JP2008290237A - 切削工具及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】円筒ドラムの外表面に規則正しい微小凹凸を形成することができ、且つ腹こすりと欠損の生じにくい切削工具を提供する。
【解決手段】刃先チップ3のすくい面6と逃げ面7との交差部にワークを切削する切刃稜9を形成した切削工具1において、すくい面6は研削痕のない状態に研磨し、逃げ面7は側面から見て凹状にアールをつけ、且つその表面に微細な凹凸状条痕8を切刃稜9から略直角方向に複数本、平行に設けて切刃稜9を凹凸曲線状に形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械にて円筒状加工物(ワーク)の外周面を切削加工する際に使用する切削工具及びその製造方法に関する。
例えばレーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置には、アルミ製円筒ドラムの外表面に感光層としての感光膜を形成した感光体ドラムが用いられる。この円筒ドラムの表面は、感光膜の付着性向上及びレーザー光照射の際の干渉縞(モアレ)発生防止の観点から鏡面仕上げではなく微小な凹凸の存在する表面状態に仕上げられる。
円筒ドラムの外表面を微小凹凸が存在する状態に仕上げる方法としては、旋盤で円筒ドラムを回転させ、先端がV字状に尖った切削工具で切込みながら横送りをかけ、一定間隔、一定深さの溝をスパイラル状に切削する方法がある。しかし、この方法では円筒ドラムが1回転する間に1本の溝しか形成できないため、作業能率が低い問題がある。
この問題を解決するため本願発明者らは、シャンク先端に固着させたダイヤモンドチップのすくい面を鏡面仕上げし、逃げ面には規則正しい微細な凹凸状条痕を切刃稜から略直角方向に複数本、平行に設けた切削工具を開発して開示した(特許文献1参照)。この切削工具を使用した場合は、円筒ドラム1回転当たりの工具横送り量を凹凸状条痕のピッチの整数倍にすることにより円筒ドラム1回転の間に複数の条痕を形成できる。このため作業能率が高い利点を有する。また、この切削工具の場合、すくい面が研削痕のない鏡面に仕上げられているため切刃稜にうねりがない。そのため切刃稜はすくい面内で変化する規則正しい微細凹凸曲線になっており、円筒ドラムの外表面にはその凹凸曲線が転写されて規則正しい微小凹凸が形成される利点がある。
ところで、こうした切削工具30(図8参照)を用いて円筒ドラムの外表面を切削する際には、刃先チップ31の逃げ面32が切削された円筒ドラム33の表面に接触(以下、腹こすりと言う。)しないように、逃げ面32は逃げ角αを設けて形成される。そのため刃先チップ31の切刃稜34 は、刃先チップ31を支えるシャンク35の先端36から水平距離Lだけ離れた位置にある。この水平距離Lが大きいと、切削抵抗によって刃先チップ先端部にかかる曲げモーメントが大きくなって刃先チップ31に欠損が生じ易くなる。また、一定の逃げ角αを確保した状態ですくい角γを大きくする場合には、刃先角βを小さくせざるを得ないため欠損が一層生じ易くなる。
欠損を生じにくくするには逃げ角αを小さくして水平距離Lを小さくすればよいが、逃げ角αを小さくすると腹こすりが生じ易くなる。特に、直径の小さい円筒ドラムを切削するに際に切刃稜34が円筒ドラムより心高になった場合には腹こすりを生じ易い。
特許4112757号公報
本発明は、従来技術のこうした問題点を解決するためになされたもので、その課題は円筒ドラムの外表面に規則正しい微小凹凸条痕を形成することができ、且つ切刃稜に近い先端部に欠損の生じにくい切削工具、及びその製造方法を提供することにある。
前記課題を解決するための手段を、理解の容易のため後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に記載の発明は、ワーク33を切削する刃先チップ3と該刃先チップ3を保持するシャンク2とからなり刃先チップ3のすくい面6と逃げ面7との交差部に切刃稜9を形成した切削工具であって、すくい面6は研削痕のない状態に研磨されており、逃げ面7は側面から見て凹状にアールをつけて形成され、その表面に微細な凹凸状条痕8を切刃稜9から略直角方向に複数本、平行に設けて切刃稜9を凹凸曲線状にしてあることを特徴とする切削工具である。
このような構成の切削工具を用いれば、円筒ドラム(ワーク)の外表面に微細で規則正しい凹凸条痕を形成させることができる。また、刃先チップ3の逃げ面7の凹凸状条痕8は側面から見て凹状にアールをつけて形成してあることにより、同じ刃先角βの平面状逃げ面を持つ従来の切削工具に比べると、刃先チップ3の下面先端(C点)と切刃稜9との間の水平距離が短くなる。このため本構成の切削工具の方が刃先チップ先端部に加わる切削抵抗による曲げモーメントに抗し易く、その結果として先端部に欠損が生じにくくなる。また、逃げ面7を切刃稜9と刃先チップ3の下面先端(C点)とを結ぶ平面にした場合と比べると、本構成の切削工具1は逃げ面7が凹状であるため、切削の際に切刃稜9が円筒ドラム33の回転中心より心高になった場合でも逃げ面7が円筒ドラム33の表面に接触する腹こすりを生じにくい利点を有する。
また、請求項2に記載の発明は、ワークを切削する刃先チップ3と該刃先チップ3を保持するシャンク2とからなり、刃先チップ3のすくい面6と逃げ面7との交差部にワークを切削する切刃稜9を形成した切削工具であって、すくい面6は研削痕のない状態に研磨されており、逃げ面7は側面から見て凹状にアールのついた曲面に形成してあることを特徴とする切削工具である。
このような構成の切削工具は刃先チップ3の逃げ面7が側面から見て凹状にアールをつけて形成してあるため、同じ刃先角βの平面状逃げ面を持つ従来の切削工具に比べると、刃先チップ3の下面先端(C点)と切刃稜9との間の水平距離が短くなる。このため本構成の切削工具の方が刃先チップ先端部に加わる切削抵抗による曲げモーメントに抗し易く、その結果として先端部に欠損が生じにくくなる。また、逃げ面7を切刃稜9と刃先チップ3の下面先端(C点)とを結ぶ平面にした場合と比べると、本構成の切削工具1は逃げ面7が凹状であるため、切削の際に切刃稜9が円筒ドラム33の回転中心より心高になった場合でも逃げ面7が円筒ドラム33の表面に接触する腹こすりを生じにくい利点を有する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の切削工具において、切刃稜9部分に微小幅の傾斜面による研削痕のない状態の面取り15を施したことを特徴とする切削工具である。
このような面取り15を施しておくことは、切刃稜9の欠けを防止することに効果がある。また、切刃稜9が磨耗した場合に再び同じ角度で面取り15を施すことで切刃稜9の鋭利さを回復させることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の切削工具の製造方法であって、外周面に周方向には同一径で軸方向には微細な凹凸状となる多数の条痕10を形成した研磨円筒11を回転させてその表面に平面に研削した逃げ面7を押し当て、逃げ面7を側面から見ると凹状のアール面で、その表面に微細な凹凸状条痕8を複数本有する面に研磨する工程を含むことを特徴とする切削工具の製造方法である。
このような製造方法で製造した切削工具は請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の切削工具の製造方法であって、平滑な外表面を持つ研磨円筒12を回転させてその表面に平面に研削した逃げ面7を押し当て、逃げ面7を側面から見て凹状のアール曲面に研磨する工程と、円筒状外周面に周方向には同一径で軸方向には微細な凹凸状となる多数の条痕10を形成した研磨円筒11を回転させてその表面に凹状のアール曲面となった逃げ面7を押し当て、逃げ面7を側面から見ると凹状のアール面で、その表面に微細な凹凸状条痕8を複数本有する面に研磨する工程とを含むことを特徴とする切削工具の製造方法である。
このような製造方法で製造した切削工具は請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。
以下、本発明に係る切削工具の一実施形態につき図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る切削工具1の先端部の斜視図で、図2はそのすくい面を表わす平面図、図3は先端部の側面図、図4は先端部の拡大側面図である。
切削工具1は、シャンク2と刃先チップ3とにより構成されている。刃先チップ3は被切削材料を研削する刃先を構成する部分で、単結晶ダイヤモンド、焼結ダイヤモンド、立方晶窒化ホウ素(CBN)焼結体、超硬合金、セラミックス等の超硬材料で形成されている。刃先チップ3は、このような単一材料で形成したものの他、セラミックス、超硬金属の表面にCVDでダイヤモンド被膜を形成したものでもよい。シャンク2は刃先チップ3を保持する部分で、四角棒状に形成され、その先端部は台座状に形成されてその上に刃先チップ3がろう付けで固着されている。
刃先チップ3のすくい面6は、すくい角0°で研削痕の残らない鏡面に仕上げられている。ここで、すくい角はシャンク2を旋盤に取り付けて切削する時の水平面とすくい面6とのなす角であり、すくい角0°の場合には旋盤に取り付けられた状態ですくい面6は水平になる。
本発明に係る切削工具1の特徴として、刃先チップ3の逃げ面7は平面ではなく、図4に示すように側面から見て凹状にアールをつけて形成されている。そして、その表面には図1に示すように微細な凹凸状条痕8が形成されている。凹凸状条痕8は、逃げ面7とすくい面6との交差部に形成される切刃稜9から略直角下方に向けて平行に複数本形成されている。凹凸状条痕8のピッチと高低差は0.5〜3.5μm程度である。
すくい面6が鏡面に仕上げられているため切刃稜9の稜線はすくい面6内にあり、図2の平面図に示すように微細な凹凸曲線になっている。切削工具1を旋盤に取り付けた状態ではその微細な凹凸曲線状の切刃稜9は水平面内に位置するため、図8に示すようにして円筒ドラム(ワーク)33の外面を切削した場合には、図2の平面図に示す微細な凹凸曲線が円筒ドラム33に転写されて表面に凹凸条痕が形成される。円筒ドラム33の長手方向全域に渡って凹凸条痕を形成するには、円筒ドラム33が1回転する間に切削工具1を条痕ピッチの整数倍だけ横移動させる。こうすることにより円筒ドラム33の外表面全体に微細な凹凸条痕を螺旋状に形成することができる。
次に、刃先チップ3の逃げ面7に側面から見て凹状アールのついた微細な凹凸状条痕8を形成する方法について説明する。その方法は、円筒ドラムの外表面に切削工具1により凹凸条痕を形成するのと逆の方法である。即ち、図5に示すように外表面に凹凸条痕10を形成した鋳物又はダイヤモンド製の研磨円筒11を回転させ、その表面に平面研磨した刃先チップ3の逃げ面7を押し付けて微細な凹凸状条痕8を形成させる。
研磨円筒11は、例えば旋盤のような回転駆動装置に取り付けて水平軸回りに回転させる。刃先チップ3を固着したシャンク2は上下、前後移動可能な送り装置(図示せず。)に固定し、すくい面6を研磨円筒11の水平回転軸に対して心高位置に保って前進させ、逃げ面7を研磨円筒11の表面に押し付ける。その際、両者が接触する部分には所定の粒径を有するダイヤモンドパウダーとオリーブ油を混合した研磨剤を事前に塗り付けておく。これにより刃先チップ3の逃げ面7には、図1に示したような側面から見て凹状アールのついた微細な凹凸状条痕8が形成される。刃先チップ3のすくい面6の鏡面仕上げは、凹凸状条痕8の形成前に行なってもよいし、形成後に行なってもよい。
以上説明したような形状を有する本実施形態の切削工具1は、円筒ドラムの表面研削に使用することでその外表面に規則正しい微細な凹凸条痕を形成させることができる。円筒ドラムがレーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に使用されるアルミ製円筒ドラムである場合、切削工具1により外表面に形成された凹凸条痕は、感光膜の付着性を向上させ、レーザー光照射の際の干渉縞(モアレ)の発生を防止させる効果を奏する。
また、刃先チップ3の逃げ面7の凹凸状条痕8を側面から見て凹状にアールをつけて形成したことは次のような効果を奏する。即ち、図4に示すように刃先角βを同じにした平面状逃げ面を持つ従来の切削工具と比べた場合、従来の切削工具では逃げ面が切刃稜9とB点とを含む平面になるのに対し、本実施形態の切削工具1では切刃稜9と刃先チップ3の下面先端C点とを含む凹状にアールのついた曲面となる。C点と切刃稜9との間の水平距離Laは、B点と切刃稜9との間の水平距離Lbより小さくなる。このため刃先角βが同じの場合には、本実施形態の切削工具1の方が刃先チップ先端部に加わる切削抵抗による曲げモーメントに抗し易い。その結果として先端部に欠損が生じにくくなる。また、逃げ面を切刃稜9とC点とを含む平面にした場合に比べると、本実施形態の切削工具1は逃げ面7が凹状曲面になっているため、切削の際に切刃稜9が円筒ドラムの回転中心より心高になった場合でも逃げ面7が円筒ドラムの表面に接触する腹こすりが生じにくい利点を有する。
(変形実施形態)
(その1)前記切削工具1では刃先チップ3の凹状アールをつけた逃げ面7に凹凸状条痕8を形成したが、凹凸状条痕8のない曲面のままでもよい。このような構成としても逃げ面7が凹状アールとなっているため前記切削工具1の場合と同じ理由により、刃先チップ3の先端部に欠損が生じにくくなる。また、逃げ面を切刃稜9とC点とを含む平面にした場合に比べると、切削の際に切刃稜9が円筒ドラムの回転中心より心高になった場合でも逃げ面7が円筒ドラムの表面に接触する腹こすりが生じにくい利点を有する。
(その2)図6は、前記切削工具1の変形実施形態である切削工具1aの先端部の拡大側面図である。この切削工具1aは、切削工具1における刃先チップ3の切刃稜9に近い部分に微小幅の傾斜面による面取り15を施したものである。このような面取り15を施すことは、切刃稜9の欠けを防止する効果を奏する。また、切刃稜9が摩耗した場合に再び同じ角度で面取りを施すことで切刃稜9の鋭利さを回復させることができる。このような面取りは、逃げ面7を凹凸状条痕8のない曲面に仕上げた切削工具に施してもよい。
(その3)
前記実施形態では、外表面に凹凸条痕10を形成した鋳物又はダイヤモンド製の研磨円筒11を回転させ、その表面に平面研磨した刃先チップ3の逃げ面7を押し付けて微細な凹凸状条痕8を形成させる方法を説明した。このように平面研磨した逃げ面7をいきなり凹凸状条痕8のついた凹状アール面に研磨する代わりに、第1段階として平面を凹状アール面に研磨し、第2段階でその凹状アール面に凹凸条痕10を形成してもよい。図7はその方法を説明する図で、研磨円筒としては凹凸条痕10を形成した外表面と、形成されていない外表面13を持つ研磨円筒12を使用する。その研磨円筒12を回転させ、最初に図中の(A)の位置にて平面研磨した逃げ面7を凹凸条痕10の形成されていない外表面13に押し付けて凹状アール面に研磨する。その後、図中の(B)の位置に移して凹状アール面となった逃げ面7を凹凸条痕10の形成された外表面部分に押し付けて凹凸状条痕8を形成する。この方法の方が研磨円筒12の凹凸条痕10の磨耗を少なくすることができる。
本発明に係る切削工具1の先端部の斜視図である。 切削工具1の先端部のすくい面を表わす平面図である。 切削工具1の先端部の側面図である。 切削工具1の先端部の拡大側面図である。 逃げ面7に凹凸状条痕8を形成する方法の説明図である。 切削工具1の変形実施形態である。 図5の方法の変形実施形態である。 従来の旋盤用切削工具30の先端部の形状説明図である。
符号の説明
図面中、1は切削工具、2はシャンク、3は刃先チップ、6はすくい面、7は逃げ面、8は凹凸状条痕、9は切刃稜、10は条痕、11、12は研磨円筒、15は面取り、33はワーク(円筒状ドラム)を示す。

Claims (5)

  1. ワークを切削する刃先チップ(3)と該刃先チップを保持するシャンク(2)とからなり、前記刃先チップのすくい面(6)と逃げ面(7)との交差部にワークを切削する切刃稜(9)を形成した切削工具であって、
    前記すくい面は研削痕のない状態に研磨されており、前記逃げ面は側面から見て凹状にアールをつけて形成され、その表面に微細な凹凸状条痕(8)を前記切刃稜から略直角方向に複数本、平行に設けて前記切刃稜を凹凸曲線状にしてあることを特徴とする切削工具。
  2. ワークを切削する刃先チップ(3)と該刃先チップを保持するシャンク(2)とからなり、前記刃先チップのすくい面(6)と逃げ面(7)との交差部にワークを切削する切刃稜(9)を形成した切削工具であって、
    前記すくい面は研削痕のない状態に研磨されており、前記逃げ面は側面から見て凹状にアールのついた曲面に形成してあることを特徴とする切削工具。
  3. 請求項1又は2に記載の切削工具において、前記切刃稜部分に微小幅の傾斜面による研削痕のない状態の面取り(15)を施したことを特徴とする切削工具。
  4. 請求項1に記載の切削工具の製造方法であって、円筒状外周面に周方向には同一径で軸方向には微細な凹凸状となる多数の条痕(10)を形成した研磨円筒(11)を回転させてその表面に平面に研削した前記逃げ面(7)を押し当て、該逃げ面を側面から見ると凹状のアール面で、その表面に微細な凹凸状条痕(8)を複数本有する面に研磨する工程を含むことを特徴とする切削工具の製造方法。
  5. 請求項1に記載の切削工具の製造方法であって、平滑な外表面を持つ研磨円筒(12)を回転させてその表面に平面に研削した前記逃げ面(7)を押し当て、該逃げ面を側面から見て凹状のアール曲面に研磨する工程と、円筒状外周面に周方向には同一径で軸方向には微細な凹凸状となる多数の条痕(10)を形成した研磨円筒(11)を回転させてその表面に前記凹状のアール曲面となった逃げ面を押し当て、該逃げ面を側面から見ると凹状のアール面で、その表面に微細な凹凸状条痕(8)を複数本有する面に研磨する工程とを含むことを特徴とする切削工具の製造方法。
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