JP2008200435A - 温熱化粧具 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート状化粧料の肌への密着性や追従性が損なわれることを防止し得る温熱化粧具を提供すること。
【解決手段】互いに分離可能になっているシート状化粧料10とシート状発熱具20を備える。シート状発熱具20に、これを使用者の身体に固定する固定手段25が設けられている。使用者の身体とシート状発熱具20との間にシート状化粧料10が配置されるようにシート状化粧料10とシート状発熱具20を重ねて固定手段25によって使用者の身体に固定したときに、シート状化粧料10がシート状発熱具20とは独立して使用者の身体に追従可能になっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、化粧料の肌への浸透等を温熱によって促進させるようにした温熱化粧具に関する。
化粧料や薬剤が塗布されたシート状の発熱体或いは水性の化粧料、医薬成分が担持されたシートが接合されたシート状発熱体を顔面に装着し、発熱体から生じる熱を利用して、化粧料や薬剤の肌への浸透を促進させたり、毛穴を開いたりさせる技術が提案されている(例えば特許文献1〜3参照)。これらの技術において提案されているシート状の発熱体の構造は、鉄粉等の被酸化性金属の粉体が密封可能に収容された収容部を備えた包材の外面に、化粧料や薬剤を塗布したもの、或いは水性の化粧料、医薬成分が担持されたシートが接着等の手段によりシート状発熱体に接合したものとなっている。
鉄粉等の被酸化性金属粉体からなる発熱体は、該被酸化性金属粉体を含有している為、シート状の化粧料と比較して剛性が高く、しなやかさが低い。したがって、特許文献1に記載の技術のように、蒸しタオルの効果を得るために仮面状の発熱体をそのまま顔面に適用した場合、特許文献2に記載の技術のように、湿布剤等を塗布した発熱体を顔面に適用した場合、或いはシート状の化粧料が完全一体化した発熱体の場合には、該発熱体を肌に沿わせた場合に、発熱体の剛性に起因した反発力が生じるため、肌への密着性や追従性が低下することが多かった。更に、該発熱体は、発熱の進行と共に凝集して硬くなることが知られている。したがって、かかる発熱体を有するシート状の化粧料を使用者の肌に装着して発熱を起こさせると、発熱体の凝集に起因して、該シート状の化粧料も発熱体と完全一体化していることにより硬くなり、肌への密着性や追従性がより一層低下する。その結果、シート状の化粧料が肌から浮いてしまって、化粧料や薬剤を肌に施すことができなくなったり、シート状の化粧料自体が肌から剥がれてしまったりする。シート状の化粧料を肌に固定するための粘着剤の粘着力を高めて、その浮きや剥がれを防止することも考えられるが、そのようにした場合には、肌の突っ張り感が生じたり、使用後のシート状の化粧料を肌から引き剥がすときに粘着剤が肌に残ってしまい、或いは肌へ大きな刺激やストレスを与えて、肌荒れなどのトラブルの原因となるなどの不都合が生じる可能性がある。
前記の従来技術の問題点を解消するために、特許文献3に記載の技術が提案されている。この技術は、シート状温熱体の非通気面に、化粧料等の水性組成物を担持したキャリアシートを部分的に接合した顔面用温熱用具であり、使用中に該用具が落下しにくくすることを目的としたものである。しかし、該用具は顔面へ直接キャリアシート貼付させるものであり、その保持力は前記水性組成物の成分の保持力そのものである。したがって化粧料の種類が限定され、温熱体からの熱により該化粧料が顔面に浸透するにしたがい、或いは大気中に蒸散するにしたがい、保持力が低下するものであった。特に、顔面の表情の変化には追従できないものであった。
特開昭56−85336号公報 実公平7−49937号公報 特開2006−198325号公報
したがって本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る温熱化粧具を提供することにある。
本発明は、互いに分離可能になっているシート状化粧料とシート状発熱具とを備え、該シート状発熱具に、該シート状発熱具を使用者の身体に固定する固定手段が設けられており、
使用者の身体と該シート状発熱具との間に該シート状化粧料が配置されるように該シート状化粧料と該シート状発熱具を重ねて該固定手段によって使用者の身体に固定したときに、該シート状化粧料が該シート状発熱具とは独立して使用者の身体に追従可能になっている温熱化粧具を提供するものである。
また本発明は、シート状化粧料とシート状発熱具とを備え、該シート状発熱具に、該シート状発熱具を使用者の身体に固定する固定手段が設けられており、
該シート状化粧料はその一部のみが該シート状発熱具と一体化されており、それによって使用者の身体と該シート状発熱具との間に該シート状化粧料が配置されるように該シート状化粧料と該シート状発熱具を重ねて該固定手段によって使用者の身体に固定したときに、該シート状化粧料が該シート状発熱具とは独立して使用者の身体に追従可能になっている温熱化粧具を提供するものである。
本発明の温熱化粧具によれば、発熱の進行に伴ってシート状発熱具が硬くなり、シート状発熱具の剛軟性が高い場合でも、シート状化粧料の肌への密着性や追従性が損なわれることがない。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の温熱化粧具の第1の実施形態の斜視図が示されている。図2(a)及び(b)には、図1に示す温熱化粧具のIIa−IIa線断面図及びIIb−IIb線断面図がそれぞれ示されている。本実施形態の温熱化粧具1は、シート状化粧料10とシート状発熱具20とを備えている。シート状化粧料10とシート状発熱具20とはそれぞれ別体の部材であり、互いに分離可能になっている。
シート状化粧料10は、平面視して各端部が丸みを帯びた略三日月形をしている。シート状化粧料10は、図2(a)に示すように、繊維材料からなるシート(以下、繊維シートともいう)11の一面に化粧料層12が形成されて構成されている。化粧料層12は、その一部が繊維シート11内に染み込んでいる。シート状化粧料10における化粧料層12の表面には、該シート状化粧料10の使用前まで、プラスチックフィルム等(図示せず)が貼り付けられており、該化粧料層12が保護されている。シート状化粧料10のうち、化粧料層12が形成された面が、温熱化粧具1の使用時に、使用者の肌に対向する面となる。
シート状発熱具20は略扁平な形状をしている。図2(b)に示すようにシート状発熱具20は、発熱部21及び該発熱部21を収容する収容体22を備えている。収容体22は扁平なものであり、複数のシート材を貼り合わせて、発熱部21が収容される密閉空間が形成されたものである。この密閉空間が発熱部21の収容部になっている。扁平な形状を有する収容体22は、使用者の肌に近い側に位置する第1の面22a及びそれと反対側に位置し且つ使用者の肌から遠い側に位置する第2の面22bを有している。
発熱部21は化学エネルギーを利用して発熱を起こさせる部位である。利用し得る化学エネルギーとしては、被酸化性金属の酸化反応により生じる酸化熱、酸とアルカリの中和熱、無機塩類(塩化カルシウム、塩化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、ゼオライト等)の水和熱などが挙げられる。これらのうち、取り扱い性が良好であることや、発熱量が比較的大きいこと、携帯やコンパクト化が容易であることから、本実施形態においては、被酸化性金属の酸化反応により生じる酸化熱を用いている。
化学エネルギーを利用した発熱部21の具体的な構成は、化学エネルギーの種類に応じて適宜定められる。例えば被酸化性金属の酸化反応により生じる酸化熱を用いる場合には、金属粉(例えば、鉄、アルミニウム、亜鉛、銅等)、触媒となる塩類(例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム等のアルカリ金属の塩化物、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等のアルカリ土類金属の塩化物等)、及び水を含有した組成物から構成される。この組成物には、更に保水剤(例えば、バーミキュライト、ケイ酸カルシウム、シリカゲル、シリカ系多孔質物質、アルミナ、パルプ、木紛、吸水ポリマー等)、反応促進剤(例えば、活性炭、カーボンブラック、黒鉛等)等を含有させる。
上述の成分を含有する発熱部21は、発熱シート又は発熱粉体の形態となっている。特に発熱シートの形態になっていることが、温熱化粧具1の使用中に被酸化性金属等の偏りを防止でき、均一な発熱を行い得る点から好ましい。発熱シートとしては、湿式抄造により得られたシート状物や、発熱粉体を紙等で挟持してなる積層体等が挙げられる。そのような発熱シートは、例えば本出願人の先の出願に係る特開2003−102761号公報に記載の湿式抄造法や、ダイコーターを用いたエクストルージョン法を用いて製造することができる。
収容体22における第1の面22aは非通気面になっている。一方、第2の面22bは通気面になっており、空気の透過が可能になっている。シート状発熱具20は、収容体22における第1の面22aの側がシート状化粧料10に対向し、第2の面22bの側が外方を向くように使用される。第2の面22bを透過してきた空気(酸素)は、収容体22内に収容されている発熱部21を構成する被酸化性金属と反応し、それによって発熱が起こる。発生した熱は、第1の面22aを通じてシート状化粧料10及び使用者の肌に付与される。
収容体22における第1の面22a及び第2の面22bは何れもシート材から構成されている。収容体22には、第1の面22a及び第2の面22bをそれぞれ構成するシート材を互いに接合して形成された閉じた形状の環状接合部23を有している。環状接合部23は連続に形成されている。収容体22は、環状接合部23よりも内側の部分において第1の面22aと第2の面22bとが非接合状態になっている。
環状接合部23の輪郭は、平面視して各端部が丸みを帯びた略三日月形をしている。環状接合部23の輪郭は、先に説明したシート状化粧料10の輪郭と略同形である。環状接合部23の輪郭は、収容体22に収容されている発熱部21の輪郭を画定するものであるから、環状接合部23の輪郭が、シート状化粧料10の輪郭と略同形であることは、発熱部21とシート状化粧料10が略同形であること意味する。
シート状発熱具20は、その平面視において発熱部21よりも外側の位置にフラップ部24を備えている。フラップ部24は、発熱部21の左右両側部からそれぞれ外方に延出した第1の面22aと第2の面22bから形成されている。つまりフラップ部24は、発熱部21を挟んで該発熱部21の両側に一対設けられている。
各フラップ部24における第1の面22a上には、粘着剤層25がそれぞれ形成されている。粘着剤層25は、シート状発熱具21を使用者の身体に固定する固定手段としての働きを有するものである。粘着剤層25は、シート状発熱具20の平面視において発熱部21よりも外側の位置に設けられている。
なお、フラップ部24を形成している第1の面22aと第2の面22bとはその接する面において、部分的に接合されているか、接合されていないことが、第1の面22a上の粘着剤層25が身体から剥がれ難くできる点で好ましい。第1の面22aと第2の面22bとがその接する面の全域で接合されていると、フラップ部24が硬くなり、身体から剥がれ易くなる場合がある。
図3(a)及び(b)には、以上の構成を有する温熱化粧具1の使用方法が示されている。本使用方法は、温熱化粧具1を使用者の目の下に装着して、温熱効果によって、化粧料成分の肌への浸透を促進させ、例えば、目の下の肌色を改善させることに使用できる方法である。先ずシート状化粧料10における化粧料層(図示せず)を被覆するプラスチックフィルム(図示せず)を剥がし、該化粧料層を露出させる。そして露出した化粧料層を使用者の肌に当接させる。この状態が図3(a)に示されている。化粧料層が肌から脱落しない程度の粘着性又は吸着性を有している場合には、シート状化粧料10に手を添えずとも該シート状化粧料10は使用者の肌に固定(仮固定)される。次に図3(b)に示すように、シート状化粧料(図示せず)を覆うように、その上にシート状発熱具20を重ねる。このとき、シート状発熱具20における発熱部21の位置が、シート状化粧料(図示せず)と一致するようにする。シート状化粧料(図示せず)の上にシート状発熱具20を重ねた状態下に、シート状発熱具20に備えられた粘着部剤層25によってシート状発熱具20を使用者の身体(本実施形態では目の下)に固定する。
この状態下にシート状発熱具20中の被酸化性金属が空気(酸素)と接触して発熱が起こり、その熱がシート状化粧料に伝わって、該シート状化粧料に含まれている有効成分が使用者の皮膚に浸透しやすくなる。また発生した熱が使用者の肌にも伝わって毛穴が開き、それによっても有効成分が使用者の皮膚に浸透しやすくなる。皮膚に熱を付与している時間は10〜60分程度とすることが好ましい。この間の皮膚温度は37〜42℃に維持されることが好ましい。このような皮膚温度となるようなシート状発熱具20の発熱温度や発熱時間は、シート状発熱具20を構成する収容体22の透湿度、通気度や、収容体22に収容される発熱部21の組成によってコントロールすることができる。
図3(b)に示す状態においては、シート状化粧料10は、その化粧料層自体が有する粘着性、吸着性及びシート状発熱具20による押さえつけによって、使用者の身体に固定されている。しかしシート状化粧料10は、シート状発熱具20とは、お互いの接する面全体で一体化されてなく、非固定の状態になっている。したがってシート状化粧料10は、シート状発熱具20とは独立して使用者の身体に追従可能になっている。身体に追従可能とは、身体の表面状態の変化に対して追従可能であるとの意味である。また、身体の表面状態の変化とは、本実施形態の温熱化粧具を例えば顔面に適用した場合に、顔面の表情の変化、動き、皮膚状態の変化等のことを意味する。その結果、シート状発熱具20が発熱し、それに起因してシート状発熱具20が硬くなり、剛軟性が高くなったとしても、シート状化粧料10はその影響を受けず、該シート状化粧料10の身体からの浮きや剥がれが効果的に防止される。しかも本実施形態によれば、シート状発熱具20に設けられた粘着剤層20の粘着力を過度に高めなくても上述の浮きや剥がれが防止されるので、肌の突っ張り感が生じることも防止され、更に使用後のシート状発熱具20を肌から引き剥がすときに粘着剤が肌に残ってしまったり、肌へ大きな刺激やストレスを与えて、肌荒れなどのトラブルを引き起こしたりすることも防止される。
浮きや剥がれを生じることなくシート状化粧料10が使用者の身体に十分に追従するためには、シート状化粧料10は柔軟であることが好ましい。少なくともシート状化粧料10は、発熱の前後を問わずシート状発熱具20よりも柔軟であることが好ましい。この観点から、シート状化粧料10は、JIS L1096で規定する、ハンドルオメーターにより測定された剛軟性の値が、同装置を用いて測定されたシート状発熱具20の剛軟性の値よりも小さいことが好ましい。要するに適用する肌の形状に沿って自由に変形可能な柔らかさや伸縮性を有していることが好ましい。
次に、本実施形態の温熱化粧具1を構成する部材の詳細について説明すると、シート状化粧料10を構成する繊維シート11としては、柔軟性や伸縮性を有する材料を用いることが、使用者の身体に追従しやすくなる観点から好ましい。そのような材料としては、各種不織布、例えばエアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布、これらの不織布の複合材料、これらの不織布とフィルムとの複合材料などが挙げられる。繊維シート11の坪量は、化粧料層12の塗布量や、シート状化粧料10の取り扱い性等を考慮して決定され、例えば10〜250g/m2、特に30〜100g/m2とすることができる。
化粧料層12は、各種の有効成分を含む化粧料組成物を繊維シート11の一面に塗布したり、含浸させたりすることで形成される。化粧料組成物における有効成分としては、例えば経皮吸収されて真皮引き締め、美白、血行促進、脂肪分解促進、抗炎症等の効果を発現する物質であれば特に制限されない。具体的には、植物抽出物、動物抽出物、グアニジン誘導体、カテコールアミン類、アミノ酸、ビタミン類、ホルモン、有機酸、天然抽出のスフィンゴシン誘導体、合成セラミド類似体等が挙げられる。化粧料層12の坪量は、100〜3000g/m2程度、特に500〜2000g/m2程度とすることができる。
シート状発熱具20を構成する収容体22のうち、第1の面22aは、非透湿性のフィルム、例えば各種熱可塑性樹脂からなるフィルムが用いられる。収容体22の肌触りを良好にする目的で、該フィルムの外面に不織布等の風合いの良好なシートをラミネートしてもよい。収容体22のうち第2の面22bは、透湿性フィルム又は通気性フィルムから構成される。透湿フィルムの場合には、熱可塑性樹脂と無機フィラーとを溶融混練して押し出した溶融物をフィルム状に成形し、成形されたフィルムを一軸又は二軸延伸することで製造される。透湿性フィルムの透湿度(JIS Z0208、40℃、90%RH)は、200〜5000g/(m2・24hr)、特に500〜1000g/(m2・24hr)であることが好ましいが、透湿度(JIS Z0208で規定)及び通気度(JIS P8117で規定)は、発熱体の組成や量、使用形態(短時間発熱型、長時間発熱型、水蒸気発生型等)により適宜選定される。収容体22の肌触りを良好にする目的で、透湿フィルムの外面に不織布等の風合いの良好なシートをラミネートしてもよい。
収容体22における第1の面22aに形成される粘着剤層25としては、例えばホットメルト粘着剤を用いることができる。ホットメルト粘着剤は一般に粘着基剤、粘着付与樹脂及び軟化剤を構成成分として含有している。
次に、本発明の第2ないし第5の実施形態を、図4ないし図8を参照しながら説明する。これらの実施形態に関し特に説明しない点については、先に詳述した第1の実施形態に関する説明が適宜適用される。また図4ないし図8において、図1ないし図3と同じ部材には同じ符号を付してある。
図4に示す第2の実施形態の温熱化粧具1におけるシート状発熱具20はフェイスマスクの形状になっている。シート状発熱具20は、その上下方向が顔の額から鼻尖にかけての部位を被覆し、その左右方向が、両頬間の部位を被覆するような大きさ及び形状をしている。目に対応する部位はくり抜かれている。
フェイスマスク状のシート状発熱具20は、収容体22の左右両側縁から側方にそれぞれ延出した一対の耳掛け部26,26を有している。耳掛け部26は、シート状発熱具20を使用者の身体に固定する固定手段として用いられるものである。耳掛け部26は例えば伸縮性を有する不織布等から構成されている。耳掛け部26には、その中央部に穴27が形成されており、該穴27の中に耳を通して耳掛け部26を使用者の耳に固定している。一方、シート状化粧料10は、シート状発熱具20における発熱部21と略同形をしている。
本実施形態の温熱化粧具も、第1の実施形態の温熱化粧具と同様に使用される。具体的には、図5(a)に示すように、先ずシート状化粧料10を使用者の顔面に当接させる。次に図5(b)に示すように、シート状化粧料(図示せず)を覆うように、その上にシート状発熱具20を重ね、耳掛け部26の穴27を使用者の耳に通して該シート状発熱具20を固定する。このとき、シート状発熱具20における発熱部(図示せず)の位置が、シート状化粧料(図示せず)と一致するようにする。本実施形態の温熱化粧具においても、シート状化粧料10は、シート状発熱具20とは非固定の状態になっている。したがってシート状化粧料10は、シート状発熱具20とは独立して使用者の顔面に追従可能になっている。その結果、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が奏される。
図6(a)に示す第3の実施形態においては、シート状発熱具20の構成が第2の実施形態と異なる。それ以外の部分については、本実施形態は第2の実施形態と同様である。本実施形態が第2の実施形態と相違する点は、シート状発熱具20を使用者の顔面に固定する固定の仕方である。第2の実施形態においては、上述のとおり図4に示すように耳掛け部26によってシート状発熱具20を固定したが、本実施形態においては、図6(a)に示すように固定用ベルト28によってシート状発熱具20を使用者の顔面に固定する。固定用ベルト28は、収容体22の左右両側縁から側方にそれぞれ延出した一対の帯状部材から構成されている。各帯状部材の端部には、両帯状部材どうしを連結するための固定具29,29が取り付けられている。固定具29は、例えば面ファスナのループ部材とフック部材から構成されている。
本実施形態の温熱化粧具を使用する場合には、第2の実施形態に関して説明した図5(a)に示すように、シート状化粧料10を使用者の顔面に当接させた後、図6(b)に示すように、シート状化粧料(図示せず)を覆うように、その上にシート状発熱具20を重ね、2つの固定用ベルト28を使用者の後頭部の位置において連結して該シート状発熱具20を固定する。
図7(a)及び(b)に示す第4の実施形態の温熱化粧具は、シート状化粧料10に関して、第1の実施形態と同じである。そしてシート状発熱具20における粘着剤層の構成が第1の実施形態と相違している。具体的には、本実施形態においては粘着剤層25がシート状発熱具20の平面視において発熱部21よりも外側の位置に設けられている。これと共に、粘着剤層25が発熱部21の左右両側部にも設けられている。換言すれば、粘着剤層25が発熱部21の存する位置にも設けられている。但し粘着剤層25は、シート状発熱具20における発熱部21の存する位置の全域には設けられていない。つまり、粘着剤層25は発熱部21の存する位置の一部にのみ設けられている。
このように粘着剤層25は、シート状発熱具20を使用者の身体に固定することに加え、シート状化粧料10をシート状発熱具20にお互いの接する面の一部分で一体化するように構成されている。その結果、図3(a)及び(b)に示す手順と異なり、本実施形態によれば、シート状化粧料10の一部を予めシート状発熱具20に固定した状態下に、該シート状発熱具20を使用者の身体に固定することができる。したがって、図3(a)及び(b)に示す手順ではシート状化粧料10を使用者の身体に当接させる動作、及びその上にシート状発熱具20を固定する動作という2回の動作が必要であったのに対し、本実施形態では予めシート状化粧料10が固定されたシート状発熱具20を使用者の身体に固定するという1回の動作で足りるという利点がある。
なお図7に示す実施形態では、前述のように粘着剤層25がシート状発熱具20の平面視において発熱部21よりも外側の位置及び発熱部21の左右両側部に設けられているが、これに加えて、粘着剤層25が発熱部21の中央部分にも設けられていても良い。或いは、発熱部21の左右両側部に粘着剤層25を設けずに、粘着剤層25を発熱部21の中央部分のみに設けても良い。
図7に示す実施形態においては、シート状化粧料10はその左右両側部のみがシート状発熱具20に固定されており、その間の部位においてはシート状発熱具20と非固定状態になっている。したがってシート状化粧料10は、シート状発熱具20とは独立して使用者の身体に追従可能になっている。その結果、本実施形態によれば、シート状発熱具20が発熱し、それに起因してシート状発熱具20が硬くなり剛軟性が大きくなったとしても、シート状化粧料10はその影響を受けず、該シート状化粧料10の身体からの浮きや剥がれが効果的に防止されるという第1の実施形態と同様の効果が奏される。
図8に示す第5の実施形態の温熱化粧具1は、これまでの実施形態と異なりシート状化粧料10とシート状発熱具20が当初から一体化した状態になっている。この状態は、先に説明した第4の実施形態において、シート状化粧料の一部を予めシート状発熱具に一体化した状態と類似の状態である。但し、第4の実施形態においては、シート状化粧料はシート状発熱具に分離可能に一体化されているのに対し、本実施形態においてはシート状化粧料10とシート状発熱具20とは分離可能になっていてもよく、或いは分離可能でなくてもよい。
本実施形態の温熱化粧具1においてシート状化粧料10はその一部のみがシート状発熱具20に一体化されている。具体的には、シート状化粧料10は、左右両側部のみがシート状発熱具20に一体化されている。その間においては、シート状化粧料10は、シート状発熱具20と非固定状態になっている。「一部のみが一体化」とは、シート状化粧料10の全体がシート状発熱具20と一体化されていることを排除する趣旨である。
シート状化粧料10をシート状発熱具20に一体化するためには、例えば図8(a)及び(b)に示すように、シート状発熱具20に設けられている粘着剤層25を利用することができる。或いは、粘着剤層25とは別の一体化手段を用いてシート状化粧料10をシート状発熱具20に一体化してもよい。何れの場合であっても、シート状化粧料10は、シート状発熱具20における発熱部21の存する位置においてシート状発熱具20と一体化されていることが好ましい。
本実施形態によれば、第4の実施形態と同様に、シート状化粧料10は、シート状発熱具20とは独立して使用者の身体に追従可能になっている。したがって本実施形態によれば、第4の実施形態と同様の効果が奏される。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記の各実施形態においては、シート状化粧料10とシート状発熱具20における発熱部21の輪郭は略同形であったが、これに代えて発熱部21がシート状化粧料10よりも大きくなっており、シート状化粧料10の全域を発熱部21が覆うようになっていてもよい。
また前記の各実施形態においては、温熱化粧具1の使用時に、シート状化粧料10の全域がシート状発熱具20の発熱部21によって覆われるようになっていたが、これに代えて、シート状化粧料10を発熱部21よりも大きく形成して、平面視においてシート状化粧料10の一部が発熱部21からはみ出るような状態にしてもよい。
また、前記の各実施形態において、シート状発熱具20として、本出願人の先の出願に係る特開2005−199051号公報に記載されている温熱スチームの発生が可能な湿熱シートを用いてもよい。
更に、本発明の実施形態として、図9ないし図11に示す実施形態を採用してもよい。
図1は、本発明の温熱化粧具の一実施形態を示す斜視図である。 図2(a)及び(b)はそれぞれ図1におけるIIa−IIa線断面図及びIIb−IIb線断面図である。 図3(a)及び(b)はそれぞれ図1に示す温熱化粧具の使用方法の説明図である。 図4は、本発明の第2の実施形態の温熱化粧具を示す平面図である。 図5(a)及び(b)はそれぞれ図4に示す温熱化粧具の使用方法の説明図である。 図6(a)は、本発明の第3の実施形態に係るシート状発熱具を示す背面図であり、図(b)は、第3の実施形態の温熱化粧具を装着した状態を示す図である。 図7(a)は、本発明の第4の実施形態の温熱化粧具を示す斜視図であり、図7(b)は図7(a)におけるb−b線断面図である。 図8(a)は、本発明の第5の実施形態の温熱化粧具を示す斜視図であり、図8(b)は図8(a)におけるb−b線断面図である。 図9は、本発明の別の実施形態を示す図である。 図10は、本発明の別の実施形態を示す図である。 図11は、本発明の別の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 温熱化粧具
10 シート状化粧料
11 繊維シート
12 化粧料層
20 シート状発熱具
21 発熱部
22 収容体
24 フラップ部
25 粘着剤層

Claims (5)

  1. 互いに分離可能になっているシート状化粧料とシート状発熱具とを備え、該シート状発熱具に、該シート状発熱具を使用者の身体に固定する固定手段が設けられており、
    使用者の身体と該シート状発熱具との間に該シート状化粧料が配置されるように該シート状化粧料と該シート状発熱具を重ねて該固定手段によって使用者の身体に固定したときに、該シート状化粧料が該シート状発熱具とは独立して使用者の身体に追従可能になっている温熱化粧具。
  2. 前記シート状発熱具が、使用者の肌に近い側に位置する第1の面及びそれと反対側に位置し且つ使用者の肌から遠い側に位置する第2の面を有する収容体と、該収容体に収容された発熱部とを備え、
    更に前記シート状発熱具は、前記発熱部の左右両側部からそれぞれ外方に延出した第1の面と第2の面とがその接する面において部分的に接合されて形成されているか、又は第1の面と第2の面とがその接する面において接合されていないで形成されているフラップ部を有し、
    フラップ部おける第1の面上に、粘着剤層からなる前記固定手段が設けられている請求項1記載の温熱化粧具。
  3. 前記固定手段が、前記シート状化粧料と前記シート状発熱具とを、お互いの接する面の一部分で一体化するように設けられている請求項2記載の温熱化粧具。
  4. 前記固定手段が、前記シート状発熱具における発熱部の左右両側部からそれぞれ外方に延出した一対の耳掛け部であるか又は固定用ベルトである請求項1に記載の温熱化粧具。
  5. シート状化粧料とシート状発熱具とを備え、該シート状発熱具に、該シート状発熱具を使用者の身体に固定する固定手段が設けられており、
    該シート状化粧料はその一部のみが該シート状発熱具と一体化されており、それによって使用者の身体と該シート状発熱具との間に該シート状化粧料が配置されるように該シート状化粧料と該シート状発熱具を重ねて該固定手段によって使用者の身体に固定したときに、該シート状化粧料が該シート状発熱具とは独立して使用者の身体に追従可能になっている温熱化粧具。
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