JP2010183827A - 充電ステーション - Google Patents

Abstract

【課題】 充電ステーションを提供する。
【解決手段】 本発明は、手持形機器が接触装置を備えている、蓄電池駆動の手持形機器、特に懐中電灯のための充電用接触装置を有する充電ステーションに関する。これから出発して、本発明の課題は公知の充電装置の欠点がなく、特に手持形機器の視覚的に訴える接触方法を生じ、さらに充電ステーションからの手持形機器の迅速な取り外しを可能にする充電装置を提供することである。この課題は、手持形機器の少なくとも一部が強磁性材料を有し、充電用接触装置１１が磁石１２を備え、充電ステーションの充電用接触装置１１と手持形機器１１２の接触装置１１１が対応して当接１２１可能であるように、この磁石が強磁性材料に作用連結可能であることによって解決される。
【選択図】 図１ｃ

Description

本発明は、手持形機器が接触装置を備えている、蓄電池駆動の手持形機器、特に懐中電灯のための充電用接触装置を有する充電ステーションに関する。

この種の充電ステーションは例えば特許文献１によって知られている。この文献には、充電可能な電気的な手持形機器のための充電ステーションが開示されている。この充電ステーションは手持形機器を差し込んだり掛けることができる手持形機器用のホルダーと、電気的な接点によってホルダー内に配置された手持形機器に導電的に接続されている電源ユニットプラグとを備えている。手持形機器はホルダーに差し込んだり掛ける方向に対して（縦軸線に沿って）異なる角度位置に固定可能である。この角度位置に電気的な接点が付設されている。

公知の多数の充電ステーションの場合、然るべき手持形機器の充電のために、プラグを手持形機器に差し込まなければならないかまたはその逆に手持形機器をプラグに嵌め込まなければならない。換言すると、慣用の充電装置は常に少なくとも１個のプラグと、それに対応するソケットを備えている。現在知られている充電装置を例示すると、携帯電話、ノートブックパソコンまたはデジタルカメラの充電装置である。

手持形機器は通常プラグを挿入する開口を備えているので、この開口が時間の経過と共に汚れて異物によって閉塞され、その結果、蓄電池の再充電が困難になるという危険があり、不利である。さらに、充電用開口が視覚的にきわめて確認されにくい。

公知の充電装置の他の欠点は、特に、充電ステーションからできるだけ迅速に取り出さなければならない手持形機器の場合に生じる。例えば警察署または消防署にある懐中電灯等は、警報発令時に充電ステーションから迅速に取り出し可能でなければならない。この場合、現在使用されているような差し込み継手は簡単に損傷し得る。

独国実用新案第２９７２１０１５Ｕ１号明細書

本発明の課題は、上述の欠点のない充電装置を提供することである。特に、手持形機器の視覚的に訴える接触方法を生じ、さらに充電ステーションからの手持形機器の迅速な取り外しを可能にする充電装置を提供すべきである。

この課題は請求項１の充電ステーションによって解決される。この場合、手持形機器の少なくとも一部が強磁性材料を有し、充電用接触装置が磁石を備え、充電ステーションの充電用接触装置と手持形機器の接触装置が対応して当接可能であるように、磁石が強磁性材料に作用連結可能である。磁石によって、充電装置と手持形機器の対応する接点が当接させられる。この場合、磁力は持続的で容易に分離可能な接続をもたらす。従って、手持形機器の接点を機器の表面に合わせることができる。これは視覚的に申し分のない結果をもたらす。手持形機器と充電装置が充電過程の間差し込み継手によって連結されないで、面で積み重ねられるだけであることにより、手持形機器の迅速な取り外しが可能である。特に警官や消防士は本発明の充電装置によって、充電過程の間素早く取り出すことができるように、懐中電灯等を保管することができる。さらに、要求された充電方法によって、非接触式に機能する公知の充電システムよりも高い効率が達成される。この公知の充電システムの場合、例えば誘導接点が使用される。

従属請求項並びに次の記載において、本発明の有利な実施形態を説明する。

有利な実施形態では、充電装置がほぼ中央に配置された穴を有するリング状の磁石を備えており、それによって充電用接点の相互のセンタリングが容易になる。好ましくは、充電用接触装置が２個の電気的な充電用接点、すなわち充電用接触リングとして磁石を取り囲む充電用接点と、充電用接触ピンとして形成されかつ磁石の穴を通って案内された充電用接点とを備え、両充電用接点が磁石の平面から突出している。充電用接点の回転対称の形成に基づいて、手持形機器を多数の位置に取り付け可能である。これは装置の取り扱い操作性を改善する。

磁石が中央に配置された穴を有することにより、手持形機器の位置決めに関して、他の利点が生じる。というのは、手持形機器の接触装置が有利な方法で、充電用接触ピンに対応する接触ピンと、この接触ピンを取り囲む接触リングを備えているからであり、好ましくはこの接触ピンは強磁性材料からなり、接触リングは常磁性材料、好ましくはアルミニウムからなっている。両接点が当接すると、接触ピンは磁石によって引きつけられる。回転対称の有利な形成に基づいて、接触ピンは充電用接触ピンに自動的に当接させられる。それによって、手持形機器を充電状態にすることがきわめて容易になる。

他の有利な実施形態では、充電用接触ピンが常磁性材料からなり、充電用接触ピンの上端に強磁性のディスクが配置され、このディスクの少なくとも一部が磁石に作用連結されている。充電用接触ピンと磁石との間に絶縁要素が設けられていると有利である。この絶縁要素は充電過程の際に短絡を回避する。手持形機器が充電装置に接続されていなければ、強磁性ディスクは絶縁要素上に押しつけられるように磁石によって引きつけられる。手持形機器が充電装置に連結されるや否や、充電用接触ピンが磁石内に簡単に押し込まれるので、ディスクは絶縁要素から持ち上げられる。それにもかかわらず、磁気的な引きつけ力に基づいて、充電用接触ピンが手持形機器の接触ピンに押しつけられるので、小さなショック時にも、中断しない充電過程が保証される。

装置を汚れ等から保護するために、充電用接点と磁石は１個のハウジング内に配置されている。

特に懐中電灯の場合には、懐中電灯を操作することができる押しボタンを端側に配置することが一般的である。本発明の特別な実施形態では、接触装置が押しボタン内に配置されている。特に懐中電灯の保管に関して、この配置は有利である。さらに、押しボタンは一般的に球状に形成されている。これは、充電装置内における懐中電灯の持続的な配向に関して有利である。接触装置を一体化した押しボタンの操作時に短絡が生じないようにするために、さらに少なくとも１個の阻止ダイオードが懐中電灯の電源回路内に設けられている。

有利な実施形態では、充電ステーションがホルダーに配置され、このホルダーが好ましくは壁等に固定可能であり、それによって手持形機器が常に同じ個所に保管されかつ充電可能である。これは消防署や警察署の中心業務において有利である。

次に、本発明の具体的な実施形態を図に基づいて説明する。図は手持形機器としての例外のない懐中電灯を示している。この場合、本発明はこの懐中電灯に限定されない。他の手持形機器は例えば携帯電話またはカメラである。

充電用接触装置を示す。 手持形機器の接触装置を示す。 手持形機器の充電状態を示す。 充電装置の具体的な実施形態を示す。 ホルダーの具体的な実施形態を示す。 充電装置とそれに配置された懐中電灯を備えたホルダーの具体的な実施形態を示す。

本発明に係る充電ステーションの重要な要素は接触装置である。充電用接触装置１１はリング状の磁石１２を備え、この磁石は中央に配置された穴１３を有する。磁石１２は充電用接触リング１４を備え、この充電用接触リングは下面に傾斜した面１５を有する。常磁性の充電用接触ピン１６が穴１３を通って案内されている。充電用接触ピンはその上端に、強磁性のディスク１７を有し、このディスクの半径は磁石１２の穴１３の半径よりも大きい。短絡を回避するために、充電用接点１４、１６と磁石１２との間には絶縁要素１８が設けられている。充電用接点は勿論、電源１９に接続されている。

手持形機器１１２の接触装置１１１は充電用接触装置１１に対応して形成され、中央配置の接触ピン１１３と、この接触ピンを取り囲む接触リング１１４を備えている。接触装置１１１の場合にも、特に接触ピン１１３と接触リング１１４との間の短絡を回避するために、絶縁要素１１５、１１６が設けられている。

図示した実施形態では、接触装置１１１が押しボタン１１７に一体化されている。押しボタン１１７の操作時または充電装置の外での保管時に、接点１１３、１１４を介して短絡が生じないようにするために、手持形機器の電源回路内に、阻止ダイオード１１８が配置されている。

充電状態（図１ｃ）では、充電用接触装置１１と接触装置１１１が当接１２１しているので、蓄電池１２２が充電される。充電用接触ピン１６がある寸法だけ上方へ移動しているので、絶縁要素１８と強磁性のディスク１７との間に、間隔１２３が生じることがはっきりとわかる。磁石１２の磁力によって、充電用接触ピン１６の強磁性のディスク１７が矢印方向１２４に接触ピン１１３に押しつけられるので、小さなショックの場合でも接触は中断されない。

図２ａには、充電ステーション２１の具体的な実施形態が示してある。この充電ステーションは電力供給網プラグ２２に接続され、かつ懐中電灯２３の接触装置に接続されている。充電ステーション２１はホルダー２４（図２ｂ）に固定可能である。このホルダーは例えば壁にねじ止め可能である。図２ｃには、充電状態で垂直配置のホルダー２４に保持された懐中電灯２３が例示してある。特にこのようなホルダーは上記の理由から、消防署や警察署の懐中電灯ホルダーとして有利である。

１１ 充電用接触装置
１２ 磁石
１３ 穴
１４ 充電用リング接点
１６ 充電用接触ピン
１７ 強磁性のディスク
２３ 懐中電灯
２４ ホルダー
１１１ 接触装置
１１２ 手持形機器
１１３ 接触ピン
１１４ 接触リング
１１５ 絶縁材料
１１７ 運転可能な押しボタン
１１８ 阻止ダイオード
１２１ 当接

Claims (10)

1. 手持形機器（１１２）が接触装置（１１１）を備えている、蓄電池駆動の手持形機器（１１２）、特に懐中電灯（２３）のための充電用接触装置（１１）を有する充電ステーションにおいて、手持形機器の少なくとも一部が強磁性材料を有し、充電用接触装置（１１）が磁石（１２）を備え、充電ステーションの充電用接触装置（１１）と手持形機器（１１２）の接触装置（１１１）が対応して当接（１２１）可能であるように、前記磁石が強磁性材料に作用連結可能であることを特徴とする充電ステーション。
2. 充電ステーションがほぼ中央に配置された穴（１３）を有するリング状の磁石（１２）を備えていることを特徴とする請求項１に記載の充電ステーション。
3. 充電用接触装置（１１）が２個の電気的な充電用接点、すなわち充電用リング接点（１４）として磁石（１２）を取り囲む充電用接点と、充電用接触ピン（１６）として形成されかつ磁石（１２）の穴（１３）を通って案内された充電用接点とを備え、両充電用接点が磁石（１２）の平面から突出していることを特徴とする請求項１または２に記載の充電ステーション。
4. 充電用接触ピン（１６）が常磁性材料からなり、充電用接触ピン（１６）の上端に強磁性のディスク（１７）が配置され、このディスクの少なくとも一部が磁石（１２）に作用連結されていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか一項に記載の充電ステーション。
5. 充電用接点と磁石（１２）が１個のハウジング内に配置されていることを特徴とする請求項１〜４のいずれか一項に記載の充電ステーション。
6. 手持形機器（１１２）の接触装置（１１１）が充電用接触ピン（１６）に対応する接触ピン（１１３）と、この接触ピン（１１３）を取り囲む接触リング（１１４）を備え、接触ピン（１１３）と接触リング（１１４）との間に絶縁材料（１１５）が配置されていることを特徴とする請求項１〜５のいずれか一項に記載の充電ステーション。
7. 接触ピン（１１３）が強磁性材料からなり、接触リング（１１４）が常磁性材料、好ましくはアルミニウムからなっていることを特徴とする請求項１〜６のいずれか一項に記載の充電ステーション。
8. 接触装置（１１１）が手持形機器（１１２）を運転可能な押しボタン（１１７）内に配置されていることを特徴とする請求項１〜７のいずれか一項に記載の充電ステーション。
9. 充電ステーションがホルダー（２４）に配置され、このホルダーが好ましくは壁等に固定可能であり、それによって手持形機器（１１２）が常に同じ個所で保管されかつ充電されることを特徴とする請求項１〜８のいずれか一項に記載の充電ステーション。
10. 手持形機器（１１２）の電源回路内に阻止ダイオード（１１８）が配置されていることを特徴とする請求項１〜９のいずれか一項に記載の充電ステーション。

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