JP2010184307A - 切削インサート - Google Patents
切削インサート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010184307A JP2010184307A JP2009028918A JP2009028918A JP2010184307A JP 2010184307 A JP2010184307 A JP 2010184307A JP 2009028918 A JP2009028918 A JP 2009028918A JP 2009028918 A JP2009028918 A JP 2009028918A JP 2010184307 A JP2010184307 A JP 2010184307A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flank
- cutting
- cutting insert
- tip
- chip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 title claims abstract description 113
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 4
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 claims description 8
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 6
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 abstract description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 4
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 238000013467 fragmentation Methods 0.000 description 1
- 238000006062 fragmentation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000007514 turning Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2200/00—Details of cutting inserts
- B23B2200/12—Side or flank surfaces
- B23B2200/128—Side or flank surfaces with one or more grooves
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
【解決手段】平板状のインサート本体1の表裏面がすくい面2とされるとともに、インサート本体の周側面が逃げ面3とされ、すくい面の周縁部であってすくい面と逃げ面との交差稜線部に切刃4が形成される切削インサートである。逃げ面には、凹凸部、凸部、または凹部のうち少なくとも一種類が互いの間に平坦部を形成することなく複数連続して形成されている。切刃により生成される切屑Wは、その先端が逃げ面の係止用凹部あるいは係止用凸部に係止することとなり、この先端のそれ以上の移動を拘束される。このため、螺旋状あるいは円弧状の切屑Wには強い曲げ力や剪断力が作用し、結果的に分断される。
【選択図】図1
Description
特許文献1に記載された切削インサートにおいては、上記起立面が突起の2つの頂部から切刃近くのすくい面に張り出しているため、上記突起の頂部までの突出高さと頂部から切刃までの間隔によっては、起立面の勾配が急になって上述のような起立角度に形成することが困難となり、切り込み量が比較的大きい中切削においては切屑との接触により起立面が早期に摩耗してインサート寿命が短縮してしまう不具合がある。その一方で、起立角度を上記範囲とするために突起の頂部までの突出高さ自体を小さくすると、切り込み量の小さい仕上げ切削において生成された切屑がこの突起を乗り越えて流出し、円滑な切屑処理を損なう不具合がある。
なお、下記の特許文献2には、切屑処理ではなく放熱効果の向上を目的として、切削インサートの側面の逃げ面に、複数の凹部が互いに間隔をあけながら縦横に配列されたものが提案されている。
すなわち、前記切削インサートにあっては、凹部が互いに間隔をかけて配置されており、それら凹部の間に平坦部分が形成されている。このため、切屑の先端が逃げ面の凹部底部に最初に当たるときには、切屑の先端を係止できるものの、切り込み量や送り速度等の加工条件が変わり、切屑の先端が平坦部分にあたる際には、この切屑の先端が平坦部分上をすべって移動してしまい、切屑の先端の動きを拘束することができない。この場合、切屑の分断が行えないばかりか、逆に、逃げ面が切屑排出のガイドとして機能し、切屑を安定した形で長く伸びるのを助長してしまう課題があった。
この場合、切屑の先端が逃げ面上を、前記インサート本体の厚さ方向及び該厚さ方向に直交する周方向にそれぞれ交差する方向へ移動する際に、逃げ面の表面に形成された係止用凹部の配列方向に対して交差するように移動することとなり、結果的に切屑の先端が、移動方向に互いにオーバーラップしながら幾重にも重なって配置されるいずれかの係止用凹部に係止されやすくなる。
この場合、切屑の先端が逃げ面上を、前記インサート本体の厚さ方向あるいは該厚さ方向に直交する周方向へ移動する際に、逃げ面の表面に形成された係止用凹部の配列方向に対して交差するように移動することとなり、結果的に切屑の先端が、移動方向に互いにオーバーラップしながら幾重にも重なって配置されるいずれかの係止用凹部に係止されやすくなる。
この場合、切刃によって生成された切屑は、案内部により案内されて、その先端が逃げ面に導かれる。そして、該切屑の先端が前記逃げ面の表面に形成された係止用凹溝または係止用凸部に係止され、結果的に,切屑は分断される。
なお、円錐や円錐台状のものも考えられるが、それらの円錐状等の凹部が連続するとき、間に平坦部が形成されないように配列するには、円錐状等の凹部の根本部分を、4角や6角の多角形状にすることが必要となり、一つの凹部を見た場合には、断面多角形状と断面円形状とが混在することとなり製作は面倒になる。
本実施形態において、インサート本体1は超硬合金等の硬質材料により多角形平板状に形成されて、特に菱形平板状とされており、その上下一対の菱形面にすくい面2が形成されるとともに、このすくい面2の周囲に配置される逃げ面3がインサート本体1の厚さ方向(図1における上下方向)に平行に延びるネガティブタイプのインサートとされている。なお、このインサート本体1は、上記一対の菱形面が表裏反転対称とされるとともに、この菱形面の中心線に対しても180°回転対称に形成され、さらに該菱形の鋭角角部同士および鈍角角部同士をそれぞれ結ぶ厚さ方向に平行な平面にも対称に形成されている。
切刃4のコーナ部4Aからその一端に連なる上記傾斜部4Bまで使用するような切り込み量が比較的大きい中切削の場合、切削により生成され切屑Wは、これらコーナ部4Aおよび傾斜部4Bからすくい面2の内側に流出して、まず凸部7の上記第2壁面7Bに接触する。そして切屑Wは、この凸部7の第2壁面7Bに摺接して案内されながら、突起部5の壁面5Bに衝突し、この壁面5Bから抵抗を受けてカールさせられて分断される。
切屑Wの先端が、係止用凹部11A、11Bの中央部分近傍に接触するときには、係止用凹部11A、11Bを形成する傾斜面に沿って案内されながら該係止用凹部11A、11Bの奥方の底部に至り、そこで係止される。
加えて、作業者が切削インサートを指でつかむ際に、通常、切削インサートの側面である逃げ面3を把持するのが通例であるが、この逃げ面3に予め複数の凹部11を形成しているため、この凹部11が滑り止めとして機能する。このため、作業者が切削インサートを指でつかんでホルダに固定する際に、その作業性が向上する。
例えば、前記した実施形態では、平板状の切削インサートの逃げ面3の大略平坦部分に、正四角錐状の係止用凹部11Bを複数形成したものを例に挙げて本発明を説明したが、これに限られることなく、凹部としては、図5に示すように、平面視菱形の四角錐状の凹部20であっても、また、図6に示すように平面視正六角形の六角錐状の凹部30であっても、さらに図7に示すように、角錐台状の凹部40であってもよい。これら図5〜図7において、切削インサートの上面の細かな形状については省略してある。
なお、逃げ面3に形成する凹部や凸部は、図5〜図7に示すように、切刃4を支持するためある程度の強度が供給されるコーナ部を避けて、コーナ部どうしをつなぐフラット部分にのみ設けても良い。
これら凸部あるいは凹凸部の形状は、前述した凹部と同様に、平面視菱形の四角錐状であっても、また、平面視正六角形の六角錐状であっても、角錐台状であってもよい。
傾斜部、4C 直線部、5 突起部、5A 頂部、5B 壁面、7 凸部、10 案内部、11 凹部、11A、11B 係止用凹部、W 切屑。
Claims (6)
- 平板状のインサート本体の表裏面のうち少なくとも一面がすくい面とされるとともに、該インサート本体の周側面が逃げ面とされ、前記すくい面の周縁部であって該すくい面と前記逃げ面との交差稜線部に切刃が形成される切削インサートにおいて、
前記逃げ面には、凹凸部、凸部、または凹部のうち少なくとも一種類のものが複数互いの間に隙間を形成することなく連続して形成されていることを特徴とする切削インサート。 - 前記逃げ面には複数の凹部が連続して形成され、該凹部は前記インサート本体の厚さ方向及び該厚さ方向に直交する周方向に沿ってそれぞれ縦横に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
- 前記逃げ面には複数の凹部が連続して形成され、該凹部は前記インサート本体の厚さ方向及び該厚さ方向に直交する周方向に対して交差する方向に沿って縦横に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
- 前記すくい面には切屑の先端を前記逃げ面に導く案内部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の切削インサート。
- 前記凹部は角錐状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の切削インサート。
- 前記凹部は角錐台状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記記載の切削インサート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009028918A JP5343600B2 (ja) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | 切削インサート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009028918A JP5343600B2 (ja) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | 切削インサート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010184307A true JP2010184307A (ja) | 2010-08-26 |
JP5343600B2 JP5343600B2 (ja) | 2013-11-13 |
Family
ID=42765277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009028918A Expired - Fee Related JP5343600B2 (ja) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | 切削インサート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5343600B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013187596A1 (ko) * | 2012-06-14 | 2013-12-19 | 한국야금 주식회사 | 절삭 인서트 |
CN112105474A (zh) * | 2018-04-27 | 2020-12-18 | 山高刀具公司 | 刀具本体和铣削刀具 |
JP7112684B1 (ja) | 2022-03-23 | 2022-08-04 | 株式会社タンガロイ | 切削インサート及び旋削工具 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50119074U (ja) * | 1974-03-13 | 1975-09-29 | ||
JP4112757B2 (ja) * | 1999-08-04 | 2008-07-02 | 壽久 野木森 | 単結晶ダイヤモンドバイトおよびその製造方法。 |
JP2008290237A (ja) * | 2008-05-23 | 2008-12-04 | Toshihisa Nokimori | 切削工具及びその製造方法 |
-
2009
- 2009-02-10 JP JP2009028918A patent/JP5343600B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50119074U (ja) * | 1974-03-13 | 1975-09-29 | ||
JP4112757B2 (ja) * | 1999-08-04 | 2008-07-02 | 壽久 野木森 | 単結晶ダイヤモンドバイトおよびその製造方法。 |
JP2008290237A (ja) * | 2008-05-23 | 2008-12-04 | Toshihisa Nokimori | 切削工具及びその製造方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013187596A1 (ko) * | 2012-06-14 | 2013-12-19 | 한국야금 주식회사 | 절삭 인서트 |
KR101394631B1 (ko) * | 2012-06-14 | 2014-05-13 | 한국야금 주식회사 | 절삭 인서트 |
US9623486B2 (en) | 2012-06-14 | 2017-04-18 | Korloy Inc. | Cutting insert |
CN112105474A (zh) * | 2018-04-27 | 2020-12-18 | 山高刀具公司 | 刀具本体和铣削刀具 |
CN112105474B (zh) * | 2018-04-27 | 2024-02-13 | 山高刀具公司 | 刀具本体和铣削刀具 |
JP7112684B1 (ja) | 2022-03-23 | 2022-08-04 | 株式会社タンガロイ | 切削インサート及び旋削工具 |
WO2023181901A1 (ja) * | 2022-03-23 | 2023-09-28 | 株式会社タンガロイ | 切削インサート及び旋削工具 |
JP2023141115A (ja) * | 2022-03-23 | 2023-10-05 | 株式会社タンガロイ | 切削インサート及び旋削工具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5343600B2 (ja) | 2013-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5812208B2 (ja) | 切削インサートおよび刃先交換式回転切削工具 | |
JP5151361B2 (ja) | ねじ切り切削用インサート | |
JP5515504B2 (ja) | 切削インサート | |
KR101200588B1 (ko) | 나사 절삭용 인서트 | |
EP1980348A2 (en) | Cutting insert | |
JPWO2011046045A1 (ja) | 切削インサート | |
JP6186335B2 (ja) | 切削インサート | |
JP2016083733A5 (ja) | ||
JP5343600B2 (ja) | 切削インサート | |
JPWO2012060173A1 (ja) | 切削インサートおよび切削工具、並びにそれを用いた切削加工物の製造方法 | |
JP2008200831A (ja) | 切削インサート | |
CN108971535B (zh) | 一种双面槽型切削刀片 | |
JP2006272508A (ja) | 切削インサートおよび溝入れ加工用切削工具 | |
JP2017159440A (ja) | 切削インサートおよび刃先交換式切削工具 | |
JP5589425B2 (ja) | 溝入れ・突っ切り加工用切削インサート | |
JP2014087881A (ja) | 切削インサートおよび刃先交換式切削工具 | |
US11400521B2 (en) | Cutting insert | |
JP2000107911A (ja) | スローアウェイチップ | |
JP5365285B2 (ja) | 切削インサート | |
JP2015000446A (ja) | 切削インサート | |
JP2008073827A (ja) | 切削インサート | |
JP5135880B2 (ja) | 切削インサート | |
JPWO2014098226A1 (ja) | 切削インサート、切削工具およびそれを用いた切削加工物の製造方法 | |
JP2017064797A (ja) | 切削インサート | |
JP6251988B2 (ja) | 切削インサート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110927 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130423 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130624 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130716 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130729 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5343600 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |