JP2010188038A - 温熱マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】、肌への密着性に優れた温熱マスクを提供すること。
【解決手段】本発明の温熱マスク1は、顔面の少なくとも一部を覆うマスク本体2と、該マスク本体2の肌当接面2a上に配置されたシート状発熱具3とを備えている。マスク本体2は伸長性を有しており、且つマスク本体2とシート状発熱具3とは、マスク本体2を伸長させたときにその肌当接面2aから起立するリンク部材7を介して接合されている。起立したリンク部材7によって、シート状発熱具3がマスク本体2の肌当接面2aから浮上するようになされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、目元等の顔面の所望の部位に熱を付与するシート状発熱具を備えた温熱マスクに関する。
従来、皮膚のかさつき、小じわやくま、くすみ等の改善のために、化粧料や薬剤が塗布されたシート状発熱体あるいは水性の化粧料、医薬成分が担持されたシートが接合されたシート状発熱体を顔面に装着し、発熱体から生じる熱を利用して、化粧料や薬剤の肌への浸透を促進させたり、毛穴を開いたりさせる技術が提案されている。
例えば特許文献1には、使用者の顔面の略全域を覆う仮面状のシート状発熱体を用いた加温器具が記載されている。また特許文献2には、目の下に貼り付けて使用する略三日月状の目元用温熱具が記載されている。
特開昭56−85336号公報 特開2001−31556号公報
特許文献1に記載の仮面状の温熱具(加温器具)は、シート状発熱体等の構成部材の剛性に起因する反発力等により、肌への密着性が不十分であった。特に、目頭の周辺部は、顔面の中でも特に窪みが深い部分であるため、仮面状のシート状発熱体が密着しにくく、そのため熱が十分に付与されない。
また、特許文献2に記載の温熱具(保湿用ゲルシート)は、その発熱材が収容される部材が、通気性シートとシート基材とがそれらの周縁部においてヒートシールされてなる袋体から構成されているため、柔軟性はあっても伸縮性に乏しく、肌への密着性が不十分であった。また、特許文献2に記載の温熱具は、肌当接面側に含水ゲルが設けられており、該含水ゲルを肌に貼り付けて使用するものであるところ、該含水ゲルは、化粧用クリーム等の、油溶成分や界面活性剤を含む薬剤が肌に塗布されていると、肌に対する貼付力が大幅に低下するため、このような薬剤を塗布した場合には実質的に使用できない。
従って本発明の課題は、肌への密着性に優れた温熱マスクを提供することにある。
本発明は、顔面の少なくとも一部を覆うマスク本体と、該マスク本体の肌当接面上に配置されたシート状発熱具とを備えた温熱マスクであって、前記マスク本体は伸長性を有しており、且つ該マスク本体と前記シート状発熱具とは、該マスク本体を伸長させたときにその肌当接面から起立するリンク部材を介して接合されており、起立した前記リンク部材によって、前記シート状発熱具が前記マスク本体の肌当接面から浮上するようになされている温熱マスクを提供することにより、前記課題を解決したものである。
本発明の温熱マスクは、リンク部材を含んで構成される、シート状発熱部のリフトアップ機構により、シート状発熱部の肌への密着性に優れている。リンク部材をマスク本体の適切な位置に配置することにより、例えば、両目の周囲を被覆可能な従来のマスクでは十分な密着性が得られなかった目頭の周辺部に対してもシート状発熱具が密着し、斯かる部位を含む目元に十分な熱を付与することができる。
図1は、本発明の温熱マスクの第1実施形態の肌当接面側の平面図である。 図2は、図1のI−I線断面を模式的に示した断面図である。 図3は、図1に示す温熱マスクにおける右目側の一部の側面図(下面図)である。 図4は、図1に示す温熱マスクの使用方法の説明図である。 図5は、図1に示す温熱マスクにおけるリンク部材の動作の説明図である。 図6は、本発明に係るシート状発熱具のリフトアップ機構による効果の説明図であり、図6(a)は、図1に示す温熱マスクにおける片目側の使用状態を模式的に示す上面図、図6(b)は、リフトアップ機構(リンク部材)を備えていない本発明の範囲外の温熱マスクにおける片目側の使用状態を模式的に示す上面図である。 図7は、本発明の温熱マスクの第2実施形態の図2相当図である。 図8は、本発明の温熱マスクの第3実施形態におけるシート状発熱具の平面図である。 図9(a)は、図8に示すシート状発熱具を備えた第3実施形態の図3相当図、図9(b)は、第3実施形態の図5相当図である。 図10は、本発明の温熱マスクの第4実施形態におけるシート状発熱具の平面図である。 図11(a)は、図10に示すシート状発熱具を備えた第4実施形態の図3相当図、図9(b)は、第4実施形態の図5相当図である。 図12(a)は、本発明の温熱マスクの使用者の頭部の正面図、図12(b)は該頭部の左側面図である。
以下、本発明の温熱マスクについて、その好ましい一実施形態である第1実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態の温熱マスクの肌当接面側の平面図(背面図)、図2は、図1のI−I線断面を模式的に示した断面図、図3は、図1に示す温熱マスクにおける右目側の一部の側面図(下面図)である。第1実施形態の温熱マスク1は、顔面の少なくとも一部を覆うマスク本体2と、該マスク本体2の肌当接面(マスク着用時に使用者の肌と対向する面)2a上に配置されたシート状発熱具3とを備えている。
第1実施形態の温熱マスク1は目元に熱を付与する目元用温熱マスクであり、マスク本体2は、図1に示すように、着用時に両目の周囲を被覆可能な横長の形状を有している。ここで、「目の周囲」とは、開眼状態における眼瞼裂の外側の領域をいい、眼窩の領域を含み且つそれよりも広い領域を指す。また、熱を付与するとは、シート状発熱具を肌へ直接接触させて熱を付与すること、及び水蒸気の透過が可能な介在物を介して間接的に肌へ接触させて熱を付与することの双方を包含する。
マスク本体2は、略扁平状の1枚のシート材から形成されており、目の周囲を覆うに足る形状及び大きさを有している。より具体的には、マスク本体2は、その上下方向が顔の額(眉)から鼻尖にかけての部位を被覆し、その左右方向が、両頬間の部位を被覆するような大きさ及び形状をしている。目に対応する部分はくり抜かれて開口部4,4が形成されており、また、鼻に対応する部分は切り欠かれて切り欠き部5が形成されている。扁平状のマスク本体2は、使用者の肌に近い側に位置する第1の面(肌当接面、背面)2a及びそれと反対側に位置し且つ使用者の肌から遠い側に位置する第2の面(正面)2bを有している。
マスク本体2は、着用時に耳を掛ける一対の耳掛け部6,6を有している。耳掛け部6は、マスク本体2における、シート状発熱具3よりも該マスク本体2の長手方向外方に延出している延出部から形成されている。該延出部の略中央部には穴61が形成されており、該穴61の中に耳を通すことにより、耳掛け部6を使用者の耳に固定することができる。
マスク本体2は、マスク本体2の長手方向(図1の左右方向)に伸長性を有している。ここで、マスク本体が伸長性を有しているとは、マスク本体全体が伸長性を有している場合、及びマスク本体の一部が伸長性を有している場合の両方を含む。マスク本体の一部が伸長性を有している場合、その一部(伸長性を有している部分)は、マスク本体におけるシート状発熱具の配置部(マスク本体におけるシート状発熱具と重なっている部分)を含んでいることが好ましい。第1実施形態においては、マスク本体2全体がその長手方向に伸縮性を有しており、マスク本体2の長手方向の両端を把持して長手方向に沿って引っ張ると、マスク本体2は長手方向に伸び、引張力が解除されると元の長さに戻る。
マスク本体2は、後述するシート状発熱具3のリフトアップ機構の有効性を高める観点から、伸長可能な部分(第1実施形態ではマスク本体2全体)が伸長した状態で顔面に装着されるようになされていることが好ましい。具体的には、自然状態(非伸長状態)のマスク本体2における、使用者の右耳裏頂部に対応する部分R1と左耳裏頂部に対応する部分R2との間の長さW1(図1参照)が、使用者の顔面に沿って測定した両耳裏頂部YR,YL間を結ぶ曲線Z(図12参照)の長さW2よりも短いことが好ましい。使用者の両耳裏頂部間の長さW2に対するマスク本体2の長さW1の割合(W1/W2)は、好ましくは65〜88%、更に好ましくは67〜82%である。そして、マスク本体2は、その長手方向に伸長させることによって、その長さW1が前記長さW2以上となるような伸長性を有していることが好ましい。
尚、前記長さW2は、図12に示すように、右耳裏頂部YR、右目の中心部ER、左目の中心部EL及び左耳裏頂部YLそれぞれの間を最短距離で結ぶ曲線Zの長さであり、専用の計測装置(例えば日本電気(株)製の頭部測定装置)で計測することができる。また、前記長さW2は、デジタルヒューマン研究センターが提供する、頭部計測データから算出することができ、提供された該データに基づき、3次元CADを用いてパソコン上で計測(算出)することができる。平均的な成人女性の前記長さW2はおよそ314mmであることから、自然状態のマスク本体2の前記長さW1は314mmよりも短いことが好ましく、具体的には204〜276mm、特に210〜257mmが好ましい。
マスク本体2の厚み(無荷重下における厚み)は特に制限されないが、良好な使用感を得る観点からは薄いことが好ましく、0.3〜5mm、特に0.5〜2mmが好ましい。
シート状発熱具3は、図1及び図2に示すように、マスク本体2の肌当接面2a上における目の下に対応する部分Aに配置されている。マスク本体2における目の下に対応する部分Aは、開口部4(目に対応する部分)の下方に位置する部分であり、目頭(図4、図6及び図12中符号Eaで示す部分)に対応する部分Pと目尻(図4、図6及び図12中符号Ebで示す部分)に対応する部分Qとの間に存している。目頭に対応する部分Pは、マスク本体2における着用時に目頭Eaに最も近接する部分であり、目尻に対応する部分Qは、マスク本体2における着用時に目尻Ebに最も近接する部分である。
より具体的には、シート状発熱具3は、平面視して略L字状で偏平な形状をしており、マスク本体2の第1の面(肌当接面)2a上において、目の下に対応する部分A、及び目尻に対応する部分Qよりもマスク本体2の長手方向外方に位置する部分(即ち、目尻に対応する部分Qと耳掛け部6の穴61との間)Bの両部分A,Bに跨って連続的に配置されている。
図1に示すように、目頭に対応する部分Pを通り且つマスク本体2の長手方向と直交する方向(図1の上下方向)と平行な仮想直線L1を引いたときに、該仮想直線L1と、鼻に対応する部分(切り欠き部5)を境界として該仮想直線L1とマスク本体2の長手方向の同じ側に位置する、シート状発熱具3との間の最短離間距離は10mm以内、特に5mm以内であることが好ましい。シート状発熱具3は仮想直線L1を跨いで配置されていても良い。
シート状発熱具3は、図2に示すように、発熱部31及び該発熱部31を収容する収容体32を備えている。収容体32は扁平なものであり、複数のシート材を貼り合わせて、発熱部31が収容される密閉空間が形成されたものである。この密閉空間が発熱部31の収容部になっている。扁平な形状を有する収容体32は、使用者の肌に近い側に位置する第1の面32a、及び該第1の面32aと反対側に位置し且つ使用者の肌から遠い側に位置する第2の面32bを有している。
発熱部31は化学エネルギーを利用して発熱を起こさせる部位である。利用し得る化学エネルギーとしては、被酸化性金属の酸化反応により生じる酸化熱、酸とアルカリの中和熱、無機塩類(塩化カルシウム、塩化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、ゼオライト等)の水和熱などが挙げられる。これらのうち、取り扱い性が良好であることや、発熱量が比較的大きいこと、携帯やコンパクト化が容易であることから、第1実施形態においては、被酸化性金属の酸化反応により生じる酸化熱を用いている。
化学エネルギーを利用した発熱部31の具体的な構成は、化学エネルギーの種類に応じて適宜定められる。例えば被酸化性金属の酸化反応により生じる酸化熱を用いる場合には、金属粉(例えば、鉄、アルミニウム、亜鉛、銅等)、触媒となる塩類(例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム等のアルカリ金属の塩化物、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等のアルカリ土類金属の塩化物等)、及び水を含有した組成物から構成される。この組成物には、更に保水剤(例えば、バーミキュライト、ケイ酸カルシウム、シリカゲル、シリカ系多孔質物質、アルミナ、パルプ、木紛、吸水ポリマー等)、反応促進剤(例えば、活性炭、カーボンブラック、黒鉛等)等を含有させる。
前述の成分を含有する発熱部31は、発熱シート又は発熱粉体の形態となっている。特に発熱シートの形態になっていることが、温熱マスク1の使用中に被酸化性金属等の偏りを防止でき、均一な発熱を行い得る点から好ましい。発熱シートとしては、湿式抄造により得られたシート状物や、発熱粉体を紙等で挟持してなる積層体等が挙げられる。そのような発熱シートは、例えば本出願人の先の出願に係る特開2003−102761号公報に記載の湿式抄造法や、ダイコーターを用いたエクストルージョン法を用いて製造することができる。
収容体32における第1の面32a及び第2の面32bの少なくとも一面が通気面になっている。ここで、通気面とは、空気が当該面を透過可能であることを意味する。通気面(通気面を構成するシート材)の通気度(JIS P8117で規定)としては、好ましくは500〜100,000sec/100cc、更に好ましくは1500〜20,000sec/100ccから適宜選定される。シート状発熱具3は、図2に示すように、収容体32における第1の面32aの側が使用者の肌に対向し、第2の面32bの側がマスク本体2に対向するように配置される。例えば第1の面32a及び第2の面32bの何れもが通気面である場合、マスク本体2を通じて第2の面32bを透過してきた空気(酸素)は、収容体32内に収容されている発熱部31を構成する被酸化性金属と反応し、それによって発熱が起こる。発生した熱は、第1の面32aを通じて使用者の肌に付与される。
収容体32における第1の面32a及び第2の面32bは何れもシート材から構成されている。収容体32は、第1の面32a及び第2の面32bをそれぞれ構成するシート材を熱融着や接着等の接合手段によって互いに接合して形成された閉じた形状の環状接合部33を有している。環状接合部33は連続に形成されている。収容体32は、環状接合部33よりも内側の部分において第1の面32aと第2の面32bとが非接合状態になっている。この環状接合部33によって包囲された収容体32の非接合部分が、発熱部31の収容部である。環状接合部33の輪郭は、収容体32に収容されている発熱部31の輪郭を画定するものであり、平面視して各端部が丸みを帯びた略L字状をしている。
シート状発熱具3は、マスク着用時に使用者の身体に十分に追従するためには、柔軟であることが好ましい。掛かる観点から、シート状発熱具3の剛性(発熱部31の存在領域における剛性)は、1N以下、特に0.5N以下であることが好ましい。ここでいう剛性は、JIS L1096で規定する、ハンドルオメーターにより測定された剛軟性の値を意味する。
また、シート状発熱具3の厚みは特に制限されないが、良好な使用感を得る観点からは薄いことが好ましく、0.3〜5mm、特に0.5〜2mmが好ましい。尚、ここでいう厚みは、シート状発熱具3における発熱部31の存在領域の無荷重下における厚みである。
マスク本体2とシート状発熱具3とは、マスク本体2を伸長させたときにその肌当接面2aから起立するリンク部材7を介して接合されており、起立したリンク部材7によって、シート状発熱具3〔シート状発熱具3におけるリンク部材7(一端部71)との接合部〕がマスク本体2の肌当接面2aから浮上するようになされている(図5参照)。より具体的には、マスク本体2とシート状発熱具3とは、マスク本体2における目頭に対応する部分Pの周辺部において、マスク本体2の長手方向に延びるリンク部材7を介して接合されていると共に、マスク本体2における目尻に対応する部分Qよりも該マスク本体2の長手方向外方に位置する1箇所以上において部分的に接合されている。ここで、マスク本体2における目頭に対応する部分Pの周辺部とは、目頭に対応する部分Pから好ましくは25mm以内、更に好ましくは20mm以内の領域を意味する。リンク部材7は、少なくともその一部が該領域内に存している。
第1実施形態におけるシート状発熱具3は、図1に示すように、マスク本体2における目の下に対応する部分Aにおいては、リンク部材7を介してマスク本体2と接合されており、マスク本体2における目尻に対応する部分Qよりもマスク本体2の長手方向外方に位置する部分Bにおいては、シート状発熱具3の環状接合部33に位置する複数(2つ)の接合部34,34にて、マスク本体2と接合されている。接合部34は、熱融着や接着等の公知の接合手段によって形成されている。つまり、第1実施形態におけるマスク本体2とシート状発熱具3との間の接合部は、計3箇所存在している。
リンク部材7は、図1に示すように、平面視して長方形形状(帯状)を有している偏平なものであり、その長手方向をマスク本体2の長手方向に一致させて、マスク本体2とシート状発熱具3との間に配置されている。リンク部材7のマスク本体2の長手方向に沿った長さは、好ましくは5〜40mm、更に好ましくは10〜30mmであり、該長手方向と直交する方向の長さ(幅)は、好ましくは3〜20mm、更に好ましくは5〜10mmである。
第1実施形態におけるリンク部材7は、マスク本体2及びシート状発熱具3とは別部材からなる。リング部材7の形成材料としては、シート状発熱部3をマスク本体2の肌当接面2aから浮上させるというリング部材7の役割を考慮すると、剛性の高い(硬い)ものが好ましく、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等のプラスチックフィルム、PET、PP等を主材とする高剛性不織布、紙等を用いることができる。
リンク部材7の剛性は、0.4N以上、特に1.3〜2Nであることが好ましい。ここでいう剛性は、JIS L1096で規定する、ハンドルオメーターのスリット幅が20mm、試験試料片の大きさが200mm四方角で測定された剛軟性の値を意味する。
リンク部材7は、図3に示すように、マスク本体2の長手方向の一端部71がシート状発熱具3と接合され、一端部71と反対側に位置する他端部72がマスク本体2と接合されており、且つリンク部材7における一端部71と他端部72との間の中間部73は、マスク本体2及びシート状発熱具3と接合されていない。リンク部材7とマスク本体2及びシート状発熱具3との接合は、熱融着や接着等の公知の接合手段によってなされている。中間部73は、温熱マスク1の未使用時(マスク本体2の非伸長時)においては、マスク本体2の第1の面(肌当接面)2aと略平行(第1の面とのなす角度が5度以下)となっている。中間部73のリンク部材7の長手方向に沿った長さは、好ましくは5〜40mm、更に好ましくは10〜30mmである。
シート状発熱具3と一体化されているリンク部材7の一端部71は、マスク本体2と一体化されている他端部72よりも切り欠き部5(マスク本体2における鼻に対応する部分)に近接している。リンク部材7の一端部71は、シート状発熱具3における、切り欠き部5寄りの環状接合部33と接合されている。リンク部材7の他端部72は、マスク本体2におけるシート状発熱具3の配置部内に位置している。
図4には、第1実施形態の温熱マスク1の使用方法が示されている。温熱マスク1は、図4に示すように、耳掛け部6(穴61)を利用して耳に掛けられ、使用される。マスク本体2は、このように顔面に装着された時にその長手方向に伸長され、それに伴ってマスク本体2と接合されているシート状発熱具3が、近傍の耳掛け部6側に引っ張られる。
このとき、図5に示すように、リンク部材7の中間部73が、他端部72を立ち上がり基端部としてマスク本体2から起立し、これにより、シート状発熱具3におけるリンク部材7の一端部71と接合されている部分及びその周辺部、即ち目頭の周辺部に対応する部分が、マスク本体2の第1の面(肌当接面)2aから浮き上がる。こうして、シート状発熱具3が中間部73に支持されてマスク本体2から浮き上がることにより、シート状発熱具3の肌Sへの密着性が高まる。このように、第1実施形態の温熱マスク1は、マスク本体2の伸長動作をリンク部材7の起立動作に変える、シート状発熱具のリフトアップ機構を備えている。
図6は、このようなシート状発熱具のリフトアップ機構による効果の説明図であり、図6(a)(マスク本体を長手方向に二分する一点破線Xよりも左側の図)は、リフトアップ機構を備えた第1実施形態の温熱マスク1における片目側の使用状態を模式的に示す上面図、図6(b)(一点破線Xよりも右側の図)は、リフトアップ機構(リンク部材)を備えていない温熱マスク100における片目側の使用状態を模式的に示す上面図である。図6(b)に示す温熱マスク100は、リンク部材7を介さずにマスク本体2とシート状温熱具3とが接合されされている点以外は、図6(a)に示す第1実施形態の温熱マスク1と同様に構成されている。マスク本体2(シート状発熱具3)における目の下に対応する部分Aの中でも特に目頭Eaの周辺部は、その近傍に、鼻に対応して形成された切り欠き部5(図6では図示せず)が存在しているため、マスク本体2を両耳に掛けて長手方向に伸長させてもその引張力が殆ど伝わらない。そのため、リンク部材7を備えていない温熱マスク100は、図6(b)に示すように、目頭Eaの周辺部に対する密着性に乏しい。これに対し、第1実施形態の温熱マスク1は、リンク部材7を含んで構成される前述したリフトアップ機構を備えていることにより、図6(a)に示すように、シート状発熱具3が目頭Eaの周辺部を含む目元に密着し、目元に熱を十分に付与することができる。
前述したシート状発熱具のリフトアップ機構は、次のように設計されていることが好ましい。即ち、マスク本体2(使用者の右耳裏頂部に対応する部分R1と左耳裏頂部に対応する部分R2との間)をその伸長率が113〜152%となるように伸長させたときに、起立したリンク部材7によって該マスク本体2の肌当接面2aから浮上したシート状発熱具3の浮上量T(図5参照。肌当接面2aからの浮上量が最も大きい部分の浮上量。)が6〜24mmであることが好ましく、特にマスク本体2(部分R1とR2との間)をその伸長率が121〜147%となるように伸長させたときの浮上量Tが10〜22mmであることが好ましい。温熱マスク1がこのようなシート状発熱具のリフトアップ機構を備えていることにより、多くの使用者に対してシート状発熱具3を目元に密着させることが可能となり、製品価値が一層向上する。ここで、マスク本体の伸長率は次式により求められる。 伸長率(%)=[伸長状態(マスク本体2をその長手方向に伸長させた状態)のマスク本体2の前記長さW1(使用者の右耳裏頂部に対応する部分R1と左耳裏頂部に対応する部分R2との間の長さ)/自然状態(非伸長状態)のマスク本体2の前記長さW1]×100
シート状発熱具3によって熱が付与されている皮膚の温度は、好ましくは38〜42℃である。このような皮膚温度は、シート状発熱具3を構成する収容体32の透湿度、通気度や、収容体32に収容される発熱部31の組成によってコントロールすることができる。
第1実施形態の温熱マスク1は、その使用前は、その全体が酸素バリア性を有する包装材(図示せず)によって包装されて、シート状発熱具3の発熱部31が空気中の酸素と接触しないようになっている。酸素バリア性の材料としては、例えば、その酸素透過係数(ASTM D3985)が10cm3・mm/(m2・day・MPa)以下、特に2cm3・mm/(m2・day・MPa)以下のものが好ましい。具体的には、エチレン−ビニルアルコール共重合体やポリアクリロニトリル等のフィルム、又はそのようなフィルムにセラミック若しくはアルミニウム等を蒸着したフィルムが挙げられる。
次に、第1実施形態の温熱マスク1を構成する部材の詳細について説明すると、マスク本体2を形成するシート材としては、通気性及び伸長性を有しているものが好ましく、特に通気性及び伸縮性を有しているものが好ましい。具体的には、例えばスパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、エアスルー不織布、伸縮性を有するスパンボンド不織布等が挙げられる。
シート状発熱具3を構成する収容体32において、第1の面32a及び第2の面32bは、それぞれ透湿性を有していても良く、あるいは透湿性を有していなくても(非透湿性でも)良く、温熱マスクの用途等に応じて適宜選択することができる。
収容体32の形態の一例として例えば、第1の面32aが非透湿性フィルムから構成され、第2の面32bが透湿性フィルム又は通気性フィルムから構成された形態が挙げられる。非透湿性フィルムとしては、各種熱可塑性樹脂からなるフィルムが用いられる。第2の面32bが透湿性フィルムから構成される場合、該透湿性フィルムは例えば、熱可塑性樹脂と無機フィラーとを溶融混練して押し出した溶融物をフィルム状に成形し、成形されたフィルムを一軸又は二軸延伸することで製造される。透湿性フィルムの透湿度(JIS Z0208、40℃、90%RH)は、200〜5000g/(m2・24hr)、特に500〜1000g/(m2・24hr)であることが好ましいが、透湿度(JIS Z0208で規定)及び通気度(JIS P8117で規定)は、発熱部31の組成や量、使用形態(短時間発熱型、長時間発熱型、水蒸気発生型等)により適宜選定される。収容体32の肌触りを良好にする目的で、第1の面32aを構成するフィルム及び/又は第2の面32bを構成するフィルムの外面に、不織布等の風合いの良好なシートをラミネートしても良い。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。後述する他の実施形態については、先に詳述した第1実施形態と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、第1実施形態についての説明が適宜適用される。
図7は、第2実施形態の温熱マスクの図2相当図(マスクの長手方向に沿った断面の一部の模式図)である。第2実施形態の温熱マスクにおいては、シート状発熱具3の肌当接面側(収容体32の第1の面32a上)に、流動性を有する薬剤(図示せず)を保持し得る薬剤保持層10が配置されている。尚、図7は、温熱マスクの一方の側(右目側又は左目側)のみを図示しているが、図7に記載されていない他方の側も、図7と同様に構成され薬剤保持層10が配置されている。薬剤保持層10は、平面視して発熱部31と同形状(略L字状)で略同寸法のシート材である。シート状発熱具3と薬剤保持層10とは、熱融着や接着等の公知の接合手段によって接合され一体化されている。
薬剤保持層10としては、柔軟性や伸縮性を有する材料からなる繊維シートを用いることが、使用者の身体に追従しやすくなる観点から好ましい。そのような材料としては、各種不織布、例えばエアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布、これらの不織布の複合材料、これらの不織布とフィルムとの複合材料などが挙げられる。薬剤保持層10の坪量は、薬剤の供給量やシート状発熱具3の取り扱い性等を考慮して決定され、例えば20〜200g/m2、特に40〜120g/m2とすることができる。
また、第2実施形態における収容体32は、薬剤保持層10と一体化される第1の面32aが非通気面、第2の面32bが通気面になっている。ここで、非通気面とは、空気が当該面を透過不可能又は透過困難であることを意味する。非通気面(非通気面を構成するシート材)の通気度(JIS P8117で規定)としては、好ましくは50,000sec/100cc以下、更に好ましくは100,000sec/100cc以下から適宜選定される。非通気面を構成するシート材としては、PE、PP、PET、一軸延伸ポリプロピレン(OPP),ポリエステル等のフィルムで、マスクの使用時間内に通気面の通気量に影響を与えない程度の不透過性があれば良い。
第2実施形態の温熱マスクは、薬剤が保持された薬剤保持層10が使用者の目元に当接されて使用される。第2実施形態の温熱マスクによれば、シート状発熱具3から付与される熱が薬剤保持層10に伝わって、該薬剤保持層10に含まれている有効成分が使用者の皮膚に浸透しやすくなる。また発生した熱が使用者の肌にも伝わって毛穴が開き、それによっても有効成分が使用者の肌に浸透しやすくなる。
前記薬剤は、流動性を有しているものであればその剤状は特に限定されず、水系の液体、乳化物、ゲル、クリーム、ワセリン等種々のものがある。薬剤の組成も特に限定されず、任意のものを使用できる。また薬剤は水性であっても良く、油性であっても良い。薬剤の含有成分としては、例えば経皮吸収されて真皮引き締め、美白、血行促進、脂肪分解促進、抗炎症等の効果を発現する物質が挙げられる。具体的には、植物抽出物、動物抽出物、グアニジン誘導体、カテコールアミン類、アミノ酸、ビタミン類、ホルモン、有機酸、天然抽出のスフィンゴシン誘導体、合成セラミド類似体等が挙げられる。
図8は、第3実施形態の温熱マスクにおけるシート状発熱具の平面図、図9(a)は、図8に示すシート状発熱具を備えた第3実施形態の図3相当図(温熱マスクにおける右目側の一部の側面図(下面図))、図9(b)は、第3実施形態の図5相当図(温熱マスクにおけるリンク部材の動作の説明図)である。第3実施形態の温熱マスクにおいては、リンク部材7がシート状発熱具3の構成部材で形成されている。リンク部材7として用いられる、シート状発熱具3の構成部材としては、収容体32における第1の面32aを構成しているシート材及び/又は第2の面32bを構成しているシート材を用いることができる。図8及び図9に示した形態におけるリンク部材7は、両シート材が熱融着や接着等の接合手段によって互いに接合して形成されており、前述した収容体32の環状接合部33(発熱部31の外形に沿っている部分)と連続的に繋がって一体化している。
第3実施形態においては、図8及び図9に示すように、収容体32における第1の面32aを構成しているシート材及び第2の面32bを構成しているシート材が、目頭に対応する部分Pの周辺部(図8及び図9では図示しない切り欠き部5の近傍)において、発熱部31の周縁から切り欠き部5に向かって延出しており、この両シート材の延出部がリンク部材7として機能する。この延出部からなるリンク部材7は、図8に示すように平面視して略矩形形状を有している。第3実施形態におけるシート状発熱具3は、図9に示すように、発熱部31の周縁から延出する前記両シート材の延出部からなるリンク部材7を該シート状発熱具3側に折り返し、その折り返し部の先端部をマスク本体2に接合させて配置される。延出部からなるリンク部材7は、熱融着処理されて剛性が高められていることが好ましい。
第3実施形態によっても第1実施形態と同様の効果が奏される。特に第3実施形態においては、シート状発熱具3の構成部材をリンク部材7として利用しているため、加工性や製造コストの点で有利である。
図10は、第4実施形態の温熱マスクにおけるシート状発熱具の平面図、図11(a)は、図10に示すシート状発熱具を備えた第4実施形態の図3相当図(温熱マスクにおける右目側の一部の側面図(下面図))、図11(b)は、第4実施形態の図5相当図(温熱マスクにおけるリンク部材の動作の説明図)である。第4実施形態の温熱マスクも、第3実施形態と同様に、リンク部材7がシート状発熱具3の構成部材で形成されている。
第4実施形態においては、図10及び図11に示すように、収容体32における第1の面32aを構成しているシート材及び第2の面32bを構成しているシート材が、目頭に対応する部分Pの周辺部(図10及び図11では図示しない切り欠き部5の近傍)において、発熱部31の周縁から切り欠き部5に向かって延出し、更に収容体32の周縁に沿って耳掛け部6に向かって延びており、この両シート材の延出部がリンク部材7として機能する。この延出部からなるリンク部材7は、図10に示すように平面視して略C字状を有しており、そのC字状の中央部(即ち切り欠き部5寄りのマスク本体長手方向の一端部)71において収容体32と接合されて一体化されており、C字状のその他の部分(一端部71以外の部分)は収容体32と一体化されておらず、該他の部分と収容体32との間には、所定幅の切離部8が設けられている。C字状のリンク部材7の両端部(即ち一端部71とマスク本体長手方向の反対側に位置する他端部)72,72は、図10に示すように、シート状発熱具3(収容体32)の外方においてマスク本体2と接合されている。この略C字状のリンク部材7は、その全体が熱融着処理されて剛性が高められていることが好ましい。C字状のリンク部材7は、例えば、図1に示すシート状発熱具3における環状接合部33の所定部分に切れ込みを入れて切離部8,8を形成することにより得られる。
第4実施形態によっても第1実施形態と同様の効果が奏される。特に第4実施形態においては、シート状発熱具3の構成部材をリンク部材7として利用しているため、加工性や製造コストの点で有利であり、とりわけ、C字状のリンク部材7の他端部72,72が、シート状発熱具3の外方においてマスク本体2と接合されており、該リンク部材7が第1実施形態のようにシート状発熱具3によって被覆されておらず、露出しているため、シート状発熱具3のマスク本体2への接合処理を簡単に行うことができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、前記実施形態は、目元に熱を付与する目元用温熱マスクであったが、本発明の温熱マスクは目元用に限定されず、顔面の所望の部位に熱を付与するように適宜設計可能である。
1 温熱マスク
2 マスク本体
2a マスク本体の肌当接面
3 シート状発熱具
4 開口部
5 切り欠き部
6 耳掛け部
7 リンク部材
8 切離部
10 薬剤保持層
31 発熱部
32 収容部
33 環状接合部
34 接合部
61 穴
71 リンク部材の一端部
72 リンク部材の他端部
73 リンク部材の中間部
A マスク本体における目の下に対応する部分
Ea 目頭
Eb 目尻
P マスク本体における目頭に対応する部分
Q マスク本体における目尻に対応する部分

Claims (7)

  1. 顔面の少なくとも一部を覆うマスク本体と、該マスク本体の肌当接面上に配置されたシート状発熱具とを備えた温熱マスクであって、
    前記マスク本体は伸長性を有しており、且つ該マスク本体と前記シート状発熱具とは、該マスク本体を伸長させたときにその肌当接面から起立するリンク部材を介して接合されており、
    起立した前記リンク部材によって、前記シート状発熱具が前記マスク本体の肌当接面から浮上するようになされている温熱マスク。
  2. 前記マスク本体は、着用時に両目の周囲を被覆可能な横長の形状を有し且つその長手方向に伸長性を有しており、
    前記シート状発熱具は、前記マスク本体の肌当接面上における目の下に対応する部分に配置されており、
    前記マスク本体と前記シート状発熱具とは、該マスク本体における目頭に対応する部分の周辺部において、該マスク本体の長手方向に延びる前記リンク部材を介して接合されていると共に、該マスク本体における目尻に対応する部分よりも該マスク本体の長手方向外方に位置する1箇所以上において部分的に接合されており、
    前記リンク部材は、前記マスク本体の長手方向の一端部が前記シート状発熱具に接合され、該一端部と反対側に位置する他端部が該マスク本体に接合されており、且つ該リンク部材における該一端部と該他端部との間の中間部は、該マスク本体及び該シート状発熱具と接合されておらず、
    前記マスク本体をその長手方向に伸長させたときに、前記リンク部材の前記中間部が起立するようになされている請求項1記載の温熱マスク。
  3. 前記リンク部材の他端部が、前記シート状発熱具の外方において前記マスク本体に接合されている請求項2記載の温熱マスク。
  4. 前記リンク部材が、前記シート状発熱具の構成部材で形成されている請求項1〜3の何れかに記載の温熱マスク。
  5. 前記マスク本体が、着用時に耳を掛ける一対の耳掛け部を有している請求項1〜4の何れかに記載の温熱マスク。
  6. 前記シート状発熱具の肌当接面上に、流動性を有する薬剤を保持し得る薬剤保持層が配置されている請求項1〜5の何れかに記載の温熱マスク。
  7. 前記マスク本体をその伸長率が113〜152%となるように伸長させたときに、起立した前記リンク部材によって該マスク本体の肌当接面から浮上した前記シート状発熱具の浮上量が6〜24mmである請求項1〜6の何れかに記載の温熱マスク。
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