JP5315989B2 - 駆動ユニットの端子台構造 - Google Patents

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Description

この発明は、駆動ユニットの端子台構造に関し、さらに詳しくは、駆動ユニットの構成要素の連結部を小型化できる駆動ユニットの端子台構造に関する。
駆動ユニットの端子台構造は、駆動ユニットの構成要素を電気的に接続する複数の端子と、これらの端子を支持する端子台とを備えている。また、この端子台構造は、一対の構成要素の連結部に配置されている。このような端子台構造として、特許文献1に記載される技術が知られている。
特開2008−17693号公報
ここで、駆動ユニットでは、端子台構造が配置されている構成要素の連結部を小型化すべき課題がある。
この発明は、上記に鑑みてされたものであって、駆動ユニットの構成要素の連結部を小型化できる駆動ユニットの端子台構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる駆動ユニットの端子台構造は、駆動ユニットの構成要素を電気的に接続する複数の端子と、これらの端子を支持する端子台とを備えると共に、一対の前記構成要素の連結部に配置される駆動ユニットの端子台構造であって、一方の前記構成要素(以下、高導電率側構成要素という。)内の気体の導電率が他方の前記構成要素(以下、低導電率側構成要素という。)内の気体の導電率よりも大きいときに、少なくとも一対の前記端子が一方の接続部を前記高導電率側構成要素内の気体中に位置させると共に他方の接続部が前記低導電率側構成要素内の気体中に位置させ、隣り合う前記端子の接続部のうち前記高導電率側構成要素内の気体中に位置する接続部の絶縁距離Aと、前記低導電率側構成要素内の気体中に位置する接続部の絶縁距離BとがA>Bの関係を有し、隣り合う前記端子のうち少なくとも一方の端子が屈曲構造を有することにより、前記接続部の絶縁距離A、Bの差が形成され、一対の前記構成要素が、フランジ部を介して相互に連結すると共に前記フランジ部に形成された連通孔により相互に連通し、且つ、前記屈曲構造を有する前記端子が、前記連通孔に挿通されて配置されると共に前記連通孔の外部にて屈曲して前記接続部の絶縁距離Aを広げることを特徴とする。
この端子台構造では、高い導電率を有する気体中にて接続部の絶縁距離Aが大きく設定されることにより、隣り合う接続部間の絶縁性が確保される利点がある。また、低い導電率を有する気体中にて接続部の絶縁距離Bが小さく設定されることにより、これらの接続部が配置される側の部品(例えば、ケーシングのフランジ部や端子台の周辺部品)を小型化できる利点がある。
また、この発明にかかる端子台構造では、この端子台構造では、簡易な構成にて接続部の絶縁距離A、Bの差が形成される利点がある。
また、この発明にかかる端子台構造では、この端子台構造では、隣り合う端子の配置間隔を狭い方の絶縁距離Bにあわせて設定できるので、端子の配置間隔が広い方の絶縁距離Aに合わせて設定される構成と比較して、フランジ部の連通孔の内径を縮小できる。これにより、フランジ部の肉厚を薄くできるので、フランジ部を小型化できる利点がある。
また、この発明にかかる駆動ユニットの端子台構造は、駆動ユニットの構成要素を電気的に接続する複数の端子と、これらの端子を支持する端子台とを備えると共に、一対の前記構成要素の連結部に配置される駆動ユニットの端子台構造であって、一方の前記構成要素(以下、高導電率側構成要素という。)内の気体の導電率が他方の前記構成要素(以下、低導電率側構成要素という。)内の気体の導電率よりも大きいときに、少なくとも一対の前記端子が一方の接続部を前記高導電率側構成要素内の気体中に位置させると共に他方の接続部が前記低導電率側構成要素内の気体中に位置させ、隣り合う前記端子の接続部のうち前記高導電率側構成要素内の気体中に位置する接続部の絶縁距離Aと、前記低導電率側構成要素内の気体中に位置する接続部の絶縁距離BとがA>Bの関係を有し、隣り合う前記端子のうち少なくとも一方の端子が屈曲構造を有することにより、前記接続部の絶縁距離A、Bの差が形成され、
前記高導電率側構成要素のケーシングと前記低導電率側構成要素から引き出されたコネクタとが、相互に連結すると共に、前記ケーシングと前記コネクタとの連結部に形成された連通孔により相互に連通し、且つ、屈曲構造を有する前記端子が、前記連通孔に挿通されて配置されると共に前記連通孔の外部にて屈曲して前記接続部の絶縁距離Aを広げることを特徴とする。
また、この発明にかかる駆動ユニットの端子台構造は、駆動ユニットの構成要素を電気的に接続する複数の端子と、これらの端子を支持する端子台とを備えると共に、一対の前記構成要素の連結部に配置される駆動ユニットの端子台構造であって、一方の前記構成要素(以下、高導電率側構成要素という。)内の気体の導電率が他方の前記構成要素(以下、低導電率側構成要素という。)内の気体の導電率よりも大きいときに、少なくとも一対の前記端子が一方の接続部を前記高導電率側構成要素内の気体中に位置させると共に他方の接続部が前記低導電率側構成要素内の気体中に位置させ、隣り合う前記端子の接続部のうち前記高導電率側構成要素内の気体中に位置する接続部の絶縁距離Aと、前記低導電率側構成要素内の気体中に位置する接続部の絶縁距離BとがA>Bの関係を有し、隣り合う前記端子のうち少なくとも一方の端子が屈曲構造を有することにより、前記接続部の絶縁距離A、Bの差が形成され、
前記端子台が、前記高導電率側構成要素側の端面に凹部を有し、且つ、屈曲構造を有する前記端子が前記凹部内に屈曲部を収めて配置されることを特徴とする。
また、この発明にかかる駆動ユニットの端子台構造は、前記端子台が、前記高導電率側構成要素内の気体中に位置する一対の前記接続部の間であって前記凹部の内部に障壁を有し、且つ、前記障壁が、前記端子台の構造を補強するリブを構成する。
また、この発明にかかる駆動ユニットの端子台構造は、前記低導電率側構成要素内の気体が空気である。
この端子台構造では、狭い絶縁距離Bを有する接続部側では、空気絶縁が採用される。これにより、フランジ部の連通孔の内径を小さくしてフランジ部を小型化できる利点がある。
また、この発明にかかる駆動ユニットの端子台構造は、前記高導電率側構成要素がトランスアクスルであり、且つ、前記低導電率側構成要素がインバータである。
この端子台構造では、上記の構成により、インバータのケーシング側のフランジ部を小型化できる利点がある。
また、この発明にかかる駆動ユニットの端子台構造は、前記低導電率側構成要素内の気体中に位置する一対の前記接続部間に障壁が配置される。
この端子台構造では、接続部間の沿面距離が障壁により延長される。これにより、接続部間の絶縁性が適正に確保される利点がある。
また、この発明にかかる駆動ユニットの端子台構造は、前記障壁が鉛直方向下向きに頂点を向けた略三角形の断面形状を有する。
この端子台構造では、例えば、障壁と端子との間に異物(例えば、トランスアクスルのギアにより跳ね飛ばされた油滴など)が入り込んだときに、これらが重力により落下して除去されやすい。これにより、端子間における異物の残留が低減されるので、端子間の絶縁性が適正に確保される利点がある。
この発明にかかる駆動ユニットの端子台構造では、高い導電率を有する気体中にて接続部の絶縁距離Aが大きく設定されることにより、隣り合う接続部間の絶縁性が確保される利点がある。また、低い導電率を有する気体中にて接続部の絶縁距離Bが小さく設定されることにより、これらの接続部が配置される側の部品(例えば、ケーシングのフランジ部や端子台の周辺部品)を小型化できる利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1は、この発明の実施例にかかる駆動ユニットの端子台構造を示す構成図である。図2〜図5は、図1に記載した駆動ユニットの端子台構造の変形例を示す説明図である。
[駆動ユニットの端子台構造]
この駆動ユニットの端子台構造1は、例えば、駆動ユニットを構成する電動機とインバータとを電気的に接続する端子台構造に適用される(図1参照)。この実施例では、駆動ユニットのトランスアクスル(第一構成要素)とインバータ(第二構成要素)とが各ケーシング10、20のフランジ部にて連結されており、この連結部に端子台構造1が設けられている。
端子台構造1は、複数の端子21、22と、端子台3とを備える。複数の端子21、22は、駆動ユニットを電気的に接続する部品である。例えば、電動機として三相電動機が用いられる構成では、電動機のU相、V相、W相に対応する3つの端子が配置される。なお、この実施例では、説明の簡略化のために、一対の端子21、22のみが図示されている。また、端子21(22)は、その両端に接続部211、212(221、222)を有し、これらの接続部211、212(221、222)にて駆動ユニットの構成要素にそれぞれ接続される。端子台3は、端子21、22を支持する部品である。この実施例では、一対の端子21、22がその接続部211、221(212、222)を揃えて配列されており、端子台3がこれらの端子21、22の中央部を支持している。したがって、各端子21、22の接続部211、221(212、222)が端子台3の両端から突出している。
また、この実施例では、駆動ユニットのトランスアクスルとインバータとが各ケーシング10、20のフランジ部を介して連結されている。また、各ケーシング10、20がフランジ部に開口部を有しており、これらの開口部により、トランスアクスルのケーシング10とインバータのケーシング20とが連結部にて連通している。そして、この連通部に端子21、22が挿通されて配置されている。これにより、各端子21、22の一方の接続部211、221がトランスアクスルのケーシング10内に位置し、他方の接続部212、222がインバータのケーシング20内に位置している。
[端子の絶縁距離]
ここで、トランスアクスルのケーシング10内の気体Iは、潤滑油などの多くの油分を含む空気であるため、インバータのケーシング20内の気体IIよりも高い導電率を有する。したがって、上記のように、各端子21、22の一方の接続部211、221がトランスアクスルのケーシング10内にて高い導電率の気体I中に位置し、他方の接続部212、222がインバータのケーシング20内にて低い導電率の気体II中に位置する構成では、低い導電率を有する気体II中(インバータのケーシング20側)に位置する端子21、22の接続部212、222の導電距離Bを狭く設定できる。
そこで、この端子台構造1では、隣り合う端子21、22の接続部211、221;212、222のうち、高い導電率を有する気体I中(トランスアクスルのケーシング10内)に位置する接続部211、221の絶縁距離Aと、低い導電率を有する気体II中(インバータのケーシング20内)に位置する接続部212、222の絶縁距離BとがA>Bの関係を有する。すなわち、隣り合う端子21、22の接続部211、221;212、222の絶縁距離A、Bに差が設けられることにより、各接続部211、221;212、222の絶縁距離A、Bが必要十分に設定される。
かかる構成では、高い導電率を有する気体I中にて接続部211、221の絶縁距離Aが大きく設定されることにより、隣り合う接続部211、221間の絶縁性が確保される利点がある。また、低い導電率を有する気体II中にて接続部212、222の絶縁距離Bが小さく設定されることにより、これらの接続部212、222が配置される側の部品(例えば、ケーシング20のフランジ部や端子台3の周辺部品)を小型化できる利点がある。
[付加的事項]
なお、この端子台構造1では、隣り合う端子21、22のうち少なくとも一方の端子22が屈曲構造を有することにより、接続部211、221;212、222の絶縁距離A、Bの差が形成されることが好ましい(図1参照)。これにより、簡易な構成にて接続部211、221;212、222の絶縁距離A、Bの差が形成される利点がある。
例えば、この実施例では、上記のように、駆動ユニットの構成要素であるトランスアクスルとインバータとが各ケーシング10、20にフランジ部を有しており、これらのフランジ部を介して連結されている(図1参照)。また、各フランジ部が各ケーシング10、20内を連通させる連通孔を有している。そして、トランスアクスルのケーシング10内に高い導電率を有する気体(油分を含んだ空気)Iが収容され、また、インバータのケーシング20内に低い導電率を有する気体IIが収容されている。また、端子台構造1では、一方の端子21が矩形状の板状金属片により構成され、他方の端子22が中腹部にてクランク状に屈曲した形状を有する板状金属片により構成されている。そして、これらの端子21、22が接続部211、221;212、222を揃えて端子台3に保持され、トランスアクスルのケーシング10の内側からフランジ部の連通孔に挿通されている。また、端子台3が鍔状部33を有し、この鍔状部33をトランスアクスルのケーシング10内側からフランジ部の縁部に当てつつボルト結合(図示省略)されて固定されている。また、この端子台3により、ケーシング10、20の連通孔が封止されて、トランスアクスル側とインバータ側との気体I、IIの流通が遮断されている。
ここで、隣り合う端子21、22のうち一方の端子21が直線形状を有し、他方の端子22が屈曲構造を有している(図1参照)。そして、これらの端子21、22が長手方向を揃えてフランジ部の挿入孔に挿入されて配置されることにより、各ケーシング10、20内にて接続部211、221;212、222の絶縁距離A、Bの差が形成されている。このとき、屈曲構造を有する端子22が連通孔の外部(トランスアクスルのケーシング10内)にて屈曲して接続部211、221の絶縁距離Aを広げている。かかる構成では、隣り合う端子21、22の配置間隔を狭い方の絶縁距離Bにあわせて設定できるので、端子の配置間隔が広い方の絶縁距離Aに合わせて設定される構成(図示省略)と比較して、フランジ部の連通孔の内径φを縮小できる。これにより、フランジ部の肉厚を薄くできるので、フランジ部を小型化できる利点がある。例えば、フランジ部を小型化できれば、ケーシング10、20を軽量化できる点で好ましい。
また、この端子台構造1では、低い導電率を有する気体IIが空気であることが好ましい(図1参照)。すなわち、狭い絶縁距離Bを有する接続部212、222側では、空気絶縁が採用される。これにより、フランジ部の連通孔の内径φを小さくしてフランジ部を小型化できる利点がある。
なお、この実施例では、上記のように高い導電率の気体Iを有する構成要素がトランスアクスルであり、低い導電率の気体IIを有する構成要素がインバータである(図1参照)。そして、トランスアクスルのケーシング10とインバータのケーシング20とがフランジ部を介して直接的に連結されており、この連結部に端子台構造1が配置されている。かかる構成では、上記の端子台構造1の構成により、インバータのケーシング20側のフランジ部を小型化できる利点がある。特に、トランスアクスルとインバータとが一体化される構成では、その小型化に対する要請が強い。したがって、上記の構成では、インバータのケーシング20を小型化できる点で特に有益である。
しかし、これに限らず、高い導電率の気体Iを有する構成要素がトランスアクスルであり、低い導電率の気体IIを有する構成要素がインバータから引き出されたコネクタ30であっても良い(図2参照)。すなわち、トランスアクスルのケーシング10とインバータ側のコネクタ30とが連結され、その連結部に端子台構造1が配置される。かかる構成では、上記の端子台構造1の構成により、コネクタ30の外形を小型化できる利点がある。
例えば、この実施例では、トランスアクスルのケーシング10のフランジ部と、コネクタ30の端部とが連結されている(図2参照)。コネクタ30は、ケーブルを介してインバータに接続されており、また、カップ型の外形を有している。また、ケーシング10のフランジ部が連通孔を有している。そして、各端子21、22がケーシング10内部からこの連通孔に挿通されている。これにより、各端子21、22の一方の接続部211、221がケーシング10内の気体I中に位置し、また、他方の接続部212、222がコネクタ30内の気体II(空気)中に位置している。また、各端子21、22が長手方向を揃えて端子台3により保持されている。また、端子台3がケーシング10の内側から連通孔に当てられて固定されている。これにより、連通孔が封止されて、ケーシング10内の気体Iとコネクタ30内の気体IIとが仕切られている。このとき、ケーシング10における各端子21、22の接続部211、221の絶縁距離Aとコネクタ30内における接続部212、222の絶縁距離BとがA>Bの関係を有することにより、ケーシング10内の気体Iの導電率およびコネクタ30内の気体IIの導電率に応じた適正な絶縁距離A、Bが確保されている。また、コネクタ30内における接続部212、222の絶縁距離Bが狭く設定されることにより、コネクタ30の外形が小型化されている。また、他方の端子22がケーシング10内にて屈曲することにより、接続部211、221の絶縁距離Aが広げられている。これにより、接続部211、221の絶縁距離Aが適正に確保され、また、ケーシング10のフランジ部の内径の小型化が実現されている。
また、この端子台構造1では、低い導電率の気体II中に位置する接続部212、222間に障壁31が配置されることが好ましい(図3参照)。かかる構成では、接続部212、222間の沿面距離が障壁により延長される。これにより、接続部212、222間の絶縁性が適正に確保される利点がある。特に、低い導電率の気体II中に位置する接続部212、222の絶縁距離Bは、高い導電率の気体I中に位置する接続部211、221の絶縁距離Bよりも短い(A>B)。したがって、かかる障壁31が配置されることにより、短い絶縁距離Bを有する接続部212、222間においても適正な沿面距離が確保される点で有益である。
例えば、この実施例では、端子21、22が端子台3に保持されてトランスアクスルのケーシング10とインバータのケーシング20との連結部(フランジ部の連結孔)に挿通されている(図3参照)。そして、各端子21、22の接続部211、221;212、222のうち短い絶縁距離Bを有する接続部212、222がインバータのケーシング20内に位置している。このとき、これらの接続部212、222側にかかる端子台3の端面上であって接続部212、222の中間位置に障壁31が形成されている。この障壁31は、端子台3の端面から端子21、22の長手方向に延在している。そして、この障壁31により、接続部212、222間の沿面距離が延長されている。
また、この端子台構造1では、高い導電率の気体I中に位置する接続部211、221の間に障壁32が配置されることが好ましい(図4参照)。かかる構成では、接続部211、221間の沿面距離が障壁32により延長される。これにより、接続部211、221間の絶縁性が適正に確保される利点がある。特に、接続部211、221が配置される気体Iに油分が含まれる場合には、接続部211、221間の絶縁性を確保するために大きな沿面距離が必要となる。したがって、かかる障壁32が配置されることにより、接続部211、221間の絶縁性が適正に確保される点で有益である。
例えば、この実施例では、各端子21、22の接続部211、221;212、222のうち長い絶縁距離Aを有する接続部211、221がトランスアクスルのケーシング10内に位置している(図4参照)。このとき、これらの接続部211、221側にかかる端子台3の端面上であって接続部211、221の中間位置に障壁32が形成されている。この障壁32は、端子台3の端面から端子21、22の長手方向に延在している。そして、この障壁32により、接続部211、221間の沿面距離が延長されている。
ここで、図1に示す実施例では、端子21、22と端子台3とが鋳ぐるみにより一体成形されている。また、直線形状の端子21と屈曲構造を有する端子22とが長手方向を揃えて、端子台3により保持されている。このとき、屈曲構造を有する端子22の屈曲部が端子台3に被覆されており、端子台3の外部に現れないように構成されている。これにより、高い導電率の気体I側にて、接続部211、221が適正な絶縁距離Aおよび沿面距離を有しつつ端子台3の端面から突出している。
一方、図4に示す実施例では、端子21、22と端子台3とが別部品から成り、各端子21、22が端子台3に開けられた貫通孔34に挿入されて端子台3に組み付けられている。また、直線形状の端子21と屈曲構造を有する端子22とが長手方向を揃えて、端子台3の貫通孔34に挿入されて配置される。このとき、端子台3の両端面のうちトランスアクスルのケーシング10側に位置する端面に凹部35が形成されており、屈曲構造を有する端子22がこの凹部35内に屈曲部を収めつつ端子台3の貫通孔34に挿入されている。また、この状態では、端子21、22間の距離が屈曲構造を有する端子22の屈曲位置にて近くなる。そこで、端子台3の凹部35内であって直線形状の端子21と屈曲構造を有する端子22の屈曲位置との間に、障壁32が設けられている。そして、この障壁32により、接続部211、221間の沿面距離が延長されている。
また、上記の構成では、障壁31、32が端子台3の構造を補強するリブを構成する事が好ましい(図4参照)。例えば、端子台3の凹部35内に設けられた障壁32が、凹部35により薄肉となった部分を補強するリブとして機能する。これにより、端子台3の構造強度が補強される利点があり、また、凹部35により端子台3の重量が軽量化される利点がある。
また、図5に示す実施例では、図4に示した実施例において、障壁32が鉛直方向下向きに頂点を向けた略三角形の断面形状を有している。かかる構成では、例えば、障壁32と端子21、22との間に異物(例えば、トランスアクスルのギアにより跳ね飛ばされた油滴など)が入り込んだときに、これらが重力により落下して除去されやすい。これにより、端子21、22間における異物の残留が低減されるので、端子21、22間の絶縁性が適正に確保される利点がある。
以上のように、この発明にかかる駆動ユニットの端子台構造は、駆動ユニットの構成要素の連結部を小型化できる点で有用である。
この発明の実施例にかかる駆動ユニットの端子台構造を示す構成図である。 図1に記載した駆動ユニットの端子台構造の変形例を示す説明図である。 図1に記載した駆動ユニットの端子台構造の変形例を示す説明図である。 図1に記載した駆動ユニットの端子台構造の変形例を示す説明図である。 図1に記載した駆動ユニットの端子台構造の変形例を示す説明図である。
符号の説明
1 端子台構造
21、22 端子
211、212 接続部
3 端子台
10 トランスアクスルのケーシング
20 インバータのケーシング
30 コネクタ
31、32 障壁
33 鍔状部
34 貫通孔
35 凹部

Claims (9)

  1. 駆動ユニットの構成要素を電気的に接続する複数の端子と、これらの端子を支持する端子台とを備えると共に、一対の前記構成要素の連結部に配置される駆動ユニットの端子台構造であって、
    一方の前記構成要素(以下、高導電率側構成要素という。)内の気体の導電率が他方の前記構成要素(以下、低導電率側構成要素という。)内の気体の導電率よりも大きいときに、
    少なくとも一対の前記端子が一方の接続部を前記高導電率側構成要素内の気体中に位置させると共に他方の接続部が前記低導電率側構成要素内の気体中に位置させ、
    隣り合う前記端子の接続部のうち前記高導電率側構成要素内の気体中に位置する接続部の絶縁距離Aと、前記低導電率側構成要素内の気体中に位置する接続部の絶縁距離BとがA>Bの関係を有し、
    隣り合う前記端子のうち少なくとも一方の端子が屈曲構造を有することにより、前記接続部の絶縁距離A、Bの差が形成され、
    一対の前記構成要素が、フランジ部を介して相互に連結すると共に前記フランジ部に形成された連通孔により相互に連通し、且つ、
    前記屈曲構造を有する前記端子が、前記連通孔に挿通されて配置されると共に前記連通孔の外部にて屈曲して前記接続部の絶縁距離Aを広げることを特徴とする駆動ユニットの端子台構造。
  2. 駆動ユニットの構成要素を電気的に接続する複数の端子と、これらの端子を支持する端子台とを備えると共に、一対の前記構成要素の連結部に配置される駆動ユニットの端子台構造であって、
    一方の前記構成要素(以下、高導電率側構成要素という。)内の気体の導電率が他方の前記構成要素(以下、低導電率側構成要素という。)内の気体の導電率よりも大きいときに、
    少なくとも一対の前記端子が一方の接続部を前記高導電率側構成要素内の気体中に位置させると共に他方の接続部が前記低導電率側構成要素内の気体中に位置させ、
    隣り合う前記端子の接続部のうち前記高導電率側構成要素内の気体中に位置する接続部の絶縁距離Aと、前記低導電率側構成要素内の気体中に位置する接続部の絶縁距離BとがA>Bの関係を有し、
    隣り合う前記端子のうち少なくとも一方の端子が屈曲構造を有することにより、前記接続部の絶縁距離A、Bの差が形成され、
    前記高導電率側構成要素のケーシングと前記低導電率側構成要素から引き出されたコネクタとが、相互に連結すると共に、前記ケーシングと前記コネクタとの連結部に形成された連通孔により相互に連通し、且つ、
    屈曲構造を有する前記端子が、前記連通孔に挿通されて配置されると共に前記連通孔の外部にて屈曲して前記接続部の絶縁距離Aを広げることを特徴とする駆動ユニットの端子台構造。
  3. 駆動ユニットの構成要素を電気的に接続する複数の端子と、これらの端子を支持する端子台とを備えると共に、一対の前記構成要素の連結部に配置される駆動ユニットの端子台構造であって、
    一方の前記構成要素(以下、高導電率側構成要素という。)内の気体の導電率が他方の前記構成要素(以下、低導電率側構成要素という。)内の気体の導電率よりも大きいときに、
    少なくとも一対の前記端子が一方の接続部を前記高導電率側構成要素内の気体中に位置させると共に他方の接続部が前記低導電率側構成要素内の気体中に位置させ、
    隣り合う前記端子の接続部のうち前記高導電率側構成要素内の気体中に位置する接続部の絶縁距離Aと、前記低導電率側構成要素内の気体中に位置する接続部の絶縁距離BとがA>Bの関係を有し、
    隣り合う前記端子のうち少なくとも一方の端子が屈曲構造を有することにより、前記接続部の絶縁距離A、Bの差が形成され、
    前記端子台が、前記高導電率側構成要素側の端面に凹部を有し、且つ、
    屈曲構造を有する前記端子が前記凹部内に屈曲部を収めて配置されることを特徴とする駆動ユニットの端子台構造。
  4. 前記端子台が、前記高導電率側構成要素内の気体中に位置する一対の前記接続部の間であって前記凹部の内部に障壁を有し、且つ、
    前記障壁が、前記端子台の構造を補強するリブを構成する請求項3に記載の駆動ユニットの端子台構造。
  5. 隣り合う前記端子のうち少なくとも一方の端子が屈曲構造を有することにより、前記接続部の絶縁距離A、Bの差が形成される請求項3または4に記載の駆動ユニットの端子台構造。
  6. 前記低導電率側構成要素内の気体が空気である請求項1〜のいずれか一つに記載の駆動ユニットの端子台構造。
  7. 前記高導電率側構成要素がトランスアクスルであり、且つ、前記低導電率側構成要素がインバータである請求項1〜のいずれか一つに記載の駆動ユニットの端子台構造。
  8. 前記低導電率側構成要素内の気体中に位置する一対の前記接続部間に障壁が配置される請求項1〜のいずれか一つに記載の駆動ユニットの端子台構造。
  9. 前記障壁が鉛直方向下向きに頂点を向けた略三角形の断面形状を有する請求項8に記載の駆動ユニットの端子台構造。
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