JP2010188960A - 通信中継装置及び通信中継コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】圧接端子の幅を変更することなく小型化及び軽量化を可能とする。
【解決手段】電子制御装置に接続された第1電線及び複数の電子機器に接続された第2電線が電気的に接続されて、前記電子制御装置と前記複数の電子機器との間の通信を中継する通信中継手段21を有する通信中継装置20において、前記第1電線及び前記第2電線の少なくとも一方が電気的に接続される複数の圧接端子22と、通信中継手段21を封止し且つ該通信中継手段21に接続された前記複数の圧接端子22を幅方向に沿って外部に突出させた状態で列設させた封止体24と、を有し、複数の圧接端子22の各々が、封止体24から外部に延在する平行部22aと、該平行部22aの端部から圧接方向に沿って立設する立設部22bと、を有し、立設部22bは、互いに隣り合う圧接端子22同士の圧接方向が、交互に逆向きとなるように立設されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧接端子に電線を圧接して電気的に接続する通信中継装置及び通信中継コネクタに関するものである。
乗用車、貨物車等の車両には、エアコンやワイパー、パワーウィンドウなどを構成するモータなどの多種多様な電気機器が搭載されている。前記電気機器に電力や制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、電線の端末に接続される端子金具を収容するコネクタとを備えている。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えた所謂被覆電線である。
前述したワイヤハーネスのコネクタとして、各種のアクチュエータなどの電子機器とコンピュータなどの電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)とをデータ通信によるネットワークで接続するために、回路素子などを内蔵した電子部品内蔵コネクタ(例えば、特許文献1参照)が用いられている。この種の電子部品内蔵コネクタは、回路素子などを実装したリードフレームをハウジング内に内蔵している。
特開2003−134720号公報
上述した従来の電子部品内蔵コネクタの回路素子等として用いられる通信中継装置としては、図7に示す構成が知られている。通信中継装置100は、扁平な箱状に形成された樹脂封止体101と、該樹脂封止体101の一方の側面から互いに平行に突出した複数の端子102と、該樹脂封止体102の他方の側面から互いに平行に突出した複数の圧接端子103と、を有している。そして、複数の端子102は、コネクタの収容孔への進入等によって電線に接続されるため、複数の端子102同士の間隔は狭めることができる。
しかしながら、複数の圧接端子103については、立設部104に電線を圧接装置、治具、等によって圧接させる必要があるため、複数の圧接端子103同士の間隔は圧接作業を考慮した間隔とする必要があった。即ち、複数の圧接端子103同士の間隔は、狭めることができなかった。また、圧接端子103の立設部104は、圧接端子103の幅方向、即ち複数の圧接端子20同士が並ぶ方向Xに沿って互いに間隔をあけた一対の圧接刃25を有しているため、圧接端子103の幅も広くなっていた。
そのため、従来の通信中継装置100は、図7に示すように、複数の圧接端子103を並べる方向に樹脂封止体101が大きくなってしまい、小型化することができず、コスト削減を図ることができなかった。また、前記並ぶ方向Xにおける圧接端子103の幅を狭めると、圧接端子103の強度が低下してしまうため、圧接端子103を変更することは難しい。さらに、樹脂封止体101の小型化できないため、通信中継装置100の軽量化も図ることが困難であった。また、通信中継装置100の多種多様化によって圧接する電線の数が増えると、圧接端子103も増加させる必要があるため、樹脂封止体101がさらに大型化してしまうという問題が生じる。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、圧接端子の幅を変更することなく小型化及び軽量化を可能とする通信中継装置及び通信中継コネクタを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の通信中継装置は、電子制御装置に接続された第1電線及び複数の電子機器に接続された第2電線が電気的に接続されて、前記電子制御装置と前記複数の電子機器との間の通信を中継する通信中継手段と、を有する通信中継装置において、前記第1電線及び前記第2電線の少なくとも一方が電気的に接続される複数の圧接端子と、前記通信中継手段を封止し且つ該通信中継手段に接続された前記複数の圧接端子を幅方向に沿って外部に突出させた状態で列設させた封止体と、を有し、前記複数の圧接端子の各々が、前記封止体から外部に延在する平行部と、該平行部の端部から圧接方向に沿って立設する立設部と、を有し、前記立設部は、互いに隣り合う前記圧接端子同士の圧接方向が、交互に逆向きとなるように立設されていることを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明によれば、複数の圧接端子の立設部の各々を、互いに隣り合う前記圧接端子同士の圧接方向が交互に逆向きとなるように立設させるようにしたことから、複数の圧接端子同士が並ぶ方向において複数の圧接端子の各立設部は逆向きで配置されるため、隣の圧接端子の平行部等の部分が圧接装置、治具等のスペースとして確保することができる。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項2記載の通信中継装置は、電子制御装置に接続された第1電線及び複数の電子機器に接続された第2電線が電気的に接続されて、前記電子制御装置と前記複数の電子機器との間の通信を中継する通信中継手段と、を有する通信中継装置において、前記第1電線及び前記第2電線の少なくとも一方が電気的に接続される複数の圧接端子と、前記通信中継手段を封止し且つ該通信中継手段に接続された前記複数の圧接端子を幅方向に沿って外部に突出させた状態で列設させた封止体と、を有し、隣り合う前記圧接端子の各々が、前記封止体から外部に互いに異なる長さで延在する平行部と、該平行部の端部から圧接方向に沿って立設する立設部と、を有することを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明によれば、互いに隣り合う圧接端子の平行部の各々を、長さが異なるように封止体から延在させ、該平行部の端部から立設部を立設させるようにしたことから、複数の圧接端子同士が並ぶ方向において各立設部は平行部の延在方向にずれた状態で配置されるため、1つの圧接端子の立設部の周囲に、圧接装置、治具等のスペースとして確保することができる。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項3記載の通信中継コネクタは、請求項1又は2に記載の通信中継装置と、前記第1電線及び前記第2電線との電気的な接続が可能なように前記通信中継装置を収容するハウジングと、を有する。
上記請求項3に記載した本発明によれば、ハウジング内に収容する通信中継装置は、複数の圧接端子の各立設部の周囲に圧接装置、治具等のスペースを確保することができて小型化が可能であるため、通信中継コネクタの小型化を図ることができる。
以上説明したように請求項1,2に記載した本発明によれば、複数の圧接端子の各立設部の周囲に圧接装置、治具等のスペースを確保することができることから、複数の圧接端子同士の間隔を狭めて配置することができるため、複数の圧接端子同士が並ぶ方向の封止体の小型化及び軽量化を図ることができる。よって、通信中継装置の部品コストの削減を図ることができる。また、圧接端子の幅等を変更する必要はないため、圧接強度が低下することもない。さらに、圧接端子の数を増やしても、封止体における複数の圧接端子の配置範囲を最小に抑えることができるため、圧接端子の増加にも容易に対応することができ、通信中継装置の多様化を図ることができる。
請求項3に記載した本発明によれば、小型化及び軽量化した通信中継装置をハウジング内に収容することから、ハウジングの小型化及び軽量化を図ることができるため、通信中継コネクタの部品コストの削減を図ることができる。
本発明の実施例1にかかる通信中継装置を示す斜視図である。 図1に示された通信中継装置の圧接端子部分の側面図である。 図1に示された通信中継装置を有する通信中継コネクタの分解斜視図である。 通信中継コネクタを車両通信システムに組み込んだ状態を示すシステム構成図である。 本発明の実施例2にかかる通信中継装置を示す斜視図である。 図5に示された通信中継装置を有する通信中継コネクタの分解斜視図である。 従来の圧接端子を有する通信中継装置を示す斜視図である。
本発明に係る通信中継装置及び通信中継コネクタの一実施形態を、図1乃至図6の図面を参照して説明する。
[実施例1]
図1乃至図3において、通信中継装置20は、図4に示す電子制御装置3に接続された第1電線5及び複数の電子機器4に接続された第2電線6がそれぞれ電気的に接続されて、前記電子制御装置3と前記複数の電子機器4との間の通信を中継する通信中継手段21を有している。
通信中継装置20はさらに、複数(図1中では6本)の圧接端子22と、複数(図1中では10本)の端子23と、扁平箱状の封止体24と、を有している。
通信中継手段21は、例えば集積回路、複数のディスクリートで構成した部品、マイクロ・プロセッサ、DSP(digital signal processor)、ASIC(application specific IC)等の任意の構成で実現することができる。
複数の圧接端子22の各々は、平行部22aと、立設部22bとを一体に有している。平行部22aは、帯板状に形成され、かつ両表面が通信中継手段21の両表面と同一平面上に設けられている。複数の圧接端子22の平行部22aは、所定の隙間Sを介在させて、互いに平行に配置されている。所定の隙間Sは、隣の圧接端子22との接触を防止する必要最小限の間隔となっている。また、複数の圧接端子22の平行部22aは、通信中継手段21と間隔をあけて封止体24からその外部に突出した状態で配置されている。
立設部22bは、圧接端子22の平行部22aの通信中継手段21から離れた側の端から立設している。立設部21cの両表面は、平行部23の両表面に対して直交している。立設部21cは、圧接端子20の幅方向、即ち複数の圧接端子20同士が並ぶ方向に沿って互いに間隔をあけた一対の圧接刃22cを有している。圧接刃22cは、互いの間に第1電線5を挟みこむとともに、当該第1電線5の被覆部を切り込んで、該第1電線5の芯線と接触する。
複数の立設部22bの各々は、図2に示すように、互いに隣り合う圧接端子22の圧接方向A,Bが、交互に逆向きとなるように立設されている。なお、封止体24の一方側24a(図2中の上面側)方向に立設する圧接端子22に対しては圧接方向Aとなり、また、封止体24の他方側24b(図2中の下面側)方向に立設する圧接端子22に対しては圧接方向Bとなっている。
複数の端子23の各々は、導電性の金属で構成されたリードフレームとして形成されている。複数の端子23は、複数の圧接端子22が設けられた封止体24の縁部24cと対向する縁部24dから、互いに平行に突出している。複数の端子23は、所定の間隔をあけた状態で配置されている。複数の端子23の各々は、雌コネクタ等によって第2電線6と電気的に接続される。
封止体24は、通信中継手段21に複数の圧接端子22及び複数の端子23を電気的に接続させた状態で、通信中継手段21等を合成樹脂で封止している。封止体24は、通信中継手段21に接続された複数の圧接端子24を、封止体24の幅方向に沿って外部に突出させた状態かつ所定の間隔で列設させている。即ち、封止体24は、通信中継手段21と圧接端子22の平行部22a及び端子23の各端部とを被覆収容している。
以上説明した構成の通信中継装置20は、複数の圧接端子22の立設部22bの各々を、互いに隣り合う圧接端子22同士の圧接方向A,Bが交互に逆向きとなるように立設させるようにしたことから、複数の圧接端子22同士が並ぶ方向において複数の圧接端子22の各立設部22bは逆向きで配置されるため、隣の圧接端子22の平行部22a等の部分が圧接装置、治具等のスペースとして確保することができる。
従って、複数の圧接端子22の各立設部22bの周囲に、圧接装置、治具等のスペースを確保することができることから、複数の圧接端子22同士の間隔を狭めて配置することができるため、複数の圧接端子22同士が並ぶ方向の封止体24の小型化及び軽量化を図ることができる。よって、通信中継装置20の部品コストの削減を図ることができる。また、圧接端子22の幅等を変更する必要はないため、圧接強度が低下することもない。さらに、圧接端子22の数を増やしても、封止体24における複数の圧接端子22の配置範囲を最小に抑えることができるため、圧接端子22の増加にも容易に対応することができ、通信中継装置20の多様化を図ることができる。
次に、図3において、通信中継コネクタ1は、ハウジング10と、該ハウジング10に収容された上記通信中継装置20と、を有している。そして、ハウジング10は、ユニットハウジング11と、カバー部12と、電線保持部13と、を有している。ハウジング10は、ユニットハウジング11とカバー部12が組み付けられることで、扁平な箱状に形成される。
ユニットハウジング11は、絶縁性の合成樹脂で構成され、筒状のフード部14と、該フード部14に連なった収容室15とを一体に備えている。フード部14は、内側に相手方コネクタのコネクタハウジングが進入して、当該相手方コネクタと嵌合する。収容室15は、断面コ字形に形成されて、図3中の上方に開口16が設けられている。
カバー部12は、絶縁性の合成樹脂で構成され、平板状に形成されている。カバー部12は、ユニットハウジング11に取り付けられる。カバー部12は、ユニットハウジング11に取り付けられると、前述した開口16を塞ぐ。
電線保持部13は、圧接方向Aの第1電線5を保持し且つカバー部12の内面側に設けられた第1保持部13aと、圧接方向Bの第1電線5を保持し且つユニットハウジング11の収容室15の側壁の一部として設けられた第2保持部13bと、を有している。第1保持部13aは、カバー部12に設けられた複数の電線収容溝(図示せず)を備えている。該電線収容溝は、圧接方向Aに対応した圧接端子22と対向し且つ間隔をあけて複数設けられており、内側に第1電線5を通して、当該第1電線5を保持する。第1電線5を保持する手段として、電線収容溝の径を第1電線5の径によりも若干小さく形成する他、電線収容溝に第1電線5の抜け止めをする為の係止突起を設ける等が用いられる。
第2保持部13bは、複数の電線収容溝13cを有し、該電線収容溝13cは圧接方向Bに対応した圧接端子22と対向し且つ間隔をあけて複数設けられている。第2保持部13bは、収容室15に設けられた貫通孔15aを貫通した第1電線5を電線収容溝13cに通し、該第1電線5をユニットハウジング11に押し付けた状態で保持する。第1電線5を保持する手段として、電線収容溝13cの径を電線の径によりも若干小さく形成する他、電線収容溝に第1電線5の抜け止めをする為の係止突起を設ける等が用いられる。
ハウジング10は、ユニットハウジング11とカバー部12との間に通信中継装置20を位置付けて、当該通信中継装置20を収容する。ハウジング10内の通信中継装置20は、封止体24の他方側24b(図中の下側)で3本の第1電線5が圧接され、また、封止体24の一方側24a(図中の上側)で3本の第1電線5が圧接されている。
このように構成した通信中継コネクタ1の組み立ての一例を、図3の図面を参照して以下に説明する。
まず、ハウジング10の貫通孔15aを通して収容室15内に複数の第1電線5が位置付けられると、第2保持部13bによって所望の圧接位置に位置付けられた状態で保持される。そして、収容室15内に通信中継装置20を位置付けると共に、ハウジング11の底面に向かって延びる通信中継装置20の圧接端子22を第1電線5に押し付ける。すると、第2保持部13bの電線収容溝内に保持された第1電線5が、対応する圧接端子22の立設部22の圧接刃間に徐々に挿入される。そして、通信中継装置20が、ユニットハウジング11の収容室15内に収容されると、第1電線5が圧接刃22c間に圧入されて、圧接刃22cは、第1電線5の被覆部を切り込んで、芯線と接触する。これにより、収容室13内に収容された通信中継装置20の複数の端子23は、ハウジング10のフード部14内に位置付けられ、また、封止体24の他方側24bに立設する圧接端子22、即ち複数の圧接端子22の半分に、第1電線が5が圧接された状態となっている。
そして、カバー部12に設けられた第1保持部13aに複数の第1電線5を保持し、カバー部12の係合部12aをハウジング10の係合受け部17に係合させながら、カバー部12を開口16に徐々に近づける。すると、第1保持部13aの電線収容溝内に保持された電線15が、対応する圧接端子22の立設部22の圧接刃間に徐々に挿入される。そして、カバー部12が、開口16を完全に塞いで、ユニットハウジング11に取り付けられると、第1電線5が圧接刃22c間に圧入されて、圧接刃22cは、第1電線5の被覆部を切り込んで、芯線と接触する。
こうして、前述した構成の通信中継コネクタ1が組み立てられて複数の電線5に接続されると、図4に示す車両通信システム2の車内ネットワークに組み込まれる。そして、車両通信システム2は、上述した複数の通信中継コネクタ1と、電子制御装置3と、該電子制御装置3の通信対象となる複数の電子機器4と、を有している。そして、複数の通信中継コネクタ1の各々は、電子制御装置3と複数の電子機器4との間の通信を中継する。
通信中継コネクタ1は、通信中継装置20の複数の端子23に相手方コネクタが嵌合することで、該相手方コネクタに第2電線6を介して接続された複数の電子機器4と複数の端子23の各々が電気的に接続される。その結果、各通信中継コネクタ1は、第1電線5を介して電子制御装置3と通信可能に接続されるとともに、電子制御装置3によって動作等が制御される複数の電子機器4と第2電線6を介して通信可能に接続される。そして、通信中継手段21は任意に設定された通信アドレスに基づいて、電子制御装置30と複数の電子機器40との間の通信を中継する。
以上説明した通信中継コネクタ1によれば、小型化及び軽量化した通信中継装置20をハウジング10の収容室15内に収容するようにしたことから、ハウジング10の小型化及び軽量化を図ることができるため、通信中継コネクタ1の部品コストの削減を図ることができる。
なお、上述した本実施例1では、通信中継装置20が圧接端子22と端子23を有する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、端子23も圧接端子22とすることもできる。
[実施例2]
上述した実施例1では、通信中継装置20の封止体24の一方側24a及び他方側24bの双方に、互いに隣り合う圧接端子22の立設部22bが逆向きで立設させる場合について説明した。これに代えて、立設部22bを同一方向のみに立設させる場合について説明する。なお、通信中継装置20の基本構成は上述した実施例1と同一であることから、供給する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図4及び図5において、通信中継装置20は、通信中継手段21と、複数の圧接端子22と、複数の端子23と、扁平箱状の封止体24と、を有している。そして、通信中継手段21と複数の端子23と封止体24とは、上述した実施例1と同一の構成であるため、詳細な説明は省略する。
複数の圧接端子22の各々は、平行部22aと、立設部22bとを一体に有している。隣り合う圧接端子22の平行部22aは、封止体24から外部に互いに異なる長さで延在している。即ち、複数の平行部22aは、封止体24から露出して立設部22bまでが距離Lのものと、立設部22bの厚さに相当するものと、が交互に配置されている。複数の立設部22bの各々は、平行部22aの端部から圧接方向Aに沿って立設している。
即ち、封止体24の縁部の近傍から立設する立設部22bと、平行部22aによって封止体24から距離L分だけ離れた位置に立設する立設部22bとが交互に、隣り合う圧接端子22の各々が並ぶ方向に沿って互いに間隔をあけて配置されている。
以上説明した構成の通信中継装置20は、互いに隣り合う圧接端子22の平行部22aの各々を、長さが異なるように封止体24から延在させ、該平行部22aの端部から立設部22bを立設させるようにしたことから、複数の圧接端子22b同士が並ぶ方向において各立設部22bは平行部22aの延在方向にずれた状態で配置されるため、1つの圧接端子22の立設部22bの周囲に、圧接装置、治具等のスペースとして確保することができる。
従って、複数の圧接端子22の各立設部22bの周囲に、圧接装置、治具等のスペースを確保することができることから、複数の圧接端子22同士の間隔を狭めて配置することができるため、複数の圧接端子22同士が並ぶ方向の封止体24の小型化及び軽量化を図ることができる。よって、通信中継装置20の部品コストの削減を図ることができる。また、圧接端子22の幅等を変更する必要はないため、圧接強度が低下することもない。さらに、圧接端子22の数を増やしても、封止体24における複数の圧接端子22の配置範囲を最小に抑えることができるため、圧接端子22の増加にも容易に対応することができ、通信中継装置20の多様化を図ることができる。
次に、図6において、通信中継コネクタ1は、上述した実施例1と同様に、ハウジング10と、該ハウジング10に収容された上記通信中継装置20と、を有している。そして、ハウジング10は、ユニットハウジング11と、カバー部12と、電線保持部13と、を有している。ユニットハウジング11は、フード部14と収容室15とを一体に備えている。なお、上述した実施例1と同一の部分については、説明を省略する。
電線保持部13は、カバー部12に設けられた複数の電線収容溝(図示せず)を備えている。該電線収容溝は、間隔をあけて複数設けられており、内側に第1電線5を通して、当該第1電線5を保持する。電線を保持する手段として、電線収容溝の径を電線の径によりも若干小さく形成する他、電線収容溝に電線の抜け止めをする為の係止突起を設ける等が用いられる。
ハウジング10は、ユニットハウジング11とカバー部12との間に通信中継装置20を位置付けて、当該通信中継装置20を収容する。そして、電線保持部13は、複数の電線収容溝のうち、カバー部12の両側に位置する二つの電線収容溝に夫々一本の第1電線5を保持して、当該第1電線5をハウジング10内でUターンさせ、かつ前記一本の第1電線5を保持した電線収容溝以外の二つの電線収容溝に第1電線5を保持しているとともに、残りの電線収容溝に各々第1電線5を一本ずつ保持させているが、端子を配列及びUターンさせるなどの取り回しについては回路構成によって適宜設定される。
このように構成した通信中継コネクタ1は、以下のように組み立てられる。まず、カバー部12に設けられた電線保持部13に第1電線5を保持する。そして、ハウジング10の開口16を通して、通信中継装置20をユニットハウジング11内に挿入する。そして、カバー部12の係合部12aをハウジング10の係合受け部17に係合させながら、カバー部12を開口16に徐々に近づける。すると、電線保持部13の電線収容溝内に保持された第1電線5が、対応する圧接端子22の立設部22bの圧接刃22c間に徐々に挿入される。そして、カバー部12が、開口16を完全に塞いで、ユニットハウジング11に取り付けられると、電線15が圧接刃22c間に圧入されて、圧接刃22cは、第1電線5の被覆部を切り込んで、芯線と接触する。
こうして、前述した構成の通信中継コネクタ1が組み立てられて複数の電線5に接続されると、上述した図4に示す車両通信システム2の車内ネットワークに組み込まれる。そして、通信中継コネクタ1は、通信中継装置20の複数の端子23に相手方コネクタが嵌合することで、該相手方コネクタに第2電線6を介して接続された複数の電子機器4と複数の端子23の各々が電気的に接続される。その結果、各通信中継コネクタ1は、第1電線5を介して電子制御装置3と通信可能に接続されるとともに、電子制御装置3によって動作等が制御される複数の電子機器4と第2電線6を介して通信可能に接続される。そして、通信中継手段21は任意に設定された通信アドレスに基づいて、電子制御装置30と複数の電子機器40との間の通信を中継する。
以上説明した通信中継コネクタ1によれば、小型化及び軽量化した通信中継装置20をハウジング10の収容室15内に収容するようにしたことから、ハウジング10の小型化及び軽量化を図ることができるため、通信中継コネクタ1の部品コストの削減を図ることができる。
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 通信中継コネクタ
10 ハウジング
11 ユニットハウジング
12 カバー部
13 電線保持部
15 収容室
20 通信中継装置
21 通信中継手段
22 圧接端子
22a 平行部
22b 立設部
24 封止体

Claims (3)

  1. 電子制御装置に接続された第1電線及び複数の電子機器に接続された第2電線が電気的に接続されて、前記電子制御装置と前記複数の電子機器との間の通信を中継する通信中継手段を有する通信中継装置において、
    前記第1電線及び前記第2電線の少なくとも一方が電気的に接続される複数の圧接端子と、
    前記通信中継手段を封止し且つ該通信中継手段に接続された前記複数の圧接端子を幅方向に沿って外部に突出させた状態で列設させた封止体と、
    を有し、
    前記複数の圧接端子の各々が、前記封止体から外部に延在する平行部と、該平行部の端部から圧接方向に沿って立設する立設部と、を有し、
    前記立設部は、互いに隣り合う前記圧接端子同士の圧接方向が、交互に逆向きとなるように立設されていることを特徴とする通信中継装置。
  2. 電子制御装置に接続された第1電線及び複数の電子機器に接続された第2電線が電気的に接続されて、前記電子制御装置と前記複数の電子機器との間の通信を中継する通信中継手段と、を有する通信中継装置において、
    前記第1電線及び前記第2電線の少なくとも一方が電気的に接続される複数の圧接端子と、
    前記通信中継手段を封止し且つ該通信中継手段に接続された前記複数の圧接端子を幅方向に沿って外部に突出させた状態で列設させた封止体と、
    を有し、
    隣り合う前記圧接端子の各々が、前記封止体から外部に互いに異なる長さで延在する平行部と、該平行部の端部から圧接方向に沿って立設する立設部と、を有することを特徴とする通信中継装置。
  3. 請求項1又は2に記載の通信中継装置と、
    前記第1電線及び前記第2電線との電気的な接続が可能なように前記通信中継装置を収容するハウジングと、
    を有する通信中継コネクタ。
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