を用いることができ、これらを単独で
又は2種以上を併用して用いることができる。
【0013】ポリシロキサン化合物の好ましい具体例と
しては、一般式(I):
【0014】
【化1】 〔式中、R1〜R9は、それぞれ独立して、炭素数1〜6
のアルキル基であり、j、k及びgは、それぞれ独立し
て1以上の整数であり、EOはエチレンオキシ基であ
り、POはプロピレンオキシ基であり、m及びnは0以
上の整数であるが、但しm+nは1以上の整数であり、
(EO)及び(PO)は、EO及びPOの分子内の位置
や順序を示すものではなく、EO及びPOが任意の位置
及び順序で分子中に存在することを示し、その順序は限
定されず、例えば、ランダム状又はブロック状であるこ
とができる〕で表される化合物を挙げることができる。
【0015】前記一般式(I)において、R1〜R9は、
独立して、炭素数1〜6のアルキル基、好ましくはメチ
ル基である。j、k及びgは、独立して、1以上の整数
であるが、より好ましくは1〜2である。また、m及び
nは0以上の整数であるが、但しm+nは1以上の整数
であり、好ましくはm+nは2〜4である。
【0016】前記一般式(I)で表される化合物として
は、例えば、j=k+gを満足する化合物が好ましい。
また、前記一般式式(I)で表される化合物としては、
1〜R9が全てメチル基であり、jが2であり、kが1
であり、gが1であり、mが1以上の整数(特には2〜
4の整数)であり、nが0である化合物が好ましい。前
記一般式(I)で表される化合物は市販されており、そ
れらを利用することが可能である。例えば、ビッグケミ
ー・ジャパン株式会社より市販されているシリコン系界
面活性剤BYK−345、BYK−346、又はBYK
−348が利用可能である。一般式(I)で表される化
合物の他、シリコン系界面活性剤BYK−347も好適
に用いることができる。
【0017】アセチレングリコール化合物の好ましい具
体例としては、一般式(II):
【0018】
【化2】 (式中、0≦p+q≦50であり、R21、R22、R23
及びR24はそれぞれ独立してアルキル基、好ましくは炭
素数1〜6のアルキル基である)で表わされる化合物を
挙げることができる。
【0019】前記一般式(II)で表される化合物の中
で、特に好ましくは2,4,7,9−テトラメチル−5
−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−
オクチン−3,6−ジオール、又は3,5−ジメチル−
1−ヘキシン−3オールなどを挙げることができる。前
記一般式(II)で表されるアセチレングリコール化合物
としては市販品を利用することも可能であり、その具体
例としてはサーフイノール104、82、465、48
5、又はTG(いずれもAir Products a
nd Chemicals.Inc.より入手可能)、
オルフインSTG、オルフインE1010(いずれも日
信化学社製の商品名)を挙げることができる。前記のポ
リシロキサン化合物等は単独使用又は2種以上を併用す
ることができる。
【0020】本発明で用いることのできるアルカンジオ
ール化合物は、好ましくは1,2−アルカンジオール、
より好ましくは1,2−C1-6アルカンジオールであ
り、最も好ましくは1,2−ヘキサンジオールである。
【0021】本発明で用いることのできるグリコールエ
ーテル化合物としては、ジエチレングリコールモノ(炭
素数1〜8のアルキル)エーテル、トリエチレングリコ
ールモノ(炭素数1〜8のアルキル)エーテル、プロピ
レングリコールモノ(炭素数1〜6のアルキル)エーテ
ル、ジプロピレングリコールモノ(炭素数1〜6のアル
キル)エーテルを挙げることができ、これらを1種また
は2種以上の混合物として使用することができる。
【0022】具体的には、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、
エチレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、
エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリ
コールモノ−t−ブチルエーテル、エチレングリコール
モノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコール
モノメチルエーテル(DEGmME)、ジエチレングリ
コールモノエチルエーテル(DEGmEE)、ジエチレ
ングリコールモノプロピルエーテル(DEGmPE)、
ジエチレングリコールモノ−iso−プロピルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(DEG
mBE)、ジエチレングリコールモノ−t−ブチルエー
テル、ジエチレングリコールモノペンチルエーテル(D
EGmPeE)、ジエチレングリコールモノヘキシルエ
ーテル(DEGmHE)、ジエチレングリコールモノヘ
プチルエーテル(DEGmHpE)、ジエチレングリコ
ールモノオクチルチルエーテル(DEGmOE)、トリ
エチレングリコールモノメチルエーテル(TEGmM
E)、トリエチレングリコールモノエチルエーテル(T
EGmEE)、トリエチレングリコールモノプロピルエ
ーテル(TEGmPE)、トリエチレングリコールモノ
ブチルエーテル(TEGmBE)、トリエチレングリコ
ールモノペンチルエーテル(TEGmPeE)、トリエ
チレングリコールモノヘキシルエーテル(TEGmH
E)、トリエチレングリコールモノヘプチルエーテル
(TEGmHpE)、トリエチレングリコールモノオク
チルチルエーテル(TRGmOE)、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル(PGmME)、プロピレング
リコールモノエチルエーテル(PGmEE)、プロピレ
ングリコールモノプロピルエーテル(PGmPE)、プ
ロピレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、
プロピレングリコールモノブチルエーテル(PGmB
E)、プロピレングリコールモノ−t−ブチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノペンチルエーテル(PG
mPeE)、プロピレングリコールモノヘキシルエーテ
ル(PGmHE)、ジプロピレングリコールモノメチル
エーテル(DPGmME)、ジプロピレングリコールモ
ノエチルエーテル(DPGmEE)、ジプロピレングリ
コールモノプロピルエーテル(DPGmPE)、ジプロ
ピレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノブチルエーテル(DPGmB
E)、ジプロピレングリコールモノペンチルエーテル
(DPGmPeE)、ジプロピレングリコールモノヘキ
シルエーテル(DPGmHE)などを挙げることができ
るが、アルキル基の炭素数が大きくなると疎水性が高く
なるので、アルキル基としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、又はブチル基が普通紙での印字品質を良好
にするためには好適である。
【0023】本発明のインク組成物が含有する浸透性付
与剤は、本来は、その含有量の増加に伴ってインク組成
物の表面張力を低下させる機能を有する。本発明のイン
ク組成物においては、前記の浸透性付与剤は、その含有
量の増加に伴って低下するインク組成物の表面張力の低
下が停止する量を超える量で含有する。浸透性付与剤の
好ましい過剰含有量(すなわち、表面張力の低下が停止
する状態を基準として、その基準状態からの含有量)
は、アセチレングリコール化合物又はポリシロキサン化
合物の場合は0.1〜10重量%であり、アルカンジオ
ール化合物又はグリコールエーテル化合物の場合は0.
1〜20重量%程度である。それ以上の含有量になる
と、インク組成物の粘度が高くなりすぎる場合があり、
インク組成物の吐出安定性に悪影響を及ぼすことが考え
られる。
【0024】本発明のインク組成物は、分散剤を使用し
ない自己分散型顔料顔料を使用することができるか、あ
るいは顔料を一般的な分散剤〔高分子分散剤(合成高分
子や天然高分子)や界面活性剤〕で分散させて使用する
ことができる。前記の自己分散型顔料、あるいは前記顔
料の原料顔料は、無機顔料又は有機顔料であることがで
きる。
【0025】無機顔料としては、例えば、カーボンブラ
ック、金属類[例えば、銅酸化物、又は鉄酸化物(C.
I.ピグメントブラック11)、又は酸化チタン等]を
挙げることができる。
【0026】また、有機顔料としては、例えば、アント
ラキノン顔料、フタロシアニン顔料、アゾ顔料、ピラン
トロン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、キナクリド
ン顔料、インジゴイド顔料、チオインジゴイド顔料、ジ
オキサジン顔料、イソインドリノン顔料、又はキノフタ
ロン顔料を挙げることができる。
【0027】ブラックインク用顔料としては、例えば、
カーボンブラック類(C.I.ピグメントブラック7
類)、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、
アセチレンブラック、又はチャンネルブラック等、金属
類[例えば、銅酸化物、鉄酸化物(C.I.ピグメント
ブラック11)、又は酸化チタン等]、又は有機顔料
[例えば、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラ
ック1)等]を挙げることができ、インクジェット用と
しては比重が比較的低く水中で沈降しにくい点で、カー
ボンブラックが好ましい。
【0028】カラーインク用顔料としては、例えば、カ
ラーインデックスで示すと、C.I.ピグメントイエロ
ー1(ファストイエローG)、C.I.ピグメントイエ
ロー3、C.I.ピグメントイエロー12(ジスアゾイ
エローAAA)、C.I.ピグメントイエロー13、
C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメント
イエロー17、C.I.ピグメントイエロー24、C.
I.ピグメントイエロー34、C.I.ピグメントイエ
ロー35、C.I.ピグメントイエロー37、C.I.
ピグメントイエロー42(黄色酸化鉄)、C.I.ピグ
メントイエロー53、C.I.ピグメントイエロー5
5、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメ
ントイエロー81、C.I.ピグメントイエロー83
(ジスアゾイエローHR)、C.I.ピグメントイエロ
ー95、C.I.ピグメントイエロー97、C.I.ピ
グメントイエロー98、C.I.ピグメントイエロー1
00、C.I.ピグメントイエロー101、C.I.ピ
グメントイエロー104、C.I.ピグメントイエロー
108、C.I.ピグメントイエロー109、C.I.
ピグメントイエロー110、C.I.ピグメントイエロ
ー117、C.I.ピグメントイエロー120、C.
I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイ
エロー153、C.I.ピグメントイエロー128、
C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメン
トイエロー93、C.I.ピグメントイエロー114、
C.I.ピグメントイエロー129、C.I.ピグメン
トイエロー151、C.I.ピグメントイエロー15
4、C.I.ピグメントイエロー155;C.I.ピグ
メントレッド1、C.I.ピグメントレッド2、C.
I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド
5、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメント
レッド12、C.I.ピグメントレッド17、C.I.
ピグメントレッド22(ブリリアントファーストスカー
レット)、C.I.ピグメントレッド23、C.I.ピ
グメントレッド31、C.I.ピグメントレッド38、
C.I.ピグメントレッド48:2[パーマネントレッ
ド2B(Ba)]、C.I.ピグメントレッド48:2
[パーマネントレッド2B(Ca)]、C.I.ピグメ
ントレッド48:3[パーマネントレッド2B(S
r)]、C.I.ピグメントレッド48:4[パーマネ
ントレッド2B(Mn)]、C.I.ピグメントレッド
49:1、C.I.ピグメントレッド52:2、C.
I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレ
ッド57:1(ブリリアントカーミン6B)、C.I.
ピグメントレッド60:1、C.I.ピグメントレッド
63:1、C.I.ピグメントレッド63:2、C.
I.ピグメントレッド64:1、C.I.ピグメントレ
ッド81(ローダミン6Gレーキ)、C.I.ピグメン
トレッド83、C.I.ピグメントレッド88、C.
I.ピグメントレッド101(べんがら)、C.I.ピ
グメントレッド104、C.I.ピグメントレッド10
5、C.I.ピグメントレッド106、C.I.ピグメ
ントレッド108(カドミウムレッド)、C.I.ピグ
メントレッド112、C.I.ピグメントレッド11
4、C.I.ピグメントレッド122(キナクリドンマ
ゼンタ)、C.I.ピグメントレッド123、C.I.
ピグメントレッド146、C.I.ピグメントレッド1
49、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグ
メントレッド168、C.I.ピグメントレッド17
0、C.I.ピグメントレッド172、C.I.ピグメ
ントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、
C.I.ピグメントレッド179、C.I.ピグメント
レッド184、C.I.ピグメントレッド185、C.
I.ピグメントレッド190、C.I.ピグメントレッ
ド193、C.I.ピグメントレッド202、C.I.
ピグメントレッド209、C.I.ピグメントレッド2
19、C.I.ピグメントレッド264;C.I.ピグ
メントヴァイオレット19、C.I.ピグメントヴァイ
オレット42;C.I.ピグメントブルー1、C.I.
ピグメントブルー2、C.I.ピグメントブルー3、
C.I.ピグメントブルー15(フタロシアニンブルー
R)、C.I.ピグメントブルー15:1、C.I.ピ
グメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー1
5:3(フタロシアニンブルーG)、C.I.ピグメン
トブルー15:4、C.I.ピグメントブルー15:6
(フタロシアニンブルーE)、C.I.ピグメントブル
ー16、C.I.ピグメントブルー17:1、C.I.
ピグメントブルー22、C.I.ピグメントブルー5
6、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメン
トブルー63;C.I.バットブルー4、C.I.バッ
トブルー60;C.I.ピグメントグリーン1、C.
I.ピグメントグリーン4、C.I.ピグメントグリー
ン7、C.I.ピグメントグリーン8、C.I.ピグメ
ントグリーン10、C.I.ピグメントグリーン17、
C.I.ピグメントグリーン18、又はC.I.ピグメ
ントグリーン36等を挙げることができる。
【0029】本発明の水性顔料インク組成物を調製する
場合には、例えば、前記の自己分散型顔料を水性媒体中
に分散させて得られた顔料分散液や、顔料を分散剤で水
性媒体中に分散させて得られた顔料分散液を最初に調製
し、この顔料分散液にインク溶媒などを徐々に添加する
のが好ましい。
【0030】本発明の水性顔料インク組成物は、1又は
複数の前記表面処理顔料及び/又は1又は複数の前記樹
脂分散顔料を含むことができる。
【0031】本発明で用いることのできる前記の表面処
理顔料は、顔料粒子表面に水分散性付与基を有する。水
分散性付与基としては、例えば、カルボン酸基若しくは
その塩の基、スルホン酸基若しくはその塩の基、又は第
4アンモニウム塩の基を挙げることができる。
【0032】本発明で用いることのできる前記の表面処
理顔料は、前記の原料顔料を表面処理して水分散性を付
与された顔料である限り特に限定されないが、例えば、
カルボン酸基若しくはその塩の基を表面に導入したカー
ボンブラック、カルボン酸基若しくはその塩の基又はス
ルホン酸基若しくはその塩の基を表面に導入した無機又
は有機顔料を挙げることができる。
【0033】顔料粒子の表面に水分散性付与基として、
例えば、カルボキシル基やヒドロキシル基を導入する場
合には、酸化処理を利用することができる。酸化処理に
は、オゾン、硝酸、過酸化水素、次亜ハロゲン酸、窒素
酸化物、又はフッ素ガス等の酸化剤による液相又は気相
酸化処理、もしくはプラズマ処理等を挙げることができ
る。スルホン酸基を導入するスルホン化処理には、硫
酸、発煙硝酸、スルホン化ピリジン酸、スルファミン
酸、三酸化イオウ、クロロ硫酸、又はアミド硫酸等によ
るスルホン化剤によるスルホン化処理を挙げることがで
きる。また、これらの酸化剤又はスルホン化剤は、それ
ぞれ単独又は2種類以上を混合して用いることもでき
る。また、分散剤を用いて顔料を分散する場合は、ロー
ルミルやサンドミルなどの分散機で、顔料と分散剤とを
剪断力によって機械的になじませながら分解剤を顔料表
面に吸着させる方法がある。カルボン酸基若しくはその
塩の基を表面に導入したカーボンブラックは、例えば、
特開平8−3498号公報に記載の方法で調製すること
ができる。
【0034】カルボン酸基若しくはその塩の基、スルホ
ン酸基若しくはその塩の基、又は第四アンモニウム塩の
基を表面に導入した無機又は有機顔料は、例えば、特表
2000−512670号公報に記載の方法(すなわ
ち、導入すべき水分散性付与基を有するジアゾニウム塩
と顔料とを反応させる方法)によって調製することがで
きる。更に、スルホン酸基若しくはその塩の基を表面に
導入した無機又は有機顔料は、例えば、特開平8−28
3596号、特開平10−110110号、特開平10
−110111号、又は特開平10−110114号等
の各公報に記載の方法(すなわち、イオウを含む処理
剤、例えば、硫酸、発煙硫酸、スルホン化ピリジン酸、
スルファミン酸、三酸化イオウ、クロロ硫酸、又はアミ
ド硫酸と顔料とを反応させる方法)によって調製するこ
とができる。
【0035】本発明で用いることのできる前記の表面処
理顔料の平均粒径は、水分散性に影響を与えない限り、
特に限定されるものではないが、例えば、レーザー散乱
法により測定した平均粒径が、1μm以下であることが
好ましく、より好ましくは0.05〜0.2μmであ
る。
【0036】顔料を水性媒体中に分散させて得られる分
散液を調製するのに用いられる分散剤としては、一般に
顔料分散液を調製するのに用いられている分散剤、例え
ば高分子分散剤及び/又は界面活性剤を使用することが
できる。なお、この顔料分散液に含まれる界面活性剤
は、当業者に周知のとおり、インク組成物における界面
活性剤としても機能し、表面張力を低下させる。
【0037】高分子分散剤の好ましい例としては天然高
分子化合物を挙げることができ、その具体例としては、
にかわ、ゼラチン、カゼイン、若しくはアルブミンなど
のタンバク質類;アラビアゴム、若しくはトラガントゴ
ムなどの天然ゴム類;サポニンなどのグルコシド類;ア
ルギン酸、アルギン酸プロピレングリコールエステル、
アルギン酸トリエタノールアミン、若しくはアルギン酸
アンモニウムなどのアルギン酸誘導体;メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、若しくはエ
チルヒドロキシセルロースなどのセルロース誘導体など
を挙げることができる。
【0038】更に、高分子分散剤の好ましい例として合
成高分子化合物を挙げることができ、具体的には、ポリ
ビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン類、ポリア
クリル酸、アクリル酸−アクリロニトリル共重合体、ア
クリル酸カリウム−アクリロニトリル共重合体、酢酸ビ
ニル−アクリル酸エステル共重合体、若しくはアクリル
酸−アクリル酸エステル共重合体などのアクリル系樹
脂;スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタク
リル酸共重合体、スチレン−メタクリ酸−アクリル酸エ
ステル共重合体、スチレン−α−メチルスチレン−アク
リル酸共重合体、若しくはスチレン−α−メチルスチレ
ン−アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体などのス
チレン−アクリル樹脂;スチレン−マレイン酸共重合
体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ビニルナフタ
レン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイ
ン酸共重合体、酢酸ビニル−エチレン共重台体、酢酸ビ
ニル−脂肪酸ビニルエチレン共重合体、酢酸ビニル−マ
レイン酸エステル共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸共
重合体、若しくは酢酸ビニル−アクリル酸共重合体など
の酢酸ビニル系共重合体;及びそれらの塩を挙げること
ができる。これらの中で、特に疎水性基を持つモノマー
と親水性基を持つモノマーとの共重合体、及び疎水性基
と親水性基を分子構造中に併せ持ったモノマーからなる
重合体が好ましい。本発明の水性顔料インク組成物にお
いては、前記の分散剤を1種又は2種以上組合せて用い
ることができる。
【0039】本発明で用いることのできる前記のポリマ
ー包含顔料は、顔料をポリマーで包含した微粒子(すな
わち、ポリマー包含顔料)を含む水性エマルジョンとし
て調製することができる。前記ポリマーは、前記の顔料
を包含することができる限り特に限定されるものではな
いが、それを構成する成分として、例えば、ポリ(メ
タ)アクリル酸エステル、スチレン−(メタ)アクリル
酸共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、
含珪素ポリマー、又は含イオウポリマーを挙げることが
できる。
【0040】前記ポリマー包含顔料は、例えば、少なく
とも重合性基を有する分散剤と共重合性モノマーとの共
重合体で、顔料を包含したものであることができる。こ
こで、重合性基を有する分散剤とは、少なくとも疎水
基、親水基、及び重合性基を有し、重合性基として、例
えば、アクリロイル基、メタクリロイル基、アリル基、
又はビニル基などを有する化合物であり、共重合性モノ
マーとは、共重合性基として、例えば、アクリロイル
基、メタクリロイル基、アリル基、又はビニル基などの
不飽和結合を有し、ラジカル重合が可能な化合物であ
る。
【0041】インクジェット記録用インクとしては、粒
径が比較的そろっていた方が目詰まりや吐出安定性の観
点から好ましいので、ポリマー包含顔料は、乳化重合に
よって製造されることが好ましい。より詳細には、例え
ば、重合性基(例えば、重合性ビニル基、アリル基、ア
クリロイル基、又はメタクリロイル基など)を有する分
散剤で顔料を分散させた後、その分散剤と共重合可能な
モノマーと、重合開始剤とを用いて水中で乳化重合を行
なうことによって得ることができる。
【0042】また、本発明の水性インク組成物において
使用するポリマー包含顔料は、上記の乳化重合以外に
も、例えば、酸析、転相乳化、又は強制乳化などによっ
ても製造することができる。
【0043】前記のポリマー包含顔料は、反応性界面活
性剤モノマーと、反応性モノマーとを用いて調製するこ
ともできる。反応性界面活性剤モノマーとしては多くの
市販品を用いることができ、例えば第一工業薬品株式会
社のアクアロンHSシリーズ(アクアロンHS−05、
HS−10,HS−20、HS−1025)、アクアロ
ンRNシリーズ(RN−10、RN−20、RN−3
0、RN−50,RN−2025)、ニューフロンティ
アシリーズ(ニューフロンティアN−177E,S−5
10)、旭電化株式会社のアデカリアソープSEシリー
ズ(SE−10N、SE−1025A、SE−1025
N)、アデカリアソープNEシリーズ(NE−10,N
E−20、NE−30、NE−40)などを挙げること
ができる。また、前記の反応性界面活性剤モノマーと反
応させる反応性モノマーとしては、例えば、アクリロニ
トリル、ブチルメタクリレート、ブチルアクリレートな
どのアクリレート化合物、アクリル酸化合物、又はアリ
ル化合物を用いることができる。
【0044】更に、前記反応性界面活性剤を用いて分散
する方法としては、超音波分散の他に、ビーズミル、サ
ンドミル、又はロールミルなどによる方法など他の分散
方法を用いてもよい。
【0045】また、前記のポリマー包含顔料は、転相乳
化法によって調製することもできる。すなわち、有機溶
媒中に顔料とポリマーとを添加してポリマーを有機溶媒
に溶解させ、得られた溶液に中和剤を添加して有機溶媒
相を形成する。続いて、この有機溶媒相の撹拌下に水相
を添加するか、あるいは撹拌水相の中に前記の有機溶媒
相を添加し、ポリマー包含顔料を得ることができる。こ
の転相乳化法でポリマー成分として用いることのできる
化合物としては、例えば、2重結合を有するアクリロイ
ル基、メタクリロイル基、ビニル基あるいはアリル基を
有するモノマーやオリゴマーを挙げることができ、具体
的には、スチレン、テトラヒドロフルフリルアクリレー
ト、ブチルメタクリレート、(α,2,3又は4)−ア
ルキルスチレン、(α,2,3又は4)−アルコキシス
チレン、3,4−ジメチルスチレン、α−フェニルスチ
レン、ジビニルベンゼン、ビニルナフタレン、ジメチル
アミノ(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリ
ルアミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレー
ト、アクリロイルモルフォリン、N,N−ジメチルアク
リルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N,N
−ジエチルアクリルアミド、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)ア
クリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、そ
の他アルキル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、エトキシ基、プロ
ポキシ基、ブトキシ基のジエチレングリコール又はポリ
エチレングリコールの(メタ)アクリレート、シクロヘ
キシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリ
レート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、イソ
ボニル(メタ)アクリレート、ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレート、その他含フッ素、含塩素、含珪素
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、マレ
イン酸アミド、(メタ)アクリル酸等の1官能の他に架
橋構造を導入する場合は(モノ、ジ、トリ、テトラ、ポ
リ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,
4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール及び
1,10−デカンジオール等の(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、グ
リセリン(ジ、トリ)(メタ)アクリレート、ビスフェ
ノールA又はFのエチレンオキシド付加物のジ(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリ
レート等アクリル基やメタクリル基を有する化合物を用
いることができる。
【0046】また、ポリアクリル酸エステル、スチレン
−アクリル酸共重合体、ポリスチレン、ポリエステル、
ポリアミド、ポリイミド、含珪素ポリマー、及び含イオ
ウポリマーからなる群から選ばれた1種以上を主成分と
するように、ポリマーを重合する際にこれらのポリマー
を添加しながら作成することもできる。
【0047】重合開始剤としては、過硫酸カリウムや過
硫酸アンモニウムを用いることができ、その他に、過硫
酸水素やアゾビスイソブチロニトリル、過酸化ベンゾイ
ル、過酸化ジブチル、過酢酸、クメンヒドロパーオキシ
ド、t−ブチルヒドロキシパーオキシド、パラメンタン
ヒドロキシパーオキシドなどラジカル重合に用いられる
一般的な開始剤を用いることができるが、本発明の好ま
しい態様においては、水溶性の重合開始剤が好ましく用
いられる。
【0048】前記のポリマー包含顔料の調製で乳化重合
を実施する場合には、連鎖移動剤を用いることもでき
る。連鎖移動剤としては、例えば、t−ドデシルメルカ
プタンの他にn−ドデシルメルカプタン、n−オクチル
メルカプタン、キサントゲン類であるジメチルキサント
ゲンジスルフィド、ジイソブチルキサントゲンジスルフ
ィド、あるいはジペンテン、インデン、1,4−シクロ
ヘキサジエン、ジヒドロフラン、キサンテンなどを挙げ
ることができる。
【0049】また、特公平7−94634号公報又は特
開平8−59715号公報に掲載されているような顔料
微粒子をカプセル化したものを用いることもできる。
【0050】本発明のインク組成物において、前記顔料
の含有量は、インク組成物の全重量に対して、0.2〜
15重量%程度が好ましく、より好ましくは0.5〜1
0重量%程度である。
【0051】本発明のインク組成物は、溶媒として水を
含み、更に、水溶性有機溶媒を含むことができる。
【0052】水溶性有機溶媒の例としては、メタノー
ル、エタノール、n−プロピルアルコール、iso−プ
ロピルアルコール、n−ブタノール、See−ブタノー
ル、tert−ブタノール、iso−ブタノール、n−
ペンタノール、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ペンタメチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、2−ブチン−1,4−ジ
オール、2−エチル−1,3−へキサンジオール、2−
メチル−2,4−ペンタンジオール、N−メチル−2−
ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ン、2−ピロリドン、グリセリン、トリプロピレングリ
コールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモ
ノエチルグリコール、ジプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジプロピレングリコール、トリエチレング
リコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル等を
挙げることができる。
【0053】本発明の水性顔料インク組成物は、その保
存安定性、インク吐出ヘッドからの吐出安定性を得るた
めに、保湿剤、溶解助剤、浸透制御剤、粘度調整剤、p
H調整剤、溶解助剤、酸化防止剤、防黴剤、腐食防止
剤、及び/又は金属イオン捕獲剤等の種々の添加剤を含
有することができる。以下、それらの添加剤の代表例を
説明する。
【0054】インクのノズル前面での乾燥を抑制するた
めに水溶性グリコール類を添加することが好ましく、そ
の例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコー
ル、分子量2000以下のポリエチレングリコール、
1,3−プロピレングリコール、イソプロピレングリコ
ール、イソブチレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、メソエリ
スリトール、ペンタエリスリトールなどがある。
【0055】また、ノズル前面でインクが乾燥して詰ま
ることを抑制するために、種々の糖類を用いることもで
きる。糖類は、単糖類又は多糖類であることができ、具
体的には、グルコース、マンノース、フルクトース、リ
ボース、キシロース、アラビノース、ラクトース、ガラ
クトース、アルドン酸、グルシトース、マルトース、セ
ロビオース、スクロース、トレハロース、マルトトリオ
ース等の他にアルギン酸及びその塩、シクロデキストリ
ン類、セルロース類を用いることができる。糖類の添加
量は、特に限定されるものではないが、0.05重量%
以上で30重量%以下がよい。0.05重量%未満では
インクがヘッドの先端で乾燥して詰まる目詰まり現象を
回復させる効果は少なく、30重量%を超えるとインク
の粘度が上昇して適切な印字ができなくなる。一般的な
糖類である単糖類及び多糖類のグルコース、マンノー
ス、フルクトース、リボース、キシロース、アラビノー
ス、ラクトース、ガラクトース、アルドン酸、グルシト
ース、マルトース、セロビオース、スクロース、トレハ
ロース、マルトトリオース等のより好ましい添加量は3
〜20重量%である。アルギン酸及びその塩、シクロデ
キストリン類、セルロース類はインクにしたときの粘度
が高くなり過ぎない程度の添加量にする必要がある。
【0056】その他に水と相溶性を有し、インクに含ま
れる水との溶解性の低いグリコールエーテル類やインク
成分の溶解性を向上させ、更に被記録体例えば紙に対す
る浸透性を向上させ、あるいはノズルの目詰まりを防止
するために用いることのできるものとして、エタノー
ル、メタノール、ブタノール、プロパノール、イソプロ
パノールなどの炭素数1〜4のアルキルアルコール類、
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブ
チルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル
アセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノ−n−プロピルエーテル、エチレン
グリコールモノ−iso−プロピルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、エチレ
ングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノ−n−ブチルエーテル、トリエチレングリ
コールモノ−n−ブチルエーテル、エチレングリコール
モノ−t−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
−t−ブチルエーテル、1−メチル−1−メトキシブタ
ノール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレング
リコールモノ−t−ブチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコー
ルモノ−iso−プロピルエーテル、ジプロピレングリ
コールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−
プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−is
o−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n
−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−
ブチルエーテルなどのグリコールエーテル類、ホルムア
ミド、アセトアミド、ジメチルスルホキシド、ソルビッ
ト、ソルビタン、アセチン、ジアセチン、トリアセチ
ン、スルホランなどがあり、これらを適宜選択して使用
することができる。
【0057】また、pH調整剤、溶解助剤あるいは酸化
防止剤としてジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、プロパノールアミン、モルホリンなどのアミン類及
びそれらの変成物、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化リチウムなどの無機塩類、水酸化アンモニウ
ム、4級アンモニウム水酸化物(テトラメチルアンモニ
ウムなど)、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸リチ
ウムなどの炭酸塩類その他燐酸塩など、あるいはN−メ
チル−2−ピロリドン、尿素、チオ尿素、テトラメチル
尿素などの尿素類、アロハネート、メチルアロハネート
などのアロハネート類、ビウレット、ジメチルビウレッ
ト、テトラメチルビウレットなどのビウレット類など、
L−アスコルビン酸及びその塩などがある。また、市販
の酸化防止剤、紫外線吸収剤なども用いることができ
る。その例としてはチバガイギーのTinuvin32
8、900、1130、384、292、123、14
4、622、770、292、Irgacor252、
153、Irganox1010、1076、103
5、MD1024など、あるいはランタニドの酸化物な
どがある。
【0058】更に、粘度調整剤としては、ロジン類、ア
ルギン酸類、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、メチルセルロース、ポリアクリル
酸塩、ポリビニルピロリドン、アラビアゴムスターチな
どがある。
【0059】本発明の水性インク組成物は、任意の記録
媒体に用いることができ、例えば、普通紙、再生紙、コ
ート紙、又はインク吸収層を有する専用紙に用いること
ができるが、普通紙に用いても十分な発色性を得ること
ができ、カラーブリードを有効に防止することができ
る。
【0060】本発明の水性インク組成物は、任意のイン
クジェット記録方法に用いることができるが、常温下で
操作可能なピエゾ素子の駆動圧力を利用するインクジェ
ット記録方式、すなわち、圧電素子ヘッドを用いて記録
媒体上に付着させるインクジェット記録方法に用いるの
が好ましい。
【0061】
【作用】一般に、水性顔料インク組成物を普通紙上に印
字すると、顔料粒子が紙の繊維上に付着して、顔料粒子
自体が発色する。従って、普通紙上で高発色性を実現す
るためには、紙の繊維に顔料粒子を効率的に付着させる
必要がある。
【0062】普通紙の繊維は、一般的にサイズ処理され
ているので、その表面は疎水性である。一方、顔料粒子
は、水性インク組成物中で分散させる必要があるため
に、顔料粒子表面には多数の親水性基などの官能基が存
在する。従って、紙繊維と顔料とを効率的に付着させる
のは困難な場合がある。
【0063】そこで、紙繊維表面に顔料粒子を効率的に
付着させる方法として、顔料粒子表面の疎水性を向上さ
せる方法が考えられる。しかしながら、疎水性を上昇さ
せ過ぎると、分散安定性が悪化したり、水不溶性になる
ために、インクジェット記録用水性インク組成物として
要求される諸性能を確保するのが困難になる場合があ
る。
【0064】これに対して本発明では、浸透性付与剤
(界面活性剤)を多量に含有させるので、インク組成物
の表面張力を限界まで低下させるために消費される浸透
性付与剤(界面活性剤)の量を超えて過剰量の余分な浸
透性付与剤が存在する。すなわち、表面張力低下作用に
参加していない余分な浸透性付与剤(界面活性剤)が存
在するので、それらの余分な浸透性付与剤の親水性基が
顔料粒子表面の親水性基と結びつき、その他方にある疎
水性基が紙繊維との親和性を向上させるというメカニズ
ムが推定される。
【0065】また、浸透性付与剤(界面活性剤)が過剰
に存在するので、紙繊維自体を濡れ易くし、そこに顔料
が付着しやすくなるというメカニズムも考えられる。
【0066】それらの2つの相乗効果によって、普通紙
上での発色性が向上するものと推定されるが、もっと
も、本発明は、前記の推定されるメカニズム(推論)に
限定されるものではない。
【0067】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。以下の実施例において特に断らない限り、部及び%
は重量に基づく。
【0068】<実施例1〜3及び比較例1〜3> 《ポリシロキサン化合物含有インク組成物の調製》カー
ボンブラック(MA−7;三菱化学(株)製)15部を
スルホラン200部中に混合し、アイガーモーターミル
M250型(アイガージャパン社製)で、ビーズ充填率
70%及び回転数5000rpmの条件下で1時間分散
し、分散した顔料ペーストとスルホランとの混合液をエ
バポレーターに移し、30mmHg以下に減圧しなが
ら、120℃に加熱して、系内に含まれる水分をできる
だけ留去した後、150℃に温度制御した。次いで、三
酸化硫黄25部を加えて6時間反応させ、反応終了後、
過剰なスルホランで数回洗浄した後、水中に注ぎ、続い
てろ過することによって、自己分散型顔料を含むブラッ
ク顔料分散液A1を得た。
【0069】こうして得られた顔料分散液A1(顔料固
形分6重量%)に、下記の表1に記載のインク1〜6の
組成になるように調整したビヒクルを徐々に滴下し、十
分に攪拌した。得られた混合物を5μmのメンブランフ
ィルターでろ過し、インクジェット記録用水性顔料イン
ク組成物1〜6を得た。
【0070】インク組成物1〜6の表面張力を測定した
ところ、BYK348の含有量が2%まで(インク組成
物1〜3)では、BYK348の含有量の増加に伴って
表面張力が低下するのに対し、BYK348の含有量が
3%以上(インク組成物4〜6)になると、表面張力が
低下しなくなることを確認した。すなわち、インク組成
物1〜3は、比較用のインク組成物(比較例1〜3)で
あり、インク組成物4〜6は、本発明のインク組成物
(実施例1〜3)である。表面張力の測定方法として
は、FACE自動表面張力計「CPVP−Z」〔協和界
面科学(株)製〕を用いた。
【0071】
【表1】
【0072】<実施例4〜5及び比較例4〜5> 《アセチレングリコール化合物含有インク組成物の調
製》カーボンブラック〔ラーベンC;コロンビアンカー
ボン(株)製〕15重量%とスチレンーアクリル酸共重
合体のアンモニウム塩(分子量7000,ポリマー成分
38%:分散剤)10重量%をサンドミル(安川製作所
製)中で分散させた顔料分散液A2を得た。次いで、そ
れ以外の成分(表2参照)で作製したビヒクルを、顔料
分散液中に徐々に滴下し、十分に攪拌した。これを5μ
mのメンブランフィルターでろ過し、インクジェット記
録用水性顔料インク組成物7〜10を得た。
【0073】インク組成物7〜10の表面張力を測定し
たところ、オルフィンSTGの含有量が2%まで(イン
ク組成物7〜8)では、オルフィンSTGの含有量の増
加に伴って表面張力が低下するのに対し、オルフィンS
TGの含有量が3%以上(インク組成物9〜10)にな
ると、表面張力が低下しなくなることを確認した。すな
わち、インク組成物7〜8は、比較用のインク組成物
(比較例4〜5)であり、インク組成物9〜10は、本
発明のインク組成物(実施例4〜5)である。
【0074】
【表2】
【0075】<実施例6〜9及び比較例6〜8> 《アルカンジオール化合物含有インク組成物の調製》カ
ーボンブラック(MA−7;三菱化学(株)製)15部
をスルホラン200部中に混合し、アイガーモーターミ
ルM250型(アイガージャパン社製)で、ビーズ充填
率70%及び回転数5000rpmの条件下で1時間分
散し、分散した顔料ペーストとスルホランとの混合液を
エバポレーターに移し、30mmHg以下に減圧しなが
ら、120℃に加熱して、系内に含まれる水分をできる
だけ留去した後、150℃に温度制御した。次いで、三
酸化硫黄25部を加えて6時間反応させ、反応終了後、
過剰なスルホランで数回洗浄した後、水中に注ぎ、続い
てろ過することによって、自己分散型顔料を含むブラッ
ク顔料分散液A1を得た。
【0076】こうして得られた顔料分散液A1(顔料固
形分6重量%)に、下記の表3に記載のインク11〜1
6の組成になるように調整したビヒクルを徐々に滴下
し、十分に攪拌した。得られた混合物を5μmのメンブ
ランフィルターでろ過し、インクジェット記録用水性顔
料インク組成物11〜16を得た。
【0077】インク組成物11〜16の表面張力を測定
したところ、1,2−ヘキサンジオールの含有量が5%
まで(インク組成物11〜13)では、1,2−ヘキサ
ンジオールの含有量の増加に伴って表面張力が低下する
のに対し、1,2−ヘキサンジオールの含有量が8%以
上(インク組成物14〜16)になると、表面張力が低
下しなくなることを確認した。すなわち、インク組成物
11〜13は、比較用のインク組成物(比較例6〜8)
であり、インク組成物14〜16は、本発明のインク組
成物(実施例6〜8)である。
【0078】
【表3】
【0079】<実施例9〜10及び比較例9> 《グリコールエーテル化合物含有インク組成物の調製》
カーボンブラック(MA−7;三菱化学(株)製)15
部をスルホラン200部中に混合し、アイガーモーター
ミルM250型(アイガージャパン社製)で、ビーズ充
填率70%及び回転数5000rpmの条件下で1時間
分散し、分散した顔料ペーストとスルホランとの混合液
をエバポレーターに移し、30mmHg以下に減圧しな
がら、120℃に加熱して、系内に含まれる水分をでき
るだけ留去した後、150℃に温度制御した。次いで、
三酸化硫黄25部を加えて6時間反応させ、反応終了
後、過剰なスルホランで数回洗浄した後、水中に注ぎ、
続いてろ過することによって、自己分散型顔料を含むブ
ラック顔料分散液A1を得た。
【0080】こうして得られた顔料分散液A1(顔料固
形分6重量%)に、下記の表4に記載のインク17〜1
9の組成になるように調整したビヒクルを徐々に滴下
し、十分に攪拌した。得られた混合物を5μmのメンブ
ランフィルターでろ過し、インクジェット記録用水性顔
料インク組成物17〜19を得た。
【0081】インク組成物17〜19の表面張力を測定
したところ、トリエチレングリコールモノブチルエーテ
ルの含有量が10%まで(インク組成物17)では、ト
リエチレングリコールモノブチルエーテルの含有量の増
加に伴って表面張力が低下するのに対し、トリエチレン
グリコールモノブチルエーテルの含有量が12%以上
(インク組成物18〜19)になると、表面張力が低下
しなくなることを確認した。すなわち、インク組成物1
7は、比較用のインク組成物(比較例9)であり、イン
ク組成物18〜19は、本発明のインク組成物(実施例
9〜10)である。なお、表4には、インク1の組成
(トリエチレングリコールモノブチルエーテルの含有量
=5%)も参考として示す。
【0082】
【表4】
【0083】<物性評価> (1)印刷方法 EM−930C〔セイコーエプソン(株)製〕に、カラ
ーインクカートリッジ搭載部には市販の前記プリンタ専
用インクカートリッジを搭載し、ブラックインクカート
リッジ搭載部には、前記プリンタ専用カートリッジに前
記実施例1〜10及び比較例1〜9で製造したインク組
成物を入れたカートリッジを搭載して、印刷した。
【0084】印刷パターンは100%dutyで50m
m×50mmのベタを印刷した。印字方法としてはプリ
ンタードライバーで、推奨設定の“きれい”モードを用
いて印刷した 表面張力の測定方法としては、FACE自動表面張力計
「CPVP−Z」(協和界面科学(株)製)を用いた。 (2)普通紙上でのOD値 5種の普通紙(Xerox P、Conqueror、
Xerox4024、Ricopy6200、Neen
ha Bond)の上に印字し、平均のOD値を算出
し、以下の基準で判断した。 A:OD値が1.4以上 B:OD値が1.2以上1.4未満 C:OD値が1.2以下 (3)色ムラ 普通紙(Xerox4024)に100%dutyでベ
タを印刷し、白ケバ(紙の繊維に顔料が付着していない
部分)の度合いを目視で観察し、以下の基準で判断し
た。 A:ほとんど白ケバがない。 B:よく見ると白ケバがあるが、あまり目立たない。 C:白ケバが目立つ。 (4)カラーブリード 普通紙(Xerox4024)に100%dutyでブ
ラックとイエロー(専用カートリッジ中のイエロー)の
ベタを隣接した形で印刷し、境界部におけるカラーブリ
ードを調査し、以下の基準で判断した。 A:境界部におけるにじみが見られない。 B:境界部におけるにじみが多少見られる。 C:境界部において著しいにじみが見られる。 (5)結果 前記物性評価の結果を以下の表4及び表5にまとめた。
【0085】
【表5】
【0086】
【表6】
【0087】
【表7】
【0088】
【発明の効果】本発明の水性顔料インク組成物によれ
ば、普通紙上でも優れた発色性を示すと共に、カラーブ
リードも良好に防止することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも水と顔料と浸透性付与剤とを
    含むインクジェット記録用インク組成物において、前記
    浸透性付与剤の含有量が、その含有量の増加に伴って低
    下するインク組成物の表面張力の低下が停止する量を超
    える量であることを特徴とする、インクジェット記録用
    インク組成物。
  2. 【請求項2】 前記の浸透性付与剤が、ポリシロキサン
    化合物、アセチレングリコール化合物、アルカンジオー
    ル化合物、及びグリコールエーテル化合物からなる群か
    ら選んだ少なくとも1つの化合物である、請求項1に記
    載のインクジェット記録用インク組成物。
  3. 【請求項3】 前記顔料が、分散剤を必要とせずに水に
    分散可能な自己分散型顔料である、請求項1又は2に記
    載のインクジェット記録用インク組成物。
  4. 【請求項4】 ピエゾ素子の駆動圧力を利用するインク
    ジェット記録用である、請求項1〜3のいずれか一項に
    記載のインクジェット記録用インク組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載のイ
    ンクジェット記録用インク組成物を、ピエゾ素子の駆動
    圧力を利用するプリントヘッドを用いて記録媒体上に付
    着させることを特徴とするインクジェット記録方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか一項に記載のイ
    ンクジェット記録用インク組成物を、ピエゾ素子の駆動
    圧力を利用するプリントヘッドを用いて記録媒体上に付
    着させてなる、記録物。
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